JPH077604U - 胃前壁，大腸圧迫撮影用移動式バルーン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、撮影台に圧迫撮影用移動式バル
ーンを付けた医療用具に関するものである。 【構成】 撮影台（１）の上部に遠隔操作によって移動
できるバルーン（２）を付け、下部に空気を出し入れす
るゴム管（４）を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、撮影台で胃前壁二重造影病変の観察及び撮影を身長の大小にかかわ らず容易に又能率的に行うための装置である。

従来胃前壁二重造影の観察及び撮影を行うには、頭を下げた逆傾でするのが主 であったがこれは技術的に非常に難しく術者が毎回撮影室の中に入り空気で膨ら ませた圧迫用バルーンを撮影台と腹部の間に挿入して観察及び撮影をしていたた め大変非能率的であり受診者の負担も多かった。

この考案は、それを解決するもので以下それを説明する。

（イ）撮影台の上面に移動可能な胃前壁圧迫用バルーンを取り付ける。

（ロ）術者は遠隔操作で、受診者の腹部の下にバルーンを移動させ透視で胃の観 察をしながら、バルーンに空気を送り胃を圧迫する。

（ハ）これにより前壁の出具合をみながら操作できるので十二指腸への造影剤の 流出を防止でき十二指腸と胃との重なりが防げるので従来難しかった胃前壁の観 察及び撮影が容易になると同時に病巣の見落としも防ぐことができる。なおこの 装置は胃だけに限らず、大腸などの圧迫も可能である。

（ニ）バルーンは、容器に納めてある。

（ホ）容器に、ゴム車輪を４個つける。

（ヘ）三相誘導電動機をスイッチ操作で正転、逆転させ容器を移動。

（ト）レールの両端付近にリミットスイッチをつけておき、必要以上に移動しな いようにする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の使用中の一部断面図

【符号の説明】

１ は、撮影台 ２ は、バルーン ３ は、バルーン容器 ４ は、ワイヤロープ ５ は、レール ６ は、リミットスイッチ ７ は、Ｖプーリー ８ は、三相誘導電動機 ９ は、カバー １０ は、ゴム車輪 １１ は、プーリー １２ は、ゴム管

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 撮影台に移動可能な胃圧迫用バルーンを
   取りつけた撮影台