JPH078063Y2 - 管路内壁面のクリーニング用ピグ - Google Patents

管路内壁面のクリーニング用ピグ

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JPH078063Y2
JPH078063Y2 JP5929589U JP5929589U JPH078063Y2 JP H078063 Y2 JPH078063 Y2 JP H078063Y2 JP 5929589 U JP5929589 U JP 5929589U JP 5929589 U JP5929589 U JP 5929589U JP H078063 Y2 JPH078063 Y2 JP H078063Y2
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pig
cleaning
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expanded
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JP5929589U
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通利 高田
基 杉崎
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近畿配管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、管路内壁面のクリーニング用ピグの改良に係
り、埋設ガス管や水道管等の更生に利用されるものであ
る。
(従来の技術) 埋設ガス管や水道管等の内壁面のクリーニング工法の一
つとしてピグ工法が広く知られている。
このピグによるクリーニング工法は、第4図に示すよう
にクリーニング用ピグBを管路13内へ挿入し、ワイヤー
14によってピグBを前方へ牽引するか若しくは圧縮空気
15によってピグBを前方へ押圧移動することにより、管
路内壁面のスケール16等を研削するものである。即ち、
最初は外径の比較的小さな荒削用ピグによって管内壁面
を研削し、順次ピグを外径の大きなものに取替えつつ管
内壁面の研削を行なって、最後に研磨用ピグを通して管
内壁面の研磨仕上げを行うものである。
また、クリーニング用ピグBとしては、第4図に示す様
な砲弾形のピグが多く使用されて居り、これは弾性を有
するプラスチック製のピグ本体17と、ピグ本体17の外周
面に植設された研削体18とから構成されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、前記クリーニング用ピグBに於いては、クリ
ーニング中にスケール等によってピグ本体17の両端部外
周面に位置する研削体18や、ピグ本体17の両端部外周面
のみが、特に著しく摩耗することが確認されている(第
4図一点鎖線参照)。このように、ピグ本体17の両端部
外周面が摩耗すると、研削能力が低下したり、或はピグ
Bを圧縮空気により押圧移動させる場合には、管路内壁
面との気密性が損われて、ピグBの走行が困難になり、
使用に耐え得ない状態となる。
その為、従前のクリーニング用ピグBでは、ピグ本体の
一部分(両端部)のみが摩耗した場合でも、ピグBその
ものを廃棄するようにしており、通常は5〜10回管路
(長さ約50〜200mm)を通すと廃棄するようにしてい
る。
その結果、クリーニング現場毎に多数のピグBを消耗す
ることになり、ピグBの製造コストが高いこととも相俟
ってクリーニング費の高騰を招くと云う問題がある。
本考案は、従前の管路内壁面のクリーニング用ピグに於
ける上述の如き問題、即ちピグの一部分のみが早期に
摩耗して研削能力が低下したり、或は管内壁面との気密
が低下して圧縮空気による走行が困難になること、ピ
グの一部分のみが摩耗してもピグ全体を廃棄しなければ
ならず、経済性に欠けること等の問題を解決せんとする
ものであり、摩耗の著しいピグの両端部の外径を拡径可
能とすることにより、前記各問題点の解決を可能とした
管路内壁面のクリーニング用ピグを提供するものであ
る。
(課題を解決する為の手段) 本考案は、略円柱形を呈し、その外周面に研削体を植設
すると共に、両端面に中央部へ向かって漸次縮径する凹
所を形成した弾性材製のピグ本体と、ピグ本体の凹所に
軸芯方向へ移動可能に嵌合され、ピグ本体の両端部を拡
径し得る拡径体と、拡径体をピグ本体の中央部に向かっ
て移動させ、ピグ本体の両端部の外径を調整する彎曲自
在な調整具とを考案の基本構成とするものである。
(作用) 管路内へ挿入されたピグは、圧縮空気による押圧若しく
はワイヤーによる牽引によって管路内を移動し、その研
削体によって管内壁面のスケール等を研削剥離して行
く。
クリーニングによってピグの両端部外周が摩耗した場合
には拡径体を調整具によりピグ本体の軸芯に沿って中央
部へ向かって移動させ、ピグ本体の両端部を拡径して最
初の径と同径になるように調整する。
その結果、研削能力の低下を防止できると共に、管路内
壁面との気密性も確保されることになる。
延いては、ピグを連続的に使用することができ、極めて
経済的であり、クリーニング費の大幅な引き下げが可能
となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案の第1実施例に係るクリーニング用ピグ
Aの縦断面図であり、図に於いて、1はピグ本体、2は
研削体、3は拡径体、4は調整具である。
前記ピグ本体1は、弾力性を備えた硬質弾性材(例えば
ナイロンやウレタン等の合成樹脂、合成ゴム及び天然ゴ
ム等)により適宜の長さを有する円柱体形状に製作され
て居り、その両端面の軸芯位置には中央部へ向かって順
次縮径する適宜の深さの円錐形状の凹所5が夫々形勢さ
れている。また、ピグ本体1の軸芯位置には調整具4の
一部品が挿入固着される挿通孔6が穿設されている。
前記研削体2は、ピグ本体1の外周面に植設されて居
り、本実施例に於いては、スパイク状の研削体2が使用
されている。尚、本実施例に於いては、ブラシ型、ナイ
フ刃型、研磨砥石型等の研削体2であっても良い。
前記拡径体3は、金属製部材等により裁頭円錐形状に製
作されて居り、その外周面の形状はピグ本体1の凹所5
内周面と面接触状態になるように形成されている。又、
拡径体3の小径部の径は凹所5の小径部の内径よりも大
き目に、拡径体3の大径部の径は凹所5の大径部の内径
よりも大き目に夫々設定されている。更に、拡径体3の
大径部側には六角形状の頭部3aが一体的に形成されて居
り、その頭部3aにはアイボルト7が螺着されている。
前記調整具4は、ピグ本体1の凹所5に嵌合された拡径
体3を軸芯方向へ移動させるものであり、ピグ本体1の
挿通孔6に挿入固着され、可撓性部材により製作されて
内周面に雌ネジを形成した彎曲自在なネジ管4aと、各拡
径体3の小径部端面に植設され、可撓性部材により製作
されてネジ管4aに螺合する彎曲自在な雄ネジ体4bとから
構成されている。
而して、ピグAは、ピグ本体1の凹所5へ拡径体3を嵌
合し、雄ネジ体4bをネジ管4aへ捩じ込むことにより組立
られて居り、拡径体3の頭部3aを回して雄ネジ体4bをネ
ジ管4aへ捩じ込んで行くと、拡径体3によってピグ本体
1の端部が押し拡げられ、ピグ本体1の端部外径が拡径
するようになっている。
第2図は本考案に係るピグを用いた管路内壁面のクリー
ニング工法の説明である。
クリーニングに際しては、先ず処理すべき管路8を適宜
の長さ毎に切断し、一側開口からピグAを挿入し、次に
ピグAの後方より圧縮空気9を供給するか若しくはワイ
ヤー10によってピグAを牽引し、複数回ピグAを管路内
を往復動させる。このようにしてピグAを複数回往復動
させることにより、管路内壁面のスケール11等を順次研
削剥離して行く。尚、ピグAは、ピグ本体1並びに調整
具4が彎曲可能である為、管路8のエルボ部を通過する
際、エルボ部の曲率に応じて良好に彎曲することにな
る。その結果、ピグAは、エルボ部でも詰まることな
く、円滑に通過し、管路内壁面のスケール11等を良好且
つ確実に研削剥離して行く。
そして、クリーニング中にピグAの両端部外周面に植設
した研削体2やピグ本体1の両端部外周面が摩耗した場
合には、拡径体3を調整具4によってピグ本体1の中央
部側へ移動させ、ピグ本体1の両端部を拡径して摩耗前
の径と同一径になるように調整する。
このようにすると、全ての研削体2がスケール11に接触
し、研削能力の低下を防止でき、又、圧縮空気9により
ピグAを押圧走行させる場合にはピグ本体1と管内壁面
との気密性が確保され、ピグAは円滑且つ確実に走行す
ることになる。
このように、ピグAの両端部が磨耗した場合でも、拡径
体3と調整具4によってピグAの最初の状態に戻すこと
ができ、ピグを継続的に使用することができる。
尚、前記ピグAは、その両端部を別々に拡径調整できる
為、摩耗度に応じて両端部の外径を夫々適宜の外径に調
整することができる。
第3図は本考案の他の実施例に係るクリーニング用ピグ
Aの縦断面図であり、これはピグAの両端部を同時に拡
径できるように構成したものである。
即ち、前記ピグAは、彎曲自在な締付用ボルト4c、締付
用ナット4d及び締付板4eから成る調整具4を使用して居
り、ピグ本体1の挿通孔6に挿入固着した彎曲自在なス
リーブ12と、ピグ本体1の凹所5へ嵌合した拡径体3と
に締付用ボルト4cを挿通し、締付板4eを介して締付用ナ
ット4dを適宜量締込むことにより組立られている。
而して、ボルト4cとナット4dを締込むと、各拡径体3が
締付板4eを介して軸芯方向へ同時に移動し、ピグ本体1
の両端部が同時に拡径することになる。
(考案の効果) 上述の通り、本考案のクリーニング用ピグは、略円柱形
のピグ本体の両端面に円錐形状の凹所を形成すると共
に、該凹所に拡径体を嵌合し、前記拡径体を調整具によ
ってピグ本体の軸芯に沿って中央部へ向かって移動させ
ることにより、ピグ本体の両端部を拡径できる構成とし
た為、クリーニングによってピグの両端部が摩耗した場
合でも、拡径体及び調整具によってピグ両端部を最初の
状態に戻すことができる。
その結果、ピグの研削能力や管内壁面との気密性の低下
を防止でき、ピグの両端部が摩耗した場合でも、従来の
ようにピグ弾性を廃棄する必要もなく、ピグを断続的に
使用できて極めて経済的であり、クリーニング費の大幅
な引き下げが可能となる。
又、ピグAは、ピグ本体1並びに調整具4が彎曲可能で
ある為、管路8のエルボ部を通過する際、エルボ部の曲
率に応じて良好に彎曲することになる。
その結果、ピグAは、エルボ部でも詰まることなく、円
滑に通過し、管路内壁面のスケール11等を良好且つ確実
に研削剥離して行く。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るクリーニング用ピグの縦
断面図、第2図は本考案のピグによる管路内壁面のクリ
ーニングの説明図、第3図は本考案の他の実施例に係る
クリーニング用ピグの縦断面図、第4図は従前のピグに
よる管路内壁面のクリーニングの説明図である。 Aはピグ、1はピグ本体、2は研削体、3は拡径体、4
は調整具、5は凹所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略円柱形を呈し、その外周面に研削体
    (2)を植設すると共に、両端面に中央部へ向かって漸
    次縮径する凹所(5)を形成した弾性材製のピグ本体
    (1)と、ピグ本体(1)の凹所(5)に軸芯方向へ移
    動可能に嵌合され、ピグ本体(1)の両端部を拡径し得
    る拡径体(3)と、拡径体(3)をピグ本体(1)の中
    央部に向かって移動させ、ピグ本体(1)の両端部の外
    径を調整する彎曲自在な調整具(4)とから構成したこ
    とを特徴とする管路内壁面のクリーニング用ピグ。
JP5929589U 1989-05-23 1989-05-23 管路内壁面のクリーニング用ピグ Expired - Lifetime JPH078063Y2 (ja)

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JPH02150079U JPH02150079U (ja) 1990-12-25
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