JPH0774582A - 弾性表面波装置およびそれに接続された回路およびその測定方法および通信装置 - Google Patents

弾性表面波装置およびそれに接続された回路およびその測定方法および通信装置

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JPH0774582A
JPH0774582A JP17878993A JP17878993A JPH0774582A JP H0774582 A JPH0774582 A JP H0774582A JP 17878993 A JP17878993 A JP 17878993A JP 17878993 A JP17878993 A JP 17878993A JP H0774582 A JPH0774582 A JP H0774582A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】音響反射抑圧条件を明確にし、周波数特性およ
び群遅延時間特性のリップルを抑圧した弾性表面波装置
の新規構造を提供すること。とくに、一方向性電極にお
いては、周波数特性および群遅延時間特性のリップルを
抑圧し、移相器を用いなくとも低損失の弾性表面波装置
の新規構造を提供すること。また、上記弾性表面波装置
を用いる通信装置の高性能化を図ること。 【構成】弾性表面波装置および周辺回路に内部消散が有
る場合に関する音響反射抑圧条件を明確にし、とくに、
一方向性電極においては低損失化を考慮した、弾性表面
波装置および周辺回路を構成する。 【効果】リップルを抑制した周波数特性と群遅延時間特
性をもつ弾性表面波装置を提供し、とくに一方向性電極
においては、移相器を用いなくとも低損失の弾性表面波
装置を提供することができる。また、移相器削減により
周辺回路を簡略化し、装置を小型化することができる。
さらに、これらの弾性表面波装置と周辺回路を用いるこ
とにより、通信装置の高性能化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性表面波装置と周辺
回路およびその測定方法およびそれを用いた通信装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波装置はその構成の一部として
すだれ状電極を有する。このすだれ状電極は、電気信号
を表面波にあるいは表面波を電気信号に変換する。通
常、順方向(送波または受波対象が配置されている方
向)と逆方向で送波効率(または受波効率)が等しい双
方向性電極を用いる場合が多い。一方、低損失化に対す
る要望から、順方向の送波効率(または受波効率)が逆
方向のそれより高い一方向性電極も検討されている。
【0003】これらすだれ状電極の順方向側の音響反射
は、いわゆる電極間多重反射(Triple Tran
sit Echo,TTE)の原因となり、周波数特性
および群遅延時間特性にリップル等の現象を引き起こす
場合がある。このため、すだれ状電極の順方向側の音響
反射は充分抑圧する必要がある。
【0004】また、一方向性電極においては、低損失の
構造が、TTEを抑圧する構造と必ずしも一致しない。
このような場合に対し、高い方向性(順方向と逆方向の
送波効率の比)をもち、かつ、TTEを極力抑制する構
造の条件を明確にする必要がある。
【0005】弾性表面波装置の解析は、アドミタンス行
列要素や散乱行列要素を用いる等価回路計算により行な
われることが多い。例えば、米国電気電子学会 ソニク
ス アンド ウルトラソニクス26巻、6号第426頁か
ら第428頁(IEEE Transactions on Sonics and Ultr
asonics,Vol.SU-26,No.6, p.426〜p.428)には、アドミ
タンス行列要素と散乱行列要素の混合行列(P-matrix)
を用いて解析が行なわれている。しかしながら、すだれ
状電極の構造とその音響反射との関係が明確であるとは
言い難い。
【0006】また、弾性表面波装置とすだれ状電極の音
響反射に関しては、すだれ状電極の内部消散が無い場合
に限り、日本応用物理学会英文論文誌第22巻第163
頁から第164頁(Jpn. J. Appl. Phys. Vol.22(198
3), p.163〜p.164)に記載されている。しかしながら、
内部消散の有る場合に関しての報告は無い。
【0007】一方向性すだれ状電極構造に関しては、電
子通信学会技術研究報告US75−15第25頁から第
30頁にかけて、グループ型一方向性すだれ状電極の報
告が記載されている。この報告では、「120°位相
型」と「90°位相型」と称するすだれ状電極の構造が
提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】すだれ状電極および周
辺回路に内部消散がある場合について、すだれ状電極の
音響反射抑圧条件を明確にし、リップルを抑圧した周波
数特性および群遅延時間特性を有する新規構造を提供す
ることが望まれる。
【0009】とくに一方向性すだれ状電極は、低損失化
を含めた音響反射抑圧条件を明確にし、低損失、かつ、
リップルを抑圧した周波数特性および群遅延時間特性を
有する新規構造を提供することが望まれる。
【0010】さらに、一方向性電極には、方向性向上に
よる低損失化のために移相器を必要とするものがあり、
弾性表面波装置の周辺回路が複雑になったり、弾性表面
波装置が大形化するといった問題が有る。このため、リ
ップルの少ない周波数特性および群遅延時間特性を有
し、移相器が少ないながらも低損失の新構造を提供する
ことが望まれる。
【0011】
【課題を解決するための手段】弾性表面波装置の放射コ
ンダクタンスをGa、弾性表面波装置の外部負荷(また
は信号源)コンダクタンスをGlとしたとき、弾性表面
波装置の損失が最小となるのはGl/Ga=1のときで
ある。また、内部消散が無い場合、Gl/Ga=1のと
き、TTEも最小となる。しかし、内部消散が有る場
合、TTEが最小となるのはGl/Ga=1のときとは
限らない。そこで、下記に示すように、TTEを充分抑
圧しながらも低損失の弾性表面波装置が得られる条件を
散乱行列を用いて導出し、以下の条件を得た。
【0012】内部消散を有するすだれ状電極と周辺回路
を1つの回路とみなし、送波または受波の順方向の音響
端子を端子1、逆方向の音響端子を端子2、電気端子を
端子3とした等価回路で、一方向性電極を表す散乱行列
を(S)、(S)の複素共役行列を(S*)、(S)と
(S*)の乗算により生成される行列を(α)、方向性
係数をκ(=|S232/|S132)、θ1をarg
(s13 233*s11*)、θ2をarg(α13*s33
13*)、θ3をarg(α13*s1311*)、μをα13/|
13|としたとき、
【0013】
【数16】
【0014】の値を1/3以下とする。
【0015】次に、すだれ状電極と周辺回路において、
該すだれ状電極の内部消散が無視し得る程小さい一方向
性電極とした場合、反射電極に加えられる電極をPi、
送出電極に加えられる電力をPq、反射電極と送出電極
間の幾何学的位相差をΦmとしたとき、 Pi/Pq=exp(−jΦm) (但し、expは自然対数の底の累乗、jは虚数単位を
表わす)を満たすならば、Φmを変化させることで、従
来知られている「90°位相型」や「120°位相型」
とは異なる幾何学的位相差でもTTEを充分抑圧し、か
つ、低損失の一方向性電極が得られる。
【0016】さらに、移相器を必要としない一方向性す
だれ状電極の電極パターンを示す。λを任意の周波数の
弾性表面波の波長とする。このとき、長手方向の長さを
任意とする導電性薄膜電極の短手方向の長さが、各々、
第1電極はλ/8、第2電極は3λ/8、第3電極はλ
/8、第4電極はλ/8、第5電極はλ/8、第6電極
はλ/8で、第1電極と第2電極の間隔はλ/8、第2
電極と第3電極の間隔はλ/8、第3電極と第4電極の
間隔はλ/4、第4電極と第5電極の間隔はλ/4、第
5電極と第6電極の間隔はλ/8となっている一連の構
成を1周期として配置されており、第1,第3,第5,
第6電極は互いに電気的に接続され、電気的に接続され
た第2電極および第4電極と電気端子対をなしてすだれ
状電極を構成する。該すだれ状電極の各導電性薄膜電極
の短手方向の長さを変化させることで、TTEを充分抑
圧し、かつ、低損失の、移相器を必要としない弾性表面
波装置が得られる。
【0017】
【作用】かかる手法を用いれば、弾性表面波装置のTT
Eを抑圧する装置構成条件を提供でき、周波数特性と群
遅延時間特性のリップルを小さくすることが可能とな
る。さらに一方向性電極に関しては、低損失化ととも
に、移相器の削減、装置の小形化が可能となり、リップ
ルが小さく低損失の高性能弾性表面波装置を提供するこ
とができる。
【0018】
【実施例】図1は本発明を用いた弾性表面波装置を模式
的に示したものである。弾性表面波基板4上に、入力一
方向性すだれ状電極5、及び出力電気端子14に接続さ
れた出力双方向性すだれ状電極6および基板端面からの
反射波を抑圧するための吸音材7が塗布されている。入
力一方向性すだれ状電極5は2種の電極領域8,9から
形成されている。入力電気端子3には移相器素子10,
11が接続された、いわゆるグループ型一方向性電極構
成が形成されている。入力電気端子3には電源13およ
び電源コンダクタンス12が接続されている。また、出
力電気端子14には負荷コンダクタンス15が接続され
ている。通常、弾性表面波基板4としては128°Y−
X LiNbO3等が用いられ、電極は膜厚1000〜
8000μmのアルミニウムが用いられる。
【0019】グループ型一方向性電極の電極構成を図2
に示す。移相器16により与えられる電気的位相差と電
極配置により生じる幾何学的位相差により、一方向へエ
ネルギーが放射される。ここでは図4に示すように、移
相回路を含めた一方向性電極を1つの回路とみなし、順
方向を端子1、逆方向を端子2、電気端子を端子3とし
て定義する。図3は内部反射型一方向性電極の構成を模
式的に示す。この一方向性電極では、電極が有る部分と
無い部分の弾性表面波に対する特性インピーダンスの違
いによる反射(Mass−Electrical Lo
ading,MEL)と電気的負荷によって定まる反射
(Regenerated Wave, RW)を相殺
させることにより一方向性を得ている。この場合にも、
上述と同様、順方向を端子1、逆方向を端子2、電気端
子を端子3として定義する。この端子の定義により、一
般の(グル−プ型でない、例えば図3に示した内部反射
型の一方向性電極も含んだ)一方向性電極を図4のよう
な等価回路で表すことが可能である。図中図1と同一個
所は同一符号を付けて示している。音響端子には特性イ
ンピーダンス17を接続している。上記のような一方向
性電極では回路中またはすだれ状電極内に導体損失等の
内部消散を生じる。
【0020】上記の回路における散乱行列(S)は、 (S)(S*)=(α) ………(数1) が成り立つ。ここで(S),(α)は3行3列の行列で
ある。
【0021】散乱行列要素が複素数の場合は、物理的に
は、周波数、電気端子における接続条件に制約の無い場
合に相当する。式1より、以下の3つの関係式が得られ
る。
【0022】 |s112+|s122+|s132=α11 ………(数2) |s132+|s232+|s332=α33 ………(数3) s1311*+s2312*+s3313*=α13 ………(数4) 上記の式2,3,4より |s132=(α33−Γ2)/(1+κ) (順方向) ………(数5) |s232=κ(α33−Γ2)/(1+κ) (逆方向) ………(数6)
【0023】
【数7】
【0024】の関係が得られる。ここで、 κ≡|s232/|s132 (方向性係数) ………(数8)
【0025】
【数9】
【0026】 b≡Gl/Ga ………(数10) a≡Bt/Ga ………(数11) μ≡|α13/s13| ………(数12) θ1≡arg(s13 233*s11*) ………(数13) θ2≡arg(s3313*) ………(数14) θ3≡arg(s1311*) ………(数15) である。ここで、Glは外部負荷(または信号源)コン
ダクタンス、Gaは放射コンダクタンス、Btは回路と
の合成サセプタンスである。ここで式7の音響反射がT
TEの原因となる。
【0027】TTEは例えば、テレビジョン受信機等で
は画面のゴースト障害の原因となり、音声通信等ではエ
コー妨害の原因となる。テレビジョン受信機における許
容ゴースト検知限は−30〜−40dBであり、音声通
信等の許容妨害検知限は−20〜−30dBである。し
たがって、TTEの必要最低限の抑圧度は−20dBと
規定することができる。TTEが入出力すだれ状電極間
で2重に反射することから、片側のすだれ状電極での反
射量は約1/3と求まる。従って、
【0028】
【数16】
【0029】の値を1/3以下とすることが、機器の妨
害特性上要求される、必要最低条件となる。第1実施例
では上記の値を1/10とした。以上、本実施例によれ
ば、TTEを抑圧した良好な特性を有する弾性表面波装
置が得られる。
【0030】すだれ状電極の主応答周波数で電気端子3
における虚数部を打ち消した場合には、散乱行列要素が
実数であるから、 a=0 ………(数17) θ1=θ2=θ3=0 ………(数18) となり、式5,6,7より下式が得られる。
【0031】 s13 2=(α33−γ2)/(1+κ) (順方向) ………(数19) s23 2=κ(α33−γ2)/(1+κ) (逆方向) ………(数20)
【0032】
【数21】
【0033】 κ≡s23 2/s13 2 (方向性係数) ………(数22) γ≡s33=(b−1)/(b+1) (電気反射) ………(数23) μ≡α13/s13 ………(数24) 従って、前述のように
【0034】
【数25】
【0035】の値を1/3以下とすることにより音響反
射を抑圧することができる。第2実施例では、中心周波
数で、電気端子の虚数部を打ち消した状態で、上記の式
25の値を1/10とした。以上、本実施例により、良
好な帯域内平坦度を有する弾性表面波装置が得られた。
【0036】上記の場合、図5,図6に示すような比較
的簡単な等価回路で表わされることを見出した。図5中
図1と同一個所は同一記号で示した。図5が内部消散を
並列コンダクタンスで表わした並列型等価回路、図6が
内部消散を直列抵抗で表わした直列型等価回路である。
図中、順方向での放射コンダクタンス18を(κ+1)
Gaとし、逆方向での放射コンダクタンス19を(κ+
1)Ga/κで表わしている。また、内部消散を表わす
並列コンダクタンス20と直列抵抗ru21をそれぞれ
の回路に接続している。図5の回路を用いた場合の音響
反射S11と挿入損失S13は、
【0037】
【数26】
【0038】
【数27】
【0039】と表わされ、さらに、前述のbと g≡gu/Ga ………(数28) を用いて、
【0040】
【数29】
【0041】
【数30】
【0042】と表わされる。前述と同様、音響反射に関
する
【0043】
【数31】
【0044】の絶対値を1/3以下とすることにより、
良好な特性が得られる。また、同様に図6の回路を用い
た場合、音響反射S11と挿入損失S13は、
【0045】
【数32】
【0046】は、
【0047】
【数33】
【0048】と表わされ、さらに、前述のbと r≡ru・Ga=ru/Ra ………(数34) を用いて、
【0049】
【数35】
【0050】
【数36】
【0051】と表わされる。前述と同様、音響反射に関
する
【0052】
【数37】
【0053】の絶対値を1/3以下とすることにより、
良好な特性が得られる。さらに、上記の値をdB単位で
表わすと、 P11=20log(S11) ………(数38) P13=20log(S13) ………(数39) となる。
【0054】図7から図12にいくつかの例に関する計
算結果をしめす。図7〜図9が内部消散を並列型で表わ
した場合で、図7が双方向性電極(κ=1)の場合、図
8が不完全一方向性電極(κ=0.5)の場合、図9が
完全一方向性電極(κ=0)の場合である。また、それ
ぞれ、実線が挿入損失、破線が音響反射抑圧度を示して
いる。全体的に、内部消散が有る場合(gu/Ga=
0.5)は、損失最小点が右側(Gl/Gaが大きい
側)に移っており、また、音響反射抑圧点は左側(Gl
/Gaが小さい側)に移っている。また、図10〜図1
2が内部消散を直列型で表わした場合で、図10が双方
向性電極(κ=1)の場合、図11が不完全一方向性電
極(κ=0.5)の場合、図12が完全一方向性電極
(κ=0)の場合である。また、それぞれ、実線が挿入
損失、破線が音響反射抑圧度を示している。全体的に、
内部消散が有る場合(ru・Ga=0.5)は、損失最
小点が左側(Gl/Gaが小さい側)に移っており、ま
た、音響反射抑圧点は右側(Gl/Gaが大きい側)に
移っている。通常の回路(すだれ状電極を含む)では、
等価回路の消散成分は、5%以上であるため、r≧0.
05,g≧0.05である。従って、例えば、内部消散
が図6で表わされる場合、音響反射抑圧度を最大とする
条件は、式(35)をゼロとすることにより求められ、
あらゆるの方向性(0≦κ≦1)を含むbの条件とし
て、bが1.05以上という条件が求められる。また、
内部消散が図5で表わされ、完全な一方向性(κ=0)
の場合、bが0.95より小さいという条件が得られ
る。第3実施例では、内部消散が図5で示される場合
で、κ=0(完全な一方向性)でg=0.5,b=0.
5として良好な音響反射特性を得た。また第4実施例で
は、内部消散が図6で示される場合で、κ=0(完全な
一方向性)でr=0.5,b=2.0として良好な音響
反射特性を得た。図12と図9から明らかなように、内
部消散を故意に増加(g,r、0→0.5)させる事に
より、音響反射抑圧領域が拡大する。それにより弾性表
面波素子、周辺素子の素子値バラツキによる特性変化が
少ない。以上第3,4実施例によれば装置の特性バラツ
キの小さい回路が得られる。
【0055】上記の実施例では内部消散に関するコンダ
クタンス(または抵抗)値は故意に挿入するため、その
値は明確であるが、実際の回路では上述の例のように故
意に内部消散を含めない場合でも、必然的に素子と回路
に内部消散を有する。従って、良好な音響反射抑圧特性
を得るためには、内部消散に関するコンダクタンス(ま
たは抵抗)値を知る必要がある。図13は周辺回路を含
むすだれ状電極のコンダクタンス周波数特性22、図1
4は周辺回路を含むすだれ状電極の抵抗周波数特性23
を示している。図のように極周波数のコンダクタンス
(または抵抗)値と主応答周波数における値から内部消
散に関する定数を求めることができる。以上、本実施例
によれば、故意に内部消散を含めない場合でも、良好な
音響反射抑圧特性を得る事ができる。
【0056】発明者等の検討によるとすだれ状電極の内
部消散に関する係数α33は、
【0057】
【数40】
【0058】となる事が判った。特に回路における導体
損(例えば移相器損失等)が大きい場合は、1次項の寄
与(1+s33の項か1−s33の項のどちらか)が大きく
なる。図5の等価回路で内部消散が表わされる場合、α
33
【0059】
【数41】
【0060】となり、また、図6で表わされる場合は、
【0061】
【数42】
【0062】となる。このような場合、α33は、
【0063】
【数43】
【0064】と表される。ξはS33の前の符号と測定し
た位相誤差の補正係数の両者の意味を合わせ持つ。
【0065】確認の為、実験との比較を行った。実験
は、X−112°LiTaO3基板上に形成した、中心
周波数53.5MHz,開口1000μm、2対15グ
ループの非重み付き電極を用いて行った。順方向,逆方
向特性はそれぞれの方向に電極対数の少ないモニター電
極を配置して測定した。測定結果を図15に示す。内部
消散行列要素α33は、式15を用いて求めた。得られた
結果を図16に破線で示す。大きな周波数依存性を示し
ている。次に、式46を用い、電気反射s33からα33
求めた。その際、放射特性への影響が少ない、第1ゼロ
点周波数(52MHz,55MHz)と第2ゼロ点周波
数(50MHz)の3点で実験値とのフィッティングを
行うことにより、定数α0,β1,ξを定めた。その結
果、α0=0.41,β1=0.5,ξ=117°の値が
求められた。図16の実線は式22による計算結果を示
している。上記の測定結果と同様の傾向を示し、両者は
良く一致している。
【0066】図17は本発明の弾性表面波装置を用いた
テレビジョン受信機のシステムブロックである。アンテ
ナ24から入力された信号は、チューナ部25により、
中間周波(IF)に変換され、本発明の弾性表面波装置
26を通過し、復調部27により、映像信号は端子28
に、音声信号は端子29に出力される。中間周波フィル
タに本発明の弾性表面波装置26を用いているため、群
遅延時間平坦度の高い、検波のリニアリティが高いIF
回路が可能となる。以上、本実施例を用いれば、良好な
復調性能を有するテレビジョン受信機が得られる。
【0067】図18は本発明の弾性表面波装置を用いた
移動通信電話器のシステムブロックである。アンテナ3
0から入力された信号は、第1段の受信用分波器フィル
タ31を通過し、電圧可変発振器32から送られた信号
と混合器33により混合され、本発明の一方向性すだれ
状電極を用いた中間周波フィルタ34により1チャネル
分の信号が選択され、復調,ロジック回路35により音
声信号に変換され、音声出力端子36に出力される。一
方復調ロジック回路35からは中間周波変換用基準信号
が電圧可変発振器32の制御回路37に送られる。同時
に音声入力端子38から送られた音声信号は、復調,ロ
ジック回路35により変調回路39に送られる。変調回
路39では電圧可変発振器40から変調用信号を混合す
ることにより、信号の変調を行う。さらに、変調された
信号は、送信用分波器フィルタ41を通り、アンテナよ
り出力される。電圧可変発振器40からは、受信用の制
御回路37にも制御信号が送られ、同期をとっている。
上記中間周波フィルタ34に低損失で群遅延時間平坦度
の高い本発明の弾性表装置を用いているため、本実施例
を用いると、感度の良好な、リニアリティの高い復調性
能が得られ、高性能の移動通信電話器が得られる。
【0068】まず、一方向性電極の構成要素の配置条件
を求める。
【0069】弾性表面波装置が一方向性である場合のT
TE抑圧条件は、式31,37において、κ=0を代入
することにより求められる。よって、内部消散が無視し
得る程小さい完全一方向性電極のTTE抑圧条件は下式
44となる。
【0070】 b=1 ………(数44) (但し、Glを電源のアドミタンス、Gaを弾性表面波
装置の電気端子のアドミタンスとして、b=Gl/Ga
とする)次に、弾性表面波装置の一例である、グループ
型一方向性電極に関して、送出・反射電極間の幾何学的
位相差がπ/2の奇数倍でない場合の完全一方向性の構
成条件を散乱行列を用いた手法で導出する。
【0071】図19にグループ型一方向性電極の構成図
を示す。
【0072】本構成例は、送出電極51,反射電極5
2,ミアンダ電極53、および電気回路54を有して構
成されている。
【0073】一般に、グループ型一方向性電極は、圧電
性を有する基板と、該基板上に設けられた送出電極5
1,反射電極52,ミアンダ電極53を有して構成さ
れ、さらに、図19に示すように、送出・反射電極間に
電気的位相差を与える移相器を周辺回路として必要とす
る。
【0074】弾性表面波装置の性能を発揮するために必
要な素子を電気回路(移相器を含む)54として、グル
ープ型一方向性電極を散乱行列によって表現されるn端
子回路の接続で示すこととし、この様子を図20に示
す。
【0075】図20において、Sは送出電極、Tは反射
電極、Uは電気回路、Pは送出・反射電極間の弾性表面
波の伝搬路を示す。
【0076】図20に示す等価回路による構成条件の導
出は、以下の条件下で行なった。
【0077】まず、第一の条件は、送出・反射電極に関
するものであり、a.各端子間の可逆性、b.音響端子
間の対称性、c.散乱行列のユニタリー性を条件とし
た。
【0078】次に、第二の条件は、電気回路に関するも
のであり、a.各端子間の可逆性、b.電源と端子3は
整合をとることを条件とした。
【0079】さらに、第三の条件は、伝搬路に関するも
のであり、a.反射が存在しないこと、b.伝搬損が存
在しないことを条件とした。
【0080】さらに、第四の条件として、弾性表面波装
置の構成条件を求めるために、周波数領域は、伝搬中心
周波数近傍とした。
【0081】第三の条件のa,bについては、ともに実
際の弾性表面波装置を近似的に扱っているものである。
【0082】これらの条件を用いて、送出・反射電極間
の相互作用を考慮し、グループ型一方向性電極の完全一
方向性の構成条件を導出すると下式45になる。
【0083】 Pi/Pq=exp(−jΦm) ………(数45) (但し、Piは、反射電極に加えられる電力、Pqは、
送出電極に加えられる電力、expは、自然対数の底の
累乗、jは、虚数単位、Φmは、反射電極・送出電極の
幾何学的位相差を表わし、Φm≠(180・n)°,
n:整数)さて、図21に本発明の第7実施例である弾
性表面波フィルタの周波数特性と群遅延時間特性の一例
を示す。
【0084】このフィルタは、STカット水晶を基板と
し、該基板上にAlを蒸着し、膜厚0.5μmのすだれ
状電極をエッチングにより形成したものである。
【0085】入力電極に幾何学的位相差が4π/3で1
60対のグループ型一方向性電極、出力電極に190対
の重み付け双方向性電極を用いている。
【0086】図47に、第7実施例の構成例を示す。
【0087】本構成は、グループ型一方向性電極56、
双方向性電極57、移相器素子(コイル)58および電
源を有して構成されている。
【0088】入力側の一方向性電極について、式44の
条件を適用することによりTTEのうちでも、RWが原
因である成分を充分に抑圧できる。
【0089】その結果、図21に示すように、信号通過
帯域内にリップルが存在せず、かつ群遅延時間偏差(群
遅延時間偏差のリップルである)が充分に圧された弾性
表面波フィルタが実現される。
【0090】式44に示された構成条件は、第7実施例
で示した基板、電極構成のみならず、他のあらゆる種類
の基板、一方向性電極構成に適用できる。
【0091】図23に、本発明の第8実施例である弾性
表面波装置の電極構成図を示す。
【0092】電極は、送出電極51,反射電極52およ
びミアンダ電極53を有して構成される。
【0093】また、符号55は、送出・反射電極間の幾
何学的位相差を表わしている。なお、本電極は、一方向
性電極1グループを示している。
【0094】また、λは、信号通過帯域内の中心周波数
における弾性表面波の波長を示す。
【0095】本実施例では、送出・反射電極間の幾何学
的位相差は、図中のLを変化させることであらゆる値に
設定することが可能となる。
【0096】式45が示すように幾何学的位相差には特
に制約条件が無く、また、送出電極・反射電極の各電極
指幅は、式45を満たす電極構造となっておれば、その
値は特に問題とはならない。
【0097】この電極構成を弾性表面波装置電極の一
部、あるいは全体に用い、式44の条件を満たすよう各
電極を配置することにより、TTEのうちでRWが原因
である成分を抑圧することができ、信号通過帯域内のリ
ップルの減少と群遅延時間偏差の抑圧が可能となる。
【0098】図24に、本発明の第9実施例である弾性
表面波装置の電極構成図を示す。
【0099】本実施例においても、電極は、送出電極5
1、反射電極52およびミアンダ電極53を有して構成
される。また、Lは、送出・反射電極間の幾何学的位相
差を表わしている。
【0100】本電極は、一方向性電極1グループを示
し、式44の条件を満足するように導出された式45の
条件を満たすように設計したものである。
【0101】式45の条件は、送出・反射電極間の幾何
学的位相差に制約条件が無いため、Lを適当な値とすれ
ば、送出電極と反射電極の各アドミタンスの絶対値を異
なる値にすることにより、移相器素子が一つでも、完全
一方向性が実現できる。
【0102】この電極構成を弾性表面波装置電極の一
部、あるいは全体に用いることにより、TTEのうち
で、RWが原因の成分を抑圧することにより、信号通過
帯域内のリップルの減少と群遅延時間偏差の抑圧を可能
とし、移相器素子を1個に削減した弾性表面波装置が構
成できることになる。この場合も、送出電極・反射電極
の各電極指幅Lは、式45を満たせば、その値はいくら
であっても問題とはならない。
【0103】図25に、本発明の第10実施例である弾
性表面波装置の電極構成図を示す。
【0104】本実施例においても、電極は、送出電極5
1,反射電極52およびミアンダ電極53を有して構成
される。
【0105】本電極も一方向性電極1グループを示し、
式44の条件を満足するように導出された、式45の条
件を満たすように製作したもので、さらに、MELを抑
圧する構成となっている。
【0106】式45の構成条件においては、送出・反射
電極間の幾何学的位相差に制約条件が存在しないため、
MELを完全に抑圧する構成とすることが可能である。
【0107】また、前記実施例と同様、移相器素子が一
つしか備えられなくても、完全一方向性が実現できる。
【0108】この電極構成を弾性表面波装置電極の一
部、あるいは全体に用いることにより、TTEの抑圧に
よる信号通過帯域内のリップルの減少と、群遅延時間偏
差の抑圧を可能とし、移相器素子を1個にまで削減した
弾性表面波装置が構成できる。
【0109】この場合も、式45が示すように、幾何学
的位相差に制約条件は無く、また、送出電極・反射電極
の各電極指幅は、式45を満たし、送出電極と反射電極
の各アドミタンスの絶対値を異なった値に設定した電極
構造で、かつMELを抑圧する構成であれば良い。
【0110】図26に、本発明の第11実施例である弾
性表面波装置の電極構成図を示す。
【0111】本実施例においても、電極は、送出電極5
1,反射電極52およびミアンダ電極53を有して構成
される。
【0112】第10実施例と同様に、電極は一方向性電
極1グループを示し、式44の条件を満足するように導
出された、式45の条件を満たすように製作したもの
で、さらに、MELを抑圧する構成となっている。
【0113】また、第10実施例と同様に、移相器素子
が一つでも完全一方向性が実現できる。
【0114】第10実施例と第11実施例はともに、第
9実施例におけるLの変化に対応させて、MELの抑圧
を可能にした弾性表面波装置の電極構成である。
【0115】第10実施例と第11実施例はともに、第
9実施例におけるLに相当する幾何学的位相差に制約条
件は存在せず、MELの抑圧が可能で、かつ移相器素子
を1個備えるだけで良い構成である。
【0116】図27に、本発明の第12実施例である弾
性表面波装置の電極構成図を示す。
【0117】本実施例においても、電極は、送出電極5
1,反射電極52およびミアンダ電極53を有して構成
される。
【0118】本電極も、一方向性電極1グループを示
し、式44の条件を満足するように導出された、式45
の条件を満たすよう構成したもので、第9実施例と同様
に、TTEのうちで、RWが原因である成分を抑圧で
き、信号通過帯域内のリップルの減少と群遅延時間偏差
の抑圧が可能となる。
【0119】本電極は、送出電極と反射電極の各アドミ
タンスが異なり、その絶対値が等しくなるように設計さ
れたもので、備えられる移相器素子が1個以下で、完全
一方向性が実現できる構成である。
【0120】この電極構成を弾性表面波装置の電極の一
部、あるいは全体に用いることにより、TTE抑圧によ
る信号通過帯域内のリップルの減少と群遅延時間偏差の
抑圧が可能で、さらに備える移相器素子を1個以下にま
で削減した弾性表面波装置が得られる。
【0121】この場合も、式45が示すように、幾何学
的位相差に制約条件は存在せず、また、送出電極・反射
電極の各電極指幅は、式45を満たし、送出電極と反射
電極の各アドミタンスが異なり、各アドミタンスの絶対
値を等しくする電極構造であれば、その値は問題ではな
い。
【0122】図53に、本発明の第13実施例である弾
性表面波装置の電極構成図示す。
【0123】本実施例においても、電極は、送出電極5
1,反射電極52およびミアンダ電極53を有して構成
される。
【0124】この電極も一方向性電極1グループを示
し、式44の条件を満足するように導出された、式45
の条件を満たすように構成したもので、さらに、MEL
を抑圧する構成となっている。
【0125】式45が示す構成条件は、送出・反射電極
間の幾何学的位相差に制約条件が存在しないため、ME
Lを完全に抑圧する構成を実現することができる。
【0126】また、第11実施例と同様に、移相器素子
が一つ以下でも完全一方向性を実現できる。
【0127】本電極構成を、弾性表面波装置電極の一
部、あるいは全体に用いることにより、TTEの抑圧に
よる信号通過帯域内のリップルの減少と群遅延時間偏差
の抑圧を可能とし、移相器素子を1個以下に削減した弾
性表面波装置が得られる。
【0128】この場合も、式45が示すように幾何学的
位相差に制約条件は存在せず、また、送出電極・反射電
極の各電極指幅は、式45を満たし、送出電極と反射電
極の各アドミタンスの絶対値が異なるような電極構造
で、かつMELを抑圧する構成をとることができる構造
であれば、各電極指幅の値は問題ではない。
【0129】図29に、本発明の第14実施例である弾
性表面波装置の電極構成図を示す。
【0130】本実施例においても、電極は、送出電極5
1,反射電極52およびミアンダ電極53を有して構成
される。
【0131】第12実施例と同様に、電極は、一方向性
電極1グループを示し、式44の条件を満足するように
導出された、式45の条件を満たすように構成したもの
で、さらに、MELを抑圧する構成となっている。ま
た、前記実施例と同様、備える移相器素子が一つ以下で
も完全一方向性が実現できることになる。
【0132】第13実施例と第14実施例はともに、第
12実施例のLの変化にあわせて、MEL抑圧を可能に
した弾性表面波装置の電極構成である。
【0133】第13実施例と第14実施例はともに、第
12実施例のLに相当する幾何学的位相差に制約条件は
存在せず、MELの抑圧が可能であり、移相器素子が一
つ以下ですむ構成であればよい。
【0134】図30に、本発明の第15実施例である弾
性表面波装置の電極構成図を示す。
【0135】本実施例は、送出電極51,反射電極5
2、ミアンダ電極53および容量性電極パターン59を
有して構成される。
【0136】この電極は、一方向性電極1グループを示
し、式44の条件を満足するように導出された、式45
の条件を満たすように構成したもので、前記実施例と同
様に、TTEを抑圧し、信号通過帯域内のリップルの減
少と群遅延時間偏差の抑圧が可能である。
【0137】この電極は、送出電極と反射電極の各アド
ミタンスが異なり、絶対値が等しくなるように製作され
たもので、備える移相器素子が1個以下で、完全一方向
性が実現できる電極構成である。
【0138】圧電性基板上に、移相器素子として図30
に示すように構成された容量性電極パターン59を設け
ることで、弾性表面波装置は移相器素子を全く必要とし
ない構成となる。
【0139】このように、移相器素子として、少なくと
も容量性あるいは誘導性の電極パターンのいずれか一つ
を前記圧電素子基板上に備える構成により、外付け移相
器素子を全く必要としない弾性表面波装置を構成するこ
とができる。
【0140】本電極構成を、弾性表面波装置電極の一
部、あるいは全体に用いることにより、TTEの抑圧に
よる信号通過帯域内のリップルの減少と、群遅延時間偏
差の抑圧を可能とし、さらに移相器素子を必要としない
弾性表面波装置が得られる。
【0141】この場合にも、式45が示すように、幾何
学的位相差に制約条件は存在せず、また、送出電極・反
射電極の各電極指幅は、式45を満たし、送出電極と反
射電極の各アドミタンスが異なり、絶対値が等しい電極
構造であれば良い。
【0142】なお、今まで述べてきたように、完全一方
向性を得るために、所定の構成条件のもと、各電極を配
置するとともに、さらにMELを抑圧するため、前記ミ
アンダ電極に空隙部を設けた構成とする弾性表面波装置
も考えられる。
【0143】ところで、本装置の各種応用例も考えられ
る。
【0144】まず、上記の弾性表面波装置を、少なくと
も1以上備えた弾性表面波機器も考えられる。
【0145】さらに、上記の弾性表面波装置を、少なく
とも1以上備え、弾性表面波装置を電気信号フィルタと
して用い、該弾性表面波装置を内蔵した通信装置も考え
られる。
【0146】図31に、本発明の第16実施例である通
信装置の構成図を示す。
【0147】本通信装置は、フィルタ61,アンテナ6
0,ミキサ63,ダウンコンバータPLLシンセサイ
ザ,アップコンバータPLLシンセサイザ,IFフィル
タ,変調器,復調器,T/Rスイッチ,増幅器62を有
して構成される。
【0148】フィルタ61には、本発明にかかる弾性表
面波装置が採用されている。
【0149】ミキサ63,ダウンコンバータPLLシン
セサイザ,アップコンバータPLLシンセサイザ,IF
フィルタ,変調器,復調器,T/Rスイッチ,増幅器6
2は、例えば、抵抗,トランジスタ,コイル,コンデン
サ,各種CMOS,専用LSI等にて実現できる。
【0150】さて、信号は、変調器にて変調され、該変
調信号とアップコンバータPLLシンセサイザの信号
は、ミキサ63にてミキシングされる。該ミキシング信
号は、増幅器62にて増幅されたのち、フィルタ61に
てフィルタリングされ、T/Rスイッチが「T」側(t
ransmit側)に接続されているとき、アンテナ6
0を介して所定領域に信号は送信される。
【0151】これが送信時の動作であるが、受信時の動
作は、以下のようになる。
【0152】アンテナ60を介して受信された信号は、
T/Rスイッチが「R]側(recieve側)に接続
されているとき、フィルタ61にてフィルタリングされ
た後、増幅器62にて増幅され、該増幅信号は、ダウン
コンバータPLLシンセサイザの出力信号とともにミキ
サ63にてミキシングされるIF信号となる。
【0153】該IF信号は、IFフィルタ透過後、復調
器にて復調処理され所望の信号が得られることになる。
【0154】以上が図31に示す通信装置の動作説明で
ある。
【0155】各種の通信装置においては、製造の際、小
形・軽量化が要求されるため、弾性表面波フィルタに必
要な周辺素子は、可能な限りで少ないほうが良い。
【0156】本発明にかかる弾性表面波フィルタを用い
ることにより、図31に示される通信装置等の高性能化
および移相器素子削減による小型化が実現できる。
【0157】また、移相器素子を削減した場合、移相器
素子のバラツキ等に対処するために必要とした諸調整を
簡略化することができる。
【0158】以上のように、所定の構成条件で送出電
極,反射電極,ミアンダ電極等を配置することによっ
て、TTEの抑圧ひいては、完全一方向性を実現した弾
性表面波装置を実現することができ、その応用装置も各
種考えられる。
【0159】図32は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第17実施例を示したものであり、弾性表面波基板7
1と、該基板上に形成された導電性薄膜電極を有して構
成される。
【0160】更に、本実施例において、前記導電性薄膜
電極は、すだれ状送出電極73、すだれ状反射電極7
4、およびミアンダー電極75を有して構成される。ま
た、76は、弾性表面波のアブソーバーである。
【0161】本実施例においては、ミアンダー電極を設
けた構成としているが、ミアンダー電極を必ずしも使用
しなくても良い。
【0162】本実施例である弾性表面波装置は、例え
ば、高周波電気信号のフィルターとして機能する。な
お、電極指膜厚を0.015λ(弾性表面波の中心波長
をλとする)したもので、弾性表面波エネルギー伝搬の
順方向と逆方向の挿入損失の周波数特性は、例えば、図
35に示される。
【0163】図35において、横軸は弾性表面波の周波
数、縦軸は減衰量を示し、下方にいくほど減衰量が多く
なることを意味する。77,78は、それぞれ、順方
向,逆方向の挿入損失の周波数特性を示す曲線である。
【0164】また、電極指幅,電極指膜厚と弾性表面波
エネルギーの挿入損失の周波数特性の順方向と逆方向の
差である方向性との関係を、図33,図34に示す。
【0165】この図33,34は、あとに説明する図3
6に示すパターンにおける特性を示したものである。
【0166】これにより、電極指幅および、電極指膜厚
は、以下実施例に示す値に限られるものではなく、電極
指幅は、各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、
もしくはすべて、それぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できることが分かる。このと
き、電極指膜厚についても、0.002λ〜0.05λ
の範囲で変更し、電極指一本あたりの特性インピーダン
スを変化させることで、方向性を図34に示すように変
化させることが可能となる。すなわち所望の方向性が得
られるように弾性表面波装置を構成することが可能とな
ることが分かる。
【0167】すなわち、電極パターンの一周期の構成を
考えた場合、弾性表面波エネルギーの、各電極エッジで
の音響的反射を重ねあわせると、順方向と逆方向で、振
幅および位相が異なり、弾性表面波の伝搬に関して方向
性を有することになるからである。
【0168】以下、移相器の数が削減可能なほど、高い
値の方向性を与える代表的パターンについて説明してい
く。
【0169】図36は、本発明の弾性表面波装置の第1
8実施例を示したものであり、弾性表面波基板上に配置
する導電性薄膜電極のパターン図である。73は、すだ
れ状送出電極、74は、すだれ状反射電極、75は、ミ
アンダ電極を示す。
【0170】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図36を参
照して分かるように、ミアンダ電極指幅λ/8、空隙λ
/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、ミア
ンダ電極指幅λ/8、空隙λ/4、反射電極の電極指幅
λ/8、空隙λ/4、ミアンダ電極指幅λ/8、空隙λ
/8、ミアンダ電極指幅λ/8、空隙λ/8の順に構成
される。
【0171】前記第17実施例に示すように、各電極と
空隙の並びが上記の順番であれば、電極指幅および、電
極指膜厚は、これらの値に限られるものではなく、電極
指幅は、各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、
もしくはすべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。この
ことは、本発明の全ての実施例においていえることであ
る。例えば、一周期あたりの電極パターンの電極指幅
を、図52を参照してわかるように、ミアンダ電極指幅
λ/16、空隙3λ/16、送出電極の電極指幅5λ/
16、空隙3λ/16、ミアンダ電極指幅λ/16、空
隙5λ/16、反射電極の電極指幅λ/16、空隙5λ
/16、ミアンダ電極指幅λ/16、空隙3λ/16、
ミアンダ電極指幅λ/16、空隙3λ/16の順で構成
される場合も有る。
【0172】図37は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第19実施例を示したものであり、弾性表面波基板上
に配置する導電性薄膜電極のパターン図である。73
は、すだれ状送出電極、74は、すだれ状反射電極、7
5は、ミアンダ電極を示す。
【0173】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき、一周期の電極パターンは、図37を
参照して分かるように、ミアンダ電極指幅λ/8、空隙
λ/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、ミ
アンダ電極指幅3λ/16、空隙λ/4、反射電極の電
極指幅λ/8、空隙λ/4、ミアンダ電極指幅λ/8、
空隙λ/8、ミアンダ電極指幅λ/16、空隙λ/8の
順に構成される。
【0174】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギ−の方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0175】図38は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第20実施例を示したものであり、弾性表面波基板上
に配置する導電性薄膜電極のパターン図である。73
は、すだれ状送出電極、74は、すだれ状反射電極、7
5は、ミアンダ電極を示す。
【0176】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図38を参
照して分かるように、ミアンダ電極指幅λ/8、空隙λ
/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、ミア
ンダ電極指幅λ/4、空隙λ/4、反射電極の電極指幅
λ/8、空隙λ/4、ミアンダ電極指幅λ/8、空隙λ
/4の順に構成される。
【0177】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0178】図39は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第21実施例を示したものであり、弾性表面波基板上
に配置する導電性薄膜電極のパターン図である。73
は、すだれ状送出電極、74は、すだれ状反射電極、7
5は、ミアンダ電極を示す。
【0179】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図39を参
照して分かるように、ミアンダ電極指幅λ/8、空隙λ
/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、ミア
ンダ電極指幅5λ/16、空隙λ/4、反射電極の電極
指幅λ/8、空隙λ/4、ミアンダ電極指幅λ/8、空
隙3λ/16の順に構成される。
【0180】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0181】図40は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第22実施例を示したものであり、弾性表面波基板上
に配置する導電性薄膜電極のパターン図である。73
は、すだれ状送出電極、74は、すだれ状反射電極、7
5は、ミアンダ電極を示す。
【0182】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図40を参
照して分かるように、ミアンダ電極指幅λ/8、空隙λ
/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、ミア
ンダ電極指幅λ/8、空隙λ/4、反射電極の電極指幅
λ/8、空隙λ/8、ミアンダ電極指幅5λ/8、空隙
λ/8、反射電極の電極指幅λ/8、空隙λ/4、ミア
ンダ電極指幅λ/8、空隙λ/8、ミアンダ電極指幅λ
/8、空隙λ/8の順に構成される。
【0183】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0184】図41は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第23実施例を示したものであり、弾性表面波基板上
に配置する導電性薄膜電極のパターン図である。73
は、すだれ状送出電極、74は、すだれ状反射電極、7
5は、ミアンダ電極を示す。
【0185】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図41を参
照して分かるように、ミアンダ電極指幅λ/8、空隙λ
/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、ミア
ンダ電極指幅3λ/16、空隙λ/4、反射電極の電極
指幅λ/8、空隙λ/8、ミアンダ電極指幅5λ/8、
空隙λ/8、反射電極の電極指幅λ/8、空隙λ/4、
ミアンダ電極指幅λ/8、空隙λ/8、ミアンダ電極指
幅λ/16、空隙λ/8の順に構成される。
【0186】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0187】図42は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第24実施例を示したものであり、弾性表面波基板上
に配置する導電性薄膜電極のパターン図である。73
は、すだれ状送出電極、74は、すだれ状反射電極、7
5は、ミアンダ電極を示す。
【0188】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図42を参
照して分かるように、ミアンダ電極指幅λ/8、空隙λ
/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、ミア
ンダ電極指幅λ/4、空隙λ/4、反射電極の電極指幅
λ/8、空隙λ/8、ミアンダ電極指幅5λ/8、空隙
λ/8、反射電極の電極指幅λ/8、空隙λ/4、ミア
ンダ電極指幅λ/8、空隙λ/4の順に構成される。
【0189】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギ−の方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0190】図43は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第25実施例を示したものであり、弾性表面波基板上
に配置する導電性薄膜電極のパターン図である。73
は、すだれ状送出電極、74は、すだれ状反射電極、7
5は、ミアンダ電極を示す。
【0191】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図43を参
照して分かるように、ミアンダ電極指幅λ/8、空隙λ
/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、ミア
ンダ電極指幅5λ/16、空隙λ/4、反射電極の電極
指幅λ/8、空隙λ/8、ミアンダ電極指幅5λ/8、
空隙λ/8、反射電極の電極指幅λ/8、空隙λ/4、
ミアンダ電極指幅λ/8、空隙3λ/16の順に構成さ
れる。
【0192】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギ−の方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0193】図44は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第26実施例を示したものであり、弾性表面波基板上
に配置する導電性薄膜電極のパターン図である。73
は、すだれ状送出電極、74は、すだれ状反射電極を示
す。上記までの実施例とことなり、ミアンダ電極は設け
ていない。
【0194】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図44を参
照して分かるように、反射電極の電極指幅λ/8、空隙
λ/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、反
射電極の電極指幅λ/8、空隙λ/4、送出電極の電極
指幅λ/8、空隙λ/4、反射電極の電極指幅λ/8、
空隙λ/8、反射電極の電極指幅λ/8、空隙λ/8の
順に構成される。
【0195】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0196】図45は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第27実施例を示したものであり、弾性表面波基板上
に配置する導電性薄膜電極のパターン図である。73
は、すだれ状送出電極、74は、すだれ状反射電極を示
す。
【0197】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図45を参
照して分かるように、反射電極の電極指幅λ/8、空隙
λ/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、反
射電極の電極指幅3λ/16、空隙λ/4、送出電極の
電極指幅λ/8、空隙λ/4、反射電極の電極指幅λ/
8、空隙λ/8、反射電極の電極指幅λ/16、空隙λ
/8の順に構成される。
【0198】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0199】図46は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第28実施例を示したものであり、弾性表面波基板上
に配置する導電性薄膜電極のパターン図である。73
は、すだれ状送出電極、74は、すだれ状反射電極を示
す。
【0200】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図46を参
照して分かるように、反射電極の電極指幅λ/8、空隙
λ/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、反
射電極の電極指幅λ/4、空隙λ/4、送出電極の電極
指幅λ/8、空隙λ/4、反射電極の電極指幅λ/8、
空隙λ/4の順に構成される。
【0201】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0202】図47は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第29実施例を示したものであり、弾性表面波基板上
に配置する導電性薄膜電極のパターン図である73は、
すだれ状送出電極、74は、すだれ状反射電極を示す。
【0203】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図47を参
照して分かるように、反射電極の電極指幅λ/8、空隙
λ/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、反
射電極の電極指幅5λ/16、空隙λ/4、送出電極の
電極指幅λ/8、空隙λ/4、反射電極の電極指幅λ/
8、空隙3λ/16の順に構成される。
【0204】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0205】図48は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第30実施例を示したものであり、弾性表面波基板上
に配置する導電性薄膜電極のパターン図である。73
は、すだれ状送出電極、74は、すだれ状反射電極を示
す。
【0206】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図48を参
照して分かるように、反射電極の電極指幅λ/8、空隙
λ/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、反
射電極の電極指幅λ/8、空隙λ/4、送出電極の電極
指幅λ/8、空隙λ/8、反射電極の電極指幅5λ/
8、空隙λ/8、送出電極の電極指幅λ/8、空隙λ/
4、反射電極の電極指幅λ/8、空隙λ/8、反射電極
の電極指幅λ/8、空隙λ/8の順に構成される。
【0207】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。図4
9は、本発明にかかる弾性表面波装置の第31実施例を
示したものであり、弾性表面波基板上に配置する導電性
薄膜電極のパターン図である。73は、すだれ状送出電
極、74は、すだれ状反射電極を示す。
【0208】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図49を参
照して分かるように、反射電極の電極指幅λ/8、空隙
λ/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、反
射電極の電極指幅3λ/16、空隙λ/4、送出電極の
電極指幅λ/8、空隙λ/8、反射電極の電極指幅5λ
/8、空隙λ/8、送出電極の電極指幅λ/8、空隙λ
/4、反射電極の電極指幅λ/8、空隙λ/8、反射電
極の電極指幅λ/16、空隙λ/8の順に構成される。
【0209】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0210】図50は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第32実施例を示したものであり、弾性表面波基板上
に配置する導電性薄膜電極のパターン図である。73
は、すだれ状送出電極、74は、すだれ状反射電極を示
す。
【0211】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図50を参
照して分かるように、反射電極の電極指幅λ/8、空隙
λ/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、反
射電極の電極指幅λ/4、空隙λ/4、送出電極の電極
指幅λ/8、空隙λ/8、反射電極の電極指幅5λ/
8、空隙λ/8、送出電極の電極指幅λ/8、空隙λ/
4、反射電極の電極指幅λ/8、空隙λ/4の順に構成
される。
【0212】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0213】図51は、本発明にかかる弾性表面波装置
の第33実施例を示したものであり、弾性表面波基板上
に配置する導電性薄膜電極のパターン図である。73
は、すだれ状送出電極、74は、すだれ状反射電極を示
す。
【0214】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき一周期の電極パターンは、図51を参
照して分かるように、反射電極の電極指幅λ/8、空隙
λ/8、送出電極の電極指幅3λ/8、空隙λ/8、反
射電極の電極指幅5λ/16、空隙λ/4、送出電極の
電極指幅λ/8、空隙λ/8、反射電極の電極指幅5λ
/8、空隙λ/8、送出電極の電極指幅λ/8、空隙λ
/4、反射電極の電極指幅λ/8、空隙3λ/16の順
に構成される。
【0215】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0216】図52は、本発明の弾性表面波装置の第3
4実施例を示したものであり、弾性表面波基板上に配置
する導電性薄膜電極のパターン図である。73は、すだ
れ状送出電極、74は、すだれ状反射電極、75は、ミ
アンダ電極を示す。
【0217】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき、一周期の電極パターンは、ミアンダ
電極指幅λ/16、空隙3λ/16、送出電極の電極指
幅5λ/16、空隙3λ/16、ミアンダ電極指幅λ/
16、空隙5λ/16、反射電極の電極指幅λ/16、
空隙5λ/16、ミアンダ電極指幅λ/16、空隙3λ
/16、ミアンダ電極指幅λ/16、空隙3λ/16の
順に構成される。
【0218】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0219】図53は、本発明の弾性表面波装置の第3
5実施例を示したものであり、弾性表面波基板上に配置
する導電性薄膜電極のパターン図である。73は、すだ
れ状送出電極、74は、すだれ状反射電極、75は、ミ
アンダ電極を示す。
【0220】本実施例では、膜厚が0.015λの場合
であり、このとき、一周期の電極パターンは、ミアンダ
電極指幅λ/16、空隙7λ/32、送出電極の電極指
幅4λ/16、空隙7λ/32、ミアンダ電極指幅λ/
16、空隙5λ/16、反射電極の電極指幅λ/16、
空隙5λ/16、ミアンダ電極指幅λ/16、空隙3λ
/16、ミアンダ電極指幅λ/16、空隙3λ/16の
順に構成される。
【0221】前記実施例と同様に、各電極と空隙の並び
が上記の順番であれば、電極指幅および、電極指膜厚
は、これらの値に限られるものではなく、電極指幅は、
各電極指の中心位置は変えず、電極指の一部、もしくは
すべてをそれぞれ上記幅より 0≦電極指の増加幅<λ/8 の範囲で一定幅広げた
値、あるいは、0≦電極指の縮小幅<λ/8 の範囲で
一定幅縮めた値に設定することで、伝搬する弾性表面波
エネルギーの方向性を制御できる。また、電極指膜厚に
ついても、0.002λ〜0.05λの範囲で設定すれ
ば、弾性表面波エネルギーの方向性を制御できる。
【0222】図54は、本発明の弾性表面波装置の第3
6実施例を示したものである。
【0223】本装置は、アンテナ79,送受信切り替え
スイッチ80,受信用フィルタ81,受信用増幅器8
2,受信用ミキサ83,ダウンコンバータPLLシンセ
サイザ84,中間周波数フィルタ85,復調器86を具
備して構成される受信機と、アンテナ79,送受心切り
替えスイッチ82,送信用フィルタ88,送信用増幅器
89,送信用ミキサ90,アップコンバータPLLシン
セサイザ91,変調器92を具備して構成される送信機
とを有して構成される。
【0224】アンテナ79は、例えばパラボラアンテ
ナ,ロット型アンテナ等を使用すればよい。
【0225】送受信切り替えスイッチ80,受信用フィ
ルタ81,受信用増幅器82,受信用ミキサ83,ダウ
ンコンバータPLLシンセサイザ84,復調器86,送
信用フィルタ88,送信用増幅器89,送信用ミキサ9
0,アップコンバータPLLシンセサイザ91,変調器
92等の各構成要素は、例えばCPU,ROM,RA
M,各種CMOS,各種TTL,トランジスタ,抵抗,
コンデンサ,コイル等の電子デバイスにて実現できる。
【0226】ここで前記中間周波数フィルタ85とし
て、本発明にかかる弾性表面波装置を使用したフィルタ
装置を使用することで、移相器等の周辺素子の数を削減
し、装置の小型化を実現できる。
【0227】さて、本装置の動作について説明する。
【0228】まず、与えられた送信信号は、変調器92
にて変調される。この変調信号と、アップコンバータP
LLシンセサイザ91から送られる信号とが、送信用ミ
キサ90に入力されミキシング処理され、さらに、該ミ
キシング処理された信号は、送信用増幅器89にて増幅
される。該増幅信号は、送信用フィルタ88にてフィル
タリングされ、今、送信側に選択されている送受信切り
替えスイッチ82を介し、アンテナ79によって、所望
方向に送信される。
【0229】また、アンテナ79にて受信された受信信
号は、受信側に選択されている送受信切り替えスイッチ
82を介し、受信用フィルタ81にてフィルタリング処
理され、さらに、受信用増幅器82にて増幅される。該
増幅信号と、ダウンコンバータPLLシンセサイザ84
からの出力信号が、受信用ミキサ83に入力され、中間
周波数信号が生成される。該中間周波数信号は、中間周
波数フィルタ85にて、フィルタリング処理され、最終
的に、復調器86にて復調処理され、所望の信号を得る
ことになる。
【0230】本実施例では、図54に示す通信装置に本
発明にかかる弾性表面波装置を使用しているが、応用例
は、通信装置に限らないことはいうまでもない。
【0231】
【発明の効果】音響反射の抑圧により、リップルを抑圧
した周波数特性および群遅延時間特性を有する弾性表面
波装置とその周辺回路の新規構造を提供できる。
【0232】とくに、一方向性電極においては、リップ
ルを抑圧した周波数特性および群遅延時間特性を有し、
移相器が少ないながらも低損失の新規構造を提供するこ
とができ、周辺回路の簡略化と装置の小形,高性能化を
図ることができる。
【0233】さらに、通信装置の高性能化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾性表面波装置の模式図である。
【図2】グループ型一方向性すだれ状電極の模式図であ
る。
【図3】内部反射型一方向性すだれ状電極の模式図であ
る。
【図4】一方向性電極の一般的な等価回路図である。
【図5】内部消散を含む並列型等価回路である。
【図6】内部消散を含む直列型等価回路である。
【図7】双方向性電極(κ=1)における規格化コンダ
クタンスと挿入損失と音響反射の関係(並列型内部消散
等価回路)である。
【図8】不完全一方向性電極(κ=0.5)における規
格化コンダクタンスと挿入損失と音響反射の関係(並列
型内部消散等価回路)である。
【図9】完全一方向性電極(κ=0)における規格化コ
ンダクタンスと挿入損失と音響反射の関係(並列型内部
消散等価回路)である。
【図10】双方向性電極(κ=1)における規格化コン
ダクタンスと挿入損失と音響反射の関係(直列型内部消
散等価回路)である。
【図11】不完全一方向性電極(κ=0.5)における
規格化コンダクタンスと挿入損失と音響反射の関係(直
列型内部消散等価回路)である。
【図12】完全一方向性電極(κ=0)における規格化
コンダクタンスと挿入損失と音響反射の関係(直列型内
部消散等価回路)である。
【図13】内部消散を含むすだれ状電極のコンダクタン
スの周波数特性である。
【図14】内部消散を含むすだれ状電極の抵抗の周波数
特性である。
【図15】一方向性電極の散乱行列要素の測定結果であ
る。
【図16】一方向性電極の内部消散に関する係数の周波
数特性である。
【図17】テレビジョン受信機のシステムブロックであ
る。
【図18】移動通信用端末のシステムブロックである。
【図19】グループ型一方向性電極例の構成図である。
【図20】グループが一方向性電極を散乱行列で表わし
た接続図である。
【図21】弾性表面波フィルタの周波数特性と群遅延時
間特性例である。
【図22】弾性表面波フィルタの構成図例である。
【図23】グループ型一方向性電極パターン(1)の説
明図である。
【図24】グループ型一方向性電極パターン(2)の説
明図である。
【図25】グループ型一方向性電極パターン(3)の説
明図である。
【図26】グループ型一方向性電極パターン(4)の説
明図である。
【図27】グループ型一方向性電極パターン(5)の説
明図である。
【図28】グループ型一方向性電極パターン(6)の説
明図である。
【図29】グループ型一方向性電極パターン(7)の説
明図である。
【図30】グループ型一方向性電極パターン(8)の説
明図である。
【図31】通信装置への応用例の説明図である。
【図32】弾性表面波装置の説明図である。
【図33】弾性表面波装置を使用したときの、方向性と
電極指幅の関係を表したグラフである。
【図34】弾性表面波装置を使用したときの、方向性と
電極指幅の関係を表したグラフである。
【図35】弾性表面波装置を使用したときの、挿入損失
周波数特性である。
【図36】弾性表面波装置の説明図である。
【図37】弾性表面波装置の説明図である。
【図38】弾性表面波装置の説明図である。
【図39】弾性表面波装置の説明図である。
【図40】弾性表面波装置の説明図である。
【図41】弾性表面波装置の説明図である。
【図42】弾性表面波装置の説明図である。
【図43】弾性表面波装置の説明図である。
【図44】弾性表面波装置の説明図である。
【図45】弾性表面波装置の説明図である。
【図46】弾性表面波装置の説明図である。
【図47】弾性表面波装置の説明図である。
【図48】弾性表面波装置の説明図である。
【図49】弾性表面波装置の説明図である。
【図50】弾性表面波装置の説明図である。
【図51】弾性表面波装置の説明図である。
【図52】弾性表面波装置の説明図である。
【図53】弾性表面波装置の説明図である。
【図54】弾性表面波装置を使用した通信装置の構成説
明図である。
【符号の説明】
1…順方向の音響端子、2…逆方向の音響端子、3…電
気端子、4…弾性表面波基板、5…入力すだれ状電極、
6…出力すだれ状電極、7…吸音材、8…電極領域、9
…電極領域、10,11…移相器素子、12…電源コン
ダクタンス、13…電源、14…出力電気端子、15…
負荷コンダクタンス、16…移相器、17…特性インピ
ーダンス、18…順方向の放射コンダクタンス、19…
逆方向の放射コンダクタンス、20…内部消散を表わす
並列コンダクタンス、21…内部消散を表わす直列抵
抗、22…すだれ状電極のコンダクタンス周波数特性、
23…周辺回路を含むすだれ状電極の抵抗周波数特性、
24…アンテナ、25…チューナー部、26…弾性表面
波装置、27…復調部、28…映像信号端子、29…音
声信号端子、30…アンテナ、31…受信用分波器フィ
ルタ、32…電圧可変発振器、33…混合器、34…弾
性表面波装置、35…ロジック回路、36…音声出力端
子、37…制御回路、38…音声入力端子、39…変調
回路、40…電圧可変発振器、41…送信用分波器フィ
ルタ、51…送出電極、52…反射電極、53…ミアン
ダ電極、54…移相器を含む電気回路、55…送出・反
射電極間の幾何学的位相差、56…グループ型一方向性
電極、57…双方向性電極、58…移相器素子(コイ
ル)、59…容量性電極パターン、60…アンテナ、6
1…フィルタ、62…増幅器、63…ミキサ、71…弾
性表面波基板、72…受波電極、73…すだれ状送出電
極、74…すだれ状反射電極、75…ミアンダ電極、7
6…アブソーバ、77…順方向周波数特性、78…逆方
向周波数特性、79…アンテナ、80…送受信切り替え
スイッチ、81…受信用フィルタ、82…受信用増幅
器、83…受信用ミキサ、84…ダウンコンバータPL
Lシンセサイザ、85…中間周波数フィルタ、86…復
調器、87…送受心切り替えスイッチ、88…送信用フ
ィルタ、89…送信用増幅器、90…送信用ミキサ、9
1…アップコンバータPLLシンセサイザ、92…変調
器。

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性表面波基板上に配置されたすだれ状電
    極の放射コンダクタンスをGa、電源または負荷側のコ
    ンダクタンスをGlとしたとき、Gl/Gaの値が0.
    95以下、あるいは、1.05以上であることを特徴と
    する弾性表面波装置とそれに接続された回路。
  2. 【請求項2】弾性表面波基板上に3種類の電極A,B,
    Cがあり、電極Aは電極Cとすだれ状電極を形成し、電
    極Bも電極Cとすだれ状電極を形成し、さらに、電極C
    はミアンダ状であるとき、電極Aと電極Bは等電位であ
    ることを特徴とする弾性表面波装置。
  3. 【請求項3】弾性表面波基板上に3種類の電極A,B,
    Cがあり、電極Aは電極Cとすだれ状電極を形成し、電
    極Bも電極Cとすだれ状電極を形成し、さらに、電極C
    はミアンダ状であるとき、該弾性表面波基板に励振され
    る弾性表面波の波長をλとすると、電極Aの電極指幅は
    λ/4以上λ/2未満で、該電極指中心と電極Cの電極
    A側電極指端との距離を5λ/16とし、また、電極B
    の電極指幅はλ/4未満で、該電極指中心と電極Cの電
    極B側電極指端との距離を5λ/16とし、さらに、電
    極A,B,Cの各電極指の膜厚は、0.002λ以上
    0.05λ以下であることを特徴とする弾性表面波装
    置。
  4. 【請求項4】弾性表面波基板上に3種類の電極A,B,
    Cがあり、電極Aは電極Cとすだれ状電極を形成し、電
    極Bも電極Cとすだれ状電極を形成し、さらに、電極C
    はミアンダ状であるとき、該弾性表面波基板に励振され
    る弾性表面波の波長をλとすると、電極Aの電極指幅は
    λ/4以上λ/2未満で、該電極指中心と電極Cの電極
    A側電極指端との距離を5λ/16とし、また、電極B
    の電極指幅はλ/4未満で、該電極指中心と電極Cの電
    極B側電極指端との距離を5λ/16あるいは3λ/1
    6とし、さらに、電極A,B,Cの各電極指の膜厚は、
    0.002λ以上0.05λ以下であることを特徴とす
    る弾性表面波装置。
  5. 【請求項5】弾性表面波基板上に3種類の電極A,B,
    Cがあり、電極Aは電極Cとすだれ状電極を形成し、電
    極Bも電極Cとすだれ状電極を形成し、さらに、電極C
    はミアンダ状であるとき、該弾性表面波基板に励振され
    る弾性表面波の波長をλとすると、電極Cの第1電極指
    は幅をλ/4未満とし、電極Aの電極指は幅がλ/4以
    上λ/2未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間
    距離を3λ/8とし、電極Cの第2電極指は幅がλ/4
    未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距離を3
    λ/4とし、電極Bの電極指は幅がλ/4未満で、電極
    Cの第1電極指との電極指中心間距離を9λ/8とし、
    電極Cの第3電極指は幅がλ/4未満で、電極Cの第1
    電極指との電極指中心間距離を3λ/2とし、電極Cの
    第4電極指は幅がλ/4未満で、電極Cの第1電極指と
    の電極指中心間距離を7λ/4とし、さらに、電極A,
    B,Cの各電極指の膜厚は、0.002λ以上0.05
    λ以下であることを特徴とする弾性表面波装置。
  6. 【請求項6】弾性表面波基板上に3種類の電極A,B,
    Cがあり、電極Aは電極Cとすだれ状電極を形成し、電
    極Bも電極Cとすだれ状電極を形成し、さらに、電極C
    はミアンダ状であるとき、該弾性表面波基板に励振され
    る弾性表面波の波長をλとすると、電極Cの第1電極指
    は幅をλ/4未満とし、電極Aの電極指は幅がλ/4以
    上λ/2未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間
    距離を3λ/8とし、電極Cの第2電極指は幅が5λ/
    16未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距離
    25λ/32とし、電極Bの電極指は幅がλ/4未満
    で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距離を19λ
    /16とし、電極Cの第3電極指は幅がλ/4未満で、
    電極Cの第1電極指との電極指中心間距離を25λ/1
    6とし、電極Cの第4電極指は幅が3λ/16未満で、
    電極Cの第1電極指との電極指中心間距離を57λ/3
    2とし、さらに、電極A,B,Cの各電極指の膜厚は、
    0.002λ以上0.05λ以下であることを特徴とす
    る弾性表面波装置。
  7. 【請求項7】弾性表面波基板上に3種類の電極A,B,
    Cがあり、電極Aは電極Bとすだれ状電極を形成し、電
    極Bも電極Cとすだれ状電極を形成し、さらに、電極C
    はミアンダ状であるとき、該弾性表面波基板に励振され
    る弾性表面波の波長をλとすると、電極Cの第1電極指
    は幅をλ/4未満とし、電極Aの電極指は幅がλ/4以
    上λ/2未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間
    距離を3λ/8とし、電極Cの第2電極指は幅が3λ/
    8未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距離を
    13λ/16とし、電極Bの電極指は幅がλ/4未満
    で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距離を5λ/
    4とし、電極Cの第3電極指は幅がλ/4未満で、電極
    Cの第1電極指との電極指中心間距離を13λ/8と
    し、さらに、電極A,B,Cの各電極指の膜厚は、0.
    002λ以上0.05λ以下であることを特徴とする弾
    性表面波装置。
  8. 【請求項8】弾性表面波基板上に3種類の電極A,B,
    Cがあり、電極Aは電極Cとすだれ状電極を形成し、電
    極Bも電極Cとすだれ状電極を形成し、さらに、電極C
    はミアンダ状であるとき、該弾性表面波基板に励振され
    る弾性表面波の波長をλとすると、電極Cの第1電極指
    は幅をλ/4未満とし、電極Aの電極指は幅がλ/4以
    上λ/2未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間
    距離を3λ/8とし、電極Cの第2電極指は幅が7λ/
    16未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距離
    を27λ/32とし、電極Bの電極指は幅がλ/4未満
    で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距離を21λ
    /16とし、電極Cの第3電極指は幅がλ/4未満で、
    電極Cの第1電極指との電極指中心間距離を27λ/1
    6とし、さらに、電極A,B,Cの各電極指の膜厚は、
    0.002λ以上0.05λ以下であることを特徴とす
    る弾性表面波装置。
  9. 【請求項9】弾性表面波基板上に3種類の電極A,B,
    Cがあり、電極Aは電極Bとすだれ状電極を形成し、電
    極Bも電極Cとすだれ状電極を形成し、さらに、電極C
    はミアンダ状であるとき、該弾性表面波基板に励振され
    る弾性表面波の波長をλとすると、電極Cの第1電極指
    は幅をλ/4未満とし、電極Aの電極指は幅がλ/4以
    上λ/2未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間
    距離を3λ/8とし、電極Cの第2電極指は幅がλ/4
    未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距離を3
    λ/4とし、電極Bの第1電極指は幅がλ/4未満で、
    電極Cの第1電極指との電極指中心間距離を9λ/8と
    し、電極Cの第3電極指は幅が3λ/4未満で、電極C
    の第1電極指との電極指中心間距離を13λ/8とし、
    電極Bの第2電極指は幅がλ/4未満で、電極Cの第1
    電極指との電極指中心間距離を17λ/8とし、電極C
    の第4電極指は幅がλ/4未満で、電極Cの第1電極指
    との電極指中心間距離を5λ/2とし、電極Cの第5電
    極指は幅λ/4未満で、電極Cの第1電極指との電極指
    中心間距離を11λ/4とし、さらに、電極A,B,C
    の各電極指の膜厚は、0.002λ以上0.05λ以下
    であることを特徴とする弾性表面波装置。
  10. 【請求項10】弾性表面波基板上に3種類の電極A,
    B,Cがあり、電極Aは電極Bとすだれ状電極を形成
    し、電極Bも電極Cとすだれ状電極を形成し、さらに、
    電極Cはミアンダ状であるとき、該弾性表面波基板に励
    振される弾性表面波の波長をλとすると、電極Cの第1
    電極指は幅をλ/4未満とし、電極Aの電極指は幅がλ
    /4以上λ/2未満で、電極Cの第1電極指との電極指
    中心間距離を3λ/8とし、電極Cの第2電極指は幅が
    5λ/16未満で、電極Cの第1電極指と電極指中心間
    距離を25λ/32とし、電極Bの第1電極指は幅がλ
    /4未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距離
    を19λ/16とし、電極Cの第3電極指は幅がλ/2
    以上3λ/4未満で、電極Cの第1電極指との電極指中
    心間距離を27λ/16とし、電極Bの第2電極指は幅
    がλ/4未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間
    距離を35λ/16とし、電極Cの第4電極指は幅がλ
    /4未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距離
    を41λ/16とし、電極Cの第5電極指は幅3λ/1
    6未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距離を
    89λ/32とし、さらに、電極A,B,Cの各電極指
    の膜厚は、0.002λ以上0.05λ以下であること
    を特徴とする弾性表面波装置。
  11. 【請求項11】弾性表面波基板上に3種類の電極A,
    B,Cがあり、電極Aは電極Bとすだれ状電極を形成
    し、電極Bも電極Cとすだれ状電極を形成し、さらに、
    電極Cはミアンダ状であるとき、該弾性表面波基板に励
    振される弾性表面波の波長をλとすると、電極Cの第1
    電極指は幅をλ/4未満とし、電極Aの電極指は幅がλ
    /4以上λ/2未満で、電極Cの第1電極指との電極指
    中心間距離を3λ/8とし、電極Cの第2電極指は幅が
    3λ/8未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間
    距離を13λ/16とし、電極Bの第1電極指は幅がλ
    /4未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距離
    を5λ/4とし、電極Cの第3電極指は幅λ/2以上3
    λ/4未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距
    離を7λ/4とし、電極Bの第2電極指は幅λ/4未満
    で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距離を9λ/
    4とし、電極Cの第4電極指は幅λ/4未満で、電極C
    の第1電極指との電極指中心間距離を21λ/8とし、
    さらに、電極A,B,Cの各電極指の膜厚は、0.00
    2λ以上0.05λ未満であることを特徴とする弾性表
    面波装置。
  12. 【請求項12】弾性表面波基板上に3種類の電極A,
    B,Cがあり、電極Aは電極Bとすだれ状電極を形成
    し、電極Bも電極Cとすだれ状電極を形成し、さらに、
    電極Cはミアンダ状であるとき、該弾性表面波基板に励
    振される弾性表面波の波長をλとすると、電極Cの第1
    電極指は幅をλ/4未満とし、電極Aの電極指は幅がλ
    /4以上λ/2未満で、電極Cの第1電極指との電極指
    中心間距離を3λ/8とし、電極Cの第2電極指は幅が
    7λ/16未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心
    間距離を27λ/32とし、電極Bの第1電極指は幅が
    λ/4未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距
    離を21λ/16とし、電極Cの第3電極指は幅がλ/
    2以上3λ/4未満で、電極Cの第1電極指との電極指
    中心間距離を29λ/16とし、電極Bの第2電極指は
    幅がλ/4未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心
    間距離を37λ/16とし、電極Cの第4電極指は幅が
    λ/4未満で、電極Cの第1電極指との電極指中心間距
    離を43λ/16とし、さらに、電極A,B,Cの各電
    極指の膜厚は、0.002λ以上0.05λ以下である
    ことを特徴とする弾性表面波装置。
  13. 【請求項13】弾性表面波基板上に2種類の電極A,B
    があり、電極Aと電極Bがすだれ状電極を形成している
    とき、該弾性表面波基板に励振される弾性表面波の波長
    をλとすると、電極Bの第1電極指は幅をλ/4未満と
    し、電極Aの第1電極指は幅がλ/4以上λ/2未満
    で、電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を3λ/
    8とし、電極Bの第2電極指は幅がλ/4未満で、電極
    Bの第1電極指との電極指中心間距離を3λ/4とし、
    電極Aの第2電極指は幅がλ/4未満で、電極Bの第1
    電極指との電極指中心間距離を9λ/8とし、電極Bの
    第3電極指は幅がλ/4未満で、電極Bの第1電極指と
    の電極指中心間距離を3λ/2とし、電極Bの第4電極
    指は幅がλ/4未満で、電極Bの第1電極指との電極指
    中心間距離を7λ/4とし、さらに、電極A,Bの各電
    極指の膜厚は、0.002λ以上0.05λ以下である
    ことを特徴とする弾性表面波装置。
  14. 【請求項14】弾性表面波基板上に2種類の電極A,B
    があり、電極Aは電極Bとすだれ状電極を形成している
    とき、該弾性表面波基板に励振される弾性表面波の波長
    をλとすると、電極Bの第1電極指は幅をλ/4未満と
    し、電極Aの第1電極指は幅がλ/4以上λ/2未満
    で、電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を3λ/
    8とし、電極Bの第2電極指は幅が5λ/16未満で、
    電極Bの第1電極指との電極指中心間距離25λ/32
    とし、電極Aの第2電極指は幅がλ/4未満で、電極B
    の第1電極指との電極指中心間距離を19λ/16と
    し、電極Bの第3電極指は幅がλ/4未満で、電極Bの
    第1電極指との電極指中心間距離を25λ/16とし、
    電極Bの第4電極指は幅が3λ/16未満で、電極Cの
    第1電極指との電極指中心間距離を57λ/32とし、
    さらに、電極A,Bの各電極指の膜厚は、0.002λ
    以上0.05λ以下であることを特徴とする弾性表面波
    装置。
  15. 【請求項15】弾性表面波基板上に2種類の電極A,B
    があり、電極Aは電極Bとすだれ状電極を形成している
    とき、該弾性表面波基板に励振される弾性表面波の波長
    をλとすると、電極Bの第1電極指は幅をλ/4未満と
    し、電極Aの第1電極指は幅がλ/4以上λ/2未満
    で、電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を3λ/
    8とし、電極Bの第2電極指は幅が3λ/8未満で、電
    極Bの第1電極指との電極指中心間距離を13λ/16
    とし、電極Aの第2電極指は幅がλ/4未満で、電極B
    の第1電極指との電極指中心間距離を5λ/4とし、電
    極Bの第3電極指は幅がλ/4未満で、電極Bの第1電
    極指との電極指中心間距離を13λ/8とし、さらに、
    電極A,Bの各電極指の膜厚は、0.002λ以上0.
    05λ以下であることを特徴とする弾性表面波装置。
  16. 【請求項16】弾性表面波基板上に2種類の電極A,B
    があり、電極Aは電極Bとすだれ状電極を形成している
    とき、該弾性表面波基板に励振される弾性表面波の波長
    をλとすると、電極Bの第1電極指は幅をλ/4未満と
    し、電極Aの第1電極指は幅がλ/4以上λ/2未満
    で、電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を3λ/
    8とし、電極Bの第2電極指は幅が7λ/16未満で、
    電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を27λ/3
    2とし、電極Aの第2電極指は幅がλ/4未満で、電極
    Bの第1電極指との電極指中心間距離を21λ/16と
    し、電極Bの第3電極指は幅がλ/4未満で、電極Bの
    第1電極指との電極指中心間距離を27λ/16とし、
    さらに、電極A,Bの各電極指の膜厚は、0.002λ
    以上0.05λ以下であることを特徴とする弾性表面波
    装置。
  17. 【請求項17】弾性表面波基板上に2種類の電極A,B
    があり、電極Aは電極Bとすだれ状電極を形成している
    とき、該弾性表面波基板に励振される弾性表面波の波長
    をλとすると、電極Bの第1電極指は幅をλ/4未満と
    し、電極Aの第1電極指は幅がλ/4以上λ/2未満
    で、電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を3λ/
    8とし、電極Bの第2電極指は幅がλ/4未満で、電極
    Bの第1電極指との電極指中心間距離を3λ/4とし、
    電極Aの第2電極指は幅がλ/4未満で、電極Bの第1
    電極指との電極指中心間距離を9λ/8とし、電極Bの
    第3電極指は幅が3λ/4未満で、電極Bの第1電極指
    との電極指中心間距離を13λ/8とし、電極Aの第3
    電極指は幅がλ/4未満で、電極Bの第1電極指との電
    極指中心間距離を17λ/8とし、電極Bの第4電極指
    は幅がλ/4未満で、電極Bの第1電極指との電極指中
    心間距離を5λ/2とし、電極Bの第5電極指は幅λ/
    4未満で、電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を
    11λ/4とし、さらに、電極A,Bの各電極指の膜厚
    は、0.002λ以上0.05λ以下であることを特徴
    とする弾性表面波装置。
  18. 【請求項18】弾性表面波基板上に2種類の電極A,B
    があり、電極Aは電極Bとすだれ状電極を形成している
    とき、該弾性表面波基板に励振される弾性表面波の波長
    をλとすると、電極Bの第1電極指は幅をλ/4未満と
    し、電極Aの第1電極指は幅がλ/4以上λ/2未満
    で、電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を3λ/
    8とし、電極Bの第2電極指は幅が5λ/16未満で、
    電極Bの第1電極指と電極指中心間距離を25λ/32
    とし、電極Aの第2電極指は幅がλ/4未満で、電極B
    の第1電極指との電極指中心間距離を19λ/16と
    し、電極Bの第3電極指は幅がλ/2以上3λ/4未満
    で、電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を27λ
    /16とし、電極Aの第3電極指は幅がλ/4未満で、
    電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を35λ/1
    6とし、電極Bの第4電極指は幅がλ/4未満で、電極
    Cの第1電極指との電極指中心間距離を41λ/16と
    し、電極Bの第5電極指は幅3λ/16未満で、電極B
    の第1電極指との電極指中心間距離を89λ/32と
    し、さらに、電極A,Bの各電極指の膜厚は、0.00
    2λ以上0.05λ以下であることを特徴とする弾性表
    面波装置。
  19. 【請求項19】弾性表面波基板上に2種類の電極A,B
    があり、電極Aは電極Bとすだれ状電極を形成している
    とき、該弾性表面波基板に励振される弾性表面波の波長
    をλとすると、電極Bの第1電極指は幅をλ/4未満と
    し、電極Aの第1電極指は幅がλ/4以上λ/2未満
    で、電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を3λ/
    8とし、電極Bの第2電極指は幅が3λ/8未満で、電
    極Bの第1電極指との電極指中心間距離を13λ/16
    とし、電極Aの第2電極指は幅がλ/4未満で、電極B
    の第1電極指との電極指中心間距離を5λ/4とし、電
    極Bの第3電極指は幅λ/2以上3λ/4未満で、電極
    Bの第1電極指との電極指中心間距離を7λ/4とし、
    電極Aの第3電極指は幅λ/4未満で、電極Bの第1電
    極指との電極指中心間距離を9λ/4とし、電極Bの第
    4電極指は幅λ/4未満で、電極Bの第1電極指との電
    極指中心間距離を21λ/8とし、さらに、電極A,B
    の各電極指の膜厚は、0.002λ以上0.05λ未満
    であることを特徴とする弾性表面波装置。
  20. 【請求項20】弾性表面波基板上に2種類の電極A,B
    があり、電極Aは電極Bとすだれ状電極を形成している
    とき、該弾性表面波基板に励振される弾性表面波の波長
    をλとすると、電極Bの第1電極指は幅をλ/4未満と
    し、電極Aの第1電極指は幅がλ/4以上λ/2未満
    で、電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を3λ/
    8とし、電極Bの第2電極指は幅が7λ/16未満で、
    電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を27λ/3
    2とし、電極Aの第2電極指は幅がλ/4未満で、電極
    Bの第1電極指との電極指中心間距離を21λ/16と
    し、電極Bの第3電極指は幅がλ/2以上3λ/4未満
    で、電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を29λ
    /16とし、電極Aの第3電極指は幅がλ/4未満で、
    電極Bの第1電極指との電極指中心間距離を37λ/1
    6とし、電極Bの第4電極指は幅がλ/4未満で、電極
    Cの第1電極指との電極指中心間距離を43λ/16と
    し、さらに、電極A,B,Cの各電極指の膜厚は、0.
    002λ以上0.05λ以下であることを特徴とする弾
    性表面波装置。
  21. 【請求項21】弾性表面波基板上に、2個以上のすだれ
    状電極が配置され、内、少なくとも1個以上のすだれ状
    電極が配置された弾性表面波装置において、上記すだれ
    状電極またはそれに接続された回路に内部消散を有し、
    上記内部消散を有するすだれ状電極とそれに接続された
    回路を1つの回路とみなし、送波または受波の相対する
    すだれ状電極方向(但し、すだれ状電極が1個の場合は
    送波または受波方向)を端子1、逆方向を端子2、電気
    端子を端子3とした等価回路で一方向性電極を表わした
    場合の散乱行列(S)とその複素共役行列(S*)の乗
    算により生成される行列を(α)と表わし、方向性係数
    κ(=|S232/|S132)とし、θ1をarg(s
    13 233*s11*)、θ2をarg(α13*s3313*)、θ
    3をarg(α13*s1311*)とし、さらに、μをα13
    /|s13|としたとき、 【数16】 の値を、1/3以下としたことを特徴とする弾性表面波
    装置とそれに接続された回路。
  22. 【請求項22】弾性表面波基板上に、2個以上のすだれ
    状電極が配置され、内、少なくとも1個以上の内部消散
    を有するすだれ状電極が配置された弾性表面波装置にお
    いて、電気端子における虚数成分を打ち消した状態で、
    すだれ状電極の主応答周波数において、上記内部消散を
    有するすだれ状電極の送波または受波の相対するすだれ
    状電極方向(但し、すだれ状電極が1個の場合は送波ま
    たは受波方向)を端子1、逆方向を端子2、電気端子を
    端子3とした等価回路で一方向性電極を表わした場合の
    散乱行列(S)の要素が実数となるように端子1、およ
    び2の一つを選び、(S)と(S)自身の乗算により生
    成される行列を(α)と表わし、方向性係数κ(=S23
    2/S13 2)とし、さらに、μをα13/s13としたとき、 【数25】 の値を、1/3以下としたことを特徴とする弾性表面波
    装置とそれに接続された回路。
  23. 【請求項23】特許請求項21記載の弾性表面波装置と
    それに接続された回路において、弾性表面波装置のすだ
    れ状電極の電極が有る部分と無い部分の弾性表面波に対
    する特性インピーダンスの違いによる反射のすだれ状電
    極全体に渡る総和を主応答周波数近傍においてほぼゼロ
    としたことを特徴とする弾性表面波装置とそれに接続さ
    れた回路。
  24. 【請求項24】特許請求項21記載の弾性表面波装置と
    それに接続された回路において、弾性表面波装置のすだ
    れ状電極の電極が有る部分と無い部分の弾性表面波に対
    する特性インピーダンスの違いによる反射の総和を主応
    答周波数近傍においてほぼゼロとする手段として、電極
    の幅及び電極間の空隙部の幅をλ0/8(λ0は中心周波
    数における弾性表面波波長)としたことを特徴とする弾
    性表面波装置とそれに接続された回路。
  25. 【請求項25】弾性表面波基板上に、2個以上のすだれ
    状電極が配置され、内、少なくとも1個以上のすだれ状
    電極が配置された弾性表面波装置において、上記すだれ
    状電極またはそれに接続された回路に内部消散を有し、
    上記内部消散を有するすだれ状電極とそれに接続された
    回路を1つの回路とみなし、送波または受波の相対する
    すだれ状電極方向(但し、すだれ状電極が1個の場合は
    送波または受波方向)を端子1、逆方向を端子2、電気
    端子を端子3とした等価回路で一方向性電極を表わした
    場合の散乱行列を(S)、その複素共役行列を(S
    *)、方向性係数をκ(=S23 2/S13 2)、電気端子3
    から見たすだれ状電極の放射コンダクタンスをGa、電
    源(または負荷)側のコンダクタンスをGlとしたと
    き、弾性表面波装置のすだれ状電極およびそれに接続さ
    れた回路の内部消散が、電気端子に並列に接続されるコ
    ンダクタンス成分guで表わされる場合、gをgu/G
    a、bをGl/Gaとし、 [{(κ−1)/(κ+1)}(b+g)+1]/(1+b+g) ………(数31) の絶対値を1/3以下としたことを特徴とする弾性表面
    波装置とそれに接続された回路。
  26. 【請求項26】弾性表面波基板上に、2個以上のすだれ
    状電極が配置され、内、少なくとも1個以上のすだれ状
    電極が配置された弾性表面波装置において、上記すだれ
    状電極またはそれに接続された回路に内部消散を有し、
    上記内部消散を有するすだれ状電極とそれに接続された
    回路を1つの回路とみなし、送波または受波の相対する
    すだれ状電極方向(但し、すだれ状電極が1個の場合は
    送波または受波方向)を端子1、逆方向を端子2、電気
    端子を端子3とした等価回路で一方向性電極を表わした
    場合の散乱行列を(S)、その複素共役行列を(S
    *)、方向性係数をκ(=S23 2/S13 2)、電気端子3
    から見たすだれ状電極の放射コンダクタンスをGa、電
    源(または負荷)側のコンダクタンスをGlとしたと
    き、弾性表面波装置のすだれ状電極およびそれに接続さ
    れた回路の内部消散が、電気端子に直列に接続される抵
    抗成分ruで表わされる場合、rをru・Ga、bをG
    l/Gaとし {(κ−1)/(κ+1)+1/b+r}/(1+1/b+g) ………(数37) の絶対値を1/3以下としたことを特徴とする、特許請
    求項1記載の弾性表面波装置とそれに接続された回路。
  27. 【請求項27】弾性表面波基板上に、2個以上のすだれ
    状電極が配置され、内、少なくとも1個以上のすだれ状
    電極が配置された弾性表面波装置において、上記すだれ
    状電極またはそれに接続された回路に内部消散を有し、
    上記内部消散を有するすだれ状電極とそれに接続された
    回路を1つの回路とみなし、送波または受波の相対する
    すだれ状電極方向(但し、すだれ状電極が1個の場合は
    送波または受波方向)を端子1、逆方向を端子2、電気
    端子を端子3とした等価回路で一方向性電極を表わした
    場合の散乱行列(S)とその複素共役行列(S*)の乗
    算により生成される行列を(α)と表わすとき、行列
    (α)の電気端子3に関する要素α33を 【数40】 としたことを特徴とする弾性表面波装置とそれに接続さ
    れた回路。
  28. 【請求項28】内部消散を有するすだれ状電極およびそ
    れに接続された回路の放射コンダクタンスをGaおよ
    び、内部消散を表わす並列コンダクタンス成分guを求
    める手段として、電気端子のアドミタンス周波数特性の
    測定を用いたことを特徴とする、特許請求項25記載の
    弾性表面波装置の測定方法。
  29. 【請求項29】前記内部消散を有するすだれ状電極およ
    びそれに接続された回路の放射コンダクタンスをGaお
    よび、内部消散を表わす並列コンダクタンス成分ruを
    求める手段として、電気端子のインピーダンス周波数特
    性の測定を用いたことを特徴とする、特許請求項26記
    載の弾性表面波装置の測定方法。
  30. 【請求項30】上記特許請求項1〜27記載の弾性表面
    波装置とそれに接続された回路のいずれか1つまたは特
    許請求項28または29記載の弾性表面波装置の測定方
    法を用いたことを特徴とする通信装置。
  31. 【請求項31】通信装置がテレビジョン受信機であるこ
    とを特徴とする特許請求項30記載の通信装置。
  32. 【請求項32】通信装置が移動通信用送受信器であるこ
    とを特徴とする特許請求項30記載の通信装置。
  33. 【請求項33】請求項1から請求項27のいずれか記載
    の弾性表面波装置を、与えられた信号を変調する変調手
    段と、該変調信号を送信するアンテナと、該受信信号を
    フィルタリングするフィルタと、フィルタリング処理し
    た信号を復調する復調器を有して構成される通信装置
    の、前記フィルタに使用したことを特徴とする通信装
    置。
  34. 【請求項34】本発明の弾性表面波装置とそれに接続さ
    れた回路を電気信号フィルタとして用い、該弾性表面波
    装置を内蔵した高周波機器。
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