JPH0774768A - ローカルエリアネットワーク装置 - Google Patents

ローカルエリアネットワーク装置

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JPH0774768A
JPH0774768A JP22002593A JP22002593A JPH0774768A JP H0774768 A JPH0774768 A JP H0774768A JP 22002593 A JP22002593 A JP 22002593A JP 22002593 A JP22002593 A JP 22002593A JP H0774768 A JPH0774768 A JP H0774768A
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一紀 小高
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佳典 高田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 宛先ノードからの応答までの時間についての
タイムクリティカル性を維持する。 【構成】 各ノード2は、自ノード2内の送信待ち同期
データ量から宛先ノードからの応答も含めた同期データ
量を予約同期データ量として求め、この予約同期データ
量を双方に通知し、通知された情報に基づいて、新規に
発生する送信希望が可能かどうかを判断し、可能な場合
にその送信帯域を確保し、不可能な場合には送信を抑制
する。これによって、応答までも含めた帯域確保が行え
応答まで含めたタイムクリティカル性を維持することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ転送をそのデー
タの要求時間内に終了するローカルエリアネットワーク
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラント制御や工業用オートメーション
分野における通信手段としてローカルエリアネットワー
ク(以下LANと略す)の導入が進んでいるが、このよ
うな分野では通信手段に対しデータ転送を要求してから
一定時間内(以下この時間を要求時間と称する)にデー
タが宛先まで転送されること(すなわち、データ転送遅
延が要求時間以内であること)が重要である。これをタ
イムクリティカル性あるいはデータ転送の定時性と呼
ぶ。また、このタイムクリティカル性が要求されるデー
タを同期データと称する。
【0003】従来のローカルエリアネットワーク装置で
は、このタイムクリティカル性を達成するために、LA
Nの各ノードにおいて送信が要求される同期データに対
し予め該データを遅延なく転送するのに十分な帯域(時
間)を割り当てていた。またタイムクリティカル性が要
求されないデータ(以下、非同期データと称す)は、同
期データに割り当てた帯域の残りの帯域を使って転送し
ていた。
【0004】しかしながら、同期データの長さや到着間
隔が常に一定な場合、すなわちトラヒックが固定的な場
合は、上記手法により同期データに割り当てた帯域を効
率的に利用できるものの、それ以外の場合、すなわちト
ラヒックが動的な場合は、同期データが必要とする最大
の帯域を各ノードに予め割り当てておかなければなら
ず、帯域使用率の低下を招き不経済である。そこで、各
ノードに帯域を予め割り当てる代わりに同期データの到
着の都度同期データの帯域を割り当てる方法が提案され
ている。一例として、特開平3−159436号公報
「トークンパッシングシステム」で開示されているLA
N装置における同期データの転送方法を説明する。
【0005】ここで、トークンパッシングとは、国際標
準化機構(以下、ISOと略す)標準8802で規定さ
れているトークンリング及びトークンバスやISO標準
9314で規定されているFDDI(Fibre Di
stributed Data Interface)
で使用されているLANのアクセス方式であり、データ
の送信権を表すトークンと称する特定の情報をノード間
で巡回させるものである。
【0006】図7は、上記公報におけるLANの構成図
であり、図中1はLAN、201は同期データー帯域を
割り当てる帯域管理局(以下、管理ノードとも称す)、
202は同期データの送信元である発呼局(以下、送信
元ノードとも称す)、203は同期データの宛先である
着呼局(以下、宛先ノードとも称す)を示す。また図8
は上記公報における送信元ノード202から宛先ノード
203へのデータ転送手順を示すシーケンス図である。
ここで、転送される帯域使用要求、要求応答、帯域使用
許可、接続要求、肯定応答、同期データ、帯域返却、返
却応答は、LAN1上でフレームと呼ばれるデータ形式
として表現され転送される。
【0007】次に、図7および図8に示される従来LA
N装置のデータ転送手順について説明する。送信元ノー
ド202は、送信するデータを発生する通信アプリケー
ションから同期データを受けとると、帯域使用要求を管
理ノードへ送信して前記同期データを送信するための帯
域を要求する。管理ノードは帯域使用要求に対しまずこ
れを受けとったことを示す要求応答を送信元ノードへ送
信し、更に帯域が割り当て可能なら帯域使用許可も送信
する。送信元ノードは帯域使用許可を受信すると、宛先
ノードへ論理的通信路(以下コネクションとも称する)
の設定を要求する接続要求を送信し、宛先ノードからコ
ネクション設定の受け入れを示す肯定応答を受信する
と、同期データを宛先ノードへ送信する。同期データの
送信が終わると送信元ノードは、管理ノード201へ帯
域返却を送信し、割り当てられた帯域の使用を終了する
ことを知らせる。これに応じて、管理ノード201は前
記帯域返却を受けとったことを示す返却応答を返送す
る。
【0008】なお、上記と類似した例として、特開昭6
2−217749号公報「ローカルエリアネットワーク
装置」があるが、同期データの転送を集中管理する管理
手段を設ける点は上記公報と同様である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によるLA
N装置は上記のように動作するので、次のような問題点
があった。
【0010】すなわち、管理ノードを設けたため、この
ノードに障害が発生すると同期データへの帯域割り当て
が行えなくなるという問題がある。上記公報では、管理
ノードの予備を複数設け、動作中の管理ノードに障害が
発生した場合は予備ノードの中から新たな管理ノードを
決定するという手順を開示しているが、この方法をとっ
た場合は手順の複雑化及び各ノードへの予備ノード機能
の付加によるコスト上昇を招くという欠点がある。
【0011】また、通信アプリケーションからノードへ
同期データ送信を要求したとき、管理ノードへ問い合わ
せないと該同期データを要求時間内に転送できるか否か
判らないので、通信アプリケーションへ同期データ送信
要求への応答(肯定ないし拒絶)が返るまで時間を要し
ている。その結果、例えば通信アプリケーションがノー
ドへ同期データ送信要求を出すとき1回のシステムコー
ル呼び出しとして記述することができず、要求とその応
答を別々のタイミングで記述する必要が生じ、通信アプ
リケーションにおけるLAN制御プログラムの複雑化を
招くなどの欠点があった。
【0012】また、各ノードにおいて帯域割り当て用フ
レームや帯域返却用フレームを送受信するので、これら
のフレームについての繁雑なプロトコル処理が必要にな
るという欠点がある。特にノードの電源断や帯域返却2
16の紛失により割り当て済みの帯域が返却されないま
まになることがあるので、管理ノード201から各ノー
ドの帯域使用状況を問い合わせるなど、図8に示す手順
に加え帯域使用状況監視のための手順も必要になる。
【0013】さらに、従来のタイムクリティカル性は、
同期データが宛先ノードに到着するまでの時間を問題と
していたが、実際には、同期データが宛先ノードにおい
て受信されるだけではなく、宛先ノードにおいてその同
期データが処理され、その応答が戻ってくるまでの時間
が問題になる。例えば、同期データが、宛先ノードにお
ける計測装置の計測値を要求するものであれば、1つの
ノードが同期データにより宛先ノードに計測値の伝送を
指令し、宛先ノードが計測値を送信元ノードに伝送して
初めて送信元ノードにおいて計測値の認識ができる。ま
た、宛先ノードが制御装置であっても、指令に対する応
答がかえって初めてその指令の完了となる。そこで、宛
先ノードからの応答まで含めたタイムクリティカル性が
要求される。しかし、上記従来例では、このようなこと
が考慮されていないため、実際のプラントの制御などに
おいて、確実な制御を行えないという問題点があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、一定の要求時
間内に宛先ノードからの返答が要求される同期データを
ローカルエリアネットワーク上で伝送するローカルエリ
アネットワーク装置において、自ノードの送信同期デー
タ量に応じたローカルエリアネットワーク上の自ノード
当てのデータ伝送量を送信予約同期データ量として他の
ノードに送信する送信手段と、この送信されてくる送信
予約同期データ量に応じて、ローカルエリアネットワー
ク上の使用帯域を確保する予約手段と、この予約手段に
より確保された使用帯域を考慮して新規に送信したい同
期データについてローカルエリアネットワーク上で送信
することが可能か否かを判定する判定手段と、この判定
手段において、送信が不能であると判定されデータにつ
いてローカルエリアネットワーク上への送信を抑制する
抑制手段とを有することを特徴とする。
【0015】また、該ローカルエリアネットワークは、
トークンパッシング方式であり、ノード間を巡回するト
ークンに送信予約同期データ量についてのメッセージを
相乗りさせることを特徴とする。
【0016】また、上記送信予約同期データ量について
のメッセージをプロードキャストフレームに搭載して送
信することを特徴とする。
【0017】また、上記判定手段は、すでに各ノードに
おいて予約された使用帯域を除外した空き帯域幅を所定
の割合で限定して、この限定された帯域を基に送信可能
か否かを判定することを特徴とする。
【0018】また、上記限定された帯域は、空き帯域幅
/ノード数であることを特徴とする。
【0019】また、同期データを受信した場合に、その
同期データについての応答のための帯域確保が可能か否
かを判定する応答判定手段を有し、応答が困難な場合に
は否定応答を当該同期データを送信したノードに送信す
ることを特徴とする。
【0020】
【作用】このように、本発明によれば、各ノードは、自
ノード内の送信予約同期データ量を双方に通知し、通知
された情報に基づいて、新規に発生する送信希望が可能
かどうかを判断し、可能な場合にその送信帯域を確保
し、不可能な場合には送信を抑制する。これによって、
応答までも含めた帯域確保が行え応答まで含めたタイム
クリティカル性を維持することができる。
【0021】各ノードを巡回するトークンに同期データ
量情報を相乗りさせることにより、同期データ量通知に
伴うLANの使用帯域の消費を最小限に抑制できる。
【0022】ブロードキャストフレームに同期データ量
情報を搭載することにより、標準LANに準拠した市販
のLAN制御LSIを使用することができる。
【0023】また、予約同期データ量による帯域確保の
後に確保する帯域幅は各ノードのおいて重複して確保し
てしまう可能性がある。そこで、この帯域幅を限定する
ことにより、このような重複確保発生の確率を抑制する
ことができる。
【0024】また、予約同期データ量による帯域確保の
後に確保可能な帯域幅を「空き帯域幅/ノード数」とす
ることで、効率的な限定を行うことができる。
【0025】さらに、応答側ノードにおいて、応答のた
めの帯域が確保できない場合には、同期データが送信さ
れてきたことを対応する通信アプリケーション(ユー
ザ)に通知することなく、否定応答を送信側に応答す
る。これによって、無駄な処理を最小限にできる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。ここで、本実施例では、上記の従来例と
同じく、基本的にはトークンパッシング方式のLANを
対象としている。
【0027】図1は、本発明の実施例に係るLANの全
体構成を示す図であり、図において1はLAN、2a〜
2cはノード、3a〜3cは前記ノード2a〜2cそれ
ぞれが自ノード内の同期データ量から求めた予約同期デ
ータ量を他ノードへ通知するための予約同期データ量通
知、4はノード2aにおいて通信アプリケーションから
渡された同期データをLAN上へ送信可能になるまで蓄
えておく同期データキュー、5は同じく通信アプリケー
ションから渡された非同期データをLAN上へ送信可能
になるまで蓄えておく非同期データキューである。ま
た、4aは同期データキュー4に蓄積されている同期デ
ータ数を測定する測定部である。予約同期データ量通知
3a〜3cは、同期データキュー4内の同期データの個
数であるが、総オクテット数のような送信に要する時間
を表す数値であってもよい。
【0028】次に、本実施例における予約同期データ量
の通知及びデータ転送について説明する。図において,
2a〜2cはノード、3a〜3cは予約同期データ量通
知、6は同期データ、7はノード2aにおいて予約同期
データ量通知後に新規同期データを受領した場合に新規
同期データ処理、8はノード2aにおける同期データの
送信処理である。
【0029】まず、各ノード、例えばノード2aは、適
当なタイミングで自ノード内の同期データ量を測定す
る。この測定は、測定部4aにより行い、同期データキ
ュー4内の同期データ個数、または総オクテット数、あ
るいは両者の組み合わせに基づいた同期データキュー4
内の全てのデータの送信に要する時間を求める。
【0030】次に、求めた個数を2倍し、予約同期デー
タ量通知3aに格納し、他ノード、すなわち2b及び2
cへ送信する。この手順は、ノードによらず同じであ
る。また、LANの能力を1秒当たりの伝送データ個数
で記憶しておき、1秒毎に予約同期データ量の測定およ
び通知を行うと良い。
【0031】ここで、予約同期データ量を自己の送信待
ち同期データ数の2倍としたのは、1つの同期データを
送信するということは、これに対する応答が必ずあり、
この応答もLAN上で伝送されるからである。本実施例
では、1つの同期データの送信を宛先ノードまでの往復
として認識し、1つの送信同期データをLAN上での2
つのデータ伝送とカウントする。これによって、LAN
上での同期データの往復のための帯域幅を確保すること
ができる。
【0032】また、各ノードは帯域幅確保の処理7を行
う。例えば、ノード2aは、自己の予約同期データ量に
基づいて、これを送信しかつ応答を得るためのLAN上
の帯域幅を確保する。そして、ノード2aは、同期デー
タ送信処理8を実行し、同期データキュー4に蓄積され
ている同期データを宛先ノードへ向けLAN1上に送出
する。
【0033】ここで、上述の帯域確保後に新規同期デー
タが通信アプリケーションから供給された場合につい
て、図3に基づいて説明する。新規同期データが通信ア
プリケーションから渡されたかを監視し(201)、新
規同期データがあった場合には、その同期データを送信
するための帯域を確保できるか否かを判定する。
【0034】このために、まず上述のようにして他のノ
ードから送られてきた予約同期データに基づき、自ノー
ドを含めたLAN上のすべてのノードの予約同期データ
量を求め、求められた予約同期データ量の合計をLAN
の能力から差し引き、空き帯域幅を求める(202)。
そして、この空き帯域量をノード数(自ノードも含め
る)で除算し、予約以外で自己ノードが利用できる帯域
幅である自己の利用可能帯域幅を求める(203)。
【0035】そして、通信アプリケーションから送られ
てきた新たな同期データ量と、自己の利用可能帯域幅と
を比較する(204)。利用帯域幅内であれば、これを
受付け同期データキュー4に追加し、上記送信処理7に
おいて、その新規同期データも他の帯域確保済みの同期
データと共に、送信する(205)。一方、新規同期デ
ータが、自己の利用可能帯域量を超える場合には、その
同期データを廃棄し(206)、これを通信アプリケー
ションに通知する(207)。
【0036】このようにして、新規の同期データについ
ては、自己の利用可能帯域幅がある場合にのみ受け付け
る。このため、送信する同期データについては、その応
答までの時間を保証することができる。
【0037】このように、本実施例によれば、宛先ノー
ドからの応答のための帯域間で確保して、同期データの
伝送を行うが、宛先ノードにおいて応答の伝送のための
帯域を確保できない場合も生じる可能性はある。すなわ
ち、LAN上の帯域を一応確保してはあるが、同期デー
タの宛先が1つのノードに集中し、このノードにおける
送信同期データ量が少ない場合には、このノードで応答
のための帯域を確保できない場合も生じる。
【0038】そこで、宛先ノードにおいて同期データを
受信した場合には、宛先ノードは、まずこの同期データ
に対する応答のための帯域を確保できるか否かを判定す
る。そして、応答のための帯域を確保できない場合にお
いては、受信した同期データを通信アプリケーションに
渡すことなく廃棄し、否定応答を送信元ノードに送信す
る。これによって、通信アプリケーションにおける余分
な処理を行うことなく、タイムクリティカル性を遵守す
ることができない場合の送信の取り止めができる。
【0039】次に、図4はトークンパッシングLANの
トークンフォーマットの例を示す図であり、図において
(a)は各ノード毎の予約同期データ量を別々のフィー
ルドに格納する連結型トークンフォーマット、(b)は
各ノードが自ノード内の予約同期データ数を単一のフィ
ールドに加算していく加算型トークンフォーマットで、
図中、10はトークン中で予約同期データ量情報が格納
される予約同期データ量情報のフィールドまた11は連
結型トークンフォーマットにおいて第1のノードの予約
同期データ数を格納するサブフィールド、12は同じく
第2のノードの予約同期データ数を格納するサブフィー
ルド、13は同じく第N(Nはノードの最大数)のノー
ドの予約同期データ数を格納するサブフィールドであ
り、14は加算型トークンフォーマットにおいて各ノー
ドが自ノードの予約同期データ数を加算する同期データ
数累計を格納するフィールドである。ここで連結型トー
クンフォーマットを用いる場合は、予め各ノードに1か
ら連続した番号が付いているものとしている。
【0040】まず、他ノードへの予約同期データ量情報
の送信について述べる。各ノードは自ノードにトークン
が到着したとき、次のようにしてトークンに予約同期デ
ータ量情報を書き込み、次ノード宛てに送信する。まず
図3(a)の連結型トークンフォーマットの場合、各ノ
ードは自ノードに対応するサブフィールドに自ノードの
予約同期データ数を書き込む。例えば自ノードが第1の
ノードなら、サブフィールド11に自ノードの予約同期
データ数を書き込んで送信する。また、図3(b)の加
算型トークンフォーマットの場合、予約同期データ数累
計フィールド14を読み出し、読み出した数値に自ノー
ドの予約同期データ数を加え、結果を同じ予約同期デー
タ数累計フィールド14に書き込んで送信する。
【0041】一方、他ノードからの予約同期データ量情
報の受信は、次のように行う。まず図3(a)の連結型
トークンフォーマットの場合、各ノードはトークンが到
着するとサブフィールド11〜13から予約同期データ
数を読み出し、ノード毎に用意した記憶領域に格納す
る。但し自ノードの予約同期データ数は同期データキュ
ー4での待ち数から判るので、必ずしもトークンから読
み出す必要はない。また図3(b)の加算が他トークン
フォーマットの場合、各ノードは前回自ノードがトーク
ンに書き込んだ予約同期データ数累計フィールド14の
値を記憶しておき、トークンが到着すると今回自ノード
が書き込む前に読み出した値との差を他ノードにおける
予約同期データ数の合計として記憶領域に格納する。
【0042】以上の動作により、トークンに予約同期デ
ータ量情報を相乗りさせて通知することができる。な
お、上記の説明では予約同期データ量として、予約同期
データの数を用いたが、同期データの総オクテット数
等、該ノードで送信待ち状態にある同期データ全ての送
信に要する時間を表す別の値を用いることもできる。
【0043】次に、予約同期データ量の通知ブロードキ
ャストフレームを利用した場合のフォーマット例を図5
に示す。図において21は本ブロードキャストフレーム
の送信元ノード番号フィールド、22は前記送信元ノー
ド番号21で表されるノードにおける同期データ数フィ
ールドである。
【0044】他ノードへの予約同期データ量情報の送信
は、各ノードにおいて適当な送信契機毎に送信元ノード
番号フィールド21に自ノードの番号、予約同期データ
数フィールド22に自ノードで送信待ち状態にある予約
同期データ数を格納したブロードキャストフレームを作
成し、LAN1へ送出することで実現する。
【0045】一方、他ノードからの予約同期データ量情
報の受信は、予約同期データ量を搭載したブロードキャ
ストフレームを他ノードから受信したとき、送信元ノー
ド番号フィールド21を読み出してどのノードの予約同
期データ数であるか識別すると共に、予約同期データ数
フィールド22から読み出した予約同期データ数を該ノ
ードに対応する記憶領域に格納することで実現する。
【0046】なお、予約同期データ量情報を搭載したブ
ロードキャストフレームの送信契機としては、例えばト
ークンパッシング方式のLANにおいてはトークンを保
持しているときしかフレームを送信できないので、適当
な回数トークンが巡回する毎にトークン解放前にブロー
ドキャストフレームを送信する方法がある。
【0047】次に、この発明に係るLAN装置のハード
ウェア構成について説明する。図6は、ノードのハード
ウェア構成の一例を示すブロック図であり、図において
51は通信アプリケーションとデータをやりとりする通
信アプリケーション・インタフェース、52は通信アプ
リケーションから受けとってLANへ送信されるデータ
やLANから受信して通信アプリケーションへ渡される
データが一時的に蓄えられるバッファメモリ、53はL
ANへのフレーム送信やLANからのフレーム受信を行
うLANインタフェース、54は上記で説明した同期デ
ータ量通知手段やデータ送信手順をコンピュータプログ
ラムの形で記述して格納するプログラムメモリ、55は
前記プログラムメモリ54内のプログラムに従って前記
通信アプリケーション・インタフェース51やLANイ
ンタフェース53を制御するCPU(Central
Processing Unit)、56は前記通信ア
プリケーション・インタフェース51〜前記プログラム
メモリ54と前記CPU55との間で情報を転送するバ
スである。ここでISO8802やトークンバス・トー
クンリングやFDDI等標準化されたLANではLAN
制御LSIが市販されているため、これらのLAN向け
にはLANインタフェース53で市販のLAN制御LS
Iを使用することが多い。
【0048】以上の構成により、この発明に係るLAN
装置のハードウェアは、従来の技術によるLAN装置の
ハードウェアから大きな変更なく実装が可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
管理ノードを設ける必要がないため、管理ノードを設け
るがために生じる各種の問題が解消される。
【0050】そして、各ノードは、自ノード内の送信予
約同期データ量を双方に通知し、通知された情報に基づ
いて、新規に発生する送信希望が可能かどうかを判断
し、可能な場合にその送信帯域を確保し、不可能な場合
には送信を抑制する。これによって、応答までも含めた
帯域確保が行え応答まで含めたタイムクリティカル性を
維持することができる。
【0051】各ノードを巡回するトークンに同期データ
量情報を相乗りさせることにより、同期データ量通知に
伴うLANの使用帯域の消費を最小限に抑制できる。
【0052】ブロードキャストフレームに同期データ量
情報を搭載することにより、標準LANに準拠した市販
のLAN制御LSIを使用することができる。
【0053】また、予約同期データ量による帯域確保の
後に確保する帯域幅は各ノードにおいて重複して確保し
てしまう可能性がある。そこで、この帯域幅を限定する
ことにより、このような重複確保発生の確率を抑制する
ことができる。
【0054】また、予約同期データ量による帯域確保の
後に確保可能な帯域幅を「空き帯域幅/ノード数」とす
ることで、効率的な限定を行うことができる。
【0055】さらに、応答側ノードにおいて、応答のた
めの帯域が確保できない場合には、同期データが送信さ
れてきたことを対応する通信アプリケーション(ユー
ザ)に通知することなく、否定応答を送信側に応答す
る。これによって、無駄な処理を最小限にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のLANの全体構成を示す図である。
【図2】同実施例における同期データ量通知手順および
データ転送手順を示す図である。
【図3】新規同期データを受け入れた場合の処理の手順
を示す図である。
【図4】トークンパシングLANのトークンフォーマッ
ト例を示す図である。
【図5】ブロードキャストフレームのフォーマット例を
示す図である。
【図6】ノードのハードウェア構成を示す図である。
【図7】従来の装置におけるLANの構成例を示す図で
ある。
【図8】従来の装置において送信元ノードから宛先ノー
ドへのデータ転送手順を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 LAN 2 ノード 3 同期データ量通知 4 同期データキュー 4a 測定部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】図7は、上記公報におけるLANの構成図
であり、図中1はLAN、201は同期データ帯域を割
り当てる帯域管理局(以下、管理ノードとも称す)、2
02は同期データの送信元である発呼局(以下、送信元
ノードとも称す)、203は同期データの宛先である着
呼局(以下、宛先ノードとも称す)を示す。また図8は
上記公報における送信元ノード202から宛先ノード2
03へのデータ転送手順を示すシーケンス図である。こ
こで、転送される帯域使用要求、要求応答、帯域使用許
可、接続要求、肯定応答、同期データ、帯域返却、返却
応答は、LAN1上でフレームと呼ばれるデータ形式と
して表現され転送される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、一定の要求時
間内に宛先ノードからの返答が要求される同期データを
ローカルエリアネットワーク上で伝送するローカルエリ
アネットワーク装置において、自ノードの送信同期デー
タ量に応じたローカルエリアネットワーク上の自ノード
宛てのデータ伝送量を送信予約同期データ量として他の
ノードに送信する送信手段と、この送信されてくる送信
予約同期データ量に応じて、ローカルエリアネットワー
ク上の使用帯域を確保する予約手段と、この予約手段に
より確保された使用帯域を考慮して新規に送信したい同
期データについてローカルエリアネットワーク上で送信
することが可能か否かを判定する判定手段と、この判定
手段において、送信が不能であると判定されデータにつ
いてローカルエリアネットワーク上への送信を抑制する
抑制手段とを有することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】次に、本実施例における予約同期データ量
の通知及びデータ転送について説明する。図におい
て,2a〜2cはノード、3a〜3cは予約同期データ
量通知、6は同期データ、7はノード2aにおいて予約
同期データ量通知後に新規同期データを受領した場合に
新規同期データ処理、8はノード2aにおける同期デー
タの送信処理である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のLANの全体構成を示す図である。
【図2】同実施例における同期データ量通知手順および
データ転送手順を示す図である。
【図3】新規同期データを受け入れた場合の処理の手順
を示す図である。
【図4】トークンパシングLANのトークンフォーマ
ット例を示す図である。
【図5】ブロードキャストフレームのフォーマット例を
示す図である。
【図6】ノードのハードウェア構成を示す図である。
【図7】従来の装置におけるLANの構成例を示す図で
ある。
【図8】従来の装置において送信元ノードから宛先ノー
ドへのデータ転送手順を示すシーケンス図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 厚井 裕司 神奈川県鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱 電機株式会社通信システム研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の要求時間内に宛先ノードからの返
    答が要求される同期データをローカルエリアネットワー
    ク上で伝送するローカルエリアネットワーク装置におい
    て、 自ノードの送信同期データ量に応じたローカルエリアネ
    ットワーク上の自ノード宛のデータ伝送量を送信予約同
    期データ量として他のノードに送信する送信手段と、 この送信されてくる送信予約同期データ量に応じて、ロ
    ーカルエリアネットワーク上の使用帯域を確保する予約
    手段と、 この予約手段により確保された使用帯域を考慮して、新
    規に送信したい同期データについてローカルエリアネッ
    トワーク上で送信することが可能か否かを判定する判定
    手段と、 この判定手段において、送信が不能であると判定されデ
    ータについてローカルエリアネットワーク上への送信を
    抑制する抑制手段と、 を有することを特徴とするローカルエリアネットワーク
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 該ローカルエリアネットワークは、トークンパッシング
    方式であり、 ノード間を巡回するトークンに送信予約同期データ量に
    ついてのメッセージを相乗りさせることを特徴とするロ
    ーカルエリアネットワーク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の装置において、 上記送信予約同期データ量についてのメッセージをプロ
    ードキャストフレームに搭載して送信することを特徴と
    するローカルエリアネットワーク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の装置に
    おいて、 上記判定手段は、すでに各ノードにおいて予約された使
    用帯域を除外した空き帯域幅を所定の割合で限定して、
    この限定された帯域を基に送信可能か否かを判定するこ
    とを特徴とするローカルエリアネットワーク装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、 上記限定された帯域は、空き帯域幅/ノード数であるこ
    とを特徴とするローカルエリアネットワーク装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の装置に
    おいて、 同期データを受信した場合に、その同期データについて
    の応答のための帯域確保が可能か否かを判定する応答判
    定手段を有し、応答が困難な場合には否定応答を当該同
    期データを送信したノードに送信することを特徴とする
    ローカルエリアネットワーク装置。
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