JPH0752476Y2 - 防霜ファンの第1俯角及び第2俯角調整装置 - Google Patents

防霜ファンの第1俯角及び第2俯角調整装置

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JPH0752476Y2
JPH0752476Y2 JP1987180091U JP18009187U JPH0752476Y2 JP H0752476 Y2 JPH0752476 Y2 JP H0752476Y2 JP 1987180091 U JP1987180091 U JP 1987180091U JP 18009187 U JP18009187 U JP 18009187U JP H0752476 Y2 JPH0752476 Y2 JP H0752476Y2
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JP
Japan
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mount
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frost
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幹雄 古田
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Fulta Electric Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、茶畠、桑畠、露地栽培野菜畠、苗木畠その他
凍霜害発生のおそれがある地域に於いて使用される凍霜
害防霜ファンの第1俯角及び第2俯角調整装置に関する
ものである。
「従来の技術」 従来この種防霜ファンの第1俯角及び第2俯角調整装置
(通常、この第1俯角及び第2俯角を、二重俯角と称す
る。以下同じ)としては、実開昭60−94061号の防霜フ
ァンの装置の架台俯角調整金具があり、この第2俯角調
整装置は、防霜用ファンポールに被嵌される円筒状の取
付筒体に設けたほぼ角柱状の支持体と、この支持体に設
けた鞍状の取付体と、この取付体に設けた突筒体に被嵌
し得る取付筒体(前記の取付筒体とは、別の取付筒体で
ある。以下同じ)とで構成される。
また第1俯角調整装置は、前記架台に設けた第1俯角調
整用ベースと、この第1俯角調整用ベースに設けた防霜
ファン用のモーターベースを揺動自在に設ける構成であ
る。
更に、前記第2俯角調整装置と第1俯角調整装置とは、
突筒体と取付筒体を介して取付けられる構成である。
以上のような構成のものが、通常二重俯角調整装置とさ
れている。
「考案が解決しようとする問題点」 確かに前記従来技術の二重俯角調整装置は、この二重俯
角を利用することにより、茶畠等の傾斜地における十分
な防霜効果が期待できる。
しかしながら、この考案は、防霜用ファンの架台を防霜
用ファンポールに取付けるために、取付筒体、支持体、
取付体並びに突筒体を介し、しかも取付筒体を介して架
台を取付け、この架台に第1俯角調整装置を取付けた後
に、防霜ファンを設ける構成であることから、架台の取
付けに少なくとも四つの部品を要する。
またこの考案では、支持体に取付けられた取付体が、架
台を兼用せず、架台は別構造となっていること、並びに
架台の取付けには、取付筒体と、突筒体を要する。
したがって、部品点数が増えること、またその取付けに
手間と、時間を要すること。また第2俯角の支点から重
心の距離及び重量の軽減のために、第2俯角の調整に人
手を要すること等の課題が考えられる。
殊に、防霜用ファンポール(以下、単にポールとす
る。)上での作業であるので、前述の課題は、ことのほ
か解決されるべき課題である。また設置に当たってのポ
ール上での複雑な作業並びに部品点数の増加は、ことの
ほか大変である。
またポールに被冠される取付筒体に設けた支持体上で架
台を揺動自在とする構成で、いわゆる支持体に、取付体
が鞍状に被嵌されることから、安定性に欠けるものであ
る。
更に前記技術文献の考案は、第1俯角調整ベース(単に
架台となっている。)と、取付体との間に取付筒体を有
する構造であることから、防霜ファンの取付け位置が、
ポールよりかなり高くなり、不安定である等の課題も考
えられる処である。
「問題点を解決するための手段」 前述の課題を解決するために、次のような構造を採用し
た。
まず、本考案は、防霜用ファンの取付けに要する部品点
数の減少と、これに基づく取付けに要する手間と、時間
を軽減するため並びに人員の省力化、又は作業の安全性
のために、次の構成とした。
即ち、ポールに被冠される第2架台の上に、第2俯角調
整ができる第1架台を揺動自在に設けることと、この第
1架台に上に、第1俯角調整ベースを設けた後に、この
第1俯角調整ベースの上に、防霜ファンを取付けたモー
タベースを揺動自在に設ける構成である。
また本考案は、ポール上での危険な作業の簡略化、並び
に迅速化を図るために、前述の如く、部品点数の減少
と、取付けが簡単な構造とする。
即ち、ポールに被冠される第2架台の上に、第1架台を
揺動自在に設け、この第1架台に上に、第1俯角調整ベ
ースを設けた後に、この第1俯角調整ベースの上に、防
霜ファンを取付けたモーターベースを揺動自在に設ける
構成である。
更に、本考案は、ポールに被冠される第2架台を有する
筒部並びに第1架台を介し、第1俯角調整ベース及び防
霜用ファンを安定生に取付け又は装着するために、次の
ように構成を採用した。
即ち、立上壁を有し、かつポールに被冠される筒部を備
えた第2架台と、この第2架台の立上壁に抱持され、か
つこの第2架台にその先端部が枢着された第2俯角調整
用の第1架台と、この第1架台と第2架台との俯角を調
整する前記立上壁に設けた長孔並びにこの長孔に挿入さ
れ、かつ前記第1架台に取付けられる固定部材と、前記
第1架台に設けられた第1俯角調整ベースと、この第1
調整ベースにその先端部が枢着され、かつ立上壁に被嵌
された第2俯角調整用のモーターベースと、このモータ
ーベースと第1俯角調整ベースとの俯角を調整する前記
モーターベースに設けた長孔並びにこの長孔に挿入さ
れ、かつ前記第1俯角調整ベースに取付けられる固定部
材とで構成される。
「作用」 次に本考案の設置及び俯角調整の一例を説明すると、第
2架台3の両立上壁2、2a間に、第1架台5を挿入する
ようにして載架した後(抱持さた状態、以下同じ)、係
止部に挿入された止めボルト7、7a(以下図面上左右対
称関係となっている止めボルト7、7a等の挿入又は螺入
に付いては、便宜上一方側の符号を示す。)及び枢着孔
8、8aに挿入された止めボルト9を螺入し、この第2架
台3上に所定の俯角を有する第1架台5を架承する。
したがって、第2架台3に取付けられる第1架台5が、
安定的に取付けられることと、これによって、第1架台
5に後述する第1俯角調整ベース、モーターベース並び
に防霜用ファンを安定的に保持できる。
更に倒鞍型状の第2架台3に第1架台5を挿嵌する構成
であるので、強風時にも、第1架台5ががたつくことが
ない。
この場合、第2俯角を調整する場合は、先ず、止めボル
ト7を螺戻すると、第1架台5は、その枢着部(止めボ
ルト9の枢着部)を支点として自由に揺動できると共
に、この止めボルト7は半円弧状をなす俯角調整用の長
孔6内を移動していく。
そこで、所定の第2俯角が保持された状態で、止めボル
ト7を螺入すると、この止めボルト7は第1架台5に設
けた第2俯角調整用の螺孔5bに螺着され固定されると共
に、第1架台5は、ポール1に対して所定の第2俯角に
固定される。
このポール1に対する第2俯角は、通常第3図ハのよう
に、防霜用ファンが取付けられる傾斜地の地形に対応す
るための俯角である。
いわゆる、傾斜地で成る茶畠等の地形に於ける水平面の
エリアーを対象として、風を所定の範囲に送風するため
の役目を有する。
尚第1架台5内には防霜用ファン18を水平方向(勿論俯
角がある場合は、その俯角での水平状態の方向)に対し
て首振りをなすモータ、リンク等よりなる首振り機構が
内蔵されている。
そして、前記第1架台5上に図示しない首振り機構を介
して水平方向に首振り自在に架承された第1俯角調整ベ
ース10上には、所定の俯角を有するモーターベース12が
架承されている。
具体的には、止めボルト14に対して半円弧状を成す係止
部としての長孔13の位置を決定を適宜変更することによ
り、モータベース12はその枢着部(止めボルト16の枢着
部)を支点として揺動可能となるので、このモータベー
ス12を所定位置に揺動させた後止めボルト14を螺入する
ことにより、第1俯角の調整ができる。
したがって、第2架台3上には第2俯角が調整できる第
1架台5が架承され、又この第1架台5上には水平方向
に首振り自在な第1俯角調整ベース10が架承され、更に
この第1俯角調整ベース10上には第1俯角の調整ができ
るモータベース12が架承される。尚このモータベース12
上には、図示の如くファン18のモータ17が載架される構
成となる。
以上のように構成した防霜ファン装置を吊り上げ、ポー
ル1の上に到らしめ、その第2架台3の筒部4をポール
1に被冠し、その後図示しない取付孔に挿入される止め
ボルトを介して固定する。これにより、ポール1のセン
ター上で第2俯角調整ができるように、第2架台3上に
第1架台5が固着されるものであり、しかも、これによ
りモータ17等の駆動を介してファン18が所定の二重俯角
でかつ首振りをなすものである。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面に基づいて具体的に説明す
ると、1は茶畠等に立設されたポールで、このポール1
の上端には両側に立上壁2、2a(尚以下同一番号でaを
付されたものは、同一機能で同一作用をなすものであ
る。)を有する倒鞍型第2架台3の下面に設けた筒部4
が被冠される。この倒鞍型の架台3の立上壁2、2a間に
はモータ、クランク等の首振り機構を内蔵する第1架台
5が架承される。
そして、この第1架台5は、前記第2架台3の立上壁
2、2aのほぼ中央部に設けた半円弧状の長孔6、6aに挿
入される止めボルト7、7aの螺入螺戻と、枢着孔8、8a
に挿入された止めボルト9、9aを支点として、所定の第
2俯角が設定できるものである。
具体的には、止めボルト7、7aの螺戻で、前記の枢着部
を支点として第1架台5を揺動し、続いて、この位置で
止めボルト7、7aを螺入することにより、第2俯角の調
整ができる。
このように、ポール1の長手方向のほぼ中心線の上に第
2架台3の長孔6、6aが位置していることから、そのほ
ぼ中心線の上で第2俯角の調整ができるものである。
図中10は第1架台5上に水平方向に首振り自在に架承さ
れた両側に立上壁11、11aを有する倒鞍型をなす第1俯
角調整ベースで、この第1俯角調整ベース10は前記第1
架台5に内蔵されている首振り機構に連結され、この首
振り機構を介して前述の如く第1架台5上で水平方向に
首振りをなす。そして、この第1俯角調整ベース10の立
上壁11、11aを跨ぐようにしてモータベース12が架承さ
れている。このモータベース12に設けた係止部具体的に
は半円弧状の長孔13、13aに挿入される止めボルト14、1
4aと枢着孔15、15aに挿入された止めボルト16、16aとで
所定の第1俯角が設定できるものである。具体的には、
止めボルト14、14aの螺戻で、枢着部を支点としてモー
タベース12を揺動させ、その後止めボルト14、14aを螺
入することにより、第1俯角の調整ができる。これによ
り、ポール1を基準として、第1俯角の調整ができるも
のである。
図中17はモータ、18は防霜用ファンである。
第3図イは、平地に於ける第1俯角の状態又は風の中心
方向を示すを示す模式図、同図ロ傾斜地における第1俯
角の状態又は風の中心方向を示すを示す模式図、同図ハ
は傾斜地に於ける前記第1俯角に、更に第2俯角を併用
した状態又は風の中心方向を示すを示す模式図である。
殊に、第3図ロのように、第1俯角並びに第2俯角を併
用することにより、ポール1を傾斜地に垂直状態に設置
しなくても(仮想線で示す。)、図示のように設置する
ことができ、設置の簡素化とか、このように設置するこ
とにより防霜効果の拡充とかが期待できるので、大変に
有益である。
「考案の効果」 以上で詳述した構成とすることにより、本考案は、下記
のような効果を有する。
まず、本考案では、防霜ファンを取付けたモーターベー
スを揺動自在に設ける為に、ポールに被冠される筒部を
有する第2架台と、この第2架台の上に第2俯角調整が
できる第1架台と、この第1架台に上に設けられた第1
俯角調整ベースとの、いわゆる三部品を介して設ける構
成であり、かつ第1架台の上に、第1俯角調整ベースを
設ける構成である。
したがって、防霜用ファンの取付けに要する部品点数の
減少と、これに基づく取付け要する手間と、時間を軽減
し得る等の実用的な効果を有する。
又防霜ファンのがたつきが少なくなることと、ポールの
近傍に第1俯角調整ベースが設けられたことから、この
第1俯角の調整並びに保守管理が、誠に簡便になった。
更に製品重量が第1割軽量化されたことと、コストの低
減に大いに役立つものである。
また、本考案は、ポールに被冠される第2架台の上に、
第1架台を揺動自在に設け、この第1架台に上に、直接
第1俯角調整ベースを設けた後に、この第1俯角調整ベ
ースの上に、防霜ファンを取付けたモーターベースを揺
動自在に設ける構成である。
よって、ポール上での危険な作業の簡略化、並びに迅速
化を図り得ることと、前述の如く、部品点数の減少と伴
って、その取付けが簡単となったりして、誠に有益であ
る。
また他の部材を介して取付けないことから、がたつきが
少なくなったことと、ポールからの第1俯角調整装置ま
での距離が少なくなり、もって第1俯角の調整が簡便に
なった。
更に、本考案は、第2架台の立上壁内に、常に第1架台
が載架され、いわゆる第1架台を抱持し、かつこの状態
で俯角の調整ができる。
よって、構造的に無理がなく、スムーズな俯角調整と、
並びに簡易な俯角調整作業ができる。
殊に、本考案は、第2架台が、第1架台を抱持する構成
であるので、強風時にも、第1架台並びに防霜用ファン
ががたつくことがない効果がある。
更にまた、本考案では、ポールの長手方向のほぼ中心線
の上に於て、第2架台の長孔が位置していることから、
そのほぼ中心線の上で第2俯角の調整ができる。
したがって、安定した俯角調整ができること、ポールに
対する偏荷重を軽減できる効果がある。
更に、本考案は、第2俯角の支点から、重心までの距離
及び第1架台に直接第1俯角調整ベースを設けた構成で
あるので、第2俯角の調整が、従来二人でなしていた作
業を一人でなし得る効果、又ポール上での高所作業又は
その設置作業による各種のトラブルをなくし得る等の効
果を有する。
又俯角調整並びに首振り装置等の保守管理が容易とな
り、有益である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第1図は全
体の斜視図、第2図は要部の分解斜視図、第3図イ〜ハ
は、例えば、各形態の茶畠に、本考案の防霜ファンの装
置を取付け状態を示す模式図である。 1:ポール 2、2a、11、11a:立上壁 3:第2架台、4:筒部 5:第1架台 6、6a、13、13a:長孔 7、7a、9、9a、14、14a、16、16a:止めボルト 8、8a、15、15a:枢着孔 10:第1俯角調整ベース 12:モータベース 17:モータ、18:ファン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】俯角調整用及び枢着用の固定部材が螺着さ
    れる螺孔をそれぞれ有する第1架台の上面に第1俯角調
    整ベース及びこの第1俯角調整ベースに俯角調整可能に
    設けられたモータベースを介して第1俯角並びに第2俯
    角調整可能となっている防霜ファンであって、この防霜
    ファンの第1架台を抱持する立上壁を有し、かつ防霜用
    ファンポールに被冠される筒部を備えた第2架台と、こ
    の第2架台にその先端部が枢着され、かつ立上壁の間に
    挿設された第2俯角調整用の第1架台と、この第1架台
    と第2架台との俯角を調整する前記立上壁に設けた長孔
    並びにこの長孔に挿入され、かつ前記第1架台に取付け
    られる固定部材と、前記第1架台に設けられた第1俯角
    調整ベースと、この第1調整ベースにその先端部が枢着
    され、かつ立上壁に被嵌された第2俯角調整用のモータ
    ーベースと、このモーターベースと第1俯角調整ベース
    との俯角を調整する前記モーターベースに設けた長孔並
    びにこの長孔に挿入され、かつ前記第1俯角調整ベース
    に取付けられる固定部材とで構成される防霜ファンの第
    1俯角及び第2俯角調整装置。
JP1987180091U 1987-11-26 1987-11-26 防霜ファンの第1俯角及び第2俯角調整装置 Expired - Lifetime JPH0752476Y2 (ja)

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