JPH0753935Y2 - 蝶番掘込加工用ガイド盤 - Google Patents

蝶番掘込加工用ガイド盤

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JPH0753935Y2
JPH0753935Y2 JP1990058666U JP5866690U JPH0753935Y2 JP H0753935 Y2 JPH0753935 Y2 JP H0753935Y2 JP 1990058666 U JP1990058666 U JP 1990058666U JP 5866690 U JP5866690 U JP 5866690U JP H0753935 Y2 JPH0753935 Y2 JP H0753935Y2
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茂 大島
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株式会社大島建具
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、蝶番掘込加工用ガイド盤に関し、特に電動
トリマー等の工具によって柱やドア等に蝶番取付け用凹
部を掘込加工する際に一台であらゆるサイズのものを正
確かつ迅速に掘込加工できるガイド盤に関する。
(従来の技術) 家屋や建具ではドアや扉に蝶番取付け用凹部を掘込形成
する一方、家屋等の柱や建具にも蝶番取付け用凹部を掘
込形成し、両凹部に蝶番を嵌込んで皿ネジ等で固定し、
柱や建具にドアや扉を蝶番で開閉可能に取り付けるのが
一般的であるが、この場合、柱や建具には戸当り桟のあ
るものやそれがないもの等、種々な形態のものがあり、
又蝶番にも種々のサイズのものが用いられており、種々
なサイズの蝶番取付け用凹部をどのように掘込加工する
かが重要である。
従来、柱や建具に掘込加工をする場合、蝶番サイズに対
応するガイド穴を有するガイド盤をサイズの異なる各蝶
番毎に予め準備し、適当なガイド盤を選んで戸当り桟を
利用して柱や建具に位置決め固定し、その状態で電動ト
リマーによって掘込加工することが行われていた。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、従来の蝶番掘込加工用ガイド盤では、サイズ
の異なる蝶番の数だけガイド盤を準備する必要があって
コスト高になるばかりでなく、運搬が煩雑で現場加工に
不向きであり、実際には頻繁に使用する3〜4種類のサ
イズのものだけを準備使用するようにしていた。
また、従来のガイド盤では、戸当り桟のない柱や建具、
あるいはドアや扉を掘込加工する場合には位置決めをす
るための戸当り桟がないことから、これを使用できず、
柱や建具、あるいはドアや扉の加工面にマークを入れ、
作業者が手に鑿等を持って掘込加工を行う必要があっ
た。
この考案は、かかる従来の問題点に鑑み、柱や建具、あ
るいはドアや扉の形態に関係なく使用でき、しかも電動
トリマー等の工具で掘込加工する際に一台で任意サイズ
の蝶番取付け用凹部を掘込加工することのできる蝶番掘
込加工用ガイド盤を提供することを課題とする。
(課題を解決するための手段) そこで、本考案に係る蝶番掘込加工用ガイド盤は、ワー
クに蝶番取付け用凹部を掘込加工する際にワーク加工面
に当接され、工具の掘込加工をガイドするガイド盤であ
って、板状のガイド盤本体には掘込加工ガイド用の長方
形状のガイド穴が長手方向に延びて穿設され、ガイド穴
内にはガイド盤本体とほぼ等しい厚みを有するガイド穴
寸法調整用の調整板が長手方向に摺動可能に収容されて
固定ネジにて固定可能に設けられ、ガイド盤本体の一端
縁にはワーク加工面から突出した戸当り桟と当接してガ
イド穴の幅方向の位置決めをするガイド盤本体の厚みと
等しいか又は厚み以下の寸法の第1位置決め体が設けら
れる一方、ガイド盤本体の一面にはワーク加工面に垂直
な端面と当接してガイド穴の幅方向の位置決めをする一
対の第2位置決め体がガイド穴の長手方向両側方近傍に
てガイド盤本体の一面から突出して幅方向に摺動可能に
かつ固定ネジにて固定可能に設けられていることを特徴
とする。
ここで、ガイド盤本体はワーク加工面との当接面及びガ
イド穴を有するものであればどのような形状であっても
よいが、蝶番取付け位置を考慮すると、板状が好まし
い。
また、ガイド盤本体はどのような材料で制作してもよい
が、現場使用を考慮すると、軽量な合成樹脂材料で制作
するのがよい。
(作用及び考案の効果) 戸当り桟を有する柱や建具に蝶番取付け用凹部を掘込加
工する場合、まずガイド盤の固定ネジを緩めて調整板を
長手方向にスライドさせ、ガイド穴を使用する蝶番の寸
法に合わせて固定ネジを締付け、該ガイド盤の一面を柱
や建具の加工面に当てるとともに、ガイド盤の第1位置
決め体を戸当り桟に当接させ、その状態で電動トリマー
等をガイド盤のガイド穴内面に沿って動かすと、蝶番サ
イズに対応した蝶番取付け用凹部が形成される。
また、戸当り桟のない柱や建具、あるいはドアや扉を掘
込加工する場合、上記と同様にガイド穴の寸法を調整し
た後、固定ネジを緩めて第2位置決め体をガイド盤本体
の幅方向にスライドさせ、第2位置決め体の幅方向の位
置を調整して固定ネジを締付け、該ガイド盤の一面を柱
や建具、あるいはドアや扉の加工面に当てて第2位置決
め体を加工面の一端縁部に当接させると、ガイド穴が位
置決めされるので、電動トリマー等を動かせばよい。
従って、ガイド盤本体一端縁部の第1位置決め体を戸当
り桟に当接させるか、第2位置決め体をワーク加工面の
一端縁部と当接してガイド穴の幅方向の位置決めをする
ようにしたので、柱や建具、あるいはドアや扉の形態に
関係なく使用でき、しかも電動トリマー等で掘込加工す
る際に一台で任意サイズの蝶番取付け用凹部を正確かつ
迅速に掘込加工できる効果がある。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明
する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による蝶番掘込
加工用ガイド盤を示す。図において、ガイド盤本体1は
合成樹脂材料を使用して柱7の戸当り桟70の最大高さ
(略15mm)と略等しい厚さの板状に製作されている。こ
のガイド盤本体1の一端縁部には蝶番の最大寸法(略12
7mm)以上の長さとドアの最大厚さ(略40mm)以上の幅
を有する矩形状の凹部10が長手方向に穿設され、又ガイ
ド盤本体1の一端縁部にはステンレス板11は皿ネジ等で
固定されており、該ステンレス板11と上記凹部10内面と
によって掘込加工のガイドとなる長方形状のガイド穴12
が構成され、又上記ステンレス板11はワークの戸当り桟
と当接してガイド穴12の幅方向の位置決めをする第1位
置決め体となっている。
また、上記ガイド穴12内には略正方形状の合成樹脂製調
整板2が長手方向に摺動可能に収容され、又上記ガイド
盤本体1の他端縁部と上記ガイド穴12内面間には所定長
さのガイド溝13が穿設され、該ガイド溝13内には固定ネ
ジ3が挿通され、該固定ネジ3の先端部は上記調整板2
内の雌ネジ20に螺合されており、こうして固定ネジ3は
上記調整板2を上記ガイド盤本体1に固定するようにな
っている。
また、上記ガイド盤本体1の表裏面14、15には各々長手
方向両端部にて長方形状のスライド溝4が形成され、上
記ガイド盤本体1の表面側のスライド溝4内には柱やド
ア等の加工面の一端縁部と当接してガイド穴12の幅方向
の位置決めをするスライド部材(第2位置決め体)5が
ガイド盤本体1の幅方向に摺動可能に設けられ、該スラ
イド部材5には幅方向に長孔50が穿設され、該長孔50に
は固定ネジ6が挿通され、該固定ネジ6の先端部は上記
スライド溝4底面の雌ネジ(図示せず)に螺合されてお
り、こうして固定ネジ6はスライド部材5をガイド盤本
体1に固定するようになっている。なお、スライド部材
5の長孔50はその後退位置でその先端面51が上記ガイド
孔12の後端縁と一致するように設定され、又スライド部
材5は取付け凹部の位置に応じてガイド盤本体1の表面
14及び裏面15のいずれにも取付けることができる。
次に使用方法について説明する。
戸当り桟70を有する柱7に蝶番取付け用凹部71を掘込加
工する場合、ガイド盤本体1の固定ネジ3を指先で摘ん
でこれを緩め、調整板2を長手方向(第2図の矢印A参
照)にスライドさせてガイド穴12の長手方向の寸法を使
用する蝶番の寸法に合わせた後、固定ネジ3を締付け
る。
ガイド穴12の寸法を調整した後、ガイド盤を手に持って
その裏面15を柱7の加工面72に当てるとともに、ガイド
盤本体1のステンレス板11を戸当り桟70に当接させる
と、ガイド穴12が位置決めされるので、その状態で電動
トリマーのキリをガイド盤本体1のガイド穴12内に挿入
し、そのガイドをガイド穴12の周縁に沿って動かすとと
もに、ガイド穴12内側にも移動させると、柱7の加工面
72には蝶番サイズに対応した蝶番取付け用凹部71が形成
される。なお、蝶番取付け用凹部71の深さについては、
電動トリマーのキリの長さを調整することによって設定
できる。
また、戸当り桟のある建具についても同様に使用すれば
よい。
他方、戸当り桟のない柱8に蝶番取付け用凹部を掘込加
工する場合、上記と同様にガイド穴12の寸法を調整した
後、今度は固定ネジ6を指先で摘んで緩め、スライド部
材5をガイド盤本体1の幅方向(第2図の矢印B参照)
に適宜スライドさせてスライド部材5の幅方向の位置を
調整した後、固定ネジ6を締付け、その後ガイド盤本体
1の表面14を柱8加工面に当て、さらにスライド部材5
の端面を柱8の角部に当接させると、ガイド穴12が位置
決めされるので、後は電動トリマーを作動させればよ
い。戸当り桟のない建具についても同様に行う。
さらに、ドアや扉に蝶番取付け用凹部を掘込加工する場
合、今度はスライド部材5をガイド盤本体1の幅方向
(第2図の矢印B参照)最後端位置まで後退させてスラ
イド部材5の先端面51をガイド穴12の後端縁と一致さ
せ、その状態でスライド部材5の先端面51をドアや扉の
角部に当てて電動トリマーを作動させれば、スライド部
材5を微妙に調整することなく、簡単に所定寸法の蝶番
取付け用凹部を所望の位置に形成できる。
以上のように、戸当り桟70の有無に応じて位置決め部材
となるステンレス板11又はスライド部材5を選択できる
ようにしたので、戸当り桟のある柱や建具や戸当り桟の
ない柱や建具等どのようなものにも正確に位置決めして
蝶番取付け用凹部71を迅速に掘込加工できる。
また、スライド部材5を後退させてその先端面51とガイ
ド穴12後端線とを一致させるようにしたので、ドアや扉
等に取付け用凹部を形成する際に、スライド部材5の微
妙な調整を行うことなく、ドアや扉に所定の取付け用凹
部を正確にかつ迅速に掘込加工できる。
さらに、ガイド穴12内に調整板2を設けてガイド穴12の
寸法を調整するようにしたので、どのような寸法の蝶番
に対してもその取付け凹部を形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による蝶番掘込加工用ガイド
盤を示す正面図、第2図は上記ガイド盤の使用方法を説
明するための斜視図、第3図は上記ガイド盤の使用方法
を説明するための側面図である。 1……ガイド盤本体、11……ステンレス板(第1位置決
め体)、12……ガイド穴、2……調整板、3……固定ネ
ジ、5……スライド部材(第2位置決め体)、6……固
定ネジ、7……柱(ワーク)、70……戸当り桟、71……
蝶番取付け用凹部、72……加工面、8……柱(ワー
ク)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワーク7、8に蝶番取付け用凹部71を掘込
    加工する際にワーク加工面72に当接され、工具の掘込加
    工をガイドするガイド盤であって、 板状のガイド盤本体1には掘込加工ガイド用の長方形状
    のガイド穴12が長手方向に延びて穿設され、ガイド穴12
    内にはガイド盤本体1とほぼ等しい厚みを有するガイド
    穴寸法調整用の調整板2が長手方向に摺動可能にかつ固
    定ネジ3にて固定可能に設けられ、 ガイド盤本体1の一端縁にはワーク加工面72から突出し
    た戸当り桟70と当接してガイド穴12の幅方向の位置決め
    をするガイド盤本体1の厚みと等しいか又は厚み以下の
    寸法の第1位置決め体11が設けられる一方、 ガイド盤本体1の一面にはワーク加工面に垂直な端面と
    当接してガイド穴12の幅方向の位置決めをする一対の第
    2位置決め体5がガイド穴12の長手方向両側方近傍にて
    ガイド盤本体1の一面から突出して幅方向に摺動可能に
    かつ固定ネジ6にて固定可能に設けられていることを特
    徴とする蝶番掘込加工用ガイド盤。
JP1990058666U 1990-06-01 1990-06-01 蝶番掘込加工用ガイド盤 Expired - Fee Related JPH0753935Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55156904U (ja) * 1979-04-26 1980-11-11
JPS56168309U (ja) * 1980-05-16 1981-12-12

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