JPH0779724B2 - 翔ッ靴 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、踏部にバネを設けて、衝撃を吸収すると同時
に、快適に走ったり飛んだりできる靴に関する。

近年ジョギングがさかんに行われているが、これは健康
上有害である。何故ならばジョギングにより片足に体重
の三倍の荷重が加わり、その荷重の75％は膝、腰の関節
に衝撃を与えて身体をいためている。

本発明はこの荷重の75％のエネルギを時間をずらして筋
肉に吸収させることにより25:75即ち15分間のジョギン
グで１時間のジョギングと同じ運動となり、ダイエット
も短時間にでき、しかも膝や腰をいためることがない。
且つバネに蓄えたエネルギにより一歩６メートル飛べる
ので100メートルが15歩で速く走ることができるもので
ある。

さらに、実際の走行感は通常の靴に比して違和感がな
く、若し斜方向から着地したときには下のバネが自動的
に分解して人体の安全を保ようになっている。

第１図および第２図は本発明実施例を示し、強靭で弾性
があるプラスチック板から成る弧状の上バネ１と下バネ
２、および平板状の中バネ３を両端部４において結合し
て成るバネ５を踏部に設けた靴６である。

バネ１、２は金属でもよいが、重量を軽減し、且つ高弾
性を保持するためにプラスチック板７枚積層したものか
ら成っている。

バネ３は伸び弾性が例えば強、中、弱の三種類のものを
交換用品として準備し、使用者の体重などによりこのう
ち最適のバネを選択して装着する。

第３図および第４図に示す本発明実施例は、前記例のバ
ネ５の前方に靴６を取付け、使用の際に第３図のごとく
靴６が前傾したとき、バネ部の前端４が路面７に当った
り引掛ったりしないようにしたものである。

バネ５を靴６に取付けるには、第１図に示すように上バ
ネ１からボルト８を靴６の底９に螺入締着して固定す
る。このボルト８を外せば靴とバネに分解して収納又は
携行できる。

あるいは第３図のように上バネと靴底を一体に固着して
もよい。

第１図に示すようにバネ５の下面にはトレッドパターン
のある接地板10がビス11により下バネ２の底面に交換で
きるように取付けられて踏面となり、下バネ２が路面７
により磨損するのを防止する。

接地板10は第１図のようにビス11を使用せずに第３図の
ごとく下バネ２と一体に成形してもよい。

第５図および第６図は端部４の構造を示す。端部４は中
バネ３の端部に一体に成形され、上バネ１の端を押込む
溝12と、下バネ２の端を押込む溝13がある。上バネ１、
下バネ２を強く曲げて端を溝12、13に嵌入して組立て
る。使用中に左右にずれないようにするために、端縁の
切欠14が溝12、13中の凸条15に嵌入し、また上バネおよ
び下バネの端面の凸起16が、第６図のように端部４の両
側をはさんで突出し、ずれを防止している。

踏面に加わる力は上バネ１、下バネ２、中バネ３が前後
方向に伸びるように加わり、弾性的に復元する。

第７図の本発明実施例に示すようにバネ５の上に靴６を
設けず、靴への装着具17を設け、前記装着具17により通
常の靴６′に装着して使用することもできる。

その他種々の変形が考えられるがこれらはすべて本発明
に含まれる。

本発明は、靴で路面から受ける力がバネに蓄えられて次
のステップに利用できるので、足幅６メートル100メー
トルを15歩で翔走することができる。

そのとき路面から受ける強大な荷重はバネにより緩衝さ
れて身体に伝わるので、膝や腰を傷めずに短時間に十分
に運動することができる。

足が斜めに着地したときには、バネ２が溝13から外れ、
バネ３もバネ１から外れて分解し、身体が怪我しないよ
うに安全性が考えられている。

本発明は前記のごとく多くの効果を有する画期的な発明
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明第１実施例の側面図、 第２図は第１図の正面図、 第３図および第４図は本発明第２実施例の側面図、 第５図および第６図は本発明の一部斜視図、 第７図は本発明第３実施例の側面図、 ６、６′……靴 １、２、３、5,……バネ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】長さ方向に弾性的に伸びうる長方形板状体
   の中バネと、弧状弾性板の上バネおよび下バネを有し、
   前記中バネの両端部は、前記上バネおよび下バネをそれ
   ぞれ付勢して押込む溝部により上バネおよび下バネと結
   合し、前記溝部方向には上バネおよび下バネが中バネと
   嵌合する凹凸部があり、これらにより前記各バネを脱着
   自在に結合したバネを踏部に設けた事を特徴とする靴。