JPH0754115Y2 - ラムネ瓶の閉止装置 - Google Patents

ラムネ瓶の閉止装置

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JPH0754115Y2
JPH0754115Y2 JP1987140765U JP14076587U JPH0754115Y2 JP H0754115 Y2 JPH0754115 Y2 JP H0754115Y2 JP 1987140765 U JP1987140765 U JP 1987140765U JP 14076587 U JP14076587 U JP 14076587U JP H0754115 Y2 JPH0754115 Y2 JP H0754115Y2
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JP
Japan
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inner cylinder
bottle
bottle mouth
ball
ramune
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987140765U
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English (en)
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JPS6447697U (ja
Inventor
光治 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishizuka Glass Co Ltd
Mikasa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Ishizuka Glass Co Ltd
Mikasa Sangyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ishizuka Glass Co Ltd, Mikasa Sangyo Co Ltd filed Critical Ishizuka Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は清涼飲料のラムネを収容するラムネ瓶の閉止
装置に関するものである。
[従来の技術] 従来この種の閉止装置の一例として第2図に示すような
ものが用いられている。同図においてaは瓶口、bは合
成樹脂製の頭体、cはパッキン、dは凹部を示す。
この閉止装置は凹部dにパッキンcを挿入して頭体bを
装着し、上部からラムネ液を圧入し、上下を反転して瓶
内に予め挿入してあった図示しない玉体を瓶口部まで落
下させ、ラムネ液のガス圧入によりパッキンcに圧接さ
せて密閉されるようになっている。
又、他の先行技術としては実開昭62−171443号に記載さ
れた炭酸飲料瓶の封緘体がある。この封緘体は公知のた
め図示は省略するが、ボールを保持した内筒の内側に外
筒を係合し、この外筒を瓶口の外周の掛止部に係合させ
たものである。
[考案が解決しようとする課題] しかし第2図に示す上記従来の閉止装置を用いる場合、
次のような問題を有している。即ち閉止加工の際の工程
数が多いのである。上記のように三工程を要している。
又玉体のパッキンcに対する圧接が充分となるためには
時間を要する。
この考案はこのような問題を解決するためになされたも
ので、瓶口の閉止加工の際は一行程ですませることがで
き、かつ又玉体のパッキンに対する充分な圧接のための
待時間をなくすことができる、ラムネ瓶の閉止装置を提
供することである。
又他の先行技術としての前記実開昭62−171443号に記載
の炭酸飲料瓶の封緘体は、ボール3を保持するスカート
部11の、ボール3の、圧力による上方へのとび出しを抑
制する突起部分は、ラムネ瓶の瓶口より下となる位置に
設けられている。このためボール3と、上記内筒壁5を
抑える外筒壁4の上端部との距離は遠くなり、開栓の際
にボール3を突きにくいという問題がある。
この問題を解決するために前記突起を瓶口より上に位置
させるとすれば、ボール3はラムネの内圧により内筒を
押し広げてシール性が低下する恐れを有する。この考案
はこのような問題をも解決し、ボールを突き落とし易
い、しかもボールがラムネの内圧により内筒を押し広げ
てシール性が低下する恐れのない、ラムネ瓶の閉止装置
を提供することである。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するこの考案について述べると、それ
は、後記外筒6より柔軟性の高い合成樹脂により形成さ
れ、ラムネ瓶の瓶口7内に装着され、かつ瓶口7上端10
に圧接する圧接部5を有する内筒1;該内筒1の内面の上
部で、前記瓶口7上端と等しいか又はそれより上となる
位置に形成された上突起2、及び該内筒1の内面の下部
に形成された下突起3;前記内筒1の前記上突起2に対応
する半径方向外側の部分及び上部に密接して、合成樹脂
のインサート成型により一体的に成型され、前記内筒1
よりも硬度の高い合成樹脂により形成された外筒6;該外
筒6の下部の内側に形成され、前記ラムネ瓶の瓶口7の
外周の掛止部8と圧接係合する係合部9;前記内筒1内
で、前記上突起2に接して収容されている玉体14;から
成ることを特徴とするラムネ瓶の閉止装置である。
[作用] まず外筒6内に一体にインサート成型されている前記内
筒1の下側から予め玉体14を前記上下両突起2、3間に
圧入しておく、この場合前記下突起3を押し広げて圧入
させ、玉体14が上突起2に接した処で停止させる。こう
して閉止装置が形成される。
これを瓶口7に装着するにはこの閉止装置をそのまま瓶
口7上から打栓すればよい。
そうすると外筒6の前記係合部9が瓶口7の掛止部8と
圧接係合し、密閉がなされる。即ち打栓という一工程で
形成できるのである。瓶内容品の飲用に際しては上方か
ら玉体14を瓶口の内部につき落とせばよい。
そして内筒1の上突起2は瓶口7の上端10と等しいか又
はそれより上となる位置に形成されたから、玉体14の上
端と外筒6の上端との、上下の高さは大巾に少なくな
り、このため玉体14の突き落しが容易である。
又内筒1は外筒6よりも柔軟性の高い合成樹脂により形
成されたことにより、玉体14に効果的に密接してこれを
気密に密閉することができる。
又内筒1の半径方向外側部の、上突起2に対応する部分
に、内筒6よりも硬度の高い合成樹脂により形成された
外筒6をインサート成型により密接して一体的に設けた
ことにより、上記上突起2の部分はラムネ液のガス圧を
受けた玉体14の圧力により、半径方向外方への変形する
のをを防止でき、ラムネ液のガス圧によるシール性が低
下する恐れをなくすことができる。
[実施例] 第1図及び第2図において1は内筒であり、ポリエチレ
ン又は軟質合成樹脂により形成された。この軟質合成樹
脂は一例として住友化学工業株式会社の販売に係りTPE
−BSシリーズとして市販されたスチレン系熱可塑性軟質
合成樹脂であり、加流ゴムに匹敵する弾性を有すると共
に、二重結合を含まないため、耐候性、耐熱性が優れて
いるものである。
同図において2は上突起、3は下突起、4はインサート
部、5は圧接部である。又6は外筒であり、内筒1を内
側にして一体的にインサート成型されている。そして特
に内筒1の上突起2に対応する、内筒1の外側部に密接
して設けられている。7は、瓶の瓶口であり、ガラス又
は合成樹脂により形成される。8は掛止部である。この
状態において前記圧接部5は瓶口7に上端10に圧接させ
られている。又前記係合部9も圧接させられている。次
に内筒1は直筒部11を有し、瓶口7の内面12との間に空
間13を有している。
又、14は玉体であり、内筒1内面に圧接させられてい
る。玉体14はガラス又は合成樹脂製である。又前記外筒
6は一例としてポリプロピレン製であり、内筒1より耐
熱性が高く、水の沸点より高い融点を有している。又硬
度も内筒1より高いものである。このように形成された
閉止装置は、図示しない打栓機を用いてラムネ液を収容
した瓶の瓶口に打栓する。
そして前記玉体14は上突起2と下突起3の間に圧入させ
られているため容易に上下方向に、振動等により抜け落
ちないようになっており、しかも下方に突き落す場合
は、内筒1の下部が外側に空間13を有し、広がりのでき
る形状のため突き落とし易く形成されている。又内筒1
はポリエチレン又は軟質合成樹脂製のため玉体14と良好
に密接し、密閉されている。
又瓶口7に固定する部分の外側は比較的硬度の高い合成
樹脂製の外筒6により、硬く圧接して固定されている。
なお内筒1と外筒6のインサート成型は、一例として初
め内筒1を射出成型し、その内筒の外側に外筒6を射出
して一体的に形成するものである。
[考案の効果] この考案は前記のように構成され、内筒1及び外筒6は
一体的にインサート成型されたことにより、瓶口7を閉
止する場合、前記従来例のもののように、瓶口7の凹部
にパッキンを装着する工程を省略することができる。又
内筒1内に玉体14を予め圧接収容させてあるため、瓶口
7を閉止する際は一工程の打栓ですませることができ、
瓶口7の閉止作業の工程を大巾に減少させることができ
る。
又前記従来例のもののような、玉体がラムネ瓶のガス圧
によりパッキンcに充分に圧接して密閉する迄の待時間
を無くすことができる。又硬度が前記内筒1より高い合
成樹脂製の外筒6により瓶口7に掛止させるため、強く
瓶口に装着でき、かつ外筒6より柔軟性の高い合成樹脂
により内筒1を形成したことにより、玉体14との密接が
良く、充分に密閉できる。
又玉体14の、外筒6上端部に対する深さは、前記上突起
2を瓶口上端部と等しいか又はそれより上方に形成した
ことにより浅くすることができ、その分玉体14の突き落
としを容易にすることができる。しかもそれにもかかわ
らず内筒1の半径方向外側部の、上突起2に対応する部
分に、内筒1よりも硬度の高い合成樹脂により形成され
た外筒6をインサート成型により密接して一体的に設け
たことにより、上記上突起2部分は、ラムネ液のガス圧
を受けた玉体14の圧力による半径方向外方への変形を防
止でき、ラムネ液のガス圧による内筒1の変形とそれに
よるシール性低下の恐れをなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すもので、ラムネ瓶の閉
止装置の、瓶口装着の際の半断面図、第2図は従来の同
種閉止装置の瓶口装着の場合の断面図である。 1……内筒 2……上突起 3……下突起 5……圧接部 6……外筒 7……瓶口 8……掛止部 9……係合部 14……玉体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後記外筒6より柔軟性の高い合成樹脂によ
    り形成され、ラムネ瓶の瓶口7内に装着され、かつ瓶口
    7上端10に圧接する圧接部5を有する内筒1;該内筒1の
    内面の上部で、前記瓶口7上端と等しいか又はそれより
    上となる位置に形成された上突起2、及び該内筒1の内
    面の下部に形成された下突起3;前記内筒1の前記上突起
    2に対応する半径方向外側の部分及び上部に密接して、
    合成樹脂のインサート成型により一体的に成型され、前
    記内筒1よりも硬度の高い合成樹脂により形成された外
    筒6;該外筒6の下部の内側に形成され、前記ラムネ瓶の
    瓶口7の外周の掛止部8と圧接係合する係合部9;前記内
    筒1内で、前記上突起2に接して収容されている玉体1
    4;から成ることを特徴とするラムネ瓶の閉止装置。
JP1987140765U 1987-09-14 1987-09-14 ラムネ瓶の閉止装置 Expired - Lifetime JPH0754115Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6447697U JPS6447697U (ja) 1989-03-23
JPH0754115Y2 true JPH0754115Y2 (ja) 1995-12-13

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JP1987140765U Expired - Lifetime JPH0754115Y2 (ja) 1987-09-14 1987-09-14 ラムネ瓶の閉止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007246106A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Nihon Yamamura Glass Co Ltd 封止ボール付き容器とそれに用いるキャップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0338123Y2 (ja) * 1986-04-21 1991-08-12

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JP2007246106A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Nihon Yamamura Glass Co Ltd 封止ボール付き容器とそれに用いるキャップ

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