JPH0759301B2 - 固体結晶リン酸炭化水素転化触媒 - Google Patents

固体結晶リン酸炭化水素転化触媒

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JPH0759301B2
JPH0759301B2 JP2207961A JP20796190A JPH0759301B2 JP H0759301 B2 JPH0759301 B2 JP H0759301B2 JP 2207961 A JP2207961 A JP 2207961A JP 20796190 A JP20796190 A JP 20796190A JP H0759301 B2 JPH0759301 B2 JP H0759301B2
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silicon
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は全シリコンホスフェートX−線強度がアルファ
−アルミナに比し30パーセント以上であり、シリコンオ
ルトホスフェート、シリコンピロホスフェートの両結晶
よりなる改善された固体結晶リン酸触媒に関する。この
触媒は特に炭化水素の転化に有用である。
〔従来の技術〕
固体リン酸は芳香族アルキル化及びオレフィンの重合化
などの種々の炭化水素転化に有用であることは知られて
いる。この触媒は触媒活性の酸部分が支持体又は基体上
に結合された組成である。基体部はシリカ−リン酸反応
により形成されるものと信じられる、主としてシリコン
オルトホスフェートSi3(PO44,シリコンピロホスフェ
ートSiP2O7,並びにこれらの誘導体。この触媒は主とし
てシリカとリン酸の混合物を押し出しそして焼して製
造される。この反応は簡単に下記のように示される。
3SiO2+4H3PO4 → Si3(PO4+6H2O SiO2+2H3PO4 → SiP2O7+3H2O 上記反応はリン酸はシリカとよく反応して化学量論的及
び反応条件によってリン酸塩の両形が生成する。シリコ
ンオルトホスフェートは乾燥中脱水してシリコンピロホ
スフェートを得る、そしてこれはシリコンピロホスフェ
ート形成の一つの機構であると信じられる。シリコンオ
ルト−からピロ−の転換はまた温度及び加水のような要
因による、次の反応式により示される。
Si3(PO4+2H3PO4 → 3SiP2O7+3H2O Si3(PO4+加 熱 → 2SiP2O7+SiO2 これらの反応は一層の複雑な触媒の製法に用いられた。
低活性又は低安定性触媒は従来の技術の製法の低い結晶
化条件によって生ずる低い結晶化の結果である。炭化水
素転化に用いるこれらの触媒の安定性は比較的高度で結
晶を制御することにより著しく改善されることを見出し
た。
固体リン酸触媒及びこの触媒の破砕に抵抗性の強い物理
的性質を利用した方法は従来技術として公知である。全
シリコンホスフェート結晶を最大にすることにより炭化
水素に利用の安定性を改善することは知られていない。
そして、それが本発明の主題である。
米国特許第2,650,201号にはチタニウム、ジルコニウム
及び錫からなる群より選ばれた金属の加水分解性化合物
を予め焼した固体リン酸触媒を含む金属の複合物に加
えることにより焼固体リン酸触媒の構造的強度を改善
する方法が記載されている。その好適な焼温度は100
゜乃至500℃の範囲である。本発明の触媒は如何なる金
属も添加せず、米国特許第2,650,201号にはシリコンホ
スフェート結晶を最大にすることによる利益を得ること
は記載していない、点で差異がある。
米国特許第3,112,350号には特殊の固体リン酸触媒の存
在下炭化水素オレフィンの重合化方法が記載されてい
る。この特殊の触媒はSiO2に対し高いP2O5約1.08以上の
モル割合より成っている。この触媒はまた好適に約560
℃の温度で焼することが必要である。この米国特許第
3,112,350号はC型結晶とB型結晶の約28:1の特殊な結
晶割合を達成するに約560℃で触媒を焼する利点を教
示している。しかしながら、SiO2に対するP2O5のモル比
が1.08を超えた場合、シリコンピロホスフェート(SiP2
O7,P2O5/SiO2=1)より高い含量のホスフェートを有す
る原料のみ使用できると考える。シリコンオルトホスフ
ェート(Si3(PO4)はP2O5/SiO2が0.75であるから
使用できないと考える。米国特許第3,112,350号におい
て実施の最も効果的条件を基にして触媒の結晶割合を検
討することが開示されているが、全体の結晶度を要求す
ることの詳細は記載されていない。
米国特許第3,673,111号には触媒の物理的強度の改善に
2段階焼により固体リン酸触媒の製法が開示されてい
る。高破砕強度は未完成の触媒を260゜乃至460℃の温度
で水蒸気にさらし後水蒸気の不存在で第2の焼を行っ
た時得られる。
米国特許第4,521,638号には、第3級オレフィンの製造
に固体リン酸触媒を使用する方法が記載されている。こ
の方法の有用な触媒は不活性雰囲気で500℃以上の温度
好適には約600℃、特に好適には約700℃以上で焼され
る。若し焼温度が500℃以下であれば、十分な活性並
びに長い寿命を有する触媒は得られない(4欄63行〜5
欄2行)。これと本発明との相違は高安定性固体リン酸
触媒が450℃以下の温度で焼することによって全体の
シリコンホスフェート結晶の改善をある程度満足し得る
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
接触縮合反応において改善された触媒の安定性は固体リ
ン酸触媒中に含まれている全体の結晶及び形を最高にす
ることにより達成することを見出した。更に、この高結
晶度シリコンホスフェート生成物は結晶化工程中に水蒸
気濃度と温度を厳格に制御された方法で得られる。
本発明の主なる目的は改善された固体リン酸触媒を提供
することである。改善された触媒は改善された触媒結晶
度と結晶度分布のためにより触媒寿命を高める。
従って、本発明の広い態様は固体結晶リン酸触媒であ
る。固体結晶リン酸触媒は全シリコンホスフェートX−
線強度がアルファ−アルミナに比し30パーセント以上で
あることを特徴とするものである。固体リン酸触媒は更
にシリコンオルトホスフェート及びシリコンピロホスフ
ェートの両者の結晶を含むことを特徴とする。所望する
結晶度はリン酸と珪酸質原料の不定形混合物を制御され
た条件で結晶化することにより得られる。触媒の結晶化
は結晶化工程において1又はそれ以上の結晶化域の温度
を250゜より高く450℃までの温度、そして結晶化域の全
蒸気を基にして3より大で30までのモルパーセントの水
蒸気濃度により最も効果的に行われる。
狭い態様において、本固体結晶リン酸触媒はシリコンピ
ロホスフェートピーク(002)及びシリコンオルトホス
フェートピーク(113)の綜合によりアルファ−アルミ
ナに対し40パーセント以上の全シリコンホスフェートX
−線強度を有しそしてシリコンホスフェートのアルファ
−アルミナ外部標準の(012),(104)及び(113)ピ
ークをそのまま加算した強度の総計で割ると、固体リン
酸触媒は少くとも0.1パーセントX−線強度を持つシリ
コンピロホスフェートと少くとも30パーセントX−線強
度(両者はアルファ−アルミナに比した強度である)を
持つシリコンオルトホスフェートよりなっている。望ま
しいリン酸結晶度はリン酸と珪酸質原料の不定形混合物
を1又はそれ以上の結晶化域で350゜乃至450℃の温度
で、結晶化工程中の蒸気を基にして5乃至30モルパーセ
ントの水蒸気濃度で20乃至120分又はそれ以上の全時間
で結晶化することにより製造される。
固体リン酸触媒は種々の重要な炭化水素転化方法におけ
る有用性はよく知られている。しかしながら、このよう
な方法における固体リン酸触媒の使用は常に触媒の活
性、触媒の分解、触媒の強度、触媒の寿命等の問題が伴
う。従って、活性、協力触媒の製造法は常に追求され
る。この目的を到達し、長寿命触媒形成は発見された。
このように予期される固体触媒の主要なそして活性成分
はリン酸である、好適なものはリンの+5価である。こ
の酸は最終生産された触媒混合物の約60乃至約80重量パ
ーセント又はそれ以上で好適には80重量パーセント以上
がよい。
原料に用いられる種々のリン酸のうち、オルトリン酸
(H3PO4)及びピロリン酸(H4P2O7)は主として価格の
低廉なこと及び入手し易いことにより用いられる。しか
し、本発明はそれらに限定されない。異なるリン酸を用
いても本発明の方法により得られた触媒は同じ有機反応
が行われる。
本発明で開示した結晶化特性を有する製法で製造された
触媒は同様の前駆物を用いた他の方法で製造した触媒に
比べ炭化水素転化性が優れている。
原料成分としてオルトリン酸を用いた場合、約75乃至10
0パーセントの種々の濃度の水溶液が使用される、また
若干の遊離五酸化リンを含んだ酸も使用できる。オルト
酸はオルトリン酸の脱水化の第1段階に相当するピロ酸
の一定のパーセンテージを含む。これらの濃度範囲の
内、酸は種々に変化する粘度の液体を与えそして吸着材
料と容易に混合できる。実施において式H4P2O7に対応す
るピロリン酸は珪酸質原料とその融点(61℃)よりやや
高めの温度で、混合し加熱してピロ酸吸着材混合物が得
られる。
式H5P3O10で現わされるトリリン酸も本発明の触媒の製
法の原料として使用される。これらの触媒組成物はここ
に述べた珪酸質原料とオルトリン酸、ピロリン酸、トリ
リン酸及び他のポリリン酸を含むリン酸混合物から製造
し得る。
リン酸の吸着材又は担体として使用される材料は2組に
別けられる。第1は優れた珪酸質特性の材料でケイソウ
土及び合成有孔性シリカが含まれる。第2の組の材料は
単独又は第1の組の材料と混合して使用し、一般にアル
ミナシリケートの群の或るもの及び種々の充填アース及
びクレー例えばベントナイト、モンモリオナイト、酸処
理クレー等のような天然物が含まれる。
本発明に利用される触媒混成物の製造において、リン酸
及び珪酸質原料は約10゜乃至約232℃の温度、好適には
約95゜乃至180℃の温度で混合し混成物を形成する。こ
のようにして、十分な結果はポリリン酸(82%P2O5
有)を約170℃の温度に加熱し、そして後ケイソウ土と
この熱酸を混合することによって得られる。ポリリン酸
とケイソウ土は五酸化リンのケイソウ土に対する重量割
合が約1.8:1乃至約6:1である混成物である。この混成物
は表面上はやや湿潤で殆ど乾燥されている、しかし水圧
式又はらせん型押出機で圧力を加えると可塑性になり混
成物を片状に形成し粒状に切断する。この不定形押出物
は後に望ましい性質を有する最終触媒の製造に結晶化さ
れる。
不定形押出物の結晶化は知られた結晶化工程知られた装
置中の温度、水蒸気割合及び時間の技術を制御すること
により達成する。温度の条件、水蒸気の添加速度及び結
晶装置の時間の条件は最終形及び完成固体リン酸触媒の
結晶の量に直接影響する。完成した固体リン酸触媒は全
シリコンホスフェートX−線の強度はアルファ−アルミ
ナ標準に対し少くとも30パーセントであり、そしてシリ
コンオルトホスフェートとシリコンピロホスフェートの
両結晶よりなっている。
「結晶化」なる語は本出願に使用されるような装置又は
方法を意味するそして温度制御、水蒸気の割合及び装置
中の時間を本発明の固体リン酸触媒の望ましい結晶度を
与えるための形の装置が属する。
特に、このような結晶化装置はオーブン又はファーネス
である。このような装置の典型的なものは技術的に知ら
れマッフルオーブンまたはファーネス、キルン及びバッ
チ又は連続焼のものである。結晶化はバッチ又は連続
法で行うことができる。このような結晶化方法は温度、
時間、水蒸気を制御できる1又はそれ以上の域を含ませ
ることができる。
温度は第1の臨界的な結晶化条件である。温度は不定形
材料の脱水化及び結晶化処理の結果として結晶生成物の
形を制御する両者において重要である。高温、特に約50
0℃以上は実質的にシリコンピロホスフェートの結晶の
みよりなる固体リン酸触媒になる。シリコンオルトホス
フェートとシリコンピロホスフェートの両者の結晶を持
った所望の触媒を得るために、結晶温度範囲を250゜よ
り高く450℃までの温度が最も望ましく特に350゜と450
℃の間の温度であることを決定した。
特定の結晶温度と関連して、水蒸気即ち結晶工程中の湿
度の含量を触媒が所望結晶度を得るように厳格に制御す
ることも本発明の重要な観点である。結晶化工程の蒸気
中の水蒸気の含量は結晶化域の全蒸気含量を基にして3
より大きく30までのモルパーセント範囲である。最も好
適な水蒸気は結晶域の全蒸気を基にして5乃至30モルパ
ーセントである。結晶化域の水蒸気含量の制御は蒸気を
外部の原料から供給する必要はない。水蒸気の多くは結
晶化中に触媒からの水の蒸発により結晶域中の蒸気中に
存在する。水蒸気の結晶域への添加は結晶域を通して温
度及び新しい触媒の湿度含量の変化によって、結晶域の
水蒸気を制御する必要があるときである。
結晶工程の時間も重要である。典型的な全結晶時間は20
乃至120分又はそれ以上変化される。1つの結晶域以上
を用いる場合、全結晶時間が20乃至120分の範囲のよう
に各域で変更できる。
本発明の更に好適な観点は、1以上の結晶域がある場
合、少くとも1つの結晶域は蒸気条件で操作されなけれ
ばならない。更に好適には多段工程結晶化法において端
末即ち最終の結晶域は上記所望の方法の条件で操作され
る。所望の温度範囲は最も高い結晶化温度が代表的であ
る。それはこの温度及び水蒸気条件を端末の結晶域の操
作が理論的に触媒の全部を結晶度及び結晶形にする最も
効果的である。これは端末域の隣の他の結晶域が好適な
条件で操作できないことは云っていない。これはここに
述べた触媒製造の最も効果のある方法であることは信じ
られる。
上記方法により製造される固体リン酸触媒は全シリコン
ホスフェートX−線強度はアルファ−アルミナ標準に比
し30パーセント好適に40パーセント以上である。この触
媒はまた好適にはアルファ−アルミナに比し少くとも1
パーセントX−線強度を持ったシリコンピロホスフェー
トとアルファ−アルミナに比し好適に少くとも30パーセ
ントX−線強度を持ったシリコンオルトホスフェートよ
りなっている。
完成された固体リン酸触媒の結晶形及び結晶度はNation
al Bureauの標準アルファ−アルミナ対象物を用いてX
−線回折を決めた。この分析はシリコンオルトホスフェ
ートとシリコンピロホスフェートの両者のアルファ−ア
ルミナについての比較値を提供し、各々相互の比較及び
結晶度の絶対値でない。
完成された固体リン酸触媒試料の比較結晶度の決定は、
試料を先ず微細粉(44ミクロン以下の大きさ)に粉砕す
る。試料は後、好適には銅陽極X−線管を備えたX−線
回折スキャンの量を得る。シリコンホスフェート相のそ
のまま加算された強度はシリコンピロホスフェートのピ
ーク(002)とシリコンオルトホスフェートのピーク(1
13)よりもたらされる。得られたものはまた(012),
(104)及び(113)ピークの加算によるアルファ−アル
ミナ外部標準のそのままの加算強度である。シリコンホ
スフェート相の相対X−線強度はアルファ−アルミナ外
部標準の3個のピークのそのままの加算強度の合計によ
りそれらの各々のそのままの加算強度を割ることにより
得られる。その結果は100倍しそしてパーセント単位で
現わす。
ここで報告されたX−線回折結果は全比較結晶度、シリ
コンオルトホスフェート結晶度及びシリコンピロホスフ
ェート結晶度などの値及び最終的には相対強度割合の言
葉で現わす。
全相対結晶度は全結晶度と同義語である。固体リン酸触
媒の全結晶度はアルファ−アルミナに対するシリコンオ
ルトホスフェートの結晶度とアルファ−アルミナに対す
るシリコンピロホスフェートの結晶度の合計である。相
対強度割合はアルファ−アルミナに対するシリコンオル
トホスフェート結晶度をアルファ−アルミナに対するシ
リコンピロホスフェートで割った割合である。
本発明の触媒は接触縮合、芳香族アルキル化及び他の型
の炭化水素転化方法に有用である。オレフィン炭化水素
をポリマーとする転化に使用する時、触媒は今まで述べ
たように形成され、一般に鋼で作られそして予熱された
炭化水素がそこを通して供給される加熱反応器中の粒状
層として使用される、このように、本方法の固体触媒は
炭化水素蒸気を含んだオレフィンの処理混合物をオレフ
ィンポリマー化するに有効に使用される、しかし同じ触
媒はまたブチレンのようなオレフィン性炭化水素のポリ
マー化中の操作で適宜の条件で液状を維持するように使
用するとガソリンが生産される。一般のガス状オレフィ
ンのポリマー化に使用する時、形成された触媒粒は直立
した管状処理塔に充填されるそしてオレフィン含有ガス
混合物をここを下方に約140゜乃至290℃の温度及び約6.
8乃至約102気圧の圧力で通す。これらの条件はプロピレ
ン及びブチレンの約10乃至50パーセント含むオレフィン
含有原料を処理する時適切である。本質的にプロピレン
及びブチレンよりなる混合物を操作する時、この触媒は
約140゜乃至約250℃の温度で約34乃至102気圧の圧力で
効果的である。
芳香族炭化水素のアルキル化に使用する時、本発明の触
媒は管状反応器又は触媒床に置く。本発明の触媒で芳香
族アルキル化の好適な温度は芳香基質と所望するモノア
ルキル芳香族化合物を選択的に生産するに使用する特殊
なオレフィンとの間の始めの反応の温度である。一般
に、使用される好適な温度は約100゜乃至390℃、特に約
150゜乃至約275℃である。
ここに使用される好適な圧力は約1気圧以上しかし約13
0気圧を超えてはいけない。特に望ましい圧力範囲は芳
香族原料の流速約0.1乃至約50hr-1(空間速度)、特に
約0.5乃至5hr-1(空間速度)の液体速度で約10乃至約40
気圧である。ここで使用されている温度及び圧力の組み
合わせは液相でのアルキル化反応であることを留意すべ
きである。本質的に液相のアルキル芳香族生産方法にお
いて、触媒は常に反応剤で洗われる、そのため触媒上に
前駆物のケーキの積層を防ぐ、触媒上に積層する炭化水
素の量を減らすことによりケーキの生成及び触媒の反応
性の減少が主要の問題となっているガス相アルキル化法
に比し触媒循環寿命が延長される。
「本質的液相」それは活性反応剤の全てが液相である、
しかし、軽オレフィンのような気相で存在する不活性化
合物もあってもよい。
炭化水素転化方法にこの触媒を使用中、少量の水を加え
ることは過度の脱水そしてその結果触媒活性を増加しそ
して触媒から水を実質的に防止するからしばしば有効で
ある。水又は水蒸気は供給炭化水素に加えられ触媒の含
水量と本質的にバランスさせる。この水は水蒸気の量は
供給される有機原料の容量の約0.1乃至約6.0パーセント
である。
つぎの実施例は本発明の方法を示す、そして本願の特許
請求の範囲で記載した本発明の範囲を限定するものでは
ない。
〔実施例〕
実施例I この実施例は不定形リン酸触媒押出物の一般的製法を示
す、この押出物は次の実施例の種々の結晶化方法により
固体リン酸触媒の結晶形に変換される。
ケイソウ土及びP2O5の85パーセント又はそれ以上含むリ
ン酸を1対2の重量割合で170℃の温度で配合する。こ
の原料を押出機の目を通して押し出し約5mm径の押出物
を生産する。不定形の特性は出来たての押出物のX−線
により検出した。このようにして生産された押出物は後
に実施例及び比較例II〜VIIIに記載されている結晶化実
施例及び比較例に使用される。完成された触媒の結晶度
はX−線回折により測定した。標準X−線回折技術は対
照物質としてNBSアルファ−アルミナを用いる方法を使
用した(正確な試験方法の明細参照)。従って、次の実
施例及び比較例に挙げたオルトホスフェート及びピロホ
スフェートの結晶度値は絶対値ではなくアルファ−アル
ミナの相対値に代えたものである。
比較例II 実施例Iからの出来たての不定形固体リン酸押出物のバ
ッチを100〜150グラムのバッチにして小型のオーブン中
で結晶方法に供した。オーブンは厳格にオーブンの温度
を制御すると共に空気と水蒸気を同じに規定された割合
で加える。オーブン温度250℃で3モルパーセント水蒸
気濃度で約20分後、結晶を取り出しそして結晶度を検出
した。結晶シリコンオルトホスフェートのみはアルファ
−アルミナ標準に比し10.7パーセントのX−線強度を検
出した。結晶シリコンピロホスフェートは検出されなか
った 比較例III 実施例Iからの出来たての不定形固体リン酸押出物のバ
ッチを比較例IIと同様の小型のオーブン中で結晶化方法
に供した。オーブン温度250℃で22モルパーセント水蒸
気濃度で約20分後、触媒を取り出しその結晶度の分析を
行った。シリコンオルトホスフェートの結晶形のみはア
ルファ−アルミナ標準に比し6.4パーセントの相対X−
線強度を検出した。この比較例の結果及び比較例IIの結
果は水蒸気は250℃以下で結晶シリコンピロホスフェー
トの生産には効果がないことを示す。
比較例IV 実施例Iからの出来たての不定形固体リン酸押出物のバ
ッチを比較例IIと同様の小型オーブン中で結晶化方法に
供した。オーブン温度392℃で3モルパーセント水蒸気
濃度で約50分後、触媒を取り出しその結晶度を分析し
た。シリコンオルトホスフェートの結晶形のみはアルフ
ァ−アルミナ標準に比し44.9パーセントの相対X−線強
度を検出した。
実施例V 実施例IVからの結晶固体リン酸触媒の一部を比較例IIと
同様の小型オーブン中で更に392℃で26モルパーセント
水蒸気濃度で20分後追加する再処理に供した。この追加
処理は相対強度割合シリコンオルトホスフェートとシリ
コンピロホスフェートが7.1:1を持つ全シリコンホスフ
ェートX−線のアルファ−アルミナ標準に比して41.7パ
ーセントに減少した。この実施例は水蒸気及び温度の両
者がオルト及びピロホスフェートの両者の結晶を有する
固体リン酸触媒の製造において臨界的要素であることを
示す。
実施例VI 実施例Iからの出来たての不定形固体リン酸押出物のバ
ッチを比較例IIと同様の小型のオーブン中で結晶化方法
に供した。オーブン温度392℃で18モルパーセント水蒸
気濃度中で約50分後、触媒を取り出しその結晶度を分析
した。シリコンオルトホスフェートとシリコンピロホス
フェート両者の結晶度はアルファ−アルミナ標準に比し
40パーセントの全X−線強度を検出した。シリコンオル
トホスフェートとシリコンピロホスフェート間の相対強
度割合は17.2:1であった。
実施例VII 実施例VIからの結晶固体リン酸触媒の一部を比較例IIと
同様の小型オーブン中で更に392℃で3モルパーセント
水蒸気濃度で20分追加する再処理を行った。この追加処
理で全シリコンホスフェートのX−線のアルファ−アル
ミナ標準に比した強度は38.0パーセントに減少し、一方
シリコンオルトホスフェートとシリコンピロホスフェー
ト間の相対強度割合は12.7:1に低下した。
実施例VIII 実施例Iからの出来たての不定形固体リン酸押し物のバ
ッチを比較例IIと同様の小型のオーブン中で結晶化方法
に供した。430℃のオーブン温度で27モルパーセント水
蒸気濃度中約70分後、触媒を取り出しそしてその結晶性
を分析した。シリコンオルトホスフェートとシリコンピ
ロホスフェート両者の結晶形は全X−線のアルファ−ア
ルミナ標準に比し47.7パーセントの強度を検出した。シ
リコンオルトホスフェートとシリコンピロホスフェート
間の相対強度割合は12.3:1であった。
実施例IX 実施例Iに述べたと本質的に同様の方法で製造しそして
種々の焼条件で完成した固体リン酸触媒の多くをシリ
コンオルトホスフェートとシリコンピロホスフェートX
−線強度で分析した。この分析の結果を下記表1で示す
ことができる。
分析された触媒は後にオレフィンポリマー化方法プラン
トの触媒とし触媒寿命を試験した。試験は約68気圧の圧
力で1.8乃至2.1hr-1(空間速度)の液体時間当り速度及
び149゜乃至230℃の温度でポリプロピレン原料を導入し
た。
この試験は商業製品生産するための転化操作のプラント
中でのものである。
表1の全結晶度値即ち相対全X−線強度値と触媒寿命値
の対比は全結晶度が触媒の安定性に直接関係する。固体
リン酸触媒の全シリコンホスフェート相対X−線強度が
大なる程固体リン酸触媒が一層安定であることはオレフ
ィンポリマー化法中の触媒の寿命により測定される。
【図面の簡単な説明】
図面は固体リン酸触媒のポンド当りの工程中の炭化水素
のガロン(gal/lbに対する換算8.34×10-3m3/kg)にお
ける触媒の全結晶度に関する触媒の特性をグラフで示し
たものである。プロピレン重合反応は触媒寿命データを
得るために用いられた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10G 50/00 6958−4H // C07B 61/00 300 (72)発明者 マーク アール.フォード アメリカ合衆国,60089 イリノイ,バッ ファロゥ グロゥブ,クラレット ドライ ブ 414番地 (72)発明者 アーンゼイ ゼット.リングウエルスキイ アメリカ合衆国,60152 イリノイ,マレ ンゴ,メイヤー ロード,6105番地

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコンオルトホスフェートとシリコンピ
    ロホスフェートの両者の結晶体から成り、リン酸と珪酸
    質原料の無定形混合物を250゜乃至450℃の温度で、結晶
    化工程での全蒸気の3乃至50モルパーセントの水蒸気濃
    度で結晶化操作させて製造した、アルファ−アルミナに
    比し30パーセント以上全シリコンホスフェートX−線強
    度を有する固体結晶リン酸炭化水素転化触媒。
  2. 【請求項2】触媒が20乃至120分又はそれ以上の全時間
    で結晶化することを特徴とする請求項1記載の固体結晶
    リン酸炭化水素転化触媒。
  3. 【請求項3】全シリコンホスフェートX−線強度がアル
    ファ−アルミナに比し40パーセント以上であり、シリコ
    ンピロホスフェート結晶が少くとも1.0パーセントX−
    線強度を現わし、シリコンオルトホスフェート結晶が少
    くとも30パーセントX−線強度を現わし、両者はアルフ
    ァ−アルミナに対する、そして所望のリン酸触媒結晶は
    リン酸と珪酸原料の無定形混合物を350゜乃至450℃の温
    度で結晶工程の全蒸気の5乃至30モルパーセントの水蒸
    気濃度で20乃至120分又はそれ以上の全時間で結晶化す
    ることにより製造することを特徴とする請求項1又は2
    記載の固体結晶リン酸炭化水素転化触媒。
  4. 【請求項4】固体リン酸触媒の珪酸質原料がケイソウ土
    及び合成多孔性シリカであることを特徴とする請求項1
    乃至4の何れか1の固体結晶リン酸炭化水素転化触媒。
  5. 【請求項5】リン酸がポリリン酸であることを特徴とす
    る請求項1乃至4の何れか1記載の固体結晶リン酸炭化
    水素転化触媒。
  6. 【請求項6】炭化水素原料を請求項1乃至5の何れか1
    で定義された固体結晶リン酸炭化水素転化触媒と接触さ
    せることより成る炭化水素の転化方法。
  7. 【請求項7】炭化水素の転化方法がオレフィン活性剤を
    有する芳香族炭化水素のアルキル化であることを特徴と
    する請求項6の方法。
  8. 【請求項8】脂肪族炭化水素で100゜乃至390℃の温度、
    1乃至130気圧の圧力及び0.5乃至50hr-1(空間速度)の
    流速を含む炭化水素転化条件で芳香族炭化水素のアルキ
    ル化方法であることを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】炭化水素の転化が接触縮合の方法であるこ
    とを特徴とする請求項6記載の方法。
  10. 【請求項10】触媒縮合法を170゜乃至290℃の温度及び
    6.8乃至102気圧の圧力を含む転化条件で行わせることを
    特徴とする請求項9記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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