JPH0754867A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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JPH0754867A
JPH0754867A JP5202224A JP20222493A JPH0754867A JP H0754867 A JPH0754867 A JP H0754867A JP 5202224 A JP5202224 A JP 5202224A JP 20222493 A JP20222493 A JP 20222493A JP H0754867 A JPH0754867 A JP H0754867A
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JP
Japan
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armature
rotor
displacement member
transmission body
rotational
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JP5202224A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Hayashi
敏弘 林
Akira Kishibuchi
昭 岸淵
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アーマチュアと回転被動体との間に樹脂製弾
性材を介在させて、アーマチュアを軸方向へ変位可能に
支持するとともに、アーマチュアと回転被動体とを相対
回転可能にする電磁クラッチにおいて、アーマチュアを
軸方向へ変位させる適切な弾性力と、ロータとアーマチ
ュアの被着時の衝撃を和らげる適切な弾性力とを、容易
に得る。 【構成】 アーマチュア5には、ロータ4とは異なった
側へ延びる伝達体7が固定されている。この伝達体7に
は、アーマチュア5を軸方向へ変位させる軸方向変位部
材9と、アーマチュア5と回転被動体6とを相対回転さ
せる回転方向変位部材8とが独立して装着され、伝達体
7に伝えられた回転トルクは、回転方向変位部材8を介
して回転被動体6に伝えられる。そして、アーマチュア
5がロータ4に吸引されると軸方向変位部材9が圧縮さ
れ、アーマチュア5がロータ4に被着すると、回転方向
変位部材8が圧縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転動力の伝達および
遮断を行う電磁クラッチに関し、特にアーマチュアを弾
性材を介して回転被動体が支持する電磁クラッチに関
し、例えばカーエアコンの圧縮機の作動の断続のために
用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂製弾性体を介して回転被動体がアー
マチュアを支持する電磁クラッチの一例として、実公昭
58−8997号公報に開示された技術が知られてい
る。この電磁クラッチは、ロータとは異なった側に延び
るリベット(本発明の伝達体に相当する)をアーマチュ
アに複数固着するとともに、アーマチュアの回転を受け
るストッパプレート(本発明の回転被動体に相当する)
に、リベットの周囲を間隔を隔てて覆うカバーを固着
し、リベットの外周とカバーの内周とに弾性変形可能な
ダンパーゴム(弾性材)を介在させたものである。そし
て、励磁コイルが通電されると、リベットの鍔がダンパ
ーゴムを圧縮してアーマチュアがロータに引き寄せられ
る。アーマチュアがロータに被着すると、リベットの周
囲とカバーとの間でダンパーゴムを圧縮してストッパプ
レートをアーマチュアに対して相対的に回転変位させ、
ロータとアーマチュアとの被着時の衝撃を和らげる。励
磁コイルの通電が停止されると、ダンパーゴムの復元力
によってアーマチュアがロータから引き離される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の構造の
電磁クラッチには、励磁コイルがアーマチュアを吸引す
る吸引力や、ロータとアーマチュアとの間のギャップの
長さ等によって、ダンパーゴムには適切な弾性力が要求
される。同様に、ロータからアーマチュアが受ける回転
トルクなどによって、ダンパーゴムには適切な弾性力が
要求される。つまり、従来のダンパーゴムには、アーマ
チュアを軸方向変位させるための適切な弾性力と、ロー
タとアーマチュアとの被着時の衝撃を和らげるための適
切な弾性力とが要求される。しかるに、上記に示す従来
の技術では、アーマチュアの軸方向変位と、アーマチュ
アとストッパプレートとの相対的な回転変位とを、一種
のダンパーゴムによって行っていた。このため、ダンパ
ーゴムの弾性力を、一方の変位に対して適性な弾性力に
変化させると、他方の変位に対しての弾性力も変化して
しまう。このため、両方の変位に対して適切な弾性力を
得ることが困難であった。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、アーマチュアを軸方向変位させるた
めの適切な弾性力と、ロータとアーマチュアとの被着時
の衝撃を和らげるための適切な弾性力とを容易に得るこ
とができる電磁クラッチの提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁クラッチ
は、上記の目的を達成するために、通電によって磁力を
発生する電磁コイルと、回転駆動されるロータと、前記
電磁コイルの発生する磁力によって前記ロータに被着
し、ロータの回転を受けるアーマチュアと、このアーマ
チュアに固定され、前記ロータとは異なった側に突出す
る伝達体と、前記アーマチュアに伝えられた回転を受け
る回転被動体と、前記伝達体と前記回転被動体の間に介
在して設けられ、前記アーマチュアを前記ロータ側へ軸
方向変位可能に支持する弾性材からなる軸方向変位部材
と、前記伝達体と前記回転被動体の間に介在し、前記軸
方向変位部材とは独立して設けられ、前記アーマチュア
と前記ロータ側とを相対的に回転変位可能に支持する弾
性材よりなる回転方向変位部材とを備える技術的手段を
採用した。
【0006】
【作用】電磁コイルが通電されると、電磁コイルの発生
する磁力によってアーマチュアがロータに吸引される。
このアーマチュアがロータに吸引されると、アーマチュ
アに加わる吸引力によって、アーマチュアの伝達体と回
転被動体との間に介在された軸方向変位部材が軸方向に
圧縮され、アーマチュアがロータ側へ軸方向変位する。
そして、アーマチュアがロータに被着すると、ロータの
回転トルクがアーマチュア、伝達体、回転方向変位部材
を介して回転被動体に伝わる。ロータの回転トルクが伝
達体に伝わった際、伝達体と回転被動体との間に介在さ
れた回転方向変位部材が回転方向に圧縮され、アーマチ
ュアと回転被動体とが相対的に回転変位し、アーマチュ
アに伝達された回転トルクが回転被動体に緩和して伝達
され、被着時における急激な回転トルクの伝達による衝
撃が緩和される。
【0007】
【発明の効果】本発明の電磁クラッチでは、アーマチュ
アを軸方向に変位させる弾性力は、軸方向変位部材で設
定でき、アーマチュアと回転被動体との回転方向に変位
させる弾性力は、回転方向変位部材で設定できる。つま
り、それぞれの変位に対して独立して弾性力を設定でき
るため、アーマチュアを軸方向変位させるための適切な
弾性力と、ロータとアーマチュアとの被着時の衝撃を和
らげるための適切な弾性力とを容易に得ることができ
る。
【0008】
【実施例】次に、本発明の電磁クラッチを、図に示す一
実施例に基づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図4は第1実施例を示
すもので、図1は車両用冷凍サイクルの冷媒圧縮機に取
り付けられる電磁クラッチの断面図、図2は電磁クラッ
チの正面図である。電磁クラッチ1は、ステータ2内に
収容された電磁コイル3、図示しないエンジンによって
回転駆動されるロータ4、電磁コイル3の発生する磁力
によってロータ4に被着するアーマチュア5、このアー
マチュア5の回転を受ける回転被動体6、アーマチュア
5の回転を回転被動体6に伝える伝達体7および回転方
向変位部材8、アーマチュア5を伝達体7を介して軸方
向へ変位可能に支持する軸方向変位部材9からなる。
【0009】電磁コイル3は、絶縁皮膜を施した導線を
巻いたもので、鉄などの磁性体製で形成された断面コ字
形のステータ2内に収容され、エポキシ等の樹脂部材3
aによってステータ2内にモールド固定されている。な
お、ステータ2は、リング状の支持部材10に固定さ
れ、この支持部材10が冷媒圧縮機のハウジング11に
固定されることによって、ステータ2が冷媒圧縮機に装
着される。
【0010】ロータ4は、周囲に多段式のVベルト(図
示しない)が掛け渡されるプーリ4aを有し、Vベルト
を介して伝達されたエンジンの回転動力によって回転す
る。ロータ4は、鉄などの磁性体製で、ステータ2を収
容する断面コ字形を呈する。また、ロータ4は、その内
周にベアリング12を備え、このベアリング12によっ
てロータ4は冷媒圧縮機のハウジング11に対して回転
自在に支持される。
【0011】アーマチュア5は、ロータ4の摩擦面に間
隙Gを隔てて対向配置される鉄などの磁性材のリング状
板材で、電磁コイル3の発生する磁力によってロータ4
に被着してロータ4の回転を受ける。このアーマチュア
5は、内外周の中間には、ほぼ全周に亘る磁気遮断溝5
aが形成されており、複数(本実施例では3つ)のブリ
ッジ(図示しない)によって内側リング5bと外側リン
グ5cとが繋がれている。
【0012】回転被動体6は、伝達体7、回転方向変位
部材8および軸方向変位部材9をそれぞれ収容する筒状
容器形状のカバー13を備えたハブプレート14と、冷
媒圧縮機の入力軸15に回転力を伝えるインナーハブ1
6とからなる。ハブプレート14は、図3に示すよう
に、略三角形状を呈し、各カバー13の底には、伝達体
7を貫通する貫通穴17を備える。各貫通穴17は、ア
ーマチュア5に固定された伝達体7とハブプレート14
とが、所定範囲内で相対回転できるように、回転方向に
沿って長穴形状に設けられている。インナーハブ16
は、ハブプレート14とリベット18によって固定され
るつば部16aと、冷媒圧縮機の入力軸15の周囲にス
プライン嵌合される円筒部16bとからなる。
【0013】アーマチュア5の各ブリッジには、ロータ
4とは異なった側へ延びる伝達体7が固定されている
(図4参照)。この伝達体7は、非磁性材料(例えば、
ステンレス、アルミニウム合金、銅合金などの非磁性金
属材料、あるいは樹脂などの非磁性樹脂材料)よりな
り、アーマチュア5に伝わった磁力が回転被動体6に漏
れるのを防いでいる。
【0014】伝達体7は、図4に示すように、アーマチ
ュア5のブリッジに設けられた固定穴20内に挿入され
てカシメられ、アーマチュア5に伝達体7を固定する小
径のリベット部7aを備える。また、伝達体7は、ロー
タ4とは異なった側に延びてカバー13の貫通穴17内
に挿入され、軸方向変位部材9に囲まれる中径の棒状部
7bを備える。さらに、伝達体7は、アーマチュア5と
反対側で軸方向変位部材9を圧縮する大径鍔状の圧縮部
7cを備える。この伝達体7の圧縮部7cには、回転方
向変位部材8に囲まれる円筒状の筒部7dが設けられて
いる。
【0015】回転方向変位部材8は、弾性変形可能なゴ
ムやプラチック等の樹脂製(例えばブチルゴム、ニトリ
ルゴムなど)の筒状の弾性材で、筒部7dの周囲で、か
つカバー13の内壁の内部に装着されている。この回転
方向変位部材8の弾性力は、アーマチュア5に伝わる回
転トルクに応じて、被着時の衝撃を適度に緩和するよう
に、適切な弾性力に設定さている。また、回転方向変位
部材8および筒部7dは、伝達体7がアーマチュア5側
へ変位しても、カバー13の底に当接しないように、短
く設けられている。具体的には、回転方向変位部材8お
よび筒部7dは、軸方向変位部材9に比較して軸方向の
長さが、例えば2mm(図4の符号L参照)ほど短く設
けられている。これは、ロータ4とアーマチュア5の間
隙Gが、初期設定時に例えば0.5mmであったとして
も、アーマチュアの磨耗により間隙Gが広がっても、回
転方向変位部材8および筒部7dがカバー13の底に到
達しないように、余裕量が持たせてある。なお、回転方
向変位部材8は、筒部7dの周囲を圧迫した状態で筒部
7dに装着されるが、カバー13の内壁に対して容易に
軸方向へ変位できるように、カバー13の内壁を圧迫し
ないように設けられている。
【0016】軸方向変位部材9も、弾性変形可能なゴム
やプラチック等の樹脂製(例えばブチルゴム、ニトリル
ゴムなど)の筒状の弾性材で、棒状部7bの周囲に装着
されている。この軸方向変位部材9の弾性力は、アーマ
チュア5の磁気吸引力に応じて、適切な弾性力に設定さ
ている。また、軸方向変位部材9のカバー13の底の面
には、スライドワッシャ21が配されている。このスラ
イドワッシャ21は、伝達体7がカバー13内で相対回
転した際、軸方向変位部材9が圧縮された状態でカバー
13の底でスライドして、軸方向変位部材9が磨耗した
り、破損するのを防ぐものである。なお、軸方向変位部
材9は、棒状部7bおよび筒部7dを圧迫しないように
設けられている。
【0017】次に、アーマチュア5とハブプレート14
との組付け手順を説明する。まず、伝達体7の棒状部7
bの周囲に軸方向変位部材9を装着するとともに、伝達
体7の筒部7dの周囲に回転方向変位部材8を装着す
る。次に、組付けられた伝達体7、回転方向変位部材8
および軸方向変位部材9のうち、伝達体7の棒状部7b
をカバー13の底の貫通穴17内に挿入するとともに、
回転方向変位部材8をカバー13の内壁に挿入する。そ
の後、伝達体7の端部に設けられた小径のリベット部7
aを、アーマチュア5のブリッジに設けられた固定穴2
0内に挿入し、リベット部7aの端部をかしめる。これ
によって、アーマチュア5とハブプレート14とが、伝
達体7、回転方向変位部材8および軸方向変位部材9を
介して連結される。
【0018】〔第1実施例の作動〕次に、上記実施例の
作動を説明する。電磁コイル3の通電停止時は、軸方向
変位部材9の作用によってアーマチュア5がロータ4よ
り離れた位置に保持されている。このため、Vベルトか
らロータ4に伝達される回転動力は、アーマチュア5お
よびインナーハブ16へは伝達されず、ロータ4のみが
ベアリング12上で空転する。
【0019】電磁コイル3が通電されると、電磁コイル
3に磁力が発生してアーマチュア5に、ロータ4へ吸引
される力が発生する。アーマチュア5にロータ4へ吸引
される力が発生すると、伝達体7の圧縮部7cがアーマ
チュア5に加わった吸引力によって、軸方向変位部材9
を軸方向に圧縮し、伝達体7が軸方向へ変位する、つま
りアーマチュア5がロータ4側へ軸方向変位する。そし
て、アーマチュア5がロータ4に被着すると、ロータ4
の回転トルクがアーマチュア5、伝達体7、回転方向変
位部材8、回転被動体6を介して冷媒圧縮機の入力軸1
5に伝達され、冷媒圧縮機が駆動される。
【0020】ロータ4とアーマチュア5とが被着した際
は、アーマチュア5とインナーハブ16との間に急激な
回転トルクの変動が生じる。すると、この急激な回転ト
ルクの変動によって、伝達体7とハブプレート14のカ
バー13内に配置された回転方向変位部材8が回転方向
に圧縮され、アーマチュア5とインナーハブ16とが相
対的に回転変位し、アーマチュア5に伝達された回転ト
ルクがハブプレート14、つまり回転被動体6に緩和し
て伝達される。つまり、電磁クラッチ1の被着時におけ
る急激な回転トルクの伝達による衝撃が緩和され、冷媒
圧縮機に急激な回転トルクの伝達による衝撃が加わるの
が防がれる。
【0021】〔第1実施例の効果〕本実施例の電磁クラ
ッチ1は、上記作動で示したように、アーマチュア5を
軸方向に変位させる軸方向変位部材9と、アーマチュア
5と回転被動体との回転方向に変位させる回転方向変位
部材8とが、別々に設けられいる。このため、アーマチ
ュアを軸方向変位させるための適切な弾性力と、ロータ
とアーマチュアとの被着時の衝撃を和らげるための適切
な弾性力とを、それぞれ独立して設定できるため、両変
位に対して、適切な弾性力を容易に得ることができる。
【0022】また、軸方向変位部材9には、軸方向の圧
縮のみが行われ、回転方向変位部材8には、回転方向の
圧縮のみが行われる。これによって、軸方向変位部材9
と回転方向変位部材8は、互いの変形の影響を受けない
ため、ともに正確な作動を得ることができる。
【0023】〔第2実施例〕図5および図6は第2実施
例を示すもので、図5はアーマチュア5とハブプレート
14のカバー13との連結状態を示す断面図、図6は図
5のB−B線に沿う断面図である。本実施例は、伝達体
7とカバー13との間における伝達体7の回転方向側
に、半円筒状に形成された回転方向変位部材8を設け
(伝達体7とカバー13との間で回転方向変位部材8が
圧縮される)、伝達体7とカバー13との間における伝
達体7の回転方向とは異なった側に、半円筒状に形成さ
れた軸方向変位部材9を設けたものである。
【0024】〔第3実施例〕図7ないし図9は第3実施
例を示すもので、図7は電磁クラッチ1の正面図、図8
はアーマチュア5とハブプレート14のカバー13との
間に軸方向変位部材9を介在させた断面図、図9はアー
マチュア5とハブプレート14のカバー13との間に回
転方向変位部材8を介在させた断面図である。本実施例
は、アーマチュア5に6つの伝達体7を設けるととも
に、ハブプレート14に伝達体7に対応した6つのカバ
ー13を設け、6つの伝達体7およびカバー13のう
ち、3つの伝達体7とカバー13の間に、円筒形状に設
けた回転方向変位部材8を設け、残り3つの伝達体7の
周囲に軸方向変位部材9を設けたものである。なお、本
実施例では、回転方向変位部材8と軸方向変位部材9
は、交互に配置されているが、配置順序は、作動上の支
障をきたさない限り、どのような順序に配置しても良
い。
【0025】〔変形例〕上記実施例では、回転方向変位
部材および軸方向変位部材を収容するカバーの形状を円
形に設けたが、楕円、小判型、矩形など他の形状に設
け、回転方向変位部材および軸方向変位部材の形状をそ
のカバーの形状に対応して設けても良い。回転方向変位
部材および軸方向変位部材を、伝達体あるいはカバーと
接着せずに設けた例を示したが、伝達体あるいはカバー
と接着して固定しても良い。回転方向変位部材および軸
方向変位部材を保持するカバーを、インナーハブとは別
体に設けた例を示したが、インナーハブと一体に設けて
も良い。内側リングと外側リングをブリッジで連結した
アーマチュアを例に示したが、内側リングと外側リング
を非磁性体製の連結部材によって連結し、その連結部材
に伝達体を固定したり、連結部材と伝達体とを一体に設
けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁クラッチの断面図である(第1実施例)。
【図2】電磁クラッチの正面図である(第1実施例)。
【図3】ハブプレートの平面図である(第1実施例)。
【図4】図2のA−A線に沿う断面図である(第1実施
例)。
【図5】電磁クラッチの要部断面図である(第2実施
例)。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図である(第2実施
例)。
【図7】電磁クラッチの正面図である(第3実施例)。
【図8】軸方向変位部材を含む電磁クラッチの要部断面
図である(第3実施例)。
【図9】回転方向変位部材を含む電磁クラッチの要部断
面図である(第3実施例)。
【符号の説明】
1 電磁クラッチ 3 電磁コイル 4 ロータ 5 アーマチュア 6 回転被動体 7 伝達体 8 回転方向変位部材 9 軸方向変位部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)通電によって磁力を発生する電磁コ
    イルと、 (b)回転駆動されるロータと、 (c)前記電磁コイルの発生する磁力によって前記ロー
    タに被着し、ロータの回転を受けるアーマチュアと、 (d)このアーマチュアに固定され、前記ロータとは異
    なった側に突出する伝達体と、 (e)前記アーマチュアに伝えられた回転を受ける回転
    被動体と、 (f)前記伝達体と前記回転被動体の間に介在して設け
    られ、前記アーマチュアを前記ロータ側へ軸方向変位可
    能に支持する弾性材からなる軸方向変位部材と、 (g)前記伝達体と前記回転被動体の間に介在し、前記
    軸方向変位部材とは独立して設けられ、前記アーマチュ
    アと前記ロータ側とを相対的に回転変位可能に支持する
    弾性材よりなる回転方向変位部材とを備える電磁クラッ
    チ。
JP5202224A 1993-08-16 1993-08-16 電磁クラッチ Pending JPH0754867A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999037933A1 (en) * 1998-01-21 1999-07-29 Tesma International Inc. Electromagnetic clutch and pulley assembly
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KR100845261B1 (ko) * 2002-02-25 2008-07-09 한라공조주식회사 압축기용 전자클러치

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