JPH075355U - 捕魚蟹網 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蟹魚を誘う、わなを長穴で誘う為、一度網の
中に入った蟹魚は水流の変化によっても二度と逃げ出す
事は出きない。又折り畳んだ状態はコンパクトに小さく
運搬にも便利である。 【構成】 枠の全体形状を網製の有蓋（１）、及び有底
（２）の円錐台形、又は円柱形に形成し、側周面に網
（３）を張り、周面数個所に穴長（４）が円形で先細の
筒体を設ける。その筒体が網製の為、水流で筒体が遊泳
しないように、筒体の末端（５）と別の筒体の末端
（５）を糸（６）で連結し、筒体が遊泳しないように固
定することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は全体の形状を円錐形又は、円柱の形状に形成し、側周面に数個所の 誘い穴を設けた蟹魚を捕る道具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の蟹捕り具は面で蟹魚を誘い込んでいた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）面で蟹魚を誘い込んでいた為、水流の変化によって面が大きく開き、そこ から蟹魚が逃げていた。 （ロ）折り畳んだ時に場所を広く取り、運搬に不便であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

枠の全体の形状を網製の有蓋（１）、及び有底（２）の円錐台形、又は円柱形 に形成し、側周面に網（３）を張り、周面数個所に蟹魚を誘い込む長穴（４）が 円形で先細の筒体を設けており、図５の様に筒体が網製の為、水流で筒体が遊泳 しないように筒体の末端（５）を別の筒体の末端（５）と糸で連結し、筒体を固 定する。 本考案は以上のような構成によりなる捕魚蟹網である。

【０００５】

【作用】

図３の折り畳んだ状態から有蓋（１）と有底（２）を支柱（８）で組み立て、 図２の様に形成する。又図１の入口（９）から餌入れ具（１０）に餌を入れ、入 口（９）をひも（１１）でむすび川底、海底に沈める。蟹魚を誘い込む長穴（４ ）から餌を求めた蟹魚は、一度網底を遊泳し、出口を失い二度と網から出る事は 出きない。

【０００６】

【実施例】

以下本案の実施例について説明する。 （イ）枠の全体形状を網製の有蓋（１）及び有底（２）の円錐台形、又は円柱形 に形成する為に、支柱（８）で側周面の網の張りを利用し組み立てる。又支柱（ ８）は図４（１２）の様に両末端部は弓形（１２）の様に形造り、有蓋（１）の （１３）と有底（２）の（１４）が丸棒の為、支柱（８）がはずれない様にした 。 （ロ）側周面に網を張り、周面数個所に長穴（４）が円形で先細の筒体を設ける 。又長穴（４）の円形は誘い穴なので、形がくずれない様に長穴（４）の入口の 内部に図５の様に針金の輪（７）を設け形造る。 （ハ）筒体が網製の為、水流で筒体が遊泳しないように筒体の末端（５）と別の 筒体の末端（５）を糸（６）で連結し、筒体が遊泳しない様に固定する。この長 穴（４）が蟹魚を誘うわなである。 本考案は以上のような構造でこれを使用するときは、図１の入口（９）から餌 入れ具（１０）に餌を入れ、入口（９）をひも（１１）でむすび、川底海底に沈 める。 蟹魚を誘い込む長穴（４）から餌を求め入った蟹は、一度網底を遊泳し、出口 を失い二度と網から出る事は出きない。

【０００７】

【考案の効果】

（イ）蟹魚を長穴（４）で誘い込む為、水流の変化によって大きく開くことなく 、一度入った蟹魚は二度と逃げ出す事は出きない。 （ロ）折り畳んだ状態図３の様に支柱（８）を横にたおすだけで小さくなり捕魚 蟹網を輸送できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一部を切り欠いた斜視図。

【図２】本考案の斜視図。

【図３】本考案を折り畳んだ状態の斜視図。

【図４】本考案の骨組を組み立てる時の斜視図。

【図５】長穴を遊泳させない為に糸で連結させた部分斜
視図。

【符号の説明】

１ 有蓋 ８ 支柱 ２ 有底 ９ 入口 ３ 網 １０ 餌入れ具 ４ 長穴 １１ ひも ５ 筒体の末端 １２ 弓形 ６ 糸 １３ 丸棒（有蓋） ７ 針金の輪 １４ 丸棒（有底）

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）枠の全体形状を網製の有蓋（１）及
   び有底（２）の円錐台形又は円柱形に形成する。 （ロ）側周面に網（３）を張り周面数個所に長穴（４）
   が円形で先細の筒体を設ける。 （ハ）筒体の末端（５）と別の筒体の末端（５）を糸
   （６）で連結する。