JPH07862A - 遠心分離機 - Google Patents

遠心分離機

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Publication number
JPH07862A
JPH07862A JP5141665A JP14166593A JPH07862A JP H07862 A JPH07862 A JP H07862A JP 5141665 A JP5141665 A JP 5141665A JP 14166593 A JP14166593 A JP 14166593A JP H07862 A JPH07862 A JP H07862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
scraping
sludge
bucket
removal
Prior art date
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Pending
Application number
JP5141665A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Kitajima
道男 北島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Priority to JP5141665A priority Critical patent/JPH07862A/ja
Publication of JPH07862A publication Critical patent/JPH07862A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 遠心分離機の汚泥除去装置の経済性を改善す
ることが可能な技術を提供する。 【構成】 従来、除去板として一体に構成されていた掻
取刃2aと排除部とを別体とし、両側面に掻取刃2aを
形成した掻取板2と下部に排除部1aを形成した排除板
1とで、汚泥除去装置の除去部を形成する。 【効果】 掻取板の両側面に掻取刃を形成した両刃とな
っているので、掻取板の向きを変えて両方の刃を使用す
ることによって、掻取板の交換までに要する耐用期間を
略2倍にすることが可能となり、また、摩耗の激しい掻
取板のみを交換し、除去板は継続して使用することがで
きるので経済的である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心分離機に関し、特
に、遠心分離機の汚泥除去に適用して有効な技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程では、研磨作業に
よって発生した粉末状の研磨屑及び研磨剤が洗浄水に混
入した廃液が発生する。この廃液を処理する際に、水と
汚泥とに分離する必要があり、そのために遠心分離機が
使用されている。このような遠心分離機では、円筒状の
バケットを高速で回転させ、バケット内に注入する廃液
を遠心力によって分離し、比重の大きな汚泥をバケット
の内周面に集積し、汚泥が分離した後の廃液である排水
をバケットの底部開口から水槽へと排出する。分離が終
了するとバケットの内周面には汚泥が付着した状態とな
っており、この汚泥をバケットの内周面から掻き取るた
めの掻取刃と掻き取った汚泥をバケット外部に排除する
ための排除部とを備えた汚泥除去装置が遠心分離機には
設けられている。
【0003】遠心分離機の汚泥の除去は、バケット内周
面に付着した汚泥に汚泥除去装置の掻取刃を押圧した状
態にて、バケットを低速で回転させて行う。この種の従
来の汚泥除去装置において汚泥除去部は、除去板のバケ
ット内周面に接近する一側面を鋭角に形成し掻取刃と
し、除去板の下部他側面をバケット底周縁に沿って張出
させて排除部を形成し、内周面に付着した汚泥に掻取刃
を押圧してバケットを回転させることによって汚泥を掻
き取り、掻取刃によって掻き取られ底周縁に堆積した汚
泥を排除部によってバケット中央に移動させ、バケット
中央の孔から外部に除去する構成である。すなわち、掻
取刃と排除部とは、除去板に一体となって形成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような汚泥除去装
置の掻取が不充分であった場合には、内周面に汚泥が残
存しバケットの回転バランスが崩れ、高速回転時に異常
振動が発生し、遠心分離機の故障・破損が生じる。それ
を防止するために、掻取刃は、バケットの内周面に付着
した汚泥を充分に掻き取ることが要求され、内周面にで
きるだけ密着させる必要がある。しかしながらその一方
では、バケットの内周面を傷つけないことも要求されて
いる。そのため、掻取刃はその形状に対する要求が厳し
く、高い加工精度が要求され、しかも特殊な材質を用い
ているため、加工に時間がかかり価格も高価である。ま
た、掻取刃は、研磨剤を含んだ汚泥を掻き取るために摩
耗が激しく、定期的に取り替える必要があるので、分離
作業に要する費用が、掻取刃の費用によって高額になる
という問題がある。
【0005】また、掻取刃に対して排除部は、掻き取ら
れて周縁部に落下し堆積した汚泥を排除するだけであ
り、形状・材質に関する要求も掻取刃ほど厳しいもので
はなく、使用による摩耗もほとんどない。しかしなが
ら、排除部は、充分使用に耐える状態であっても、掻取
刃と一体に構成されているために除去板の交換によって
一緒に更新されることとなり、不必要な交換をすること
となる。
【0006】本発明の目的は、遠心分離機の汚泥除去装
置の経済性を改善することが可能な技術を提供すること
にある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0009】従来、除去板として一体に構成されていた
掻取刃と排除部とを別体とし、両側面に掻取刃を形成し
た掻取板と下部に排除部を形成した排除板とで、汚泥除
去装置の除去部を形成する。
【0010】
【作用】上述した手段によれば、掻取板の両側面に掻取
刃を形成した両刃となっているので、掻取板の向きを変
えて両方の刃を使用することによって、掻取板の交換ま
でに要する耐用期間を略2倍にすることが可能となり、
また、摩耗の激しい掻取板のみを交換し、除去板は継続
して使用することができるので経済的である。
【0011】以下、本発明の構成について、実施例とと
もに説明する。
【0012】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0013】
【実施例】図1に示すのは本発明の一実施例である汚泥
除去装置の汚泥除去部を示す斜視図、図2に示すのは図
1中A−A線に沿った横断面図である。
【0014】本実施例の汚泥除去部は、排除板1と掻取
板2とを別体として構成する。排除板1と掻取板2と
は、支持板3に取り付けてボルト4によって一体に固着
する。支持板3は、支柱5を介して支持軸6に固定す
る。排除板1及び掻取板2は、支持軸6の回動によって
支持軸6を中心として揺動し、排除板1及び掻取板2が
バケットの内周面に接近或いは離隔する。
【0015】排除板1は、その下部を排除部1aとして
張出させたL字状の板体で排除部1aの下辺をバケット
の底面内周縁に近接させる。掻取板2は、ステンレス製
の矩形の板体であり、両側端を鋭角にした断面台形に形
成し両側面を掻取刃2aとしている。支持板3は、支持
軸6に環装し、かつ支持軸6に固着する支柱5と一体に
形成する。
【0016】図3に示すのは、図2に相当する従来の汚
泥除去部を示す横断面図である。汚泥除去部は、一側面
を掻取刃7aとし、他側面の下部を排除部7bとして張
出させた除去板7にて一体に形成されている。
【0017】図4に示すのは、本実施例である遠心分離
機の全体を示す縦断面図であり、図5は図4中B−B線
に沿った横断面図である。なお、図5では汚泥除去装置
とバケットのみを表し、他を省略する。
【0018】図中、8はケーシング、9はバケットであ
る。ケーシング8は、上下に分離可能な中空筒状体であ
り、内部にバケット9を収容する。ケーシング8には、
バケット9を支持する主軸11を軸支する軸受10を設
けてある。ケーシング8の底部は、排水及び汚泥の排出
のために開口し排出口12を取り付けてある。
【0019】バケット9は周面円筒状で底部に環状の内
周縁9aを備えている。主軸11の一端にバケット9を
固定し他端には動力装置(図示せず)を接続する。この
動力装置によって、主軸11を介してバケット9を回転
させる。バケット9の内周縁9aによって分離途中の廃
液がバケット9から流下するのを防止する。
【0020】廃液管13は、ケーシング8の側面を貫通
し、バケット9の底面の孔からバケット9内に突出し、
廃液を吹き付けるためのノズル14をバケット9の内周
面9bに向けて開口している。
【0021】汚泥除去装置は、ケーシング8の底部にシ
リンダ15内の圧力を制御することによって、シリンダ
内のピストン(図示せず)を操作し、ロッド16及びア
ーム17を介して支持軸6を回動させて、内周面9bに
対する掻取刃2aの離隔或いは付勢を行う。
【0022】排出口12の下には受け皿装置18を設
け、受け皿装置18は、枠体19に設けたレール20に
水受け板21を往復動可能に支持し、シリンダ22内の
圧力を制御することによって、シリンダ22内のピスト
ン(図示せず)を操作し、ロッド23を介して水受け板
21を移動させて、排水時と汚泥排出時とで排出経路の
選別を行う。
【0023】次に、本実施例の遠心分離機による廃液の
分離を説明する。
【0024】遠心分離機で廃液の処理を行うには、掻取
刃2aをシリンダ15によってバケット9の内周面9b
から離隔し、バケット9を高速回転させた状態で、廃液
をノズル14からバケット9の内周面9bに吹き付け
る。吹き付けられた廃液は遠心力によって内周面9bに
押しつけられながら比重の差によって排水と汚泥に分離
する。この状態で回転を止めると分離した水はバケット
9底部の開口から流出し、排出口12から水受け板21
に流下し集水器24から配管(図示せず)によって外部
の水槽に導かれる。
【0025】排水の流出後も汚泥はバケット9の内周面
9bに固着しており、これを掻き取るために、シリンダ
15によって汚泥除去部をバケット9の内周面9bに押
圧した状態でバケット9を低速回転させる。汚泥は、バ
ケット9の回転によって掻取刃2aに掻き取られて落下
し、バケット9の内周縁9aに堆積する。この堆積した
汚泥は、バケット9の回転に連れて排除板1によって集
積され、排除板1に沿って、バケット9の中心方向に移
動し、やがてバケット9底部の開口から落下する。汚泥
の排出時には、水受け板21は、シリンダ22内のピス
トン操作によって、図4中破線で示す位置まで右方に移
動させてあるので、落下した汚泥は排出口12の直下に
設置された汚泥収納箱25に蓄積される。
【0026】本実施例の遠心分離機の掻取刃2aが摩耗
した場合には、ケーシング8を上下に分離しケーシング
8の上部とバケット9とを取外し、汚泥除去装置から排
除板1と掻取板2を取外す。本実施例の掻取板2は両側
面に掻取刃2aを形成してあるので、掻取板2の上下を
入れ替えるように回転させて掻取板2の向きを変えるこ
とによって、再度使用することができる。排除板1は摩
耗が少なく通常は交換の必要がないのでそのまま使用
し、排除板1と掻取板2とを支持板3に取り付けて、バ
ケット9を収容しケーシング8組み立てて、運転を再開
することが可能となる。
【0027】本実施例では掻取板2を断面台形状に形成
し、掻取刃2aを線対称の形に構成したが、掻取刃を点
対称の形に構成し、掻取板を断面平行四辺形形状に形成
することも可能である。この場合には掻取板の表裏を入
れ替えるように回転させて掻取刃の向きを変えてやれば
よい。
【0028】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0029】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0030】(1)本発明によれば、一枚の掻取板の両
側に刃を形成するので掻取板の耐用期間が略2倍になる
という効果がある。
【0031】(2)本発明によれば、一枚の掻取板の両
側に刃を形成するので、片側の刃が摩耗した際の作業で
は、新たな掻取板或いは使用した掻取板を運搬する必要
がないので、作業を迅速・容易に行うことが可能になる
という効果がある。
【0032】(3)本発明によれば、摩耗の少ない排除
板を連続使用するので経済性に優れているという効果が
ある。
【0033】(4)上記(1),(2),(3)によ
り、遠心分離機に要する経費を低減することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である遠心分離機の汚泥除
去部を示す斜視図、
【図2】 図1中、A−A線に沿った横断面図、
【図3】 従来の汚泥除去部を示す横断面図、
【図4】 本発明の一実施例である遠心分離機の全体を
示す縦断面図、
【図5】 図4中、B−B線に沿った横断面図である。
【符号の説明】
1…排除板、1a…排除部、2…掻取板、2a…掻取
刃、3…支持板、4…ボルト、5…支柱、6…支持軸、
7…除去板、7a…掻取刃、7b…排除部、8…ケーシ
ング、9…バケット、9a…内周縁、9b…内周面、1
0…軸受、11…主軸、12…排出口、13…廃液管、
14…ノズル、15,22…シリンダ、16,23…ロ
ッド、17…アーム、18…受け皿装置、19…枠体、
20…レール、21…水受け板、24…集水器、25…
汚泥収納箱。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケット内に収容した廃液を汚泥と排水
    とに遠心分離し、分離によってバケットの内周面に付着
    した汚泥を掻き取るための掻取刃と掻き取った汚泥を排
    除する排除部とを備えた汚泥除去装置を有する遠心分離
    機において、掻取刃を備えた掻取板と排除部を構成する
    排除板とを別体で分離可能に構成したことを特徴とする
    遠心分離機。
  2. 【請求項2】 前記掻取板を、その両側面に掻取刃を対
    称形に配置した両刃に形成したことを特徴とする請求項
    1に記載の遠心分離機。
JP5141665A 1993-06-14 1993-06-14 遠心分離機 Pending JPH07862A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5141665A JPH07862A (ja) 1993-06-14 1993-06-14 遠心分離機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5141665A JPH07862A (ja) 1993-06-14 1993-06-14 遠心分離機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07862A true JPH07862A (ja) 1995-01-06

Family

ID=15297336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5141665A Pending JPH07862A (ja) 1993-06-14 1993-06-14 遠心分離機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07862A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7033311B2 (en) * 2001-10-06 2006-04-25 Guntram Krettek Cleaning device for drum centrifuge
WO2011026473A1 (de) * 2009-09-02 2011-03-10 Guntram Krettek Verfahren und vorrichtung zur wiederaufbereitung von verbrauchten bearbeitungsslurries
JP2011132624A (ja) * 2009-12-23 2011-07-07 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 製紙過程で出たスカムの脱水方法

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