JPH078323Y2 - オートマチックシートベルトの駆動装置 - Google Patents
オートマチックシートベルトの駆動装置Info
- Publication number
- JPH078323Y2 JPH078323Y2 JP11156288U JP11156288U JPH078323Y2 JP H078323 Y2 JPH078323 Y2 JP H078323Y2 JP 11156288 U JP11156288 U JP 11156288U JP 11156288 U JP11156288 U JP 11156288U JP H078323 Y2 JPH078323 Y2 JP H078323Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- wire rope
- seat belt
- terminal fitting
- spiral groove
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、オートマチックシートベルトシステム、特に
パッシブ二点オートマチックタイプの駆動装置における
ワイヤーロープとモーターの出力軸に固定されるプーリ
ーとの結合構造に関する。
パッシブ二点オートマチックタイプの駆動装置における
ワイヤーロープとモーターの出力軸に固定されるプーリ
ーとの結合構造に関する。
〈従来の技術〉 オートマチックシートベルトシステムの一例を第10図に
て説明する。シートのインナー側に取付けられたリトラ
クターからベルト1が伸び出てエマージェンシーリリー
ズバックル(ERB)2を介して移動アンカー5はシート
のアウター側7のルーフサイド6に取付けられた案内部
材4に沿って移動可能である。移動アンカー5はチュー
ブ内に伸びたワイヤーロープと連結され、このワイヤー
ロープは巻取装置においてモーター3により巻き取られ
る。モーター3を有する巻取装置内にはモーター3によ
り時計方向又は反時計方向に回転可能なプーリーが設け
られ、プーリーから出たチューブ内を挿通するワイヤー
ロープが移動可能に設けられ移動アンカー5の駆動部材
として働く。
て説明する。シートのインナー側に取付けられたリトラ
クターからベルト1が伸び出てエマージェンシーリリー
ズバックル(ERB)2を介して移動アンカー5はシート
のアウター側7のルーフサイド6に取付けられた案内部
材4に沿って移動可能である。移動アンカー5はチュー
ブ内に伸びたワイヤーロープと連結され、このワイヤー
ロープは巻取装置においてモーター3により巻き取られ
る。モーター3を有する巻取装置内にはモーター3によ
り時計方向又は反時計方向に回転可能なプーリーが設け
られ、プーリーから出たチューブ内を挿通するワイヤー
ロープが移動可能に設けられ移動アンカー5の駆動部材
として働く。
従来、この種のシステムにおいてワイヤーロープとプー
リーとの結合は、ワイヤーロープ先端に設けられた端末
金具をプーリーに取付けることにより行なわれ、ワイヤ
ーロープを巻き取ったり押し出したりする渦巻溝側(プ
ーリー下面側)にてその取付けがなされていた。
リーとの結合は、ワイヤーロープ先端に設けられた端末
金具をプーリーに取付けることにより行なわれ、ワイヤ
ーロープを巻き取ったり押し出したりする渦巻溝側(プ
ーリー下面側)にてその取付けがなされていた。
〈本考案が解決しようとする課題〉 このために、プーリー下面側、即ち渦巻溝からはみ出し
て外側にワイヤーロープが飛び出した場合、金属同志の
接触によりすり音が発生していた。またプーリー上面で
取付けを行うとすると、先のようなすり音を防ぐことが
できるが、駆動部の厚みがプーリーの厚さに加え端末金
具の厚さとなってしまい、全体として大型化してしまう
という欠点があった。
て外側にワイヤーロープが飛び出した場合、金属同志の
接触によりすり音が発生していた。またプーリー上面で
取付けを行うとすると、先のようなすり音を防ぐことが
できるが、駆動部の厚みがプーリーの厚さに加え端末金
具の厚さとなってしまい、全体として大型化してしまう
という欠点があった。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上述の問題点に鑑み、なされたものであり、ワ
イヤーロープと駆動部材との金属接触をなくし、駆動部
の厚みを薄くすることを目的とする。
イヤーロープと駆動部材との金属接触をなくし、駆動部
の厚みを薄くすることを目的とする。
この目的を達成するために、本考案はオートマチックシ
ートベルトの駆動装置のプーリーにおいて、反渦巻溝側
を開口とし、渦巻溝側を閉塞した凹部をプーリーに設
け、シートベルトの駆動部材であるワイヤーロープの先
端に設けられた端末金具を該凹部内に収め、プーリーの
反渦巻溝側よりカバーを取付けるという手段を施してい
る。
ートベルトの駆動装置のプーリーにおいて、反渦巻溝側
を開口とし、渦巻溝側を閉塞した凹部をプーリーに設
け、シートベルトの駆動部材であるワイヤーロープの先
端に設けられた端末金具を該凹部内に収め、プーリーの
反渦巻溝側よりカバーを取付けるという手段を施してい
る。
〈作用〉 上述の如く反渦巻溝側を開口とし、渦巻溝側を閉塞した
凹部をプーリーに設け、駆動部材の先端の端末金具を該
凹部に収め、プーリーの反渦巻溝側よりカバーを取付け
たので、駆動部材の端末金具が飛び出すことがなく、プ
ーリーの厚み内にワイヤーロープ及び端末金具を収容す
ることができる。このため、金属のすり音の発生を防止
できると共に駆動部材も軽くできる。
凹部をプーリーに設け、駆動部材の先端の端末金具を該
凹部に収め、プーリーの反渦巻溝側よりカバーを取付け
たので、駆動部材の端末金具が飛び出すことがなく、プ
ーリーの厚み内にワイヤーロープ及び端末金具を収容す
ることができる。このため、金属のすり音の発生を防止
できると共に駆動部材も軽くできる。
〈実施例〉 以下、図面によって本考案の実施例を説明する。
駆動装置を構成するプーリー10の単品図が第1〜3図に
示されており、第1図はプーリー下面(渦巻溝側)を示
す図、第2図及び第3図はプーリー上面(反渦巻溝側)
を示す図である。第4図はワイヤーロープ12の取付状態
の詳細図であり、プーリー上面側より見た図である。第
4図の断面を示す第5図及び第6図において本考案の駆
動装置の構造を示す。プーリー10にワイヤーロープ12を
通し、その先端に端末金具13を取付ける。プーリー10に
は、プーリー上面側が開口しており、下面側が閉塞され
た凹部14が設けられており、ワイヤーロープ12を矢印A
方向に回転させて凹部14内部に端末金具13を収める。そ
の後、カバー15を矢印B方向に回転させて、ワイヤーロ
ープ12、端末金具13上にセットし、ピン16にてプーリー
10に取付ける。
示されており、第1図はプーリー下面(渦巻溝側)を示
す図、第2図及び第3図はプーリー上面(反渦巻溝側)
を示す図である。第4図はワイヤーロープ12の取付状態
の詳細図であり、プーリー上面側より見た図である。第
4図の断面を示す第5図及び第6図において本考案の駆
動装置の構造を示す。プーリー10にワイヤーロープ12を
通し、その先端に端末金具13を取付ける。プーリー10に
は、プーリー上面側が開口しており、下面側が閉塞され
た凹部14が設けられており、ワイヤーロープ12を矢印A
方向に回転させて凹部14内部に端末金具13を収める。そ
の後、カバー15を矢印B方向に回転させて、ワイヤーロ
ープ12、端末金具13上にセットし、ピン16にてプーリー
10に取付ける。
この状態で、端末金具13はプーリー10の下面側に飛び出
すことなく、凹部14内に完全に収容される。
すことなく、凹部14内に完全に収容される。
本考案の第2実施例が第3、第7〜9図に示されてお
り、第7図は別のワイヤーロープ12の取付状態の詳細図
である。第7図の断面を示す第8図及び第9図におい
て、ワイヤーロープ12を矢印C方向に回転させて凹部14
内部に端末金具13を収めた後、プーリー20に設けられた
取付凹部26内にカバー25を差し入れて、矢印D方向に回
転させて、ワイヤーロープ12、端末金具13上にセット
し、プーリー20に一体に成形されたピン27の頭を加締め
てカバー25を取付固定する。〈考案の効果〉 本考案は以上のように構成されているために、プーリー
下面(渦巻溝)側にワイヤーロープの端末金具が飛び出
すことがなく、このため金属同志の接触をなくし、金属
のすり音の発生を防止できると共に、プーリーの厚み内
にワイヤーロープ及び端末金具を収容することが可能と
なるため、従来のものに比べてより薄い駆動部とするこ
とができる。
り、第7図は別のワイヤーロープ12の取付状態の詳細図
である。第7図の断面を示す第8図及び第9図におい
て、ワイヤーロープ12を矢印C方向に回転させて凹部14
内部に端末金具13を収めた後、プーリー20に設けられた
取付凹部26内にカバー25を差し入れて、矢印D方向に回
転させて、ワイヤーロープ12、端末金具13上にセット
し、プーリー20に一体に成形されたピン27の頭を加締め
てカバー25を取付固定する。〈考案の効果〉 本考案は以上のように構成されているために、プーリー
下面(渦巻溝)側にワイヤーロープの端末金具が飛び出
すことがなく、このため金属同志の接触をなくし、金属
のすり音の発生を防止できると共に、プーリーの厚み内
にワイヤーロープ及び端末金具を収容することが可能と
なるため、従来のものに比べてより薄い駆動部とするこ
とができる。
更に、本考案によれば、端末金具はプーリーの凹部から
抜け出ない形状であればよいので、端末金具の製造方法
及び取付方法については特殊なものを使用しなくてもよ
く、従来のものを用いることができる。
抜け出ない形状であればよいので、端末金具の製造方法
及び取付方法については特殊なものを使用しなくてもよ
く、従来のものを用いることができる。
第1図はプーリー下面の正面図、第2図及び第3図はプ
ーリー上面の正面図、第4図は端末金具の取付詳細図、
第5図は第4図の断面図、第6図はプーリーとワイヤー
ロープの結合方法を示す図、第7図は別実施例に係る端
末金具の取付詳細図、第8図は第7図の断面図、第9図
はプーリーとワイヤーロープの結合方法を示す図、第10
図はパッシブシートベルトの全体構成図である。 (符号の説明) 1……ベルト 2……ERB 3……モーター 4……案内部材 5……移動アンカー 6……ルーフサイド 7……アウター側 10,20……プーリー 12……ワイヤーロープ 13……端末金具 14……凹部 15,25……カバー 16……ピン 26……取付凹部 27……ピン部
ーリー上面の正面図、第4図は端末金具の取付詳細図、
第5図は第4図の断面図、第6図はプーリーとワイヤー
ロープの結合方法を示す図、第7図は別実施例に係る端
末金具の取付詳細図、第8図は第7図の断面図、第9図
はプーリーとワイヤーロープの結合方法を示す図、第10
図はパッシブシートベルトの全体構成図である。 (符号の説明) 1……ベルト 2……ERB 3……モーター 4……案内部材 5……移動アンカー 6……ルーフサイド 7……アウター側 10,20……プーリー 12……ワイヤーロープ 13……端末金具 14……凹部 15,25……カバー 16……ピン 26……取付凹部 27……ピン部
Claims (1)
- 【請求項1】オートマチックシートベルトの駆動装置の
プーリーにおいて、反渦巻溝側を開口とし、渦巻溝側を
閉塞した凹部をプーリーに設け、シートベルトの駆動部
材であるワイヤーロープの先端に設けられた端末金具を
該凹部内に収め、プーリーの反渦巻溝側よりカバーを取
付けることを特徴とするオートマチックシートベルトの
駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11156288U JPH078323Y2 (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | オートマチックシートベルトの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11156288U JPH078323Y2 (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | オートマチックシートベルトの駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0232465U JPH0232465U (ja) | 1990-02-28 |
JPH078323Y2 true JPH078323Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31349715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11156288U Expired - Lifetime JPH078323Y2 (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | オートマチックシートベルトの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078323Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-08-25 JP JP11156288U patent/JPH078323Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0232465U (ja) | 1990-02-28 |
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