JPH077706U - 下水、汚水水路に於けるし渣、沈砂掻揚装置 - Google Patents

下水、汚水水路に於けるし渣、沈砂掻揚装置

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JPH077706U
JPH077706U JP5894792U JP5894792U JPH077706U JP H077706 U JPH077706 U JP H077706U JP 5894792 U JP5894792 U JP 5894792U JP 5894792 U JP5894792 U JP 5894792U JP H077706 U JPH077706 U JP H077706U
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JP
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sewage
bar screen
bucket
residue
transport mechanism
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Application number
JP5894792U
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English (en)
Inventor
峰夫 岩佐
Original Assignee
間機設工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】沈砂貯溜部およびバースクリーンに対し、単一
駆動装置により作動して貯溜部の沈砂およびバースクリ
ーンのし渣を同時に掻き揚げる搬送機構を設けたことに
より、下水処理場、中継ポンプ場等における設備のコン
パクト化、省力化及び電力等の省力化を実現する。 【構成】下水、汚水水路に於けるし渣、沈砂掻揚装置で
あって、水路の底面に凹設された沈砂貯溜部1と、該貯
溜部の上流部に配設され下水中のし渣を止めるバースク
リーン2と、バースクリーンの上方および下部および貯
溜部の下流部にギャーを設けてエンドレスチエン34を
張設し、このチエンに対し等間隔に取付けられ貯溜部の
沈砂を掬い容れるバケット35、バケットの一側辺に設
けられバースクリーン上のし渣を掻き上げるレーキ爪3
6を備えた搬送機構3と、搬送機構の回転軸に連繋され
搬送機構を一方向に移動させる駆動装置4とを具備し、
構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、下水処理場或いは中継ポンプ場等の下水、汚水水路に設備するし 渣、沈砂掻揚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、下水処理場等の水路には、図3に示す如く、水路の上流側にし渣掻揚装 置8、その下流側に沈砂掻揚装置9を設けて、下水、汚水中のし渣および砂を除 去している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のし渣掻上装置8、沈砂掻揚装置9を水路の上流、下流に設け ることは、水路はもとよりし渣掻揚装置には掻揚レーキ及びその搬送機構、駆動 装置を要し、また一方の沈砂掻揚装置にはバケット搬送機構及びその駆動装置を それぞれ要し、従って、設備費を高騰させ、しかも設置床面が大きくなり且つ消 費電力が増す等の幾多の問題があった。
【0004】 このため、最近、下水道事業団或いは地方自治体等の関係機関に於いて、処理 設備のコンパクト化、省力化および資源の省エネ化を実現し得る装置の出現が強 く要望されているが、現在、そのようなものは存在しない。
【0005】 そこで、この考案は、バケットの開口縁の一辺にレーキ爪を一体に設けた簡単 な構成により、し渣及び沈砂を単一の掻揚装置により同時に掻揚処理し得、以て 、下水処理設備の等のコンパクト化、省力化および節電による資源の省エネ化を 実現することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するためのこの考案の手段を説明すると、この考案にかかる 下水、汚水水路に於けるし渣、沈砂掻揚装置は、水路の底面に凹設された沈砂貯 溜部と、該貯溜部の上流部に配設され下水中のし渣を止めるバースクリーンと、 バースクリーンの上方および下部および貯溜部の下流部にギャーを設けてエンド レスチエンを張設し、このチエンに対し等間隔に取付けられ貯溜部の沈砂を掬い 容れるバケット、バケットの一側辺に設けられバースクリーン上のし渣を掻き上 げるレーキ爪を備えた搬送機構と、搬送機構の回転軸に連繋された搬送機構を一 方向に移動させる駆動装置とを具備して構成したものである。
【0007】
【作用】
上記の装置に於いて、駆動装置および搬送機構が作動するとき、チエン上の各 バケットは水路の貯溜部を移行中に沈砂を掬い容れた後、ギャーの位置で反転し バースクリーンの前側を上昇移行する。
【0008】 このとき、バケットに設けたレーキ爪は、対応するバースクリーンに止められ たし渣を掻き上げ、掻き上げたし渣をバースクリーン上方のワイパーにより搬出 コンベアーに、また、沈砂をバケット反転部に於いて下方の搬出コンベアーにそ れぞれ排出し、バケットは再び水路の貯溜部に移行して同様な動作を行う連続し て行う。
【0009】 従って、この装置では、下水、汚水処理に於けるし渣及び沈砂を単一の掻揚装 置により同時に掻揚処理し得、以て、処理設備等のコンパクト化、省力化および 節電による資源の省エネ化を実現した実用上の効果を奏する。
【0010】
【実施例】
図1は、この考案にかかるし渣、沈砂掻揚装置を下水、汚水水路に設備した一 例を示す全体構成図、図2は、レーキ爪付バケットの縦断面図、図3は、従来装 置の説明用構成図を示す。
【0011】 この考案にかかる装置は、水路の底面に下水、汚水中の砂を溜める貯溜部1を 、又、該貯溜部1の上流部にし渣を止めるバースクリーン2を配設する。 バースクリーン2は、従来同様に上部を下流側に傾斜させており、下端はバケッ トの通過路を設けて貯溜部1に位置させている。
【0012】 前期、バースクリーン2下部のバケット通過路に対応した上流水路には、下端 を水路底面に位置して傾斜させ、上部をバースクリーン2に近接させた補助スク リーン21を設けて成り、水路底部を流動するし渣のバケット通過路への流入防 止を考慮してある。
【0013】 この考案は、沈砂貯溜部1およびバースクリーン2に対し、単一駆動装置4に より作動して貯溜部1の沈砂およびバースクリーン2のし渣を掻揚げる搬送機構 3を設けたことを特徴とする。
【0014】 搬送機構3は、バースクリーン2の上方および下部および貯溜部1の下流部に 駆動ギャー31、及び複数の従動ギャー32、33を設けてエンドレスチエン3 4を張設し、このチエン34に対し多数のバケット35を等間隔に取付けてなり 、各バケットが貯溜部1を移行中、沈砂を掬い容れて搬送するようにしてある。
【0015】 前期バケット35は、図2に示す如く、開口面の一側辺に櫛歯状のレーキ爪3 6を取付けてある。このレーキ爪36は、バケット35がバースクリーン2の前 側を上昇移行する際、バースクリーンの間隙に係合して移行し、バースクリーン 2に止まったし渣を掻き上げ搬送する。
【0016】 駆動装置4は、搬送機構3の駆動軸31aにチエン41を介してモーター42 を連繋し、構成する。
【0017】 バースクリーン2の上方には、バケット35に設けたレーキ爪36の通路に対 応してワイバー5を配設してある。このワイパー5は、レーキ爪36がバースク リーン2から掻上げたし渣をバケットの移動を利用して掻き落とすもので、該ワ イパー下方には、し渣搬出装置6を配備してある。
【0018】 し渣搬出装置6の側方には、掻揚バケットの反転部に対応して沈砂搬出装置7 を配備してある。
【0019】 然して、駆動装置4および搬送機構3が作動するとき、チエン34上の各バケ ット35は水路の貯溜部1を移行中に沈砂を掬い容れた後、ギャー32の位置で 反転しバースクリーン2の前側を上昇移行する。
【0020】 このとき、バケット35に設けたレーキ爪36が対応するバースクリーン2に 止められたし渣を掻き上げ、掻き上げたし渣をバースクリーン2上方のワイパー 5により搬出装置6へ、また、沈砂はバケット反転部に於いて下方の搬出装置7 にそれぞれ排出し、バケット35は再び水路の貯溜部1に移行して同様な動作を 連続して行うのである。
【0021】
【考案の効果】
この考案は上記の如く、下水、汚水中の砂を溜める貯溜部の上流部にし渣を止 めるバースクリーンを配設し、かかる貯溜部およびバースクリーンに対し、沈砂 を掬い容れかつし渣を掻き上げるレーキ爪付きバケットを備えた搬送機構を適用 し、この搬送機構を単一駆動装置により作動するように構成したから、特に、こ の考案の装置では下水処理、汚水処理に於けるし渣及び沈砂を単一の掻揚装置に より同時に掻揚処理し得、以て、処理設備等のコンパクト化、省力化および節電 による資源の省エネ化を実現し得る等、構成簡易にして実用上の顕著な効果を有 す。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかるし渣、沈砂掻揚装置を下水、
汚水水路に設備した一例を示す全体構成図である。
【図2】レーキ爪付バケットの縦断面図である。
【図3】従来装置の説明用構成図である。
【符号の説明】
1.貯溜部 2.バースクリーン 3.搬送機構 31.駆動ギャー 31.33.従動ギ
ャー 34.チエン 35.バケット 36.レーキ爪 4.駆動装置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水路の底面に凹設された沈砂貯溜部と、該
    貯溜部の上流部に配設され下水中のし渣を止めるバース
    クリーンと、バースクリーンの上方および下部および貯
    溜部の下流部にギャーを設けてエンドレスチエンを張設
    し、このチエンに対し等間隔に取付けられ貯溜部の沈砂
    を掬い容れるバケット、バケットの一側辺に設けられバ
    ースクリーン上のし渣を掻き上げるレーキ爪を備えた搬
    送機構と、搬送機構の回転軸に連繋され搬送機構を一方
    向に移動させる駆動装置とを具備して成るを特徴とする
    下水、汚水水路に於けるし渣、沈砂掻揚装置。
  2. 【請求項2】バースクリーンの上方に、上昇するバケッ
    トのレーキ爪に対応して掻上げたし渣をバケットの移動
    を利用して掻き落とすワイパー及びワイパーの下方にし
    渣搬出装置を配備して構成されている請求項1記載の下
    水、汚水水路に於けるし渣、沈砂掻揚装置。
  3. 【請求項3】し渣搬出装置に隣接し且つバケットの上部
    反転に対応して沈砂搬出装置を配備して構成されている
    請求項1記載の下水、汚水水路に於けるし渣、沈砂掻揚
    装置。
JP5894792U 1992-07-09 1992-07-09 下水、汚水水路に於けるし渣、沈砂掻揚装置 Pending JPH077706U (ja)

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JP5894792U JPH077706U (ja) 1992-07-09 1992-07-09 下水、汚水水路に於けるし渣、沈砂掻揚装置

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JP5894792U JPH077706U (ja) 1992-07-09 1992-07-09 下水、汚水水路に於けるし渣、沈砂掻揚装置

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JPH077706U true JPH077706U (ja) 1995-02-03

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JP5894792U Pending JPH077706U (ja) 1992-07-09 1992-07-09 下水、汚水水路に於けるし渣、沈砂掻揚装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5645713A (en) * 1979-09-20 1981-04-25 Ebara Corp Running type automatic dust and sand remover
JPS56124828A (en) * 1979-12-20 1981-09-30 Honeywell Inc Device for determining amount of heat of gas fuel

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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