JPH0763812A - 直流回路の地絡検出器 - Google Patents

直流回路の地絡検出器

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Publication number
JPH0763812A
JPH0763812A JP20520393A JP20520393A JPH0763812A JP H0763812 A JPH0763812 A JP H0763812A JP 20520393 A JP20520393 A JP 20520393A JP 20520393 A JP20520393 A JP 20520393A JP H0763812 A JPH0763812 A JP H0763812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground fault
feeder
windings
positive
negative
Prior art date
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Pending
Application number
JP20520393A
Other languages
English (en)
Inventor
Seisaku Tamura
精作 田村
Seyuu Ra
世雄 羅
Kenji Kajiwara
賢司 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Electric Co Ltd
Original Assignee
Seiko Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Electric Co Ltd filed Critical Seiko Electric Co Ltd
Priority to JP20520393A priority Critical patent/JPH0763812A/ja
Publication of JPH0763812A publication Critical patent/JPH0763812A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】直流フィーダの正,負の給電線を貫通させる環
状鉄心(T)に正,負の地絡検出用の巻線(w1) (w2)
を巻き、その各組の巻線をコレクタ負荷とする1組のト
ランジスタ(Tr1) (Tr2)のベースとコレクタ間に抵
抗(R11)(R12)をたすき掛け接続し、各トランジス
タのベースとエミッタ間に抵抗(R13)〜(R16)を接
続してなる方形波発振器の前記2つの巻線に流れる負荷
電流の平均値の差を検出する手段(IC1) (IC2)を設
け、その差が一定レベル以上になったこと及びそのレベ
ルの符号により前記直流フィーダの地絡発生及び方向を
検出する手段を備えた直流回路の地絡検出器。 【効果】地絡事故時に、正常負荷を回路から切り離すこ
とを最小に抑え、地絡点を見出すことが可能となった。
従来の装置に比べ、給電線は貫通のみでよいために給電
線側の信頼性を落とすことなく設置でき、また、ZCT
内蔵でスペース的にもコンパクト化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流フィーダの地絡と
地絡方向を検出する地絡検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、これらの直流フィーダには母線に
接地継電器が設けられているケースがあるが、どのフィ
ーダで地絡が発生したかを特定するには、作業者が電源
分括スイッチを順次切り開き、接地継電器が復帰する箇
所を探さなければならず、多大の時間と労力を要してい
た。また、この種の装置は、一般に地絡検出リアクトル
と警報装置が別であり、取付スペースも広く、またコス
トも高かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決すべき課
題は、地絡事故発生時に正常負荷を回路から切り離すこ
となく地絡を検出し、また、できるかぎり軽量コンパク
ト化した低価格の地絡検出器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の直流回路の地絡検出器は、直流フィーダの
正及び負の給電線を貫通させる環状鉄心と、同環状鉄心
に巻かれた正及び負の地絡検出用の巻線と、その各組の
巻線をコレクタ負荷とする1組のトランジスタと、同ト
ランジスタの各ベースと他方のトランジスタのコレクタ
間に接続された抵抗と、各トランジスタのベースとエミ
ッタ間に接続された抵抗とを備えた方形波発振器の前記
2つの巻線に流れる負荷電流の平均値の差を検出する手
段を設け、その差が一定レベル以上になったこと及びそ
のレベルの符号により前記直流フィーダの地絡発生及び
方向を検出する手段を備えたものである。
【0005】
【作用】直流フィーダに地絡が発生した場合、環状鉄心
に貫通している正及び負いずれかのコイルの発振周波数
のデューティーサイクルが変わることにより、2つの巻
線に流れる負荷電流の平均値に差が生じ、これを比較す
ることにより、地絡の発生および正又は負の何れのフィ
ーダに地絡が発生したかを知ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0007】図1は本発明の基本的構成を示す回路図で
ある。同図において、Tは環状鉄心、w1 ,w2 は同環
状鉄心Tに巻かれた巻線、LP ,LN はそれぞれ環状鉄
心T内に貫通する正(P)及び負(N)の給電線、Tr
1 ,Tr2 は発振器を構成するトランジスタ、R1 〜R
4 は電流検出用抵抗、C1 ,C2 は積分用コンデンサ、
IC1 はN側地絡検出用比較器、IC2 はP側地絡検出
用比較器である。
【0008】図1の回路において、電源が入ってTr1
のベース電圧がTr2 よりも先に0.6Vに達するとT
1 は導通し始める。コレクタ電流iC1が流れると、巻
線w1 を流れる電流によって環状鉄心Tの磁束が−Bm
から+Bm へ移行し、鉄心は飽和状態となる。このとき
巻線w1 側のインダクタンスはゼロとなり、巻線w1
両端は短絡状態となる。また、Tr1 にはβ・iB1で制
限された電流iC1が流れる。このときトランジスタのi
c −ib 特性によりTr1 のコレクタ端に電圧が発生す
る。これはTr2 のベースを正に持ち上げる電圧である
ため、Tr2 はオン状態に向かう。このためTr2 のコ
レクタ端の電圧が下がり、Tr1 は急速にオフに向か
う。またTr1 がオフすることによりTr1 のコレクタ
端の電圧が上がり、さらにiB2が流れ、Tr2 は完全に
オン状態になる。このように、Tr1 とTr2 は交互に
オン・オフを繰り返す。このとき、環状鉄心に貫通して
いる正及び負の給電線LP とLN に流れる電流が同じ大
きさである場合には、発振には何ら影響を与えない。
【0009】いま、フィーダP側に地絡が発生して電流
にΔIの差が生じたとすると、正極と負極の間に地絡電
流分の差ΔIが生じる。この地絡電流により、環状鉄心
Tに磁界Hが発生する。この場合、Tr1 のコレクタ端
では、ΔIで発生する磁界と発振電流で発生する磁界の
方向が逆であるため、ΔIで発生した磁界を打ち消す方
向となり、Tr1 側の発振周波数のオン時間が短くな
り、逆にTr2 側のオン時間が長くなる。図2はその状
態を示している。
【0010】このように、地絡電流によって環状鉄心T
に生じる磁界が発振周波数のデューティサイクルを変え
るので、負荷電流をコンデンサC1 ,C2 によって積分
した電圧の大きさに差が出てくる(図3参照)。これを
比較器IC1 ,IC2 によって検出することにより、地
絡発生とその極性を検出することができる。
【0011】図4はその状態を示すもので、はP側の
フィーダに地絡が発生したことを示し、はN側のフィ
ーダに地絡が発生したことを示している。なお、図1の
回路では、N側地絡検出用比較器IC1 とP側地絡検出
用比較器IC2 の両出力を結合しているので、図4の波
形では正,負のいずれのフィーダに地絡が発生しても一
つの出力として取り出しているが、両出力を別々に取り
出すことにより、P,Nいずれかを判別して出力するこ
とができる。
【0012】図5は、以上の構成の地絡検出器10〜1
2・・・を各負荷に設置した状態を示すブロック図であ
る。これにより、あるフィーダに地絡が発生し、地絡電
流ig が流れたとき、これを検出して警報回路へ通報
し、迅速に事故対策を行うことができる。
【0013】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、地絡
事故時に正常負荷を回路から切り離すことを最小に抑
え、地絡点を見出すことが可能となった。また、従来の
装置に比べ、給電線は貫通のみで良いために、給電線側
の信頼性を落とすことなく設置できる。さらに、従来の
装置と比べ、ZCT内蔵でしかもコンパクト化できるた
め、同一面積比の実装密度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本的構成を示す回路図である。
【図2】 地絡発生時の発振回路の波形を示す波形図で
ある。
【図3】 地絡発生時の負荷電流の変化を示す波形図で
ある。
【図4】 地絡発生時の検出信号を示す波形図である。
【図5】 本発明の地絡検出器を備えた保護装置のブロ
ック図である。
【符号の説明】
T 環状鉄心、w1 ,w2 巻線、LP ,LN
(P)及び負(N)の給電線、Tr1 ,Tr2 トラン
ジスタ、R1 〜R4 電流検出用抵抗、C1 ,C2積分
用コンデンサ、IC1 N側地絡検出用比較器、IC2
P側地絡検出用比較器、10〜12 地絡検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流フィーダの正及び負の給電線を貫通
    させる環状鉄心と、同環状鉄心に巻かれた正及び負の地
    絡検出用の巻線と、その各組の巻線をコレクタ負荷とす
    る1組のトランジスタと、同トランジスタの各ベースと
    他方のトランジスタのコレクタ間に接続された抵抗と、
    各トランジスタのベースとエミッタ間に接続された抵抗
    とを備えた方形波発振器の前記2つの巻線に流れる負荷
    電流の平均値の差を検出する手段を設け、その差が一定
    レベル以上になったこと及びそのレベルの符号により前
    記直流フィーダの地絡発生及び方向を検出する手段を備
    えたことを特徴とする直流回路の地絡検出器。
JP20520393A 1993-08-19 1993-08-19 直流回路の地絡検出器 Pending JPH0763812A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20520393A JPH0763812A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 直流回路の地絡検出器

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JPH0763812A true JPH0763812A (ja) 1995-03-10

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ID=16503112

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JP20520393A Pending JPH0763812A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 直流回路の地絡検出器

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS502121A (ja) * 1973-05-15 1975-01-10
JPS5913959A (ja) * 1982-07-15 1984-01-24 Matsushita Electric Works Ltd 電流検出装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS502121A (ja) * 1973-05-15 1975-01-10
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