JPH0759166A - 遠隔制御システム - Google Patents

遠隔制御システム

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JPH0759166A
JPH0759166A JP5201546A JP20154693A JPH0759166A JP H0759166 A JPH0759166 A JP H0759166A JP 5201546 A JP5201546 A JP 5201546A JP 20154693 A JP20154693 A JP 20154693A JP H0759166 A JPH0759166 A JP H0759166A
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JP
Japan
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remote control
code
remote
receiving
control unit
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Application number
JP5201546A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Miyazaki
功 宮崎
Wataru Kuroiwa
渉 黒岩
Shinichi Oi
伸一 大井
Yasushi Odagiri
靖 小田切
Masahiro Takahashi
正弘 高橋
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/290,303 priority patent/US5619251A/en
Priority to CA002130018A priority patent/CA2130018C/en
Publication of JPH0759166A publication Critical patent/JPH0759166A/ja
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の被制御機器或いは機能を設定する操作に
関して、リモコンユニットの負担を軽減し、被制御機器
の増設や機能の増加に対しても、装置を複雑化すること
なく学習機能を有するシステムを得る。 【構成】光ケーブル701を介して伝送された放送信号
は、光/電気変換器702、ドロップケーブル703を
介して加入者情報受信装置(HIB)500で取込ま
れ、TV611〜613、VTR613、614に接続
される宅内配線620に送出される。それぞれのTVに
は、リモコンユニット(RCU)601〜603が対応
付けられている。例えばRCU602がTV612を遠
隔制御する場合は、その制御情報をHIB500に送
り、このHIB500に保持されている制御コードを利
用して制御するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遠隔機器を制御する
遠隔制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭における宅内の家電機器、特に
映像および音響機器、いわゆるAV機器なる一群の機器
群には、赤外線を利用した遠隔制御機能、いわゆるリモ
コン機能が装備されている。機器群としては、テレビジ
ョン受像機( TV) 、ビデオテープレコーダ( VTR)
、ビデオムービー( VM) 、光学式ビデオディスクプ
レーヤ( LD) 、衛星放送( BS) チューナ、テレテキ
ストデコーダ、コンパクトディスクプレーヤ( CD) 、
の他ステレオ再生装置等がある。
【0003】こうした状況下において、各機器の所望の
機能を選択、実行させる場合は、各機器のそれぞれに対
応するリモコンユニットを操作する必要がある。ここ
で、例えば、単にテレビジョン番組を視聴するような単
機能であれば対応する1つのリモコンユニットを操作す
れば良いが、VTRで再生した画像や音声をTVで視聴
したい、といった複数の機器にまたがる機能を実現する
には、複数のリモコンユニットを操作しなければならな
い。即ち、操作者はそれぞれのリモコンユニットにつ
き、各社各様の形態の操作手順を覚えねばならず、リモ
コンユニットを探す手間もかかる。さらにはTV、VT
Rが宅内に複数台あるといった、それぞれの機器が複数
存在する場合が増えており、操作上の煩雑さは、機器数
の増加に伴って増加の一途をたどる結果となる。
【0004】こうした煩雑さを緩和する1つの施策とし
て、1つのリモコンユニットで複数の機器を操作するた
めに、各社の機器のリモコンコードを記憶する、いわゆ
る学習リモコンユニットや、或いは複数社のリモコンコ
ードを予めプリセットしてある、プリセットリモコンユ
ニットがある。
【0005】しかしながら、学習リモコンユニットにお
いては、手持ち機器のコードをまず最初にいちいち1機
能ずつ学習リモコンユニット側に順次設定する必要があ
り、機能が多くなるほど設定手順が増加する傾向があ
る。即ち、初期設定が煩雑である不具合を有する。ま
た、新しい機器を導入した際には、前記初期設定によっ
て操作機能を追加する操作が必要となる。
【0006】プリセットリモコンユニットにおいては、
学習リモコンユニットのような初期設定の煩雑さは大幅
に緩和されるが、全ての機器コードを記憶している製品
はなく、主に主要機能のみをリモコンユニット内に記憶
しているだけであり、全ての機器について全ての機能を
操作するには、それぞれの機器付属の専用リモコンユニ
ットを併用して操作する必要があり、頻繁ではないにし
ろ、専用リモコンユニットを手近に置いておく必要があ
る。
【0007】また、宅内の複数の部屋それぞれに上記の
ような学習リモコンユニット等を設置すると、これらの
リモコンユニットは高価とは言わないまでも専用リモコ
ンユニットが無料で機器に付属しているのに対して有償
であり設置に関わる費用がかさむ他、学習リモコンユニ
ットの場合は前述の初期設定の手間がより一層増加す
る。
【0008】さて、次に、前述のような多数の機器を有
する視聴者が、CATVシステムに加入している場合に
ついて考えてみる。CATVシステムにおける、加入者
装置はコンバータ、いわゆる端末形態であってヘッドエ
ンド( HE) から伝送されたテレビジョン番組信号を加
入者宅に設置されたコンバータで受信し、スクランブル
がかけられている場合はこれをデスクランブルして原画
を得、予め決められた特定のチャンネルに変換して加入
者宅のTVに送出し、表示される。一般に前記コンバー
タにもリモコンユニットが装備されるが、基本的に“コ
ンバータのためのリモコンユニット”であって、周辺機
器であるTV、VTR、LD等の機器を満足に制御でき
ない。“コンバータのためのリモコンユニット”が前述
のように、学習機能やプリセット機能を有したとして
も、初期設定の手間がかかったり、機器それぞれの十分
な機能制御ができなかったりする不具合が解消されるこ
とはない。
【0009】また別の見地からコンバータとその周辺機
器との接続上の不具合について眺めてみる。顕著な例と
して、コンバータ出力にVTRを接続して録画予約した
場合、VTR側は予約設定した時間通りに録画を開始す
るが、コンバータの電源操作やチャンネル操作はされな
いために、録画予約はしたものの実際にはVTRには何
も録画されてはいないといった、機器相互間のインター
フェース整合がとれていないがために生じる不具合もあ
る。しかし、この件については改善案がUSP.5151789 に
提示されている。即ち、VTR側にコンバータ制御コー
ドをエミュレートする手段を具備し、この手段は、VT
R動作に連動してコンバータに対して変調した赤外光を
送出し、あたかも“コンバータのリモコンユニット”で
VTR制御を行うと共にコンバータを制御するように動
作する。このような一連の操作を自動で行えることはユ
ーザの手を煩わせること無く行えるため、よりユーザフ
レンドリーであるといえる。しかしながら、この方法
も、VTR側にコンバータのリモコンコードをエミュレ
ートする機構が必要となり、この機能を実現するために
は少なくともエミュレート機能を搭載したVTRを新規
に購入する必要がある。従って、既存機器が無駄になり
不経済である他、前述の学習機能等の初期設定が必要で
あったり、あるいは機能全てを十分に実行できるとは言
えないといった不具合がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の遠隔制御システムは、宅内に複数のAV機器がある場
合、複数のリモコンを操作する必要があり、各社各様の
形態の操作手順を覚えねばならず、リモコンを探す手間
もかかり、操作上煩雑となる不具合がある。
【0011】このような煩雑さを緩和する施策として、
1つのリモコンで複数の機器を操作する、いわゆる学習
リモコンや、プリセットリモコンがあるが、初期設定が
煩雑であったり、それぞれの機器について全ての機能を
操作できない、といった不具合が存在する。
【0012】そこでこの発明では、上記のような不具合
を解消すべく、拡張性、融通性が豊富であり、かつ操作
がより容易なリモコンユニットを含む遠隔制御システム
を提供することを目的とする。また、操作者はそれぞれ
の機器操作に関して同様な操作手順で操作できる簡便性
を有する、操作の容易な遠隔制御システムを提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、遠隔制御ユ
ニットと、遠隔制御情報管理装置を分離して有し、前記
遠隔制御ユニット側で、操作入力に応じた互いに直交す
る、x,y,zなる少なくとも3方向の指示或いは移動
量を表す指示データを検出し、検出した指示データに基
づいて、電磁波或いは赤外光を変調して放射することに
よって、前記遠隔制御情報管理装置に送り、前記遠隔制
御ユニットと複数の遠隔機器との間に前記遠隔制御情報
管理装置を介在させ、前記遠隔制御情報管理装置におい
て前記複数の遠隔機器の機能制御を行う遠隔制御コード
を発生するようにしたものである。またこの発明は、機
器或いは機能を設定する対話式操作を行うと共に、遠隔
制御情報管理装置である学習機能ブロックは、遠隔制御
ユニット外におき、学習機能ブロックと双方向通信を行
うことにより、遠隔制御ユニットに対してそれぞれ遠隔
制御コードを設定し、この設定されたコードに基づいて
遠隔機器を制御できるようにしている。
【0014】
【作用】上記の手段によると、複数の遠隔機器、複数の
遠隔制御ユニットが存在しても、1か所の遠隔制御情報
管理装置内で遠隔制御コード、対応する遠隔機器、遠隔
制御ユニットを管理するソフトを設けるだけで、各遠隔
制御ユニットの操作を用意にすることができ、また拡張
性、融通性を高めることができる。また機器或いは機能
を設定する操作に関して一元的な操作手順が得られ、か
つ対話式操作によりより明解な機器或いは機能操作が行
うことができる。また、双方向通信機能によって各遠隔
制御ユニットの状況は学習機能を有するブロックによっ
て一元管理され、それぞれの遠隔制御ユニット間での干
渉が回避されると共に機器或いは機能操作の簡便化に寄
与する。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1に本発明に係わるCATVシステム構成の
一例を、図2には本発明に係わるCATVシステムの周
波数利用帯域を、図3には本発明に係わるリモコンユニ
ットの使用形態の一例と対話形式のテレビジョン画面表
示形態の一例を、図4にはリモコンユニットの構成例
を、それぞれ示す。以下、それぞれの図を用いて説明す
る。
【0016】図1において、ヘッドエンド(HE)10
0は、地上波放送受信系101、衛星放送受信系10
2、加入者データベース200を有している。加入者デ
ータベース200は、加入者契約内容を参照および更新
するために利用される。さらにヘッドエンド100は公
衆回線あるいはISDN回線705を経由して複数の外
部データベース機関300と接続している。外部データ
ベース期間300は、例えば、航空会社、鉄道会社等で
ある。
【0017】CATVシステムの番組分配網は次のよう
に構成される。テレビジョン番組を含む複数の情報の提
供源であるヘッドエンド100、加入者データベース2
00からなる、セントラルステーションと、加入者宅6
00における加入者宅情報受信装置500(HOME
INFORMATION BOX、以下HIBと称す
る)と、セントラルステーションとHIB500とを結
合する、光ファイバ幹線701、光/電気変換装置70
2、加入者宅への同軸引き込み線である同軸ケーブル7
03からなる情報伝送線からなる。
【0018】地上波受信系101、衛星放送受信系10
2で受信されたテレビ信号は、ヘッドエンド100に導
入される。ヘッドエンド100において、無料放送につ
いては従来のNTSCのフォーマットに変換処理されて
次にAM変調され、有料放送についてはデジタル処理、
スクランブル処理を施されて次に64QAM変調され、
混合された後、光AM信号に変換される。この光AM信
号は、ヘッドエンド100の光出力端に送出される。テ
レビジョン番組を含む情報は、ヘッドエンド100から
光ファイバ幹線701、光/電気変換器702、引き込
み線である同軸ケーブル703を経由して、加入者宅6
00のHIB500に伝送される。
【0019】図2には、光ケーブル幹線701上の伝送
スペクトラムを示している。双方伝送帯域には、テレビ
ジョン番組伝送帯域の他に、ヘッドエンド100とHI
B500間で通信を行うためのデータ回線帯域(上り通
信回線、下り通信回線)も設定されている。つまり、ヘ
ッドエンド100からHIB500への下りデータもま
たQPSK変調されて前述の有料放送、無料放送信号等
と混合されて、光AM変換され、ヘッドエンド100の
光出力端に送出される。HIB500からの上りデータ
は、ヘッドエンド100内部のQPSK復調器で復調さ
れて制御コンピュータに導入される。ヘッドエンド10
0の光入力端は光/電気変換器を経てQPSKデータ復
調器に接続されている。ヘッドエンド100は、スター
接続を行うことができ、複数の光入力端子と、これに対
応した複数の光出力端子を有する。図はそのうちの1つ
の使用例を示している。
【0020】HIB500は、伝送されてきた情報を受
信し、デコード或いはデスクランブルする。そしてHI
B500は、復元したテレビジョン信号を、それぞれの
テレビジョン受像機(以下TVと略記する)611、6
12、613に割り付けられたテレビジョン周波数に変
換し、宅内同軸ケーブル620、621、622、62
3、624、625、626等を介して伝送する。ま
た、ビデオテープレコーダ(以下VTRと略記する)6
14、615、さらには拡張ユニット604、パレンタ
ルユニット630にも伝送可能である。さらには拡張ユ
ニット604には、ファクシミリ機器629が接続さ
れ、このファクシミリ機器629ではHIB500から
の映像データを再生することもできるし、またファクシ
ミリ機器629で取り込んだデータをHIB500側へ
送ることもできる。パレンタルユニット630にTV6
11を接続し、特定の番組以外は、TV611では映出
できないようにすることができる。またHIB500
は、ガスメータ605、電気メータ606、水道メータ
607からの各使用量データをシリアルデータのベース
バンドの形で受けとることもできる。さらに火災報知器
610、ドアセンサ608のスイッチデータがオン/オ
フ形式で同様にHIB500に供給される。
【0021】図では、HIB500は、加入者宅外に設
置しているが、設置場所を限定するものではなく、加入
者家屋内に設置しても良い。宅内のテレビジョン受像機
611〜613には、それぞれ対応するリモコンユニッ
ト( 以下RCUと略記する) 601〜603が予め用意
される。
【0022】RCU(601、602、603)には各
々アドレスが識別用に付与されている。そして、454
MHz帯の1MHz幅を利用してHIB500からRC
U(601、602、603)への通信が行われ、また
455MHz帯の1MHz幅を利用してRCU(60
1、602、603)からHIB500への通信が行わ
れる。つまりHIB500は、後述する説明からわかる
ように、遠隔制御情報管理装置としても機能する。
【0023】RCU(601、602、603)のうち
の1つのRCU601を代表し、使用形態を、図3に示
している。RCU601は、x、y、zなる3軸方向の
移動を検出するセンサを有するトラックボールに代表さ
れる複数の方向を検出するデバイスを具備し、このトラ
ックボールによって対応するTV611の画面上に操作
メニュー画面を表示し、メニュー画面とトラックボール
操作をリンクさせて主要な操作を対話式に行う。また、
直接操作を要求する場合のために、音量の昇降、番組チ
ャンネルの昇降用キーパッドを備えている。RCU60
1が具備するトラックボールの検出するx,y,zなる
方向は、対応するメニュー画面の表示されたTV画面上
において、それぞれ水平、垂直、奥行き方向の移動に対
応する。
【0024】図4には、RCUの内部構成図を示してい
る。トラックボール650は、それぞれの方向の移動量
検出センサ652、653、654、移動検出用ボール
651、および移動量に対応したパルスを発生する、カ
ウンタパルス発生部666からなる。加入者が移動検出
ボール651に触れ、回転させることによって、トラッ
クボール650のパルス発生部666からは移動検出ボ
ール651の移動量に応じたパルス数が発生し、それぞ
れx,y,zなる信号としてマルチプレクサ659に供
給される。
【0025】一方、パルス発生部666は、カウンタ6
55、656、657からなり、タイミング発生部66
0から所定の周期で供給されるクロックパルスCPおよ
び、カウンタをリセットするためのクリアパルスCLR
が供給されている。
【0026】RCUからHIB500に対する指示デー
タ送信動作は次の手順で行う。加入者の操作によって発
生した、トラックボール650の出力(x,y,zデー
タ)は、マルチプレクサ659を介して時分割でタイミ
ング発生部660に与えられる。タイミング発生部66
0ではマルチプレクサ659を時分割制御し、到来した
x,y,zデータが示す内容が変化なし、即ち、パルス
数が“ゼロ”であった場合は、所定の周期によってパル
ス発生部666のカウンタをリセットする。パルス数が
“ゼロ”でなかった場合には、RCU識別コードが格納
されたIDメモリ658より、当該RCUの識別番号を
呼び出し、タイミング発生部660内でこの識別番号に
先のデータx,y,zを加え、送信開始コードを添えて
送信部661に与える。送信部661では、HIB50
0に対し、両者間で決められたシリアル伝送形式に変換
し、FSK信号に変換して、送信周波数Fu n(n=
1,2,3)なる電磁波で送出する。ここでnはそれぞ
れのRCU601、602、603に対応する。
【0027】逆にHIB500からRCUに対して送出
されたデータの受信動作は次の手順で行う。受信したF
u5なる電磁波は、受信部662によって受信し、FSK
デコードされ、タイミング発生部660に入力されると
共に、RF/IR変換器664に供給される。タイミン
グ発生部660では、供給されたデータがRCU以外の
機器制御用の遠隔制御コードであるか否かを判別し、遠
隔機器制御コードと判別した場合には、RF/IR変換
器664を動作させて、IR(赤外線)形式にデータを
変換し、IR発光部665から送出する。これによりT
V、VTR等の機器を制御することができる。
【0028】またRCUは、HIB500に対して電磁
波にてコマンドコード或いは指示データを伝送する通信
機能を有する。タイミング発生部660には、IRフォ
ーマットテーブル用メモリ663が接続されている。こ
のメモリ663は、後でも述べるが、HIB500の内
部で被制御機器(TV、VTR等)の固有の赤外線リモ
コンコードを直接管理していないときに、このメモリの
テーブルでコード変換を行うために利用される。
【0029】図5には、RCUそれぞれとHIB500
との通信用周波数配置を示す。RCU601、602、
603はそれぞれFu 1、Fu 2、Fu 3なる帯域で送
信し、一方、HIB500からはRCUに対してFu 5
なる帯域で送信する。この通信帯域はテレビジョン番組
の伝送チャンネルを含む帯域の外に配置される。もちろ
んFu 1、Fu 2、Fu 3及びFu 5は、それぞれ宅内
上り通信回線及び宅内下り通信回線の一部に含まれても
良い。
【0030】図3に戻って説明する。対話式操作の一例
として、図3にTV画面表示例を示す。TV画面には、
画面下部の小領域にそれぞれの機能を表すシンボルマー
ク(機能印)、或いは機能に関連する形態を簡略化した
キャラクタを表示する。前述のトラックボールを指先で
操作して、上記小領域内に配置されたシンボルマーク、
或いはキャラクタいずれかの上に指示印を移動させ、ト
ラックボールを押し下げることによって当該機能の実行
指示を発生させ、選択結果と実行指示に基づいた指示デ
ータを発生する。そしてこの指示データに基づいて変調
された電磁波をHIB500に向けて送出し、HIB5
00を介して遠隔機器を制御する。
【0031】RCUからHIB500に対する伝送コー
ド( 上りRCUコード) は、例えば図6(A)に示す形
式で伝送する。即ち、開始コードLCに続き、それぞれ
所定のビット数を有する、RCU識別コードRC、被制
御機器コードCC、データコードDCの順にシリアルに
送出される。
【0032】RCUから送出された上りRCU識別コー
ドを受信したHIB500は、交信すべきRCUを特定
し、今度は、指定されている被制御機器(TV、VTR
等)のリモコンコードをRCUに電磁波で送出する。R
CUそれぞれに対する伝送コードは、図6(B)に示す
形式で伝送する。即ち、開始コードLC、それぞれ所定
のビット数を有する、RCU識別コードRC、被制御機
器コードCC、データコードDCの順にシリアルに送出
される。データコードDCは、機種別リモコンコードに
対応する開始コードをも含む。
【0033】なお、HIB500よりRCUに対して送
出する電磁波は、RCUから発する赤外光の機器別コー
ドの送出タイミングを直接管理する。即ち、少なくとも
被制御機器のリモコンコード送出に関してはRCUから
送出するそれぞれの該当する被制御機器のリモコンコー
ドをデータ周期タイミングで電磁波を変調し、送出す
る。RCUはこれを受信し、開始コード、RCU識別コ
ード以外の、それぞれの被制御機器用リモコンコードに
ついては受信したタイミングで赤外光を変調して該当す
る各機器に対して送出する。
【0034】図7及び図8には、RCUとHIB500
との通信の手順を示している。RCUによる通信は、次
に示す手順で行う。一例としてTV611の電源投入か
らチャンネル指定操作までを示す。
【0035】RCU601のトラックボールを指先で操
作することにより、トラックボールの回転或いは移動が
検出され、この検出結果より操作開始コードがRCU6
01内で自動的に生成される。生成された操作開始コー
ドに基づいてRCU601からHIB500に対して、
図5に示したFu 1なる周波数帯域で自動的に操作開始
コードLCと、RCU601個有のRCU識別コードR
Cを送信する。すると、HIB500は、RCU601
からの信号を受信し、受信周波数Fu 1とRCU識別コ
ードRCから、通信対象となるRCU601を特定する
と同時に、対応しているTV611を識別する。次に、
HIB500は、RCU識別コードと、機器コードと、
データコード(TV611の電源オン用)をRCU60
1へ伝送する。RCU601は、Fu 5なる帯域で伝送
されたRCU識別コードを受信し、RCU601自身が
保有するRCU識別コードと比較する。比較結果が一致
していれば、RCU識別コードに続く機器コードおよび
リモコンデータコード(電源オンコード及びメニュー画
面チャンネル設定コード)を受信し、受信した機器コー
ドおよびリモコンデータコードに基づいて、RCU60
1内部で発する赤外光を変調して当該TV611へ電源
オン情報として送出する。
【0036】これにより、まず、自動的にTV611の
電源がオンされ、受信チャンネルが設定されることにな
る。次に、HIB500は、図3に示したようにTV6
11に対して、先に示した受信チャンネル上にメニュー
画面(画面の下の段の機器選択メニュー)を伝送、表示
して、次の入力を待つ。メニュー画面は、HIB500
の内部のメモリに格納されているデータを、スーパーイ
ンポーズすることにより得られる。
【0037】ユーザは、メニュー画面がTV上に表示さ
れると、その画面内の機器印に表されたいずれかの機能
を選択、実行すべく、トラックボールを操作して画面上
の機器印を移動させ、所望の被制御機器(TV611、
VTR614等)を選択することができる。指示印が所
望の機能印を指定すると、ユーザはトラックボールをz
方向へ押し下げる。これによりHIB500は、被制御
機器コードCC(TV611の機器コード或いはVTR
614の機器コード)を把握することができる。そし
て、HIB500は、機器コード記憶部から対象となる
機器のリモコンコードをサーチすることができる。ここ
で、被制御機器がTV611であった場合には、チャン
ネル選択用のメニュー画面(図3の右上)を表示し、V
TRであった場合は、VTR操作に必要なメニュー画
面、例えば電源オン、録画、再生、タイマー予約等を表
示する。そして、指示印の選択操作(電源オン、録画、
再生、タイマー予約等)が行われると、HIB500
は、対象となる被制御機器をリモコン操作するためのリ
モコンデータコードをRCU601に転送する。する
と、RCU601は、リモコンデータコードを変調赤外
光に変換して、制御対象となる被制御機器にリモコン信
号を送出する。TV、或いはVTRは、RCU601か
ら発せられたこの変調赤外光を受光し、そのリモコンデ
ータコードに基づいて自身の機能を立ち上がらせる。T
V611の場合は、メニュー画面表示の前にすでに電源
がオンされているので、その後は、先に述べたメニュー
表示用チャンネル選択操作が行われる。
【0038】HIB500では予め登録された各被制御
機器毎のリモコンデータコードを記憶する機器コード記
憶部と、RCU毎のRCU識別コードを記憶するRCU
コード記憶部を有している。
【0039】今、TV611が使用されるものとする
と、引き続き、HIB500では、TV611に対して
機能選択用メニュー画面をFp 1なるチャンネル(図
5)で送出しチャンネル選択用のメニュー画面を表示す
る。
【0040】ここで、ユーザがRCU601を操作して
x,yデータによりカーソルを移動させて、所望のチャ
ンネルの数字位置でトラックボールをz方向に押すと、
HIB500は、ユーザが希望するチャンネルを把握す
ることになる。そしてHIB500は、RCU601に
対して、TV611の受信チャンネル設定用のリモコン
データコードを、開始コード、RCU識別コード、被制
御機器コード、に加えて、RCU601にFu 5なる帯
域で転送する。RCU601は前述動作と同様にFu 5
なる帯域に伝送されたRCU識別コードを受信し、RC
U601自身が保有するRCU識別コードと比較する。
比較結果が一致していれば、RCU識別コードに続く機
器コードおよびリモコンデータコードを受信し、受信し
た機器コードおよびデータコードに基づいて、RCU6
01内部で発する赤外光を変調して当該TV611に両
コードを転送する。TV611はRCU601から発せ
られた変調赤外光を受光し、そのリモコンデータコード
に基づいて自身のチャンネルをFp 1を受信するべく設
定する。
【0041】この一連の操作を瞬時にかつ自動的に行う
ことによって加入者にとってはあたかもTVを直接操作
しているかのような操作感覚が得られる。このシステム
では、RCUは複数管理されている。したがって、混信
による誤動作をを防ぐために、RCUそれぞれのRCU
識別コード、および送信周波数は、HIB500側から
予め設定されている。
【0042】即ち、RCUには仮識別番号と仮送信周波
数Fudが予め設定されており、1つのRCUからFudな
る周波数を用いて、HIB500に対してRCU設定要
求を行うことができる。HIB500ではこの設定要求
を受信し、未登録ならば、正しいRCU識別コードと送
信周波数発生用のデータをRCUに与えると共に、HI
B500内の識別コード記憶部に格納する。一方、RC
U側では、与えられた正しいRCU識別コードと送信周
波数用データをRCU内部のRCU識別コード記憶部に
格納する。識別コード記憶部、およびRCU識別コード
記憶部の一例としては書換可能ROM、いわゆるEEP
ROM等がある。
【0043】また、他の方法としては、RCUに識別コ
ード設定用スイッチを内蔵し、このスイッチを設定する
ことによって、RCU識別コードを設定する方法があ
る。それぞれのRCU識別コードには対応する電磁波の
送信周波数データが割り当てられており、識別コードの
設定によって送信周波数も確定する。
【0044】次に、図8のフローチャートを用いて、H
IB500において、RCUから電磁波で送出されたデ
ータを受信する場合の動作を再度説明する。通常、電源
は“入”の状態であるので、図中ステップS11の次ステ
ップから説明する。ステップS12では、それぞれのRC
Uの送信周波数に対応する周波数を選択受信し、FSK
デコードを行う。ステップS13では、受信、デコードし
たデータに開始コードの有無を検出する。開始コードL
Cがあった場合は、次にRCU識別コードRCを検出
し、同時に受信対象となっているRCUの識別コードと
比較する。ここで予め決められた送信周波数と対応しな
い識別コードが検出された場合(ステップS14)は初期
ステップS12から再度動作させる。この時点で、受信周
波数を変更し、次のRCUからのコードを受信しても良
い。
【0045】RCUの識別コードが一致した場合は、レ
ジスタに識別コード内容をriとして一時的に格納す
る。またステップS15において、他のRCUに対して送
信禁止コマンドを発生しても良い。次に、ステップS16
においてx,y,zなるデータを受信してそれぞれをレ
ジスタに記憶する。RCUからの受信コードセットが揃
った時点でステップS17に示すように、RCU着信信号
を演算ブロックに対して送出する。この信号を受けて演
算ブロックはステップS18においてレジスタに格納され
たri、x,y,zなるデータを読み出し、riに対応
するメニュー画面送信チャンネルをステップS19におい
て設定する。x,yからは、ステップS20においてメニ
ュー画面上の指示印(カーソル)の移動量を算出し、ス
テップS21で指示印位置を更新する。ステップS22にお
いてz情報をみて、入力の有無を検出し、入力なし、即
ち“ゼロ”なる場合には初期ステップS12から再度動作
させ、“ゼロ”でない場合には、更新された指示印のメ
ニュー画面における位置がキャラクタ或いはアイコンの
表示されている領域内であれば、ステップS24において
機能選択終了とし、ステップS25において対象機器であ
るTV,VTR等に必要な遠隔制御コード(データコー
ド)を決定する。このデータコードは、交信中のRCU
に伝送される。また、ステップS23でキャラクタの表示
されている領域内でないことがわかれば、ステップS26
において次メニュー画面を発生、表示する。以上一連の
動作を繰り返し行う。
【0046】なお、ステップS25において、対象機器で
あるTV,VTR等に必要な遠隔制御コード(データコ
ード)が決定されるのであるから、HIB500から直
接遠隔制御コードをIR(赤外線)変調により、当該T
V,VTR等に向けて伝送し、遠隔制御を行っても良
い。ただしこの場合HIB500の設置場所は制約を受
ける。
【0047】以上の動作を、図9に示すHIB500の
構成、および図5に示したRCUの通信周波数帯域配置
図を用いて今一度詳しく説明する。図9に示すようにH
IB500は、表示処理部550とリモコン送受信部5
70に大きく分けられる。入力端子551には図1にお
けるHE100からの複数のテレビジョン番組信号が供
給され、選局回路552、復調回路554を介してベー
スバンドのビデオ信号に復調される。選局データは、選
局制御回路553から与えられている。復調されたビデ
オ信号は、合成回路556を介して予め決められたFp
1なる帯域チャンネルに再変調されて出力端子563に
導出され、TV或いはVTRに供給される。入力端子5
51と出力端子563間に設けられている帯域制限フィ
ルタ( BEF)558は、Fp 1なる帯域のチャンネル
のみを抑圧し、変調器557より出力されるFp 1なる
帯域のチャンネルと合成されてTV或いはVTRに伝送
される。
【0048】RCU601より発せられた電磁波Fu 1
は、入力端子571に入力され、このチャンネルを選局
する選局回路572で選局される。選局された信号は、
FSK復調回路573によって復調され、コード信号が
再生される。選局回路572は、時分割でRCUの登録
された周波数を選局、受信する。選局回路572の選局
動作は、選局制御回路574により制御されている。F
SK復調回路573出力の一方は、開始コード検出回路
575によって開始コードが検出され、検出された開始
コードは通信タイミング発生回路576に与えられる。
【0049】通信タイミング発生回路576は、与えら
れた開始コードのタイミングに基づいて、RCU識別コ
ード、被制御機器識別コード、x,y,zなるデータコ
ードをそれぞれRCU識別コード検出回路577、機器
ID検出回路578、データコード検出回路579で検
出するために、RIC、MIC、DTCなる各コード検
出用パルスをそれぞれの回路に供給する。ここで、RC
U識別コード検出回路577の出力は、RCUを識別す
るデータとして通信タイミング発生回路576に与えら
れ、登録済みのRCUの識別コードと同一か否かを検出
し、仮に異なっていれば、RCU識別コード検出回路5
77、機器ID検出回路578、データコード検出回路
579のデータをリセットする。
【0050】データコード検出回路579の出力は、
x,y,zなる指示に基づいてメニュー画面上のカーソ
ル移動先を計算する指示印移動先算出部588に与えら
れ、移動元記憶部589に記憶されている現在の指示印
位置からの移動量が算出される。この算出結果は、移動
元記憶部589に新たな移動元として記憶され、さら
に、RCU識別コード検出回路577の出力であるRC
Uを識別するデータと共に表示タイミング発生回路56
2ヘ供給される。変調器557より出力されるFp1な
るメニュー画面は、RCU601、TV611に対応し
ているため、これによりメニュー画面上の指示印位置が
移動する。
【0051】それぞれのコードの検出結果である、RC
U識別コード検出回路577、機器ID検出回路57
8、データコード検出回路579の出力は、RCU毎に
設定された被制御機器の機器IDコードを記憶した機器
識別コード対応テーブル580に入力され、被制御機器
の製造元(メーカ)や機種、および制御コードが参照さ
れる。これにより、被制御機器や、制御内容が決まる。
被制御機器や制御内容の情報は、制御機器コード対応テ
ーブル581に供給される。これにより制御(リモコ
ン)コードが決まり、これは選択回路584に入力され
る。選択回路584には、このリモコンコードを送るべ
きRCU601の識別コードと、通信のための開始コー
ドも与えられ、これらを所定のフォーマットに並べて出
力する。RCU識別コードは、RCU識別コード発生回
路583から出力され、また開始コードは、開始コード
発生回路582から出力されて、それぞれ選択回路58
4に与えられている。選択回路584の出力は、FSK
変調回路585にてFSK変調され、それぞれのRCU
にFu 5なる帯域の電磁波で送出される。
【0052】先に述べたようなRCU識別コード検出回
路577の出力及び、移動先算出回路588の出力は、
表示タイミング発生回路562にも供給されている。表
示タイミング発生回路562は、入力されたRCU識別
コードを参照して、先に述べた番組周波数帯域Fp1に
機能選択メニューを表示すべく、( シンボル) キャラク
タ格納部559およびテキスト格納部560および背景
発生部564よりそれぞれ所望メニュー画面を構成する
キャラクタおよびテキストおよび背景色データを読み出
して、ビデオRAM561に格納する。ビデオRAM5
61に書き込まれたメニュー画面データは、同期抽出回
路555によって抽出された、水平、垂直同期およびサ
ブキャリアに同期したタイミングで読み出され、合成回
路556に入力される。豪勢回路556の出力は、復調
回路554の出力であるテレビジョン番組信号を復調し
たベースバンドビデオ信号と合成されることで、図3に
示されるようなメニュー画面が合成される。
【0053】上記の説明では、被制御機器を遠隔制御す
るための遠隔制御コードがHIB500から伝送される
とき、開始コードLCが最初に送られるとした。しか
し、この開始コードLCは、RCUがデータを受信する
ための開始コードである。従って、RCU自体が被制御
機器に遠隔制御コードを送る場合は、再度被制御機器が
データを受信するための開始コードを新たに付加する必
要がある。この処理を省くために、HIB500から遠
隔制御コードを送る際に、この遠隔制御コードの前に被
制御機器のための開始コードをすでに挿入しておいても
良い。
【0054】次にRCUとHIB500間の通信コード
内訳を示す。また、上記の説明では、被制御機器を遠隔
制御するための直接遠隔制御コードがHIB500から
得られるとしたが、HIB500には、直接的な遠隔制
御コードを有せず、間接遠隔制御コードを記憶してお
き、RCUの記憶部に直接遠隔制御コードを記憶させて
もよい。つまり、間接遠隔制御コードを受けたRCU
が、この間接遠隔制御コードに基づいて、対象となる被
制御機器の直接遠隔制御コードを記憶部から読み出す
(デコードする)方式であっても良い。
【0055】図10には、それぞれのRCUとHIB5
00との通信モード毎の通信コードを示している。図1
0(A)は、RCUからHIB500に送出されるRC
U送信フォーマットの例である。RCUからの送信コー
ドは、送信開始コードLCに続き、メモリから読み出さ
れるRCU識別コードRC、被制御機器コードCCと、
トラックボール操作に対応した移動量、移動方向、位置
を示す、3方向のデータコードDCx、DCy、DCz
の順に送出する。開始コードLC以外は、伝送の正確性
を図るために非反転、反転して伝送する。データコード
は、移動量、移動方向、位置の内、複数の情報を表して
も良い。また、送出コードは、RCUとHIB500と
の伝送フォーマットの整合がとれていれば、それぞれの
データ毎に非反転或いは反転いずれか一方を用いても良
い。
【0056】このコードを受信したHIB500は、前
述のメニュー画面のいずれの機能を選択しているかをD
Cx、DCy、DCzなるコードから判断すると共にそ
れぞれのデータコードの内容が示す位置に、メニュー画
面内の指示印を移動させる。この結果から、メニュー画
面を見ている加入者は、必要とする機能印の領域に指示
印を移動し、RCUのトラックボールを押し下げること
によって選択を決定する。直後に、RCUからは再度、
図10(A)のフォーマットで選択決定指示がデータコ
ードDCzの変化としてHIB500に伝えられる。H
IB500では、この選択決定指示を受けて、返送すべ
きRCU毎に設定された機器テーブルを参照し、機器コ
ードCCおよび機器制御用データコードDC、および対
象となるRCUのRCU識別コードRCを発生させ、図
10(B)に示すフォーマットを作成し、Fu 5なる送
信帯域でRCUに向けて電磁波を送出する。これを受信
したRCUは、今度は、機器を指定するための機器コー
ドCCと、制御用のデータコードDCを赤外線変調して
図10(C)に示すフォーマットで送出する。つまり、
RCUは自身のRCU識別コードと一致する識別コード
RCを検出し、これに続く機器コードCC、データコー
ドDCを抽出し、これをそれぞれの被制御機器に対して
変調赤外光に変換して放射することによって宅内のTV
やVTR、LDなどを遠隔操作する。
【0057】またRCUとHIB500間の通信フォー
マットは、図11に示す形式であっても良い。即ち、図
10(A)に示す3種のデータコードではなく、図11
(A)に示すRCU送信フォーマットのようにRCU毎
に登録された対応機器コードCC、および選択された機
能に相当するコードDCを送出し、HIB500内でR
CU毎の機器対応テーブルを参照し、機器コードCCお
よび機器制御用データコードDC、および対象RCUの
識別番号コードRCを発生させ、図11(B)に示すフ
ォーマットを作成し、Fu 5なる送信帯域でRCUに向
けて電磁波を送出してもよい。図11(C)は、RCU
から対象となる機器に赤外線変調されて送出されるデー
タのフォーマットである。
【0058】さらには、RCUの送出する電磁波周波数
が固定的になっていれば、或いは隣接家屋等からの電波
の干渉がなければ図11(A)に示すフォーマットの
内、RCU識別コードRCを省略しても良い。
【0059】この省略した形式を図12(A)、
(B)、(C)に示す。勿論、同様な理由で、図10
(A)においてRCU識別コードを省略しても良い。以
上、HIB500よりRCUに対して送出する電磁波
は、RCUから発する赤外光の機器別コードの送出タイ
ミングを直接管理する手法について述べたが、次に示す
手法を用いても良い。
【0060】HIB500よりRCUに対して送出する
電磁波は、RCUが受信、解読できる形式であれば良
い。従って、HIB500はRCUから発する赤外光の
機器別コードの送出タイミングを直接管理せず、単にR
CUとの間で対応する論理コードを用いることができ
る。この論理コードの中には、赤外光送出形式を指定す
るIRFコードを挿入するか、或いは機器メーカ別コー
ドを挿入することでRCUから発する赤外光の機器別コ
ードの送出タイミングをRCUに指定する。この場合、
RCU内部の動作は、図4に示した赤外線(IR)フォ
ーマット変換テーブル663を用いて、受信部662で
受信した受信データをタイミング発生部660内でT
V,VTR等固有のIRフォーマットに変換して、変換
されたデータをRF/IR変換器664に供給し、IR
発光部665を介して機器を制御する手順になる。
【0061】RCU側には赤外光送出形式変換部を有
し、HIB500より受信した前記論理コードの内、赤
外光送出形式を指定するIRFコード或いは機器メーカ
別コードによって指定された情報を、赤外光送出形式変
換部に与え、この情報に基づいて赤外光送出形式変換部
を介してHIB500より受信したRCUコードに含ま
れる開始コード、機器コードCC或いはCC´、および
制御制御データコードDC或いはDC´のデータビット
長を変換し、赤外光で被制御機器に対して送出する手法
を用いても良い。
【0062】上記の実施例では、例えばRCU601か
らHIB500に対して、リモコン要求を行うと、RC
UとHIB500との回線が繋がり、HIB500に記
憶されている機器制御コードがRCU601に伝送され
る。これによりRCU601は、赤外線変調波をTVあ
るいはVTR(被制御機器)に送り、当該被制御機器の
機能を制御できる。しかし、RCU601とHIB50
0との回線が繋がり、RCU601からx,y,zデー
タがHIB500に伝送された後は、直接、HIB50
0が赤外線或いは電磁波による変調波で、被制御機器を
制御するようにしても良い。この場合は、HIB500
は、宅内に設置される方が好ましい。
【0063】(他の実施例)…機器識別コード記憶 1台のRCUで操作できる範囲内、例えば1部屋内に、
TVの他、複数のVTRやLD、CD、ステレオ装置等
があった場合、RCUによる操作手順を簡略化する方法
を図13を用いて説明する。
【0064】RCUは、液晶表示パネル部、キャラクタ
或いは文字発生部、および、複数のVTR、LD、T
V、CD等の機器選択用の機器識別コードを記憶する記
憶部、およびこの記憶部に記憶されたそれぞれの機器を
表すキャラクタを液晶表示パネル部に表示する機器選択
メニュー画を発生する表示出力部を有し、RCU上の液
晶表示パネル部に機器識別コードに対応したキャラクタ
或いは文字列を表示することができる。それぞれの機器
識別コードと実際の機器制御用リモコンコードとの対応
を示す変換テーブルは、HIB500内のRCU毎の機
器識別コード対応テーブル580(図9)、機器制御コ
ード対応テーブル581(図9)に格納される。加入
者、或いは視聴者は、液晶表示パネル部上に表示された
キャラクタ或いは文字列を選択し、この選択した情報、
すなわち、機器識別コードをHIB500に送信できる
ようになっている。HIB500では、受信したRCU
からの機器識別コードに基づいて登録データ記憶部に登
録された機器別コードを参照して操作メニュー情報を作
成し、RCUに電磁波で転送する。RCUでは転送され
た操作メニューに基づいて液晶表示パネル部に操作メニ
ューを表示し、トラックボール或いはそれ以外の操作キ
ーを用いて機器の操作を行うことができるようになって
いる。
【0065】即ち、先の実施例では、メニュー画がTV
に表示されたが、この実施例では、手元のRCUの液晶
表示パネル部に表示される。例えば、RCUの表示パネ
ル部に表示する機器選択メニュー画670としては、R
CU毎に登録された機器を示すキャラクタとして、TV
マーク671、VTRマーク672、DISCマーク6
73があり、それぞれ登録数に応じて番号が表示され
る。この表示例では、TVのマークがあり、その横に1
台であることを示す[1]が表示されている。またVT
Rのマークの横にはVTRが3台あることを示し、
[1]、[2]、[3]が表示されている。さらに、デ
ィスクのマークの横には、ディスク機器としてLD、C
Dがあることを示す[LD]、[CD]が表示されてい
る。
【0066】RCU毎に登録される機器のメニュー画面
は、HIB500内のRCU毎の機器識別データ対応テ
ーブル581(図9)に情報が格納される際に、RCU
に対してHIB500より下りRCU識別コードをベー
スにして設定されたものである。
【0067】さて、トラックボールに触れることによ
り、まず表示パネルの機器を選択する。ここでVTR[
1] を選択した場合、選択された機器、VTR[1] に
対応する機器識別コードとRCU識別コードがRCUか
らHIB500に電磁波で送出される。HIB500は
受信した機器識別コードとRCU識別コードに従って、
RCU毎の機器識別コード対応テーブル580のRCU
メニュー記憶部より読み出した操作データをRCUに電
磁波で転送する。
【0068】RCUは、転送された操作データを自身の
表示パネル上に、680のように展開、表示する。加入
者は表示パネル上に表示された操作メニュー680に従
って当該機器操作を行う。すると、以降は、先の実施例
のように、機器制御コード対応テーブル581から操作
に応じたリモコンコードが送られてくるので、あたかも
指定した被制御機器(この例ではVTR[1])と直接
対話しているかのように当該VTRを制御することがで
きる。
【0069】勿論、HIB500で生成された機器操作
メニュー情報は、先の実施例のようにテレビジョン信号
フォーマットで特定のチャンネルに変調されて、宅内伝
送配線上に送出されてもよい。そしてユーザは、TV上
で機器の操作メニューを見ながら、RCUを介して前述
したように、TVの電源を制御したり、受信チャンネル
の特定チャンネルを受信すべく設定したりするというよ
うに被制御機器を操作ても良い。また、いずれの表示方
法をとるかは、TVの必然性や操作手順、メニューの数
によって決定する。例えば、CDを再生する場合はTV
に表示する必要はないが、LDやVTRの再生に関して
は表示先としてTVが必要、という具合である。
【0070】上記のように、操作毎に機器制御コード対
応テーブル581から、リモコンコードを送るのではな
く、予め被制御機器が決定された段階で、被制御機器の
リモコンコードをすべてRCUに伝送しておいても良
い。しかしこれであると、RCUのメモリ容量としては
大きなものが必要であり、また、他の被制御機器を制御
する場合にさらに他の被制御機器のリモコンコード記憶
用のメモリを用意しておかなければならない。故に、操
作の都度、被制御機器に対するリモコンコードをHIB
500側から伝送するような方式のほうが便利である。
【0071】(RCUの液晶表示パネル部の表示内容の
簡略化)液晶パネル表示部、キャラクタ或いは文字発生
部、を内蔵しないRCUの簡略構成もある。つまりRC
Uの表示部の表示内容を簡略化して、一方では、先の実
施例のようにTV画面に操作メニューを表示させ、TV
とRCUの表示内容を見ながら、リモートコントロール
を行う方式である。RCU上のLED表示部には、機器
識別コードに対応したLEDを点灯させ、あるいはLE
Dの表示色を変えることによって、選択する機器に対応
した表示を行うようにしても良い。
【0072】この操作に基づいて、メモリに記憶されて
いるRCU識別コード及び選択操作に対応した機器識別
コードが読み出され、HIB500に対して電磁波で送
出される。
【0073】それぞれの機器識別コードと実際の機器制
御用リモコンコードとの対応を示す変換テーブルは、H
IB500内の登録データ記憶部に格納されている。H
IB500では、受信したRCU識別コード及び機器識
別コードに基づいて登録データ記憶部に登録された機器
別制御コードを参照して、操作メニュー情報をテレビジ
ョン信号フォーマットで作成し、メニュー画面として特
定のチャンネルに変調して宅内伝送配線上に送出すると
共に、RCUを介して前述したように、TVの電源を制
御し、受信チャンネルを特定チャンネルに受信すべく設
定したり、TV上に機器の操作メニューを表示するよう
にする。加入者、或いは視聴者は、TV上に表示された
メニュー画面に示される操作メニューを選択し、トラッ
クボール或いはその他の操作キーを用いて機器の操作を
行う。
【0074】RCUには、機器識別コードの代わりに、
機器メーカコード或いは機種別コードの少なくとも一方
が記憶されていても良い。勿論、この3者の内2つ以上
が記憶されていても良い。
【0075】(機器制御コードの初期設定方法)図1で
示す、RCU識別及び機器制御コードに関する初期設定
方法を以下説明する。図14において、図1と同一部分
には同一符号を付している。代表する機器として、TV
612、613、RCU602、603を示している。
【0076】図15にリモコンコードの初期設定方法の
第1の例を示す。この実施例は、TVやVTRなどの機
器のリモコンコードを記憶するメモリをRCU601及
びRCU602本体が持つという例である。図15にお
いて、RCU602を操作してリモコンの初期設定要求
を行う。このとき、TVやVTRなどの機器のメーカー
名や型番も初期設定要求と併せてHIB500へ送られ
る。次にHIB500は、ヘッドエンド100に対し、
リモコンの初期設定要求および機器のメーカー名や型番
を中継する。
【0077】この要求を受けたヘッドエンド100は自
己のデータベースから、HIB500から要求された機
器の機器制御(リモコン)コードを取り出し、HIB5
00へ送り、HIB500はこれをRCU602へ中継
し、RCU602には希望のコードが設定される。
【0078】図16は、リモコンの初期設定方法の第2
の例を示す。この実施例はTVやVTRなどの機器のリ
モコンコードを記憶するメモリをHIB500が持つと
いう例である。図16において、RCUを操作してリモ
コンの初期設定要求を行う。このとき、TVやVTRな
どの機器のメーカー名や型番も初期設定要求と併せてH
IB500へ送る。次にHIB500は、ヘッドエンド
100に対し、リモコンの初期設定要求および機器のメ
ーカー名や型番を中継する。
【0079】この要求を受けたヘッドエンド100は自
己のデータベースから、HIB500から要求された機
器のリモコンコードを取り出し、HIB500へ送り、
HIB500はこれをHIB500のRCU識別コード
に対応させて機器制御コード対応テーブル581へ記憶
する。
【0080】このように、リモコンコードをHIB50
0が記憶する場合、例えばTV612を操作する場合に
は図17に示すように、この操作要求は一度HIB50
0へ送られ、HIB500ではRCUが操作するTVや
VTRの機器のメーカー名や型番に合致したモコンコー
ドをHIB500の機器制御コード対応テーブル581
(図9)から読み出し、RCU602へ送り、RCU6
02は、受け取ったコードをIR信号に変換してTVや
VTRなどの機器へ送出し、機器を操作する。
【0081】次にリモコンの初期設定方法の第3の例を
次に説明する。この場合、TVやVTRなどの機器のリ
モコンコードを初期設定する際にメニュー形式で設定す
るようにする。
【0082】この実施例を図18を使用して説明する。
この例ではメニュー画面の発生器は、ヘッドエンド10
0が指示権を持っていることとして説明するが、HIB
500が指示権を持っていても効果は同じである。ま
た、リモコンコードのメモリはRCU本体に持つことと
しているが、図16に示したように、HIB500にこ
のメモリを持っていても効果は同じである。
【0083】さて、始めにRCU602を操作してリモ
コンの初期設定要求を行うと、HIB500はこれをヘ
ッドエンド100へ中継する。このリモコンの初期設定
要求を受けたヘッドエンド100は自己のデータベース
からリモコンコード設定メニューを読み出し、HIB5
00へ送り、HIB500はこれを家屋内のケーブルへ
流す。これを操作者はTV615で見て、その後のリモ
コン設定作業を行う。
【0084】次に操作者はリモコンコード設定メニュー
に従い、機器のメーカー名と型番を選択する。この情報
はHIB500がまとめてヘッドエンド100へ送出す
る。この機器のメーカー名と型番などを含む機器選択情
報を受けたヘッドエンド100は、自己のデータベース
から、HIB500から要求された機器のリモコンコー
ドを取り出し、HIB500へ送り、HIB500はこ
れをRCU602へ中継し、RCU602はこれをコー
ド記憶メモリへメモリするというものである。次に機器
設定メニューの一例を図19に示す。まず、リモコンの
初期設定要求を行うと、メニュー1が示される。この中
から機種を選択するとメーカーを選択するメニュー2に
なる。メーカーを選択するとメニュー3になりここで機
種を選択する。するとメニュー4になり、追加の有無を
選択する。追加して設定したい機器が無い場合は、ここ
までで選択した機器選択情報をヘッドエンド100へ送
ることになる。メニュー画は、RCUの表示部を利用し
て表示されても良い。
【0085】このような設定により、被制御機器の機器
制御コードがHIB500内あるいはRCU602内に
格納されることになる。上記の説明のように、ユーザが
新しい機器を購入した場合、あるいは部屋に設置されて
いる機器を別の部屋に移動させた場合には、初期設定を
行うことにより遠隔制御が可能である。HIB500
や、RCUは、内部に記憶部を有し、初期設定において
学習機能を発揮することができる。さらに、メニュー画
は、直接映像の形でヘッドエンドから伝送されてきても
良いが、メニュー画用のコードデータとして伝送されて
来ても良い。この場合はHIB500の内部に、コード
データを画像化するするための手段が必要であるが、メ
ニューとしては文字等の静止画が多いので、キャラクタ
メモリを有することにより容易に実現できる。
【0086】(スクランブルシステム)図1で示す、R
CUとHIB500を用いたスクランブルについて以下
に説明する。
【0087】図20は、代表的な機器を示し、図1と同
一部分に同一符号を付している。CATVシステムにお
いて、HIB500は、複数のスクランブルチャンネル
のスクランブルした映像および音声信号をデスクランブ
ルし、家庭内のケーブルに分配することができる。図9
には、復調部554をまとめて示しているが、ここに
は、ディスクランブル機能も含まれている。
【0088】また、端末を制御するRCUを複数使用
し、例えばRCU602、603をそれぞれ別の部屋で
使用するといった複数の部屋で別々の番組を視聴するこ
とが可能である。このようなシステムではRCUからH
IB500に対する上り信号をHIB500が識別でき
るよう、またRCUがHIB500からの下り信号がそ
のRCUに対する信号であるか否か識別できるように、
RCUにID番号などのRCU識別コードを割り付ける
ようになっている。
【0089】図21は、上記システムにおけるHIB5
00の一例を示すものある。図9のブロックと対応する
部分には同一符号を付しており、そのブロックの内部を
さらに示している。この例では、2チャンネルのデスク
ランブルが可能である。なおこの例ではヘッドエンドと
の通信部は省略している。つまり、選局部552は、2
つのチューナ552a、552bを並列に有し、それぞ
れのチューナ552a、552bの出力は、映像音声デ
スクランブラ554a、554bに入力されて、元の映
像及び音声信号に戻される。そして映像音声デスクラン
ブラ554a、554bのそれぞれの出力は、変調器5
57a、557bに入力されて、各TVに対応したチャ
ンネルに変調されて出力される。タイミング発生部56
2には、マイコン562aが含まれており、リモコン送
受信部570と関連している。
【0090】この構成により、チューナ552a、55
2bではそれぞれ独自のチャンネルを受信し、それぞれ
の出力は、映像音声デスクランブラ554a、554b
で復元が可能である。そして、それぞれ復元された信号
は、それぞれ異なるチャンネルで対応するTVで受信さ
れる。
【0091】(呼出機能)図22に示す実施例は、図2
1に示したHIB500に、さらに画面発生器554c
と変調器557cを追加したものである。なお、変調器
557cは、変調器557a、557bと共用しても良
い。また、画面発生器55cは、文字データをTVへ表
示するための信号発生器であり、文字多重放送やパーソ
ナルコンピュータなどで公知のものであるため詳細は記
述しない。
【0092】次にこの実施例で表示する画面の一例を、
図23以降を用いて説明する。一例としてRCU(以下
リモコン1)を用いてこの制御システムを実行する手順
を示す。図22に示すHIB500のマイコン562a
は、このリモコン信号を受信し、受信したRCU識別コ
ードによって発振元のRCUを特定し、そのRCUがあ
る部屋(以下部屋1)のTVの電源スイッチをオンし、
メニュー画面を部屋1にあるTVへ表示すべくチャンネ
ルを切り替える。と同時にHIB500では図23
(A)のメインメニュー画面を発生することによって、
前記TV上にメニュー画面が表示される。この図23
(A)がメインメニュー画面であり、RCU(以下リモ
コン1)でこのシステム(以下制御システム)を実行す
るモードにすると、このメインメニュー画面が現れるこ
とになる。
【0093】次に、部屋1にいる操作者はこのメインメ
ニュー画面から制御メニューを選択する。例えば、1.
呼出を選択すると図23(B)の表示モードに移る。こ
の呼出は、他の部屋にいるユーザを呼び出す場合に利用
される。このとき、図21のマイコン562a及び画面
発生器554cは、呼出メニュー1の画面を発生し、部
屋1にあるTVはこの画面を表示する。次に、部屋1に
いる操作者はこの呼出メニュー1画面で選択を行う。例
えば、図2の例でTV612、リモコン602がある部
屋が子供部屋であるものとし、“1.子供部屋”を選択
すると、このリモコン1の信号を受けた図22のマイコ
ン562aは図23(C)の呼出メニュー2の画面を発
生する。これにより、HIB500は、例えば子供部屋
のTVをオンすべきであることを検出することができ
る。
【0094】呼出メニュー2が表示されたところで、使
用者は、各種の設定を行うことができる。呼出の種類と
しては、電話があった場合の呼出、あるいは集合部屋を
知らせる場合、モーニングコール等である。“1.電話
です”を部屋1のユーザが選択すると、子供部屋のTV
には、図23(D)に示すような表示を得ることができ
る。以上のようにして、電話呼出の場合、部屋1から子
供部屋へ図23(D)に示すようなメッセージを表示す
ることが可能となる。この例は、電話があったので、子
供部屋のユーザにその旨を知らせるための表示である。
【0095】この例ではリモコンIDと部屋の対応を予
めHIB500のマイコン562aへ設定しておく必要
がある。この設定を省く場合には、図23(B)の画面
は部屋名表示ではなく、各部屋のリモコンIDの表示に
なる。
【0096】上記の説明では子供部屋のTVは始めオフ
しているものとして説明したがオンしている場合も考え
られる。通常TVの電源ON/OFFは1ボタンで制御
するため始めの状態がオンであるとつじつまが合わなく
なる。これを避けた例を次に説明する。
【0097】この場合、部屋1にいる操作者はこの呼出
メニュー2の画面で選択を行った後、図22のマイコン
562a及び画面発生器554cは、図23(D)の画
面を発生するとともに、子供部屋の呼出しTVへこの画
面を表示すべくまずチャンネルを切り替える。そして、
図23(D)にあるように、子供部屋にあるリモコン2
から“777”というコードが送られてくるか否かを待
つ、もし送られてくればメッセージが認識されたものと
判断しこれ以降の処理はないが、送られてこない場合は
TVがOFFされているものと判断し、子供部屋のTV
をONすべく制御し、この図23(D)の画面を子供部
屋にあるTVへ表示すべくチャンネルを切り替える。こ
のようにすれば、子供部屋にあるTVの電源が当初どう
なっていてもメッセージを表示可能である。また説明は
省略したが、音声メッセージも付加可能である。
【0098】次にモーニングコールメニューであるが、
これは図22のマイコン562aにタイマー機能がある
か、あるいは時計機能があるものとして説明する。図2
4に示すメニューz(図24(A)、図24(B))に
従い、部屋と時刻を設定することができる。すると、そ
の時刻には、マイコン562a、画面発生器554cが
図24(C)の画面を発生し、指定した部屋のTVへ表
示を行う。
【0099】図25に示すのは、エアコン制御メニュー
である。このモードでは、部屋と運転モードを選択する
と、指定した部屋のエアコンをそのモードにすることが
可能である。ただし、初期の運転状態に関わらずエアコ
ンを制御できるもの、つまり運転信号と停止信号は別の
リモコンコードであることが必要である。
【0100】次に、図3、図4で説明したリモートコン
トロールユニットにおける、トラックボール650に付
いて、構造的な例を説明する。図26(A)、(B)
は、トラックボールにおける移動検出用ボール651の
支持状態を示している。ボール651は、筐体671に
解説された窪み672に挿入され、球の一部が窪み76
2から露出している。窪み762の下部には、ボール6
51を弾性的に押し上げるベアリング673、674が
設けられ、かつベアリング673、674はスプリング
により付勢されている。これにより、窪み672の底と
ボール651の下部との間には隙間が生じ、ここにはz
方向検出スイッチ678が設けられている。窪み672
の上部の側壁には、ローラ681〜684が設けられボ
ール651の周面に回転自在に当接している。ローラ6
81或いは682の回転は、例えばx方向のデータ発生
器に伝達され、ローラ683或いは684の回転はy方
向のデータ発生器に伝達されるようになっている。
【0101】図27は、トラックボールの他の実施例で
ある。図16の構成と同様な部分には同一符号を付して
いる。先の実施例と異なる部分は、ボール651が筐体
671の上下面に露出した状態で取り付けられている
(同図(B))。そして、z方向検出スイッチ690が
双方向検出スイッチとして筐体に取り付けられている。
そして、その検出アーム691は、ボール651が上方
向へ微動した場合と、下方向へ微動した場合を検出でき
るようになっている。ボール651が上方向へ押上られ
た場合、スイッチSW1がオンし、ボール651が押し
下げられた場合、スイッチSW2がオンする。このトラ
ックボールによると、z方向の操作内容により、例えば
押上により実行中の機能解除あるいは機能印のより上層
の階層メニュー選択というふうに利用できる。また机上
を摺動差せるようなマウスような使いかたも可能であ
る。
【0102】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
被制御機器或いは機能を設定する操作に関して、一元的
な操作手順が得られ、かつ対話式操作によりより明解な
被制御機器或いは機能操作が行うことができる。また、
双方向通信機能によって各RCUの状況は学習機能を有
するブロックによって一元管理され、それぞれのRCU
間での干渉が回避されると共に被制御機器或いは機能操
作の簡便化を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に関わるCATVシステムの全体的な
説明図。
【図2】図1のシステムの動作を説明するために示した
ヘッドエンドとHIB間の伝送スペクトラムを示す図。
【図3】この発明の一実施例における基本的構成要素を
示す図。
【図4】図1のRCUの構成例を示す図。
【図5】図3のRCUとHIB間の伝送スペクトラムを
示す図。
【図6】RCUとHIB間のデータ伝送フォーマットの
例を示す図。
【図7】RCUとHIB間のデータ送受信の例を示す説
明図。
【図8】RCUとHIBのデータ処理手順の例を示す説
明図。
【図9】図3のHIBの構成例を示す図。
【図10】図3の各機器間のデータ伝送フォーマットの
例を示す図。
【図11】同じくデータ伝送フォーマットの他の例を示
す図。
【図12】同じくデータ伝送フォーマットのさらに他の
例を示す図。
【図13】この発明の他の実施例を示す図。
【図14】この発明におけるリモコン機能の初期設定動
作を説明するために示した図。
【図15】上記初期設定動作の第1の例を示す図。
【図16】上記初期設定動作の第2の例を示す図。
【図17】上記の第2の例において設定されたリモコン
機能の使用例を説明するために示した図。
【図18】上記初期設定動作の第3の例を示す図。
【図19】上記第3の例の設定を行う際のメニュー画面
を示す説明図。
【図20】この発明のシステムのさらに他の使用例を説
明するための図。
【図21】図9のHIBの一部の例をさらに詳しく示す
図。
【図22】図9のHIBの一部の他の例をさらに詳しく
示す図。
【図23】図22のHIBを使用する場合のメニュー画
面の表示例を示す説明図。
【図24】同じく図22のHIBを使用する場合の他の
メニュー画面の表示例を示す説明図。
【図25】同じく図22のHIBを使用する場合のさら
に他のメニュー画面の表示例を示す説明図。
【図26】図4に示したトラックボールの構造例を示す
図。
【図27】図4に示したトラックボールの他の構造例を
示す図。
【符号の説明】
100…ヘッドエンド、200…加入者データベース、
300…外部データベース、500…加入者端末装置
(HOME INFORMATION BOX…HI
B)、601〜603…リモートコントロールユニッ
ト、605…ガスメータ、606…電気メータ、607
…水道メータ、608…ドアセンサ、610…火災報知
器、611〜613…テレビ受像機(TV)、614、
615…ビデオテープレコーダ(VTR)、620〜6
28…家庭内同軸配線系、701、704…光ファイバ
ー、702…光/電気変換器、703…同軸ケーブル、
650…トラックボール、658…IDメモリ、659
…マルチプレクサ、660…タイミング発生部、661
…送信部、662…受信部、663…IRフォーマット
テーブル用メモリ、664…RF/IR変換器、665
6…IR発光部、666…パルス発生部、550…表示
処理部、552…選局回路、553…選局制御回路、5
54…復調回路、555…同期抽出回路、556…合成
回路、557…変調器、558…帯域制限フィルタ、5
59…キャラクタ格納部、560…テキスト格納部、5
61…ビデオRAM、562…表示タイミング発生回
路、572…選局回路、573…FSK復調回路、57
5…開始コード検出回路、576…通信タイミング発生
回路、578…機器ID検出回路、579…データコー
ド検出回路、580…RCU毎機器ID対応テーブル、
581…機器制御コード対応テーブル、582…開始コ
ード発生回路、583…RCU器別コード発生回路、5
84…選択回路、585…FSK変調回路、588…指
示印移動先算出部、589…移動元記憶部。
フロントページの続き (72)発明者 大井 伸一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝映像メディア技術研究所内 (72)発明者 小田切 靖 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝映像メディア技術研究所内 (72)発明者 高橋 正弘 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝映像メディア技術研究所内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠隔制御ユニットと、遠隔制御情報管理装
    置を分離して有し、前記遠隔制御ユニット側で、操作入
    力に応じた互いに直交する、x,y,zなる少なくとも
    3方向の指示或いは移動量を表す指示データを検出し、
    検出した指示データに基づいて、電磁波或いは赤外光を
    変調して放射することによって、前記遠隔制御情報管理
    装置に送り、前記遠隔制御ユニットと複数の遠隔機器と
    の間に前記遠隔制御情報管理装置を介在させ、前記遠隔
    制御情報管理装置により前記複数の遠隔機器の機能制御
    を行うための遠隔制御コードを発生するようにしたこと
    を特徴とする遠隔制御方式。
  2. 【請求項2】前記x,y,xなる3方向の検出をおこう
    ために、筐体の穴にに弾力的に回転自在に保持されたボ
    ールの一部を露出させて、このボールの回転に連動する
    ローラにより上記x、y方向検出を行い、上記ボールの
    位置移動により上記z方向の検出を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の遠隔制御方式。
  3. 【請求項3】前記遠隔制御情報管理装置では、 入力端子に到来する複数の番組情報を番組情報受信手段
    により受信し、受信した番組情報を第1の送信手段によ
    り少なくとも1つの送信チャンネルで出力端子を通じて
    送出し、 また、前記遠隔制御ユニットからの第1の変調波である
    前記電磁波或いは赤外光を受信手段で受信し、 前記受信手段により受信した前記遠隔制御ユニットから
    の前記指示データに対応した前記遠隔制御コードを信号
    処理手段で発生し、 前記信号処理手段により得られた前記遠隔制御コードに
    基づいて変調された第2変調波である電磁波或いは赤外
    光を第2の送信手段で放射するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の遠隔制御方式。
  4. 【請求項4】前記遠隔制御ユニットは、 前記送信手段からの前記第2の変調波を、前記遠隔制御
    ユニットにより受信し、この受信した信号から前記遠隔
    制御コードを取り出し、この遠隔制御コードに基づいて
    変調された第3の変調波である電磁波或いは赤外光を放
    射し、前記遠隔機器の機能制御を行うことを特徴とする
    請求項2記載の遠隔制御方式。
  5. 【請求項5】操作による指示データを発生するデータ発
    生部を有し、前記データ発生部からの指示データ、開始
    コード及び自己のユニット識別コードに基づいて変調し
    た第1の変調波である電磁波或いは赤外光を送出する遠
    隔制御ユニットと、 入力端子に到来した複数の番組情報を受信する番組情報
    受信手段と、 前記番組情報受信手段により受信された番組信号を、少
    なくとも1つの送信チャンネルで出力端子に送出する送
    信手段と、 前記遠隔制御ユニットからの前記第1の変調波を受信し
    て前記指示データを処理し、前記受信した指示データに
    基づいて遠隔機器の機能制御を行う遠隔制御コードを発
    生するリモコン受信及び処理手段と、 を具備したことを特徴とする遠隔制御システム。
  6. 【請求項6】前記第1の変調波の周波数は、テレビジョ
    ン番組を含む情報の伝送帯域の外側に設定されているこ
    とを特徴とする請求項5記載の遠隔制御システム。
  7. 【請求項7】前記リモコン受信及び処理手段は、前記遠
    隔制御ユニットのRCU識別コードを記憶する第1の記
    憶手段と、前記RCU識別コードに対応した遠隔機器の
    機能制御を行うための遠隔制御コードを記憶する第2の
    記憶手段を有することを特徴とする請求項5記載の遠隔
    制御システム。
  8. 【請求項8】前記遠隔制御ユニットは複数存在し、 前記リモコン受信及び処理手段は、 前記複数の遠隔制御ユニット毎に対応したRCU識別コ
    ードを記憶する第1の記憶手段と、前記RCU識別コー
    ドに対応する遠隔機器のメーカ識別コード、機種別コー
    ド、さらに遠隔制御コードを記憶する第2の記憶手段を
    有し、アクティブ遠隔制御ユニットからの機器制御要求
    に応じて第1の記憶手段より読み出されたRCU識別コ
    ードに基づいて、前記第2の記憶手段からアクティブ遠
    隔制御コードを読み出し、このアクティブ遠隔制御コー
    ドに対応する遠隔機器の機能制御を行うために、前記ア
    クティブ遠隔制御コードに基づいて変調した第2の変調
    波である電磁波或いは赤外光を放射する手段を含むこと
    を特徴とする請求項5記載の遠隔制御システム。
  9. 【請求項9】前記リモコン受信及び信号処理手段からの
    前記第2の変調波は、前記アクティブ遠隔制御ユニット
    により受信され、このアクティブ遠隔制御ユニットは、
    この受信した情報に基づいて変調した第3の変調波であ
    る電磁波或いは赤外光を放射し、前記遠隔機器の機能制
    御を行うことを特徴とする請求項5記載の遠隔制御シス
    テム。
  10. 【請求項10】前記データ発生部から得られる指示デー
    タは、複数のキーパッドによる指示データ、或いは少な
    くとも2方向の方向移動量指示データであることを特徴
    とする請求項5記載の遠隔制御システム。
  11. 【請求項11】前記遠隔制御ユニットから出力される前
    記第1の変調波には、さらにメーカ識別コード及び機器
    制御コードを含むことを特徴とする請求項5記載の遠隔
    制御システム。
  12. 【請求項12】前記遠隔制御ユニットと前記リモコン受
    信及び処理手段との間の信号伝送媒体としては電磁波が
    用いられていることを特徴とする請求項5記載の遠隔制
    御システム。
  13. 【請求項13】前記リモコン受信及び処理手段は、 前記遠隔機器を制御するための前記遠隔制御コードを発
    生し、この遠隔制御コードに基づいて変調した第2の変
    調波である電磁波或いは赤外光を送出する手段を有し、 前記遠隔制御ユニットは、 前記第2の変調波を受信して前記遠隔制御コードを復調
    し、この遠隔制御コードに基づいて変調した第3の変調
    波である電磁波或いは赤外光を前記遠隔機器に向けて再
    送出する手段を有したことを特徴とする請求項4記載の
    遠隔制御システム。
  14. 【請求項14】前記リモコン受信及び処理手段は、 前記第1或いは第2の記憶手段に記憶する情報内容を更
    新する更新手段を有することを特徴とする請求項8項記
    載の遠隔制御システム。
  15. 【請求項15】前記リモコン受信及び処理手段は、 前記第1或いは第2の記憶手段に記憶する情報内容を更
    新する更新手段と、前記更新手段で更新された情報内容
    を前記第2の変調波で前記遠隔制御ユニットに伝送する
    手段とを有し、 前記アクティブ遠隔制御ユニットは、前記第2の変調波
    を受信し前記更新手段で更新された情報内容を復調する
    手段と、前記復調された情報内容を記憶するための第3
    の記憶手段を有したことを特徴とする請求項8記載の遠
    隔制御システム。
  16. 【請求項16】前記リモコン受信及び処理手段は、前記
    複数の遠隔制御ユニットにそれぞれ遠隔制御コードを伝
    送するに際して、各遠隔制御ユニット毎の遠隔制御コー
    ドに対するメインの開始コードと、前記遠隔制御コード
    に付随したサブの開始コードとを伝送する手段を有した
    ことを特徴とする請求項8記載の遠隔制御システム。
  17. 【請求項17】前記遠隔制御ユニットは、赤外光変調形
    式を1以上取り得る赤外変調手段を有することを特徴と
    する請求項8記載の遠隔制御システム。
  18. 【請求項18】前記リモコン受信及び処理手段は、前記
    更新手段で更新された情報内容を、画像信号として前記
    送信チャンネルで前記出力端子に送出する手段を有した
    ことを特徴とする請求項14記載の遠隔制御システム。
  19. 【請求項19】前記アクティブ遠隔制御ユニットは、前
    記第2の変調波を受信し前記更新手段で更新された情報
    内容を復調する手段と、前記復調された情報内容を表示
    する表示手段を有したことを特徴とする請求項14記載
    の遠隔制御システム。
  20. 【請求項20】センター側にあっては、 テレビジョン番組を含む複数の情報源と、遠隔制御コー
    ドを蓄積する遠隔制御コード蓄積手段と、前記複数の情
    報源からの番組信号及び遠隔制御コード蓄積手段から読
    み出した前記遠隔制御コードを送出する手段とを有し、 端末側にあっては、 入力端子に到来した前記複数の情報源及び遠隔制御コー
    ド蓄積手段からの前記番組信号及び前記遠隔制御コード
    を受信する番組情報受信手段と、前記番組情報受信手段
    により受信された番組信号を、少なくとも1つの送信チ
    ャンネルで出力端子に送出する送信手段と、遠隔制御ユ
    ニットからの第1の変調波を受信して指示データを処理
    し、前記受信した指示データに基づいて、前記遠隔機器
    の機能制御を行うように受信した前記遠隔制御コードを
    発生するリモコン受信及び処理手段とを有したことを特
    徴とする遠隔制御システム。
  21. 【請求項21】前記リモコン受信及び処理手段は、前記
    センター側の前記遠隔制御コードを蓄積する遠隔制御コ
    ード蓄積手段に対して、前記遠隔制御コードを要求する
    ための第1の要求伝送手段を有したことを特徴とする請
    求項20記載の遠隔制御システム。
  22. 【請求項22】前記遠隔制御ユニットは、 前記遠隔制御コードを記憶するための遠隔制御コード記
    憶部と、前記リモコン受信及び処理手段に対して前記遠
    隔制御コードを要求するための要求信号を出力する第2
    の要求伝送手段を有し、 前記リモコン受信及び処理手段は、 前記遠隔制御ユニットから前記要求信号を受けることに
    応じて、前記センター側の前記遠隔制御コードを蓄積す
    る遠隔制御コード蓄積手段に対して、前記遠隔制御コー
    ドを要求し、前記遠隔制御コード蓄積手段から送られて
    来た前記遠隔制御コードを、前記遠隔制御ユニットに対
    して再送出する手段を有したことを特徴とする請求項2
    1記載の遠隔制御システム。
  23. 【請求項23】前記遠隔制御ユニットは、 前記リモコン受信及び処理手段に対して前記サービス信
    号を要求するための要求信号を出力する第2の要求伝送
    手段を有し、 前記リモコン受信及び処理手段は、 前記遠隔制御ユニットから前記要求信号を受けることに
    応じて、前記センター側の前記遠隔制御コードを蓄積す
    る遠隔制御コード蓄積手段に対して、前記第1の要求伝
    送手段により前記遠隔制御コードを要求し、前記遠隔制
    御コード蓄積手段から送られて来た前記遠隔制御コード
    を記憶しておくための要求信号処理及び記憶手段を有し
    たことを特徴とする請求項21記載の遠隔制御システ
    ム。
  24. 【請求項24】前記センター側の情報源は、初期設定用
    の手順を表すメニュー画信号を発生するメニュー画発生
    器を有し、前記リモコン受信及び処理手段から前記第1
    の要求伝送手段により要求信号が伝送されて来たときに
    前記メニュー画信号を伝送し、前記リモコン受信及び処
    理手段は、前記メニュー画信号を受信し、受信したメニ
    ュー画信号を前記チャンネルで前記出力端子に接続され
    たテレビジョン受信機に供給することを特徴とする請求
    項21記載の遠隔制御システム。
  25. 【請求項25】前記センター側の情報源は、初期設定用
    のメニューデータを発生するメニューデータ発生器を有
    し、前記リモコン受信及び処理手段から前記第1の要求
    伝送手段により要求信号が伝送されて来たときに前記メ
    ニューデータを伝送し、前記リモコン受信及び処理手段
    は、前記メニューデータを受信し、受信したメニューデ
    ータを画像化する手段を有し、画像化されたメニュー画
    信号を前記チャンネルで前記出力端子に接続されたテレ
    ビジョン受信機に供給することを特徴とする請求項21
    記載の遠隔制御システム。
  26. 【請求項26】前記遠隔制御ユニットは、 前記遠隔制御コードを記憶するための遠隔制御コード記
    憶部と、前記リモコン受信及び処理手段に対して前記遠
    隔制御コードを要求するための要求信号を出力する第2
    の要求伝送手段を有し、 前記センター側の情報源は、 初期設定用の手順を表すメニュー画信号を発生するメニ
    ュー画発生器をさらに有し、前記リモコン受信及び処理
    手段から前記第1の要求伝送手段により要求信号が伝送
    されて来たときに、前記遠隔制御コード及び前記メニュ
    ー画信号を伝送する手段を有し、 前記リモコン受信及び処理手段は、 前記遠隔制御ユニットから前記第2の要求伝送手段によ
    る前記要求信号を受けることに応じて、前記第1の要求
    伝送手段により前記センター側へ要求信号を出力し、こ
    れにより送られてきた前記メニュー画信号を受信し、受
    信したメニュー画信号を前記チャンネルで前記出力端子
    に接続されたテレビジョン受信機に供給する手段と、同
    じく送られて来た前記遠隔制御コードを、前記遠隔制御
    ユニットに対して再送出するかまたは前記遠隔制御コー
    ドを記憶しておくための要求信号処理及び記憶手段とを
    有したことを特徴とする請求項21記載の遠隔制御シス
    テム。
  27. 【請求項27】前記遠隔制御ユニットは、 前記リモコン受信及び処理手段に対して前記サービス信
    号を要求するための要求信号を出力する第2の要求伝送
    手段を有し、 前記センター側の情報源は、 初期設定用の手順を表すメニューデータを発生するメニ
    ューデータ発生器をさらに有し、前記リモコン受信及び
    処理手段から前記第1の要求伝送手段により要求信号が
    伝送されて来たときに、前記遠隔制御コード及び前記メ
    ニューデータを伝送する手段を有し、 前記リモコン受信及び処理手段は、 前記遠隔制御ユニットから前記第2の要求伝送手段によ
    る前記要求信号を受けることに応じて、前記第1の要求
    伝送手段により前記センター側へ要求信号を出力し、こ
    れにより送られてきた前記メニューデータを受信し、受
    信したメニューデータを画像化する手段と、画像化され
    たメニュー画信号を前記チャンネルで前記出力端子に接
    続されたテレビジョン受信機に供給する手段と、同じく
    送られて来た前記遠隔制御コードを、前記遠隔制御ユニ
    ットに対して再送出するかまたは前記遠隔制御コードを
    記憶しておくための要求信号処理及び記憶手段とを有し
    たことを特徴とする請求項21記載の遠隔制御システ
    ム。
  28. 【請求項28】UHF帯による双方通信機能を有し、か
    つ前記双方向通信機能を介して取り込んだ遠隔制御コー
    ドを第1の遠隔機器に対して赤外光変調方式により放射
    する第1の遠隔制御ユニットと、 同じくUHF帯による双方通信機能を有し、かつ前記双
    方通信機能を介して取り込んだ遠隔制御コードを第2の
    遠隔機器に対して赤外光変調方式により放射する第2の
    遠隔制御ユニットと、 前記第1、第2の遠隔制御ユニットとの双方向通信機能
    を有し、かつ前記第1、第2の遠隔機器のそれぞれに対
    してケーブルを介して表示信号を伝送する手段を有し、
    さらに前記第1、第2の遠隔機器に対する遠隔制御コー
    ドを格納した記憶手段を有した端末ユニットとを有し、 前記第1の遠隔制御ユニットにより前記端末ユニットに
    メニュー画面要求信号を送信し、これに応答した前記端
    末ユニットが、前記第1の遠隔機器に前記メニュー画面
    を表示せしめた状態で、このメニュー画面に表示される
    指示に従って前記第1の遠隔制御ユニットで前記第2の
    遠隔機器の動作機能を指定することにより、前記端末ユ
    ニットは、前記第2の遠隔制御ユニットに対する遠隔制
    御コードを送り前記第2の遠隔機器を制御するようにし
    たことを特徴とする遠隔制御システム。
  29. 【請求項29】前記第1の遠隔制御ユニットと第1の遠
    隔機器は、第1の部屋に存在し、前記第2の遠隔制御ユ
    ニットと前記第2の遠隔機器は、第2の部屋に存在し、
    前記メニュー画面は、前記第2の遠隔機器に表示される
    べきメッセージの選択画面であり、前記第2の遠隔制御
    コードは前記第2の遠隔機器の電源をオンするため及び
    所定のチャンネルへの切換え用の遠隔制御コードであ
    り、また前記第2の遠隔機器に前記ケーブルを通じて伝
    送される表示信号は、前記メッセージの内容に対応した
    画像信号であることを特徴とする請求項28記載の遠隔
    制御システム。
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EP94112495A EP0639030B1 (en) 1993-08-13 1994-08-10 Two-way CATV system
US08/290,303 US5619251A (en) 1993-08-13 1994-08-12 Two-way CATV system and remote control system
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US08/605,909 US5715020A (en) 1993-08-13 1996-02-23 Remote control system in which a plurality of remote control units are managed by a single remote control device

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