JPH0779814B2 - 検査台での人体ずり落ち防止装置 - Google Patents

検査台での人体ずり落ち防止装置

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JPH0779814B2
JPH0779814B2 JP4185504A JP18550492A JPH0779814B2 JP H0779814 B2 JPH0779814 B2 JP H0779814B2 JP 4185504 A JP4185504 A JP 4185504A JP 18550492 A JP18550492 A JP 18550492A JP H0779814 B2 JPH0779814 B2 JP H0779814B2
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好人 立石
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好人 立石
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、傾斜自在な検査台での
被検者の人体のずり落ちを防止する装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、人体の胃・腸等をX線により検査
する装置等に備えられて、人体のずり落ちを防止するも
のとしては、図6に示すように、前(以下「前」とは検
査台26の長手方向における被検者27の頭部側をいう。)
後傾斜自在とされた検査台26の長手方向両サイド等に取
付けた手摺りや、支え棒や、肩当て等のずり落ち防止部
材28があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、検査内容に
よっては、検査台26上面と水平面との角度、即ち傾斜角
度αを60度程度まで前傾させ、かつ、検査台26上で被検
者27の姿勢変更を要する場合がある。この場合、前記従
来のものは、被検者27はずり落ち防止部材28で体重を支
えなければならなかった。したがって、姿勢変更の際、
場合によっては、検査台26からずり落ちるおそれがあ
り、被検者27を補助する補助者なしでは検査できないと
いう問題があった。特に、力の弱い老人、病人にあって
は、傾斜角度αが小さい場合でも体重を支えるのは苦痛
であり問題となっていた。
【0004】かかる問題点を解決するものとして、例え
ば、実公昭58-41924号公報に記載の被検体固定装置があ
る。この従来の装置では、検査台側に固定の支持片で、
被検者の体を検査台との間で締付固定するものである
が、やはり、検査台の傾斜により被検者がずり落ちてし
まう可能性がある。そこで、本発明は、被検者を確実に
保持する検査台での人体ずり落ち防止装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明は、前後
傾斜自在とされた検査台4 上での被検者1 の頭部が下方
となる方向に検査台4 が前傾したとき、前記被検者1 の
人体の前傾方向へのずり落ちを防止するための人体ずり
落ち防止装置であって、該装置は、前記被検者1 に装着
されると共に第1係止部2 を有する装着部材3 と、前記
検査台4 の後部近傍に設けた第2係止部5と、前記第1
係止部2 と第2係止部5 とを連結するロープ等の連結部
材6 とからなり、前記装着部材は、検査用上衣又は、装
着部材3 は肩を保持する肩保持部8と、該保持部8 と前
記第1係止部2とを接続する接続体9 とからなることを
特徴としている。
【0006】
【作用】装着部材が被検者に装着されて、連結部材が装
着部材の第1係止部と、検査台の第2係止部とを連結す
るので、検査台が前傾したとき、被検者は検査台におい
て繋止状に保持されて前傾方向へのずり落ちが防止され
る。装着部材が検査用上衣であれば、被検者の略上半身
を被包して検査台に連結されるので、被検者を確実に保
持する。
【0007】また、装着部材が、肩保持部と接続体とか
らなるものでは、被検者の肩を保持して検査台に連結さ
れるので、被検者を確実に保持する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明の実施例を示し、人体ずり落ち防止
装置は、第1係止部2 を有する装着部材3 と、検査台4
の後部近傍に設けた第2係止部5 と、前記第1係止部2
と第2係止部5 とを連結する連結部材6 とから主構成さ
れている。
【0009】前記装着部材3 は、図2に示すように、検
査用上衣であり、後身頃下端部の外側中央にU字状の前
記第1係止部2 が縫着されている。そして、装着部材3
の一対のアームホール7,7 の周囲部には、U字状の肩保
持部8,8 が縫着され、該肩保持部8,8 と前記第1係止部
2 とを接続する帯状の接続体9 が後身頃内側に縫着され
ている。また、後身頃下端部内側には補強用の帯体10が
縫着されている。なお、上記肩保持部8 等の装着部材3
に縫着される部材の素材は、強度を有する布地のものを
使用しているが、皮、その他のものであってもよい。
【0010】前記検査台4 は、前後傾斜自在であり、長
手方向後端部に薄板状のステップ11が固設され、中央部
に支持柱12を介してX線照射体13が設けられている。前
記第2係止部5 は、検査台4 のステップ11に係合された
Uボルト15とナット16,16 とからなっている。そして、
Uボルト15の軸径より一回り大きな貫通孔がステップ11
に2ケ所設けられ、この貫通孔にUボルト15のネジ部を
挿通して該ネジ部に前記ナット16,16 を螺着することに
より、Uボルト15が前後摺動自在とされている。したが
って、検査台4 が後傾してステップ11が水平状態となれ
ば、Uボルト15の頭部、即ち、Uボルト15の軸径分だけ
突出するだけであるからステップ11に被検者1 が乗る際
に邪魔となることはない。
【0011】前記連結部材6 は、ロープ、ベルト等から
なり、その両端部に、図3に示すように、前記第1係止
部2 および第2係止部5 に係止する着脱部材17,17 を備
え、その中途部に長さを調節するバックル18を備えてい
る。前記着脱部材17は、その一端に、連結部材6 に係合
される回動自在なリング部19を有し、他端部に、スプリ
ング20により開口部21を閉塞する方向に付勢されたロッ
ク部材22を有するフック部23を備えている。
【0012】上記構成の人体ずり落ち防止装置によれ
ば、まず、被検者1 は、装着部材3 のアームホール7,7
に夫々腕を通して装着部材3 を装着し、ステップ11が水
平状となるように後傾起立状とされた検査台4 のステッ
プ11に乗る。そして、第1係止部2 とUボルト15とに着
脱部材17のフック部23,23 を夫々係止させて、バックル
18で長さを調節する。
【0013】次に、検査台4 を所望の傾斜角度αに傾斜
させて検査を行なう。このとき、検査台4 上の被検者1
の頭部が下方となる方向に検査台4 を前傾させてゆくと
被検者1 は前方へずれてゆこうとするが、装着部材3 が
連結部材6 を介して検査台4後部に連結させているた
め、検査台4 上に繋止状に保持され、検査台4 からずり
落ちることはない。即ち、被検者1 は、装着部材3 によ
り上半身の殆んどが包まれ、かつ、保持されているの
で、従来のように体重を支えることを要しないため姿勢
変更が容易に行なうことができ、楽に検査を受けること
ができる。
【0014】なお、前記装着部材3 は、肩保持部8 およ
び接続体9 を縫着することなく、強度の強い素材で製作
した検査用上衣であってもよい。図4は、装着部材3 の
他の例を示し、リング状に形成された一対の肩保持部8,
8 に、帯状の接続体9 の一端が2本ずつ接続されて、そ
の他端にリング状の第1係止部2 が接続されている。図
4における各部材の素材は、図2における各部材と同じ
ものを用いてよい。これによれば、被検者1 は、肩保持
部8,8 に両腕を通して肩保持部8,8 を肩に装着し、以
下、図1と同様に検査を受けることができる。従って、
図4においても、被検者1 は、肩保持部8,8 により保持
されて、検査台4 に繋止状に連結されるので検査台4 か
らずり落ちることはない。
【0015】図5は、装着部材3 のその他の例を示し、
ベルト状の腰保持部24と、第1係止部2 およびこれらを
接続する接続体9 とからなるものである。本図において
も、図2,図4と同様に、検査台4 でのずり落ちを防止
することができる。なお、本発明は、上記実施例に限定
されるものではなく、第2係止部5 を設ける位置は、ス
テップ11に代えて、検査台4 の後部上面としてもよく、
被検者1 が姿勢変更する際に支障のない検査台4 の後部
近傍であればよい。また、図2のU字状の肩保持部8 を
リング状とし、外側の接続体9 を夫々省略してもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、被検者1 に装着される
装着部材3 を連結部材6 により検査台4 の後部近傍に連
結するので、検査台4 が前傾したとき被検者1 の前傾方
向へのずり落ちを確実に防止することができ、姿勢変更
も容易となる。また、検査用上衣である装着部材3 は、
被検者1 の略上半身を被包して検査台に連結されるの
で、被検者1 を確実に保持することができる。
【0017】更に、肩保持部8 、第1係止部2 および接
続体9 からなる装着部材3 は、被検者1 の肩を保持して
検査台4 に連結されるので、ずり落ちを確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す外観正面図である。
【図2】装着部材の左前身頃を開いて示した外観正面図
である。
【図3】連結部材の外観正面図である。
【図4】装着部材の他の外観正面図である。
【図5】装着部材のその他の外観正面図である。
【図6】従来例を示す外観正面図である。
【符号の説明】
1 被検者 2 第1係止部 3 装着部材(検査用上衣) 4 検査台 5 第2係止部 6 連結部材 8 肩保持部 9 接続体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後傾斜自在とされた検査台(4) 上での
    被検者(1) の頭部が下方となる方向に検査台(4) が前傾
    したとき、前記被検者(1) の人体の前傾方向へのずり落
    ちを防止するための人体ずり落ち防止装置であって、該
    装置は、前記被検者(1) に装着されると共に第1係止部
    (2) を有する装着部材(3) と、前記検査台(4) の後部近
    傍に設けた第2係止部(5) と、前記第1係止部(2) と第
    2係止部(5) とを連結する連結部材(6) とからなり、前
    記装着部材(3) は検査用上衣であることを特徴とする検
    査台での人体ずり落ち防止装置。
  2. 【請求項2】 前後傾斜自在とされた検査台(4) 上での
    被検者(1) の頭部が下方となる方向に検査台(4) が前傾
    したとき、前記被検者(1) の人体の前傾方向へのずり落
    ちを防止するための人体ずり落ち防止装置であって、該
    装置は、前記被検者(1) に装着されると共に第1係止部
    (2) を有する装着部材(3) と、前記検査台(4) の後部近
    傍に設けた第2係止部(5) と、前記第1係止部(2) と第
    2係止部(5) とを連結するロープ等の連結部材(6) とか
    らなり、前記装着部材(3) は肩を保持する肩保持部(8)
    と、該保持部(8) と前記第1係止部(2) とを接続する接
    続体(9) とからなることを特徴とする検査台での人体ず
    り落ち防止装置。
JP4185504A 1992-07-13 1992-07-13 検査台での人体ずり落ち防止装置 Expired - Lifetime JPH0779814B2 (ja)

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JPH0630928A JPH0630928A (ja) 1994-02-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5841924U (ja) * 1981-09-16 1983-03-19 株式会社戸上電機製作所 樹脂製口出線

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Publication number Publication date
JPH0630928A (ja) 1994-02-08

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