JPH0765936A - 液中加熱ヒータ - Google Patents

液中加熱ヒータ

Info

Publication number
JPH0765936A
JPH0765936A JP20756493A JP20756493A JPH0765936A JP H0765936 A JPH0765936 A JP H0765936A JP 20756493 A JP20756493 A JP 20756493A JP 20756493 A JP20756493 A JP 20756493A JP H0765936 A JPH0765936 A JP H0765936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal pipe
pipe
heater
resin material
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20756493A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Kanazawa
成寿 金澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP20756493A priority Critical patent/JPH0765936A/ja
Publication of JPH0765936A publication Critical patent/JPH0765936A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用する金属パイプの材料にかかわらず、溶
液中で耐食性を保てる液中加熱ヒータを提供することを
目的とする。 【構成】 電気絶縁材3を充填した金属パイプ1に電熱
線2を挿入し、金属パイプ1の表面を樹脂材料4で覆う
ことによって、耐食性のよい液中加熱ヒータが得られる
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中あるいはその他の
溶液中で使用する液中加熱ヒータで、金属パイプの表面
温度が250℃以下のものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水中あるいはその他の溶液中で使
用する液中加熱ヒータは、金属パイプとして耐食性の高
いステンレス鋼・チタン鋼を使用したり、あるいは電解
研磨・ニッケルメッキ等によって表面処理を行っている
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成のものは、
金属が直接水あるいは溶液と接しているために、ステン
レス鋼・チタン鋼に於いては、応力腐食割れ・隙間腐食
・孔食等が生ずるものである。また、電解研磨・ニッケ
ルメッキ等の表面処理を使用しているものにあっても、
わずかなピンホール部から腐食が始まるものである。
【0004】本発明は以上のような従来の構成が有して
いる課題を解決しようとするもので、耐食性・耐熱性を
高めた液中加熱ヒータを提供することを第一の目的とし
ているものである。また前記第一の目的を達成するため
の第二の手段を提供することを第二の目的としている。
また前記第一の目的に加え、熱効率の高い液中加熱ヒー
タを提供することを第三の目的としている。更に、温度
管理が容易で安全な液中加熱ヒータを提供することを第
四の目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、金属パイプと、この金属パ
イプに挿入した電熱線と、前記金属パイプと電熱線の間
に充填した電気絶縁材を備え、前記金属パイプを樹脂材
料で覆った液中加熱ヒータとするものである。
【0006】第二の目的を達成するための本発明の第二
の手段は、特に、金属パイプの表面を荒らし面として、
樹脂材料をコーティングした液中加熱ヒータとするもの
である。
【0007】第三の目的を達成するための本発明の第三
の手段は、特に、金属パイプの表面にフィンを備えた液
中加熱ヒータとするものである。
【0008】また第四の目的を達成するための本発明の
第四の手段は、特に、金属パイプと樹脂材料との間に所
定温度で動作する温度検知素子を備えた液中加熱ヒータ
とするものである。
【0009】
【作用】本発明の第一の手段は、金属パイプの表面に設
けた耐食性・耐熱性が高く、かつ密着性の良い樹脂材料
が、腐食因子の金属パイプへのアタックを防ぐように作
用するものである。
【0010】本発明の第二の手段は、金属パイプ表面を
荒らし面とし、この上に樹脂材料をコーティングしたた
め、同様に腐食因子の金属パイプへのアタックを防ぐよ
うに作用するものである。特に複雑な形状の液中ヒータ
の防食に威力を発揮するものである。
【0011】本発明の第三の手段は、金属パイプ表面に
設けたフィンが樹脂材料の密着性を高めると同時に伝熱
面積を増やすように作用し、液中において耐食性の高い
かつ熱効率の高い液中加熱ヒータを実現するものであ
る。
【0012】本発明の第四の手段は、特に、金属パイプ
と樹脂材料との間に挿入した温度検知素子が、異常発熱
時には断線して、安全な液中加熱ヒータを実現するもの
である。
【0013】
【実施例】以下に本発明の第一の手段の実施例につい
て、図1に基づいて説明する。1は金属パイプ、2は金
属パイプ1内に挿入した電熱線で、両端に設けている端
子5に接続している。また金属パイプ1内には絶縁性の
良い電気絶縁材料3を充填しており、金属パイプ1の両
端部は吸湿を防止するため封口材6を使用して封口して
いる。4は金属パイプ1の表面に密着して設けた耐食性
・耐熱性の良い樹脂材料で、本実施例ではシリコン樹脂
・フッ素樹脂等の熱収縮チューブを用いている。
【0014】以上の構成として、本実施例の構成の液中
加熱ヒータは耐食性の高い特性を備えることができるも
のである。つまり、金属パイプ1の表面を覆っているシ
リコン樹脂・フッ素樹脂等の熱収縮チューブは、金属パ
イプ1の表面に密着しているため液中に存在している腐
食因子(例えば、塩素イオン・鉄イオン・銅イオン等)
やスケールの付着を防止するものである。このため本実
施例の液中加熱ヒータは、金属パイプの材質に関わらず
腐食のおきにくい長寿命のものとすることができるわけ
である。
【0015】次に本発明の第二の手段の実施例の構成に
ついて、図2に基づいて説明する。本実施例では、金属
パイプ1の表面に耐食性・耐熱性の良い樹脂材料(以下
単に樹脂8と称する)からなるコーティング層8を設け
ているものである。
【0016】図3は、本実施例の液中加熱ヒータの製造
行程を示している。先ず行程(a)で、金属パイプ1の
表面をサンドブラスト・エッチング等で粗面化して荒ら
し面としている。次いで、粗面化された金属パイプ1の
表面に樹脂をコーティングしてコーティング層8を設け
るコーティング工程(b)を実施している。コーティン
グ材としてはシリコン樹脂・フッ素樹脂を用いており、
30μm〜1.5mmの厚さになるように調整している。こうし
てコーティングが終了すると、熱処理工程(c)を加え
ることによってコーティング層8の金属パイプ1に対す
る密着度を高めているものである。
【0017】以上のように、ヒータの曲げ加工の後に耐
食性・耐熱性の良いコーティング材をコーティングする
ことにより複雑な形状のヒータにおいても均一に薄膜の
耐食性層を設けることができ、長寿命の液中加熱ヒータ
として作用するものである。
【0018】次に本発明の第三の手段の実施例につい
て、図4を参照しながら説明する。本実施例では、金属
パイプ1の加工行程においてその表面がフィン7を構成
するように溝加工を行っているものである。こうしてフ
ィン7の上からコーティング層8を設けている。
【0019】以上の構成とすることによって、コーティ
ング層8はフィン7による凹凸効果によって金属パイプ
1に対する密着度が高まっているものである。またフィ
ン7によって、放熱特性が良くなり熱効率の高い液中加
熱ヒータとしても作用するものである。
【0020】図5は本発明の第四の手段の実施例の構成
を示している。9は金属パイプ1と熱収縮チューブ4と
の間に挿入した温度ヒューズ・サーミスタ等の温度検知
素子である。
【0021】以上の構成として、例えば温度ヒューズを
使用した場合には、異常使用によって設定した高温に達
したときには断線して、ヒータへの電力供給をストップ
でき火災の発生の危険の無い液中加熱ヒータとすること
ができるものである。またサーミスタを使用した場合
は、本装置を使用した溶液の温度管理が容易にできるも
のである。
【0022】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、金属パイプと、
この金属パイプに挿入した電熱線と、前記金属パイプと
電熱線の間に充填した電気絶縁材を備え、前記金属パイ
プを樹脂材料で覆った構成として、金属パイプの鋼種に
関係なく耐食性の良い液中加熱ヒータを実現できるもの
である。
【0023】また本発明の第二の手段は、金属パイプの
表面を荒らし面として、樹脂材料をコーティングした構
成として、複雑な形状のヒータにおいても均一に薄膜の
耐食性層を設けることができ、長寿命の液中加熱ヒータ
を実現できるものである。
【0024】本発明の第三の手段は、特に金属パイプの
表面にフィンを備えた構成として、密着性の良いコーテ
ィングができ長寿命とした、しかも伝熱面積の大きい熱
効率の高い液中加熱ヒータを実現できるものである。
【0025】本発明の第四の手段は、特に金属パイプと
樹脂材料との間に温度検知素子を備えた液中加熱ヒータ
として、ヒータの異常加熱を防止できる、または溶液の
温度をセンシングでき容易に温度調節をすることが可能
な液中加熱ヒータを実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の実施例である液中加熱ヒ
ータの断面図
【図2】本発明第二の手段の実施例である液中加熱ヒー
タの断面図
【図3】同製造工程を示すフローチャート
【図4】本発明の第四の手段の実施例である液中加熱ヒ
ータの断面図
【図5】本発明の第五の手段の実施例である液中加熱ヒ
ータの断面図
【符号の説明】
1 金属パイプ 2 電熱線 3 電気絶縁材 4 樹脂材料 7 フィン 8 コーティング層 9 温度検知素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属パイプと、この金属パイプに挿入し
    た電熱線と、前記金属パイプと電熱線の間に充填した電
    気絶縁材を備え、前記金属パイプの表面を樹脂材料で覆
    った液中加熱ヒータ。
  2. 【請求項2】 金属パイプの表面を荒らし面として樹脂
    材料をコーティングした請求項1記載の液中加熱ヒー
    タ。
  3. 【請求項3】 金属パイプの表面にフィンを備えた請求
    項1記載の液中加熱ヒータ。
  4. 【請求項4】 金属パイプと樹脂材料との間に温度検知
    素子を備えた請求項1記載の液中加熱ヒータ。
JP20756493A 1993-08-23 1993-08-23 液中加熱ヒータ Pending JPH0765936A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20756493A JPH0765936A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 液中加熱ヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20756493A JPH0765936A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 液中加熱ヒータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0765936A true JPH0765936A (ja) 1995-03-10

Family

ID=16541838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20756493A Pending JPH0765936A (ja) 1993-08-23 1993-08-23 液中加熱ヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0765936A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009519453A (ja) * 2005-12-16 2009-05-14 アレヴァ エヌペ 加圧水型原子炉の一次冷却系統における加圧装置のための加熱ロッド
JP2016039014A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 有限会社 国領電機製作所 三相用パイプヒータ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009519453A (ja) * 2005-12-16 2009-05-14 アレヴァ エヌペ 加圧水型原子炉の一次冷却系統における加圧装置のための加熱ロッド
US9730277B2 (en) 2005-12-16 2017-08-08 Areva Np Pressurizer heater for the primary cooling system of a pressurized-water nuclear reactor
JP2016039014A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 有限会社 国領電機製作所 三相用パイプヒータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006190639A (ja) 自己調整型ヒータ・アセンブリおよびその製造方法
JPH0765936A (ja) 液中加熱ヒータ
US3663799A (en) Fluoroplastic encapsulated electrical resistance heaters
CN210129971U (zh) 一种发热体以及基于该发热体的加热容器
CN216644543U (zh) 一种功率衰减小的通水ptc加热器
JPH0664054U (ja) 給湯器用凍結防止ヒータ
CN216820111U (zh) 防水耐用的ptc发热体
CN212544078U (zh) 一种耐腐蚀的水加热管
KR100545833B1 (ko) 전열기용 전기발열체의 조립 구조
JP2521290B2 (ja) シ−ズヒ−タ
JP2002013812A (ja) 温水装置
JP3865822B2 (ja) 流水の間接加熱装置
CN221409147U (zh) 加热器
CN216650013U (zh) 一种用于spa的ptc加热器及spa水池用加热器
KR200344632Y1 (ko) 전열기용 전기발열체의 조립 구조
CN216626087U (zh) 一种耐腐型的ptc水加热器及spa水池用ptc加热器
CN211909194U (zh) 一种双金属管ptc加热器
JPS6244392B2 (ja)
JPH0664055U (ja) 給湯器用凍結防止ヒータ
CN213661982U (zh) 一种ptc水加热器
JPH116651A (ja) 流水加熱装置
JPS61110786A (ja) 防食用電極装置
JPS6351358B2 (ja)
JP2820804B2 (ja) 平面用ptcヒーター
CN115968063A (zh) 一种用于spa的ptc加热器及制作方法