JPH077941Y2 - 足指間用サポーター

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【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は柔軟性と伸縮性および弾性を有する繊維、ゴ
ム、プラスチックス、金属等を素材とした足指間用サポ
ーターに関するものである。

（従来の技術）従来、運動用や日常生活用の足各部位用サポーターとし
て、足首や、足甲と土踏まずを保護したり刺激するサポ
ーターがあったが、足指や足指間に関するものが無かっ
た。

（考案が解決しようとする課題）このため、運動などにおいて、足指周辺部を刺激した
り、各足指の動きを改善し、強化するための補助用具と
なるサポーターが要望されていた。

本考案は、これらの解決に役立つためになされたもので
ある。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、伸縮性および弾性を有する
柔軟性素材を用いて、環状体の帯をつくる。環状体の帯
は、環状方向と平行する４本の副帯部（１）、１本に集
束する集束部（２）、１本に集束した帯状の主帯部
（３）、４本に分岐する分岐部（４）よりなる。

本考案は以上の構成よりなる足指間用サポーターであ
る。

（作用）集束部（２）が足裏にくるように副帯部（１）を各足指
の間に装着して主帯部（３）の略中央を持ち、ひねりな
がら踵方向に引き伸ばすようにして、主帯部（３）が土
踏まずより足内側横部を経て踵上部を横断し、足甲上に
て分岐部（４）に至るよう装着する。

副帯部（１）が各足指間に装着されることにより、各足
指間に間隙を与え、引き伸ばされている素材の縮弾性に
より、装着状態を保つと共に、各足指間を踵方向に加圧
する。

（実施例）以下本案の実施例につて説明する。

（イ）全体を帯状又は、偏平楕円状の断面形状を有する
柔軟性環状体とし、全体もしくは少なくとも一部を、伸
縮性及び弾性を有する素材で構成する。

（ロ）素材には、柔軟性と伸縮性および弾性を有する繊
維、ゴム、プラスチックス、金属等、すなわち、メリヤ
ス編みの合成繊維のような単素材や、伸縮性繊維をはり
合わせた合成ゴムのスポンジなどの複合素材を使い、単
独もしくは少なくとも一部に組み合わせて用いる。

（ハ）上述よりなる環状体の帯は、環状方向と平行する
４本の副帯部（１）、１本に集束する集束部（２）、集
束した１本の主帯部（３）、再び４本に分岐する分岐部
（４）よりなり、順次連続する。これらの全体は繊維に
よる無継目織や、スポンジ等による一体成型品とする
か、各部を縫製や接着により環状体とする。

（ニ）環状体の大きさは、装着時に環状体が接する足部
位の合計距離よりも小さなものとして、求める加圧の程
度により、大きさを加減する。各部の幅と厚みは、運動
に応じ、少なくとも一部の形状を、広狭および、厚薄し
ても良い。

なお、本考案を構成する環状体の少なくとも１箇所を開
放し、両端部に面ファスナー等を取り付け、接続可能に
し、環状寸法を調節したり、加圧の程度を加減できる構
造にしても良い。

また、第４図に示すように、装着をより確実に保つため
に、足甲上部において主帯部（３）に連絡帯（５）を、
縫製や接着もしくは面ファスナーなどにより付加し、連
絡してもよい。

さらに、足面との緩衝や、滑り止めとして、環状体の少
なくとも一部にフェルト等の緩衝材やゴム等による滑り
止めを付加しても良い。

（考案の効果）本考案は上述のとうり構成されているので、装着するこ
とにより、次に記載するする効果を奏する。

運動などにおいて、各足指に間隙を与える事により足指
の動きを改善したり、強化するための補助用具として役
立つ。

各足指間に加圧して適度な刺激を与える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のひねった状態を示す斜視図第２図は本考案の斜視図第３図は本考案を着装した斜視図第４図は本考案に連絡帯を付加した図（１）は副帯部、（２）は集束部（３）は主帯部、（４）は分岐部（５）は連絡帯

【実用新案登録請求の範囲】