JPH076798Y2 - 培養用可撓性バッグの受台 - Google Patents
培養用可撓性バッグの受台Info
- Publication number
- JPH076798Y2 JPH076798Y2 JP1989002102U JP210289U JPH076798Y2 JP H076798 Y2 JPH076798 Y2 JP H076798Y2 JP 1989002102 U JP1989002102 U JP 1989002102U JP 210289 U JP210289 U JP 210289U JP H076798 Y2 JPH076798 Y2 JP H076798Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flexible bag
- culture
- pedestal
- culturing
- cells
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は一般に細胞培養を行う際に使用する培養用可撓
性バッグの受台であって、研究用、工業生産用をとわず
細胞、微生物の培養を行う際に使用されるものである。
性バッグの受台であって、研究用、工業生産用をとわず
細胞、微生物の培養を行う際に使用されるものである。
［従来の技術と従来技術の課題］ 現在、培養容器としてハードフラスコが用いられている
が最近ハードフラスコの代わりにガス透過性の高い軟質
プラスチックからなる袋状の形状になった培養用可撓性
バッグが使用されてきている。
が最近ハードフラスコの代わりにガス透過性の高い軟質
プラスチックからなる袋状の形状になった培養用可撓性
バッグが使用されてきている。
該培養用可撓性バッグは完全密封して培養が行なえるた
め、コンタミネーションの発生する可能性が非常に低
く、ハードフラスコのように気相部分を必要としないた
めインキュベーター内に多く収納することができる。
め、コンタミネーションの発生する可能性が非常に低
く、ハードフラスコのように気相部分を必要としないた
めインキュベーター内に多く収納することができる。
またハードフラスコに比べかさばらないために保管スペ
ースが小さくて済む等の利点がある。
ースが小さくて済む等の利点がある。
しかし、培養用可撓性バッグは、可撓性の合成樹脂で形
成されているため顕微鏡観察等を行うため移動する際、
底に沈んだ細胞が混合され舞い上がってしまう。
成されているため顕微鏡観察等を行うため移動する際、
底に沈んだ細胞が混合され舞い上がってしまう。
このため顕微鏡観察でおおまかな細胞数のチェックをす
る場合等、非常に困難であった。
る場合等、非常に困難であった。
また再度インキュベーターに設置するときも、細胞が均
一に底に沈まないため、培養に支障をきたす可能性があ
るなどの欠点があった。
一に底に沈まないため、培養に支障をきたす可能性があ
るなどの欠点があった。
そこで本考案の考案者は、鋭意検討を重ねた結果、培養
用可撓性バッグの受台を考案するに至った。
用可撓性バッグの受台を考案するに至った。
［課題を解決するための手段］ 本考案は、培養用可撓性バッグの受台であって、少なく
とも部分的に光の透過が可能な材料からなり、受台には
培養用可撓性バッグを載置、固定するための固定溝が形
成され、該固定溝の両側に斜面状の側壁を形成した培養
用可撓性バッグの受台を提供する。
とも部分的に光の透過が可能な材料からなり、受台には
培養用可撓性バッグを載置、固定するための固定溝が形
成され、該固定溝の両側に斜面状の側壁を形成した培養
用可撓性バッグの受台を提供する。
［作用］ 培養用可撓性バッグは側部から底部に亘って受台の固定
溝と該固定溝の両側の側壁の形状に沿って楕円状に固定
され、細胞を培養用可撓性バッグの底部に均一に沈降さ
せることができる。
溝と該固定溝の両側の側壁の形状に沿って楕円状に固定
され、細胞を培養用可撓性バッグの底部に均一に沈降さ
せることができる。
［実施例］ 第１図は本考案の培養用可撓性バッグ１の受台２の概略
図を示す。
図を示す。
受台２は例えば透明な硬質のポリスチレン、ポリカーボ
ネート、アクリロニトリル共重合体、ポリメチルメタク
リレートまたは、硬質のガラスもしくは網状のステンレ
スからなる培養用可撓性バッグの受台２である。
ネート、アクリロニトリル共重合体、ポリメチルメタク
リレートまたは、硬質のガラスもしくは網状のステンレ
スからなる培養用可撓性バッグの受台２である。
該受台２の上部には培養用可撓性バッグ１を載置、固定
するため、中央部に固定溝３が形成され、該固定溝３の
両側に斜面状の側壁７が形成されている。
するため、中央部に固定溝３が形成され、該固定溝３の
両側に斜面状の側壁７が形成されている。
次に使用方法について説明する。
細胞浮遊液を注入した培養用可撓性バッグ１を第２図の
ように受台２の上部の固定溝３に載置、固定する。
ように受台２の上部の固定溝３に載置、固定する。
その後培養用可撓性バッグ１を受台２に載置したまま、
インキュベーター内に入れる。
インキュベーター内に入れる。
このとき第３図に示すように培養用可撓性バッグ１は側
部から底部に亘って受台２の固定溝３と固定溝３の両側
の斜面状の側壁７に沿って楕円状に固定されており、移
動する際には、受台２に載置された状態で移動すること
ができる。
部から底部に亘って受台２の固定溝３と固定溝３の両側
の斜面状の側壁７に沿って楕円状に固定されており、移
動する際には、受台２に載置された状態で移動すること
ができる。
培養用可撓性バッグ１は移動の際、変形することがな
く、第３図のように側部から底部に亘って楕円状に形状
を保持し、細胞を均一に底部４に沈降させた状態で培養
を行うことができるため培養に支障をきたす可能性が少
ない。
く、第３図のように側部から底部に亘って楕円状に形状
を保持し、細胞を均一に底部４に沈降させた状態で培養
を行うことができるため培養に支障をきたす可能性が少
ない。
また顕微鏡等を使用して細胞を観察する際に受台２に培
養用可撓性バッグ１を載置したままインキュベーター内
から取り出してそのまま顕微鏡にセットして観察するこ
とができる。
養用可撓性バッグ１を載置したままインキュベーター内
から取り出してそのまま顕微鏡にセットして観察するこ
とができる。
前述したように培養用可撓性バッグ１内の細胞５は底部
４から舞い上がらず第３図のように均一のまま底部４に
沈んでいるので培養用可撓性バッグ内１の細胞５の分布
を乱さずに観察することができる。
４から舞い上がらず第３図のように均一のまま底部４に
沈んでいるので培養用可撓性バッグ内１の細胞５の分布
を乱さずに観察することができる。
また受台２は透明で光を通すため、容易に顕微鏡による
観察が可能である。
観察が可能である。
［考案の効果］ 以上説明したように本考案は、 インキュベーターからの出し入れの際、培養用可撓
性バッグ内の細胞が底部から舞い上がらず均一のまま底
部に沈んでいるため、培養に支障をきたす可能性が少な
い。
性バッグ内の細胞が底部から舞い上がらず均一のまま底
部に沈んでいるため、培養に支障をきたす可能性が少な
い。
顕微鏡を使用して観察する際、受台が透明で光を通
すため受台に培養用可撓性バッグを載置したまま顕微鏡
にセットすることができるため観察が容易である。
すため受台に培養用可撓性バッグを載置したまま顕微鏡
にセットすることができるため観察が容易である。
また培養用可撓性バッグを顕微鏡にセットする際培
養用可撓性バッグ内の細胞が底部に沈んでいるため細胞
の分布を乱さずに観察することができる。
養用可撓性バッグ内の細胞が底部に沈んでいるため細胞
の分布を乱さずに観察することができる。
等の効果を有する優れた考案である。
第１図は本考案の培養用可撓性バッグ１の概略図、第２
図は受台２に培養用可撓性バッグ１を載置した際の平面
図、第３図は受台２に培養用可撓性バッグ１を載置した
際の断面図を示す。 図中、１は培養用可撓性バッグ、２は受台、３は溝部、
４は培養用可撓性バッグの底部である。
図は受台２に培養用可撓性バッグ１を載置した際の平面
図、第３図は受台２に培養用可撓性バッグ１を載置した
際の断面図を示す。 図中、１は培養用可撓性バッグ、２は受台、３は溝部、
４は培養用可撓性バッグの底部である。
Claims (1)
- 【請求項１】培養用可撓性バッグの受台であって、少な
くとも部分的に光の透過が可能な材料からなり、受台に
は培養用可撓性バッグを載置、固定するための固定溝が
形成され、該固定溝の両側に斜面状の側壁を形成したこ
とを特徴とする培養用可撓性バッグの受台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989002102U JPH076798Y2 (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | 培養用可撓性バッグの受台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989002102U JPH076798Y2 (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | 培養用可撓性バッグの受台 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0294000U JPH0294000U (ja) | 1990-07-26 |
| JPH076798Y2 true JPH076798Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31202585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989002102U Expired - Lifetime JPH076798Y2 (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | 培養用可撓性バッグの受台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076798Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61149079A (ja) * | 1984-12-25 | 1986-07-07 | Iwashiya Seibutsu Kagaku:Kk | 温度傾斜振盪培養機 |
-
1989
- 1989-01-13 JP JP1989002102U patent/JPH076798Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0294000U (ja) | 1990-07-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |