JPH0780185B2 - 熱可塑性プラスチック廃材の微粉砕方法およびその装置 - Google Patents
熱可塑性プラスチック廃材の微粉砕方法およびその装置Info
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- JPH0780185B2 JPH0780185B2 JP15598793A JP15598793A JPH0780185B2 JP H0780185 B2 JPH0780185 B2 JP H0780185B2 JP 15598793 A JP15598793 A JP 15598793A JP 15598793 A JP15598793 A JP 15598793A JP H0780185 B2 JPH0780185 B2 JP H0780185B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本出願の発明は、熱可塑性樹脂を
主体とするプラスチック廃材、特にガラス繊維入りの熱
可塑性強化プラスチック廃材を一工程で微粉末に粉砕す
る方法および装置に関する。
主体とするプラスチック廃材、特にガラス繊維入りの熱
可塑性強化プラスチック廃材を一工程で微粉末に粉砕す
る方法および装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、熱可塑性樹脂を主体とする熱可塑
性プラスチック廃材の粉砕は、処理すべきプラスチック
製品を圧縮式破砕機によって予備破砕し、その後スイン
グハンマ式破砕機などを用いて細かく粉砕し、その粉砕
したものを選別機を用いて大きさ別に分類し、最後に選
別された粉末を回収するという複雑な工程を必要として
いた。
性プラスチック廃材の粉砕は、処理すべきプラスチック
製品を圧縮式破砕機によって予備破砕し、その後スイン
グハンマ式破砕機などを用いて細かく粉砕し、その粉砕
したものを選別機を用いて大きさ別に分類し、最後に選
別された粉末を回収するという複雑な工程を必要として
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】熱可塑性プラスチック
は、熱硬化性プラスチックに比べて、対象とする樹脂の
種類も多く加工処理も容易なため、汎用プラスチックと
してあるいはガラス繊維強化プラスチックなどとして、
極めて広い分野で多量に使用されている。そのため、廃
材として処分される熱可塑性プラスチックの量も極めて
膨大な量に達している。現在、熱可塑性プラスチック廃
材の一部は、面倒な粉砕処理をした後に溶融してペレッ
ト化し、再びプラスチック素材として再利用したり、あ
るいは還元処理によって燃料油として再利用したりして
いるが、その大部分は焼却および埋立て処理に頼ってお
り、せいぜい燃焼時のエネルギーを利用している程度で
ある。特に、ガラス繊維強化プラスチックの場合には、
燃料油として再利用したり、或は焼却処理をしたりして
も、残渣としてガラス繊維が残るという難しい問題があ
った。従来、熱可塑性プラスチック廃材を微粉に容易に
粉砕し難かったのは、効率的な粉砕手段がなかったため
粉砕の作業性が悪く、また、その粉末は静電気を帯び易
く、更に粉塵爆発の恐れもあって、処理がやりにくかっ
たからである。本発明の解決しようとする課題は、以上
のような現状を打開し、熱可塑性プラスチックの廃材を
常温、常圧のもとで、しかも一工程で多量に効率よく微
細粉に粉砕することを可能とし、廃材の再資源としての
新しい用途を開こうとすることである。
は、熱硬化性プラスチックに比べて、対象とする樹脂の
種類も多く加工処理も容易なため、汎用プラスチックと
してあるいはガラス繊維強化プラスチックなどとして、
極めて広い分野で多量に使用されている。そのため、廃
材として処分される熱可塑性プラスチックの量も極めて
膨大な量に達している。現在、熱可塑性プラスチック廃
材の一部は、面倒な粉砕処理をした後に溶融してペレッ
ト化し、再びプラスチック素材として再利用したり、あ
るいは還元処理によって燃料油として再利用したりして
いるが、その大部分は焼却および埋立て処理に頼ってお
り、せいぜい燃焼時のエネルギーを利用している程度で
ある。特に、ガラス繊維強化プラスチックの場合には、
燃料油として再利用したり、或は焼却処理をしたりして
も、残渣としてガラス繊維が残るという難しい問題があ
った。従来、熱可塑性プラスチック廃材を微粉に容易に
粉砕し難かったのは、効率的な粉砕手段がなかったため
粉砕の作業性が悪く、また、その粉末は静電気を帯び易
く、更に粉塵爆発の恐れもあって、処理がやりにくかっ
たからである。本発明の解決しようとする課題は、以上
のような現状を打開し、熱可塑性プラスチックの廃材を
常温、常圧のもとで、しかも一工程で多量に効率よく微
細粉に粉砕することを可能とし、廃材の再資源としての
新しい用途を開こうとすることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
題の微粉砕方法の発明は、剛体としての適度の強度を有
する熱可塑性樹脂を主体とするプラスチック廃材を、コ
ロナ放電によって発生したイオンを含む静電気除去用エ
アーの吹き付け雰囲気中で、外周に基端より先端に向か
って延長する複数の溝を有し、該溝の間に軸方向に僅か
な間隔を置いて並列する多数の切れ刃を有すると共に、
並列する各切れ刃の軸方向位置が各溝の間に関して互い
にずれている回転切削工具を用いて、切削作用により微
粉砕することを特徴とするものである。また同様に、本
出願の微粉砕装置の発明は、外周に基端より先端に向か
って延長する複数の溝を有し、該溝の間に軸方向に僅か
な間隔を置いて並列する多数の切れ刃を有すると共に、
並列する各切れ刃の軸方向位置が各溝の間に関して互い
にずれている回転切削工具と、該回転切削工具の表面へ
イオンを含む静電気除去用エアーを噴射する静電気除去
機構とを備えたことを特徴とするものである。
題の微粉砕方法の発明は、剛体としての適度の強度を有
する熱可塑性樹脂を主体とするプラスチック廃材を、コ
ロナ放電によって発生したイオンを含む静電気除去用エ
アーの吹き付け雰囲気中で、外周に基端より先端に向か
って延長する複数の溝を有し、該溝の間に軸方向に僅か
な間隔を置いて並列する多数の切れ刃を有すると共に、
並列する各切れ刃の軸方向位置が各溝の間に関して互い
にずれている回転切削工具を用いて、切削作用により微
粉砕することを特徴とするものである。また同様に、本
出願の微粉砕装置の発明は、外周に基端より先端に向か
って延長する複数の溝を有し、該溝の間に軸方向に僅か
な間隔を置いて並列する多数の切れ刃を有すると共に、
並列する各切れ刃の軸方向位置が各溝の間に関して互い
にずれている回転切削工具と、該回転切削工具の表面へ
イオンを含む静電気除去用エアーを噴射する静電気除去
機構とを備えたことを特徴とするものである。
【０００５】
【作用】本出願の微粉砕方法および微粉砕装置によれ
ば、外周に基端より先端に向かって延長する複数の溝を
有し、該溝の間に軸方向に僅かな間隔を置いて並列する
多数の切れ刃を有して高速回転する切削工具の多数の切
れ刃による切削作用によって、熱可塑性プラスチック廃
材は微粉砕されると共に、静電気除去用エアーによって
切削加工により発生する熱が冷却される一方、粉砕され
たプラスチック粉末は静電気が除去されて切削加工部か
ら排除され、粉塵爆発の危険性もなく、粉末の分離性、
収集性および輸送性を格段に向上させることができる。
ば、外周に基端より先端に向かって延長する複数の溝を
有し、該溝の間に軸方向に僅かな間隔を置いて並列する
多数の切れ刃を有して高速回転する切削工具の多数の切
れ刃による切削作用によって、熱可塑性プラスチック廃
材は微粉砕されると共に、静電気除去用エアーによって
切削加工により発生する熱が冷却される一方、粉砕され
たプラスチック粉末は静電気が除去されて切削加工部か
ら排除され、粉塵爆発の危険性もなく、粉末の分離性、
収集性および輸送性を格段に向上させることができる。
【０００６】
【実施例】本出願の発明を実施例に基づいて説明する。
図１は、回転切削工具としてタップを使用した実施例
で、立てフライス盤の主軸頭１に回転駆動可能に支持さ
れた主軸２の下端のコレットチャック３にタップ４が取
付けられる。一般に、タップは外周に基端より先端に向
かって延長する複数の溝１４を有し、各溝１４の間にね
じを切るための軸方向に僅かな間隔を置いて並列する多
数の切れ刃１５を有しており、各切れ刃１５は外周に沿
って適宜の逃げを備えている。本発明で使用する回転切
削工具は、タップとは限らず、外周に基端より先端に向
かって延長する複数の溝を有し、その溝の間に軸方向に
僅かな間隔を置いて並列する多数の切れ刃を有している
と共に、並列する各切れ刃の軸方向位置が各溝の間に関
して、互いにずれている工具であればよく、例えば、外
周に基端より先端に向かって延長する螺旋状の複数の溝
を有し、その各溝の間に小溝によって分離された多数の
軸方向に並列する若干ねじれた切れ刃を有するラフィン
グ切れ刃（ニック切れ刃ともいう）をもったエンドミル
などの既製の切削工具を使用してもよく、或いは本発明
に適した比較的に大径で、タップまたは前記エンドミル
に類似した形状の切削工具を新たに製作して使用しても
よい。但し、その場合にも前記したように、工具の各溝
によって分離された各切れ刃を軸方向に少しづつずらし
て設け、回転切削時に被切削物であるプラスチック廃材
が、完全に切削，微粉砕されるように製作することが必
要である。また、これらの回転切削工具の切れ刃部の材
料としては、高速度工具鋼や超硬合金を使用しても、或
いは高速度工具鋼に超硬合金のコーティングを施したも
のを使用してもよい。更に、切れ刃部の材料として、ダ
イヤモンドを気相合成法によりコーティングした超硬合
金を使用すると、ガラス繊維強化プラスチックの廃材の
微粉砕用として耐摩耗性に優れ、長期間の使用が可能
で、特に有効である。
図１は、回転切削工具としてタップを使用した実施例
で、立てフライス盤の主軸頭１に回転駆動可能に支持さ
れた主軸２の下端のコレットチャック３にタップ４が取
付けられる。一般に、タップは外周に基端より先端に向
かって延長する複数の溝１４を有し、各溝１４の間にね
じを切るための軸方向に僅かな間隔を置いて並列する多
数の切れ刃１５を有しており、各切れ刃１５は外周に沿
って適宜の逃げを備えている。本発明で使用する回転切
削工具は、タップとは限らず、外周に基端より先端に向
かって延長する複数の溝を有し、その溝の間に軸方向に
僅かな間隔を置いて並列する多数の切れ刃を有している
と共に、並列する各切れ刃の軸方向位置が各溝の間に関
して、互いにずれている工具であればよく、例えば、外
周に基端より先端に向かって延長する螺旋状の複数の溝
を有し、その各溝の間に小溝によって分離された多数の
軸方向に並列する若干ねじれた切れ刃を有するラフィン
グ切れ刃（ニック切れ刃ともいう）をもったエンドミル
などの既製の切削工具を使用してもよく、或いは本発明
に適した比較的に大径で、タップまたは前記エンドミル
に類似した形状の切削工具を新たに製作して使用しても
よい。但し、その場合にも前記したように、工具の各溝
によって分離された各切れ刃を軸方向に少しづつずらし
て設け、回転切削時に被切削物であるプラスチック廃材
が、完全に切削，微粉砕されるように製作することが必
要である。また、これらの回転切削工具の切れ刃部の材
料としては、高速度工具鋼や超硬合金を使用しても、或
いは高速度工具鋼に超硬合金のコーティングを施したも
のを使用してもよい。更に、切れ刃部の材料として、ダ
イヤモンドを気相合成法によりコーティングした超硬合
金を使用すると、ガラス繊維強化プラスチックの廃材の
微粉砕用として耐摩耗性に優れ、長期間の使用が可能
で、特に有効である。
【０００７】図１に示す実施例における静電気除去機構
について説明すると、タップ４の基端側軸部に軸受５を
嵌合し、該軸受５の外輸を固定ボルト１２によって一体
化した軸受ハウジング６と軸受押え７で支持する。軸受
ハウジング６の外周には１本の回転防止バー８を突設
し、そのバー８を図２および図３に示す回転止め部によ
って支持する。図示するように回転止め部は立てフライ
ス盤のベッド２０に移動可能に固定した直立棒１８と、
ボルト１９によって直立棒１８に上下調整自在に固定し
たハウジング１７と、ハウジング１７に保持された直動
玉軸受１６とから構成され、回転防止バー８が直動玉軸
受１６に軸方向に移動自在に支持される。
について説明すると、タップ４の基端側軸部に軸受５を
嵌合し、該軸受５の外輸を固定ボルト１２によって一体
化した軸受ハウジング６と軸受押え７で支持する。軸受
ハウジング６の外周には１本の回転防止バー８を突設
し、そのバー８を図２および図３に示す回転止め部によ
って支持する。図示するように回転止め部は立てフライ
ス盤のベッド２０に移動可能に固定した直立棒１８と、
ボルト１９によって直立棒１８に上下調整自在に固定し
たハウジング１７と、ハウジング１７に保持された直動
玉軸受１６とから構成され、回転防止バー８が直動玉軸
受１６に軸方向に移動自在に支持される。
【０００８】また、軸受押え７には、エアー注入口９を
設け、エアホース１０を介して、高周波，高電圧に基づ
くコロナ放電によってイオン化されたエアーを発生させ
る静電気除去用エアー発生源と連通させる。さらに、軸
受押え７の内部には、エアー注入口９に連通する空気通
路を環状に配設し、空気通路からタップ４に向けて複数
のエアー噴出口１１を開設する。
設け、エアホース１０を介して、高周波，高電圧に基づ
くコロナ放電によってイオン化されたエアーを発生させ
る静電気除去用エアー発生源と連通させる。さらに、軸
受押え７の内部には、エアー注入口９に連通する空気通
路を環状に配設し、空気通路からタップ４に向けて複数
のエアー噴出口１１を開設する。
【０００９】図４，図５に示す他の実施例では、軸受押
え７が下方へ延びて背面から両側にかけてタップ４の切
れ刃部を包囲している。そして、軸受ハウジング６の背
面部のエアー注入口９に連通するエアーの通路が、軸受
押え７の背面部内を下方に通じ、その下端は盲ねじ２１
によって閉鎖され、通路の途中から内側のタップ４の表
面に向けて複数のエアー噴出口１１が開口している。そ
の他の点は、図１に示した実施例と、ほぼ同様の構成で
ある。但し、図４，図５には煩雑になるためにタップ４
の溝１４および切れ刃１５の図示を省略した。
え７が下方へ延びて背面から両側にかけてタップ４の切
れ刃部を包囲している。そして、軸受ハウジング６の背
面部のエアー注入口９に連通するエアーの通路が、軸受
押え７の背面部内を下方に通じ、その下端は盲ねじ２１
によって閉鎖され、通路の途中から内側のタップ４の表
面に向けて複数のエアー噴出口１１が開口している。そ
の他の点は、図１に示した実施例と、ほぼ同様の構成で
ある。但し、図４，図５には煩雑になるためにタップ４
の溝１４および切れ刃１５の図示を省略した。
【００１０】次に、実施例における微粉砕作業について
説明する。先ず、前記静電気除去機構の軸受５，軸受ハ
ウジング６，軸受押え７をタップ４の基端軸部にセット
し、軸受ハウジング６に設けた回転防止バー８を前記回
転止め部に支持し、タップ４を主軸２のチャック３に定
着する。一方、軸受押え７または軸受ハウジング６のエ
アー注入口９に静電気除去用エアー発生源に連結したエ
アホース１０を取付け、他方、粉砕すべき熱可塑性プラ
スチックの廃材を、立てフライス盤のテーブル上に適宜
の定着手段によって固定する。そこで、通常の立てフラ
イス盤の切削加工の作業に準じて、主軸２を駆動してタ
ップ４を高速回転し、プラスチック廃材に対して適宜の
切込みのもとにテーブルを横方向に移動して切削・微粉
砕加工を行う。横方向の移動完了後、縦方向の送り込み
をし、再び横方向の移動を繰返し、通常のフライス加工
の手順により微粉砕加工を続行する。このとき、作成さ
れるプラスチックの微粉末は、タップ４の上方または側
方から吹き付けられる静電気除去用エアーによって除電
されると共に、その微粉砕加工領域を包囲する適宜の吸
引機構によって吸引収集されるように構成する。
説明する。先ず、前記静電気除去機構の軸受５，軸受ハ
ウジング６，軸受押え７をタップ４の基端軸部にセット
し、軸受ハウジング６に設けた回転防止バー８を前記回
転止め部に支持し、タップ４を主軸２のチャック３に定
着する。一方、軸受押え７または軸受ハウジング６のエ
アー注入口９に静電気除去用エアー発生源に連結したエ
アホース１０を取付け、他方、粉砕すべき熱可塑性プラ
スチックの廃材を、立てフライス盤のテーブル上に適宜
の定着手段によって固定する。そこで、通常の立てフラ
イス盤の切削加工の作業に準じて、主軸２を駆動してタ
ップ４を高速回転し、プラスチック廃材に対して適宜の
切込みのもとにテーブルを横方向に移動して切削・微粉
砕加工を行う。横方向の移動完了後、縦方向の送り込み
をし、再び横方向の移動を繰返し、通常のフライス加工
の手順により微粉砕加工を続行する。このとき、作成さ
れるプラスチックの微粉末は、タップ４の上方または側
方から吹き付けられる静電気除去用エアーによって除電
されると共に、その微粉砕加工領域を包囲する適宜の吸
引機構によって吸引収集されるように構成する。
【００１１】また、粉砕すべき熱可塑性プラスチックの
廃材を立てフライス盤のテーブル上に固定せず、テーブ
ル上に設けた２個程度の長方形断面のガイド枠の中にプ
ラスチック廃材を入れ、該廃材を適宜の押圧手段によっ
て押圧して、タップ４の表面に押付け、切削加工を行い
微粉砕を実施するようにしてもよい。
廃材を立てフライス盤のテーブル上に固定せず、テーブ
ル上に設けた２個程度の長方形断面のガイド枠の中にプ
ラスチック廃材を入れ、該廃材を適宜の押圧手段によっ
て押圧して、タップ４の表面に押付け、切削加工を行い
微粉砕を実施するようにしてもよい。
【００１２】
【発明の効果】本出願の微粉砕方法および微粉砕装置に
よれば、従来、一工程では微粉砕することが難しかった
熱可塑性プラスチックの廃材、特にガラス繊維入りの熱
可塑性強化プラスチック廃材を、常温，常圧のもとで一
工程で多量に、かつ迅速に平均数μｍ程度の微粉末に粉
砕することができ、しかも、その微粉末は静電気を除去
されているので、粉塵爆発の危険もなく、微粉末同士の
分離もよく、容易に収集することができる。また、本出
願の微粉砕方法および微粉砕装置によって得られる熱可
塑性プラスチックの微粉末は、極めて細かく、しかも静
電気を除去されているため、さらさらしていて混合し易
く、新しい熱可塑性プラスチック素材として再利用で
き、プラスチック廃材の骨材としてのリサイクルに、広
く貢献することができる。
よれば、従来、一工程では微粉砕することが難しかった
熱可塑性プラスチックの廃材、特にガラス繊維入りの熱
可塑性強化プラスチック廃材を、常温，常圧のもとで一
工程で多量に、かつ迅速に平均数μｍ程度の微粉末に粉
砕することができ、しかも、その微粉末は静電気を除去
されているので、粉塵爆発の危険もなく、微粉末同士の
分離もよく、容易に収集することができる。また、本出
願の微粉砕方法および微粉砕装置によって得られる熱可
塑性プラスチックの微粉末は、極めて細かく、しかも静
電気を除去されているため、さらさらしていて混合し易
く、新しい熱可塑性プラスチック素材として再利用で
き、プラスチック廃材の骨材としてのリサイクルに、広
く貢献することができる。
【図１】本出願の微粉砕装置の一実施例の主要部の縦断
面図である。
面図である。
【図２】静電気除去機構の回転止め部の正面図である。
【図３】図２に示す回転止め部の側面図である。
【図４】本出願の微粉砕装置の他の実施例の主要部の縦
断面図である。
断面図である。
【図５】図４に示す実施例の主要部の側面図である。
２．主軸 ４．回転切削工具 １１．エアー噴出口 １４．溝 １５．切れ刃
Claims (2)
- 【請求項１】 剛体としての適度の強度を有する熱可
塑性樹脂を主体とするプラスチック廃材を、コロナ放電
によって発生したイオンを含む静電気除去用エアーの吹
き付け雰囲気中で、外周に基端より先端に向かって延長
する複数の溝を有し、該溝の間に軸方向に僅かな間隔を
置いて並列する多数の切れ刃を有すると共に、並列する
各切れ刃の軸方向位置が各溝の間に関して互いにずれて
いる回転切削工具を用いて、切削作用により微粉砕する
ことを特徴とする熱可塑性プラスチック廃材の微粉砕方
法 - 【請求項２】 外周に基端より先端に向かって延長す
る複数の溝を有し、該溝の間に軸方向に僅かな間隔を置
いて並列する多数の切れ刃を有すると共に、並列する各
切れ刃の軸方向位置が各溝の間に関して互いにずれてい
る回転切削工具と、該回転切削工具の表面へイオンを含
む静電気除去用エアーを噴射する静電気除去機構とを備
えたことを特徹とする熱可塑性プラスチック廃材の微粉
砕装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15598793A JPH0780185B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 熱可塑性プラスチック廃材の微粉砕方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15598793A JPH0780185B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 熱可塑性プラスチック廃材の微粉砕方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06328447A JPH06328447A (ja) | 1994-11-29 |
| JPH0780185B2 true JPH0780185B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=15617879
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15598793A Expired - Fee Related JPH0780185B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 熱可塑性プラスチック廃材の微粉砕方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0780185B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104029302A (zh) * | 2014-06-26 | 2014-09-10 | 潘磊 | 耐火砖立铣除尘装置 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP15598793A patent/JPH0780185B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06328447A (ja) | 1994-11-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |