JPH0767149A - 加入者回路の二線終端インピーダンス生成回路 - Google Patents

加入者回路の二線終端インピーダンス生成回路

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JPH0767149A
JPH0767149A JP5214605A JP21460593A JPH0767149A JP H0767149 A JPH0767149 A JP H0767149A JP 5214605 A JP5214605 A JP 5214605A JP 21460593 A JP21460593 A JP 21460593A JP H0767149 A JPH0767149 A JP H0767149A
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JP
Japan
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capacitor
resistor
impedance
wire
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Withdrawn
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JP5214605A
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English (en)
Inventor
Kenji Takato
健司 高遠
Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
Kazuyuki Minohara
和之 簑原
Yoshinobu Imai
義伸 今井
Goji Nishioka
剛司 西岡
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/005Interface circuits for subscriber lines
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M19/00Current supply arrangements for telephone systems
    • H04M19/001Current supply source at the exchanger providing current to substations
    • H04M19/005Feeding arrangements without the use of line transformers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加入者回路の二線終端インピーダンス生成回
路に関し、周波数特性に関する三種の改善を図ることを
目的とする。 【構成】 差動増幅器21を含む加入者回路13に付加
される二線終端インピーダンス生成回路であって、コン
デンサ23と抵抗24を含むネットワーク回路22と、
入力点25と、電流源26とを備え、(i)コンデンサ
23を直列接続の第1および第2コンデンサ31,32
とから構成し、(ii)抵抗24を直列接続の第1および
第2抵抗41,42から構成すると共にその中間接続点
に高域バイパスコンデンサ43を接続し、(iii )抵抗
24を内部終端インピーダンスをなす複素終端抵抗54
から構成すると共に外部終端インピーダンスとしての直
列接続の複素終端抵抗53と複素終端コンデンサ62を
電話回路11に直接接続して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加入者回路の二線終端イ
ンピーダンス生成回路に関する。従来のクロスバー等に
代表されるSD(Space Division)交換機においては、
メタリックな多数の接点によってその交換用スイッチを
形成し、また、各加入者対応に設けられる各加入者回路
への給電は、チョークコイル(またはリレーの巻線)を
通して行われ、また各加入者に接続する通話路(二線の
電話回線)をなすA線およびB線間は直流を阻止し、特
性を考慮しつつ経済的に実現できる値として、2μF程
度のコンデンサにより結合する、という構成を採るのが
一般的であった。
【0002】このため、SD交換機の二線終端インピー
ダンスとしては、例えば、600Ω+2μFや900Ω
+2μF等の数値が採用されてきたが、2μFという値
は、従来技術の現実的な実現性といった観点で採用され
た値であり、実際のケーブルインピーダンス等とは何の
関係もない。ところが今日の交換機は、上記SD交換機
からディジタル交換機(電子交換機)へと移行しつつあ
る。したがって、上記の交換機用スイッチも、メタリッ
クな接点からディジタル音声信号の読み書きを行うメモ
リ(スピーチパスメモリ)に置き換えられつつある。こ
れに伴い、上記加入者回路の内部構成も徐々に電子回路
に置き換えられ、アナログLSI化が急速に進行してお
り、LSI化技術で採用されたフィードバックを使った
終端方法(内部終端)では、2μFは特に必要な値では
なくなった。
【0003】それにもかかわらず、今日のディジタル交
換機にあっても、二線終端インピーダンスとしては、既
述のインタフェース条件を保持し、600Ω+2μFや
900Ω+2μFが依然として採用されている。一方で
交流特性を規定する測定器の条件としては、2μFを使
用しない600Ωあるいは900Ωの終端インピーダン
スが採用されている。
【0004】結局、加入者回路としてはLSI化で不要
となったにもかかわらず、従来通り600Ω+2μF等
に相当する二線終端インピーダンスを自ら生成するため
の二線終端インピーダンス生成回路を具備することが要
求される。
【0005】
【従来の技術】図18は典型的な電話交換機システムの
構成を示す図である。本図において特に本発明に関連す
るのは加入者回路13’である。加入者の電話端末12
に対する給電は、チョークコイルCHおよびそれに含ま
れる抵抗を介し、電話回線(A線およびB線)11を通
して行われる。他方、加入者回路13’は音声送信・受
信回路14に接続し、音声送信信号Tx および音声受信
信号Rx の授受はトランスTRを介して行う。トランス
TRには通常直流を通さないものを使用しており、その
直流阻止のために直流阻止コンデンサ(2μF等)が図
示のように接続される。
【0006】このような従来のインターフェースにおい
ては、トランスTRの二次側を600Ωあるいは900
Ωで終端したとすると、電話回線11側より見たインピ
ーダンスは、音声帯域の周波数において、600Ω+2
μFあるいは900Ω+2μFとなる。図19は図18
の構成を等価回路で表す図である。図中のVS は電話端
末12で発生する音声信号電圧を表す。
【0007】ところで既述のように、近年は加入者回路
の電子回路化が進み、加入者回路において自ら上記二線
終端インピーダンスを生成するための回路を備える必要
が生じている。この二線終端インピーダンス生成回路
は、既にU.S.Patent4,387,273(SU
BSCRIBER INTERFACE CIRCUIT WITH IMPEDANCE SYNTHEZI
ER)や特開昭60−117989(加入者回路)等にお
いて、各種提案がなされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】二線終端インピーダン
ス生成回路自体については上記の公知例等において実用
的なものが完成している。ところがこれら二線終端イン
ピーダンス生成回路には真に実用化する場合未だ改善す
べき点が多数あるが、特に、周波数特性に関する改善を
目的とした二線終端インピーダンス回路の提案は殆んど
ない。
【0009】この周波数特性に関する改善の対象となる
問題点として本発明では以下の3つの問題点に着目す
る。なお、各問題点についての詳細な説明は後述する。 (i)第1は、加入者回路に二線終端インピーダンス生
成回路を挿入したために、上記音声送信信号の周波数特
性が、従来の加入者回路13’のもとで、低域において
いわゆるLoss系になっていたものが、Gain系に
なってしまう、という問題点である。
【0010】(ii)第2は、加入者回路に二線終端イン
ピーダンス生成回路を挿入したために、二線終端インピ
ーダンスの良し悪し(目標値との差)を示す交流特性で
あるリタンロスが劣化するという問題点である。これ
は、該二線終端インピーダンス生成回路をフィードバッ
クループとして有する電子回路のGain−周波数特性
が高域においてLoss系になってしまうという事実に
起因する。
【0011】(iii )第3は、上記フィードバックルー
プを通してのフィードバック量が、高域の周波数におい
て一層増大し、発振等を生じて回路の安定性を劣化させ
るという問題点である。 この問題点(iii )は複素終端インピーダンスを採用す
る交換機システムでは特に顕著である。最近の交換機シ
ステムにおいては、電話ケーブルの特性を考慮してトー
タルの音声品質を向上させようという要請があり、従来
の600Ω+2μFや900Ω+2μFからなる二線終
端インピーダンスに代わる、二線複素終端インピーダン
スを採用する国が増えている。このような二線複素終端
インピーダンスを上記二線終端インピーダンス生成回路
によって生成すると、上述のとおり、高域でのフィード
バック量が、高域の周波数において一層増大する、とい
う傾向が見られる。
【0012】したがって本発明は上記の周波数特性に関
する3つの問題点に鑑み、周波数特性の改善を図ること
ができる、加入者回路の二線終端インピーダンス生成回
路を提案することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
を示す図である。本図に示す回路は、前述した諸問題点
を同時に解決することのできるまたは各問題点を個別に
解決することのできる基本的な回路である。すなわち、
本図に示す回路素子の一部に変更を加えるだけで上記諸
問題点を解決できる。ただし、簡素化のために、音声電
流(交流電流)についてのみの等価回路で表している。
【0014】まず、本図の主要部をなす回路は、一端に
電話端末12が接続される電話回線11の他端に接続さ
れ、四線側音声送信・受信回路14に音声送信信号を出
力する差動増幅器21を含んでなる加入者回路13に付
加され、二線の電話回線11の前記他端を終端する二線
終端インピーダンスを生成するための二線終端インピー
ダンス生成回路である。
【0015】この二線終端インピーダンス生成回路を構
成するのは、直列接続されたコンデンサ(Ct )23お
よび抵抗(Rt )24を含んでなり、電話回線11の線
間電圧を入力とする差動増幅器21からの出力電圧を出
力電流に変換する電圧/電流変換用のネットワーク回路
(Zt )22と、ネットワーク回路22から電圧/電流
変換後の出力電流を流入せしめる、低インピーダンスの
入力点25と、入力点25に流入した出力電流を増幅
し、電話回線11を通して電話端末12に供給する一対
の電流源(Gm )26である。なお、電流源26はA線
およびB線にそれぞれ設けられているが、いずれも相互
に同一構成である。
【0016】また、図中のCt はコンデンサの容量値、
t は抵抗値、Zt はインピーダンス値、Ao は増幅
度、Gm はコンダクタンス(電流増幅率)を表す。図1
において、A線およびB線間の電圧をVab、入力点25
の入力インピーダンスは0Ω、ネットワーク回路22に
流れる前記の出力電流をiztとすると、iztは
(1)式で表せる。
【0017】 izt=Vab×Ao /Zt (1) 上記電流源26は既に述べた給電回路に相当するもので
あり、出力電流iztをGm 倍した電流を給電電流Io
として電話端末12に給電する。このIo は図1に示す
電流方向となり、(2)式で表せる。 Io=izt×Gm =Vab×Ao ×Gm /Zt (2) ここでA線とB線間の線間電圧Vabが電話端末12によ
り発生せしめられたとすると、該電話端末12より加入
者回路13側を見たインピーダンスZinは、上記(1)
式と(2)式より、下記(3)式で表せる。
【0018】 Zin=Vab/Io =Vab/(Vab×Ao ×Gm /Zt ) =Zt /Ao ×Gm (3) ここで例えば、Ao ×Gm =100(例えば、Ao
0.5、Gm =200)とすると、Zt をなす図1のR
t およびCt としては、既述した600Ω(あるいは9
00Ω)および2μFの100倍の値を採用することが
できる。つまりR t =60kΩ(あるいは90kΩ)の
抵抗24およびCt =0.02μFのコンデンサ23を
採用することができる。このうち、既述した加入者回路
のフィードバックを利用した電子回路化の寄与によりコ
ンデンサの容量値を0.02μFとした経済的効果は大
である。なお、コンデンサの容量値が100倍すること
により0.02μFとなったのはコンデンサのインピー
ダンスが逆数(1/(2πfCt ))で表さることに基
づく。
【0019】かくして600Ω(900Ω)+2μFに
相当する二線終端インピーダンスが生成される。
【0020】
【作用】図1に示す本発明の基本回路に対し若干の回路
変更を加えるだけで、既述の諸問題は解消できる。 (i)既述の(i)項に掲げた問題点については、ネッ
トワーク回路22内のコンデンサ23を、直列接続され
た第1コンデンサおよび第2コンデンサから構成すると
ともに、これら第1および第2コンデンサの中間接続点
より、音声送信信号Tx を出力することにより解決され
る。
【0021】(ii)既述の(ii)項に掲げた問題点につ
いては、ネットワーク回路22内の抵抗24を、直列接
続された第1抵抗および第2抵抗から構成し、さらに、
該第1および第2抵抗に中間接続点とグランドとの間に
接続される高域バイパスコンデンサを設けることにより
解決される。 (iii )既述の(iii )項に掲げた問題点については、
二線終端インピーダンスを、ネットワーク回路22によ
り形成される内部終端インピーダンスと、二線の電話回
線11の線間に直接接続される外部終端インピーダンス
との合成によって生成することにより解決される。
【0022】
【実施例】図2は本発明に基づく第1実施例を示す図で
ある。この実施例は、既述した(i)項の問題点を解消
する二線終端インピーダンス生成回路であり、図示する
とおり、ネットワーク回路22内のコンデンサ(図1の
23)を、直列接続された第1コンデンサ31および第
2コンデンサ32から構成する。そして、音声送信信号
x は、これらコンデンサ31および32の中間接続点
より出力する。
【0023】図3は図18に示すSD交換機のもとでの
Loss−周波数特性を示すグラフである。横軸は周波
数(F)、縦軸はLoss(dB)である。本グラフに
示すように、低域で音声送信信号Tx がLoss系にな
るのが一般的な特性である。したがって、図1に示すよ
うに電子回路化された加入者回路を有するディジタル交
換機のもとでのLoss−周波数特性もまた図3と同様
の特性を踏襲することが要求される。
【0024】図4は図1の基本回路を有する電子化加入
者回路の交換機のもとでのLoss−周波数特性を示す
グラフである。本グラフに示すように、電子化加入者回
路を有する交換機のもとでのグラフは、図3のグラフと
は一致せず、低域において一旦Gain系に入り込み、
しかる後Loss系に立ち上る傾向がある。これは図1
の等価回路のみではGain系になるだけであるが、一
般に給電回路(図17のチョークコイル)の特性によ
り、再度Loss系になるためである。電子化された給
電回路においても同様な特性を一般に有する。
【0025】図2に示す第1実施例は、図4に示す低域
での特性を容易に変更でき、図3に示すグラフと全く同
様の低域特性を生じさせることは勿論、その周波数特性
を、全周波数にわたって平坦な特性にすることもでき
る。すなわち、第1コンデンサ31の容量値Ct 1と、
第2コンデンサ32の容量値Ct 2とを調整して、音声
送信信号Tx の低域における周波数特性を任意に設定す
ることができる。
【0026】図5は図2においてCt1=Ct2としたとき
の等価回路図である。第1コンデンサ31の容量値Ct1
と、第2コンデンサ32の容量値Ct2とを等しくするこ
とにより明らかに左右のインピーダンスが同じになるた
め、音声送信信号Tx の周波数特性を全周波数にわたり
平坦にすることができる。すなわち周波数特性を持たな
い回路が得られる。
【0027】そしてさらにCt1=Ct2=4μFとすれ
ば、Ct1とCt2の直列合成値が2μFとなり、既述した
2μFに一致させることができる。もし図3と同様の周
波数特性が得たいならば、Ct1とCt2の各値を、Ct1
t2になるように設定すればよい。Ct2を大にすれば、
低域でのTx のLossは顕著に大となるからである。
【0028】図6は第1実施例の詳細な実現回路を示す
図である。既に述べた構成要素と同様のものには同一の
参照番号または記号を付して示す。本図では、低インピ
ーダンスの入力点25が具体的にバッファ回路として示
されており、既述の出力電流iztはオペアンプを素通
りする。オペアンプの−入力端子が入力点25となって
おり、オペアンプの+入力端子がグランドに接続されて
いる。オペアンプが動作し、−入力と+入力端子間がイ
マジナリーショート状態になるため、入力点25の入力
インピーダンスは、0Ωとなる。
【0029】このiztと等量の電流がミラー回路M5
より引き出され、ミラー回路M6に吸い込まれる。ミラ
ーM5とM6の入出力電流比は1に設定してあるので、
図示抵抗(Re )にそれぞれRe ×iztなる電圧降下
を生ずる。これら電圧降下は、バッファ回路35および
36をそれぞれ介して、トランスコンダクタンスアンプ
33および34に印加される。そして、その電圧降下分
に比例した給電電流Io が、トランスコンダクタンスア
ンプ33および34によって電話回線11に通電され
る。結局、これらミラー回路、バッファ回路およびトラ
ンスコンダクタンスアンプによって、既述の一対の電流
源26が形成される。
【0030】図7は本発明に基づく第2実施例を示す図
である。この第2実施例は、既述した(ii)項の問題を
解消する二線終端インピーダンス生成回路であり、図示
するとおり、ネットワーク回路22内の抵抗(図1の2
4)を、直列接続された第1抵抗41および第2抵抗4
2から構成すると共に、これらの中間接続点とグランド
との間に、高域バイパスコンデンサ43を設ける。
【0031】図8はフィードバックの一巡の特性を示す
グラフである。図1に示したような、電子回路化された
加入者回路は多数の増幅器(オペアンプ)によって構成
される。このことは、図6を参照しても明白であり、ミ
ラー回路(M5,M6)も増幅器で構成されるので、電
流源26や差動増幅器21を構成するために増幅器が多
用される。ここで各増幅器が理想的な増幅器であるとす
ると、図8の特性は図中点線で示すように高域まで平坦
に伸びる。例えば、600Ω+2μFの二線終端インピ
ーダンスの場合、高域ではその2μFの成分が殆ど無視
できるので、その二線終端インピーダンスは600Ωの
純抵抗になる。このためいわゆる位相遅れ(遅れの位相
回転)は高域においてあり得ない筈である。
【0032】ところが実際には上記増幅器は理想系には
ならず、特に増幅器を多用する電流源(Gm )では高域
(3.4K以上)でのフィードバックの一巡の特性が図
8に示すようにLoss系になってしまう。このため
に、上記の位相遅れが高域において生じ、リタンロスは
劣化する。通常、二線終端インピーダンスの理想値(6
00Ω+2μFや900Ω+2μF)からのずれは、リ
タンロスとして規定されている。
【0033】図9は一般的な電子回路のGain特性を
示すグラフである。通常、上記の位相特性(遅れの位相
回転)は、このGain特性が定まれば一意に決定され
る。この場合、図9のようなGain特性を有する回路
の代表は一次のローパスフィルタである。図10は一次
のローパスフィルタを等価的に表す図であり、このロー
パスフィルタの伝達関数はS(=jω)関数として表さ
れる。したがって理想的な増幅器(電流源26)のコン
ダクタンスをGm とすれば、図10に示す一次のローパ
スフィルタの特性を有する増幅器のコンダクタンスはG
m (S)として表せる。
【0034】 Gm (S)=Gm /(1+S×C×R) (4) である。この中のC×Rは時定数であり、周波数特性を
表すパラメータにもなる。なお、以上の説明および引き
続く以下の説明では、説明の簡素化のため、上記遅れの
位相回転が全て電流源(Gm )26で発生し、差動増幅
器(Ao )21は理想系とする(電流源26の増幅器の
所要数に比べ、差動増幅器21のその所要数は遙かに少
ないから)。
【0035】上記のGm (S)を持つ場合の二線終端イ
ンピーダンスは、上記(3)式に基づき、 Zin(S)=Zt ×(1+S×C×R)/(Ao ×Gm ) (5) となる。この(5)式と上記(3)式を比べると(1+
S×C×R)の差がある。
【0036】図11は第2実施例(図7)の効果を説明
するための図である。ただし、基本的に両図は同じであ
る。本図を参照すると、Rt1,Rt2およびCp によって
電流icpがバイパスされることになる。このicpが
バイパスされた後の出力電流iztは、(6)式のとお
りである。 izt=Vo /Zt {1+Rt2×Zct/(Zt ×Zcp) +Rt2×Rt1/(Zt×Zcp)} (6) ただし、Zctはコンデンサ(Ct)23のインピーダ
ンス、Zcpは、コンデンサ(Cp)43のインピーダ
ンスであり、特に高域周波数においては、 Zct≪Zcp (7) Zt ≒Rt1+Rt2 (8) が成立する。
【0037】なお、Rt1とRt2の中間接続点における電
位をVm とすると、Vm
【0038】
【数1】
【0039】で表せる。ここにiztは、 izt=Vo /{Zt ×(1+S×Cp ×Rtt)} (9) となる。ただし、Rttは Rtt=Rt2×Rt1/(Rt1+Rt2) である。
【0040】したがって、二線終端インピーダンスZin
(S)は、下記(10)式で表せる。 Zin(S)=Zt ×(1+S×Cp ×Rtt)/(1+S×C×R) ×Ao /Gm (10) ここで、実際の回路の高域での遅れ位相回転を考慮し
て、 Cp ×Rtt=C×R (11) を満足するCp を選定することにより、Zin(S)=Z
inとなり、増幅器の持つ実際の特性を理想増幅器にする
ことができ、リタンロスは著しく改善される。
【0041】かくして、第1抵抗41の値Rt1および第
2抵抗42の値Rt2と、高域バイパスコンデンサ43の
値Cp より定まる時定数Cp ×Rttと、差動増幅器21
および電流源26が有する時定数C×Rとを等価にし、
リタンロスの周波数特性を高域まで平坦にすることがで
きる。この場合、第1抵抗41の値Rt1および第2抵抗
42の値Rt2と、高域バイパスコンデンサ43の値Cp
より定まる時定数Cp ×Rttを、差動増幅器21および
電流源26が有する時定数C×Rより大きく設定すれ
ば、ネットワーク回路22から電流源26に至る高域で
のフィードバック量(izt)をさらに低減することが
できる。一般にフィードバック量を増加することは、発
振等の危険性があるため、高域のフィードバック量を低
減することは、高域での回路安定性の面で利点がある。
【0042】上述した第2実施例の構成と既述した第1
実施例の構成を結合すれば一層有効な二線終端インピー
ダンス生成回路が実現される。図12は第1実施例を第
2実施例に合体させた詳細な実現回路を示す図である。
既に説明した図6の構成に対応し、図6の抵抗24が第
1抵抗41と第2抵抗42で構成されると共に、高域バ
イパスコンデンサ43が付加されている。
【0043】図13は本発明に基づく第3実施例を示す
図である。この第3実施例は、既述した(iii )項の問
題を解消する二線終端インピーダンス生成回路であり、
図示するとおり、二線終端インピーダンスを、ネットワ
ーク回路22により形成される内部終端インピーダンス
と、二線の電話回線11の線間に直接接続される外部終
端インピーダンス(Ct2,Rt13)との合成によっ
て生成する。前述したように、ネットワークCt′,R
t14′により生成されるインピーダンスを、Ct,R
t14とする。Ct′,Rt14′は、例えばCt,R
t14の100倍のインピーダンスである。ここでC
t,Rt14によるインピーダンスを内部インピーダン
スと呼ぶ。このように、内部終端インピーダンスのみな
らず、外部終端インピーダンスをも導入することとなっ
た経緯を以下に詳しく説明する。
【0044】上記(iii )項の問題点が生ずるのは、前
述のとおり、加入者回路13側から電話回線側に対し二
線複素終端インピーダンスを見せるようにしたことに起
因する。その理由は以下に述べる。図14は第3実施例
に至る前の回路構成を示す図である。すなわち、図1の
加入者回路の中に、上記複素終端インピーダンスを単純
に組み入れた構成を示す。本図に示すとおり、二線複素
終端インピーダンスは、二線複素終端インピーダンスを
実現するための直列接続された第1複素終端抵抗(R
t11 ′)51および第2複素終端抵抗(Rt12 ′)52
と該第2複素終端抵抗52に並列接続された第1複素終
端コンデンサ(Cz1′)61とからなる等価回路により
表される。なお、一般的な数値例としては、Rt11 =1
50Ω,Rt12 =820Ω,Cz1=0.07μF、ま
た、Rt11 ′=15KΩ,Rt12 ′=82KΩ,Cz1
=700PFである。
【0045】このような構成(Ct ,Rt11 ′,
t12 ′,Cz1′)のネットワークインピーダンスのも
とでは、高域の周波数においてコンデンサ(Cz1′)6
1のインピーダンスが著しく低下する。仮に高域周波数
100KHzのときを想定すると、このCz1のインピー
ダンスは数KΩ程度まで大幅に低下する。そうすると、
ネットワークインピーダンス(Rt11 ′,Rt12 ′,C
z1′)はRt11 のみしか現れなくなり、高域周波数での
該複素インピーダンスは15KΩまで低下する。
【0046】このことは、一般的な60KΩというネッ
トワークインピーダンスの抵抗分に比べ1/4の値であ
り、フィードバック量が4倍にはね上がることを意味す
る。ネットワークインピーダンスの抵抗分が既述の90
KΩの場合と比べてそのフィードバック量は実に6倍に
もはね上がることになる。このようなフィードバック量
の増大により発振等が生じ易くなり、回路動作は極めて
不安定になる。これが上記(iii )項の問題点である。
【0047】これは、フィードバック量が例えば4倍に
なったとすると、ボード線図におけるGainマージン
を12dB低減させることになることからも容易に理解
できる。図15は第3実施例の着眼点を説明するための
図である。本図に示すごとく、図中左欄のインピーダン
ス回路(図14の回路22内)を、同図右欄のごとく、
直列接続された第3の複素終端抵抗(Rt13 ′)53お
よび第2複素終端コンデンサ(Cz2′)62と、該直列
接続の抵抗53およびコンデンサ62に対して並列接続
される第4複素終端抵抗(Rt14 ′)54に変換する。
そして上記の直列接続された第3複素終端抵抗53およ
び第2複素終端コンデンサ62によって前記の外部終端
インピーダンスとなし、第4複素終端抵抗54を前記の
内部終端インピーダンスをなす抵抗24(図1)とする
ものである。
【0048】図15の左欄から右欄へのインピーダンス
変換は、下記の(12),(13)および(14)式に
示す変換則によりなされる。ただし、この変換則の導出
は通常の算術手法によるものであるからその過程の式に
ついては記載を省略する。 Rt14 ′=Rt11 ′+Rt12 ′ (12) Rt13 ′=(Rt11 ′+Rt12 ′)×Rt11 ′/Rt12 ′ (13) CZ2′={(Rt12 ′)2 /(Rt11 ′+Rt12 ′)2 }×CZ1′(14) 図15の右欄に示すRt14 の部分は従来のRt に相当す
る部分に充当し(内部終端インピーダンス)、Rt13
とCZ2′の部分を直接、電話回線11をなすA線とB線
間に接続する(外部終端インピーダンス)。この場合、
t14 ′の部分は従来同様、例えば100倍の値(97
KΩ)が用いられ、他方、Rt13 ′とC Z2′の部分はR
t13 ,CZ2として1倍の値が用いられる。つまり、R
t13 =117Ω,CZ2=0.05μF程度である。また
t14 ′=97KΩというのは、既述の90KΩや60
KΩよりと同程度以上の値でありフィードバック量は少
なくなる。したがって、高域周波数でのフィードバック
量の増大をもたらしたCZ1′のコンデンサはそのフィー
ドバックループの系外に移設され、安定性の問題は解決
される。
【0049】図16は第3実施例に第1実施例を合体さ
せた詳細な実現例を示す図である。第1実施例による利
点と、第3実施例による利点とを享受することができ
る。すなわち、ネットワーク回路22内のコンデンサ2
3を、直列接続された第1コンデンサ31および第2コ
ンデンサ32から構成するとともに、これら第1および
第2コンデンサの中間接続点より、音声送信信号TX
出力するようにする。その他の構成は図12の構成と全
く同じである。ただし、電話回線11の線間に外部終端
インピーダンスとしてのCZ2+Rt14 が接続される。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、既
述した、周波数特性についての各種の問題点を、個別に
または同時にあるいは任意に組み合せて解消することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示す図である。
【図2】本発明に基づく第1実施例を示す図である。
【図3】図18に示すSD交換機のもとでのLoss−
周波数特性を示すグラフである。
【図4】電子化加入者回路を有する交換機のもとでのL
oss−周波数特性を示すグラフである。
【図5】図2においてCt1=Ct2としたときの等価回路
図である。
【図6】第1実施例の詳細な実現例を示す図である。
【図7】本発明に基づく第2実施例を示す図である。
【図8】フィードバックの一巡の特性を示すグラフであ
る。
【図9】一般的な電子回路のGain特性を示すグラフ
である。
【図10】一次のローパスフィルタを等価的に表す図で
ある。
【図11】第2実施例(図7)の効果を説明するための
図である。
【図12】第1実施例を第2実施例に合体させた詳細な
実現回路を示す図である。
【図13】本発明に基づく第3実施例を示す図である。
【図14】第3実施例に至る前の回路構成を示す図であ
る。
【図15】第3実施例の着眼点を説明するための図であ
る。
【図16】第3実施例に第1実施例を合体させた詳細な
実現回路を示す図である。
【図17】従来の典型的な電話交換機システムの構成を
示す図である。
【図18】図17の構成を等価回路で表す図である。
【符号の説明】
11…電話回線 12…電話端末 13…加入者回路 14…音声送信・受信回路 21…差動増幅器 22…ネットワーク回路 23…コンデンサ 24…抵抗 25…入力点 26…電流源 31…第1コンデンサ 32…第2コンデンサ 41…第1抵抗 42…第2抵抗 51…第1複素終端抵抗 52…第2複素終端抵抗 53…第3複素終端抵抗 54…第4複素終端抵抗 61…第1複素終端コンデンサ 62…第2複素終端コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 簑原 和之 神奈川県横浜市港北区新横浜3−9−18 富士通コミュニケーション・システムズ株 式会社内 (72)発明者 今井 義伸 神奈川県横浜市港北区新横浜3−9−18 富士通コミュニケーション・システムズ株 式会社内 (72)発明者 西岡 剛司 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に電話端末が接続される電話回線
    (11)の他端に接続され、四線側音声送信・受信回路
    (14)に音声送信信号を出力する差動増幅器(21)
    を含んでなる加入者回路(13)に付加され、二線の前
    記電話回線の前記他端を終端する二線終端インピーダン
    スを生成するための二線終端インピーダンス生成回路で
    あって、 直列接続されたコンデンサ(23)および抵抗(24)
    を含んでなり、前記電話回線の線間電圧を入力とする前
    記差動増幅器からの出力電圧を出力電流に変換する電圧
    /電流変換用のネットワーク回路(22)と、 前記ネットワーク回路から電圧/電流変換後の前記出力
    電流を流入せしめる、低インピーダンスの入力点(2
    5)と、 前記線間電圧の入力点である電話回線に、前記入力点に
    流入した前記出力電流を増幅し供給する一対の電流源
    (26)と、から構成され、かつ、 前記ネットワーク回路内の前記コンデンサを、直列接続
    された第1コンデンサ(31)および第2コンデンサ
    (32)から構成するとともに、これら第1および第2
    コンデンサの中間接続点より、前記音声送信信号を出力
    することを特徴とする加入者回路の二線終端インピーダ
    ンス生成回路。
  2. 【請求項2】 前記第1コンデンサ(31)の容量値
    と、前記第2コンデンサ(32)の容量値とを調整し
    て、前記音声送信信号の低域における周波数特性を任意
    に設定する請求項1に記載の二線終端インピーダンス生
    成回路。
  3. 【請求項3】 前記第1コンデンサ(31)の容量値
    と、前記第2コンデンサ(32)の容量値の直列合成値
    を、前記二線終端インピーダンスの容量成分の値と等価
    にする請求項2に記載の二線終端インピーダンス生成回
    路。
  4. 【請求項4】 前記第1コンデンサ(31)の容量値
    と、前記第2コンデンサ(32)の容量値とを等しく
    し、前記音声送信信号の周波数特性を全周波数にわたり
    平坦にする請求項2に記載の二線終端インピーダンス生
    成回路。
  5. 【請求項5】 一端に電話端末が接続される電話回線
    (11)の他端に接続され、四線側音声送信・受信回路
    (14)に音声送信信号を出力する差動増幅器(21)
    を含んでなる加入者回路(13)に付加され、二線の前
    記電話回線の前記他端を終端する二線終端インピーダン
    スを生成するための二線終端インピーダンス生成回路で
    あって、 直列接続されたコンデンサ(23)および抵抗(24)
    を含んでなり、前記電話回線の線間電圧を入力とする前
    記差動増幅器からの出力電圧を出力電流に変換する電圧
    /電流変換用のネットワーク回路(22)と、 前記ネットワーク回路から電圧/電流変換後の前記出力
    電流を流入せしめる、低インピーダンスの入力点(2
    5)と、 前記線間電圧の入力点である電話回線に、前記入力点に
    流入した前記出力電流を増幅し供給する一対の電流源
    (26)と、から構成され、かつ、 前記ネットワーク回路内の前記抵抗(24)を、直列接
    続された第1抵抗(41)および第2抵抗(42)から
    構成し、さらに、該第1および第2抵抗の中間接続点
    と、グランドとの間に接続される高域バイパスコンデン
    サ(43)を設けることを特徴とする加入者回路の二線
    終端インピーダンス生成回路。
  6. 【請求項6】 前記第1抵抗(41)の値および第2抵
    抗(42)の値と、前記高域バイパスコンデンサ(4
    3)の値より定まる時定数と、前記差動増幅器(21)
    および前記電流源(26)が有する時定数とを等価に
    し、二線終端インピーダンスの周波数特性を高域まで平
    坦にする請求項5に記載の二線終端インピーダンス生成
    回路。
  7. 【請求項7】 前記第1抵抗(41)の値および前記第
    2抵抗(42)の値と、前記高域バイパスコンデンサ
    (43)の値より定まる時定数と、前記差動増幅器(2
    1)および前記電流源(26)が有する時定数より大き
    く設定して、前記ネットワーク回路(22)から前記電
    流源(26)に至る高域でのフィードバック量を低減す
    る請求項5に記載の二線終端インピーダンス生成回路。
  8. 【請求項8】 一端に電話端末が接続される電話回線
    (11)の他端に接続され、四線側音声送信・受信回路
    (14)に音声送信信号を出力する差動増幅器(21)
    を含んでなる加入者回路(13)に付加され、二線の前
    記電話回線の前記他端を終端する二線終端インピーダン
    スを生成するための二線終端インピーダンス生成回路で
    あって、 直列接続されたコンデンサ(23)および抵抗(24)
    を含んでなり、前記電話回線の線間電圧を入力とする前
    記差動増幅器からの出力電流に変換する電圧/電流変換
    用のネットワーク回路(22)と、 前記ネットワーク回路から電圧/電流変換後の前記出力
    電流を流入せしめる、低インピーダンスの入力点(2
    5)と、 前記線間電圧の入力点である電話回線に、前記入力点に
    流入した前記出力電流を増幅し供給する一対の電流源
    (26)と、から構成され、かつ、 前記二線終端インピーダンスを、前記ネットワーク回路
    により形成される内部終端インピーダンスと、二線の前
    記電話回線の線間に直接接続される外部終端インピーダ
    ンスとの合成によって生成することを特徴とする加入者
    回路の二線終端インピーダンス生成回路。
  9. 【請求項9】 前記ネットワーク回路(22)内の前記
    抵抗(24)が、二線複素終端インピーダンスを実現す
    るための直列接続された第1複素終端抵抗(51)およ
    び第2複素終端抵抗(52)と該第2複素終端抵抗に並
    列接続された第1複素終端コンデンサ(61)とからな
    る等価回路により表される場合、該等価回路を、直列接
    続された第3複素終端抵抗(53)および第2複素終端
    コンデンサ(62)と、該直列接続の抵抗(53)およ
    びコンデンサ(62)に対して並列接続される第4複素
    終端抵抗(64)とに変換し、前記直列接続された第3
    複素終端抵抗(53)および第2複素終端コンデンサ
    (62)によって前記外部終端インピーダンスとなし、
    前記第4複素終端抵抗を前記内部終端インピーダンスを
    なす前記抵抗(24)とする請求項8に記載の二線終端
    インピーダンス生成回路。
  10. 【請求項10】 前記ネットワーク回路内の前記コンデ
    ンサを、直列接続された第1コンデンサ(31)および
    第2コンデンサ(32)から構成するとともに、これら
    第1および第2コンデンサの中間接続点より、前記音声
    送信信号を出力する請求項9に記載の二線終端インピー
    ダンス生成回路。
  11. 【請求項11】 前記第4複素終端抵抗(54)を、直
    列接続された第1抵抗(41)および第2抵抗(42)
    から構成し、さらに、該第1および第2抵抗の中間接続
    点と、グランドとの間に接続される高域バイパスコンデ
    ンサ(43)を設ける請求項9に記載の二線終端インピ
    ーダンス生成回路。
  12. 【請求項12】 一端に電話端末が接続される電話回線
    (11)の他端に接続され、四線側音声送信・受信回路
    (14)に音声送信信号を出力する差動増幅器(21)
    を含んでなる加入者回路(13)に付加され、二線の前
    記電話回線の前記他端を終端する二線終端インピーダン
    スを生成するための二線終端インピーダンス生成回路で
    あって、 直列接続されたコンデンサ(23)および抵抗(24)
    を含んでなり、前記電話回線の線間電圧を入力とする前
    記差動増幅器からの出力電流に変換する電圧/電流変換
    用のネットワーク回路(22)と、 前記ネットワーク回路から電圧/電流変換後の前記出力
    電流を流入せしめる、低インピーダンスの入力点(2
    5)と、 前記線間電圧の入力点である電話回線に、前記入力点に
    流入した前記出力電流を増幅し供給する一対の電流源
    (26)と、から構成され、かつ、 前記ネットワーク回路内の前記コンデンサを、直列接続
    された第1コンデンサ(31)および第2コンデンサ
    (32)から構成するとともに、これら第1および第2
    コンデンサの中間接続点より、前記音声送信信号を出力
    するようにし、さらに、 前記ネットワーク回路内の前記抵抗(24)を、直列接
    続された第1抵抗(41)および第2抵抗(42)から
    構成し、さらに、該第1および第2抵抗の中間接続点
    と、グランドとの間に接続される高域バイパスコンデン
    サ(43)を設けることを特徴とする加入者回路の二線
    終端インピーダンス生成回路。
JP5214605A 1993-08-30 1993-08-30 加入者回路の二線終端インピーダンス生成回路 Withdrawn JPH0767149A (ja)

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