JPH0762465B2 - アイドル時のスラストを低減できる排気ノズル及び方法 - Google Patents

アイドル時のスラストを低減できる排気ノズル及び方法

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JPH0762465B2
JPH0762465B2 JP3023684A JP2368491A JPH0762465B2 JP H0762465 B2 JPH0762465 B2 JP H0762465B2 JP 3023684 A JP3023684 A JP 3023684A JP 2368491 A JP2368491 A JP 2368491A JP H0762465 B2 JPH0762465 B2 JP H0762465B2
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exhaust
flap
thrust
exhaust flap
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ジョン・バイレイ・テイラー
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Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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Publication of JPH0762465B2 publication Critical patent/JPH0762465B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02KJET-PROPULSION PLANTS
    • F02K1/00Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
    • F02K1/04Mounting of an exhaust cone in the jet pipe
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02KJET-PROPULSION PLANTS
    • F02K1/00Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
    • F02K1/06Varying effective area of jet pipe or nozzle
    • F02K1/12Varying effective area of jet pipe or nozzle by means of pivoted flaps
    • F02K1/1223Varying effective area of jet pipe or nozzle by means of pivoted flaps of two series of flaps, the upstream series having its flaps hinged at their upstream ends on a fixed structure and the downstream series having its flaps hinged at their upstream ends on the downstream ends of the flaps of the upstream series
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般に航空機ガスタ
ービンエンジンの可変面積排気ノズルに関し、特にその
ようなエンジンからのグランド・アイドル時のスラスト
を低減する手段および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の軍用戦闘航空機は、航空機に高い
加速率を与えるために比較的高いスラスト対重量比を有
する高性能ガスタービンエンジンで推進する。航空機の
ガスタービンエンジンは代表的には、通常のアフターバ
ーナ、すなわちオーグメンタの下流端に可変面積収束−
発散排気ノズルを有する。排気ノズルの一次および二次
排気フラップが収束および発散チャンネルを画定し、エ
ンジンからの燃焼ガスをこのチャンネルを通して排出し
てスラストを発生する。
【0003】排気ノズルは通常、大きく分けて2つの運
転モード、すなわちエンジンのドライ運転状態とウェッ
ト運転状態に位置させることができる。ドライ運転状態
は、アフターバーナを作動させない状態で、一次および
二次排気フラップは大体全閉位置にあり、そしてウェッ
ト運転状態は、出力増強状態とも言い、アフターバーナ
を作動させ、追加の燃料を燃焼させてスラストを増加す
る状態で、一次および二次フラップは大体全開位置にあ
る。もちろん、排気ノズルの一次および二次フラップは
通常、ドライおよびウェット運転モードそれぞれで中間
の位置にも位置させることができる。
【0004】通常の軍用航空機には、環境制御系統(E
CS=environmental control
system)も設けられ、ECSはエンジン圧縮機か
ら空気を、たとえば40psia以上の圧力で抽出する
必要がある。さらに、エンジンには発電機も通常設けら
れ、発電機は航空機に適切な出力電力を発電するために
ある値以上のシャフト回転数を必要とする。
【0005】航空機が離陸および巡航モードで、そして
ドライおよびウェット運転モードで作動している場合、
エンジンは必要なECS抽気を供給し、発電機から電力
を得るのに十分有効である。さらに、エンジンは通常の
グランド・アイドル運転状態でも作動でき、そのときに
はスロットルをエンジンの最小スラストおよびパワーセ
ッティング、代表的にはエンジンの最大ドライスラスト
の約6%以下に戻す。しかし、許容できるレベルのEC
S抽気および発電機からの許容できる量の電力を得るた
めには、グランド・アイドル運転状態でも、代表的には
最高速度の約70%のコアエンジン速度が必要である
が、通常のファン速度はそれより著しく低い。
【0006】エンジンがスラスト対重量比の大きい高性
能エンジンであるので、この比較的高いコア速度とする
と、グランド・アイドル運転状態の間にエンジンからか
なりなスラストが生じることになる。このスラストは、
ブレーキを掛けなければ、航空機を地上で走らせるのに
十分なものである。もちろん、グランド・アイドル運転
状態の間にブレーキを掛けると、航空機のブレーキ、タ
イヤおよび車輪の摩耗が著しく増大する。その上、氷結
した滑走路や誘導路条件では、車輪の制動は、グランド
・アイドル運転状態でのスラストに対抗するのにあまり
有効でない。
【0007】またさらに、これらの航空機は世界中で使
用され、水や氷の付着した状態を含む広範な滑走路・誘
導路面条件で、また他の航空機による種々のランプ混雑
度で運用される。このような条件下で、着陸およびタキ
シング速度を安全に維持するために、グランド・アイド
ル時のスラストを比較的低レベルとするのが望ましい。
【0008】したがって、上述したように、着陸、タキ
シングおよび立ち止まりの際に生じる比較的大きなグラ
ンド・アイドル時スラストに対処するために、航空機の
ブレーキを使用してもよいが、ブレーキ制動は一般にそ
れに伴う摩耗の増大から見て望ましいことではない。も
ちろん、エンジンのグランド・アイドル運転状態を、比
較的低いコアエンジン速度を得るように予め選定して、
エンジンからのグランド・アイドル時スラストを減少さ
せることができる。しかし、コアエンジン速度をそのよ
うに下げると、エンジンから十分なECS抽気および発
電機出力が得られなくなり、補助圧縮機や発電機が必要
になる。このことは、航空機の重量、コスト、そしてそ
のような系の複雑さが増大する点から望ましくない。
【0009】
【発明の目的】したがって、この発明の目的は、航空機
ガスタービンエンジンからのグランド・アイドル時のス
ラストを低減(スポイル)する方法および装置を提供す
ることにある。
【0010】この発明の別の目的は、ガスタービンエン
ジンの新規な改良された可変面積排気ノズルを提供する
ことにある。
【0011】この発明の他の目的は、一次および二次排
気フラップが、エンジンからのグランド・アイドル時の
スラストを低減するように位置決めできる、ガスタービ
ンエンジンの排気ノズルを提供することにある。
【0012】この発明のさらに他の目的は、グランド・
アイドル運転状態で十分なレベルのECS抽気を得ると
ともに、エンジンからのグランド・アイドル時のスラス
トを低減するのに有効な、航空機ガスタービンエンジン
の排気ノズルを提供することにある。
【0013】この発明のさらに他の目的は、ウェットお
よびドライモードで運転でき、またグランド・アイドル
運転状態で運転でき、エンジンからのグランド・アイド
ル時スラストが、航空機がその車輪で走行するのを防止
するのに少量の車輪制動しか必要としない程度である航
空機ガスタービンエンジンの排気ノズルを提供すること
にある。
【0014】
【発明の概要】この発明は、航空機ガスタービンエンジ
ンからのグランド・アイドル時スラストを低減(スポイ
ル)する方法および装置を提供する。装置は、一次およ
び二次排気フラップを有するガスタービンエンジンの可
変面積排気ノズルを含み、これらのフラップは、エンジ
ンのグランド・アイドル、ドライおよび出力増強運転状
態の間に異なる位置に配置できる。この装置は、グラン
ド・アイドル運転状態で二次排気フラップを適切に位置
決めしてディフューザを形成し、燃焼ガスからのスラス
トを低減する方法を実施するのに有効であり、また燃焼
ガスを二次排気フラップに沿って付着状態に維持するの
に有効である。
【0015】この発明を特徴付けると考えられる新規な
事項は、特許請求の範囲に記載した通りである。この発
明の構成を、その目的および効果とともにさらに明瞭に
するために、以下にその好適な実施例を添付の図面を参
照しながらさらに詳しく説明する。
【0016】
【発明を実施する態様】図1に、この発明の好適な実施
態様による2つのターボファン・ガスタービンエンジン
12を搭載した高性能軍用戦闘機10の概略を示す。こ
の航空機10は、複数の通常のリトラクタブル車輪14
および車輪に作動連結された通常のブレーキ16を有す
る。エンジン12は、航空機10を推進するスラストを
生成するのに有効な燃焼ガス18を発生する作用をな
す。図1では、航空機10を、燃焼ガス18のパワーで
滑走路20をタキシングしている状態で示す。
【0017】図2に、図1に示した同じターボファンエ
ンジン12の1つを略図的に示す。エンジン12は、長
さ方向中心軸線24のまわりに同軸に配置された環状ケ
ーシング22を含む。エンジン12は、通常の入口26
にて周囲空気28を取り入れ、その空気28を通常のフ
ァン30へ導く。通常のコアエンジン32がファン30
のすぐ下流に配置され、このコアエンジン32は、通常
の圧縮機34、燃焼器36および高圧タービン(HP
T)38を直流連通関係で含む。高圧タービン38は圧
縮機34を、両者間に固定連結された第1シャフト40
を介して駆動する。
【0018】エンジン12はさらに、高圧タービン38
の下流に配置され、それと流れ連通関係にある通常の低
圧タービン(LPT)42を含み、低圧タービン42は
ファン30を、両者間に延在する第2シャフト44を介
して駆動する。第1シャフト40には、エンジン12お
よび航空機10に電力を供給するための通常の発電機4
6が通常通りに作動連結されている。圧縮機34には、
通常の環境制御系統(ECS)が通常通りに作動連結さ
れ、圧縮機34から抽気50を受け取るようになってい
る。
【0019】エンジン12はさらに、低圧タービン42
の下流に配置された通常のアフターバーナまたはオーグ
メンタ52を含む。アフターバーナ52の環状ケーシン
グまたはテールパイプ54が、通常通りケーシング22
から下流へ延在する。アフターバーナ52の通常の燃焼
ライナー56が、燃焼ガス18を包囲する。
【0020】燃焼ガス18は、入口空気流28の一部を
コアエンジン32に通し、その燃焼器36で燃料と混合
し、点火し、さらに高圧タービン38および低圧タービ
ン42を通して排出することによって、得られる。入口
空気流28の別の部分は、コアエンジン32をバイパス
して、アフターバーナ52へ流れ、ライナー56を冷却
する。その空気流28の一部を通常通りにライナー56
の半径方向内方へ導く。エンジン12のドライ運転状態
またはモードの間は、アフターバーナ52を作動させ
ず、低圧タービン42から排出される燃焼ガス18を、
これに燃料を添加することなく、アフターバーナ52を
通過させる。しかし、エンジン12のウェット(すなわ
ち出力増強)運転状態またはモードの間は、通常通り、
追加の燃料を、低圧タービン42から排出される燃焼ガ
ス18と、コアエンジン32をバイパスしライナ−56
の半径方向内方へ導かれた空気流28の部分とに添加
し、そして通常通りアフターバーナ52内で点火し、燃
焼ガス18に追加のエネルギーおよび速度を付与し、そ
れによりエンジン12および航空機10を推進する追加
のスラストを付与する。
【0021】エンジン12はさらに、アフターバーナ5
2の下流端60に配置された、この発明の好適な実施態
様による排気ノズル58を含む。例示の実施例では、排
気ノズル58は長さ方向中心軸線24のまわりに軸対称
であり、円周方向に間隔をあけて配置された複数の通常
の一次排気フラップ62と、そこから下流に延在し、円
周方向に間隔をあけて配置された複数の通常の二次排気
フラップ64とを含む。円周方向に間隔をあけて配置さ
れた複数の通常のフェアリング66で、二次フラップ6
4をケーシング54に連結する。
【0022】図3は排気ノズル58を上流方向に見た図
で、フェアリング66の軸対称な配列を示している。一
次フラップ62および二次フラップ64はこれらのフェ
アリング66の後ろに隠れている。
【0023】図2に示したエンジン12は、そこから排
出される燃焼ガス18からの出力スラストが最小である
グランド・アイドル運転状態またはモードで、運転可能
である。グランド・アイドル運転モードは、航空機環境
制御系統(ECS)48を作動させるのに十分な所定の
圧力、たとえば図示の実施例では40psia以上の圧
力、の抽気50を得るように予め選択する。さらに、グ
ランド・アイドル運転モードは、十分なレベルの出力電
力を発生するのに適当な回転数(rpm)で発電機46
を駆動するようにも選択する。図示の実施例では、グラ
ンド・アイドル運転モードの間、コアエンジンの第1シ
ャフト40をその最高速度の約70%で作動させる。グ
ランド・アイドル運転モードの間、第2シャフト44お
よびファン30の速度は、通常通り第1シャフト40の
速度より著しく遅い。
【0024】コアエンジンの第1シャフト40のこのよ
うな比較的高い速度をECS48および/または発電機
46に利用すると、使用する排気ノズルが通常のもので
あれば、燃焼排出ガス18から得られるスラストが大き
過ぎ、望ましくない。このような事態になるのは、通常
の可変面積排気ノズルは2つの運転モードに対処する構
造になっているだけだからである。その2つの運転モー
ドとは、一次および二次排気フラップが全体として閉じ
ているドライ運転モードと、一次および二次排気フラッ
プが全体として開いた収束−発散位置にあり、ウェット
運転中にノズルを通して高速排気ガスのほぼ最適な案内
を達成する出力増強運転モードである。しかし、このよ
うな通常の可変面積排気ノズルを用いた航空機が着陸
し、タキシングしてから、グランド・アイドル運転モー
ドで運転しているとき、その排気ノズルは、オーグメン
タが作動していないにもかかわらず、出力増強モードに
位置させる。こうするのは、グランド・アイドル運転状
態での排気ノズルからの排出流れ面積を最大にして、エ
ンジンからのスラストを減らすためである。しかし、出
力増強モードにある排気ノズルは、オーグメンタの作動
時に生じる空気力学的状態に合わせた設計となっている
ので、グランド・アイドル中に排気ノズルをそのような
出力増強モード位置にて作動させると、排気ノズルを設
計外で作動させていることになる。その結果、グランド
・アイドル運転モードの間に生じるエンジンからのスラ
ストは、エンジンの飛行運転時と比較したら相対的に低
いものの、航空機の地上推進の目的には比較的高く、か
なりな絶対値をもつ。
【0025】この発明の好適な実施例では、グランド・
アイドル運転状態で排気ノズル58から排出される燃焼
ガス18からのスラストをスポイル、すなわち低減する
方法が提供される。この方法は、図4に概略的に図示し
たように、グランド・アイドル運転状態で燃焼ガス18
に対してディフュ−ザ68を形成するように二次排気フ
ラップ64を位置決めする工程を含む。ここで、ディフ
ューザ68は、流れ剥離を生じることなく、燃焼ガス1
8を二次排気フラップ64に沿って付着状態に維持する
作用をなす。ディフューザ68内で燃焼ガス18を拡散
することにより、燃焼ガスの速度、したがってそのスラ
ストを減少させる。流れ剥離を生じることなく有効な拡
散を達成するためには、二次排気フラップ64を長さ方
向中心軸線24に対して、また中心軸線に大体平行に流
れている燃焼ガス18に対して比較的浅い角度に位置決
めしなければならない。長さ方向中心軸線24に対する
二次排気フラップ64の角度は、半角Hで表示され、流
れ剥離なしの拡散を達成するには約15°以下の値とす
るのが好ましい。
【0026】排気ノズル58を比較的短く保ち、それに
よりその重量を軽減するために、最小量の長さ方向範囲
で最大量の拡散を達成するのが望ましい。しかし、半角
Hが大きすぎると、望ましくない流れ剥離が起こり、そ
れに伴って、排気ノズル58から排出される燃焼ガス1
8からのスラストが増加し、望ましくない。燃焼ガス1
8の剥離が起こらないことを確実にするため、予め選定
した流れ剥離マージン(余裕度)を設定するのが望まし
く、そのような流れ剥離マージンは、特定の設計に応じ
て所望通りに予め定めることができ、排気ノズル58が
流れ剥離を回避する相対的な能力を示す。たとえば、流
れ剥離マージンの適当な無次元パラメータは、半角Hが
0°であれば、その値が100%となり、半角Hを流れ
剥離が起こる角度に選定すれば、その値が0となる。こ
の発明の好適な実施例にとって許容可能な流れ剥離マー
ジンを得るには、二次排気フラップ64の半角Hを約1
0°とするのが好ましい。
【0027】この発明の好適な実施例では、スラストを
低減する方法は、さらに、同じく図4に示すように、グ
ランド・アイドル運転状態で一次排気フラップ62を全
開位置に位置決めする工程を含む。一次排気フラップ6
2の位置は、長さ方向中心軸線24に対する一次排気フ
ラップ62の傾斜角を表す角度Aで定義することができ
る。好適な実施例では、傾斜角Aは比較的小さく、一次
排気フラップ62の全開位置で0°とするのが好まし
い。
【0028】一次フラップ62と二次フラップ64の接
合部に、排気ノズル58の通常のスロート70が画定さ
れる。スロート70は、慣例的にA8 として表される相
対的に最小の流れ面積を有する。一次排気フラップ62
が全開位置にあるとき、スロート面積A8 は最大であ
る。二次排気フラップ64は一次排気フラップ62に連
結されているので、二次排気フラップ64が終端する通
常の排気出口72は慣例的にA9 として表される流れ面
積を有する。一次排気フラップ62を全開位置に位置さ
せることにより、また二次フラップ64を拡散を達成す
るように位置させることにより、排気ノズル58は、グ
ランド・アイドル運転モードの間燃焼ガス18を案内す
る一方、燃焼ガスからのスラストを低減する比較的大き
な面積A8 およびA9 を与える。このモードで傾斜角A
が好適な値0であれば、一次排気フラップ62は長さ方
向中心軸線24に大体平行な位置にくる。
【0029】典型的には一次および二次排気フラップの
位置がグランド・アイドル運転状態でも出力増強運転状
態でも同じである通常の可変排気ノズルと違って、この
発明のもう一つの特徴は、一次および二次排気フラップ
62および64をともに、エンジンのグランド・アイド
ル運転状態の間、出力増強運転状態の間、そしてドライ
運転状態の間、異なる位置に配置することである。
【0030】具体的には、図4では、排気ノズル58
は、グランド・アイドル運転状態の間、二次排気フラッ
プ64により両者間に画定される発散チャンネルとして
ディフューザ68を形成している。一次排気フラップ6
2は長さ方向中心線24に大体平行に配置され、両者間
に大体一定な面積の流れチャンネル74を画定する。こ
の発明の別の実施例では、流れチャンネル74が約5°
以下の傾斜角Aで僅かに収束していてもよく、それでも
スラストを低減する二次排気フラップ64の能力に有意
な悪影響を与えない。
【0031】図5では、排気ノズル58は、エンジン1
2のドライ運転状態またはモードの間にとる位置にあ
り、一次排気フラップ62および二次排気フラップ64
それぞれの間に大体全閉の収束チャンネル74および発
散チャンネル68を形成し、飛行中の航空機10をグラ
ンド・アイドル運転状態でのスラストより大きい中間レ
ベルのスラストで推進する。ドライモードの間に一次フ
ラップ62が形成する収束流れチャンネル74が大体全
閉とみなされるのは、スロート70での流れ面積A8
が、エンジン12の他の運転モードと比べて、相対的な
最小値を取るからである。一次フラップ62の傾斜角A
はこのようなドライ運転の間約35°であり、もちろ
ん、このようなドライ運転の間変えることができる。半
角Hの値が約7°に近く、出口面積A9 も相対的な最小
値にあるので、発散チャンネル68も大体閉じていると
みなされる。
【0032】図6にエンジン12の中間出力増強または
ウェット運転状態またはモードを示す。ここでは、一次
排気フラップ62および二次排気フラップ64は、全体
として開いた収束チャンネル74および発散チャンネル
68をそれぞれ形成し、飛行中の航空機10をドライモ
ードと関連した中間レベルのスラストより大きい高レベ
ルのスラストで推進する。収束チャンネル74が大体開
いているとみなされるのは、一次フラップ62が最大値
のスロート流れ面積A8 を得る位置にあるとき、傾斜角
Aが比較的小さいからである。二次排気フラップ64
は、相対的に大きな出口流れ面積A9 を得るために大体
開いた位置にあり、図6に示した中間モードでは半角H
は、たとえば約15°である。
【0033】図7は図6と大体同様であるが、図7は、
排気ガス18から最大スラストを得る最大出力増強運転
状態の間の一次排気フラップ62および二次排気フラッ
プ64の位置を示す。一次排気フラップ62および二次
排気フラップ64は全開とみなされ、スロート流れ面積
A8 は最大で、出口流れ面積A9も最大である。二次排
気フラップ64と関連した半角Hの値はこの実施例では
約20°である。
【0034】通常の航空機では、ウェット運転中もグラ
ンド・アイドル運転中も排気ノズル58を図7に示すよ
うな全開位置とし、その結果、グランド・アイドル運転
中には排気ガス18の流れ剥離が生じ、またエンジン1
2からのスラストが比較的大きく、望ましくない。上述
したように、グランド・アイドル運転モードの間、一次
フラップ62および二次フラップ64を図4に示すよう
に位置決めすることにより、スラストをスポイル、すな
わち低減する。これにより、航空機の走行を防止するの
に必要な車輪ブレーキ制動量が減少し、したがってブレ
ーキの摩耗が減少する。グランド・アイドル時の比較的
大きなスラストで生起するおそれのある航空機10の走
行を防止するのに、ブレーキを軽く使用すればよく、場
合によっては、ブレーキをまったく使用する必要がな
い。また、グランド・アイドル時の望ましくない、比較
的大きなスラストが低減するので、特に氷結した誘導路
および滑走路状態のとき、航空機10の安全を確保する
ことができる。
【0035】グランド・アイドル、ドライおよび出力増
強運転状態の間に一次排気フラップ62および二次排気
フラップ64を大体3つの異なる位置に配置するため
に、二次排気フラップ64を部分的に一次排気フラップ
62とは独立に位置決めできるのが好ましい。通常の可
変面積排気ノズルは、一次および二次排気フラップおよ
びフェアリングを、フラップを位置決めするアクチュエ
ータとともに通常の4バー構成に配置している。フラッ
プおよびフェアリングが4バー構成に配列されているの
で、それらの動きは相互依存的であり、別の手段を追加
しなければ、上述したグランド・アイドル、ドライおよ
び出力増強運転状態の間に、フラップを3つの必要な位
置に配置することはできない。
【0036】この発明の方法を実施する装置の好適な実
施例を図8および図9に示す。この軸対称な実施例にお
いて、排気ノズル58は、環状ケーシングまたはテール
パイプ54、一次フラップ62、二次フラップ64およ
びフェアリング66を含む。各一次フラップ62は、ケ
ーシング54に通常通り回転自在に連結された上流端7
6と、下流端78と、燃焼ガス18に面し、燃焼ガスを
閉じ込める内面80と、上流端76および下流端78と
の間に延在する補強リブで部分的に形成された外面82
とを含む。各二次フラップ64は、一次排気フラップの
下流端78に通常通り回転自在に連結された上流端84
と、下流端86と、燃焼ガス18に面し、燃焼ガスを閉
じ込める内面88と、上流端84および下流端86との
間に延在する通常の補強リブで部分的に形成された外面
90とを含む。通常のシール92(図3に示す)を一次
フラップ62と二次フラップ64との間に適切に配置し
て、排気ガスが隣接する一次フラップ62および二次フ
ラップ64の間から漏れ出るのをシールする。
【0037】各フェアリング66は、後述するようにケ
ーシング54に回転自在に連結された上流端94と、二
次排気フラップの下流端86に回転自在に連結された下
流端96とを含む。
【0038】排気ノズル58はさらに、3つの運転モー
ド、すなわちグランド・アイドル運転状態、ドライ運転
状態および出力増強運転状態の間、一次排気フラップ6
2および二次排気フラップ64を前述した通りに選択的
に位置決めする手段98を含む。位置決め手段98は、
複数の一次フラップ62を包囲する1つの一次リング1
00と、この一次リング100に通常通りに作動連結さ
れた複数の一次アクチュエータ102とを含む。この一
次アクチュエータ102は、たとえば油圧アクチュエー
タすることができ、一次リング100を長さ方向中心軸
線24に平行に並進させる作用をなす。各一次アクチュ
エータ102は、上流端104が、ケーシング54に、
たとえば玉継手により適当に回転自在に連結され、ま
た、一次リング100に、たとえば玉継手により適当に
回転自在に連結された伸縮可能なロッド106を有す
る。複数の円周方向に間隔をあけて配置された一次リン
ク108により、一次リング100を一次フラップ62
の下流端78に、たとえば玉継手を介して回転自在に連
結する。
【0039】位置決め手段98はさらに、一次リング1
00より半径方向外側に配置され、フェアリングの上流
端94に、たとえば玉継手により回転自在に連結された
二次リング110を含む。複数の二次アクチュエータ1
12が二次リング110に作動連結されている。これら
の二次アクチュエータ112は、通常の油圧アクチュエ
ータとすることができ、二次リング110を長さ方向中
心軸線24に平行に並進させる作用をなす。各二次アク
チュエータ112は、上流端114が、ケーシング54
に、たとえば玉継手により適当に回転自在に連結され、
また、二次リング110に、たとえば玉継手により適当
に回転自在に連結された伸縮可能なロッド116を有す
る。
【0040】運転中、一次アクチュエータ102および
二次アクチュエータ112により一次排気フラップ62
および二次排気フラップ64を位置決めすることができ
る。一次アクチュエータ102は、一次リング100を
並進させるように働き、一方一次リング100はリンク
108を介して一次フラップ62をその上流端76のま
わりに回転させる。こうして一次フラップ62を図4−
7に示す位置のどこへでも、またそれらの中間の位置に
回転し、位置させることができる。好適な実施例では、
傾斜角Aは、図4に示すグランド・アイドル運転モード
の際の約0°から、図5に示す一次フラップ62を全閉
するドライ運転モードの際の約35°まで変えることが
できる。
【0041】一次フラップ62を回転するにつれて、二
次排気フラップ64の上流端84も一次フラップの下流
端78の移動と共に移動する。二次フラップの下流端8
6は、二次リング110の移動によるフェアリング66
の移動により、位置決めされる。二次アクチュエータ1
12は二次リング110を並進させるように働き、一方
二次リング110は二次フラップ64を一次フラップの
下流端78に対して回転させる。したがって、二次排気
フラップ64は部分的に一次排気フラップ62とは独立
に位置決めできる。ここで部分的というのは、二次フラ
ップの下流端86は二次リング110で独立に位置決め
できる一方、二次フラップの上流端84は一次フラップ
62で位置決めされ、したがって一次フラップ62の位
置に依存するからである。こうして、位置決め手段98
により二次フラップ64を、図4−7に示す位置すべて
に位置決めすることができる。
【0042】以上この発明の好適と考えられる実施態様
を説明したが、当業者にはここで説明した教示からこの
発明の他の変更例が明らかであり、したがってそのよう
な変更例もすべてこの発明の範囲に包含されると考える
べきである。
【0043】たとえば、この発明を軸対称な可変面積排
気ノズルに関して説明したが、流れ断面が大体長方形で
ある二次元収束−発散型排気ノズルにこの発明を適用し
てもよい。この発明は、非対称形のノズルを含めて他の
形式の排気ノズルと組み合わせて使用することもでき
る。
【0044】さらに、上述した通りの位置決め手段98
が好適であるが、一次および二次排気フラップ62、6
4を適切に位置決めして、図4−7に示す通りの位置す
べてを得ることのできる他の位置決め手段を本発明に従
って使用して、グランド・アイドル運転状態でスラスト
低減を達成することができ、しかもドライおよび出力増
強運転の両方で一次および二次排気フラップ62、64
を異なる位置に位置決めすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例に従った排気ノズルを組み
込んだ2つのターボファン・ガスタービンエンジンを有
する航空機の概略図である。
【図2】図1に示す航空機を推進するエンジンをその排
気ノズルも含めて示す概略図である。
【図3】図2のエンジンを3−3線方向に見た端面図
で、排気ノズルの下流端を示す。
【図4】この発明の1実施例における、グランド・アイ
ドル運転状態での図2に示したエンジンの排気ノズルの
一次および二次排気フラップの位置を示す略図である。
【図5】エンジンのドライ運転状態での図2に示したエ
ンジンの排気ノズルの一次および二次排気フラップの位
置を示す略図である。
【図6】エンジンの中間出力増強運転状態での図2に示
したエンジンの排気ノズルの一次および二次排気フラッ
プの位置を示す略図である。
【図7】エンジンの最大出力増強運転状態での図2に示
したエンジンの排気ノズルの一次および二次排気フラッ
プの位置を示す略図である。
【図8】図2に示した排気ノズルの上半部を示す軸線方
向断面図である。
【図9】図8の9−9線方向に見た排気ノズルの概略的
平面図である。
【符号の説明】 10 航空機 12 エンジン 18 燃焼ガス 52 アフターバーナ 58 排気ノズル 62 一次排気フラップ 64 二次排気フラップ 66 フェアリング 68 ディフューザ 70 スロート 74 流れチャンネル 98 位置決め手段 100 一次リング 102 一次アクチュエータ 108 一次リンク 110 二次リング 112 二次アクチュエータ 116 ロッド

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】選択的に位置決めできる一次排気フラップ
    およびこの一次フラップから下流へ延在する選択的に位
    置決めできる二次排気フラップを有し、燃焼ガスを案内
    する可変面積排気ノズルを含むオーグメンタ付きガスタ
    ービンエンジンを有する航空機において、グランド・ア
    イドル運転状態で上記排気ノズルから排出される燃焼ガ
    スからのスラストを低減するにあたり、グランド・アイ
    ドル運転状態で、上記二次排気フラップを適切に位置決
    めして、燃焼ガスを二次排気フラップに沿って付着状態
    に保つのに有効な燃焼ガスに対するディフューザを形成
    する位置決め工程を含むスラスト低減方法。
  2. 【請求項2】さらに、グランド・アイドル運転状態で上
    記一次排気フラップを全開位置に位置決めする工程を含
    む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】上記一次排気フラップを排気ノズルの長さ
    方向中心軸線に大体平行な全開位置に位置決めする請求
    項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】上記二次排気フラップを部分的に上記一次
    排気フラップとは独立に位置決めする請求項2に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】上記一次および二次排気フラップをとも
    に、グランド・アイドル運転状態、エンジンのドライ運
    転状態および出力増強運転状態それぞれの間に異なる位
    置に配置する請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】上記一次および二次排気フラップの位置
    は、グランド・アイドル運転状態の間、上記二次排気フ
    ラップにより画定される発散チャンネルを形成して、燃
    焼ガスを拡散させ、スラストを低減し、ドライ運転状態
    の間、上記一次および二次排気フラップによりそれぞれ
    画定される全体として閉じた収束および発散チャンネル
    を形成し、飛行中の航空機を上記グランド・アイドル運
    転状態でのスラストより大きな中間レベルのスラストで
    推進し、出力増強運転状態の間、上記一次および二次排
    気フラップによりそれぞれ画定される全体として開いた
    収束および発散チャンネルを形成し、飛行中の航空機を
    上記中間レベルのスラストより大きな高レベルのスラス
    トで推進する、位置となる請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】上記二次排気フラップを部分的に上記一次
    排気フラップとは独立に位置決めする請求項6に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】上記一次排気フラップを排気ノズルの長さ
    方向中心軸線に大体平行な全開位置に位置決めし、上記
    二次排気フラップを上記長さ方向中心軸線に対して約1
    5°以下の角度に位置決めする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】上記二次排気フラップを上記長さ方向中心
    軸線に対して約10°の角度に位置決めして、上記二次
    排気フラップに沿って流れる燃焼ガスの予め選定した流
    れ剥離マージンを保つ請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】上記グランド・アイドル運転状態は、上
    記ガスタービンエンジンの圧縮機から40psia以上
    の圧力で抽気を得るように選択する請求項6に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】上記二次排気フラップは、上記グランド
    ・アイドル運転状態で、エンジンからのスラストが航空
    機をその車輪で走行させるのに不十分となるように位置
    決めできる請求項6に記載の方法。
  12. 【請求項12】ケーシングと、上記ケーシングに回転自
    在に連結された上流端、下流端、および燃焼ガスを案内
    する内面を有する一次排気フラップと、上記一次排気フ
    ラップの下流端に回転自在に連結された上流端、下流
    端、および燃焼ガスを案内する内面を有する二次排気フ
    ラップと、上記ケーシングに回転自在に連結された上流
    端および上記二次排気フラップの下流端に回転自在に連
    結された下流端を有するフェアリングと、上記一次およ
    び二次排気フラップを選択的に位置決めする手段とを備
    え、該位置決め手段は、グランド・アイドル運転状態の
    間、上記二次排気フラップにより画定される発散チャン
    ネルを形成して、燃焼ガスを拡散させる一方、燃焼ガス
    を二次排気フラップに沿って付着状態に保ち、こうして
    スラストを低減し、ドライ運転状態の間、上記一次およ
    び二次排気フラップによりそれぞれ画定される全体とし
    て閉じた収束および発散チャンネルを形成し、飛行中の
    航空機を上記グランド・アイドル運転状態でのスラスト
    より大きな中間レベルのスラストで推進し、出力増強運
    転状態の間、上記一次および二次排気フラップによりそ
    れぞれ画定される全体として開いた収束および発散チャ
    ンネルを形成し、飛行中の航空機を上記中間レベルのス
    ラストより大きな高レベルのスラストで推進するように
    両フラップを位置決めする、航空機ガスタービンエンジ
    ンの排気ノズル。
  13. 【請求項13】上記位置決め手段は、グランド・アイド
    ル運転状態で上記一次排気フラップを全開位置に位置決
    めする作用をなす請求項12に記載の排気ノズル。
  14. 【請求項14】上記一次排気フラップを排気ノズルの長
    さ方向中心軸線に大体平行な全開位置に位置決めする請
    求項13に記載の排気ノズル。
  15. 【請求項15】上記位置決め手段は、上記二次排気フラ
    ップの下流端を上記一次排気フラップとは独立に位置決
    めする作用をなす請求項12に記載の排気ノズル。
  16. 【請求項16】排気ノズルの長さ方向中心軸線のまわり
    に軸対称に配置され、かつ円周方向に間隔をあけて配置
    された複数の一次排気フラップと、円周方向に間隔をあ
    けて配置された複数の二次排気フラップと、円周方向に
    間隔をあけて配置された複数のフェアリングとを含み、
    上記位置決め手段は、上記複数の一次排気フラップを包
    囲する一次リングと、上記一次リングに作動連結され
    て、一次リングを上記長さ方向中心軸線に平行に並進さ
    せる複数の一次アクチュエータと、上記一次リングを上
    記一次排気フラップに回転自在に連結する円周方向に間
    隔をあけて配置された複数の一次リンクと、上記フェア
    リングの上流端に回転自在に連結された二次リングと、
    上記二次リングに作動連結されて、二次リングを上記長
    さ方向中心軸線に平行に並進させる複数の二次アクチュ
    エータとを含む請求項15に記載の排気ノズル。
  17. 【請求項17】上記位置決め手段は、一次排気フラップ
    を排気ノズルの長さ方向中心軸線に大体平行な全開位置
    に位置決めし、上記二次排気フラップを上記長さ方向中
    心軸線に対して約15°以下の角度に位置決めする作用
    をなす請求項16に記載の排気ノズル。
  18. 【請求項18】上記二次排気フラップを上記長さ方向中
    心軸線に対して約10°の角度に位置決めして、上記二
    次排気フラップの内面に沿って流れる燃焼ガスの予め選
    定した流れ剥離マージンを保つ請求項17に記載の排気
    ノズル。
  19. 【請求項19】上記グランド・アイドル運転状態は、上
    記ガスタービンエンジンの圧縮機から40psia以上
    の圧力で抽気を得るように選択する請求項16に記載の
    排気ノズル。
  20. 【請求項20】上記ガスタービンエンジンおよび排気ノ
    ズルは車輪を有する航空機に搭載され、上記二次排気フ
    ラップは、上記グランド・アイドル運転状態で、エンジ
    ンからのスラストが航空機をその車輪で走行させるのに
    不十分となるように位置決めできる請求項16に記載の
    排気ノズル。
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