JPH0759870A - セキュリティ−ル−ム - Google Patents

セキュリティ−ル−ム

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JPH0759870A
JPH0759870A JP23094693A JP23094693A JPH0759870A JP H0759870 A JPH0759870 A JP H0759870A JP 23094693 A JP23094693 A JP 23094693A JP 23094693 A JP23094693 A JP 23094693A JP H0759870 A JPH0759870 A JP H0759870A
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room
door
vacuum
fireproof
fire
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Yoshiaki Yokoyama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁面を常時低温に保持して十分な断熱効果を
発揮させると共に、万一火災が発生した時には、中空に
した壁、扉及び窓に水を流し、更には室内を脱気して消
火することを可能ならしめ、以て展示作品等を確実に火
災から守ることができるセキュリティ−ル−ムを提供す
ることを目的とする。 【構成】 出入口及び窓等の開口部に、それぞれそれら
を気密状態に閉じる防火真空ドア2並びに防火真空窓扉
4を設置すると共に、ル−ム1内を真空状態にする真空
排気装置15を設置し、防火真空ドア2、防火真空窓扉
4及び壁面5を中空にして連通させ、そこに水を通流可
能にする。好ましくは、ル−ム1内にチッ素ガスを供給
する手段を併設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセキュリティ−ル−ム、
より詳細には、美術館、博物館等の重要物品、貴重物品
等を展示、保管する建物に利用される防火機能を備えた
セキュリティ−ル−ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記美術館や博物館等においては、掛け
替えのない貴重で高額な作品や展示品を火災から守るた
めに、壁部に十分な厚さの耐火材及び断熱材を用いた
り、通常の建物より壁部を厚くするといったことが行な
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上記従来の防
火体制の場合、通常の建物に比較した場合はかなり防火
機能があるといえるが、それで十分とは到底言えず、一
旦発生してしまった火災に対しては無抵抗の状態となっ
てしまう。この場合、消火に水を用いることは、作品を
毀損する虞れがあるので好ましくない。そこで本発明
は、壁面を常時低温に保持して十分な断熱効果を発揮さ
せると共に、万一火災が発生した時には、中空にした
壁、扉及び窓に水を流し、更には室内を脱気して消火す
ることを可能ならしめ、以て展示作品等を確実に火災か
ら守ることができるセキュリティ−ル−ムを提供するこ
とを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、出入口及び窓
等の開口部に、それぞれそれらを気密状態に閉じる防火
真空ドア並びに防火真空窓扉を設置すると共に、ル−ム
内を真空状態にする真空排気装置を設置し、前記防火真
空ドア、防火真空窓扉及び壁面を中空にして連通させ、
そこに水を通流可能にしたことを特徴とするセキュリテ
ィ−ル−ム、を以て上記課題を解決した。好ましくは、
ル−ム内にチッ素ガスを供給する手段が併設される。
【0005】
【作 用】火災等の異常事態が発生すると、防火真空ド
ア及び防火真空窓扉が閉じてル−ム内を密閉すると同時
に、中空にした各壁面及び防火真空ドア並びに防火真空
窓扉内に水が通流し、それらが低温に保持される。ま
た、真空排気装置が動作してル−ム内を脱気する。更
に、チッ素ガスが供給される場合には、ル−ム内が冷却
され、確実に消火される。
【0006】
【実施例】本発明の好ましい実施例を添付図面に依拠し
て説明する。図1はセキュリティ−ル−ム1の構成を示
す平面図で、セキュリティ−ル−ム1は、気密性を保持
する防火真空ドア2を介して複数連設されている。セキ
ュリティ−ル−ム1には適宜窓3が設けられ、各窓3に
は、気密性を保持する上下方向スライド式の防火真空窓
扉4が設けられる。図3における防火真空ドア2及び防
火真空扉4は、いずれも下がって閉じた状態となってい
る。
【0007】セキュリティ−ル−ム1の壁面5は、水密
性を有する中空壁とされる。壁面5は全体的に連通して
いて、水が循環通流するようにされる。防火真空ドア2
並びに防火真空窓扉4も中空であって、それらと壁面5
との間はフレキシブルチュ−ブ6で連結されており(図
2参照)、壁面5内を通流する水が防火真空ドア2及び
防火真空窓扉4にも通流するようになっている。
【0008】7は水タンクであって、水タンク7内の水
は、ポンプ8によって給水路9に汲み出される。給水路
9は、各セキュリティ−ル−ム1に設けられた給水用ポ
−ト10を経て壁面5内に接続される。また、各セキュ
リティ−ル−ム1に排水用ポ−ト11が設けられ、そこ
に壁面5内を通流した水が集められ、排水路を経て水タ
ンク7に戻される。
【0009】12はチッ素ガスタンクで、そこに貯めら
れたチッ素ガスは、圧力調整弁13及び電磁弁14を介
して各セキュリティ−ル−ム1内に導き入れられる。ま
た、各セキュリティ−ル−ム1には真空排気装置15が
設置され、ル−ム内を脱気し得るようになっている。真
空排気装置15には、排水用ポ−ト11において集めら
れた水を通流させる熱交換器16が添設される。
【0010】更に各セキュリティ−ル−ム1内には、そ
れぞれ湿度調整装置17とエアコン18とが配備され、
ル−ム内の湿度と温度が所定範囲内に維持される。
【0011】上記構成のセキュリティ−ル−ム1は1室
だけであってもよいが、普通は防火真空ドア2を介して
複数連設され、美術館や博物館等に利用される。通常の
状態においては、ル−ム1内は湿度調節装置17及びエ
アコン18により適温、適湿に保持されており、また、
すべての壁面5及び防火真空ドア2並びに防火真空窓扉
は、中空状態となっている。
【0012】そして、火災の発生等によりル−ム1内が
異常高温になり、あるいは、煙が発生したような場合に
おいて、かかる異常事態の発生をル−ム1内に配置され
ているセンサ−が検知すると、防火真空ドア2及び防火
真空窓扉4が下降して各開口部を気密状態に閉じ、ル−
ム1を密閉する。それと同時に真空排気装置15が動作
し、ル−ム1内を脱気して真空状態にする。
【0013】また、チッ素ガス供給手段がある場合に
は、同時に電磁弁14が開き、各ル−ム1内にチッ素ガ
スが供給され、ル−ム1内が冷却される。なお、壁面
5、防火真空ドア2及び防火真空窓扉4内には、火災発
生と同時に水が通流し始め、低温状態が維持される。
【0014】このように、火災の発生等があった場合に
は、ル−ム1内が直ちに無酸素状態にされると共に冷却
されるので、火は即座に消し止められる。火災等のない
時においても、室内空気とチッ素ガスを真空置換(室内
を真空にしてチッ素ガスを供給する)しておけば、美術
品等の保存に有効である。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、ル−ム
内に火災等の異常事態が発生しても、ル−ム内が直ちに
自動的に真空状態にされると共に冷却されるために、即
座に火を消し止めることができ、以てル−ム内の展示品
等を何ら損傷することなく火災から守ることができる効
果があり、美術館や博物館等に採用するのに好適なセキ
ュリティ−ル−ムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の構成図である。
【図2】 本発明の実施例における防火真空ドアを示す
図である。
【図3】 本発明の実施例における防火真空窓扉を示す
図である。
【符号の説明】
1 セキュリティ−ル−ム 2 防火真空ドア 3 窓 4 防火真空窓扉 5 壁面 7 水タンク 12 チッ素ガスタンク 15 真空排気装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出入口及び窓等の開口部に、それぞれそ
    れらを気密状態に閉じる防火真空ドア並びに防火真空窓
    扉を設置すると共に、ル−ム内を真空状態にする真空排
    気装置を設置し、前記防火真空ドア、防火真空窓扉及び
    壁面を中空にして連通させ、そこに水を通流可能にした
    ことを特徴とするセキュリティ−ル−ム。
  2. 【請求項2】 ル−ム内にチッ素ガスを供給する手段を
    更に設けた請求項1記載のセキュリティ−ル−ム。
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