JPH0758028A - Ecr−cvd装置の試料台 - Google Patents

Ecr−cvd装置の試料台

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JPH0758028A
JPH0758028A JP20225493A JP20225493A JPH0758028A JP H0758028 A JPH0758028 A JP H0758028A JP 20225493 A JP20225493 A JP 20225493A JP 20225493 A JP20225493 A JP 20225493A JP H0758028 A JPH0758028 A JP H0758028A
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JP
Japan
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electrode
wafer
base plate
ecr
ring
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JP20225493A
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English (en)
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Yoshitaka Morioka
善隆 森岡
Shigeki Kobayashi
茂樹 小林
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ウエハ20を載置するための電極部12と、
Al23 、石英またはアルミニウムを用いて形成され
た電極周囲部13とがベースプレート11上に固定され
ているECR−CVD装置の試料台。 【効果】 電極部12にバイアス電圧を印加してウエハ
20に段差被覆性に優れた成膜処理を施すことができ、
また部品点数を減少させて電極周囲部13を構成し、価
格の低減、メンテナンス時間の短縮及び稼動率の向上を
図ることができ、付着した反応生成物を洗浄・除去して
電極周囲部13を繰り返し使用することができる。また
電極周囲部13の破損を防止することができ、メンテナ
ンス周期を大幅に延長することができ、メンテナンスの
際、大気中水分との反応によって生じる剥離し易い反応
生成物の形成を抑制することができ、したがってウエハ
20上におけるパーティクルの発生を減少させることが
できる。また電極周囲部13自体からの異常放電の発生
を防止することができ、コンタミネーションが発生する
のを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はECR−CVD装置の試
料台に関し、より詳細には基板上にSiO2またはSi
Nが成膜され、その後アルミニウム配線が形成されるよ
うな半導体装置を製造するためのECR−CVD装置の
試料台に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のECR−CVD装置の試料
台を模式的に示した断面図であり、図中31はベースプ
レートを示している。ベースプレート31はステンレス
鋼を用いて略円板形状に形成され、ベースプレート31
の外周下部にはフランジ部31aが形成されている。ベ
ースプレート31上の中央部にはセラミックスを用いて
略円板形状に形成された絶縁体部32aが配設され、絶
縁体部32aの外周下部にはフランジ部32bが形成さ
れ、絶縁体部32a内部には略円板形状の導電体部32
cが埋め込まれており、これら絶縁体部32a及び導電
体部32cで電極32が構成されている。また導電体部
32cに接続線27aが接続され、接続線27aはべー
スプレート31に形成された孔31bを通って高周波発
生器(図示せず)に接続されており、該高周波発生器で
高周波を発生させることにより、電極32にバイアス電
圧が印加されるようになっている。また電極32上には
ウエハ20が載置されるようになっており、運搬装置の
爪(図示せず)でウエハ20の下部20aを支持して運
搬させる必要上、電極32の直径はウエハ20の直径よ
りも小さく設定されている。
【0003】ベースプレート31上における電極32の
外側にはテフロンを用い、略リング形状に形成されたフ
ローティングリング33が配設されており、フローティ
ングリング33内側には段部33a、33bが形成され
ている。段部33aの厚みは電極32のフランジ部32
bの厚みと略同一に設定されており、フローティングリ
ング33の段部33a内側には電極32が嵌合されてい
る。
【0004】電極32のフランジ部32b上及びフロー
ティングリング33の段部33a上にはバイアスリング
34が密接して配設され、バイアスリング34はアルミ
ニウムを用い、その外周に段部34a、34bを有して
略リング形状に形成されており、バイアスリング34内
周には電極32が嵌合されている。バイアスリング34
の段部34a、34b外側にはテフロンを用い、断面が
略S字状を有してリング形状に形成された絶縁リング3
6が配設されており、絶縁リング36によりバイアスリ
ング34と押さえリング35とが電気的に絶縁されるよ
うになっている。フローティングリング33と絶縁リン
グ36との間にはステンレス鋼を用い、断面が略逆凸字
状でリング形状に形成された押えリング35が配設され
ており、押えリング35がボルト35aを用いてベース
プレート31に結合されることにより、電極32がバイ
アスリング34及びフローティングリング33を介して
ベースプレート31上の所定箇所に固定されるようにな
っている。
【0005】バイアスリング34の段部34b、押えリ
ング35及びフローティングリング33上には、これら
を覆うようにして厚みが略1.5mmの石英板を用い、
略リング形状に形成されたカバー37が配設されてお
り、カバー37により押さえリング35等にプラズマが
照射されるのが防止され、プラズマ反応により生じるN
a、K、重金属のコンタミネーションが抑制されるよう
になっている。またカバー37上面は石英を用い、断面
が略S字形状を有してリング形状に形成された押え治具
38の一端部により押えられ、押え治具38の他端部は
ボルト38aを用いてベースプレート31のフランジ部
31a上に固定されており、これらベースプレート3
1、電極32、バイアスリング34、押えリング35、
フローティングリング33及びカバー37等により試料
台30が構成されている。
【0006】このように構成された試料台30が設置さ
れたECR−CVD装置(図示せず)を用い、試料台3
0上に載置されたウエハ20にCVD処理を施す場合、
図示しない高周波発生器を用いて13.56MHzの高
周波を発生させ、ウエハ20にバイアス電圧を印加す
る。そして減圧された前記ECR−CVD装置内に反応
ガスを導入し、発生したECRプラズマをウエハ20周
辺に導き、ウエハ20表面にSiO2 やSiNを成膜す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ウエハ20が電極22
上からはみ出して載置される場合、ウエハ20外周には
バイアス電圧が十分に印加されず、ウエハ20外周部に
おける成膜が比較的不十分になると考えられていた。こ
の対策として、上記したECR−CVD装置の試料台3
0においては、ウエハ22外周部の下方にアースに導通
しないように構成された金属製のバイアスリング24が
補完的に配設されていた。この結果、試料台30を構成
する部品数が9個程度と多くなり、メンテナンスの際に
おける分解・組み立て作業に時間が掛かり、前記ECR
−CVD装置の稼動率が低下するという課題があった。
【0008】また電極32のフランジ部32bの高さと
フローティングリング33の段部33aの高さ、電極3
2の外径寸法とバイアスリング34の内径寸法、押さえ
リング35形状とフローティングリング33の段部33
b形状、フローティングリング33と押さえリング35
とバイアスリング34とにおける上面の水平度等に高い
寸法精度が要求され、したがってこれら部品の製造が難
しく、価格が高いという課題があった。
【0009】また他の構成部品との組み立てスペースの
関連上、カバー37の厚みを薄くせざるを得ず、50枚
程度のウエハ20に成膜処理を施すと、主として熱応力
によりカバー37が破損し、したがってカバー37をた
びたび取り替えねばならないという課題もあった。この
取り替えの際、前記ECR−CVD装置内に付着してい
る反応生成物が大気中の水分と反応して剥離し易くな
り、CVD処理中にこれが剥離してパーティクルとな
り、ウエハ20上における膜質を悪化するという課題も
あった。またカバー37が破損し易いため、これに付着
した反応生成物を洗浄・除去してカバー37を繰り返し
使用することは不可能であるという課題があった。
【0010】またバイアスリング34は絶縁リング36
やフローティングリング33により絶縁されているた
め、ウエハ20との間で異常放電が発生し、成膜処理に
悪影響を及ぼすという課題があった。
【0011】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、試料台を構成する部品を少なくして安価なも
のにすることができ、メンテナンスを容易にして稼動率
を高めることができ、カバーの破損を防止し、該カバー
の取り替えに伴う装置の開放を少なくしてパーティクル
の発生を減少させることができ、異常放電の発生を防止
し、コンタミネーションを生じることなくウエハに成膜
処理を施すことができ、付着した反応生成物を除去して
繰り返し使用することができるECR−CVD装置の試
料台を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るECR−CVD装置の試料台は、SiO
2 またはSiNを成膜するためのECR−CVD装置の
試料台において、基板を載置するための電極部と、Al
23 、石英またはアルミニウムを用いて形成された電
極周囲部とがベースプレート上に固定されていることを
特徴としている。
【0013】
【作用】本発明者らの調査によると、上記したバイアス
リングが配設されていない試料台を用いた場合において
も、ウエハ外周部の成膜性能に大きな相違は認められな
かった。また、層間絶縁膜の形成後にアルミニウム配線
を形成する場合、CVD処理時におけるアルミニウムの
コンタミネーションは問題にならない。
【0014】本発明に係るECR−CVD装置の試料台
によれば、基板を載置するための電極部と、Al2
3 、石英またはアルミニウムを用いて形成された電極周
囲部とがベースプレート上に固定されているので、前記
電極部を介して前記基板に十分なバイアス電圧を印加し
得ることとなり、したがって従来のものと同様、段差被
覆性に優れた成膜処理を施しうることとなる。また部品
点数が減少し、所要の剛性、耐酸性及び絶縁性または非
帯電性を有する前記電極周囲部が構成され、価格の低
減、メンテナンス時間の短縮及び稼動率の向上が図れ、
さらには前記電極周囲部上に付着した反応生成物を洗浄
・除去し得ることとなり、前記電極周囲部は繰り返し使
用されることととなる。またプラズマ照射や熱応力によ
って生じる前記電極周囲部の破損が防止され、メンテナ
ンス周期を大幅に延長し得ることとなり、メンテナンス
の際における大気中水分との反応によって生じる剥離し
易い反応生成物が減少し、したがって前記基板上におけ
るパーティクルの発生を抑制し得ることとなる。また前
記電極周囲部がAl23 、石英の絶縁物またはアース
されたアルミニウムで構成されることにより、前記電極
周囲部自体からの異常放電の発生が防止され、また前記
ベースプレートが前記電極周囲部で覆われることによ
り、コンタミネーションの発生を防止し得ることとな
る。
【0015】
【実施例及び比較例】以下、本発明に係るECR−CV
D装置の試料台の実施例を図面に基づいて説明する。な
お、従来例と同一の機能を有する構成部品には同一の符
号を付すこととする。図2は実施例に係る試料台が設置
されるECR−CVD装置を模式的に示した断面図であ
り、図中21は反応容器を示している。反応容器21に
よりプラズマ生成室22と反応室23とが形成されてお
り、プラズマ生成室22の周壁は2重構造になってい
る。この内部は冷却水を流通させる冷却室24になって
おり、冷却室24には冷却水の導入管24a、排出管2
4bが接続されている。プラズマ生成室22左壁の略中
央部にはマイクロ波導入窓22aが形成されており、マ
イクロ波導入窓22aには石英板22bが配設され、石
英板22bの左方に導波管22cが接続されている。プ
ラズマ生成室22と導波管22cの一端部にわたる周囲
には、これらと同心状にこれらを囲繞する態様で励磁コ
イル22fが配設されており、またプラズマ生成室22
左壁の一端部には反応ガス供給管22dが接続されてい
る。
【0016】一方、プラズマ生成室22の右方にはプラ
ズマ引き出し窓22eが形成され、プラズマ引き出し窓
22eに臨ませて反応室23が配設されており、反応室
23右側壁には反応室23を所定の圧力に設定するため
のターボ分子ポンプ25a、ロータリーポンプ25bが
接続され、反応室23上部壁には反応ガス供給管23a
が接続されている。また反応室23におけるプラズマ引
き出し窓22eと対向する箇所には試料台10が配設さ
れており、試料台10にはウエハ20が載置されてい
る。試料台10内の導電体部12bは接続線27aによ
りマッチングボックス27bを介して高周波発生器27
cに接続されており、また試料台10右側には冷却室2
6が形成され、冷却室26には冷却水の導入管26a、
排出管26bが接続されている。
【0017】さらに反応室23の下方にはローディング
室28が形成されており、ローディング室28にはウエ
ハ20が載置されたカセット28aが配置されている。
またローディング室28の左方にはカセット室29が形
成され、カセット室29にはウエハ20が載置されたカ
セット29aが配置されており、ローディング室28と
カセット室29とを反応室23と同じ圧力に維持するた
めに、カセット室29下部壁にはターボ分子ポンプ29
b、ロータリーポンプ29cが接続されている。またロ
ーディング室28と反応室23との間には運搬装置28
bが配設されており、運搬装置28bによりウエハ20
がカセット28aから取り出されて試料台10上に載置
され、CVD処理後にウエハ20が試料台10から取り
外されてカセット28aに収納されるようになってい
る。
【0018】図1は本発明のECR−CVD装置の試料
台10の実施例を模式的に示した断面図であり、図中1
1はベースプレートを示している。ベースプレート11
はステンレス鋼を用いて略円板形状に形成され、ベース
プレート11の外周下部にはフランジ部11aが形成さ
れている。ベースプレート11上の中央部にはセラミッ
クスを用いて略円板形状に形成された絶縁体部12aが
配設され、ベースプレート11上面と絶縁体部12a下
面とはIn(インジウム)ボンディング14により結合
されている。絶縁体部12a内部には略円板形状の導電
体部12bが埋め込まれており、これら絶縁体部12a
と導電体部12bとで電極部12が構成されている。ま
た電極部12上にはウエハ20が載置されるようになっ
ており、運搬装置28b(図2)の爪でウエハ20の下
部20aを支持して運搬させる必要上、電極部12の直
径はウエハ20の直径よりも小さく設定されている。
【0019】電極周囲部13は電極部12に密接し、か
つベースプレート11上面を覆うようにして配設されて
おり(電極部12と電極周囲部13との隙間d=0)、
電極周囲部13はカバー本体13aとフランジ部13b
とで構成されている。カバー本体13aは絶縁性を有す
る厚みtが約6.4mmのAl23 (純度99.9
%)を用い、略リング形状に形成されており、カバー本
体13aからは断面形状L字形のフランジ部13bが延
設されている。電極周囲部13はボルト38aを用いて
ベースプレート11に固定されており、電極周囲部13
によりベースプレート11にプラズマが照射されるのが
防止され、プラズマ反応により生じるNa、K、重金属
のコンタミネーションが抑制されるようになっている。
そして、これらベースプレート11、電極部12及び電
極周囲部13とで試料台10が構成されている。
【0020】このように構成された試料台10が設置さ
れたECR−CVD装置を用い、試料台10にセットさ
れたウエハ20にCVD処理を施す場合、まずターボ分
子ポンプ25a、29b及びロータリーポンプ25b、
29cを作動させて反応容器21内、ローディング室2
8及びカセット室29を所定の真空度に設定し、冷却室
24、26に冷却水を流通させてプラズマ生成室22、
試料台10を所定温度に設定する。次に反応ガス供給管
22d、23aから反応ガスを供給し、高周波発生器2
7cとマッチングボックス27bとにより試料台10の
電極部12にバイアス電圧を印加する。次に図示しない
マイクロ波発振器で発生させたマイクロ波を導波管22
cを介してプラズマ生成室22に導入するとともに、励
磁コイル22fに直流電流を供給して磁場を発生させ、
高エネルギ電子と反応ガスとを衝突させてプラズマを発
生させる。すると、このプラズマはプラズマ引きだし窓
22eを通過し、発散磁界により矢印A方向に加速され
て試料台10に導かれ、試料台10上に載置されたウエ
ハ20表面に薄膜が形成される。
【0021】次に実施例に係る試料台10を用いてウエ
ハ20にSiO2 膜を形成し、この後電極周囲部13上
に付着したSiO2 膜を洗浄・除去した場合について説
明する。また比較例として図4に示した試料台30を用
いた場合について説明する。SiO2 膜の形成条件を下
記の表1に示す。また洗浄は5%HF中に約12時間浸
漬し、純水洗浄後に乾燥する条件で行なった。
【0022】
【表1】
【0023】図3(b)に示したように比較例のものの
場合、SiO2 成膜処理の当初からパーティクル密度が
高く、50枚のウエハ20に処理を施すとカバー37に
割れが発生して再使用が不可能になるとともに、カバー
37の取り替え(メンテナンス)が必要となった。また
50枚のウエハ20表面における平均パーティクル密度
は約10〜30個/cm2 であった。一方、実施例のも
のの場合、図3(a)に示したように連続して300枚
のウエハ20に成膜処理を施しても電極周囲部13に割
れは発生せず、かつ300枚のウエハ20表面における
平均パーティクル密度は約0.2〜0.6個/cm2
あった。
【0024】また300枚のウエハ20に成膜処理を施
した後に電極周囲部13を洗浄すると、これに付着した
反応生成物を除去することができ、この後も繰り返して
電極周囲部13を使用することができた。また試料台1
0の構成部品が比較例のものの9個から4個に減少した
ため、メンテナンス時間を1/4に減少させることがで
きた。これらの結果をまとめたものを下記の表2に示
す。
【0025】
【表2】
【0026】また、実施例に係る試料台10を用い、下
記の表3に示す条件でウエハ20にSiN膜を形成した
が、この場合も表2に示したものと略同一の結果を得る
ことができた。
【0027】
【表3】
【0028】また、上記実施例では電極周囲部13の材
質にAl23 を用いたが、別の実施例では厚みtが略
2mmの石英を用いてもよい。
【0029】また、さらに別の実施例では電極周囲部1
3の材質にアルミニウム(A1050)を用いてもよ
い。この場合、電極周囲部13にRFパワーが印加され
るのを抑制し、かつ異常放電が生じないようにするた
め、電極周囲部13と電極部12との間に所定の隙間d
を設定するか、絶縁性のリング(図示せず)を挿入し、
かつベースプレート11を介して電極周囲部13がアー
ス(図示せず)されるように構成した。また、電極周囲
部13の洗浄はHF:NH4 F=1:7の溶液中に約1
2時間浸漬し、純水洗浄後に乾燥させる条件で行なっ
た。
【0030】上記説明及び結果から明らかなように、実
施例に係るECR−CVD装置の試料台10では、ウエ
ハ20を載置するための電極部12と、Al23 、石
英またはアルミニウムを用いて形成された電極周囲部1
3とがベースプレート11上に固定されているので、電
極部12を介してウエハ20に十分なバイアス電圧を印
加することができ、したがって従来のものと同様、段差
被覆性に優れた成膜処理を施すことができる。また部品
点数を減少させ、所要の剛性、耐酸性及び絶縁性または
非帯電性を有する電極周囲部13を構成することがで
き、価格の低減、メンテナンス時間の短縮及び稼動率の
向上を図ることができ、さらには電極周囲部13上に付
着した反応生成物を洗浄・除去して電極周囲部13を繰
り返し使用することができる。またプラズマ照射や熱応
力によって生じる電極周囲部13の破損を防止すること
ができ、メンテナンス周期を大幅に延長することがで
き、メンテナンスの際、大気中水分との反応によって生
じる剥離し易い反応生成物の形成を抑制することがで
き、したがってウエハ20上におけるパーティクルの発
生を減少させることができる。また電極周囲部13がA
23 、石英の絶縁物またはアースされたアルミニウ
ムで構成されるので、電極周囲部13自体からの異常放
電の発生を防止することができ、またベースプレート1
1が電極周囲部13で覆われることにより、コンタミネ
ーションが発生するのを防止することができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るECR
−CVD装置の試料台にあっては、基板を載置するため
の電極部と、Al23 、石英またはアルミニウムを用
いて形成された電極周囲部とがベースプレート上に固定
されているので、前記電極部を介して前記基板に十分な
バイアス電圧を印加することができ、したがって従来の
ものと同様、段差被覆性に優れた成膜処理を施すことが
できる。また部品点数を減少させ、所要の剛性、耐酸性
及び絶縁性または非帯電性を有する前記電極周囲部を構
成することができ、価格の低減、メンテナンス時間の短
縮及び稼動率の向上を図ることができ、前記電極周囲部
上に付着した反応生成物を洗浄・除去して前記電極周囲
部を繰り返し使用することができる。またプラズマ照射
や熱応力によって生じる前記電極周囲部の破損を防止す
ることができ、メンテナンス周期を大幅に延長すること
ができ、メンテナンスの際、大気中水分との反応によっ
て生じる剥離し易い反応生成物の形成を抑制することが
でき、したがって前記基板上におけるパーティクルの発
生を減少させることができる。また前記電極周囲部がA
23 、石英の絶縁物またはアースされたアルミニウ
ムで構成されるので、前記電極周囲部自体からの異常放
電の発生を防止することができ、また前記ベースプレー
トが前記電極周囲部で覆われることにより、コンタミネ
ーションの発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るECR−CVD装置の試料台の実
施例を模式的に示した断面図である。
【図2】実施例の試料台10が設置される一般的なEC
R−CVD装置を模式的に示した断面図である。
【図3】ウエハのCVD処理枚数とウエハ上のパーティ
クル密度との関係を示した曲線図であり、(a)は実施
例のものの場合、(b)は比較例のものの場合を示して
いる。
【図4】従来のECR−CVD装置の試料台を模式的に
示した断面図である。
【符号の説明】
10 試料台 11 ベースプレート 12 電極部 13 電極周囲部 20 ウエハ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SiO2 またはSiNを成膜するための
    ECR−CVD装置の試料台において、基板を載置する
    ための電極部と、Al23 、石英またはアルミニウム
    を用いて形成された電極周囲部とがベースプレート上に
    固定されていることを特徴とするECR−CVD装置の
    試料台。
JP20225493A 1993-08-16 1993-08-16 Ecr−cvd装置の試料台 Pending JPH0758028A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8048327B2 (en) 2003-05-16 2011-11-01 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus and control method thereof

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US8048327B2 (en) 2003-05-16 2011-11-01 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus and control method thereof

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