JPH0773085A - データ処理システムおよびメタデータの先読み方法 - Google Patents

データ処理システムおよびメタデータの先読み方法

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JPH0773085A
JPH0773085A JP5164776A JP16477693A JPH0773085A JP H0773085 A JPH0773085 A JP H0773085A JP 5164776 A JP5164776 A JP 5164776A JP 16477693 A JP16477693 A JP 16477693A JP H0773085 A JPH0773085 A JP H0773085A
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JP
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JP5164776A
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Mitsunobu Tasaka
光伸 田坂
Kazuhiko Komuro
和彦 小室
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Publication date
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Publication of JPH0773085A publication Critical patent/JPH0773085A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】後続の処理で利用されるデータファイルのメタ
データを高い確率で予測し先読みする。 【構成】解析部316は、データ処理要求334を解析
し、処理されるデータの属性を表すメタデータをメタデ
ータ参照部318に要求する。参照部318は、データ
が、メタデータキャッシュ324にないときは、メタデ
ータサーバマシン312に、要求する。サーバマシン3
12の先読み管理部3122は、メタデータ検索部31
24によって、データ処理要求334により処理される
データの所有者と、同一のユーザが所有するデータの属
性を表す全てのメタデータを検索し、メタデータ参照部
318に渡す。メタデータ参照部318は、これをメタ
データキャッシュ324に格納すると共に、解析部31
6に要求されたメタデータを渡し、データ処理要求33
4によって処理されるデータの属性を表すメタデータ
が、メタデータキャッシュ324に既にあるときは、こ
れを解析部316に渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ処理システムに
おいて、計算機上のメモリへ、データの属性を表すメタ
データを先読みする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、データ処理システムの処理性
能を向上するためには、データの読み込み性能を向上す
ることが重要である。データの読み込みとは、データの
処理の必要性が発生した計算機のメモリに、ディスク装
置等の二次記憶装置や他の計算機システムから、データ
を読み込んでくる処理のことである。
【0003】ここで、処理の必要が生じたデータが、計
算機のメモリに、既に存在するならば、読み込み処理は
不要である。しかし、データが、二次記憶装置や、他の
計算機の管理下に存在する場合には、ディスク装置への
アクセスや、通信ネットワークを介したリモートアクセ
スによりデータを自計算機のメモリに読む込む読み込み
処理必要になり、オーバヘッドが生じる。
【0004】このような、データの読み込みによるオー
バーヘッドを低減する技術としては、いわゆる「先読
み」の技術が知られている。「先読み」とは、処理対象
のデータの読み込み時に、併せて、他のデータを読み込
み、計算機のメモリに保持する技術である。このような
先読みによって、後続の処理において、前記の他のデー
タが処理対象になった場合、当該データの読み込み処理
を不要とすることができる。
【0005】なお、このような「先読み」の制御に関す
る技術としては、例えば、特開平2ー28875号公報
「分散データベース制御方式」記載の技術等が知られて
いる。
【0006】さて、先読みの効果を向上するために重要
な課題は、前記の後続の処理において処理対象となるデ
ータを予測することである。それによって、将来に処理
されるデータを特定し、当面の処理対象のデータととも
に読み込みを行なうことで、先読みの効果を向上するこ
とができる。
【0007】このような先読みのための予測の技術とし
ては、たとえば、Levy,et al.;”Distributed File Sys
tems:Concepts and Examples,”ACM Computing Survey
s,Vol.22,No.4,1990.記載の技術が知られている。この
技術は、ディスク装置やシステムにおいて用いられる、
データを記憶する記憶領域の固定長の単位であるブロッ
クやページ等を利用したものである。ディスク装置の記
憶領域は、複数のブロックより成る。
【0008】この技術では、「ある連続した処理シーケ
ンスにおいて、ブロックに連続して存在するデータが、
連続して処理対象となる」という規則に従い予測を行
う。すなわち、データ読み込み処理は、ディスクに存在
するデータに対して逐次的に行なわれると予測する。
【0009】そして、この予測に従って、処理対象のデ
ータの存在するブロックを一括して読み込み、目的のデ
ータに対する処理が終了した後も、このブロックをメモ
リ上に保持し続ける。または、処理対象のデータが存在
するブロックだけでなく、連続した後続のブロックを
も、前記の処理対象データの存在するブロックととも
に、メモリに読み込み、当該データに対する処理終了後
も、メモリ上に保持し続ける。
【0010】なお、これらの技術は、通信ネットワーク
を介して他の計算機からデータを読み込む場合にも適用
することができることが知られている。
【0011】一方、データ処理システムにおいて、重要
な役割を果たすデータに、メタデータと呼ばれるものが
ある。メタデータとは、Allen,et al;”The Integrated
Dictionary/Directory System,” ACM Computing Surv
eys, Vol.14, No.2,1992. 等に記載されているように、
データ処理システムに存在するデータやユーザなどの実
体の属性を表現するデータである。
【0012】メタデータが表すデータの属性としては、
たとえば、データの所有者、データの名称、データの
型、データの所在場所、データに対する各ユーザのアク
セス権限などがある。前記”The Integrated Dictionar
y/Directory System,”には、メタデータを用いて、ア
プリケーションプログラムが発行したデータ処理要求
を、データ処理システムの内部で用いられる手続きに変
換する処理や、前記のデータ処理要求に当該データを処
理する権限があるかどうかを調べる処理等について述べ
られている。
【0013】このようなメタデータは、データ処理シス
テムの処理要求の処理過程において、必ず、参照される
ものである。したがって、メタデータも、処理対象デー
タと同様に計算機のメモリに読み込み、処理する必要が
ある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、前記
従来の「先読み」の技術は、データに対する処理が逐次
的に行なわれることを前提として、先読みするデータを
決定している。したがって、前記の処理が、逐次的では
なく、データ群に対して、直接的、すなわち、ランダム
に行なわれるような状況においては、その効果は発揮さ
れない。一方、処理対象であるデータと将来に処理対象
となるデータとの間に、ディスクにおける格納場所の連
続性があっても、それらのデータの属性を示すメタデー
タに、格納場所の連続性がある可能性は低い。むしろ、
メタデータの参照処理は、ランダムに行なわれると考え
る方が妥当である。
【0015】したがって、メタデータに、前述した従来
の先読みの技術を適用しても、その効果は発揮されず、
むしろ不要なデータの先読みにより、データ処理システ
ムの性能を低下させる。
【0016】以下、この問題点について詳述する。
【0017】図2に、ディスク装置12からのメタデー
タの読み込みに、前記従来の先読みを適用した場合の、
計算機のメモリ10の様子を示す。
【0018】ディスク装置12には、複数のデータファ
イル、および、各データファイルのメタデータを集めた
メタデータファイル18が格納されている。
【0019】ディスク装置12は、複数のブロック18
2を記憶しており、メタデータファイル18は、ブロッ
クa1822から始まる複数の連続したブロック群に格
納されている。
【0020】さらに、メタデータファイルは、複数のレ
コード184よりなり、各レコード184は、データフ
ァイルの所有者名186とファイル属性を示す様々なデ
ータ群188から構成されており、単一のデータファイ
ルの属性を表している。各ブロックには、複数のレコー
ド184が格納されており、たとえば、データファイル
a14の属性を表すレコード142は、ブロックaに存
在し、データファイルb16の属性を表すレコード14
4は、ブロックc1826に存在する。
【0021】さて、前記従来の先読みの技術を、メタデ
ータファイル18に適用すると次のようになる。
【0022】たとえば、計算機において、データファイ
ルa14に対する処理が行なわれるとした場合、計算
機、データファイルaが有するデータの処理を行なうた
めに、データファイルaの属性を表すレコード142の
参照を必要とする。
【0023】そこで、計算機は、ブロックaの読み込み
処理を行なうが、ここで、前記従来の先読みの技術によ
れば、ブロックaに連続して格納されるブロックbの先
読み処理も行なうことになる。したがい、メモリ10の
メモリブロックa102にブロックaが、メモリブロッ
クb104にブロックbが読み込まれる。やがて、計算
機はデータファイルaに対する処理を完了するが、それ
以後も、両方のメモリブロックをメモリに保持し続け
る。
【0024】さて、この先読みの効果が現われるのは、
後続の処理においてである。もちろん、データファイル
aが、再度、処理されるときには、この先読みによっ
て、メタデータの読み込み処理が不要になる。データフ
ァイルaの属性を表すレコード142が、既に、メモリ
に存在するからである。しかし、異るデータファイルが
処理されるとき、先読みが効果を発揮するのは、後続の
処理で処理されるデータファイルが、メモリに保持して
おいたメモリブロックa102とメモリブロックb10
4に存在するレコードが表すデータファイルであるとき
のみである。
【0025】しかし、前記の従来技術の根拠となってい
たデータの逐次的処理に基づく予測は、メタデータに
は、あてはまらない。たとえば、同一のデータファイル
aの格納するデータが、その格納順序に従って逐次的に
処理されることは頻繁にあると言える。しかし、当該デ
ータ処理システムにおいて、前記データファイルaの次
に処理されるデータファイルの属性を表すレコードが、
メタデータファイル18において、前記データファイル
aの属性を表すレコード142と同一のブロックa、ま
たは、連続した次のブロックbに存在するとは予測しが
たい。つまり、メタデータファイルにおけるレコードの
格納順序は、その処理される順序と、一般に、なんら関
係がない。メタデータファイルのレコードが処理される
順序は、当該レコードが表すデータファイルが処理され
る順序で決定されるからである。たとえば、図2におい
て、次に処理されるデータファイルが、メモリブロック
a、もしくは、メモリブロックbのレコードが表すデー
タファイルであると予測することは、なんら根拠がな
い。
【0026】よって、一般に、多くの状況において、メ
タデータの先読み処理に、前記の従来技術を適用して
も、データ処理システムの性能の向上を充分に図ること
はできない。
【0027】そこで、本発明は、後続の処理で利用され
るメタデータを、より高い確率で先読みすることのでき
るデータ処理システムを提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明は、複数のデータと、前記複数のデータの属性を
それぞれ表現する複数のメタデータを記憶した不揮発性
記憶装置と、前記データを当該データの属性を表現する
メタデータを参照して処理する処理手段を備えたデータ
処理システムであって、前記メタデータを保持するメモ
リと、処理の対象とするデータの属性を表現するメタデ
ータが、前記メモリに保持されているか否かを判定する
手段と、処理の対象とするデータの属性を表現するメタ
データが前記メモリに保持されている場合に、当該メタ
データを前記メモリから読みだして前記処理手段に渡す
手段と、処理の対象とするデータの属性を表現するメタ
データが前記メモリに保持されていない場合に、処理の
対象とするデータの属性を表現しているメタデータと、
当該メタデータの表現するデータの属性と同一あるいは
類似した属性を有するデータの属性を表しているメタデ
ータとを前記不揮発性記憶装置から検索して読み出し、
前記メモリへ書き込むと共に、処理の対象とするデータ
の属性を表現するメタデータを前記処理手段に渡す手段
とを有することを特徴とするデータ処理システムを提供
する。
【0029】
【作用】本発明に係るデータ処理システムによれば、処
理の対象とするデータの属性を表現するメタデータと共
に、当該メタデータの表現するデータの属性と同一ある
いは類似した属性を有するデータの属性を表していると
を前記不揮発性記憶装置から検索して読み出し、前記メ
モリへ書き込み保持する。そして、以降の処理で、処理
の対象とするデータの属性を表現するメタデータが前記
メモリに保持されている場合には、当該メタデータを前
記メモリから読みだして前記処理手段で処理する。
【0030】したがい、たとえば、処理の対象とするデ
ータの属性を表現するメタデータと共に、当該メタデー
タの表現するデータの属性と同一あるいは類似した属性
を有するデータの属性を表しているメタデータとして、
処理の対象とするデータの属性を表現するメタデータが
表す処理の対象とするデータの所有者と、同一の所有者
を、対応するデータの属性として表してるメタデータを
検索するようにすれば、以降、同じ所有者のデータに対
する処理が発生しても、メタデータを不揮発性記憶装置
から読みだす必要がなくなる。
【0031】ここで、データ処理システムが有するデー
タには、一般に、それを所有するユーザが存在する。た
とえば、データを定義したユーザを、当該データの所有
者とすることが多い。データを所有するユーザは、当該
データに強く係わるユーザであることが多い。つまり、
ユーザは、自らの所有するデータを用いて処理を行なう
ことが多いと言える。
【0032】一方、データ処理システムには、一般に、
複数のユーザが存在する。それらのユーザは、互いに、
関連する処理を行なう場合もあれば、そうでない場合も
ある。たとえば、企業の同一部門において同一業務に携
わっている複数のユーザは、彼らが用いるデータ処理シ
ステムにおいて、関連する処理を、頻繁に行なうであろ
うし、全く異る業務に携わる複数のユーザは、関連する
処理を、頻繁には行なわないであろう。
【0033】企業の同一部門において同一業務に携わっ
ている複数ユーザは、互いに関連する処理を行なうので
あるから、その中のユーザが、関連する処理を行なうユ
ーザが所有するデータを用いて処理を行なう頻度は、関
連しない処理を行なうユーザが所有するデータを用いて
処理を行なう頻度よりも大きいと考えることができる。
【0034】よって、データ処理システムにおいて、あ
るユーザが発行したデータ処理要求において、処理の対
象となっているデータの所有者は、当該ユーザである
か、または、他の関連する処理を行なうユーザである頻
度が、前記データの所有者が、その他のユーザである頻
度よりも高い。
【0035】次に、前記データ処理要求を発行したユー
ザは、当該データ処理システムにおいて処理を行なって
いるのであるから、連続して処理要求を発行する可能性
が高いと言える。また、複数の計算機がネットワークを
介して接続されているような環境において、前記ユーザ
は、過去に処理を行なった計算機において、再度、処理
を行なう可能性が高いとも言える。分散環境において、
ユーザが用いる計算機は、一般に、特定されているから
である。また、ユーザが携わる業務におけるデータ処理
は、特定の計算機において行なうのが好ましい場合もあ
る。
【0036】このように、ユーザがある計算機上でデー
タ処理要求を発行したとき、将来、同計算機上で発行さ
れるデータ処理要求によって処理されるデータの所有者
が、先のデータ処理要求を発行したユーザ、もしくは、
前記ユーザと関連する処理を行なうユーザであって、先
のデータ処理要求により要求したデータの所有者と、同
じ所有者である頻度が高いと言える。
【0037】したがい、たとえば、処理の対象とするデ
ータの属性を表現するメタデータと共に、当該メタデー
タと同一の内容を有するメタデータとして、処理の対象
とするデータの属性を表現するメタデータが表す処理の
対象とするデータの所有者と、同一の所有者を表すメタ
データを検索して読み出し、メモリに保持するようにす
れば、メタデータの参照性能を向上し、データ処理シス
テムの処理性能を向上することができる。
【0038】
【実施例】以下、本発明に係るデータ処理システムの実
施例を説明する。
【0039】まず、本発明の第一の実施例を説明する。
【0040】本第1実施例に係るデータ処理システム
は、計算機と、計算機の二次記憶装置として用いられる
ディスク装置とより構成される。
【0041】図1において、10は計算機のメモリに記
憶領域を、12はディスク装置の記憶領域を表してい
る。メモリ10の記憶領域は、複数のメモリブロック1
02、104より構成されており、ディスク装置12の
記憶領域は、複数のブロック184から構成されてい
る。
【0042】本第1実施例に係るデータ処理システムに
おいては、計算機においてデータ処理要求が発行される
と、それによって処理されるデータファイルの属性を表
すメタデータファイルのレコードを参照して、このデー
タファイルの所有者を判別する。そして、次に、このデ
ータファイルa所有者と、同一の所有者を属性として登
録しているメタデータファイルのレコードを、全て、メ
モリに読み込む。
【0043】たとえば、データファイルa14が処理さ
れる場合には、データファイルaの属性を表すレコード
142を参照し、データファイルaの所有者を判別す
る。そして、次に、データファイルaの所有者と、同一
の所有者を登録しているメタデータファイル18のレコ
ード184を、全て、メモリに読み込む。すなわち、図
1では、データファイルaの所有者が「MITSU」である
ので、メタデータファイルにおいて、所有者名186が
「MITSU」となっている全てのレコードを、メモリに読
み込む。そして、読み込んだレコードを、レコード読み
込みの要因となったデータ処理要求の処理完了後も、メ
モリに保持し続ける。図1では、メモリブロックa10
2に、所有者名186が「MITSU」となっている全ての
レコードが保持される。
【0044】さて、この後、後続のデータ処理要求によ
って処理されるデータファイルは、メモリブロックに読
み込んだレコードが表すデータファイル(この場合は、
所有者「MITSU」の属性を持つデータファイル)である
可能性が高い。なぜならば、たとえば、図1の例におい
て、最初のデータ処理要求を発行したユーザが前記デー
タファイルaの所有者「MITSU」であり、かつ、ユーザ
「MITSU」が、再度、データ処理要求を発行する場合に
は、このとき処理されるデータファイルの所有者は、前
記のユーザ「MITSU」である可能性が高い。また、最初
のデータ処理要求が「MITSU」とは異るユーザが発行し
たものであったとしても、前記データファイルaの所有
者が「MITSU」であることは、最初のデータ処理要求を
発行したユーザが、ユーザ「MITSU」と関連を有してい
ることを示す。よって、最初のデータ処理要求を発行し
たユーザが、再度、データ処理要求を発行する場合に
も、ユーザ「MITSU」が所有するデータファイルに対す
るものである可能性が高いと言えるからである。
【0045】さて、後続のデータ処理要求によって、デ
ータファイルaと同一ユーザが所有するデータファイル
b16の処理が発生すると、データファイルbの属性を
表すレコード144の参照が発生する。しかし、このレ
コード144は、既に、メモリに存在するので、レコー
ド144のメモリ10への読み込み処理は行うことな
く、直接、メモリ1上のレコード144を用いることが
できる。
【0046】このように、本第1実施例によれば、第一
のデータ処理要求に応じて処理されるデータファイルa
の所有者と、同一ユーザが所有者であるデータファイル
の属性を表すメタデータを、ディスク12からメモリ1
0に先読みすることによって、メタデータの読み込みに
よって発生するオーバヘッドを低減し、データ処理シス
テムの性能を向上することができる。
【0047】以下、本発明に係るデータ処理システムの
第2実施例を説明する。
【0048】図3に、本第2実施例に係るデータ処理シ
ステムの構成を示す。
【0049】図示するように、本第2実施例に係るデー
タ処理システムは、クライアントマシン306が、複数
のデータサーバマシン、および、メタデータサーバマシ
ンと通信ネットワーク300で接続された分散型のデー
タ処理システムである。ユーザ302や、生成されたア
プリケーションプログラム306のプロセスは、クライ
アントマシン306上で、データ処理要求334を発行
するデータサーバマシンa308には、ディスク装置a
328が接続されており、データファイルa14が格納
されている。同様に、データサーバマシンb310に
は、ディスク装置b330が接続されており、データフ
ァイルb16が格納されている。メタデータサーバマシ
ン312には、ディスク装置c332が接続されてお
り、メタデータファイル18が格納されている。メタデ
ータファイル18は、データ処理システムに存在する全
データサーバマシンが有する全てのデータファイルにつ
いての属性を表すメタデータを格納している。メタデー
タファイル18は、前記第1実施例と同様に、1つのデ
ータファイルについてのメタデータを一つのレコードと
して格納している。
【0050】クライアントマシン306は、アプリケー
ションプログラム304の他、入出力部314、解析部
316、メタデータ参照部318、データ処理部32
0、通信部322、メタデータキャッシュ324、デー
タメモリ326を有している。
【0051】また、メタデータサーバマシン312は、
メタデータ先読み管理部3122とメタデータ検索部3
124を備えている。
【0052】さて、このような構成において、クライア
ントマシン306の入出力部314は、ユーザやアプリ
ケーションプログラムからデータ処理要求334を受け
とったり、前記データ処理要求による処理の結果や応答
を、ユーザやアプリケーションプログラムに返す。解析
部316は、前記入出力部から受けとったデータ処理要
求の解析処理を行ない、解析処理において必要になるメ
タデータの参照を、メタデータ参照部318に要求す
る。また、解析部316は、前記解析処理の結果に従っ
て、データ処理部320に、データ処理を要求する。デ
ータ処理部は、データメモリ326やデータサーバマシ
ン308、310に接続されたディスク装置328、3
30に存在するデータに対して、解析部316から渡さ
れたデータ処理の要求に従って、処理を行なう。データ
処理部320の行なった処理の結果や応答は、入出力部
314を介して、ユーザ302やアプリケーションプロ
グラム304に渡される。
【0053】メタデータキャッシュ324は、クライア
ントマシン306がメタデータサーバマシン312から
取得したメタデータを格納する。メタデータ参照部31
8は、解析部316が参照を要求したメタデータを、前
記解析部316に引き渡す。メタデータ参照部318
は、目的のメタデータがメタデータキャッシュ324に
存在すれば、メタデータを解析部316に引き渡す。目
的のメタデータがメタデータキャッシュ324に存在し
なければ、メタデータ参照部318は、通信部322を
介して、メタデータサーバマシン312に対して、目的
のメタデータを要求する。メタデータサーバマシン31
2において、メタデータ先読み管理部3122は、クラ
イアントマシンから送信されたメタデータの要求に応じ
て、本発明のメタデータ先読み方式に従ったメタデータ
の先読みのために、メタデータファイル18からのレコ
ードの検索を、メタデータ検索部3124に要求し、レ
コードを通信ネットワーク300を介して、クライアン
トマシン306に送信する。メタデータ検索部3124
は、メタデータファイル18から、レコードを検索し
て、メタデータ先読み管理部3122に渡す。
【0054】次に、図4にメタデータ参照部318の内
部構成を示す。
【0055】図示するように、メタデータ参照部318
は、メタデータ参照管理部3182とメタデータキャッ
シュ管理部3186とメタデータ先読み要求部3184
を有している。
【0056】メタデータキャッシュ管理部3186は、
メタデータキャッシュ324に存在するメタデータの管
理と検索を行なう。メタデータ先読み要求部3184
は、メタデータ参照管理部から要求されたメタデータ
と、メタデータの先読みを、メタデータサーバマシンの
メタデータ先読み管理部3122に要求する。メタデー
タ参照管理部3182は、解析部316からメタデータ
の要求を受けとると、要求に応じて、メタデータキャッ
シュ管理部3186とメタデータ先読み要求部3184
を制御し、解析部316へメタデータを渡す。このよう
な構成により、メタデータ参照部318は、解析部31
6からメタデータの参照要求を受けると、後述するよう
に、要求されたメタデータを解析部316へ渡す処理
と、要求されたメタデータに応じて、メタデータの先読
み処理とを、メタデータサーバマシン312のメタデー
タ先読み管理部3122と協調して行なう。
【0057】以下、このメタデータ参照部318とメタ
データ先読み管理部3122が協調して行う処理の詳細
について説明する。
【0058】図5に、メタデータ参照部318が、解析
部316よりメタデータの参照を要求された場合に行う
処理の手順を示す。
【0059】図示するように、まず、メタデータ参照管
理部3182が、解析部316から、データ処理要求3
34の対象のデータファイルa14の属性を表すメタデ
ータの参照要求を受けとる(502)。次に、メタデー
タ参照管理部3182は、データファイルaの属性を表
すレコード142を、メタデータキャッシュ管理部31
86に要求する(504)。要求を受け取ったメタデー
タキャッシュ管理部3186は、データファイルaの属
性を表すレコード142が、メタデータキャッシュ32
4に存在するかどうかを調べる。
【0060】ここで、既に、データファイルaの属性を
表すレコード142が、メタデータキャッシュに存在す
るならば(508)、メタデータキャッシュ管理部は、
データファイルaの属性を表すレコード142を、メタ
データ参照管理部3186に渡し(510)、メタデー
タ参照管理部3182が、データファイルの属性を表す
レコードを、解析部316に渡す(526)。そして、
処理を終了する。
【0061】ここでは、この時点でメタデータキャッシ
ュキャッシュ324には、まだいかなるレコードも格納
されていないものとして説明する。
【0062】ステップ508で、データファイルaの属
性を表すレコード142が、メタデータキャッシュに存
在しない場合、メタデータキャッシュ管理部は、その旨
を、メタデータ参照管理部に通知する(512)。次
に、メタデータ参照管理部3182は、データファイル
aの属性を表すレコード142を、メタデータ先読み要
求部3184に要求する(514)。以降、メタデータ
先読み要求部3184は、メタデータサーバマシン31
2のメタデータ先読み管理部3122と協調して、メタ
データの先読み処理を行なう。
【0063】すなわち、ステップ514で、データファ
イルaの属性を表すレコード142を要求されたメタデ
ータ先読み要求部3184は、メタデータサーバマシン
312のメタデータ先読み管理部3122に対して、デ
ータファイルaの属性を表すレコード142の読み込み
と、レコード142に基づいたメタデータの先読みを要
求する。そして、メタデータ先読み要求部3184は、
メタデータサーバマシン312のメタデータ先読み管理
部3122から、データファイルaの属性を表すレコー
ドと、先読みされたレコードを受けとる。
【0064】ここで、先読みされるレコードは、前記第
1実施例と同様に、メタデータファイル18が格納する
レコード184のうち、データファイルaの属性を表す
レコード142の所有者名186が示す「MITSU」と同
一の所有者名を有するレコードの集合である。
【0065】次に、メタデータ先読み要求部3184
は、ステップ518でメタデータサーバマシン312か
ら受けとったデータファイルaの属性を表すレコード
と、先読みされたレコードを、メタデータキャッシュ管
理部3186に渡し(520)、メタデータキャッシュ
管理部3186は、データファイルaの属性を表すレコ
ードと、の先読みされたレコードを、メデータキャッシ
ュに格納する(522)。これによって、メタデータキ
ャッシュ324には、所有者「MITSU」の属性を有する
データファイルのレコードが格納されることになる。
【0066】次に、メタデータ先読み要求部3184
は、ステップ518でメタデータサーバマシン312か
ら受けとった、データファイルaの属性を表すレコード
142を、メタデータ参照管理部に渡す(524)。メ
タデータ参照管理部3182は、データファイルaの属
性を表すレコード142を、解析部316に渡して(5
26)、処理を終了する。
【0067】次に、図6に、メタデータ先読み要求部3
184から、特定のデータファイルについてのレコード
の読み込みとメタデータの先読みを要求された場合にメ
タデータサーバマシン312が行う処理の手順を示す。
【0068】まず、メタデータ先読み管理部3122
が、クライアントマシンのメタデータ参照部から、デー
タファイルaの属性を表すレコード142の読み込み
と、レコード142に基づくメタデータの先読みの要求
を受けとる(602)。次に、メタデータ先読み管理部
3122は、データファイルaの属性を表すレコード1
42を、メタデータ検索部3124に要求する(60
4)。メタデータ検索部は、データファイルaの属性を
表すレコード142を、メタデータファイル18から検
索して、メタデータ先読み管理部3122に渡す(60
6)。
【0069】次に、メタデータ先読み管理部3122
は、受け取ったデータファイルaの属性を表すレコード
142を解析して、レコード142の所有者名186を
判別する(608)。そして、メタデータ先読み管理部
3122は、所有者名が示すユーザ名称「MITSU」を所
有者名186として有するレコードの検索を、メタデー
タ検索部3124に要求する(610)。
【0070】メタデータ検索部3124は、要求に応
じ、ユーザ名称「MITSU」を所有者名として有するレコ
ードを、メタデータファイル18から検索して、メタデ
ータ先読み管理部3122に渡す(612)。
【0071】メタデータ先読み管理部は、ステップ60
6で検索されたレコード、つまり、データファイルaの
属性を表すレコード142と、ステップ612で検索さ
れたレコード、つまり、ユーザ名称「MITSU」を所有者
名として有するレコードを、クライアントマシンのメタ
データ参照部318に送信し(614)、処理を終了す
る。
【0072】次に、以上の処理の後に、データファイル
b16の処理を要求する後続のデータ処理要求が発生し
たときの、メタデータ参照部318の処理の手順を、再
び、図5を用いて明する。
【0073】さて、ここで、この後続のデータ処理要求
に応じて処理されるデータファイルは、先のデータ処理
要求に応じて処理されたデータファイルa14と同一の
所有者「MITSU」を有する可能性が高い。そこで、ここ
では、後続のデータ処理要求が、データファイルb16
の処理を要求するものであるとする。
【0074】この場合、まず、メタデータ参照管理部3
182が、解析部316から、後続のデータ処理要求の
対象のデータファイルbの属性を表すレコード144の
参照要求を受けとる(502)。次に、メタデータ参照
管理部3182は、データファイルbの属性を表すレコ
ード144を、メタデータキャッシュ管理部3186に
要求する(504)。次に、メタデータキャッシュ管理
部3186は、データファイルbの属性を表すレコード
144が、メタデータキャッシュ324に存在するかど
うかを調べる(506)。ここで、先のデータ処理要求
の処理過程におけるメタデータの先読み処理によって、
データファイルbの属性を表すレコード144は、既
に、メタデータキャッシュ324に格納されている。よ
って、ステップ508において、メタデータキャッシュ
管理部3186は、レコード144がメタデータキャッ
シュに存在すると判断して、レコード144を、メタデ
ータキャッシュから取り出し、メタデータ参照管理部に
渡す(510)。メタデータ参照管理部は3182、こ
のデータファイルbの属性を表すレコードを、解析部3
16に渡し、処理を終了する。
【0075】このように、後続するデータ処理要求の要
求するデータファイルの所有者が、先のデータ処理要求
の要求したデータファイルの所有者と同じである場合に
は、データ処理要求の処理過程におけるメタデータの先
読み処理によって、その処理過程では、メタデータサー
バマシン312のメタデータファイル18から、データ
ファイルbの属性を表すレコード144を、通信ネット
ワーク300を介して取得することなく、解析部316
によるの第二のデータ処理要求の解析を行なうことがで
きるようになる。すなわち、データ処理要求に応じて処
理されるデータファイルaの所有者と、同一ユーザが所
有者であるデータファイルの属性を表すメタデータを、
メタデータサーバマシン312からクライアントマシン
306のメタデータキャッシュ324に先読みすること
によって、メタデータの参照性能を向上することができ
る。
【0076】ところで、一般的に、クライアントマシン
として用いられる計算機のメモリは、揮発性の記憶装置
で構成されていることが多いので、メタデータキャッシ
ュ324も、揮発性の記憶装置によって構成されること
が多い。
【0077】一方、あるクライアントマシン306にお
いて、自己の所有するデータファイルのデータ処理要求
を発行したユーザが、後日に、同じクライアントマシン
306において、自己の所有するデータファイルのデー
タ処理要求を発行する可能性は高い。
【0078】そこで、クライアントマシン306は、揮
発性記憶装置であるメタデータキャッシュ324に保持
したメタデータを、クライアントマシンが、自らが停止
する前に、メタデータキャッシュの内容を、接続してい
るディスク装置等の不揮発性の記憶装置に格納してお
き、再度、起動したときに、不揮発性記憶装置に出力し
たメタデータを、再度メタデータキャッシュ324に読
み込むようにするのが良い。これにより、一旦クライア
ントマシンが停止した場合でも、メタデータをメタデー
タキャッシュ324に保持することができる。したが
い、データ処理要求を発行したユーザが、後日に、同じ
クライアントマシン306において、データ処理要求を
発行する場合にも、先読みしたメタデータによって対応
することができる。
【0079】なお、以上の各実施例では、メタデータフ
ァイル18のレコード184の所有者186に基づい
て、先読みを行うメタデータを決定する例について説明
したが、ファイル属性188として示した、所有者名以
外の他の属性データ、もしくは、所有者名と他の属性デ
ータの組み合わせに基づいて、先読みを行うメタデータ
を決定するようにしてもよい。この場合、先読みに用い
られるファイル属性の性質に依存して、将来に参照され
るメタデータを予測するようにする。
【0080】また、以上の各実施例では、メタデータフ
ァイル18に格納される全てのレコードから、同一の所
有者186を有するレコードを検索したが、メタデータ
ファイルの一部分に格納されるレコードから、同一の所
有者186を有するレコードを検索するようにしてもよ
い。たとえば、データ処理要求334によって処理され
るデータファイルaの所有者「MITSU」と同一の所有者
を有するレコードを検索するメタデータファイル18の
ブロックを、データファイルaの属性を表すレコード1
42がメタデータファイル18に挿入された時刻を起点
として、ある一定時間内に生成されたレコードが存在す
るブロックとするようにしてもよい。これにより、確率
的に、データファイルaと、より関連性の高いデータフ
ァイルについてのメタデータだけを先読みすることがで
きる。
【0081】なお、本実施例では、データ自体の先読み
について説明しなかったが、本実施例において、さら
に、従来の先読みの技術等を適用してでえの先読みを行
うようにするのが好ましい。
【0082】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、後続の
処理で利用されるメタデータを、より高い確率で先読み
することのできるデータ処理システムを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るメタデータの先読み
処理を示す説明図である。
【図2】従来技術に係るメタデータの先読み処理を示す
説明図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るデータ処理システム
の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るデータ処理システム
のメタデータ参照部の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るメタデータ参照部が
行なう処理の手順を示したフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例に係るメタデータ先読み管
理部が行なう処理の手順を示したフローチャートであ
る。
【符号の説明】
302...ユーザ 304...アプリケーションプログラム 306...クライアントマシン 312...メタデータサーバマシン 318...メタデータ参照部 324...メタデータキャッシュ 3182...メタデータ参照管理部 3184...メタデータ先読み要求部 3186...メタデータキャッシュ管理部 3122...メタデータ先読み管理部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のデータと、前記複数のデータの属性
    をそれぞれ表現する複数のメタデータを記憶した不揮発
    性記憶装置と、前記データを当該データの属性を表現す
    るメタデータを参照して処理する処理手段を備えたデー
    タ処理システムであって、 前記メタデータを保持するメモリと、処理の対象とする
    データの属性を表現するメタデータが、前記メモリに保
    持されているか否かを判定する手段と、処理の対象とす
    るデータの属性を表現するメタデータが前記メモリに保
    持されている場合に、当該メタデータを前記メモリから
    読みだして前記処理手段に渡す手段と、処理の対象とす
    るデータの属性を表現するメタデータが前記メモリに保
    持されていない場合に、処理の対象とするデータの属性
    を表現するメタデータと、当該メタデータが表すデータ
    の属性と同一もしくは類似した属性を有するデータの属
    性を表しているメタデータとを前記不揮発性記憶装置か
    ら検索して読み出し、前記メモリへ書き込むと共に、処
    理の対象とするデータの属性を表現するメタデータを前
    記処理手段に渡す手段とを有することを特徴とするデー
    タ処理システム。
  2. 【請求項2】ネットワーク介して接続された複数の計算
    機を有するデータ処理システムであって、 前記複数の計算機のうちの一つの特定の計算機は、前記
    データを当該データの属性を表現するメタデータを参照
    して処理する処理手段と、前記メタデータを保持するメ
    モリと、処理の対象とするデータの属性を表現するメタ
    データが、前記メモリに保持されているか否かを判定す
    る手段と、処理の対象とするデータの属性を表現するメ
    タデータが前記メモリに保持されている場合に、当該メ
    タデータを前記メモリから読みだして前記処理手段に渡
    す手段と、処理の対象とするデータの属性を表現するメ
    タデータが前記メモリに保持されていない場合に、処理
    の対象とするデータの属性を表現するメタデータと、当
    該メタデータが表すデータの属性と同一あるいは類似し
    た属性を有するデータの属性を表しているメタデータを
    他の計算機に要求する手段と、他の計算機から送られた
    処理の対象とするデータの属性を表現するメタデータ
    と、当該メタデータが表すデータの属性と同一あるいは
    類似した属性を有するデータの属性を表しているメタデ
    ータを前記メモリに格納すると共に、処理の対象とする
    データの属性を表現するメタデータを前記処理手段に渡
    す手段とを有し、 前記複数の計算機のうちの前記特定の計算機以外の計算
    機のうちの一つの計算機は、他の計算機から要求された
    処理の対象とするデータの属性を表現するメタデータ
    と、当該メタデータが表すデータの属性と同一あるいは
    類似した属性を有するデータの属性を表しているメタデ
    ータとを検索する手段と、検索したメタデータを要求元
    の計算機に送る手段とを有することを特徴とするデータ
    処理システム。
  3. 【請求項3】複数のデータを記憶するデータサーバと、
    データサーバに記憶された複数のデータの属性をそれぞ
    れ表現する複数のメタデータを記憶するメタデータサー
    バと、前記データを当該データの属性を表現するメタデ
    ータを参照して処理する処理手段を備えたクライントマ
    シンと、前記データサーバとメタデータサーバとクライ
    アントマシンを結ぶネットワークとを備えたデータ処理
    システムであって、 前記クライアントマシンは、前記メタデータを保持する
    メモリと、処理の対象とするデータの属性を表現するメ
    タデータが、前記メモリに保持されているか否かを判定
    する手段と、処理の対象とするデータの属性を表現する
    メタデータが前記メモリに保持されている場合に、当該
    メタデータを前記メモリから読みだして前記処理手段に
    渡す手段と、処理の対象とするデータの属性を表現する
    メタデータが前記メモリに保持されていない場合に、処
    理の対象とするデータの属性を表現するメタデータと、
    当該メタデータが表すデータの属性と同一あるいは類似
    した属性を有するデータの属性を表しているメタデータ
    を前記メタデータサーバに要求する手段と、前記メタサ
    ーバから送られた処理の対象とするデータの属性を表現
    するメタデータと、当該メタデータが表すデータの属性
    と同一あるいは類似した属性を有するデータの属性を表
    しているメタデータを前記メモリへ書き込むと共に、処
    理の対象とするデータの属性を表現するメタデータを前
    記処理手段に渡す手段とを有し、 前記メタデータサーバは、クライントマシンから要求さ
    れた処理の対象とするデータの属性を表現するメタデー
    タと、当該メタデータが表すデータの属性と同一あるい
    は類似した属性を有するデータの属性を表しているメタ
    データとを検索する手段と、検索したメタデータを前記
    クライントマシンに送る手段とを有することを特徴とす
    るデータ処理システム。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載のデータ処理シ
    ステムであって、 前記検索する手段は、処理の対象とするデータの属性を
    表現するメタデータが表すデータの属性と同一あるいは
    類似した属性を有するデータの属性を表しているメタデ
    ータとして、処理の対象とするデータの属性を表現する
    メタデータが表す処理の対象とするデータの所有者と、
    同一の所有者を、対応するデータの所有者として表して
    いるメタデータとを検索することを特徴とするデータ処
    理システム。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載のデータ処
    理システムであって、 前記検索する手段は、各メタデータが生成された時期を
    管理する手段を備え、かつ、処理の対象とするデータの
    属性を表現するメタデータが表すデータの属性と同一あ
    るいは類似した属性を有するデータの属性を表している
    メタデータを、処理の対象とするデータの属性を表現す
    るメタデータが生成された時期を基準として定まる所定
    の期間内に生成されたメタデータのうちから検索するこ
    とを特徴とするデータ処理システム。
  6. 【請求項6】請求項1、2、4または5記載のデータ処
    理システムであって、 前記メモリは、揮発性の記憶装置であって、 前記処理手段は、前記メモリに保持されているメタデー
    タを、前記メモリへの給電停止前に所定の不揮発性の記
    憶装置に退避する手段と、前記メモリへの給電直後に前
    記所定の不揮発性の記憶装置に退避したメタデータを前
    記メモリにロードする手段とを有することを特徴とする
    データ処理手段。
  7. 【請求項7】複数のデータと、前記複数のデータの属性
    をそれぞれ表現する複数のメタデータを記憶した不揮発
    性記憶装置と、前記データを当該データの属性を表現す
    るメタデータを参照して処理する処理手段を備えた計算
    機を有するデータ処理システムにおいて、将来参照され
    るメタデータをあらかじめ、計算機中のメモリに先読み
    するメタデータの先読み方法であって、 処理の対象とするデータの所有者と、同一の所有者を、
    対応するデータの所有者として表しているメタデータ
    を、前記不揮発性記憶装置より検索して読み出して前記
    メモリへ書き込み、保持することを特徴とするメタデー
    タの先読み方法。
  8. 【請求項8】複数のデータと、前記複数のデータの属性
    をそれぞれ表現する複数のメタデータを記憶した不揮発
    性記憶装置と、前記データを当該データの属性を表現す
    るメタデータを参照して処理する処理手段を備えた計算
    機を有するデータ処理システムにおいて、将来参照され
    るメタデータをあらかじめ、計算機中のメモリに先読み
    するメタデータの先読み方法であって、 処理の対象とするデータの属性を表現するメタデータと
    共に、処理の対象とするデータの所有者に基づいて、将
    来処理の対象になるであろうデータの属性を予測し、予
    測した属性を、対応するデータの属性として表している
    メタデータを前記不揮発性記憶装置より検索して読み出
    し、前記メモリへ書き込み、保持することを特徴とする
    メタデータの先読み方法。
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