JPH0759798B2 - 制御された強さの高速ダブルディスクリファイナ - Google Patents
制御された強さの高速ダブルディスクリファイナInfo
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- JPH0759798B2 JPH0759798B2 JP3513416A JP51341691A JPH0759798B2 JP H0759798 B2 JPH0759798 B2 JP H0759798B2 JP 3513416 A JP3513416 A JP 3513416A JP 51341691 A JP51341691 A JP 51341691A JP H0759798 B2 JPH0759798 B2 JP H0759798B2
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21D—TREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
- D21D1/00—Methods of beating or refining; Beaters of the Hollander type
- D21D1/20—Methods of refining
- D21D1/30—Disc mills
Landscapes
- Paper (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
- Crushing And Grinding (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、ディスクリファイナ、特にダブルディスクリ
ファイナのディスクを回転させる改良した方法及び装置
に関する。
ファイナのディスクを回転させる改良した方法及び装置
に関する。
ダブルディスクリファイナは、長年にわたり、互いに反
対方向に回転する僅かに空間を置いたディスクを通して
パルプが半径方向に通過する際に発生する熱及び応力を
パルプに加えることにより、パルプ及び同様の材料を精
砕するのに用いられている。北アメリカでは、ディスク
の代表的な回転速度は1200rpmである、しかしながら、
ダブルディスクリファイナを1800rpmで作動させること
は、1200rpmの回転速度における場合と同じ濾水度の精
砕生成物を生産するのにエネルギ消費量を約20パーセン
ト低減させることが知られている。しかし、このエネル
ギの利益は、両ディスクを1800rpmで駆動することに伴
う実質的な設備コストの増大により低下してしまう。
対方向に回転する僅かに空間を置いたディスクを通して
パルプが半径方向に通過する際に発生する熱及び応力を
パルプに加えることにより、パルプ及び同様の材料を精
砕するのに用いられている。北アメリカでは、ディスク
の代表的な回転速度は1200rpmである、しかしながら、
ダブルディスクリファイナを1800rpmで作動させること
は、1200rpmの回転速度における場合と同じ濾水度の精
砕生成物を生産するのにエネルギ消費量を約20パーセン
ト低減させることが知られている。しかし、このエネル
ギの利益は、両ディスクを1800rpmで駆動することに伴
う実質的な設備コストの増大により低下してしまう。
発明の概要 本発明の1つの目的は、ダブルディスクリファイナが、
1200rpmで作動するダブルディスクリファイナで達成さ
れると同様にエネルギ消費量の低減を達成できる一方、
1800rpmで作動するダブルディスクリファイナで達成さ
れるパルプの質を維持又は向上できるようにする装置及
び方法を提供することにある。この目的は、ダブルディ
スクリファイナの一方のディスクを比較的高速で回転さ
せるとともに他方のディスクを比較的低速で回転させる
ことにより達成される。詳細には、供給端側ディスクと
反対方向に回転する制御端側ディスクとの間の精砕区域
へ供給材料を導く供給端側ディスクを有しているダブル
ディスクリファイナにおいて、本発明は、供給端側ディ
スクの回転よりも遅い速度で制御端側ディスクを回転さ
せることにより所望の結果を達成している。
1200rpmで作動するダブルディスクリファイナで達成さ
れると同様にエネルギ消費量の低減を達成できる一方、
1800rpmで作動するダブルディスクリファイナで達成さ
れるパルプの質を維持又は向上できるようにする装置及
び方法を提供することにある。この目的は、ダブルディ
スクリファイナの一方のディスクを比較的高速で回転さ
せるとともに他方のディスクを比較的低速で回転させる
ことにより達成される。詳細には、供給端側ディスクと
反対方向に回転する制御端側ディスクとの間の精砕区域
へ供給材料を導く供給端側ディスクを有しているダブル
ディスクリファイナにおいて、本発明は、供給端側ディ
スクの回転よりも遅い速度で制御端側ディスクを回転さ
せることにより所望の結果を達成している。
本発明の代表的な実施において、供給端側ディスクは18
00rpmで回転され、そして制御端側ディスクは1200rpmで
回転される。反対方向回転の他の絶対及び相対速度で
も、従来のような同一速度での両ディスクの反対方向回
転に対して有益な結果を与えている。試運転の間パルプ
濃度、圧力低下及び出力分割を一定に保っているとする
と、供給端側ディスクでは1800rpmまた制御端側ディス
クでは1200rpmを使用することは、エネルギ消費量の低
減とパルプの質との両方が両ディスクを1800rpmで反対
方向に回転させる高速精砕の場合と同様であるという驚
くべき結果が生じることが、試験により証明された。
00rpmで回転され、そして制御端側ディスクは1200rpmで
回転される。反対方向回転の他の絶対及び相対速度で
も、従来のような同一速度での両ディスクの反対方向回
転に対して有益な結果を与えている。試運転の間パルプ
濃度、圧力低下及び出力分割を一定に保っているとする
と、供給端側ディスクでは1800rpmまた制御端側ディス
クでは1200rpmを使用することは、エネルギ消費量の低
減とパルプの質との両方が両ディスクを1800rpmで反対
方向に回転させる高速精砕の場合と同様であるという驚
くべき結果が生じることが、試験により証明された。
この発見から生じる明らかな利点は、2つの高速モータ
ではなく、1つの高速モータがリファイナに必要となる
だけで、設備コストを相当低減できることである。この
節約は特に、改善したエネルギ使用のため新規のダブル
ディスクリファイナを作り出さない程度に既存のリファ
イナを変更することが達成される。
ではなく、1つの高速モータがリファイナに必要となる
だけで、設備コストを相当低減できることである。この
節約は特に、改善したエネルギ使用のため新規のダブル
ディスクリファイナを作り出さない程度に既存のリファ
イナを変更することが達成される。
本発明の他の目的は、ダブルディスクリファイナの精砕
強さの融通性を高めることにある。本発明の他の実施例
によると、ダブルディスクリファイナが制御端側ディス
クを1800rpmで回転させるとともに供給端側ディスクを1
200rpmで反対方向に回転させるように作動される場合、
両ディスクを1200rpmで反対方向に回転させる場合に対
して実質的にエネルギを節約することなしに、精砕強さ
が低且つ引裂き強さが高いという結果となる。
強さの融通性を高めることにある。本発明の他の実施例
によると、ダブルディスクリファイナが制御端側ディス
クを1800rpmで回転させるとともに供給端側ディスクを1
200rpmで反対方向に回転させるように作動される場合、
両ディスクを1200rpmで反対方向に回転させる場合に対
して実質的にエネルギを節約することなしに、精砕強さ
が低且つ引裂き強さが高いという結果となる。
従って、本発明は、ダブルディスクリファイナの相対と
するディスクのために異なる駆動速度を使用する結果と
して精砕処理の制御を大幅に高めるものである。好まし
くは、一方のディスクが1500rpmよりも高い速度で回転
されるとともに、他方のディスクが1500rpmよりも低い
速度で回転される。エネルギを最適化させるためには、
供給端側ディスクを制御端側ディスクよりも約50パーセ
ント速く作動させるべきであることが判っている。特定
の生成物特性を望み、しかもエネルギの重要性を二の次
とする場合には、一方のディスクの速度は他方のディス
クの速度よりも約25〜75パーセント高い範囲内とするこ
とができる。例えば、一方のディスクが1200rpmで回転
している場合、他方のディスクを1500rpm(1200rpmより
も25パーセント高い)と2100rpm(1200rpmよりも75パー
セント高い)との間の或る速度で回転させることができ
る。
するディスクのために異なる駆動速度を使用する結果と
して精砕処理の制御を大幅に高めるものである。好まし
くは、一方のディスクが1500rpmよりも高い速度で回転
されるとともに、他方のディスクが1500rpmよりも低い
速度で回転される。エネルギを最適化させるためには、
供給端側ディスクを制御端側ディスクよりも約50パーセ
ント速く作動させるべきであることが判っている。特定
の生成物特性を望み、しかもエネルギの重要性を二の次
とする場合には、一方のディスクの速度は他方のディス
クの速度よりも約25〜75パーセント高い範囲内とするこ
とができる。例えば、一方のディスクが1200rpmで回転
している場合、他方のディスクを1500rpm(1200rpmより
も25パーセント高い)と2100rpm(1200rpmよりも75パー
セント高い)との間の或る速度で回転させることができ
る。
図面の簡単な説明 本発明の上記及び他の目的及び利点は、添付図面を参照
して行う下記の好適な実施例の説明から明らかとなるで
あろう。
して行う下記の好適な実施例の説明から明らかとなるで
あろう。
図1は、本発明を実施するのに適した形式のダブルディ
スクリファイナ装置を部分的に切欠いて示す正面図であ
る。
スクリファイナ装置を部分的に切欠いて示す正面図であ
る。
図2は、図1に示すリファイナ装置のケーシング及び隣
接構成要素の拡大断面図である。
接構成要素の拡大断面図である。
図3は、図2に示す供給端側ディスクの面の概略図であ
る。
る。
図4は、図2に示す制御端側ディスクの表面の概略図で
ある。
ある。
図5は、周知のリファイナ構成に対する本発明のエネル
ギ所要量の比較グラフである。
ギ所要量の比較グラフである。
図6は、異なる濃度及び供給端側ディスクの異なる速度
における精砕区域のパルプ材料の滞溜時間の作表であ
る。
における精砕区域のパルプ材料の滞溜時間の作表であ
る。
図7及び図8は、本発明と周知の構成に関する破裂指数
の比較グラフである。
の比較グラフである。
図9及び図10は、本発明と周知のリファイナ構成に関す
る引裂き指数の比較グラフである。
る引裂き指数の比較グラフである。
図11及び図12は、本発明と周知のリファイナ構成に関す
る引張指数の比較グラフである。
る引張指数の比較グラフである。
図13及び図14は、本発明と周知のリファイナ構成に関す
る散乱係数の比較グラフである。
る散乱係数の比較グラフである。
図15及び図16は、本発明と周知のリファイナ構成に関す
る結束繊維含有量の比較グラフである。
る結束繊維含有量の比較グラフである。
図17及び図18は、本発明と周知のリファイナ構成に関す
る粗繊維留分の比較グラフである。
る粗繊維留分の比較グラフである。
図19及び図20は、本発明と周知のリファイナ構成に関す
る長繊維留分の比較グラフである。
る長繊維留分の比較グラフである。
図21及び図22は、本発明の周知のリファイナ構成に関す
る微細繊維留分の比較グラフである。
る微細繊維留分の比較グラフである。
図23及び図24は、本発明の周知のリファイナ構成に関す
る手すき紙の嵩の比較グラフである。
る手すき紙の嵩の比較グラフである。
好適な実施例の説明 図1は、本発明の実施に特に適した形式のダブルディス
クリファイナを示している。リファイナ10はベース又は
プラットホーム12に支えられ、主機能要素として、供給
機構16を介して供給原料が供給されるケーシング14を備
えている。第1及び第2の軸18,20が電気モータにより
別個に回転され、ケーシングの外部の駆動キャビネット
22,24で制御される。同軸の離間した供給端側ディスク2
6がケーシング14内で制御端側ディスク28に対して反対
方向に回転される。軸18が外方及び内方ベアリング30,3
2に支持され、同様に軸20が外方及び内方ベアリング34,
36に支持されている。衝突制御装置38がケーシング14に
組付けられて、相対するディスク26,28間の空間を最小
安全値よりも大きく保つことを保証することが好まし
い。ディスク間の空間を調整する手段が油圧シリンダに
よって得られることにより、軸20及び組合わされるディ
スク28は該軸の軸線に沿って左右に調整できる。図1に
示すディスク26,28は実質的に環状であるが、ここで用
いられている用語は、精砕区域を限定する円錐状あるい
は球状の組合う面のような異なる形状を有する機能上の
同等物を包含することを意味していることを理解すべき
である。
クリファイナを示している。リファイナ10はベース又は
プラットホーム12に支えられ、主機能要素として、供給
機構16を介して供給原料が供給されるケーシング14を備
えている。第1及び第2の軸18,20が電気モータにより
別個に回転され、ケーシングの外部の駆動キャビネット
22,24で制御される。同軸の離間した供給端側ディスク2
6がケーシング14内で制御端側ディスク28に対して反対
方向に回転される。軸18が外方及び内方ベアリング30,3
2に支持され、同様に軸20が外方及び内方ベアリング34,
36に支持されている。衝突制御装置38がケーシング14に
組付けられて、相対するディスク26,28間の空間を最小
安全値よりも大きく保つことを保証することが好まし
い。ディスク間の空間を調整する手段が油圧シリンダに
よって得られることにより、軸20及び組合わされるディ
スク28は該軸の軸線に沿って左右に調整できる。図1に
示すディスク26,28は実質的に環状であるが、ここで用
いられている用語は、精砕区域を限定する円錐状あるい
は球状の組合う面のような異なる形状を有する機能上の
同等物を包含することを意味していることを理解すべき
である。
ここにおいてその記載が参考として組入れられている米
国特許第3,765,613号“パルプ精砕システム及び装置”
は、図1に示す形式のダブルディスクリファイナの付加
の記載を包含する。ここにおいてその記載が参考として
組入れられている米国特許第3,799,456号“リファイナ
プレート間隙制御システム”及び米国特許第4,950,986
号“相対するリファイナプレート間の間隙を測定する磁
気近接センサ”は、本発明の図1のボックス38で実施で
きる2つの形式の衝突防止技術を記載しているが、商業
上入手可能な他の形式のものでも適する。図1に示す供
給機構16は、現在“Topwinder"(商標登録)としてペン
シルバニア,マンシーのABB Sprout-Bauer,Inc.から商
業的に入手できる形式のものであることが好ましい。
国特許第3,765,613号“パルプ精砕システム及び装置”
は、図1に示す形式のダブルディスクリファイナの付加
の記載を包含する。ここにおいてその記載が参考として
組入れられている米国特許第3,799,456号“リファイナ
プレート間隙制御システム”及び米国特許第4,950,986
号“相対するリファイナプレート間の間隙を測定する磁
気近接センサ”は、本発明の図1のボックス38で実施で
きる2つの形式の衝突防止技術を記載しているが、商業
上入手可能な他の形式のものでも適する。図1に示す供
給機構16は、現在“Topwinder"(商標登録)としてペン
シルバニア,マンシーのABB Sprout-Bauer,Inc.から商
業的に入手できる形式のものであることが好ましい。
駆動キャビネット22,24内の電気モータは、一般に、北
アメリカでは三相60Hzの電流により1200rpmの速度で作
動される6極モータであるが、4極モータを1800rpmで
作動させることが知られている。従来より、モータと軸
の両方が極数及び線電流周波数に一致する速度で回転す
ることが一般的である。
アメリカでは三相60Hzの電流により1200rpmの速度で作
動される6極モータであるが、4極モータを1800rpmで
作動させることが知られている。従来より、モータと軸
の両方が極数及び線電流周波数に一致する速度で回転す
ることが一般的である。
当分野で実施者には良く知られている態様で、供給原料
が供給機構16の水平コンベヤ42より導入され、そしてケ
ーシング14に入り込む供給口46を経て供給スクリュー44
により前進される。供給材料は供給端側ディスク26を通
ってディスク間の精砕区域48へ入り、そこでパルプは反
対方向に回転するディスクにより発生される熱及び摩擦
の作用で精砕される。パルプはディスク間の空間を半径
方向に通過し、そして周知の態様でケーシング14から排
出される。
が供給機構16の水平コンベヤ42より導入され、そしてケ
ーシング14に入り込む供給口46を経て供給スクリュー44
により前進される。供給材料は供給端側ディスク26を通
ってディスク間の精砕区域48へ入り、そこでパルプは反
対方向に回転するディスクにより発生される熱及び摩擦
の作用で精砕される。パルプはディスク間の空間を半径
方向に通過し、そして周知の態様でケーシング14から排
出される。
図2は、ケーシング及び組合わされる内部構成要素の拡
大断面図である。ケーシング14内では、各ディスク26,2
8が、ディスク間の精砕区域48を通って半径方向に通過
するパルプに発揮する仕事の性質に影響を与えるため注
意深く設計された表面特性を有する1つ又はそれ以上の
並置された精砕面50,52を支持する。各ディスク26,28は
軸18,20の被動部54,56を受容するため代表的には環状で
あり、キー装置58,60を包含する締りばめを介して該軸
と相互に係合する。供給口46がケーシング14に接続さ
れ、軸18を囲繞して供給端側ディスク26の開口部66に通
じる通路64を軸線76に隣接して形成する。ねじフライト
62が供給口46を貫通する軸18の部分に設けられて、逆流
蒸気に抗して確実に供給を行うとともに、通路64を通っ
て開口部66へ供給されるパルプの濃度を維持することが
好ましい。
大断面図である。ケーシング14内では、各ディスク26,2
8が、ディスク間の精砕区域48を通って半径方向に通過
するパルプに発揮する仕事の性質に影響を与えるため注
意深く設計された表面特性を有する1つ又はそれ以上の
並置された精砕面50,52を支持する。各ディスク26,28は
軸18,20の被動部54,56を受容するため代表的には環状で
あり、キー装置58,60を包含する締りばめを介して該軸
と相互に係合する。供給口46がケーシング14に接続さ
れ、軸18を囲繞して供給端側ディスク26の開口部66に通
じる通路64を軸線76に隣接して形成する。ねじフライト
62が供給口46を貫通する軸18の部分に設けられて、逆流
蒸気に抗して確実に供給を行うとともに、通路64を通っ
て開口部66へ供給されるパルプの濃度を維持することが
好ましい。
ディスク26,28は、代表的には、精砕されたパルプがケ
ーシング14の壁を介して抽出される直前に通過する周辺
部を画成する同一外径を有する。供給端側ディスク26と
制御端側ディスク28の他の詳細は米国特許第3,889,890
号“リファイナディスク”並びに以下に述べる図3及び
図4から得られる。
ーシング14の壁を介して抽出される直前に通過する周辺
部を画成する同一外径を有する。供給端側ディスク26と
制御端側ディスク28の他の詳細は米国特許第3,889,890
号“リファイナディスク”並びに以下に述べる図3及び
図4から得られる。
内方ベアリング32,36は、代表的には、ベアリングハウ
ジング68,72と、回転する軸に対してベアリング要素70,
74を保持するための保持リングとを包含する。78及び80
で示すような潤滑ライン及びドレンラインが当分野では
周知の態様で設けられている。
ジング68,72と、回転する軸に対してベアリング要素70,
74を保持するための保持リングとを包含する。78及び80
で示すような潤滑ライン及びドレンラインが当分野では
周知の態様で設けられている。
本発明によると、ダブルディスクリファイナ10は、特定
のパルプ特性を作り出すために、制御端側ディスク28の
速度よりも遅い速度で供給端側ディスク26を回転させる
ように作動される。好ましくは、一方のディスクが約15
00rpm以上の速度で作動されるのに対し、他方のディス
クが約1500rpm以下の速度で作動される。北アメリカで
は、これら異なる速度が1800rpm及び1200rpmであること
が好ましい。
のパルプ特性を作り出すために、制御端側ディスク28の
速度よりも遅い速度で供給端側ディスク26を回転させる
ように作動される。好ましくは、一方のディスクが約15
00rpm以上の速度で作動されるのに対し、他方のディス
クが約1500rpm以下の速度で作動される。北アメリカで
は、これら異なる速度が1800rpm及び1200rpmであること
が好ましい。
通常の1200rpmから1800rpmへの主ダブルディスクリファ
イナの速度が2段エネルギ消費量全体を20パーセント低
減できることが、試験により示されている。更に、エネ
ルギ節約の大部分が供給端側ディスク26の1800rpmの速
度の結果であることが、試験により明らかとなった。他
方、1800rpmでの制御端側ディスク28のみの運転は、120
0rpmでの両ディスクの運転と同じエネルギ消費量でパル
プの質を改善した。
イナの速度が2段エネルギ消費量全体を20パーセント低
減できることが、試験により示されている。更に、エネ
ルギ節約の大部分が供給端側ディスク26の1800rpmの速
度の結果であることが、試験により明らかとなった。他
方、1800rpmでの制御端側ディスク28のみの運転は、120
0rpmでの両ディスクの運転と同じエネルギ消費量でパル
プの質を改善した。
これらの観察は、供給端側ディスク26がリファイナにお
いてパルプの滞留時間を決定する傾向にあるという理論
に一致する。従って、供給端側ディスクの速度を高める
ことから起きる滞溜時間の短縮は、使用強さを高めると
ともにエネルギを低下させて、材料の所望の濾水度を生
じることとなる。これはまた所望の濾水度において引裂
き及び破裂を減少させる作用を有する。材料が供給端側
ディスクを通過することにより出ていくので、材料は相
当の範囲を供給端側ディスクと共に回転する。これは、
供給端側ディスクを材料の遠心力を決定する主な要因に
する傾向にある。従って、供給端側ディスクの速度を高
めることは、制御端側の速度を高めるよりも大きい量
を、ディスク間の材料の滞溜時間を減少させるのであ
る。
いてパルプの滞留時間を決定する傾向にあるという理論
に一致する。従って、供給端側ディスクの速度を高める
ことから起きる滞溜時間の短縮は、使用強さを高めると
ともにエネルギを低下させて、材料の所望の濾水度を生
じることとなる。これはまた所望の濾水度において引裂
き及び破裂を減少させる作用を有する。材料が供給端側
ディスクを通過することにより出ていくので、材料は相
当の範囲を供給端側ディスクと共に回転する。これは、
供給端側ディスクを材料の遠心力を決定する主な要因に
する傾向にある。従って、供給端側ディスクの速度を高
めることは、制御端側の速度を高めるよりも大きい量
を、ディスク間の材料の滞溜時間を減少させるのであ
る。
図3及び図4はディスク26,28の対向する表面を示して
いる。供給端側ディスク26は円形で、半径方向内方及び
外方区域を有する。内方区域は、軸に連結されるハブ及
びカバー84と、ハブを囲繞する不連続の供給開口部66
と、内方区域を外方区域に堅固に取付ける中実のリガメ
ント又はスポーク82とを包含する。外方区域は環状摩砕
板50を形成する複数の並置した板セグメントを包含す
る。各セグメント50′は実質的に同一である。図示の実
施例では、各セグメント50′は半径方向に相違する粗い
バー列86、中間のバー列88及び細かいバー列90を有す
る。円形の制御端側ディスク28はディスク26と実質的に
同一径で、代表的には図3に示すセグメント50′と実質
的に同一である複数の板セグメント52′により摩砕板52
が形成されている同一の外方区域を有する。制御端側デ
ィスク28の内方区域は、供給端側ディスクの内方区域に
対向して受け板92のような実質的に中実の表面を呈し、
すなわち制御端側ディスク28に供給開口部がない。
いる。供給端側ディスク26は円形で、半径方向内方及び
外方区域を有する。内方区域は、軸に連結されるハブ及
びカバー84と、ハブを囲繞する不連続の供給開口部66
と、内方区域を外方区域に堅固に取付ける中実のリガメ
ント又はスポーク82とを包含する。外方区域は環状摩砕
板50を形成する複数の並置した板セグメントを包含す
る。各セグメント50′は実質的に同一である。図示の実
施例では、各セグメント50′は半径方向に相違する粗い
バー列86、中間のバー列88及び細かいバー列90を有す
る。円形の制御端側ディスク28はディスク26と実質的に
同一径で、代表的には図3に示すセグメント50′と実質
的に同一である複数の板セグメント52′により摩砕板52
が形成されている同一の外方区域を有する。制御端側デ
ィスク28の内方区域は、供給端側ディスクの内方区域に
対向して受け板92のような実質的に中実の表面を呈し、
すなわち制御端側ディスク28に供給開口部がない。
供給端側スポーク82が供給端側板50への供給を加速する
ように働くので、ダブルディスクリファイナへの供給材
料が供給端側ディスクに優先的に追従することが理論づ
けられている。板52と実質的に同一のバーパターンを有
する制御端側ディスクは、精砕強さの各成分に必要な
“バーの交差”の数及び性質を設定する。用語“精砕強
さ”及びここで用いられている他の用語はこの明細書の
付録に定義されている。
ように働くので、ダブルディスクリファイナへの供給材
料が供給端側ディスクに優先的に追従することが理論づ
けられている。板52と実質的に同一のバーパターンを有
する制御端側ディスクは、精砕強さの各成分に必要な
“バーの交差”の数及び性質を設定する。用語“精砕強
さ”及びここで用いられている他の用語はこの明細書の
付録に定義されている。
従って、滞溜時間が減少するにつれて増大する強さも、
制御端側ディスクの速度によるよりも供給端側ディスク
によって大きく影響される。一度滞溜時間が決定される
と、衝撃毎の強さ(バーの交差)も2つのディスクの相
対速度に直接影響される。逆に、制御端側ディスク28の
みを1800rpmへ速度を上昇させるとは、両ディスクを120
0rpmで作動させることに対し、所望の濾水度を達成する
のに必要なエネルギを減少させるものではない。
制御端側ディスクの速度によるよりも供給端側ディスク
によって大きく影響される。一度滞溜時間が決定される
と、衝撃毎の強さ(バーの交差)も2つのディスクの相
対速度に直接影響される。逆に、制御端側ディスク28の
みを1800rpmへ速度を上昇させるとは、両ディスクを120
0rpmで作動させることに対し、所望の濾水度を達成する
のに必要なエネルギを減少させるものではない。
両ディスクを1800rpmで常に作動させることはエネルギ
を節約する結果となるが、パルプの質特性はスループッ
ト、濃度及び圧力差のような他の作動要因の結果として
大きく変化する傾向にある。これら他の条件により、破
裂及び引裂きのような質が両ディスクの1200rpmでのベ
ースライン作動よりも良いか悪いかとし得ることが、多
種の試験で示されている。
を節約する結果となるが、パルプの質特性はスループッ
ト、濃度及び圧力差のような他の作動要因の結果として
大きく変化する傾向にある。これら他の条件により、破
裂及び引裂きのような質が両ディスクの1200rpmでのベ
ースライン作動よりも良いか悪いかとし得ることが、多
種の試験で示されている。
本発明で得られる改善された性能結果及び精砕強さの大
きい制御性が、図5ないし図24に示す定量的比較から明
らかにすることができる。図5及び図7ないし図24に
は、同一の4つのリファイナ構成がされている。ベース
ライン又は基準構成100が中実の棒で表わされ、1200rpm
で反対方向に回転される両ディスクを有する。第2の構
成200が斜めのハッチングで表わされ、1800rpmで反対方
向に回転される両ディスクを有する。第3の構成300が
白抜き棒で表わされ、1800rpmで回転される供給端側デ
ィスク及び1200rpmで回転される制御端側ディスクを有
し、そして、第4の構成400が水平線を備えた棒で示さ
れ、1200rpmで回転される供給端側ディスク及び1800rpm
で回転される制御端側ディスクを有する。
きい制御性が、図5ないし図24に示す定量的比較から明
らかにすることができる。図5及び図7ないし図24に
は、同一の4つのリファイナ構成がされている。ベース
ライン又は基準構成100が中実の棒で表わされ、1200rpm
で反対方向に回転される両ディスクを有する。第2の構
成200が斜めのハッチングで表わされ、1800rpmで反対方
向に回転される両ディスクを有する。第3の構成300が
白抜き棒で表わされ、1800rpmで回転される供給端側デ
ィスク及び1200rpmで回転される制御端側ディスクを有
し、そして、第4の構成400が水平線を備えた棒で示さ
れ、1200rpmで回転される供給端側ディスク及び1800rpm
で回転される制御端側ディスクを有する。
図5において、一定の120CFSにおける一日毎の絶乾メー
トルトン毎のキロワット時の単位で各構成に関するエネ
ルギ所要量の比較がなされている。図6は、両ディスク
が1200rpm及び1800rpmの同一速度で回転されている場合
における2つの構成200及び300に関し、異なるパルプ濃
度における精砕区域での滞溜時間を示している。これら
のデータから、滞溜時間より高い速度で減少し、1800rp
mでの高速ダブルディスク精砕が1200rpmでの通常の精砕
に対しエネルギ消費量を25パーセント減少させるものと
結論される。供給端側ディスクのみを1800rpmで作動さ
せることにより、ベースライン構成の節約の大部分が達
成できる。
トルトン毎のキロワット時の単位で各構成に関するエネ
ルギ所要量の比較がなされている。図6は、両ディスク
が1200rpm及び1800rpmの同一速度で回転されている場合
における2つの構成200及び300に関し、異なるパルプ濃
度における精砕区域での滞溜時間を示している。これら
のデータから、滞溜時間より高い速度で減少し、1800rp
mでの高速ダブルディスク精砕が1200rpmでの通常の精砕
に対しエネルギ消費量を25パーセント減少させるものと
結論される。供給端側ディスクのみを1800rpmで作動さ
せることにより、ベースライン構成の節約の大部分が達
成できる。
図7及び図8には、異なる条件に関する破裂指数の比較
が示されている。これらのデータから、より高い回転速
度での結合力がベースライン構成からの強さに相当し、
より高い速度で制御端側ディスクを作動させることが所
望の濾水度での強さを改善するものと結論できる。
が示されている。これらのデータから、より高い回転速
度での結合力がベースライン構成からの強さに相当し、
より高い速度で制御端側ディスクを作動させることが所
望の濾水度での強さを改善するものと結論できる。
図9及び図10には引裂き指数の比較が示されている。こ
れらのデータから、ベースライン構成よりも高い速度で
いずれか一方のディスクあるいは両方のディスクを回転
させることが繊維長を減少させて、引裂き指数を低下さ
せるものと結論できる。制御端側ディスクのみを高速で
作動させることは、一定の濾水度よりはむしろ一定のエ
ネルギ消費量に基づいて決定する場合に、引裂指数に大
幅に影響を与えることはない。
れらのデータから、ベースライン構成よりも高い速度で
いずれか一方のディスクあるいは両方のディスクを回転
させることが繊維長を減少させて、引裂き指数を低下さ
せるものと結論できる。制御端側ディスクのみを高速で
作動させることは、一定の濾水度よりはむしろ一定のエ
ネルギ消費量に基づいて決定する場合に、引裂指数に大
幅に影響を与えることはない。
図11及び図12は、2つの異なる条件のもとでの引張指数
を示している。これらのデータから、所望のエネルギの
使用でもって、一方又は両方のディスクのより高い速度
がより良い引張強さを発生したものと結論され得る。特
定の濾水度において、制御端側ディスクのみをより高い
速度で運動することで引張が最適化される。
を示している。これらのデータから、所望のエネルギの
使用でもって、一方又は両方のディスクのより高い速度
がより良い引張強さを発生したものと結論され得る。特
定の濾水度において、制御端側ディスクのみをより高い
速度で運動することで引張が最適化される。
図13及び図14には、2つの異なる条件での散乱係数の結
果が示されている。これらのデータから、すべての構成
のもとでは、より高い速度が高い散乱係数を生じ、より
広い表面積が発生されるものと結論され得る。
果が示されている。これらのデータから、すべての構成
のもとでは、より高い速度が高い散乱係数を生じ、より
広い表面積が発生されるものと結論され得る。
図15及び図16は、2つの異なる条件での結束繊維含有量
の比較を示している。所望の濾水度に関し、より高い速
度のディスクを用いたすべての構成がより大きい結束繊
維合有量を生じるが、特定の出力を標準にした場合に
は、より高い速度のディスクでもって結束繊維含有量が
減少される。
の比較を示している。所望の濾水度に関し、より高い速
度のディスクを用いたすべての構成がより大きい結束繊
維合有量を生じるが、特定の出力を標準にした場合に
は、より高い速度のディスクでもって結束繊維含有量が
減少される。
図17ないし図20は、異なる条件のもとでの粗繊維留分及
び長繊維留分を示しており、これらから、あらゆる場合
において、同じリファイナで異なる速度で運転するディ
スクの使用が、同一速度で両ディスクを運転することと
は異なる作用を生じるものと結論され得る。
び長繊維留分を示しており、これらから、あらゆる場合
において、同じリファイナで異なる速度で運転するディ
スクの使用が、同一速度で両ディスクを運転することと
は異なる作用を生じるものと結論され得る。
図21及び図22は微細繊維留分の比較をしており、これら
から、制御端側ディスクに対し供給端側ディスクを上昇
した速度で運転することが、同一の高速度でディスクを
運転する場合と実質的に等しいレベルに微細繊維留分を
維持できるものと結論され得る。
から、制御端側ディスクに対し供給端側ディスクを上昇
した速度で運転することが、同一の高速度でディスクを
運転する場合と実質的に等しいレベルに微細繊維留分を
維持できるものと結論され得る。
最後に、図23及び図24は手すき紙の嵩の比較を示してお
り、これらから、1800rpmの上昇した速度で供給端側及
び又は制御端側ディスクを作動させることが、ベースラ
イン構成の作動に対し嵩の減少を生じさせるものと結論
され得る。
り、これらから、1800rpmの上昇した速度で供給端側及
び又は制御端側ディスクを作動させることが、ベースラ
イン構成の作動に対し嵩の減少を生じさせるものと結論
され得る。
慣例的に、図1に示すキャビネット22,24のモータが、
安定状態では同一の一定速度で回転する同期又は誘導電
動機と一体あるいはこれに連結されていることを認識す
べきである。これらのモータは慣例的に軸に直接接続さ
れているので、軸の速度はモータの速度と同一である。
一方の軸及び組合わされるディスクの回転速度を変化さ
せることは、一方のモータを交換することにより、ある
いは、歯車装置、可変周波数電力制御装置又は同等物を
使用することにより達成できることを理解すべきであ
る。軸の回転速度を上昇させるための他の技術は、1200
rpmで作動する6つの極を有する既存のモータを、1800r
pmで作動する4つの極のものに変更することである。更
に、蒸気タービンのような他の駆動装置を用いることが
できる。所望の設定速度に関し、2つのディスクに対す
る出力比は、トルクが常に等しいことにより自動的に決
定される。従って、出力はトルクと速度の積であるの
で、駆動装置例えばモータの出力比は所望の速度比に比
例する。出力分割の他の根拠は利用できない。
安定状態では同一の一定速度で回転する同期又は誘導電
動機と一体あるいはこれに連結されていることを認識す
べきである。これらのモータは慣例的に軸に直接接続さ
れているので、軸の速度はモータの速度と同一である。
一方の軸及び組合わされるディスクの回転速度を変化さ
せることは、一方のモータを交換することにより、ある
いは、歯車装置、可変周波数電力制御装置又は同等物を
使用することにより達成できることを理解すべきであ
る。軸の回転速度を上昇させるための他の技術は、1200
rpmで作動する6つの極を有する既存のモータを、1800r
pmで作動する4つの極のものに変更することである。更
に、蒸気タービンのような他の駆動装置を用いることが
できる。所望の設定速度に関し、2つのディスクに対す
る出力比は、トルクが常に等しいことにより自動的に決
定される。従って、出力はトルクと速度の積であるの
で、駆動装置例えばモータの出力比は所望の速度比に比
例する。出力分割の他の根拠は利用できない。
従来のダブルディスクリファイナの一方の軸が本発明に
従って上昇したた速度で回転されるものとする場合、ベ
アリング及び組合わされるメカニカルシールは簡単な方
法で品質向上を必要とし得ることが、当業者には認識さ
れるであろう。
従って上昇したた速度で回転されるものとする場合、ベ
アリング及び組合わされるメカニカルシールは簡単な方
法で品質向上を必要とし得ることが、当業者には認識さ
れるであろう。
必ずしも必要ではないが、図1の機構16として示すトッ
プワインダ型供給装置又は同等物は精砕区域へパルプを
供給する際に高濃度を維持するのが望ましい。これは、
産出生成物の濃度を維持するのを助けている。同様に、
図1に示す板衝突保護装置38は必ずしも必要ではない
が、より一般的な1200rpmに対し1800rpmのようなディス
クのより高い回転速度は、板間のより小さい回転間隙を
必要とし、板の衝突を恐らく起こさせる。
プワインダ型供給装置又は同等物は精砕区域へパルプを
供給する際に高濃度を維持するのが望ましい。これは、
産出生成物の濃度を維持するのを助けている。同様に、
図1に示す板衝突保護装置38は必ずしも必要ではない
が、より一般的な1200rpmに対し1800rpmのようなディス
クのより高い回転速度は、板間のより小さい回転間隙を
必要とし、板の衝突を恐らく起こさせる。
前述のデータから、異なる速度でダブルディスクリファ
イナの各ディスクを作動させることは2つの重大な利点
を与えることが、当業者には認識できる。第1に、各デ
ィスクが1200rpmの同一速度で作動されるベースライン
構成に対し、本発明は、作業者が多数の生成物特性にお
ける同等の質的レベルを達成できるようにする一方、供
給端側ディスクが制御端側ディスクよりも例えば50パー
セント高い速度で回転される場合に、エネルギ消費量の
節約を実現している。両ディスクを1200rpmの同一の低
速度あるいは1800rpmの同一の高速度で作動させる従来
の方法に対し、本発明は、これら従来のダブルディスク
リファイナ構成のいずれでも達成し得ない他の生成物の
質的特性を達成している。更に、両ディスクが精砕区域
へ材料を導くための通路を有している場合でさえも、相
対するリファイナディスクを異なる速度で駆動すること
により有益な結果が得られる。
イナの各ディスクを作動させることは2つの重大な利点
を与えることが、当業者には認識できる。第1に、各デ
ィスクが1200rpmの同一速度で作動されるベースライン
構成に対し、本発明は、作業者が多数の生成物特性にお
ける同等の質的レベルを達成できるようにする一方、供
給端側ディスクが制御端側ディスクよりも例えば50パー
セント高い速度で回転される場合に、エネルギ消費量の
節約を実現している。両ディスクを1200rpmの同一の低
速度あるいは1800rpmの同一の高速度で作動させる従来
の方法に対し、本発明は、これら従来のダブルディスク
リファイナ構成のいずれでも達成し得ない他の生成物の
質的特性を達成している。更に、両ディスクが精砕区域
へ材料を導くための通路を有している場合でさえも、相
対するリファイナディスクを異なる速度で駆動すること
により有益な結果が得られる。
付録 選択した用語の解説 結合力 一枚の紙の繊維が如何に具合良く互いに結合さ
れているかを特徴づける測定。試験は、紙の表面に或る
ものを結合するように接着剤を用い、そして紙を引張っ
て切るのに必要な単位面積当りの力を測定する。
れているかを特徴づける測定。試験は、紙の表面に或る
ものを結合するように接着剤を用い、そして紙を引張っ
て切るのに必要な単位面積当りの力を測定する。
破裂指数 破裂強さ/単位重量。破裂強さは、紙の試験
片を環状リングに掴持させ、そして試験片にゴム製ダイ
ヤフラムの上昇する圧力を破れるまで加えるようにする
ラボ試験で決定される。kPaの圧力が破裂圧力として記
録される。
片を環状リングに掴持させ、そして試験片にゴム製ダイ
ヤフラムの上昇する圧力を破れるまで加えるようにする
ラボ試験で決定される。kPaの圧力が破裂圧力として記
録される。
CSF カナダ国基準濾水度、一塊のパルプから水が排出
される速度を基にした測定。これは、他のパルプの質を
予測するのを助ける簡単な試験である。一般に、処理に
加えられるより大きなエネルギは、繊維及び粒子の寸法
を減少させ、そして排出速度を減少させる。低い数値は
繊維及び粒子の小さいことに一致する。
される速度を基にした測定。これは、他のパルプの質を
予測するのを助ける簡単な試験である。一般に、処理に
加えられるより大きなエネルギは、繊維及び粒子の寸法
を減少させ、そして排出速度を減少させる。低い数値は
繊維及び粒子の小さいことに一致する。
濾水度 CSFの略。
手すき紙の嵩 パルプの試料を用いて基準ラボ設定によ
り準備された紙の小片における特定容積の測定。
り準備された紙の小片における特定容積の測定。
強さ 精砕されている材料にエネルギが加えられる速度
の測定。対向する板の摩砕面間のバーの交差又は類似物
を材料が通過する際における材料に対する衝撃毎の特定
エネルギとして一般に定義される。特定エネルギはスル
ープットの単位毎に加えられる動力として定義される。
の測定。対向する板の摩砕面間のバーの交差又は類似物
を材料が通過する際における材料に対する衝撃毎の特定
エネルギとして一般に定義される。特定エネルギはスル
ープットの単位毎に加えられる動力として定義される。
ODMT 一日毎の絶乾メートルトン。
プルマック 結束繊維含有量を決定する試験機。
散乱係数 一枚の紙から如何に光が反射するかの測定。
結束繊維含有量 パルプ試料における或る寸法を超えた
繊維束の割合。結束繊維はパルプの非精砕部分又は精砕
中の部分と考えられる。
繊維束の割合。結束繊維はパルプの非精砕部分又は精砕
中の部分と考えられる。
引裂き指数 引裂き強さ/単位重量。引裂き強さは、紙
の試料に引裂き力を加えるようにするラボ試験で決定さ
れる。加えられた力が測定値である。
の試料に引裂き力を加えるようにするラボ試験で決定さ
れる。加えられた力が測定値である。
引張指数 引張強さ/単位重量。引張強さは、紙の試料
に引張力を加えることにより決定される。破れた時点で
の単位面積当りの力が記録値である。
に引張力を加えることにより決定される。破れた時点で
の単位面積当りの力が記録値である。
TMP 熱機械パルプ。これは、チップを最初に加圧スチ
ーミングにより軟化させ、そして加圧精砕するようにし
たディスク型リファイナによって生成されたパルプであ
る。
ーミングにより軟化させ、そして加圧精砕するようにし
たディスク型リファイナによって生成されたパルプであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スフェーラッザ マーチン ゼー アメリカ合衆国オハイオ 45504 スプリ ングフィールド ノースウッド ドライブ 540 (56)参考文献 米国特許3523649(US,A)
Claims (22)
- 【請求項1】それらの間に半径方向に延びる精砕区域を
画成している第1及び第2の軸線方向に対向し反対方向
に回転するリファイナディスクと、前記精砕区域の半径
方向内方部分へ高濃度パルプを圧送する装置と、ディス
クをそれぞれ回転させることにより、精砕区域を通って
パルプが半径方向外方へ動く際にパルプを精砕する第1
及び第2の駆動装置とを有する高濃度パルプリファイナ
装置において、前記第1及び第2駆動装置がディスクを
異なる一定速度で反対方向に回転させる、高濃度パルプ
リファイナ装置。 - 【請求項2】請求項1記載のリファイナ装置において、
第1及び第2駆動装置が、異なる全出力定格を有する第
1及び第2の電動モータをそれぞれ包含する、リファイ
ナ装置。 - 【請求項3】請求項1記載のリファイナ装置において、
第1ディスクが、供給材料を受けるとともに供給材料を
精砕区域へ導くためのスロートを包含し、前記第1駆動
装置は、第2駆動装置が第2ディスクを回転させるより
も大きい速度で第1ディスクを回転させる、リファイナ
装置。 - 【請求項4】請求項3記載のリファイナ装置において、
第1ディスクの回転速度が1800rpmである、リファイナ
装置。 - 【請求項5】請求項4記載のリファイナ装置において、
第2ディスクの回転速度が1200rpmである、リファイナ
装置。 - 【請求項6】請求項3記載のリファイナ装置において、
第1ディスクの回転速度が第2ディスクの回転速度より
も約25〜75パーセント大きい範囲内にある、リファイナ
装置。 - 【請求項7】請求項6記載のリファイナ装置において、
第2ディスクの回転速度が約1500rpmよりも小さい、リ
ファイナ装置。 - 【請求項8】請求項6記載のリファイナ装置において、
第1ディスクの回転速度が約1500rpmよりも大きい、リ
ファイナ装置。 - 【請求項9】請求項1記載のリファイナ装置において、
第1ディスクが、供給材料を受けるとともに供給材料を
精砕区域へ導くためのスロートを包含し、前記第2駆動
装置は、第1駆動装置が第1ディスクを回転させるより
も大きい速度で第2ディスクを回転させる、リファイナ
装置。 - 【請求項10】請求項9記載のリファイナ装置におい
て、第2ディスクが少なくとも約1500rpmの速度で回転
し、第2ディスクの速度が第1ディスクの速度よりも少
なくとも約25〜75パーセント大きい、リファイナ装置。 - 【請求項11】貫通する軸線を有するケーシング; 軸線を中心として回転するようにケーシング内に配置さ
れ、第1の摩砕面を画成する供給端側精砕ディスク; 軸線を中心として回転するようにケーシング内に配置さ
れ、第1摩砕面に対して空間を置いた対向関係で第2の
摩砕面を画成するディスクであって、前記空間が両ディ
スク間に軸線に対し半径方向外方に延びる精砕区域を画
成している制御端側精砕ディスク; 軸線上に配置され、第1ディスクに固着された被動端部
及びケーシングの外部の駆動端部を有する第1の駆動
軸; 軸線上に配置され、第2ディスクに固着された被動端部
及びケーシングの外部の駆動端部を有する第2の駆動
軸; 第1軸の駆動端部に接続されて、第1ディスクを第1の
一定速度で第1の方向に回転させる第1の駆動装置; ケーシング及び第1ディスクを通る流路を画成してい
て、第1駆動装置により第1ディスクが駆動されている
間に軸線に隣接する半径方向位置で前記空間へ供給材料
を圧送する供給装置;及び 第2軸の駆動端部に接続されて、第1ディスクの回転と
は反対の方向に且つ第1ディスクの回転速度とは少なく
とも約25パーセント異なる一定速度で第2ディスクを回
転させる第2の駆動装置 を備えてなる、高濃度パルプ精砕用のリファイナ。 - 【請求項12】請求項11記載のリファイナにおいて、ケ
ーシング内で制御端側ディスクの軸線方向位置を調整す
ることにより空間を軸線方向に調整する手段を包含す
る、リファイナ。 - 【請求項13】請求項11記載のリファイナにおいて、供
給端側ディスクの摩砕面が、複数の半径方向に延び且つ
角方向に離間したバーを包含する環状の第1の板を有
し、制御端側ディスクの摩砕面が、第1板と実質的に同
一で且つ該板と対向関係にある環状の第2の板を有す
る、リファイナ。 - 【請求項14】請求項11記載のリファイナにおいて、第
1駆動装置が第2駆動装置の馬力定格よりも約50パーセ
ント高い馬力定格を有する、リファイナ。 - 【請求項15】請求項11記載のリファイナにおいて、第
1駆動装置が第1軸及び供給端側ディスクを1800rpmで
回転させる、リファイナ。 - 【請求項16】請求項11記載のリファイナにおいて、速
く回転するディスクの速度が少なくとも約1500rpmであ
り、遅く回転するディスクの速度が1500rpmよりも小さ
い、リファイナ。 - 【請求項17】2つの同軸で空間を置いて反対方向に回
転する実質的に同一径のディスク間でパルプ材料を精砕
する方法であって、軸線に隣接する空間へ高濃度の供給
材料を圧力状態で導くことにより、材料がディスク周辺
に向けて半径方向に通過する際にディスク間で精砕され
て、精砕した状態でディスク周辺に排出されるようにし
た方法において、両ディスクを少なくとも約25パーセン
ト異なる一定速度で反対方向に回転させる工程を備えて
なる、パルプ材料を精砕する方法。 - 【請求項18】請求項17記載の方法において、一方のデ
ィスクの軸線付近の開口部を介して空間へ供給材料を導
く工程を包含し、前記一方のディスクを他方のディスク
よりも速く回転させる、方法。 - 【請求項19】請求項18記載の方法において、第1ディ
スクが第2ディスクよりも約50パーセント速く回転され
る、方法。 - 【請求項20】請求項19記載の方法において、第1ディ
スクが約1800rpmで回転され、第2ディスクが約1200rpm
で回転される、方法。 - 【請求項21】請求項17記載の方法において、一方のデ
ィスクの通路を介して空間へ供給材料を導く工程を包含
し、他方のディスクを前記一方のディスクよりも速く回
転させる、方法。 - 【請求項22】請求項17記載の方法において、反対方向
に回転させる工程が、約1500rpmよりも大きくない速度
で一方のディスクを回転させるとともに、前記一方のデ
ィスクの速度よりも25〜75パーセント大きい範囲内の速
度で他方のディスクを回転させることを包含する、方
法。
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