JPH077436A - 可変長符号化装置 - Google Patents

可変長符号化装置

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JPH077436A
JPH077436A JP14414993A JP14414993A JPH077436A JP H077436 A JPH077436 A JP H077436A JP 14414993 A JP14414993 A JP 14414993A JP 14414993 A JP14414993 A JP 14414993A JP H077436 A JPH077436 A JP H077436A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回路規模を大きくすることなく、効率よく可変
長符号化を行う。 【構成】発生度数集計回路1は、入力データD1をブロ
ック単位で集計して符号化対象データ毎の発生度数を度
数メモリ5に記録する。発生度数修正回路2は、発生度
数集計処理の終了時点に度数メモリ5を検索し、発生度
数0の符号化対象データがあるときは、全ての発生度数
に1を加算する。未処理データ検索回路3は、度数メモ
リ5を検索して符号割当て未処理のデータ個数をカウン
トする。最小度数検索回路4は、発生度数の小さい順に
2つのデータを度数メモリ5から選定する。符号割当回
路6は、2つのデータの発生度数の大きい方に「0」、
他方に「1」を割当てて符号語メモリ8に書込む。発生
度数加算回路7は、2つのデータの発生度数を加算して
度数メモリ5に書き込む。符号割当回路6は、割当てら
れた符号を読出して、符号語メモリ8上に適応ハフマン
符号表を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可変長符号化装置に関
し、特に適応ハフマン符号表を用いて可変長符号化する
可変長符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データや音声データに対してデータ
圧縮を行う方式の一つとして、データの統計的特性を利
用した適応ハフマン符号表を用いて可変長符号に変換す
る方式が知られている。
【0003】一般的に、このような適応ハフマン符号表
を作成するときは、入力するデータの発生度数を累積
し、各データの出現確率を計算し、この出現確率に基づ
いて符号語を設定している。このような符号語は、次の
ようにして設定される。
【0004】(1)出現確率の小さい順に2つのデータ
を選び出し、この2つのデータの内の出現確率の小さい
データには符号「1」を、他方のデータには符号「0」
を割当てる。(2)2つのデータの出現確率を加算し、
この確率和を2つのデータの出現確率として新たに並べ
直す。(3)確率和が1になるまで上記処理(1),
(2)を繰り返えす。(3)確率和が1になったとき、
処理(2)において割当てらた符号を辿ることにより、
各データに対応する符号語を設定する。
【0005】例えば、図5に示すように、データd1,
d2,……,d6の出現確率が0.25,0.23,…
…,0.04であった場合、まず、出現確率の小さい順
に2つのデータd6,d5を選び出し、出現確率の小さ
いデータd6には符号「1」を割当て、他方のデータd
5には符号「0」を割当てる。次に、2つのデータの出
現確率を加算し(0.04+0.10=0.14)、こ
の確率和0.14を2つのデータd6,d5の出現確率
として新たに並べ直す。このような処理を確率和が1に
なるまで繰り返えすことにより図示した線図が得られ
る。各データ毎に線図を辿りながら、割当てられた符号
「1」,「0」を読出すことにより、データd1,d
2,……,d6のそれぞれに対応する符号語「01」,
「10」,……,「0011」をそれぞれ設定すること
ができる。
【0006】このように符号語を設定して適応ハフマン
符号表を作成することにより、出現確率が高いデータに
対しては短い符号語を割当てることができるので、固定
長符号化に比べて高い符号化効率を得ることができる。
【0007】図4は従来の可変長符号化装置を示すブロ
ック図である。
【0008】発生度数集計回路1は、入力データD1の
1ブロック分の各データに対して、発生度数を累積して
度数メモリ5に記録する。ここで、入力データの1ブロ
ック分とは、例えば入力データが画像データであれば1
画面分の画像データである。なお、発生度数集計処理の
開始時には、度数メモリ5および符号語メモリ8は制御
回路9によって初期化される。また、このように入力デ
ータを所定のブロック単位で処理する場合には、発生度
数を出現確率と見做して処理できる。
【0009】未処理データ検索回路3は、度数メモリ5
を検索して発生度数が0でない符号化対象データの内の
符号割当て未処理のデータ個数をカウントして制御回路
9へ伝達する。最小度数検索回路4は、制御回路9の指
示を受けて度数メモリ5を検索し、発生度数の小さい順
に2つのデータを選定して発生度数を読出し、度数情報
C1として送出する。符号割当回路6は、度数情報C1
に基づいて、2つのデータの内の発生度数の大きい方の
データには符号「0」を、他方のデータには符号「1」
をそれぞれ割当てて符号語メモリ8に書込む。発生度数
加算回路7は、制御回路9の指示を受けて2つのデータ
の発生度数を加算し、2つのデータに対して1つの新し
い発生度数を度数メモリ5に書き込む。
【0010】制御回路9は、未処理データ検索回路3か
ら伝達される未処理のデータ個数が0になるまで各回路
を制御して上記処理を繰り返えし実行させる。その後、
符号割当回路6が、各データ毎に割当てた符号を符号語
メモリ8から読出して符号語を設定し、符号語メモリ8
上に適応ハフマン符号表として記憶させる。
【0011】ところで、上述した従来の可変長符号化装
置では、入力データに基づいて適応ハフマン符号表を作
成し、この適応ハフマン符号表を使用して同じ入力デー
タの符号化を実行する。このため、適応ハフマン符号表
の作成に要する時間だけ入力データを遅延させる必要が
あるので、ブロックメモリ15および遅延回路11を設
けている。ブロックメモリ15は、発生度数集計回路1
における発生度数集計処理の所要時間だけ、入力データ
をブロック単位で遅延させる。また、遅延回路11は、
発生度数集計処理した後に符号語が設定されるまでの時
間だけ入力データを遅延させる。
【0012】符号化回路10は、ブロックメモリ15お
よび遅延回路11によって遅延された入力データに対し
て、符号語メモリ8上に作成された適応ハフマン符号表
を参照して可変長符号化し、データD2として出力す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の可変長
符号化装置では、入力データに基づいて適応ハフマン符
号表を作成し、この適応ハフマン符号表を使用して同じ
入力データの符号化を行っている。しかし、適応ハフマ
ン符号表の作成を短時間で実行しなければならないの
で、高速動作する回路が必要であり、また、適応ハフマ
ン符号表の作成に要する時間だけ入力データをブロック
単位で遅延させるためのメモリが必要となる。このた
め、回路規模が大きくなるという問題点を有している。
【0014】本発明の目的は、回路規模を大きくするこ
となく、効率よく可変長符号化できる可変長符号化装置
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の可変長符号化装
置は、入力データをブロック単位で集計処理して符号化
対象データ毎の発生度数を計数する発生度数計数手段
と、前記符号化対象データ毎の発生度数を記録する発生
度数記録手段と、前記集計処理が終了した時点に前記発
生度数記録手段に記録されている発生度数を検索し発生
度数が0の符号化対象データを検索したときは前記発生
度数記録手段に記録されている全ての発生度数に特定の
1以上の整数を一様に加算する発生度数修正手段と、こ
の発生度数修正手段によって修正された発生度数に基づ
き前記符号化対象データに対応する適応ハフマン符号表
を作成し記憶する符号表作成手段と、この符号表作成手
段によって作成された前記適応ハフマン符号表に基づき
前記入力データの次に入力する入力データのブロックに
対して可変長符号化を実行する可変長符号化手段とを備
える。
【0016】また、本発明の可変長符号化装置は、入力
データをブロック単位で集計処理して符号化対象データ
毎の発生度数を計数する発生度数計数手段と、前記符号
化対象データ毎の発生度数を記録する発生度数記録手段
と、前記符号化対象データ毎のハフマン符号割当て処理
状況を記憶する割当状況記録手段と、前記割当状況記録
手段に記録されている前記ハフマン符号割当て処理状況
を参照し前記発生度数記録手段に記録されている発生度
数に基づき前記符号化対象データに対応する適応ハフマ
ン符号表を作成し記憶する符号表作成手段と、この符号
表作成手段によって作成された前記適応ハフマン符号表
に基づき前記入力データの次に入力する入力データのブ
ロックに対して可変長符号化を実行する可変長符号化手
段とを備える。
【0017】更に、本発明の可変長符号化装置は、1画
面前の画像データを集計処理して符号化対象データ毎の
発生度数を計数する発生度数計数手段と、前記符号化対
象データ毎の発生度数を記録する発生度数記録手段と、
前記集計処理が終了した時点に前記発生度数記録手段に
記録されている発生度数を検索し発生度数が0の符号化
対象データを検索したときは前記発生度数記録手段に記
録されている発生度数に特定の1以上の整数を一様に加
算する発生度数修正手段と、この発生度数修正手段によ
って修正された発生度数に基づき前記符号化対象データ
に対応する適応ハフマン符号表を作成し記憶する符号表
作成手段と、画像データのマクロ的な特徴に基づいて予
め作成された固定ハフマン符号表と、前記1画面前の画
像データと入力画像データとの相関値を算出する相関算
出手段と、前記相関値に応じて前記適応ハフマン符号表
および前記固定ハフマン符号表の内のいずれかを選択す
る選択手段と、この選択手段によって選択された符号表
に基づき前記入力画像データに対して可変長符号化を実
行する可変長符号化手段とを備える。
【0018】また更に、本発明の可変長符号化装置は、
1画面前の画像データを集計処理して符号化対象データ
毎の発生度数を計数する発生度数計数手段と、前記符号
化対象データ毎の発生度数を記録する発生度数記録手段
と、前記符号化対象データ毎のハフマン符号割当て処理
状況を記憶する割当状況記録手段と、前記割当状況記録
手段に記録されている前記ハフマン符号割当て処理状況
を参照し前記発生度数記録手段に記録されている発生度
数に基づき前記符号化対象データに対応する適応ハフマ
ン符号表を作成し記憶する符号表作成手段と、画像デー
タのマクロ的な特徴に基づいて予め作成された固定ハフ
マン符号表と、前記1画面前の画像データと入力画像デ
ータとの相関値を算出する相関算出手段と、前記相関値
に応じて前記適応ハフマン符号表および前記固定ハフマ
ン符号表の内のいずれかを選択する選択手段と、この選
択手段によって選択された符号表に基づき前記入力画像
データに対して可変長符号化を実行する可変長符号化手
段とを備える。
【0019】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0020】図1は本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図であり、図4に示した従来例と同一構成要素には同
一符号を付している。
【0021】ところで、従来例では、適応ハフマン符号
表を作成するための入力データと符号化対象の入力デー
タとは同一である。しかし、本発明では、適応ハフマン
符号表を作成するための入力データと符号化対象の入力
データとは異なっている。例えば、入力データが画像デ
ータの場合は、1画面前の画像データに基づいて適応ハ
フマン符号表を作成し、次の画面の画像データに対し
て、この適応ハフマン符号表を使用して可変長符号化を
実行する。
【0022】図1において、発生度数集計回路1は、入
力データD1の1ブロック分の各データについて、発生
度数を累積して度数メモリ5に記録する。この場合、入
力データD1に含まれていない符号化対象データの発生
度数は0として記録される。発生度数修正回路2は、入
力データの発生度数集計処理が終了した時点に度数メモ
リ5を検索し、発生度数0の符号化対象データが存在し
ているか否かを検知し、発生度数0の符号化対象データ
が存在しているときには、全ての発生度数に1を一様に
加算する。従って、符号化対象データの発生度数は1以
上になる。なお、発生度数に加算する数は1以上の整数
であれば特に限定する必要はない。
【0023】未処理データ検索回路3は、度数メモリ5
を検索して符号化対象データの内の符号割当て未処理の
データ個数をカウントして制御回路9へ伝達する。最小
度数検索回路4は、制御回路9の指示を受けて度数メモ
リ5を検索し、発生度数の小さい順に2つのデータを選
定して各データの発生度数を読出し、度数情報C1とし
て送出する。符号割当回路6は、度数情報C1に基づい
て、2つのデータの内の発生度数の大きい方のデータに
は符号「0」を、他方のデータには符号「1」をそれぞ
れ割当てて符号語メモリ8に書込む。発生度数加算回路
7は、制御回路9の指示を受けて2つのデータの発生度
数を加算し、2つのデータに対する1つの新しい発生度
数として度数メモリ5に書き込む。
【0024】制御回路9は、未処理データ検索回路3か
ら伝達される未処理のデータ個数が0になるまで各回路
を制御して上記処理を繰り返えし実行させる。その後、
符号割当回路6が、各データ毎に割当てた符号を符号語
メモリ8から読出して符号語を設定し、符号語メモリ8
上に適応ハフマン符号表として記憶させる。
【0025】符号化回路10は、遅延回路11によって
遅延された入力データに対して、符号語メモリ8上に作
成された適応ハフマン符号表を参照して可変長符号化
し、データD2として出力する。
【0026】このようにすることにより、入力データに
含まれていないデータに対しても符号語を設定でき、符
号化対象データに対する適応ハフマン符号表を作成でき
る。また、従来例においては、入力データをブロック単
位で遅延させるためのブロックメモリ15を必要とした
が、本発明においては、適応ハフマン符号表を作成する
ための入力データのブロックと符号化対象の入力データ
のブロックとが異なっていてもよいので、ブロックメモ
リを除去することができる。
【0027】図2は本発明の第2の実施例を示すブロッ
ク図である。
【0028】図1に示した第1の実施例と同一構成要素
には同一符号を付している。また、第1の実施例との相
違点は、図1に示した発生度数修正回路2に代えて割当
管理回路12および割当状況メモリ13を設け、また、
最小度数検索回路4に代えて最小度数読出回路14を設
けている点である。
【0029】図2において、発生度数集計回路1は、入
力データD1の1ブロック分のデータに対し、各データ
毎に発生度数を累積して度数メモリ5に記録する。この
場合、符号化対象データの内の入力データD1に含まれ
ていないデータについては、発生度数0として記録され
る。なお、発生度数集計処理の開始時には、度数メモリ
5および割当状況メモリ13は制御回路9によって初期
化される。
【0030】割当状況メモリ13は、符号化対象データ
に対する符号割当て処理状況を示すフラグを記憶する。
例えば、符号割当て処理が終了したデータのフラグは
「1」とし、符号割当て未処理のデータのフラグは
「0」とする。
【0031】最小度数読出回路14は、発生度数集計処
理が終了した後に制御回路9から指示を受け、割当状況
メモリ13を参照して未処理データについて度数メモリ
5を検索し、発生度数の小さい順に2つのデータを選定
して各データの発生度数を読出し、度数情報C1として
送出する。割当管理回路12は、度数情報C1を受けて
符号割当て処理状況を示すフラグを割当状況メモリ13
にセットすると共に、割当状況メモリ13を検索し未処
理のデータ個数をカウントして制御回路9へ伝達する。
【0032】符号割当回路6は、度数情報C1に基づい
て、2つのデータの内の発生度数の大きい方のデータに
は符号「0」を、他方のデータには符号「1」をそれぞ
れ割当てて符号語メモリ8に書込む。発生度数加算回路
7は、制御回路9の指示を受けて2つのデータの発生度
数を加算し、2つのデータに対する1つの新しい発生度
数として度数メモリ5に書き込む。
【0033】制御回路9は、割当管理回路12から伝達
される未処理データ個数が0になるまで各回路を制御し
て上記処理を繰り返えし実行させる。その後、符号割当
回路6が、各データ毎に割当てた符号を符号語メモリ8
から読出して符号語を設定し、符号語メモリ8上に適応
ハフマン符号表として記憶させる。
【0034】このようにしても、入力データに含まれて
いないデータに対して符号語を設定でき、符号化対象デ
ータに対する適応ハフマン符号表を作成できる。
【0035】図3は本発明の第3の実施例を示すブロッ
ク図である。
【0036】一般的に入力データが画像データの場合、
動きの緩やかな画面の画像データは時間相関が高いの
で、1画面前の画像データによって作成した適応ハフマ
ン符号表を使用しても、符号化効率に大きな変化はな
い。しかし、シーンチェンジ等のように画面が切り替わ
ったときは、画像データの統計特性が大きく変化するた
めに、画像データのマクロ的な特徴に基づいて予め作成
した固定ハフマン符号表を使用した場合よりも符号化効
率が劣化することがある。このような欠点を解決するの
が本発明の第3の実施例である。
【0037】図3において、符号語メモリ8と符号化回
路10と遅延回路11とは、図1,2に示した第1,2
の実施例と同一構成要素であり同一符号を付している。
また、符号語メモリ8上に適応ハフマン符号表を作成す
る構成は、図1または図2と同一であるので図示を省略
している。
【0038】ところで、符号語メモリ8には、第1の実
施例または第2の実施例と同じようにして作成された1
画面前の画像データに対応する適応ハフマン符号表が記
憶される。また、固定符号語メモリ21には、画像デー
タのマクロ的な特徴に基づいて予め作成された固定ハフ
マン符号表が記憶されている。
【0039】画像メモリ22は、1画面分の画像データ
を記憶できる容量を有し、1画面前の画像データD22
を保持して出力する。相関値算出回路23は、入力画像
データD21と1画面前の画像データD22との相関
値、例えば誤差エネルギー値を算出し、この誤差エネル
ギー値と所定の基準値とを比較して切替信号S1を出力
する。符号表選択回路24は、切替信号S1に応じて、
符号語メモリ8および固定符号語メモリ21のいずれか
を選択する。この場合、誤差エネルギー値が基準値より
も小さいとき、すなわち、1画面前の画像データと入力
画像データとの差異が少ないときは符号語メモリ8(適
応ハフマン符号表)を選択する。また、誤差エネルギー
値が基準値よりも大きいとき、すなわち、1画面前の画
像データと入力画像データとの差異が大きいときは固定
符号語メモリ21(固定ハフマン符号表)を選択する。
【0040】符号化回路10は、遅延回路11によって
遅延された入力データに対して、符号表選択回路24が
選択したハフマン符号表を参照して可変長符号化し、デ
ータD23として出力する。
【0041】このように1画面前の画像データとの相関
に応じて、適応ハフマン符号表と固定ハフマン符号表と
を適応的に切替えて使用することにより、画面が急激に
変化したときに、最悪でも固定ハフマン符号表を使用し
た場合よりも符号化効率が劣化するのを防止できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、適
応ハフマン符号表を作成するために入力データの発生度
数を累積する際、発生度数0の符号化対象データが存在
するときは符号化対象データの発生度数に特定の1以上
の整数を一様に加算することにより、入力データに含ま
れていないデータを含めて符号化対象データに対する適
応ハフマン符号表を作成できるので、従来のように、適
応ハフマン符号表を作成するための入力データと符号化
対象の入力データとを同一にする必要はなく、従って、
入力データをブロック単位で遅延させるためのブロック
メモリを除去できるばかりでなく、従来に比して低い動
作速度の回路を使用でき回路規模を簡素化できる。
【0043】また、本発明によれば、符号化対象データ
に対する符号割当て処理状況を割当状況メモリに記憶さ
せ、この割当状況メモリを検索して未処理データに対し
符号割当て処理を実行させることにより、符号化対象デ
ータに対する適応ハフマン符号表を作成できるので、上
記と同様な効果が得られる。
【0044】更に、本発明によれば、入力データが画像
データの場合、画像データのマクロ的な特徴に基づいて
予め作成した固定ハフマン符号表と1画面前の画像デー
タによって作成した適応ハフマン符号表とを使用し、入
力画像データと1画面前の画像データとの相関に応じて
適応的に切替えて使用することにより、入力画像が急激
に大きく変化したときに最悪でも固定ハフマン符号表を
使用した場合よりも符号化効率が劣化するのを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】従来の可変長符号化装置を示すブロック図であ
る。
【図5】適応ハフマン符号表を作成する方法を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 発生度数集計回路 2 発生度数修正回路 3 未処理データ検索回路 4 最小度数検索回路 5 度数メモリ 6 符号割当回路 7 発生度数加算回路 8 符号語メモリ 9 制御回路 10 符号化回路 11 遅延回路 12 割当管理回路 13 割当状況メモリ 14 最小度数読出回路 21 固定符号語メモリ 22 画像メモリ 23 相関値算出回路 24 符号表選択回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データをブロック単位で集計処理し
    て符号化対象データ毎の発生度数を計数する発生度数計
    数手段と、前記符号化対象データ毎の発生度数を記録す
    る発生度数記録手段と、前記集計処理が終了した時点に
    前記発生度数記録手段に記録されている発生度数を検索
    し発生度数が0の符号化対象データを検索したときは前
    記発生度数記録手段に記録されている全ての発生度数に
    特定の1以上の整数を一様に加算する発生度数修正手段
    と、この発生度数修正手段によって修正された発生度数
    に基づき前記符号化対象データに対応する適応ハフマン
    符号表を作成し記憶する符号表作成手段と、この符号表
    作成手段によって作成された前記適応ハフマン符号表に
    基づき前記入力データの次に入力する入力データのブロ
    ックに対して可変長符号化を実行する可変長符号化手段
    とを備えることを特徴とする可変長符号化装置。
  2. 【請求項2】 入力データをブロック単位で集計処理し
    て符号化対象データ毎の発生度数を計数する発生度数計
    数手段と、前記符号化対象データ毎の発生度数を記録す
    る発生度数記録手段と、前記符号化対象データ毎のハフ
    マン符号割当て処理状況を記憶する割当状況記録手段
    と、前記割当状況記録手段に記録されている前記ハフマ
    ン符号割当て処理状況を参照し前記発生度数記録手段に
    記録されている発生度数に基づき前記符号化対象データ
    に対応する適応ハフマン符号表を作成し記憶する符号表
    作成手段と、この符号表作成手段によって作成された前
    記適応ハフマン符号表に基づき前記入力データの次に入
    力する入力データのブロックに対して可変長符号化を実
    行する可変長符号化手段とを備えることを特徴とする可
    変長符号化装置。
  3. 【請求項3】 1画面前の画像データを集計処理して符
    号化対象データ毎の発生度数を計数する発生度数計数手
    段と、前記符号化対象データ毎の発生度数を記録する発
    生度数記録手段と、前記集計処理が終了した時点に前記
    発生度数記録手段に記録されている発生度数を検索し発
    生度数が0の符号化対象データを検索したときは前記発
    生度数記録手段に記録されている全ての発生度数に特定
    の1以上の整数を一様に加算する発生度数修正手段と、
    この発生度数修正手段によって修正された発生度数に基
    づき前記符号化対象データに対応する適応ハフマン符号
    表を作成し記憶する符号表作成手段と、画像データのマ
    クロ的な特徴に基づいて予め作成された固定ハフマン符
    号表と、前記1画面前の画像データと入力画像データと
    の相関値を算出する相関算出手段と、前記相関値に応じ
    て前記適応ハフマン符号表および前記固定ハフマン符号
    表の内のいずれかを選択する選択手段と、この選択手段
    によって選択された符号表に基づき前記入力画像データ
    に対して可変長符号化を実行する可変長符号化手段とを
    備えることを特徴とする可変長符号化装置。
  4. 【請求項4】 1画面前の画像データを集計処理して符
    号化対象データ毎の発生度数を計数する発生度数計数手
    段と、前記符号化対象データ毎の発生度数を記録する発
    生度数記録手段と、前記符号化対象データ毎のハフマン
    符号割当て処理状況を記憶する割当状況記録手段と、前
    記割当状況記録手段に記録されている前記ハフマン符号
    割当て処理状況を参照し前記発生度数記録手段に記録さ
    れている発生度数に基づき前記符号化対象データに対応
    する適応ハフマン符号表を作成し記憶する符号表作成手
    段と、画像データのマクロ的な特徴に基づいて予め作成
    された固定ハフマン符号表と、前記1画面前の画像デー
    タと入力画像データとの相関値を算出する相関算出手段
    と、前記相関値に応じて前記適応ハフマン符号表および
    前記固定ハフマン符号表の内のいずれかを選択する選択
    手段と、この選択手段によって選択された符号表に基づ
    き前記入力画像データに対して可変長符号化を実行する
    可変長符号化手段とを備えることを特徴とする可変長符
    号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の可変長符号化装
    置において、前記選択手段は、前記1画面前の画像デー
    タと前記入力画像データとの差異が所定値以内であると
    きは前記適応ハフマン符号表を選択し、前記1画面前の
    画像データと前記入力画像データとの差異が所定値以上
    であるときは前記固定ハフマン符号表を選択することを
    特徴とする可変長符号化装置。
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