JPH0756339Y2 - 油回収装置 - Google Patents
油回収装置Info
- Publication number
- JPH0756339Y2 JPH0756339Y2 JP8278890U JP8278890U JPH0756339Y2 JP H0756339 Y2 JPH0756339 Y2 JP H0756339Y2 JP 8278890 U JP8278890 U JP 8278890U JP 8278890 U JP8278890 U JP 8278890U JP H0756339 Y2 JPH0756339 Y2 JP H0756339Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- pipe
- weir
- floating body
- oil recovery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は油回収装置、より詳しくは、海上に流出した油
を回収する場合に好適な油回収装置に関するものであ
る。
を回収する場合に好適な油回収装置に関するものであ
る。
従来、タンカー事故等により海上に流出した油はオイル
フェンスを張設してその拡散を防止するとともに油回収
船等により流出油を吸引することが行なわれている。
フェンスを張設してその拡散を防止するとともに油回収
船等により流出油を吸引することが行なわれている。
しかしながら、前記したような油の回収方法においては
油回収船を用いるため、その装置としては大型となるた
め装置が高価になるばかりてなく流出海域までの回航に
時間がかかるという問題がある。
油回収船を用いるため、その装置としては大型となるた
め装置が高価になるばかりてなく流出海域までの回航に
時間がかかるという問題がある。
本考案は前記したような従来の問題点を解決するために
なされたものであって、上縁が水面上に位置する長尺状
の浮体の側部に上縁が前記浮体と所定間隔を置きかつ水
面下に没する堰体を取付けて上部構造体を構成するとと
もに、前記上部構造体の下部に所定間隔を置いて管体を
配置し、該管体と前記上部構造体間に可撓膜を張設し、
かつ前記管体と前記堰体内部とを連通管で連通させ、前
記管体に吸引装置を連結したことを特徴とする油回収装
置である。
なされたものであって、上縁が水面上に位置する長尺状
の浮体の側部に上縁が前記浮体と所定間隔を置きかつ水
面下に没する堰体を取付けて上部構造体を構成するとと
もに、前記上部構造体の下部に所定間隔を置いて管体を
配置し、該管体と前記上部構造体間に可撓膜を張設し、
かつ前記管体と前記堰体内部とを連通管で連通させ、前
記管体に吸引装置を連結したことを特徴とする油回収装
置である。
かかる構成による油回収装置において、海上に流出した
流出油は浮体により拡散が防止されるとともに堰体上に
オーバフローして堰体内部に流し連通管から管体内に入
り、ここから吸引装置により必要なら油水分離タンク内
に導入されて回収される。
流出油は浮体により拡散が防止されるとともに堰体上に
オーバフローして堰体内部に流し連通管から管体内に入
り、ここから吸引装置により必要なら油水分離タンク内
に導入されて回収される。
以下第1図乃至第8図に基づき本考案による油回収装置
の実施例を説明する。
の実施例を説明する。
第1図において1はポンプ等の吸引装置と必要に応じて
油水分離タンクを搭載する船舶又は台船等であって、2
はオイルフェンスである。このオイルフェンス2は第2
図及び第3図に示すように単位オイルフェンス3を多数
連接し、その連接部をビニールクロス等の可撓膜4を張
設してもよいし、又はこの単位オイルフェンス3を所定
間隔を置いて配置し、その所定間隔には浮体と可撓膜を
配置し、その下部に管体を設けることでもよい。
油水分離タンクを搭載する船舶又は台船等であって、2
はオイルフェンスである。このオイルフェンス2は第2
図及び第3図に示すように単位オイルフェンス3を多数
連接し、その連接部をビニールクロス等の可撓膜4を張
設してもよいし、又はこの単位オイルフェンス3を所定
間隔を置いて配置し、その所定間隔には浮体と可撓膜を
配置し、その下部に管体を設けることでもよい。
単位オイルフェンス3は水面上に突出するような長尺状
の浮体5と、この浮体5と上縁が所定間隔を置いてかつ
水面下に没するように配置され、その下縁が浮体5の下
部に取付けられた堰体7とで上部構造体6を構成し、こ
の上部構造体6を所定間隔lを置いて下方に配置された
一本あるいは複数本の管体8と上部構造体6と管体8の
間に張設されたビニールクロス等の可撓膜9と堰体7内
と管体8とを連通させる連通管10とにより構成されてい
る。
の浮体5と、この浮体5と上縁が所定間隔を置いてかつ
水面下に没するように配置され、その下縁が浮体5の下
部に取付けられた堰体7とで上部構造体6を構成し、こ
の上部構造体6を所定間隔lを置いて下方に配置された
一本あるいは複数本の管体8と上部構造体6と管体8の
間に張設されたビニールクロス等の可撓膜9と堰体7内
と管体8とを連通させる連通管10とにより構成されてい
る。
浮体5は空気を充填するものであってもよいが好ましく
はウレタンの如き充填材をビニールクロス等の可撓膜で
囲繞して構成される。そして堰体7の両側には海水流入
防水用の側壁11が取付けられている。管体8内の連通管
10取付近傍にはエジェクター12が配置されている。13は
隣接する単位オイルフェンス3′との管体8′を接続す
るフレキシブルジョイントである。
はウレタンの如き充填材をビニールクロス等の可撓膜で
囲繞して構成される。そして堰体7の両側には海水流入
防水用の側壁11が取付けられている。管体8内の連通管
10取付近傍にはエジェクター12が配置されている。13は
隣接する単位オイルフェンス3′との管体8′を接続す
るフレキシブルジョイントである。
かかる構成において今水面上に油膜tなる流出油Oがあ
るとき、この流出油Oは浮体5及び可撓膜4により外部
への拡散が防止されるとともに堰体7の上縁7′をオー
バーフローして堰体7内に流入する。そして連通管10内
から管体8内に入る。このとき管体8内にはポンプの如
き駆動装置により圧力水が供給され、この圧力水がエジ
ェクター12を通過するとき吸引作用が生じ堰体7内の流
出油Oを管体8内に吸引することとなる。そして管体8
から油水分離タンクに導かれ、ここで油水分離されて流
出油のみ回収することができる。
るとき、この流出油Oは浮体5及び可撓膜4により外部
への拡散が防止されるとともに堰体7の上縁7′をオー
バーフローして堰体7内に流入する。そして連通管10内
から管体8内に入る。このとき管体8内にはポンプの如
き駆動装置により圧力水が供給され、この圧力水がエジ
ェクター12を通過するとき吸引作用が生じ堰体7内の流
出油Oを管体8内に吸引することとなる。そして管体8
から油水分離タンクに導かれ、ここで油水分離されて流
出油のみ回収することができる。
かかる油回収装置において単位オイルフェンス3を構成
する堰体7の上縁7′の没水の程度は油膜tの程度に応
じて調整することが好ましく、したがって実用上はバラ
ストが併設される。このバラストは重垂としてもよいし
又は浮体5の浮力を調整するようにしてもよい。又、上
記構造体6を構成する堰体7の下部と管体8との間隔l
は、波浪等により水面が急激に変化した場合流出油Oが
堰体7の下部から外部へ流出しないよう考慮して定めら
れる。
する堰体7の上縁7′の没水の程度は油膜tの程度に応
じて調整することが好ましく、したがって実用上はバラ
ストが併設される。このバラストは重垂としてもよいし
又は浮体5の浮力を調整するようにしてもよい。又、上
記構造体6を構成する堰体7の下部と管体8との間隔l
は、波浪等により水面が急激に変化した場合流出油Oが
堰体7の下部から外部へ流出しないよう考慮して定めら
れる。
第5図及び第6図は単位オイルフェンス3の他の実施例
であって、浮体5aの下部を平坦にするとともに、堰体7a
内を浮体5a内を貫通する連通管10aを通して管体8に連
通させている。
であって、浮体5aの下部を平坦にするとともに、堰体7a
内を浮体5a内を貫通する連通管10aを通して管体8に連
通させている。
第7図及び第8図は単位オイルフェンス3の更に他の実
施例であって、堰体7bの上縁には小型の浮体7b′を配置
するとともに堰体底面7b″は浮体5bの長手方向において
中心に向かって傾斜するように形成されている。
施例であって、堰体7bの上縁には小型の浮体7b′を配置
するとともに堰体底面7b″は浮体5bの長手方向において
中心に向かって傾斜するように形成されている。
以上の説明から明らかなように、本考案による油回収装
置によれば、オイルフェンスは油の流出海域まで移送さ
れ極めて簡単かつ迅速に敷設することができるととも
に、吸引装置も単体で移送され必要ならば近傍に存在す
る船舶や台船上に配置され迅速に流出油の回収を行なう
ことができるという効果がある。
置によれば、オイルフェンスは油の流出海域まで移送さ
れ極めて簡単かつ迅速に敷設することができるととも
に、吸引装置も単体で移送され必要ならば近傍に存在す
る船舶や台船上に配置され迅速に流出油の回収を行なう
ことができるという効果がある。
図は本考案による油回収装置の実施例を示すものであっ
て、第1図は全体の概略平面図、第2図は単位にオイル
フェンスの斜視図、第3図はその側面図、第4図は第3
図のA−A断面図、第5図及び第6図は単位オイルフェ
ンスの他の実施例の側面図及び正面図、第7図及び第8
図は単位オイルフェンスの更に他の実施例の側面図及び
正面図である。 1……船舶又は台船、2……オイルフェンス 3……単位オイルフェンス、4,9……可撓膜 5……浮体、6……上部構造体 7……堰体、8……管体 10……連通管、11……側壁 12……エジェクター
て、第1図は全体の概略平面図、第2図は単位にオイル
フェンスの斜視図、第3図はその側面図、第4図は第3
図のA−A断面図、第5図及び第6図は単位オイルフェ
ンスの他の実施例の側面図及び正面図、第7図及び第8
図は単位オイルフェンスの更に他の実施例の側面図及び
正面図である。 1……船舶又は台船、2……オイルフェンス 3……単位オイルフェンス、4,9……可撓膜 5……浮体、6……上部構造体 7……堰体、8……管体 10……連通管、11……側壁 12……エジェクター
Claims (1)
- 【請求項1】上縁が水面上に位置する長尺状の浮体の側
部に上縁が前記浮体と所定間隔を置きかつ水面下に没す
る堰体を取付けて上部構造体を構成するとともに、前記
上部構造体の下部に所定間隔を置いて管体を配置し、該
管体と前記上部構造体間に可撓膜を張設し、かつ前記管
体と前記堰体内部とを連通管で連通させ、前記管体に吸
引装置を連結したことを特徴とする油回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8278890U JPH0756339Y2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 油回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8278890U JPH0756339Y2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 油回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0441520U JPH0441520U (ja) | 1992-04-08 |
JPH0756339Y2 true JPH0756339Y2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=31629909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8278890U Expired - Lifetime JPH0756339Y2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 油回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756339Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-06 JP JP8278890U patent/JPH0756339Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0441520U (ja) | 1992-04-08 |
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