JPH077389U - 方向調整機能付枝払装置 - Google Patents

方向調整機能付枝払装置

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JPH077389U
JPH077389U JP4396193U JP4396193U JPH077389U JP H077389 U JPH077389 U JP H077389U JP 4396193 U JP4396193 U JP 4396193U JP 4396193 U JP4396193 U JP 4396193U JP H077389 U JPH077389 U JP H077389U
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JP
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branching device
feeding
tree
function
self
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Pending
Application number
JP4396193U
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English (en)
Inventor
保明 玉置
Original Assignee
玉置機械工業株式会社
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Application filed by 玉置機械工業株式会社 filed Critical 玉置機械工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 枝払いの方向については従来と同じ方法(腹
の下)も可能で、クローラの外での側面枝払いができ、
自送の邪魔にならないように材を置くことができるなど
の効果を有する方向調整機能付枝払装置の提供を目的と
するものである。 【構成】 ドーザーショベルまたは自送式車両に装着す
るハーベスターにおける枝払装置に旋回機能とチルト機
構が併設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は、林業用小型のドーザーショベルに装着し、カラマツの列条間伐や定性 間伐などに好適な方向調整機能付枝払装置に関するものである。 すなわち、ドーザーショベルまたは同様の自送式車両に装着する木材用ハーベ スター(立木の伐倒、枝払い、玉切りを一台で可能にした林業機械)に関するも のである。 枝払い用ナイフや切断用チェンソーを省略した場合、長尺、重量物のハンドリ ングが容易なため、産業用マニプレータとしても応用できるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のものにあっては、下記のようなものになっている。 1.林業では、伐倒、枝払い、玉切り(切断)のすべてを、チェンソーにより 人力で行っていた。 2.最近は、安全確保、人手不足の解消のため機械化が進んできたが、ハーベ スターを含めほとんどが輸入品に頼っていた。 3.そして、ほとんどが0.45m3 クラスのパワーショベルの先端に取付け られた吊下げ型のハーベスターであった。 4.ドーザーショベルに装着した伐倒・枝払装置もあったが、枝払い方向は車 両の所謂腹の下(クローラの間)において一方向であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.輸入ハーベスターの場合、山林の形状や作業形態が異なるため、日本の国 状に合わない。 また、部品供給や修理対応にも不便がある。 2.パワーショベルの場合、登坂力が小さく作業半径や横幅が大きいため、間 伐作業には向かない。
【0004】 3.従来、ドーザーショベルに装着したものは、送材方向が限定されるため、 枝払い後の自送式車両の方向変換が困難である。 4.送り方向に障害物がある場合は、枝払いが不可能である。枝払いの地上高 さが高いため、木材の径が小径木に限定される。 5.間伐の場合、木材の方向がばらばらとなり揃えることができず集材が非常 にやりずらい。
【0005】 本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするもので ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のものは下記のようになるものである。 すなわち本願のものは、ドーザーショベルまたは自送式車両に装着するハーベ スターにおいて、枝払装置に旋回機能とチルト機構を併設した方向調整機能付枝 払装置である。 この場合、旋回機能に関連する旋回フレームの側面に底面が曲面となっている 支持アームを取付け、枝払いあるいは送材時に、支持しながら木の送り角度を変 更できるようにすることもできる。
【0007】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 1は本案の方向調整機能付枝払装置で、公知の林業用小型ドーザーショベルな どのベースマシンにおけるリンク機構2にアタッチメントとして取付けられてい る。 3はリンク機構2に設けられた旋回機構であるが、リンク機構に連結された取 付ブラケット4と、この取付ブラケットに旋回モータ4Aと同一軸のピニオンギ ヤ4B、旋回ベアリング4Cなどを介して取付ブラケットと平行な状態で連結さ れた旋回フレーム5とから構成されている。 したがって、この旋回機構における旋回は、旋回モータ4Aと同一軸のピニオ ンギヤ4Bにより旋回ベアリング4Cに回転トルクを伝達し、旋回フレーム5を 回転させることになる。
【0008】 6は旋回フレーム5に設けられたチルト機構であるが、旋回フレームにおける 全面下端に設けた支点6Aを中心に前後方向をもって起伏自在に連結された本体 フレーム7と、これら旋回フレームと本体フレーム間に配設されたチルトシリン ダ6Bとから構成されている。 したがって、チルト機構におけるチルトは、チルトシリンダ6Bの伸縮により 支点6Aを中心として本体フレーム7を起伏運動させることになる。
【0009】 そして、この本体フレーム7の正面から見て左方面には先端に半円状の板8A を有する支持アーム8が突設されている。 この支持アーム8は、後述する側面枝払いの時に地面に接地し、本体フレーム と木材の重量を支えることになる。 本体フレーム7の正面部分には、当該本体フレームの縦の中心線Sにそって上 方から下方に固定ナイフ9、可動ナイフ10、送りローラ11、保持爪12が順 に配設されている。
【0010】 そこで、以下順に説明する。 固定ナイフ9は、平面からみて正面方向に向け略偏平なV字状に構成され、上 面縁には刃が形成されている。 可動ナイフ10は、本体フレーム7における左右部分に配設された縦の支点1 0A1,10B1を中心に開閉するよう連結された左の可動ナイフ単体10Aと 、右の可動ナイフ単体10Bとから構成されている。 そして、これら各可動ナイフ単体は平面略ノ字状に構成されていると共に、当 該可動ナイフ単体を長手方向と直交方向をもって断面した場合、略L字状に構成 され、かつ内周上縁には刃が形成されている。 10Cは左右の可動ナイフ単体を開閉させるシリンダである。 10Dは左右の可動ナイフ単体を連結しているリンクである。
【0011】 送りローラ11は、本体フレーム7における左右部分に配設された水平な支点 11A1,11B1を中心に開閉するよう連結された左の可動アーム11A2と 、右の可動アーム単体11B2と、これら両アームに水平方向をもって回転自在 に支持された左右の送りローラ単体11A,11Bとから構成されている。 11Cは左右の可動アームを開閉させるシリンダである。 11Dは左右の可動アームを連結しているリンクである。
【0012】 図7,8を参照して、送りローラ単体11A,11Bの外周面には、当該送り ローラ単体の回転方向とは直交方向をもって送り用の歯11A3,11B3が所 定間隔をもって突設されている。 また、これら送りローラ単体11A,11Bに代えて、図9の如くタイヤ状に 構成したもの11Eの表面にチェーン11E1を張設したものとすることができ る。
【0013】 保持爪12は、本体フレーム7における左部分に配設された縦の支点12A1 と、この支点を中心に開閉するよう連結された左の保持爪単体12Aとから構成 されている。 そして、この保持爪単体は、平面略ノ字状に構成されている。 12Bは保持爪単体を開閉させるシリンダである。
【0014】 本体フレーム7の下端にはチェンソーガード13が連設され、このチェンソー ガードには、当該チェンソーガードの左方部分に設けた縦方向の支点13Bを中 心に進退自在にチェンソー13Aが配設されている。 13Cはチェンソーを進退させるシリンダである。
【0015】 本考案のものは下記のように作用する。 伐倒から枝払いまでには2種類の作動方式がある。 作動1の場合、 1.本願装置を直立した状態で前進し木14をつかみ切断する。(図10) 2.チルト機構により木を前に倒す。(図11) 3.旋回機構により木を横に回し、枝払いを行う。(図12) 4.送りローラの回転により木を送り、玉切りを行う。(図13)
【0016】 このような作動1をさせることによって、伐倒後、狭いスペースでもそのまま 枝払い・玉切りを一気に行うことができる。これは間伐に好適である。 また、腹の下に送るだけでなく、本願装置の外側でも枝払いができるため、払 った枝で邪魔されずに自送できる。
【0017】 作動2の場合、 1.本願装置を直立した状態で前進し木をつかみ切断する。(図10) 2.ドーザーショベルのリンク機構により木を前に倒す。(図14) 3.そのまま腹の下で枝払いをするか、旋回して角度を付けて斜め横に枝払い する。(図14,図15) この場合、この状態から90度旋回し、再度起こしてから前面で枝払いをする 方法もある。(図16) 4.送りローラの回転により木を送り、玉切りを行う。 このような作動2をさせることによって、伐倒後、どうしても側面枝払いがで きない場合、前面枝払い作業をすることができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 1.枝払いの方向については従来と同じ方法(腹の下)も可能であり、クロー ラの外での側面枝払いができる。 このため、送り方向に障害があってもよけて枝払いができる。 2.チルト機構・旋回機構により枝払い方向が自由に変えられるため、自送の 邪魔にならないように材を置くことができる。 3.送りローラで木を上下に挟み、支持アームによりしっかり保持できるので 、比較的径の大きな木でも空回りせずに確実に送り出すことができる。 4.側面枝払いの場合、重心移動に対応するため、木の送り角度を変えること でスムースな送りが可能となる。その際、支持アームの先端が曲面となっている ので地面との滑りを滑らかにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図である。
【図2】1部を切欠いた斜視図である。
【図3】可動ナイフ部分を説明する略図的横断面図であ
る。
【図4】保持爪部分を説明する略図的横断面図である。
【図5】チェンソー部分を説明する略図的横断面図であ
る。
【図6】送りローラ部分とチェンソー部分を説明する略
図的正面図である。
【図7】送りローラ単体の要部拡大斜視図である。
【図8】A−A線拡大端面図である。
【図9】送りローラ単体の他の実施例の分解斜視図であ
る。
【図10】作動1の場合での作動状態を説明する斜視図
である。
【図11】作動1の場合での作動状態を説明する斜視図
である。
【図12】作動1の場合での作動状態を説明する斜視図
である。
【図13】作動1の場合での作動状態を説明する斜視図
である。
【図14】作動2の場合での作動状態を説明する斜視図
である。
【図15】作動2の場合での作動状態を説明する斜視図
である。
【図16】作動2の場合での作動状態を説明する略図的
平面図である。
【符号の説明】
1 方向調整機能付枝払装置 2 リンク機構 3 旋回機構 4 取付ブラケット 5 旋回フレーム 6 チルト機構 7 本体フレーム 8 支持アーム 9 固定ナイフ 10 可動ナイフ 11 送りローラ 12 保持爪 13A チェンソー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドーザーショベルまたは自送式車両に装
    着するハーベスターにおいて、枝払装置に旋回機能とチ
    ルト機構を併設したことを特徴とする方向調整機能付枝
    払装置。
  2. 【請求項2】 旋回機能に関連する旋回フレームの側面
    に底面が曲面となっている支持アームを取付け、枝払い
    あるいは送材時に、支持しながら木の送り角度を変更で
    きるようにした請求項1記載の方向調整機能付枝払装
    置。
JP4396193U 1993-07-15 1993-07-15 方向調整機能付枝払装置 Pending JPH077389U (ja)

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JP4396193U JPH077389U (ja) 1993-07-15 1993-07-15 方向調整機能付枝払装置

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JPH077389U true JPH077389U (ja) 1995-02-03

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ID=12678311

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