JPH0752236B2 - 放射能に汚染された、ショットブラストのグリットの除染方法と装置 - Google Patents

放射能に汚染された、ショットブラストのグリットの除染方法と装置

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JPH0752236B2
JPH0752236B2 JP2139859A JP13985990A JPH0752236B2 JP H0752236 B2 JPH0752236 B2 JP H0752236B2 JP 2139859 A JP2139859 A JP 2139859A JP 13985990 A JP13985990 A JP 13985990A JP H0752236 B2 JPH0752236 B2 JP H0752236B2
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grit
electrode plates
parallel
net
synthetic resin
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健司 森川
敏夫 天神
康雄 清水
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Morikawa Sangyo KK
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Morikawa Sangyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は原子力発電所等において生じる、放射能に汚
染されたショットブラストの、グリットの除染方法と装
置に関するものである。
[従来の技術] 従来原子力発電所等においては、その操業の経過と共に
放射能に汚染された金属製の物体が各種装置又はその部
品等として生じる。
これらの装置又は部品等は装置の定時点検又はオーバー
オール等の際に、交換又は廃棄された装置又は部品等と
して生じる。
このような装置又は部品は通常ショットブラストにより
除染されるが、この除染により、放射能に汚染された、
ショットブラストのグリットが大量に生じてしまう。
そしてこのグリットは通常ドラム缶に入容し、保管場所
に保管される。
[発明が解決しようとする課題] しかし上記グリットを収容したドラム缶は年月の経過と
共に莫大な量に達し、保管場所が不足するようになる。
この発明はこのような問題を解決するためになされたも
ので、その目的は放射能に汚染されたショットブラスト
のグリットを除染できる方法とその装置を提供すること
である。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するこの発明について、まず方法につ
いて述べるそれは、放射能に汚染された、ショットブラ
ストの金属製のグリット1を、合成樹脂製の骨格2を有
し、合成樹脂製のネット3により、少なくとも相対する
両面4、4を平行に形成したネットケース5に収容し、
該ネットケース5を電解槽6の電解液7中に、かつ平行
に設けられた二つの電極板8、8の間に、かつ上記両電
極板8、8に平行に、かつ中間に位置せしめ、上記両電
極板8、8に直流電源9の陰極10を接続させ、かつ陽極
11を上記ネットケース5中のグリット1に接続すること
を特徴とする放射能に汚染された、ショットブラストの
除染方法である。次にこの発明の装置について述べると
それは、電解液7を有する電解槽6;該電解槽6の電解液
7中に平行に設けられた平板状の、二枚の電極板8、8;
該両電極板8、8の中間で、該両電極板8、8にそれぞ
れ平行に設けられた、合成樹脂製の骨格2を有し、合成
樹脂製のネット3から成り、ショットブラストのグリッ
トを収容する、少なくとも相対する両面4、4を平行に
形成したネットケース5;上記両電極板8、8に接続する
陰極10と、上記ネットケース5に収容されたグリット1
に接続する陽極11を有する直流電源9;から成ることを特
徴とする、放射能に汚染されたショットブラストのグリ
ットの除染装置である。
[作用] この発明は上記のように構成され、放射能に汚染された
グリット1は、合成樹脂製の骨格2を有し、合成樹脂製
のネット3により、少なくとも相対する両面4、4が平
行に形成されたネットケース5に収容して電解槽6の電
解液7中に、かつ二つの電極板8、8の間にかつ中間に
位置させ、上記グリット1に直流電源9の陽極11を接続
し、かつ上記両電極板8、8に陰極10を接続したことに
より、上記グリット1は多数の粒状で均一な電解が困難
なものであるにもかかわらず、上記のように構成された
ことにより電解の場合の電流密度の、部分毎の差異を大
巾に少くすることができ、多数のグリット1をほぼ均等
に良好に電解することができ、除染することができる。
[実施例] 第1図において6は電解槽であり、一例として合成樹脂
により形成されている。7は電解液で一例として食塩水
により形成された。なおこの外酸、アルカリ等を用いた
適宜の電解液を用いてよいことは勿論である。
8は電極板であり、一例として銅板が用いられた。5は
グリット1を収容するネットケースで、合成樹脂の骨格
2と、その外周に設けられた合成樹脂製のネット3から
成りほぼ平らな箱状に形成された。
そして少なくとも相対する二つの面4、4が平行になる
ように形成された。そしてこのネットケース5は上記電
解槽6中に、かつ前記両電極板8、8の間に、かつちょ
うど中間に設けられる。又上記ネットケース5の上記両
面4、4は前記電極板8、8に平行になるように設けら
れる。そしてこのネットケース5には、放射能に汚染さ
れた物体を除染し、それにより自ら放射能に汚染したグ
リット1が収容される。
なおこのグリット1は一例として半球状の鉄製の粒であ
る。但しこれはカットワイヤでもよい。
次に9は直流電源であり、10はその陰極を、11は陽極を
示す。そしてこの陽極11は金属又はカーボン等により形
成された接続部材12により前記グリット1に接続されて
いる。13は開閉器、14はコンクリート製の遮蔽壁であ
る。
上記グリット1は詳細な説明は省略するが、予めメチレ
ンクロライド等の有機溶剤により洗浄されており、この
洗浄により主要な除染の行われたものが用いられ、この
グリット1は図示のように構成されたネットケース5に
収容され、直流電源9の開閉器13を閉じる。そうする
と、上記ネットケース5は陰極10に接続された二つの電
極板8、8の間に、かつ中間に位置させられ、又ネット
ケース5は不導体の合成樹脂のネット3により形成さ
れ、その少なくとも相対する二つの面4、4は平行に形
成され、かつ二つの面4、4はそれぞれ前記電極板8、
8は平行に設けられているから、グリット1の電解の場
合、個々のグリット1の電解における電流密度の違いを
大巾に少なくすることができ、このため良好に電解する
ことができ、グリット1の表面に付着していた放射能を
帯びていた物質は電解液7の中に剥離させられる。こう
して除染することができる。この電解の後にグリット1
はネットケース5から取り出され水洗、乾燥させられ
る。そして使用された電解液7はイオン交換樹脂により
精製される。
[発明の効果] この発明は前記のように構成され、ネットケース5は合
成樹脂製の骨格2と合成樹脂製のネット3から成り、ほ
ぼ箱状に形成され、その少なくとも相対する両面4、4
を平行に形成し、このネットケース5に放射能に汚染さ
れたショットブラストのグリット1を収容し、このネッ
トケース5を、電解槽6の電解液7中に、かつ平行に設
けられた二つの電極板8、8の中間に位置させ、かつ前
記ネットケース5の二つの面4、4を電極板8、8とそ
れぞれ平行に設け、該両電極板8、8にそれぞれ直流電
源9の陰極10を接続し、かつ前記ネットケース5中の前
記グリット1に陽極11を接続したことにより、電極板
8、8と各グリット1間の電解の電流密度の違いを大巾
に少なくすることができ、良好に電解することができ、
除染することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示し、放射能に汚染され
た、ショットブラストのグリットの除染方法の概略を示
す図である。 1……グリット 2……合成樹脂製の骨格 3……合成樹脂製のネット 4……相対する面 5……ネットケース 6……電解槽 7……電解液 8……電極板 9……直流電源 10……陰極 11……陽極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射能に汚染された、ショットブラストの
    金属製のグリット(1)を、合成樹脂製の骨格(2)を
    有し、合成樹脂製のネット(3)により、少なくとも相
    対する両面(4)、(4)を平行に形成したネットケー
    ス(5)に収容し、該ネットケース(5)を電解槽
    (6)の電解液(7)中に、かつ平行に設けられた二つ
    の電極板(8)、(8)の間に、かつ上記両電極板
    (8)、(8)に平行に、かつ中間に位置せしめ、上記
    両電極板(8)、(8)に直流電源(9)の陰極(10)
    を接続させ、かつ陽極(11)を上記ネットケース(5)
    中のグリット(1)に接続することを特徴とする放射能
    に汚染された、ショットブラストの除染方法。
  2. 【請求項2】電解液(7)を有する電解槽(6);該電
    解槽(6)の電解液(7)中に平行に設けられた平板状
    の二枚の電極板(8)、(8);該両電極板(8)、
    (8)の中間で、該両電極板(8)、(8)にそれぞれ
    平行に設けられた、合成樹脂製の骨格(2)を有し、合
    成樹脂製のネット(3)から成り、ショットブラストの
    グリット(1)を収容する、少なくとも相対する両面
    (4)、(4)を平行に形成したネットケース(5);
    上記両電極板(8)、(8)に接続する陰極(10)と上
    記ネットケース(5)に収容されたグリットに接続する
    陽極(11)を有する直流電源(9);から成ることを特
    徴とする、放射能に汚染されたショットブラストのグリ
    ットの除染装置。
JP2139859A 1990-05-31 1990-05-31 放射能に汚染された、ショットブラストのグリットの除染方法と装置 Expired - Lifetime JPH0752236B2 (ja)

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