JPH078227B2 - 深海微生物培養装置 - Google Patents
深海微生物培養装置Info
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- JPH078227B2 JPH078227B2 JP10247187A JP10247187A JPH078227B2 JP H078227 B2 JPH078227 B2 JP H078227B2 JP 10247187 A JP10247187 A JP 10247187A JP 10247187 A JP10247187 A JP 10247187A JP H078227 B2 JPH078227 B2 JP H078227B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M41/00—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
- C12M41/40—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of pressure
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M41/00—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
- C12M41/12—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of temperature
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、深海微生物培養装置に関するものであり、
特に高圧を保持した侭分取し、培養槽へ圧送できるよう
にして、当該微生物の最適な環境条件を具備した深海微
生物培養装置に関するものである。
特に高圧を保持した侭分取し、培養槽へ圧送できるよう
にして、当該微生物の最適な環境条件を具備した深海微
生物培養装置に関するものである。
近年、深海微生物に関する研究は急激に増加している
が、深海微生物を採取し培養する為には、深海に於ける
圧力及び温度等の当該微生物にとつて最適な環境を維持
することが必要である。然し、深海の圧力を保持した
侭、深海微生物を採取し培養することは極めて困難であ
る。そこで、深海より採取したサンプルを一度減圧した
後、再び加圧して単離する方法が多用されている。そし
て、このサンプルを培養器にその侭分取するのである
が、その際、深海の圧力を保持し、無菌状態で分取し、
且つ、定温を維持できる培養装置が要求されるのであ
る。而して、之等の条件を満足する培養装置を得る為に
解決せらるべき技術的問題点が生じてくるのである。
が、深海微生物を採取し培養する為には、深海に於ける
圧力及び温度等の当該微生物にとつて最適な環境を維持
することが必要である。然し、深海の圧力を保持した
侭、深海微生物を採取し培養することは極めて困難であ
る。そこで、深海より採取したサンプルを一度減圧した
後、再び加圧して単離する方法が多用されている。そし
て、このサンプルを培養器にその侭分取するのである
が、その際、深海の圧力を保持し、無菌状態で分取し、
且つ、定温を維持できる培養装置が要求されるのであ
る。而して、之等の条件を満足する培養装置を得る為に
解決せらるべき技術的問題点が生じてくるのである。
〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、上記問題点に鑑みこれを解決せんとして提
案せられたものであり、深海に於ける圧力を保持し無菌
的に採取した微生物を分取する為の分取装置と、当該微
生物の培養槽とを高圧バルブを介して接続し、且つ、培
養液を貯蔵するリザーブタンクと、該リザーブタンクの
培養液を前記培養槽へ昇圧し圧送する為の昇圧ポンプと
を、夫々高圧バルブを介して接続すると共に、前記培養
槽にセンサを設け該培養槽を殺菌し、更に室温に維持す
るための温度制御機構を具備したことを特徴とする深海
微生物培養装置を提供せんとするものである。
案せられたものであり、深海に於ける圧力を保持し無菌
的に採取した微生物を分取する為の分取装置と、当該微
生物の培養槽とを高圧バルブを介して接続し、且つ、培
養液を貯蔵するリザーブタンクと、該リザーブタンクの
培養液を前記培養槽へ昇圧し圧送する為の昇圧ポンプと
を、夫々高圧バルブを介して接続すると共に、前記培養
槽にセンサを設け該培養槽を殺菌し、更に室温に維持す
るための温度制御機構を具備したことを特徴とする深海
微生物培養装置を提供せんとするものである。
この発明は、高圧を保持し無菌的に採取した深海の微生
物のサンプルを、先ず分取装置に取入れた後に、該分取
装置を本発明の装置へ接続する。そして、リザーブタン
クの培養液を昇圧ポンプにて培養槽へ圧送し、該培養槽
を所定の高圧にする。次に、培養槽の入力側高圧バルブ
を閉塞し分取装置取付部の入力側高圧バルブを開放する
ことにより、該分取装置直前の導入管までの回路を前記
培養槽と同圧にする。そして、該分取装置の出力バルブ
を開放すれば、該分取装置内部のサンプルは急激な圧力
変化を生ずることなく、前記導入管までの回路に等圧化
される。更に、前記培養槽の出力側高圧バルブと、分取
装置取付部の出力側高圧バルブとを開放し、該分取装置
直前までの出力部回路を前記培養槽と同圧にする。そし
て、該分取装置の入力バルブを開放すれば、前記リザー
ブタンク及び培養槽並びに該分取装置間は全て等圧にな
り、そこで、該分取装置のピストンレバーを引くことに
より、内部の微生物のサンプルを前記培養槽へ移送する
ことができるのである。
物のサンプルを、先ず分取装置に取入れた後に、該分取
装置を本発明の装置へ接続する。そして、リザーブタン
クの培養液を昇圧ポンプにて培養槽へ圧送し、該培養槽
を所定の高圧にする。次に、培養槽の入力側高圧バルブ
を閉塞し分取装置取付部の入力側高圧バルブを開放する
ことにより、該分取装置直前の導入管までの回路を前記
培養槽と同圧にする。そして、該分取装置の出力バルブ
を開放すれば、該分取装置内部のサンプルは急激な圧力
変化を生ずることなく、前記導入管までの回路に等圧化
される。更に、前記培養槽の出力側高圧バルブと、分取
装置取付部の出力側高圧バルブとを開放し、該分取装置
直前までの出力部回路を前記培養槽と同圧にする。そし
て、該分取装置の入力バルブを開放すれば、前記リザー
ブタンク及び培養槽並びに該分取装置間は全て等圧にな
り、そこで、該分取装置のピストンレバーを引くことに
より、内部の微生物のサンプルを前記培養槽へ移送する
ことができるのである。
以下、この発明の一実施例を別紙添附図面に従つて詳述
する。尚、説明の都合上、従来公知に属する構成も同時
に説明する。第1図は本装置の正面図であり、架台
(1)の上面に培養槽(2)を固設する。この培養槽
(2)はステンレス製であり、深海に於ける高圧力(例
えば深度6000mでは略600kg/cm3)に耐えるような肉厚で
形成する。そして、分取装置(3)及びリザーブタンク
(4)並びに昇圧ポンプ(5)を配設し、後述のように
高圧バルブを介して夫々ををステンレス管にて接続する
と共に、圧力計(6)(7)にて圧力を表示する。又、
前記架台(1)内部に、温水バス(8)及び温水バスヒ
ータ(9)を固設し、この温水バス(8)の温水を循環
させる循環ポンプ(10)を固設する。又、前記架台
(1)の前面右側にパネルボツクス(11)を設け、培養
槽温度記録計(12)、培養槽温度調節計(13)、温水バ
ス温度調節計(14)、ラインヒータ調節計(15)とを夫
々取付ける。尚、符号(16)はヒータ及びポンプ等のス
イツチを示すものである。
する。尚、説明の都合上、従来公知に属する構成も同時
に説明する。第1図は本装置の正面図であり、架台
(1)の上面に培養槽(2)を固設する。この培養槽
(2)はステンレス製であり、深海に於ける高圧力(例
えば深度6000mでは略600kg/cm3)に耐えるような肉厚で
形成する。そして、分取装置(3)及びリザーブタンク
(4)並びに昇圧ポンプ(5)を配設し、後述のように
高圧バルブを介して夫々ををステンレス管にて接続する
と共に、圧力計(6)(7)にて圧力を表示する。又、
前記架台(1)内部に、温水バス(8)及び温水バスヒ
ータ(9)を固設し、この温水バス(8)の温水を循環
させる循環ポンプ(10)を固設する。又、前記架台
(1)の前面右側にパネルボツクス(11)を設け、培養
槽温度記録計(12)、培養槽温度調節計(13)、温水バ
ス温度調節計(14)、ラインヒータ調節計(15)とを夫
々取付ける。尚、符号(16)はヒータ及びポンプ等のス
イツチを示すものである。
ここで、第2図に従つて本実施例の各部品の構成及び作
用効果を詳述する。前記培養槽(2)は、モータ(20)
によつて駆動される撹拌機(21)の撹拌羽根(21a)
と、センサ(22)の先端部とが内設され、且つ、該培養
槽(2)の外壁面には螺旋状の溝(23)を刻設し、その
外側のジヤケツト(24)(24)にて外装する。この溝
(23)は上端(23a)と下端(23b)とが連通しており、
後述の温水を循環させる為のものである。更に該培養槽
(2)の側面に培養液の入力側高圧バルブ(25)及び出
力側高圧バルブ(26)を固設し、前記圧力計(7)及び
安全弁(7a)を接続すると共に、該培養槽(2)の底面
に培養液排出用高圧バルブ(27)を固設する。そして、
培養液を貯蔵したリザーブタンク(4)を脱着可能にな
るようにカプラ(28)を介して高圧バルブ(29)に接続
し、この高圧バルブ(29)と前記培養槽(2)の入力側
高圧バルブ(25)との間に、前記昇圧ポンプ(5)、圧
力計(6)並びに安全弁(6a)、高圧バルブ(30)を配
設し夫々をステンレス管(31)(32)(33)にて接続す
る。又、前記分取装置(3)の入力バルブ(3a)と出力
バルブ(3b)とを、夫々導入管(34)(35)の一端の接
手(34a)(35a)へ接続すると共に、分取装置取付部
(36)に固設された接手(34b)(35b)へ該導入管(3
4)(35)の他端を接続する。そして、接手(34b)に接
続された出力側高圧バルブ(37)を前記培養槽(2)の
出力側高圧バルブ(26)へステンレス管(38)にて接続
し、接手(35b)に接続された入力側高圧バルブ(39)
を前記培養槽(2)の入力側高圧バルブ(25)へステン
レス管(40)にて接続する。尚、符号(41)(42)はバ
イパス用の高圧バルブを示し、符号(43)(44)は前記
圧力計(7)の排水側の高圧バルブであつて、前記培養
槽(2)の排出用高圧バルブ(27)と共にカプラー(4
5)を介してレシーバタンク(46)へ接続してある。そ
して、符号(47)は前記圧力計(8)の排水側の高圧バ
ルブであり、符号(48)はフイルタを示すものである。
用効果を詳述する。前記培養槽(2)は、モータ(20)
によつて駆動される撹拌機(21)の撹拌羽根(21a)
と、センサ(22)の先端部とが内設され、且つ、該培養
槽(2)の外壁面には螺旋状の溝(23)を刻設し、その
外側のジヤケツト(24)(24)にて外装する。この溝
(23)は上端(23a)と下端(23b)とが連通しており、
後述の温水を循環させる為のものである。更に該培養槽
(2)の側面に培養液の入力側高圧バルブ(25)及び出
力側高圧バルブ(26)を固設し、前記圧力計(7)及び
安全弁(7a)を接続すると共に、該培養槽(2)の底面
に培養液排出用高圧バルブ(27)を固設する。そして、
培養液を貯蔵したリザーブタンク(4)を脱着可能にな
るようにカプラ(28)を介して高圧バルブ(29)に接続
し、この高圧バルブ(29)と前記培養槽(2)の入力側
高圧バルブ(25)との間に、前記昇圧ポンプ(5)、圧
力計(6)並びに安全弁(6a)、高圧バルブ(30)を配
設し夫々をステンレス管(31)(32)(33)にて接続す
る。又、前記分取装置(3)の入力バルブ(3a)と出力
バルブ(3b)とを、夫々導入管(34)(35)の一端の接
手(34a)(35a)へ接続すると共に、分取装置取付部
(36)に固設された接手(34b)(35b)へ該導入管(3
4)(35)の他端を接続する。そして、接手(34b)に接
続された出力側高圧バルブ(37)を前記培養槽(2)の
出力側高圧バルブ(26)へステンレス管(38)にて接続
し、接手(35b)に接続された入力側高圧バルブ(39)
を前記培養槽(2)の入力側高圧バルブ(25)へステン
レス管(40)にて接続する。尚、符号(41)(42)はバ
イパス用の高圧バルブを示し、符号(43)(44)は前記
圧力計(7)の排水側の高圧バルブであつて、前記培養
槽(2)の排出用高圧バルブ(27)と共にカプラー(4
5)を介してレシーバタンク(46)へ接続してある。そ
して、符号(47)は前記圧力計(8)の排水側の高圧バ
ルブであり、符号(48)はフイルタを示すものである。
次に、温度制御機構について詳述する。水道管に接続さ
れた低圧バルブ(以下「バルブ」と記す)(50)(51)
のうち、バルブ(50)からソレノイドバルブ(52)を中
間に介して、前記培養槽(2)の溝の下端(23b)へ配
管し、又、前記バルブ(51)からバルブ(53)を介して
前記温水バス(8)へ配管する。そして、前記培養槽
(2)の両側面及び底面に殺菌用ヒータ(54)を付設
し、更に、前記入力側高圧バルブ(25)及びステンレス
管(32)(33)、並びに安全弁(6a)周辺をライン用ヒ
ータ(55)で覆装する。尚、符号(56)(57)は夫々セ
ンサを示すものである。而して、先ず前記殺菌用ヒータ
(54)を「電源オン」にして該培養槽(2)を殺菌し無
菌状態にする。そして、前記ソレノイドバルブ(52)を
開放し、該培養槽(2)の溝(23)に冷水を流入させて
常温に戻す。次に、温度制御機構のバルブのうち、前記
ソレノイドバルブ(52)以外は全て開放する。然る後、
該培養槽(2)を所定の温度にする為、前記温水バスヒ
ータ(9)を「電源オン」して温水バス(8)内の水温
を上昇させる。そして、この温水バス(8)内の温水
は、前記循環ポンプ(10)にてバルブ(58)を介し、培
養槽(2)の溝(23)の下端(23b)へ圧送される。そ
して、この温水は螺施状の前記溝(23)内を上昇しなが
ら、上端(23a)よりジヤケツト(24)の外へ排出さ
れ、バルブ(59)を経て再び温水バス(8)内に戻る。
該温水バス(8)内の温水は、上記のように培養槽
(2)を徐々に暖めながら循環している。そして、該培
養槽(2)内部が所定の温度に上昇するまで、前記セン
サ(22)(56)にて温水バスヒータ(9)を制御すべく
カスケード制御を行い、該培養槽(2)内部が所定の温
度に達した時、前記温水バスヒータ(9)は「電源オ
フ」となる。上記作用を繰返えしながら、該培養槽
(2)の内部を定温に保持する。
れた低圧バルブ(以下「バルブ」と記す)(50)(51)
のうち、バルブ(50)からソレノイドバルブ(52)を中
間に介して、前記培養槽(2)の溝の下端(23b)へ配
管し、又、前記バルブ(51)からバルブ(53)を介して
前記温水バス(8)へ配管する。そして、前記培養槽
(2)の両側面及び底面に殺菌用ヒータ(54)を付設
し、更に、前記入力側高圧バルブ(25)及びステンレス
管(32)(33)、並びに安全弁(6a)周辺をライン用ヒ
ータ(55)で覆装する。尚、符号(56)(57)は夫々セ
ンサを示すものである。而して、先ず前記殺菌用ヒータ
(54)を「電源オン」にして該培養槽(2)を殺菌し無
菌状態にする。そして、前記ソレノイドバルブ(52)を
開放し、該培養槽(2)の溝(23)に冷水を流入させて
常温に戻す。次に、温度制御機構のバルブのうち、前記
ソレノイドバルブ(52)以外は全て開放する。然る後、
該培養槽(2)を所定の温度にする為、前記温水バスヒ
ータ(9)を「電源オン」して温水バス(8)内の水温
を上昇させる。そして、この温水バス(8)内の温水
は、前記循環ポンプ(10)にてバルブ(58)を介し、培
養槽(2)の溝(23)の下端(23b)へ圧送される。そ
して、この温水は螺施状の前記溝(23)内を上昇しなが
ら、上端(23a)よりジヤケツト(24)の外へ排出さ
れ、バルブ(59)を経て再び温水バス(8)内に戻る。
該温水バス(8)内の温水は、上記のように培養槽
(2)を徐々に暖めながら循環している。そして、該培
養槽(2)内部が所定の温度に上昇するまで、前記セン
サ(22)(56)にて温水バスヒータ(9)を制御すべく
カスケード制御を行い、該培養槽(2)内部が所定の温
度に達した時、前記温水バスヒータ(9)は「電源オ
フ」となる。上記作用を繰返えしながら、該培養槽
(2)の内部を定温に保持する。
而して、本実施例に於て、高圧を保持し無菌的に採取し
た深海の微生物のサンプルを取入れた前記分取装置
(3)を、前述のように導入管(34)(35)によつて分
取装置取付部(36)へ取付ける。そして、前述の如く、
温度制御機構により該培養槽(2)の内部を所定の温度
にした後、前述の高圧バルブを全て閉塞しておき、先
ず、前記培養槽(2)の入力側高圧バルブ(25)と高圧
バルブ(29)(30)とを夫々開放して、前記リザーブタ
ンク(4)内の培養液を、昇圧ポンプ(5)にて前記サ
ンプルと略等圧にして該培養槽(2)内へ圧送する。こ
の時、圧力計(6)及び圧力計(7)は同じ値を示す。
そして、前記ライン用ヒータ(55)を「電源オン」と
し、前記昇圧ポンプ(5)で圧送する培養液の温度を、
センサ(57)の作動により該培養槽(2)の内部と同温
度に制御する。次に、前記入力側高圧バルブ(25)を閉
塞し、分取装置取付部(36)の入力側高圧バルブ(39)
を開放すれば、前記分取装置(3)の出力バルブ(3b)
直前までの導入管(35)内部に、前記昇圧ポンプ(5)
によつて高圧の培養液が充填される。そして、圧力計
(6)(7)を監視しながら両者の圧力を同値にすれ
ば、前記導入管(35)及びステンレス管(40)内部と、
該培養槽(2)の内部とは等圧になる。ここで、前記分
取装置(3)の出力バルブ(3b)を開放すれば、該分取
装置(3)内部のサンプルは急激な圧力変化を生ずるこ
となく、前記導入管(35)及びステンレス管(40)と等
圧化される。そして、該培養槽(2)の入力側高圧バル
ブ(25)を開放し、更に、出力側高圧バルブ(26)及び
分取装置取付部(36)の出力側高圧バルブ(37)を順次
開放してゆき、最後に該分取装置(3)の入力バルブ
(3a)を開放すれば、前記導入管(34)(35)及びステ
ンレス管(38)(40)の内部が夫々急激な圧力変化を生
ずることなく、順次等圧化されていくのである。
た深海の微生物のサンプルを取入れた前記分取装置
(3)を、前述のように導入管(34)(35)によつて分
取装置取付部(36)へ取付ける。そして、前述の如く、
温度制御機構により該培養槽(2)の内部を所定の温度
にした後、前述の高圧バルブを全て閉塞しておき、先
ず、前記培養槽(2)の入力側高圧バルブ(25)と高圧
バルブ(29)(30)とを夫々開放して、前記リザーブタ
ンク(4)内の培養液を、昇圧ポンプ(5)にて前記サ
ンプルと略等圧にして該培養槽(2)内へ圧送する。こ
の時、圧力計(6)及び圧力計(7)は同じ値を示す。
そして、前記ライン用ヒータ(55)を「電源オン」と
し、前記昇圧ポンプ(5)で圧送する培養液の温度を、
センサ(57)の作動により該培養槽(2)の内部と同温
度に制御する。次に、前記入力側高圧バルブ(25)を閉
塞し、分取装置取付部(36)の入力側高圧バルブ(39)
を開放すれば、前記分取装置(3)の出力バルブ(3b)
直前までの導入管(35)内部に、前記昇圧ポンプ(5)
によつて高圧の培養液が充填される。そして、圧力計
(6)(7)を監視しながら両者の圧力を同値にすれ
ば、前記導入管(35)及びステンレス管(40)内部と、
該培養槽(2)の内部とは等圧になる。ここで、前記分
取装置(3)の出力バルブ(3b)を開放すれば、該分取
装置(3)内部のサンプルは急激な圧力変化を生ずるこ
となく、前記導入管(35)及びステンレス管(40)と等
圧化される。そして、該培養槽(2)の入力側高圧バル
ブ(25)を開放し、更に、出力側高圧バルブ(26)及び
分取装置取付部(36)の出力側高圧バルブ(37)を順次
開放してゆき、最後に該分取装置(3)の入力バルブ
(3a)を開放すれば、前記導入管(34)(35)及びステ
ンレス管(38)(40)の内部が夫々急激な圧力変化を生
ずることなく、順次等圧化されていくのである。
而して、前記分取装置(3)のピストンレバー(3c)を
引くと、分取装置(3)内部のピストン(3d)が上昇し
て、微生物のサンプルが該分取装置(3)の出力バルブ
(3b)より取出され、更に、前記ピストンレバー(3c)
を引くことにより、当該微生物のサンプルは培養槽
(2)内へ移送でき、そして、夫々の高圧バルブを閉塞
する。斯くして、前記分取装置(3)の微生物のサンプ
ルを圧力を保持し、無菌状態で該培養槽(2)へ分取で
きるのである。尚、この発明の実施例は叙述せる如き構
成を有するものであるが、この発明の精神を逸脱しない
範囲に於て、種々の改善を為すことができ、そしてこの
発明がそれに及ぶことは当然である。
引くと、分取装置(3)内部のピストン(3d)が上昇し
て、微生物のサンプルが該分取装置(3)の出力バルブ
(3b)より取出され、更に、前記ピストンレバー(3c)
を引くことにより、当該微生物のサンプルは培養槽
(2)内へ移送でき、そして、夫々の高圧バルブを閉塞
する。斯くして、前記分取装置(3)の微生物のサンプ
ルを圧力を保持し、無菌状態で該培養槽(2)へ分取で
きるのである。尚、この発明の実施例は叙述せる如き構
成を有するものであるが、この発明の精神を逸脱しない
範囲に於て、種々の改善を為すことができ、そしてこの
発明がそれに及ぶことは当然である。
この発明は、上記一実施例に詳述したように、深海に於
ける圧力を保持し、無菌的に採取した深海の微生物のサ
ンプルを分取装置へ取入れた後、本発明の装置へ接続す
る。そして、温度制御機構により培養槽を無菌状態に
し、当該微生物の最適温度に維持することができる。更
に、昇圧ポンプにより深海に於ける圧力と同等の高圧を
得ることができ、且つ、夫々の高圧バルブを順次操作す
ることにより、急激な圧力変化を起こすことなく、当該
サンプルと培養槽とを等圧にすることができる。而し
て、前記分取装置内の微生物のサンプルを、圧力及び温
度等の変化を生ずることなく該培養槽へ分取でき、更
に、深海の微生物の最適な環境条件を保持して培養する
ことが可能となる等、正に著大な効果を奏する発明であ
る。
ける圧力を保持し、無菌的に採取した深海の微生物のサ
ンプルを分取装置へ取入れた後、本発明の装置へ接続す
る。そして、温度制御機構により培養槽を無菌状態に
し、当該微生物の最適温度に維持することができる。更
に、昇圧ポンプにより深海に於ける圧力と同等の高圧を
得ることができ、且つ、夫々の高圧バルブを順次操作す
ることにより、急激な圧力変化を起こすことなく、当該
サンプルと培養槽とを等圧にすることができる。而し
て、前記分取装置内の微生物のサンプルを、圧力及び温
度等の変化を生ずることなく該培養槽へ分取でき、更
に、深海の微生物の最適な環境条件を保持して培養する
ことが可能となる等、正に著大な効果を奏する発明であ
る。
図は本発明の一実施例を示したものである。第1図は正
面図、第2図は部品の接続を示す説明図である。 符号説明 (2)……培養槽、(3)……分取装置 (4)……リザーブタンク、(5)……昇圧ポンプ (9)……温水バスヒータ、(22)(56)(57)……セ
ンサ (25)(39)……入力側高圧バルブ (26)(37)……出力側高圧バルブ (27)(29)(30)(41)(42)(43)(44)(47)…
…高圧バルブ (54)……殺菌用ヒータ、(55)……ライン用ヒータ
面図、第2図は部品の接続を示す説明図である。 符号説明 (2)……培養槽、(3)……分取装置 (4)……リザーブタンク、(5)……昇圧ポンプ (9)……温水バスヒータ、(22)(56)(57)……セ
ンサ (25)(39)……入力側高圧バルブ (26)(37)……出力側高圧バルブ (27)(29)(30)(41)(42)(43)(44)(47)…
…高圧バルブ (54)……殺菌用ヒータ、(55)……ライン用ヒータ
Claims (1)
- 【請求項1】深海に於ける圧力を保持し、無菌的に採取
した微生物を分取する為の分取装置と、当該微生物の培
養槽とを高圧バルブを介して接続し、且つ、培養液を貯
蔵するリザーブタンクと、該リザーブタンクの培養液を
前記培養槽へ昇圧し圧送する為の昇圧ポンプとを、夫々
高圧バルブを介して接続すると共に、前記培養槽にセン
サを設け、該培養槽を殺菌し、更に定温に維持するため
の温度制御機構を具備したことを特徴とする深海微生物
培養装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10247187A JPH078227B2 (ja) | 1987-04-25 | 1987-04-25 | 深海微生物培養装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10247187A JPH078227B2 (ja) | 1987-04-25 | 1987-04-25 | 深海微生物培養装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63267262A JPS63267262A (ja) | 1988-11-04 |
JPH078227B2 true JPH078227B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=14328364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10247187A Expired - Lifetime JPH078227B2 (ja) | 1987-04-25 | 1987-04-25 | 深海微生物培養装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078227B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009000005A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Ihi Corp | 加圧試験方法及び装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100809836B1 (ko) | 2007-02-16 | 2008-03-04 | 고려대학교 산학협력단 | 압력 조절 배양 장치 |
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-
1987
- 1987-04-25 JP JP10247187A patent/JPH078227B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
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JP2009000005A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Ihi Corp | 加圧試験方法及び装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63267262A (ja) | 1988-11-04 |
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