JPH0755736A - 熱安定度試験器 - Google Patents

熱安定度試験器

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Publication number
JPH0755736A
JPH0755736A JP20665993A JP20665993A JPH0755736A JP H0755736 A JPH0755736 A JP H0755736A JP 20665993 A JP20665993 A JP 20665993A JP 20665993 A JP20665993 A JP 20665993A JP H0755736 A JPH0755736 A JP H0755736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
partition wall
chamber
cooling chamber
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP20665993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Fujino
憲司 藤野
Fumitaka Ito
文高 伊藤
Hideo Sudo
秀雄 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIGOUSHIYA KK
Eneos Corp
Original Assignee
RIGOUSHIYA KK
Japan Energy Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by RIGOUSHIYA KK, Japan Energy Corp filed Critical RIGOUSHIYA KK
Priority to JP20665993A priority Critical patent/JPH0755736A/ja
Publication of JPH0755736A publication Critical patent/JPH0755736A/ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】潤滑油等の熱安定度を自動的に試験できる省力
形の熱安定度試験器を提供する。 【構成】試験器1の筐体2内には恒温室8と放冷室9が
ある。両室は第1及び第2の隔壁6,7で区画される。
第1の隔壁はシリンダ20で揺動する。第2の隔壁はシ
リンダ21で昇降し、シリンダ26で回転する。第2の
隔壁には円形の試料台35が固設される。試料台の保持
孔36には試料容器13が保持される。恒温室内には試
料容器を加熱する試験槽11があり、放冷室内には冷却
台17がある。試料容器に試料を収納し、該試料容器を
放冷室内の試料台に設定する。恒温室内を所定の温度に
する。第1の隔壁を開き、第2の隔壁及び試料台を持ち
上げて180°回転させる。放冷室内の試料容器は恒温
室内に移動し、再び隔壁は閉鎖される。試験終了後、同
様の動作で試料台を作動させ、前記試料容器を放冷室内
に移動させて室温まで放冷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑油等の熱安定性を
試験するための熱安定度試験器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】潤滑油の熱安定性を試験する方法が、J
IS−K−2540に規定されている。この規格による
試験方法は次のとおりである。まず、所定量の試料を試
料容器に採り、試料の温度が規定の試験温度になるよう
に、あらかじめ浴温を調節した熱安定度試験器の恒温空
気浴部内にこれを収納する。規定の試験時間加熱後、前
記試料容器を取り出し、暗所で室温まで放冷して、試料
及び試料容器底部における析出物の有無を調べる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した試験に用いる
熱安定度試験器は、前述したように内部を一定の試験温
度に維持できる恒温空気浴部を有しているが、この装置
によって行えるのは加熱のみであり、加熱後に試料及び
試料容器を取り出して暗所に設定し、室温まで放冷させ
る操作は試験者自身が手作業で行わなければならない。
【0004】このように、従来の熱安定度試験器は人手
に頼る部分が多く、取扱が煩雑であるという問題があ
り、省力化した自動的な熱安定度試験器が望まれてい
た。
【0005】本発明は、潤滑油等の熱安定度を自動的に
試験できる省力形の熱安定度試験器を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の熱安定度試験器
は、恒温室と放冷室を内部に有する筐体と、前記筐体の
内部を恒温室と放冷室に区画する開閉自在の隔壁と、試
料が収納される試料容器を保持して該試料容器を前記恒
温室内と放冷室内の間で移動させる試料台と、前記恒温
室内に設けられた試料の加熱手段を具備することを特徴
としている。
【0007】
【作用】試料容器に試料を収納し、該試料容器を筐体の
放冷室内にある試料台に設定する。隔壁によって該放冷
室と区画された恒温室の内部が所定の温度になったら、
隔壁を一時的に開き、試料台を作動させて前記放冷室内
の試料容器を恒温室内に移動させ、再び隔壁を閉じる。
所定の試験時間経過後、隔壁を開いて試料台を作動さ
せ、前記試料容器を放冷室内に移動させて室温まで放冷
する。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例である潤滑油の熱安定度試
験器を図1を参照して説明する。図1に示すように、こ
の熱安定度試験器1は筐体2を本体としている。該筐体
2の内部は、床板3によって上室4と下室5に区画され
ている。上室4の内部は、第1の隔壁6と第2の隔壁7
によって、ほぼ等容積の恒温室8と放冷室9に区画され
ている。
【0009】恒温室8の内面は、保温材10によって覆
われている。恒温室8の底部の保温材10の上には、試
験槽11が設置されている。この試験槽11は、水平面
内で半円周状に並んだ所定個数の加熱部12を有してい
る。各加熱部12は、試験容器13を受け入れる凹部1
4と、該凹部14内に収納された試料容器13を加熱す
るための加熱手段であるヒータ15を備えている。図中
16は温度センサであり、試験槽11における試料容器
13の加熱温度を監視できるように構成されている。
【0010】放冷室9の内部には冷却台17が設置され
ている。冷却台17の上面は水平であり、前記恒温室8
の試験槽の凹部の底面よりも上に位置している。冷却台
17の内部には冷却水が循環する水冷管18が設けられ
ており、冷却台17の上面に載置された試料容器13を
冷却できるように構成されている。
【0011】前記恒温室8と前記放冷室9を区画する第
1の隔壁6は、上室4の上部において水平な軸19に支
持された矩形の壁板である。前記下室5内には、開閉シ
リンダ20が、そのロッドを垂直上方に向けて設けられ
ている。この開閉シリンダ20のロッドは前記床板3を
貫通し、その先端が、前記第1の隔壁6の上部に連結さ
れている。
【0012】従って、開閉シリンダ20を作動させるこ
とによって、前記第1の隔壁6を図中想像線で示すよう
に揺動させ、恒温室8と放冷室9を区画する第1の隔壁
6を開閉することができる。
【0013】前記恒温室8と前記放冷室9を区画する第
2の隔壁7は、前記第1の隔壁6の下方に設けられた矩
形の壁板である。前記下室5内には、昇降シリンダ21
が、そのロッドを垂直下方に向けて設けられている。こ
の昇降シリンダ21のロッドは、支点台22の支点23
にその中央部を支えられているリンク24の一端に連結
されている。該リンク24の他端は、垂直に支持された
作動レバー25の下端に連結されている。該作動レバー
25の上端は、前記第2の隔壁7に連結されている。
【0014】従って、昇降シリンダ21を作動させるこ
とにより、前記第2の隔壁7を垂直方向に移動させるこ
とができる。この第2の隔壁7の垂直方向の移動距離
は、前記第1の隔壁6が開放された時に該第1の隔壁6
の下方に生じる隙間と略同一である。
【0015】前記下室5内には、回転シリンダ26が、
そのロッドを水平方向に向けて設けられている。この回
転シリンダ26のロッドには、ラック27が設けられて
いる。また、前記第2の隔壁7の水平方向の中心には垂
直な回転軸28が設けられ、該回転軸28は前記床板3
を貫通して下室5に達している。この回転軸28の下端
にはピニオン29が設けられており、該ピニオン29は
前記ラック27にかみ合っている。
【0016】従って、前記第1の隔壁6を開放するとと
もに前記昇降シリンダ21の作動によって前記第2の隔
壁7を上昇させた後、前記回転シリンダ26を作動させ
れば、前記保温材10・試験槽11・冷却台17に干渉
することなく第2の隔壁7を上室4内で回転させること
ができる。この動作により、恒温室8と放冷室9を区画
する第2の隔壁7を開閉することができる。
【0017】前記開閉シリンダ20・昇降シリンダ21
・回転シリンダ26は、空圧シリンダである。各シリン
ダは、反対方向に作動させるためそれぞれ一対の電磁弁
30,31を備え、作動範囲を設定するそれぞれ一対の
リミットスイッチ32,33を備えている。
【0018】前記第2の隔壁7には、試料台35が取り
付けられている。この試料台35は、全体として円形の
板材であり、半円形の2枚の板材が第2の隔壁7の両面
の対応する位置にそれぞれ隔壁に対して垂直に固設され
ることによって構成されている。従って、試料台35を
構成する両板材は、第2の隔壁7によって分割されるそ
れぞれ恒温室8と放冷室9にそれぞれ位置するようにな
っている。
【0019】試料台35の両板材には、前記試験槽11
の各凹部14に対応する位置に、試料容器13の保持孔
36がそれぞれ形成されている。第2の隔壁7が下降位
置にある時、試料台35の各保持孔36に保持された各
試料容器13は、恒温室8内にあっては試験槽11の各
凹部14内に設定され、放冷室9内にあってはそれぞれ
冷却台17の上に載置される。
【0020】従って、試料が収納された試料容器13を
保持した試料台35が第2の隔壁7とともに回転すれ
ば、試料容器13を前記恒温室8内と放冷室9内の間で
移動させることができる。
【0021】次に、本試験器1を用いて行う潤滑油の熱
安定度試験について説明する。まず、本試験器1が初期
状態に設定されていることを確認する。まず、第1及び
第2の隔壁6,7が閉止されており、恒温室8と放冷室
9が隔離されていることを確認する。次に、試料台35
が規定の位置に下降していることを確認する。次に、放
冷室9内の試料台35に、規定量の試料が収納された試
料容器13が設定されていることを確認する。そして、
恒温室8内の試験槽11が規定の温度になっていること
を確認する。
【0022】ここで、本試験器1による試験を開始す
る。まず、開閉シリンダ20が作動して第1の隔壁6が
開く。
【0023】昇降シリンダ21が作動して、第2の隔壁
7及び試料台35が所定位置まで上昇する。この状態に
おいて、上昇した第2の隔壁7が第1の隔壁6に触れる
ことはなく、試料台35に保持された試料容器13の下
面は試験槽11の上面よりも上に位置している。
【0024】回転シリンダ26が作動して、前記第2の
隔壁7と試料台35が180°回転する。回転する第2
の隔壁7が、試験槽11・冷却台17・第1の隔壁6に
干渉することはない。放冷室9内で試料台35に保持さ
れていた各試料容器13は、恒温室8の試験槽11の上
方に設定され、恒温室8と放冷室9は再び隔離される。
【0025】前記昇降シリンダ21が反対方向に作動
し、第2の隔壁7と試料台35が所定位置まで下降す
る。恒温室8内に移動してきた前記各試料容器13は、
それぞれ試験槽11の各凹部14内に設定される。
【0026】開閉シリンダ20が反対方向に作動して、
第1の隔壁6が閉止される。
【0027】ここで、図示しない試験タイマーが試料の
加熱時間の計測を開始する。所定時間が経過した後、前
述した動作を繰り返し、恒温室8内にあった試料容器1
3を放冷室9に移動させる。試験が終了した試料容器1
3は放冷室9内の冷却台17上に載置されて冷却され、
その後本試験器1の外に取り出されて析出物の有無が調
べられる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る熱安定度試験器によれば、
筐体内に区画された恒温室と放冷室の間を仕切る隔壁を
開閉させて試料容器を自動的に移動させることができる
ので、潤滑油等の熱安定度試験を最小限度の人手で自動
的に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である熱安定度試験器の断面図
である。
【符号の説明】
1 熱安定度試験器 2 筐体 6 第1の隔壁 7 第2の隔壁 8 恒温室 9 放冷室 13 試料容器 15 加熱手段としてのヒータ 35 試料台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 秀雄 東京都文京区本郷六丁目19番7号 株式会 社離合社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 恒温室と放冷室を内部に有する筐体と、
    前記筐体の内部を恒温室と放冷室に区画する開閉自在の
    隔壁と、試料が収納される試料容器を保持して該試料容
    器を前記恒温室内と放冷室内の間で移動させる試料台
    と、前記恒温室内に設けられた試料の加熱手段を具備す
    ることを特徴とする熱安定度試験器。
JP20665993A 1993-08-20 1993-08-20 熱安定度試験器 Pending JPH0755736A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20665993A JPH0755736A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 熱安定度試験器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20665993A JPH0755736A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 熱安定度試験器

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JPH0755736A true JPH0755736A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16527013

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20665993A Pending JPH0755736A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 熱安定度試験器

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JP (1) JPH0755736A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6128107A (en) * 1996-04-12 2000-10-03 Ricoh Company, Ltd. Image apparatus having different motors for separating and reading documents
RU2599015C1 (ru) * 2015-10-27 2016-10-10 Федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Сибирский федеральный университет" Способ определения температурной стойкости смазочных масел
CN116430016A (zh) * 2023-03-14 2023-07-14 凯珀瑞润滑科技(东台)有限公司 一种润滑油氧化安定性检测装置

Cited By (4)

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