JPH0771448A - 軸受装置 - Google Patents
軸受装置Info
- Publication number
- JPH0771448A JPH0771448A JP23738193A JP23738193A JPH0771448A JP H0771448 A JPH0771448 A JP H0771448A JP 23738193 A JP23738193 A JP 23738193A JP 23738193 A JP23738193 A JP 23738193A JP H0771448 A JPH0771448 A JP H0771448A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- bearing
- bearing device
- leaf spring
- screw
- Prior art date
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- Pending
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸に対し、軸振れ原因となる偶力を作用させ
ないで、充分なスラスト圧が得られる軸受装置を提供す
る。 【構成】 一端を閉塞したハウジング1内の軸受2,3
に軸4を嵌合状態で支承させた軸受装置において、軸4
の先端部に設けネジ5により、ネジ頭部5aと軸端面と
のあいだの中心にネジ貫通を有する十字形の板バネ6を
設け、ネジ頭部端面は底板7に当接させる。 【効果】 上記構成によれば、板バネ6による軸4への
軸方向の加圧部は軸径乃至それより小さな径部分に集中
するため、偶力として作用せず、充分なスラスト圧が得
られる。
ないで、充分なスラスト圧が得られる軸受装置を提供す
る。 【構成】 一端を閉塞したハウジング1内の軸受2,3
に軸4を嵌合状態で支承させた軸受装置において、軸4
の先端部に設けネジ5により、ネジ頭部5aと軸端面と
のあいだの中心にネジ貫通を有する十字形の板バネ6を
設け、ネジ頭部端面は底板7に当接させる。 【効果】 上記構成によれば、板バネ6による軸4への
軸方向の加圧部は軸径乃至それより小さな径部分に集中
するため、偶力として作用せず、充分なスラスト圧が得
られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスクや
ハードディスク等を駆動する小型モータに使用される軸
受装置の改良に関する。
ハードディスク等を駆動する小型モータに使用される軸
受装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のモータに用いる軸受装置
として、一端が閉塞された円筒状軸受に回転軸を嵌合状
態で支承する流体軸受が知られている。上記構造の流体
軸受にあっては、回転軸の先端を閉塞端部へ適当な力で
突き当て、かつ外力により回転軸が容易に軸方向へ移動
しないよう手段を講じなければならない。
として、一端が閉塞された円筒状軸受に回転軸を嵌合状
態で支承する流体軸受が知られている。上記構造の流体
軸受にあっては、回転軸の先端を閉塞端部へ適当な力で
突き当て、かつ外力により回転軸が容易に軸方向へ移動
しないよう手段を講じなければならない。
【0003】前記回転軸を軸方向に移動しないようにす
る手段として、一般には、回転軸を駆動するために、そ
の軸に固定されたロータに取り付けられた駆動用マグネ
ットと、駆動用巻線を施したステータ・ヨークとの間の
吸引力を利用する手段か、あるいはステータまたはロー
タのいずれかへマグネットを設けて、その間の吸引力を
用いる手段が適用されている。
る手段として、一般には、回転軸を駆動するために、そ
の軸に固定されたロータに取り付けられた駆動用マグネ
ットと、駆動用巻線を施したステータ・ヨークとの間の
吸引力を利用する手段か、あるいはステータまたはロー
タのいずれかへマグネットを設けて、その間の吸引力を
用いる手段が適用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したいず
れの手段も、回転軸心から或る半径をもった円周上に吸
引力が作用するため、軸心のわずかな傾きによる円周上
での吸引力の差が軸受に対して偶力として作用し、回転
軸の軸振れの原因となったり、騒音の発生原因となる。
れの手段も、回転軸心から或る半径をもった円周上に吸
引力が作用するため、軸心のわずかな傾きによる円周上
での吸引力の差が軸受に対して偶力として作用し、回転
軸の軸振れの原因となったり、騒音の発生原因となる。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した問題を解消するため
になされたものであって、回転軸に作用する吸引力が偶
力として作用せず、しかも充分な外圧が得られる構造の
軸受装置を提案することを目的としている。
になされたものであって、回転軸に作用する吸引力が偶
力として作用せず、しかも充分な外圧が得られる構造の
軸受装置を提案することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による軸受装置
は、ハウジングと、このハウジング内に軸受部材を固定
する軸受手段と、前記軸受手段を貫通して設けられた軸
と、前記軸を軸方向の少なくとも一方向へ付勢する板バ
ネ等の弾性部材と、付勢された前記軸の付勢力を規制す
る規制手段とを有することを要旨としている。
は、ハウジングと、このハウジング内に軸受部材を固定
する軸受手段と、前記軸受手段を貫通して設けられた軸
と、前記軸を軸方向の少なくとも一方向へ付勢する板バ
ネ等の弾性部材と、付勢された前記軸の付勢力を規制す
る規制手段とを有することを要旨としている。
【0007】
【作用】上記構成によれば、板バネ等の弾性部材による
軸への軸方向の加圧部が軸径乃至それより小さな径の部
分に集中するため、偶力として作用することは極めて少
ない。また、前記板バネ等の弾性部材が軸の抜け止めと
して作用する。
軸への軸方向の加圧部が軸径乃至それより小さな径の部
分に集中するため、偶力として作用することは極めて少
ない。また、前記板バネ等の弾性部材が軸の抜け止めと
して作用する。
【0008】
【実施例】図1〜図3に、本発明の一実施例を示す。図
1〜図3において、1は一端が閉塞された円筒状ハウジ
ング、2,3はハウジング内に設けられたラジアル軸
受、4は軸受に嵌合状態に支承された透磁性材料の軸で
あり、軸4の先端部には、その軸端面に固定されたネジ
5との間に、中心にネジ貫通穴6aを有する十字形の板
バネ6が設けられ、板バネ6の撓み力により、板バネ6
の径方向の先端部は軸受3の下部端面に係合するととも
に、ネジ5の頭部5aの端面はハウジングを形成してい
る底板7に押し付けられ、スラスト軸受となっている。
また、本実施例では、前記底板7に押し付けられるネジ
頭部5aの端面に動圧発生用溝5bが形成されている。
8は潤滑剤である。
1〜図3において、1は一端が閉塞された円筒状ハウジ
ング、2,3はハウジング内に設けられたラジアル軸
受、4は軸受に嵌合状態に支承された透磁性材料の軸で
あり、軸4の先端部には、その軸端面に固定されたネジ
5との間に、中心にネジ貫通穴6aを有する十字形の板
バネ6が設けられ、板バネ6の撓み力により、板バネ6
の径方向の先端部は軸受3の下部端面に係合するととも
に、ネジ5の頭部5aの端面はハウジングを形成してい
る底板7に押し付けられ、スラスト軸受となっている。
また、本実施例では、前記底板7に押し付けられるネジ
頭部5aの端面に動圧発生用溝5bが形成されている。
8は潤滑剤である。
【0009】前記ハウジング1内の上部軸受2の開放端
側には、環状のマグネット9および磁極片10,11が
設けられ、軸4と磁極片10,11との空間へ磁性流体
12が充填され、磁性流体シールが形成され、潤滑剤8
の漏洩を防ぐようにしている。
側には、環状のマグネット9および磁極片10,11が
設けられ、軸4と磁極片10,11との空間へ磁性流体
12が充填され、磁性流体シールが形成され、潤滑剤8
の漏洩を防ぐようにしている。
【0010】上記構成によれば、板バネ6による軸4へ
の軸方向の加圧部は軸径乃至それより小さな径部分へ集
中するため、偶力として作用せず、充分なスラスト圧が
得られる。また、前記板バネ6の押し付け力は軸の抜け
止めとして作用する。
の軸方向の加圧部は軸径乃至それより小さな径部分へ集
中するため、偶力として作用せず、充分なスラスト圧が
得られる。また、前記板バネ6の押し付け力は軸の抜け
止めとして作用する。
【0011】図4および図5に、本発明の他の実施例を
それぞれ示す。図4に示した実施例は、下部軸受3と底
板7との間にスラスト板13を別に設け、板バネ6によ
り、軸4の端面がスラスト板13へ押し付けられ、スラ
スト軸受が構成されている。図5に示した実施例は、ス
ラスト板13とは別に、軸4の下端の小径軸部分4aに
スラストカラー14が嵌挿され、このスラストカラー1
4と底板7との間に板バネ6が設けられ、スラスト軸受
が構成されている。なお、前記スラストカラー14をネ
ジ部材にしてもよい。これらの実施例においても、前述
した実施例と同様な作用、効果が得られる。
それぞれ示す。図4に示した実施例は、下部軸受3と底
板7との間にスラスト板13を別に設け、板バネ6によ
り、軸4の端面がスラスト板13へ押し付けられ、スラ
スト軸受が構成されている。図5に示した実施例は、ス
ラスト板13とは別に、軸4の下端の小径軸部分4aに
スラストカラー14が嵌挿され、このスラストカラー1
4と底板7との間に板バネ6が設けられ、スラスト軸受
が構成されている。なお、前記スラストカラー14をネ
ジ部材にしてもよい。これらの実施例においても、前述
した実施例と同様な作用、効果が得られる。
【0012】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
板バネ等の弾性部材による軸への軸方向の加圧部が軸径
乃至それより小さな径の部分へ集中するため、偶力とし
て作用せず、充分なスラスト圧が得られ、同時に軸の抜
け止め効果も得られる。加えて、本発明によれば、従来
のマグネットの吸引力に比べ、強いスラスト圧を得るこ
とができ、しかもマグネットに比べてスペースを取ら
ず、かつ安価な軸受装置を構成することができる。
板バネ等の弾性部材による軸への軸方向の加圧部が軸径
乃至それより小さな径の部分へ集中するため、偶力とし
て作用せず、充分なスラスト圧が得られ、同時に軸の抜
け止め効果も得られる。加えて、本発明によれば、従来
のマグネットの吸引力に比べ、強いスラスト圧を得るこ
とができ、しかもマグネットに比べてスペースを取ら
ず、かつ安価な軸受装置を構成することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す軸受装置の断面図であ
る。
る。
【図2】板バネの平面図である。
【図3】軸の端面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す軸受装置の断面図で
ある。
ある。
【図5】本発明の他の実施例を示す軸受装置の断面図で
ある。
ある。
1 ケーシング 2,3 軸受 4 軸 5 ネジ 5a ネジ頭部 5b 動圧用溝 6 板バネ 6a 穴 7 底板 8 潤滑剤 9 マグネット 10,11 磁極片 13 スラスト板 14 スラストカラー
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングと、このハウジング内に軸受
部材を固定する軸受手段と、前記軸受手段を貫通して設
けられた軸と、前記軸方向の少なくとも一方向へ付勢す
る板バネ等の弾性部材と、付勢された前記軸の付勢力を
規制する規制手段とを有することを特徴とする軸受装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23738193A JPH0771448A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23738193A JPH0771448A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0771448A true JPH0771448A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=17014550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23738193A Pending JPH0771448A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0771448A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002070864A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | Japan Servo Co Ltd | 動圧軸受を備える軸受構造 |
US6921209B2 (en) | 2002-03-12 | 2005-07-26 | Minebea Co., Ltd. | Conical hydrodynamic pivot bearing |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP23738193A patent/JPH0771448A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002070864A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | Japan Servo Co Ltd | 動圧軸受を備える軸受構造 |
US6921209B2 (en) | 2002-03-12 | 2005-07-26 | Minebea Co., Ltd. | Conical hydrodynamic pivot bearing |
US7008110B2 (en) | 2002-03-12 | 2006-03-07 | Minebea Co., Ltd. | Hydrodynamic pivot bearing |
US7125169B2 (en) | 2002-03-12 | 2006-10-24 | Minebea Co., Ltd. | Hydrodynamic pivot bearing |
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