JPH0764040A - 光学装置、光学系および画像情報生成回路 - Google Patents
光学装置、光学系および画像情報生成回路Info
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- JPH0764040A JPH0764040A JP5210697A JP21069793A JPH0764040A JP H0764040 A JPH0764040 A JP H0764040A JP 5210697 A JP5210697 A JP 5210697A JP 21069793 A JP21069793 A JP 21069793A JP H0764040 A JPH0764040 A JP H0764040A
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Abstract
数を減らす。 【構成】 コリメート光源101の光を空間光変調器1
03へ入射させて、3次元像の回折像を網膜107上に
再生する。眼球の向きを検出する手段113と視線方向
計算手段112によって得られた視線方向情報と3次元
画像データ110を画像情報生成回路111に入力す
る。視線方向の近傍では空間光変調器に入力するホログ
ラムデータの解像度を最大とし、周辺では落とす。
Description
系に関する。
空間光変調器703(またはその共役像)を観測者の前
方に固定するものであった。また従来の光学系では図8
に示すように、ミラー802で走査するものであった。
置では、空間光変調器が固定されているため、大きな視
野を確保するためには空間光変調器を大型化しなければ
ならない、空間光変調器の周辺部で大きな回折角が必要
となり空間光変調器の画素ピッチを細かくしなければな
らないなどの問題があった。さらに、周辺部と中央部で
光路長が異なる、視界の外側にも光が入射されるので、
光の利用効率が低く、迷光の原因にもなるなどの問題が
あった。しかも、いかなる瞬間においても視野全体に高
精度の像を空間光変調器に記録していたため、表示すべ
き情報が膨大になり、情報の生成に時間がかかる、計算
機の規模が大きくなる、などの問題もあった。また従来
の光学系ではこれを本発明の光学装置に用いた場合、上
に述べたような周辺部の回折角の問題や、光路長の問題
を解決することができなかった。本発明は、このような
問題点を解決するものであって、その目的は、簡便な手
段により高性能な光学装置および走査光学系を提供する
ところにある。
は、少なくとも、観測者の視線の方向を検出する手段
と、像を発生する手段を備え、前記像を視線の方向に出
現させる手段を備えたことを特徴とする。本発明の第2
の光学装置は、前記第1の光学装置において、前記像が
回折像であることを特徴とする。本発明の第3の光学装
置は、前記第1の光学装置において、前記像が干渉縞で
あることを特徴とする。本発明の第4の光学装置は、前
記第1ないし3の光学装置において、前記像が前記観測
者の眼球の網膜に結像させる光学系の前側焦点位置の近
傍またはそれより前記網膜に近い側にあることを特徴と
する。本発明の第5の光学装置は、前記第1の光学装置
において、前記像が実像であることを特徴とする。本発
明の第6の光学装置は、前記第1ないし5の光学装置に
おいて、前記像を発生させる手段が少なくとも空間光変
調器とこの空間光変調器の駆動回路とこの空間光変調器
に記録するための画像情報を生成する回路を備えたこと
を特徴とする。本発明の第7の光学装置は、前記第6の
光学装置において、前記空間光変調器が位相変調型であ
ることを特徴とする。本発明の第8の光学装置は、前記
第6の光学装置において、前記空間光変調器が幅位相変
調型であることを特徴とする。本発明の第9の光学装置
は、前記第6ないし8の光学装置において、前記空間光
変調器が液晶空間光変調器であることを特徴とする。本
発明の第1の画像情報生成回路は、少なくとも、観測者
の視線の方向を検出するための手段と、視線の移動速度
を検出するための手段と、視線が所定の速さより速く移
動している場合または視界の周辺部では情報を間引くた
めの手段を備えたことを特徴とする。本発明の第2の画
像情報生成回路は、前記第1の画像情報生成回路におい
て、前記情報を間引くための手段が標本点数を間引くこ
とを特徴とする。本発明の第3の画像情報生成回路は、
前記第1または、2の画像情報生成回路において、前記
情報を間引くための手段が各データのビット長を短くす
ることを特徴とする。本発明の第4の画像情報生成回路
は、前記第1ないし3の画像情報生成回路において、前
記視線が所定の速さより速く移動している場合に情報を
間引くための手段が奥行き情報を減らすことを特徴とす
る。本発明の第5の画像情報生成回路は、前記第1ない
し4の画像情報生成回路において、前記視線が所定の速
さより速く移動している場合に情報を間引くための手段
が片目のデータをもう一方の目にも用いることを特徴と
する。本発明の第1の光学系は、少なくとも2つのフー
リエ変換レンズを備え、第1のフーリエ変換レンズの後
ろ側焦点と第2のフーリエ変換レンズの前側焦点およ
び、前記第1、2のフーリエ変換レンズの光軸が一致す
るように配置された光学系において、前記第2のフーリ
エ変換レンズの前側焦点位置と前記第2のフーリエ変換
レンズの後ろ側焦点位置より前記第2のフーリエ変換レ
ンズに近い側にそれぞれ走査手段を備えたことを特徴と
する。本発明の第2の光学系は、前記第1の光学系にお
いて、前記第2のフーリエ変換レンズの前側焦点位置に
配置された走査手段が角度可変鏡であることを特徴とす
る。本発明の第3の光学系は、前記第1、2の光学系に
おいて、前記第2のフーリエ変換レンズの後ろ側焦点位
置より前記第2のフーリエ変換レンズに近い側に配置さ
れた走査手段が角度可変プリズムであることを特徴とす
る。本発明の第10の光学装置は、前記第1ないし9の
光学系において、前記像を視線の方向に出現させる手段
が少なくとも前記第1ないし5記載の画像情報生成回路
を用いたことを特徴とする。本発明の第11の光学装置
は、前記第1ないし10の光学系において、前記像を視
線の方向に出現させる手段が前記第1ないし3記載の光
学系を用いたことを特徴とする。
界の周辺で視力が低く、また、視線の移動中はほとんど
視覚が働いていない。本発明の光学装置はこれを利用し
て、空間光変調器に表示する情報量を減少させ、3次元
データの計算を高速化するとともに、空間光変調器の画
素の利用を有効にする為のものである。図1に本発明の
光学装置の構成を示す。コヒーレント光源101からの
光はコリメートレンズ102で平行光となり空間光変調
器103に入射する。この空間光変調器は水晶体106
と角膜105の合成前側焦点位置近傍に配置してある。
この空間光変調器で波面を変調されたコヒーレント光は
角膜及び水晶体によってフーリエ変換され、網膜107
上に再生像をつくる。この光学系は一つのステージ10
8に固定されており、このステージは駆動手段109に
よって2次元的に移動することができる。本発明の光学
装置は眼球の向きを検出する手段113と(必要なら
ば)頭の向きを検出する手段114を持つ。この情報か
ら視線の方向を計算し、ステージ駆動手段と画像情報生
成回路111にその情報をわたす。ステージ駆動手段は
はこの情報をもとに光学系を視線の方向に移動させ、観
測者が空間光変調器を常に正面から見れるようにする。
また画像情報生成回路はこの情報をもとに空間光変調器
の入力データを計算する。本実施例の光学装置は観測者
の眼の水晶体をフーリエ変換レンズとして用いることを
特徴としている。すなわち、空間光変調器に書き込んだ
回折像にコヒーレント光を照射すれば、回折像は水晶体
によりフーリエ変換され、網膜上に所望の再生像を形成
する。このとき3次元像の回折像を空間光変調器に記録
しておけば網膜上に3次元像が再生できるため、水晶体
調節を伴った立体感が得られる。なお、必要ならばレン
ズ104を角膜の前に配置して、近視、乱視その他の眼
の収差を補正する。この装置を右目用と左目用にそれぞ
れ用意しておけば視差による立体感に加えて、水晶体調
節による遠近感も得られるので極めて自然な立体像が得
られる。なお、本実施例では空間光変調器として振幅位
相変調型液晶空間光変調器を用いた。これは振幅変調用
のTN(トゥイステッドネマティク)モードの空間光変
調器とECB(電界制御複屈折)モードの空間光変調器
を画素を揃えて貼り合わせたもので、光の振幅と位相を
独立に変調することができる(Japan Displ
ay ’92, S9−6参照)。図では透過型の構成
を示したが、もちろん反射型の空間光変調器を用いても
よい。本実施例では空間光変調器として振幅位相変調型
空間光変調器を用いたが、この他にも振幅変調型空間光
変調器や位相変調型空間光変調器を用いてもよい。また
本実施例では液晶空間光変調器を用いたが、この他にも
音響光学素子や電気光学結晶などを用いてもよい。ただ
し、振幅のみの変調や2値の位相変調では再生像面に0
次光や共役再生像が現れるので、本実施例(振幅位相変
調型)のようなインライン(in−line)型ではな
く、読み出し光を斜め入射する、所謂オフアクシス(o
ff−axis)の光学系にする。次に本発明の画像情
報生成回路について説明する。これは空間光変調器に入
力するための回折データを作成するためのものである。
図2に画像情報生成回路とその周辺のブロック図を示
す。視線方向計算手段112によって得られた視線方向
の情報と3次元画像データ110は画像情報生成回路1
11に入力される。画像情報生成回路ではまず視線の移
動を調べる。視線が所定の速度より早く移動していると
きは視線がジャンプしていると判断し、(a)の処理に
移る。それ以外ではある点に注目しているとして(b)
の処理に移る。 (a)まず3次元データから視線方向の2次元像(射
影)を作る。すなわち奥行き方向の情報を減らす(本実
施例では無くす)。このとき適当に画素を間引いてよ
い。また階調数を減らして(各画素のデータのビット数
を減らして)データ量、計算量を少なくすることができ
る。また、右目用のデータを左目にも使ってもよい。次
にこれをフレネル変換(またはフーリエ変換)する。こ
のときフーリエ変換の高次の項(高周波成分)は適当に
省略してよい(但し、画素の間引きと同じ効果なので先
に画素を間引いた場合は間引きすぎにならないよう注意
する)。こうして得られた回折像を必要ならば量子化し
て空間光変調器駆動回路115に送る。これらのデータ
の省略により、非常に高速にデータを作成でき(データ
量で1/1000から1/10000、計算量で1/1
0000から1/1000000程度)、視線の移動に
追随するのが容易になる。しかも視線の移動中はほとん
ど視覚が働いていないので観測者も不自然さを感じな
い。 (b)3次元データから視線方向の断面像を求める。こ
のとき視点の近傍では最大の解像度でサンプリングする
が、周辺では解像度を落とす。これにより空間光変調器
に入力されるホログラムデータの不要な高周波成分が取
り除かれ、空間光変調器の解像度を不必要に上げなくて
よくなる。また空間光変調器に入力すべき情報量も大幅
に減少するので駆動が容易になる。この断面像をそれぞ
れフレネル変換する。本実施例では奥行き方向のサンプ
リング数と同じ数のフレネル変換器205aから205
zを用いて各断面像を並列にフレネル変換した。これら
のフレネル変換像を加算器206で足し合わせる。これ
を量子化して空間光変調器駆動回路115に出力する。
なお、本実施例では3次元データを奥行き方向にスライ
スして回折像を求める方法について述べたが、本発明は
この他にも、3次元像を多面体に分割して回折像を求め
る方法や、光線追跡を用いて回折像を求める方法にも用
いることができる。また、本実施例では計算機ホログラ
ムの例を示したが、干渉計を使って取り込んだ干渉縞を
空間光変調器に書き込むような場合でも、視線移動中は
縞を間引いたり縞の階調数を減らしたりして、データ量
を減少させることができる。なお、視線の移動中だけで
なく、瞬き中もデータを減らしてよい。特にこの場合は
完全に表示を無くしてもよい。本発明の光学装置によれ
ば、視界の外には空間光変調器を置かないので、空間光
変調器の画素数を大幅に削減することができる。また視
点の近傍以外の情報を減らすことによって、データの記
憶素子、演算素子、表示素子の駆動素子などの規模を小
さくすることができる。しかも注視している方向には常
に高精細な像を表示しているので、再生像に不自然さが
ない。 (実施例2)実施例1では水晶体と角膜の合成前側焦点
面に直接空間光変調器を配置したが、本実施例では空間
光変調器の共役像(空間光変調器の像の複素共役)を焦
点面に結像させた。図3に本発明の別の実施例の構成を
示す。コヒーレント光源301からの光はコリメートレ
ンズ302で平行光となり空間光変調器303に入射す
る。この光は空間光変調器で波面を変調されて走査光学
系304に入射する。この走査光学系は空間光変調器の
共役像305を水晶体106と角膜105の合成前側焦
点位置近傍に結像させる機能を持つ。しかも共役像が常
に視線の方向にあるように像を移動させる手段を持つ。
実施例1と同様に眼球の向きを検出する手段113と頭
の向きを検出する手段114からの情報により、視線の
方向を計算し、走査光学系と画像情報生成回路111に
その情報をわたす。走査光学系はこの情報をもとに共役
像を視線の方向に移動させる。また画像情報生成回路は
この情報をもとに空間光変調器の入力データを計算す
る。図4に本発明の走査光学系の構成を示す。本発明の
走査光学系は常に空間光変調器の像を視線の方向から垂
直に入射させる為のものである。フーリエ変換レンズ4
01とフーリエ変換レンズ403をアフォーカル系で結
ぶ。すなわちフーリエ変換レンズ401の後ろ側焦点を
フーリエ変換レンズ403の前側焦点と一致させる。空
間光変調器301はフーリエ変換レンズ401の前側焦
点位置に置く。フーリエ変換レンズ403の前側焦点に
は角度可変ミラ−402を置く。この角度可変ミラ−は
視線方向の情報をもとに2次元的に空間光変調器の像を
走査することができる。この光はフーリエ変換レンズ4
03によって平行光となり、フーリエ変換レンズ403
の後ろ側焦点面で空間光変調器の共役像405を結ぶ。
このフーリエ変換レンズ403の後ろ側焦点面近傍に角
度可変プリズム404を配置した。本実施例で用いた角
度可変プリズムは2枚のガラス板406a、406bの
間にシリコンオイル407を封入したもので、2枚のガ
ラス板の角度は独立に2次元的に変えることができる。
これにより任意の方向に光を屈折させることができる。
角度可変ミラ−と角度可変プリズムは視線情報をもとに
それぞれ向きを変え、常に空間光変調器の共役像が視線
の方向にあるようにする。これにより必要な再生像を得
るための回折角を最小にすることができ、空間光変調器
の画素ピッチを不必要に小さくしなくてもよくなった。
本実施例では角度可変ミラ−として平面鏡を用いたが、
アフォーカル系の倍率や収差に応じて凸面鏡や凹面鏡を
用いてもよい。本実施例で用いたフーリエ変換レンズは
両面非球面の形状により諸収差を補正してある。この為
どの方向に走査された光も歪なく空間光変調器の共役像
を結ぶことができる。このように本発明の走査光学系を
用いれば、空間光変調器の(共役)像は常に眼の正面か
ら垂直に入射するため、必要な回折角は最小となり、空
間光変調器の画素ピッチを不必要に細かくする必要がな
くなる。しかも本発明の走査光学系では可動部が小さ
く、動きも簡単なため極めて高速に像を走査できる。ま
た、本発明の走査光学系では、視線の方向にのみ速やか
に回折像(空間光変調器の共役像)を出せるので、空間
光変調器の画素を不必要に多くしなくてよい、表示する
情報量を少なくできる、空間光変調器の駆動が楽にな
る、などの効果が得られる。 (実施例3)図5に走査光学系の別の構成を示す。本実
施例では実施例2の走査光学系にフーリエ変換レンズ系
を用いた縮小アフォーカル系をつけ加えた。実施例2と
同様にフーリエ変換レンズ401、403によって空間
光変調器303の共役像505を作る。この共役像をフ
ーリエ変換レンズ系506、508を使ったアフォーカ
ル系で縮小し、共役像の共役像(もとの空間光変調器の
像と相似。以下ではこれも共役像と呼ぶ)を水晶体と角
膜の合成前側焦点面に発生させる。本実施例ではアフォ
ーカル光学系の倍率を1より小さくしておくことによ
り、共役像の画素ピッチを細かくすることができ、空間
光変調器の画素ピッチがそれほど小さくなくても大きな
再生像を網膜上に得ることができる。本実施例で用いた
フーリエ変換レンズ系506、508は周辺部まで収差
が小さくなるように作られており、ミラ−402によっ
て走査された光をどの位置に入射した場合でも高精度で
フーリエ変換できる。なお、図ではアフォーカル系の倍
率を1/2としたが、必ずしもこの倍率である必要はな
い。本実施例ではフーリエ変換レンズ系を球面レンズで
構成したが(但しレンズ401、403は非球面)、非
球面レンズなどをもちいて簡単な構成にしてもよい。 (実施例4)図6は本発明の第4の実施例の構成であ
る。本発明の光学装置はホログラフィックな再生だけで
なく表示素子に表示した実像(ここで言う実像とは、回
折像ではなく網膜上に結像されるのと同じ像という意味
である)を見るような、所謂ヘッドアップディスプレイ
やヘッドマウントディスプレイにも応用できる。バック
ライト601によって照明された表示素子603(本実
施例では液晶パネル)に表示された実像をレンズ602
と角膜105、水晶体106によって網膜107に結像
させる。これらの光学系もステージ608の上に固定さ
れており、ステージ駆動手段609によって視線の方向
に移動する。本実施例でも視線の移動中に表示情報量を
減らしたり、視界の周辺でサンプリングと階調を粗くす
るなどの方法によって、表示素子の画素数を減らした
り、表示素子の駆動回路や表示データの生成回路などを
小規模にすることができる。以上本発明の実施例につい
て述べてきたが、本発明はこのほかにも、広く画像形成
装置、心理学実験などに応用が可能である。
界の外には空間光変調器を置かないので、空間光変調器
の画素数を大幅に削減することができるという効果が得
られる。また視点の近傍以外の情報を減らすことによっ
て、データの記憶素子、演算素子、表示素子の駆動素子
などの規模を小さくすることができる。しかも観測者の
注視している方向には常に高精細な像を表示しているの
で、再生像に不自然さがない。本発明の画像情報生成回
路によれば、視線の移動中はデータ量、計算量とも非常
に少なくすることができるため高速にデータを作成で
き、視線の移動に追随するのが容易になるという効果が
得られる。また、視界の周辺では解像度を落とすため、
空間光変調器に入力されるホログラムデータの不要な高
周波成分が取り除かれ、空間光変調器の解像度を不必要
に上げなくてよくなる。さらに空間光変調器に入力すべ
き情報量も大幅に減少するので駆動が容易になる。本発
明の走査光学系によれば、空間光変調器の像は常に観測
者の眼の正面から垂直に入射するため、空間光変調器に
記録されたホログラムの回折角は最小となり、空間光変
調器の画素ピッチを不必要に細かくする必要がなくなる
という効果が得られる。しかも本発明の走査光学系では
可動部が小さく、動きも簡単なため極めて高速に像を走
査できる。
ック図である。
る。
る。
る。
Claims (19)
- 【請求項1】 光学装置において、少なくとも、観測者
の視線の方向を検出する手段と、像を発生する手段を備
え、前記像を視線の方向に出現させる手段を備えたこと
を特徴とする光学装置。 - 【請求項2】 前記像は回折像であることを特徴とする
請求項1記載の光学装置。 - 【請求項3】 前記像は干渉縞であることを特徴とする
請求項1記載の光学装置。 - 【請求項4】 前記像は前記観測者の眼球の網膜に結像
させる光学系の前側焦点位置の近傍またはそれより前記
網膜に近い側にあることを特徴とする請求項1ないし請
求項3記載の光学装置。 - 【請求項5】 前記像は実像であることを特徴とする請
求項1記載の光学装置。 - 【請求項6】 前記像を発生させる手段は少なくとも空
間光変調器とこの空間光変調器の駆動回路とこの空間光
変調器に記録するための画像情報を生成する回路を備え
たことを特徴とする請求項1ないし請求項5記載の光学
装置。 - 【請求項7】 前記空間光変調器は位相変調型であるこ
とを特徴とする請求項6記載の光学装置。 - 【請求項8】 前記空間光変調器は振幅位相変調型であ
ることを特徴とする請求項6記載の光学装置。 - 【請求項9】 前記空間光変調器は液晶空間光変調器で
あることを特徴とする請求項6ないし請求項8記載の光
学装置。 - 【請求項10】 少なくとも、観測者の視線の方向を検
出する手段と、視線の移動速度を検出する手段と、視線
が所定の速さより速く移動している場合または視界の周
辺部では情報を間引くための手段を備えたことを特徴と
する画像情報生成回路。 - 【請求項11】 前記情報を間引くための手段は標本点
数を間引くことを特徴とする請求項10記載の画像情報
生成回路。 - 【請求項12】 前記情報を間引くための手段は各デー
タのビット長を短くすることを特徴とする請求項10ま
たは、11記載の画像情報生成回路。 - 【請求項13】 前記視線が所定の速さより速く移動し
ている場合に情報を間引くための手段は奥行き情報を減
らすことを特徴とする請求項10ないし請求項12記載
の画像情報生成回路。 - 【請求項14】 前記視線が所定の速さより速く移動し
ている場合に情報を間引くための手段は片目のデータを
もう一方の目にも用いることを特徴とする請求項10な
いし請求項13記載の画像情報生成回路。 - 【請求項15】 少なくとも2つのフーリエ変換レンズ
を備え、第1のフーリエ変換レンズの後ろ側焦点と第2
のフーリエ変換レンズの前側焦点および、前記第1、2
のフーリエ変換レンズの光軸が一致するように配置され
た光学系において、前記第2のフーリエ変換レンズの前
側焦点位置と前記第2のフーリエ変換レンズの後ろ側焦
点位置より前記第2のフーリエ変換レンズに近い側にそ
れぞれ走査手段を備えたことを特徴とする光学系。 - 【請求項16】 前記第2のフーリエ変換レンズの前側
焦点位置に配置された走査手段は角度可変鏡であること
を特徴とする請求項15記載の光学系。 - 【請求項17】 前記第2のフーリエ変換レンズの後ろ
側焦点位置より前記第2のフーリエ変換レンズに近い側
に配置された走査手段は角度可変プリズムであることを
特徴とする請求項15ないし請求項16記載の光学系。 - 【請求項18】 前記像を視線の方向に出現させる手段
は少なくとも請求項10ないし14記載の画像情報生成
回路を用いたことを特徴とする請求項1ないし請求項9
記載の光学装置。 - 【請求項19】 前記像を視線の方向に出現させる手段
は請求項15ないし17記載の光学系を用いたことを特
徴とする請求項1ないし請求項9、または請求項18記
載の光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5210697A JPH0764040A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 光学装置、光学系および画像情報生成回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5210697A JPH0764040A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 光学装置、光学系および画像情報生成回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0764040A true JPH0764040A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16593604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5210697A Pending JPH0764040A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 光学装置、光学系および画像情報生成回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0764040A (ja) |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP5210697A patent/JPH0764040A/ja active Pending
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