JPH076954Y2 - 走行玩具起動装置 - Google Patents
走行玩具起動装置Info
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- JPH076954Y2 JPH076954Y2 JP1988111020U JP11102088U JPH076954Y2 JP H076954 Y2 JPH076954 Y2 JP H076954Y2 JP 1988111020 U JP1988111020 U JP 1988111020U JP 11102088 U JP11102088 U JP 11102088U JP H076954 Y2 JPH076954 Y2 JP H076954Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、走行玩具起動装置に関し、詳細にはそれ自体
に駆動装置を持たない走行玩具の誤発進抑止手段を備え
た起動装置に関する。
に駆動装置を持たない走行玩具の誤発進抑止手段を備え
た起動装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の走行玩具起動装置としては、敷設された
軌道の先端にあってレーシングカーを付勢するものや、
建物や車庫を模した玩具からミニチュアカーを発進させ
る装置など、起動機構・形状ともに種々のものが知られ
ている。
軌道の先端にあってレーシングカーを付勢するものや、
建物や車庫を模した玩具からミニチュアカーを発進させ
る装置など、起動機構・形状ともに種々のものが知られ
ている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような走行玩具起動装置はテーブル
や床面上で使用するために持ち運ぶことが多いが、運搬
の際には走行玩具が起動装置本体内の定位置から外れる
ことがあり、形態も運搬には適していなかった。また、
子供が走行玩具を人に向けて誤って発車させる危険もあ
った。
や床面上で使用するために持ち運ぶことが多いが、運搬
の際には走行玩具が起動装置本体内の定位置から外れる
ことがあり、形態も運搬には適していなかった。また、
子供が走行玩具を人に向けて誤って発車させる危険もあ
った。
本考案の目的は、走行玩具を所定位置から外れないよう
に収容できると共に、走行玩具を誤って発進するのを防
止した走行玩具起動装置を提供することである。
に収容できると共に、走行玩具を誤って発進するのを防
止した走行玩具起動装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本考案による走行玩具起動装置は、それ自体に駆動源を
持たない走行玩具を収容する本体と、該本体の支軸を中
心として回動し該本体の走行玩具収容部を開閉するカバ
ーとを備え、該本体は、前記走行玩具を前記走行玩具収
容部に係止する保持手段と、前記走行玩具を発進させる
力を蓄積する付勢手段と、前記カバーが一定角度開いた
ときだけ作動可能な前記走行玩具の発進手段とを具備
し、前記発進手段の作動により前記保持手段による係止
を解除し、前記走行玩具を前記付勢手段の力で付勢して
発進することを特徴とする。
持たない走行玩具を収容する本体と、該本体の支軸を中
心として回動し該本体の走行玩具収容部を開閉するカバ
ーとを備え、該本体は、前記走行玩具を前記走行玩具収
容部に係止する保持手段と、前記走行玩具を発進させる
力を蓄積する付勢手段と、前記カバーが一定角度開いた
ときだけ作動可能な前記走行玩具の発進手段とを具備
し、前記発進手段の作動により前記保持手段による係止
を解除し、前記走行玩具を前記付勢手段の力で付勢して
発進することを特徴とする。
本考案においては、カバーを閉じた位置から全開位置ま
で回動させる開放手段と、カバーの開閉と連動して本体
の内部を移動することにより発進手段との位置関係が変
化する誤発進抑止板とを設け、誤発進抑止板には、発進
手段の作動を抑止する凸部と、開放手段によって開かれ
たカバーの位置が所定の角度範囲にある時のみ前記発進
手段の作動を可能にする凹部とを設けることが好まし
い。
で回動させる開放手段と、カバーの開閉と連動して本体
の内部を移動することにより発進手段との位置関係が変
化する誤発進抑止板とを設け、誤発進抑止板には、発進
手段の作動を抑止する凸部と、開放手段によって開かれ
たカバーの位置が所定の角度範囲にある時のみ前記発進
手段の作動を可能にする凹部とを設けることが好まし
い。
また、カバーの内面に軌道を設け、付勢された走行玩具
が、開いたカバーの軌道に沿って外部に導かれるように
することが好ましい。
が、開いたカバーの軌道に沿って外部に導かれるように
することが好ましい。
更に、本体を腕に取り付けたとき手で握ることができる
グリップを本体の下部に設けるとよい。
グリップを本体の下部に設けるとよい。
[作用] 本考案によれば、本体に走行玩具を収納し、その上をカ
バーで閉じることにより、走行玩具が本体から誤って発
進しないように保持される。走行玩具を発進させるとき
は、カバーを開いて手動操作をすると、発進手段が走行
玩具の係止状態を解除し、付勢手段の力で走行玩具を付
勢して発進させる。或は、手動操作を不要とし、カバー
を開くと同時又は一定時間後に自動的に走行玩具を発進
させることも可能である。
バーで閉じることにより、走行玩具が本体から誤って発
進しないように保持される。走行玩具を発進させるとき
は、カバーを開いて手動操作をすると、発進手段が走行
玩具の係止状態を解除し、付勢手段の力で走行玩具を付
勢して発進させる。或は、手動操作を不要とし、カバー
を開くと同時又は一定時間後に自動的に走行玩具を発進
させることも可能である。
更に、カバーを閉じた位置から全開位置まで回動させる
開放手段と、カバーの開閉と連動して本体の内部を移動
する誤発進抑止板とを設けた起動装置においては、開か
れたカバーの位置が所定の角度範囲にある時のみ発進手
段の作動を可能にするので、その範囲をカバーの全開位
置の手前に設定すれば、カバーを全開しても発進手段は
作動不能となり、走行玩具の誤発進を防止できる。この
場合、開いたカバーの先端をテーブル面に当てる等して
カバーを全開手前の発進可能な位置に設定し、発進手段
を操作すれば、走行玩具を発進させることができる。
開放手段と、カバーの開閉と連動して本体の内部を移動
する誤発進抑止板とを設けた起動装置においては、開か
れたカバーの位置が所定の角度範囲にある時のみ発進手
段の作動を可能にするので、その範囲をカバーの全開位
置の手前に設定すれば、カバーを全開しても発進手段は
作動不能となり、走行玩具の誤発進を防止できる。この
場合、開いたカバーの先端をテーブル面に当てる等して
カバーを全開手前の発進可能な位置に設定し、発進手段
を操作すれば、走行玩具を発進させることができる。
また、カバーの内面に軌道を設ければ、発進した走行玩
具を目的の方向に誘導し、テーブル等の平面に対して円
滑に移行させることができる。
具を目的の方向に誘導し、テーブル等の平面に対して円
滑に移行させることができる。
更に、本体の下部にグリップを設けることにより、本考
案の起動装置が持ち運びや走行玩具の発進に便利なもの
となる。
案の起動装置が持ち運びや走行玩具の発進に便利なもの
となる。
[実施例] 第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図は実施例
を腕に取り付けた状態を示す図、第3図は走行玩具が発
進可能な状態を示す図である。
を腕に取り付けた状態を示す図、第3図は走行玩具が発
進可能な状態を示す図である。
まず、概略的に説明すると、走行玩具起動装置の本体1
の内部には、自動車形状の2台の走行玩具2a,2b(2bは
図示せず)を収容できる格納室3a,3bが設けられてい
る。これら格納室の上方には、カバー4が支軸10を中心
として回動自在に取り付けられている。このカバー4
は、通常は第2図に示すように閉じた位置に保持される
が、本体1の上面に設けた開放ボタン5を押すと、後述
の開放機構によりカバー4が全開位置(本実施例では、
第1図に示すように約180度開いた位置)まで回動する
ようになっている。
の内部には、自動車形状の2台の走行玩具2a,2b(2bは
図示せず)を収容できる格納室3a,3bが設けられてい
る。これら格納室の上方には、カバー4が支軸10を中心
として回動自在に取り付けられている。このカバー4
は、通常は第2図に示すように閉じた位置に保持される
が、本体1の上面に設けた開放ボタン5を押すと、後述
の開放機構によりカバー4が全開位置(本実施例では、
第1図に示すように約180度開いた位置)まで回動する
ようになっている。
使用の際には、本体1の下部に設けたグリップ9を片手
で握り、他方の手の指で開放ボタン5を押すと、カバー
4が開く。ここで、第3図に示すように本体1をテーブ
ル又は床等の平面上に持ってきて、カバー4を全開位置
の手前(例えば開角約130度)に位置させ、発進ボタン6
a又は6bを押すと、それに対応した走行玩具2a又は2bが
それぞれ別々に発進し、第1図に示すようにカバー4の
内面中央の突条4aで仕切られた軌道7a又は7bを通ってテ
ーブル等の平面に飛び出し、その上を走行する。
で握り、他方の手の指で開放ボタン5を押すと、カバー
4が開く。ここで、第3図に示すように本体1をテーブ
ル又は床等の平面上に持ってきて、カバー4を全開位置
の手前(例えば開角約130度)に位置させ、発進ボタン6
a又は6bを押すと、それに対応した走行玩具2a又は2bが
それぞれ別々に発進し、第1図に示すようにカバー4の
内面中央の突条4aで仕切られた軌道7a又は7bを通ってテ
ーブル等の平面に飛び出し、その上を走行する。
この場合、軌道7a、7bの先端部を下り傾斜面とすれば、
着地面との段差がなくなり、格納室3a,3bから発進する
走行玩具2a,2bを円滑にテーブル面等に導くことができ
る。なお、カバー4の内側に形成する突条4aと両側壁4
b,4cは、走行玩具2a,2bを目的方向に導くため、走行玩
具2a,2bが通過する時横揺れしないような形状と間隔を
有する。
着地面との段差がなくなり、格納室3a,3bから発進する
走行玩具2a,2bを円滑にテーブル面等に導くことができ
る。なお、カバー4の内側に形成する突条4aと両側壁4
b,4cは、走行玩具2a,2bを目的方向に導くため、走行玩
具2a,2bが通過する時横揺れしないような形状と間隔を
有する。
本体1の内部には、後で詳細に説明するが、カバー4と
連動する誤発進抑止板20が設けられ、カバー4の開角が
約120度〜150度の範囲内にある時のみ、発進ボタン6a、
6bを操作可能にする。従って、例えば第2図の状態にお
いて、誤って開放ボタン5が押された時、カバー4は途
中遮るものがない限り全開位置まで開くが、手等で遮ら
れて十分に開かない場合もある。そのいずれの場合であ
っても、発進ボタン6a,6bは操作不能となり、走行玩具2
a,2bの誤発進が防止される。
連動する誤発進抑止板20が設けられ、カバー4の開角が
約120度〜150度の範囲内にある時のみ、発進ボタン6a、
6bを操作可能にする。従って、例えば第2図の状態にお
いて、誤って開放ボタン5が押された時、カバー4は途
中遮るものがない限り全開位置まで開くが、手等で遮ら
れて十分に開かない場合もある。そのいずれの場合であ
っても、発進ボタン6a,6bは操作不能となり、走行玩具2
a,2bの誤発進が防止される。
次に、各部の構造について説明する。
第4図(A)(B)は、ボタン操作でカバー4を閉じた
位置から全開位置まで跳ね上げる開放手段と、カバー4
の開閉と連動して本体1内を前後方向に移動する誤発進
抑止板20とを含む機構を示す。
位置から全開位置まで跳ね上げる開放手段と、カバー4
の開閉と連動して本体1内を前後方向に移動する誤発進
抑止板20とを含む機構を示す。
まず、カバー4の基端両側では、同形の歯車11a,11bが
カバー4と一体に設けられ、各歯車は、それぞれ本体1
の前端に取り付けた支軸10を中心として回転し、カバー
4を閉じた位置と全開位置の間で回動させる。
カバー4と一体に設けられ、各歯車は、それぞれ本体1
の前端に取り付けた支軸10を中心として回転し、カバー
4を閉じた位置と全開位置の間で回動させる。
一方、本体1の中央部には誤発進抑止板20が配置され、
その前端に設けられた左右一対のラック21a,21bが、そ
れぞれ本体1の支軸12を中心として回転自在な一対の歯
車13a,13bを介して、歯車11a,11bに噛み合っている。従
って、誤発進抑止板20は、カバー4の開閉と連動して本
体1内を前後に移動する。また、誤発進抑止板20は、こ
れと本体1の内部上面との間に設けたスプリング22によ
って前方に引っ張られており、カバー4を常時全開する
方向に付勢している。
その前端に設けられた左右一対のラック21a,21bが、そ
れぞれ本体1の支軸12を中心として回転自在な一対の歯
車13a,13bを介して、歯車11a,11bに噛み合っている。従
って、誤発進抑止板20は、カバー4の開閉と連動して本
体1内を前後に移動する。また、誤発進抑止板20は、こ
れと本体1の内部上面との間に設けたスプリング22によ
って前方に引っ張られており、カバー4を常時全開する
方向に付勢している。
本体1の後部には、軸14a,14bを中心として回動する一
対の支杆15a,15bが収納されている。各支杆は先端に切
欠きを有し、先端を重ね合わせて各々の切欠きに開放ボ
タン5の下方に延びた軸を通し、下方からはスプリング
16で押し上げられている。また、支杆15a,15bの基端部
に係止突起17a,17bが設けられ、各係止突起はスプリン
グ16の力でそれぞれ外側に押されている。
対の支杆15a,15bが収納されている。各支杆は先端に切
欠きを有し、先端を重ね合わせて各々の切欠きに開放ボ
タン5の下方に延びた軸を通し、下方からはスプリング
16で押し上げられている。また、支杆15a,15bの基端部
に係止突起17a,17bが設けられ、各係止突起はスプリン
グ16の力でそれぞれ外側に押されている。
従って、カバー4を閉じるときは、カバー4を開放位置
から閉位置まで手で回動し、カバー4の左右側壁の対応
位置に設けた係止孔18a,18bに係止突起17a,17bを嵌合さ
せる。その結果、カバー4は閉じた状態に保持される。
ここで開放ボタン5を押し下げると、支杆15a,15bが各
々の軸14a,14bを中心として下向きに回動するので、係
止突起17a,17bが係止孔18a,18bから外れる。そのため、
カバー4は、前述したスプリング22の引張力による誤発
進抑止板20の前進と連動して、全開位置まで回動する。
から閉位置まで手で回動し、カバー4の左右側壁の対応
位置に設けた係止孔18a,18bに係止突起17a,17bを嵌合さ
せる。その結果、カバー4は閉じた状態に保持される。
ここで開放ボタン5を押し下げると、支杆15a,15bが各
々の軸14a,14bを中心として下向きに回動するので、係
止突起17a,17bが係止孔18a,18bから外れる。そのため、
カバー4は、前述したスプリング22の引張力による誤発
進抑止板20の前進と連動して、全開位置まで回動する。
次に、走行玩具を本体1の所定位置に係止し、手動操作
により走行玩具を発進走行させる機構について説明す
る。なお、本実施例は、本体1に2台の走行玩具2a,2b
を収容可能になっているが、各走行玩具の保持及び発進
機構は同一であるから、一方についてのみ説明する。
により走行玩具を発進走行させる機構について説明す
る。なお、本実施例は、本体1に2台の走行玩具2a,2b
を収容可能になっているが、各走行玩具の保持及び発進
機構は同一であるから、一方についてのみ説明する。
第5図に示すように、上端に発進ボタン6bを有し且つ下
部が左右2つに別れて平行に延びた略L字形のアーム30
が、本体1内にシャフト31を支点として回動自在に配置
され、通常はスプリング32で上方に押されている。アー
ム30の左右に別れた下部の間には、第7図(A)に示す
ように、走行玩具2bの底面に係合する突起33を備えたス
トッパ34が配置され、アーム30と同様シャフト31によっ
て回転自在に保持され、スプリング35で上方に付勢され
ている。ストッパ34は、その先端部がアーム30の上部下
端に当接し、後述のように発進ボタン6bが押されたとき
同時に押し下げられるアーム30によって回動しストッパ
34の突起33を引っ込める。
部が左右2つに別れて平行に延びた略L字形のアーム30
が、本体1内にシャフト31を支点として回動自在に配置
され、通常はスプリング32で上方に押されている。アー
ム30の左右に別れた下部の間には、第7図(A)に示す
ように、走行玩具2bの底面に係合する突起33を備えたス
トッパ34が配置され、アーム30と同様シャフト31によっ
て回転自在に保持され、スプリング35で上方に付勢され
ている。ストッパ34は、その先端部がアーム30の上部下
端に当接し、後述のように発進ボタン6bが押されたとき
同時に押し下げられるアーム30によって回動しストッパ
34の突起33を引っ込める。
一方、走行玩具2bを前方に押し出す円筒状の発進部材38
が、本体1の後部からアーム30の上部を貫通して格納室
3bに突出している。この発進部材38は、本体1の内部後
面から突出したガイドピン39に沿って移動自在に支持さ
れ、ガイドピン39の周りにに伸縮自在に配置したスプリ
ング40により、第7図(B)に示すように発進部材38後
端のリング部41がアーム30の前面内側に接する位置まで
前方に付勢される。
が、本体1の後部からアーム30の上部を貫通して格納室
3bに突出している。この発進部材38は、本体1の内部後
面から突出したガイドピン39に沿って移動自在に支持さ
れ、ガイドピン39の周りにに伸縮自在に配置したスプリ
ング40により、第7図(B)に示すように発進部材38後
端のリング部41がアーム30の前面内側に接する位置まで
前方に付勢される。
ここで、第6図(A)に示すように、走行玩具2bの後部
に設けた穴部42にガイドピン39を挿入し、走行玩具2bの
背面を発進部材38に当てて更に押し込むと、第7図
(A)に示すように、走行玩具2bの底面に設けた凹部に
ストッパ34の突起33が嵌合することにより、走行玩具2b
を係止し、格納室3b内に保持する。
に設けた穴部42にガイドピン39を挿入し、走行玩具2bの
背面を発進部材38に当てて更に押し込むと、第7図
(A)に示すように、走行玩具2bの底面に設けた凹部に
ストッパ34の突起33が嵌合することにより、走行玩具2b
を係止し、格納室3b内に保持する。
この状態で、カバー4の開いた角度が所定の範囲内にあ
るとき、発進ボタン6bを押すと、第7図(B)に示すよ
うにアーム30を介してストッパ34が押し下げられ、突起
33が走行玩具2bの底面凹部から外れる。その結果、圧縮
されていたスプリング40の弾発力で走行玩具2bを勢いよ
く発進させることができる。
るとき、発進ボタン6bを押すと、第7図(B)に示すよ
うにアーム30を介してストッパ34が押し下げられ、突起
33が走行玩具2bの底面凹部から外れる。その結果、圧縮
されていたスプリング40の弾発力で走行玩具2bを勢いよ
く発進させることができる。
なお、走行玩具2bの直進性向上のためには、ガイドピン
39を長くして走行玩具2bの穴部42内面との接触部分を多
くとることが望ましい。また、走行玩具2bは、第6図
(B)に示すように、前輪45を接地面積の小さい鉄道車
輪形状とし、後輪46にはゴム製のタイヤ47を装着する。
このようにすると、後輪46は、転がり抵抗、横方向への
摩擦係数とも前輪45より大きくなり、走行玩具2bの進路
の若干の乱れも修正され、走行玩具2bの直進性が向上す
る。
39を長くして走行玩具2bの穴部42内面との接触部分を多
くとることが望ましい。また、走行玩具2bは、第6図
(B)に示すように、前輪45を接地面積の小さい鉄道車
輪形状とし、後輪46にはゴム製のタイヤ47を装着する。
このようにすると、後輪46は、転がり抵抗、横方向への
摩擦係数とも前輪45より大きくなり、走行玩具2bの進路
の若干の乱れも修正され、走行玩具2bの直進性が向上す
る。
次に、カバー4の開角が所定の角度範囲内にある時の
み、発進ボタン6a,6bの操作を可能にする手段について
説明する。
み、発進ボタン6a,6bの操作を可能にする手段について
説明する。
第5図において、アーム30の屈曲部の左右側面には突起
43a,43b(43aは図示省略)を設ける一方、その下を前後
に移動する誤発進抑止板の上面には、中間に凹部23a,23
bを有する一対の凸部22a,22bが設けられている。
43a,43b(43aは図示省略)を設ける一方、その下を前後
に移動する誤発進抑止板の上面には、中間に凹部23a,23
bを有する一対の凸部22a,22bが設けられている。
第7図(A)(B)は、突起43a,43bの直下に切欠部23
a,23bがある時の状態を示す。前述のようにカバー4の
回動と共に誤発進抑止板20が移動し、この状態になった
とき、発進ボタン6bが押されると(第7図(A))、突
起43a及び43bは、それぞれ凸部22a,22bに阻止されるこ
となく、凹部23a,23bに落ち込むので、アーム30がスト
ッパ34による係止状態を解除し、走行玩具2bを発進させ
ることができる(第7図(B))。
a,23bがある時の状態を示す。前述のようにカバー4の
回動と共に誤発進抑止板20が移動し、この状態になった
とき、発進ボタン6bが押されると(第7図(A))、突
起43a及び43bは、それぞれ凸部22a,22bに阻止されるこ
となく、凹部23a,23bに落ち込むので、アーム30がスト
ッパ34による係止状態を解除し、走行玩具2bを発進させ
ることができる(第7図(B))。
従って、第8図に示すように、突起43a,43b、凸部22a,2
2b,凹部23a,23bの位置を調整することにより、カバー4
の開角による発進不能、発進可能の範囲を自由に設定す
ることができる。これにより、誤発進を防ぐことができ
る。更に、カバー4が閉じた位置にあるとき発進ボタン
6a6bが覆い隠されるので、二重の安全性が確保される。
2b,凹部23a,23bの位置を調整することにより、カバー4
の開角による発進不能、発進可能の範囲を自由に設定す
ることができる。これにより、誤発進を防ぐことができ
る。更に、カバー4が閉じた位置にあるとき発進ボタン
6a6bが覆い隠されるので、二重の安全性が確保される。
なお、第1図の実施例では、本体1の後部にサウンドユ
ニット51が連結される。これは、グリップ9の左側に設
けた押ボタン52により操作される発音機構を内蔵してい
る。この発音機構では第9図(A)に示すように、押ボ
タン52が押されると、押しボタン52から延びた棒上に設
けた凸部の斜面53によって金属片Sが持ち上げられ、そ
の上方の接点Lに接触してスイッチオンとなる。これに
より、第9図(B)に示す電気回路において乾電池Bか
ら抵抗Rを経てモータMに電流が流れるので、モータM
が回転し、2枚の歯車から成る伝動機構Gを介して減速
回転する爪Tが、発音コーンCの底部の金属片Kを断続
的に叩き、エンジン音に模した音を発する。ここで、押
ボタン52を更に押すと、金属片Sは接点Hに接触して抵
抗Rが短絡され、モータMは負荷なしに通電されるた
め、回転は更に高速になり、発生音が高くなる。
ニット51が連結される。これは、グリップ9の左側に設
けた押ボタン52により操作される発音機構を内蔵してい
る。この発音機構では第9図(A)に示すように、押ボ
タン52が押されると、押しボタン52から延びた棒上に設
けた凸部の斜面53によって金属片Sが持ち上げられ、そ
の上方の接点Lに接触してスイッチオンとなる。これに
より、第9図(B)に示す電気回路において乾電池Bか
ら抵抗Rを経てモータMに電流が流れるので、モータM
が回転し、2枚の歯車から成る伝動機構Gを介して減速
回転する爪Tが、発音コーンCの底部の金属片Kを断続
的に叩き、エンジン音に模した音を発する。ここで、押
ボタン52を更に押すと、金属片Sは接点Hに接触して抵
抗Rが短絡され、モータMは負荷なしに通電されるた
め、回転は更に高速になり、発生音が高くなる。
最後に、本実施例は、第3図に示すようにサウンドユニ
ット51底面にあるバンド54で右腕に取り付け、親指で押
ボタン52を操作すれば、高低2種類のエンジン音を発し
ながら左手で走行玩具2a,2bを発進でき、よりリアルな
プレイを楽しむことができる。
ット51底面にあるバンド54で右腕に取り付け、親指で押
ボタン52を操作すれば、高低2種類のエンジン音を発し
ながら左手で走行玩具2a,2bを発進でき、よりリアルな
プレイを楽しむことができる。
以上、実施例として2台の自動車玩具を使用する場合に
ついて述べたが、走行玩具の数及び形状はこれに限らな
い。また、取付位置も腕に限らず例えばズボンのベルト
でもよく、或は机上の玩具としても使用可能である。更
に、上記実施例は、カバーを開いた状態のとき発進ボタ
ン操作で走行玩具を発進させる構造になっているが、発
進ボタンに代えて、カバーを開くと同時又は一定時間後
に自動的に走行玩具を発進させる機構にしてもよい。
ついて述べたが、走行玩具の数及び形状はこれに限らな
い。また、取付位置も腕に限らず例えばズボンのベルト
でもよく、或は机上の玩具としても使用可能である。更
に、上記実施例は、カバーを開いた状態のとき発進ボタ
ン操作で走行玩具を発進させる構造になっているが、発
進ボタンに代えて、カバーを開くと同時又は一定時間後
に自動的に走行玩具を発進させる機構にしてもよい。
[考案の効果] 上記のように、本考案によれば、走行玩具の誤発進が防
止され、安全な玩具を提供すすると共に、子供にとって
好みの走行玩具を発車装置と共に携行できる喜びを与え
ることができる。
止され、安全な玩具を提供すすると共に、子供にとって
好みの走行玩具を発車装置と共に携行できる喜びを与え
ることができる。
第1図は本考案の実施例の外観斜視図、第2図及び第3
図は使用状態を示す図、第4図及び第5図は内部機構の
主要部を示す図、第6図は走行玩具とこれに係合する発
進手段を示す図、第7図は発進手段と誤発進抑止板との
位置関係を示す説明図、第8図はカバーの開角による走
行玩具発進可能又は不能状態の説明図、第9図は実施例
に付加するサウンドユニットの構造とその回路構成を示
す図である。 1…本体、2a,2b…走行玩具、3a,3b…格納室、4…カバ
ー、5…開放ボタン、6a,6b…発進ボタン、7a,7b…軌
道、9…グリップ、10,12…支軸、11a,11b,13a,13b…歯
車、14a,14b…軸、15a,15b…支杆、16,22,32,35,40…ス
プリング、17a,17b…係止ピン、18a,18b…係止孔、20…
誤発進抑止板、21a,21b…ラック、22a,22b…凸部、23a,
23b…凹部、30…アーム、31,43…シャフト、33,43a,43b
…突起、34…ストッパ、38…発進部材、39…ガイドピ
ン、42…穴部、51…サウンドユニット、52…押ボタン、
53…斜面、54…バンド、B…電池、C…発音コーン、G
…歯車、H,L…接点、K,S…金属片、M…モータ、R…抵
抗、T…爪。
図は使用状態を示す図、第4図及び第5図は内部機構の
主要部を示す図、第6図は走行玩具とこれに係合する発
進手段を示す図、第7図は発進手段と誤発進抑止板との
位置関係を示す説明図、第8図はカバーの開角による走
行玩具発進可能又は不能状態の説明図、第9図は実施例
に付加するサウンドユニットの構造とその回路構成を示
す図である。 1…本体、2a,2b…走行玩具、3a,3b…格納室、4…カバ
ー、5…開放ボタン、6a,6b…発進ボタン、7a,7b…軌
道、9…グリップ、10,12…支軸、11a,11b,13a,13b…歯
車、14a,14b…軸、15a,15b…支杆、16,22,32,35,40…ス
プリング、17a,17b…係止ピン、18a,18b…係止孔、20…
誤発進抑止板、21a,21b…ラック、22a,22b…凸部、23a,
23b…凹部、30…アーム、31,43…シャフト、33,43a,43b
…突起、34…ストッパ、38…発進部材、39…ガイドピ
ン、42…穴部、51…サウンドユニット、52…押ボタン、
53…斜面、54…バンド、B…電池、C…発音コーン、G
…歯車、H,L…接点、K,S…金属片、M…モータ、R…抵
抗、T…爪。
Claims (4)
- 【請求項1】それ自体に駆動源を持たない走行玩具を収
容する本体と、該本体の支軸を中心として回動し該本体
の走行玩具収容部を開閉するカバーとを備え、該本体
は、前記走行玩具を走行玩具収容部に係止する保持手段
と、前記走行玩具を発進させる力を蓄積する付勢手段
と、前記カバーが一定角度開いたときだけ作動可能な前
記走行玩具の発進手段とを具備し、前記発進手段の作動
により前記保持手段による係止を解除し、前記走行玩具
を前記付勢手段の力で付勢して発進することを特徴とす
る走行玩具起動装置。 - 【請求項2】請求項(1)記載の走行玩具起動装置にお
いて、前記本体が、前記カバーをその閉じた位置から全
開位置まで回動させる開放手段と、前記カバーの開閉と
連動して本体の内部を移動することにより前記発進手段
との位置関係が変化する誤発進抑止板とを有し、該誤発
進抑止板には、前記発進手段の作動を抑止する凸部と、
前記開放手段によって開かれたカバーの位置が所定の角
度範囲にある時のみ前記発進手段の作動を可能にする凹
部とを設けたことを特徴とする走行玩具起動装置。 - 【請求項3】前記カバーの内面に軌道を設け、付勢され
た走行玩具が、開かれたカバーの軌道に沿って外部に導
かれるように構成した請求項(1)又は(2)記載の走
行玩具起動装置。 - 【請求項4】前記本体を腕に取り付けたとき手で握るこ
とができるグリップを本体の下部に設けた請求項(1)
又は(2)記載の走行玩具起動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988111020U JPH076954Y2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | 走行玩具起動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988111020U JPH076954Y2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | 走行玩具起動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0232894U JPH0232894U (ja) | 1990-03-01 |
JPH076954Y2 true JPH076954Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31348709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988111020U Expired - Lifetime JPH076954Y2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | 走行玩具起動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076954Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60153193U (ja) * | 1984-03-23 | 1985-10-12 | 株式会社 タカラ | 二輪走行玩具 |
-
1988
- 1988-08-24 JP JP1988111020U patent/JPH076954Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0232894U (ja) | 1990-03-01 |
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