JPH0751434Y2 - エアーボート - Google Patents

エアーボート

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JPH0751434Y2
JPH0751434Y2 JP278590U JP278590U JPH0751434Y2 JP H0751434 Y2 JPH0751434 Y2 JP H0751434Y2 JP 278590 U JP278590 U JP 278590U JP 278590 U JP278590 U JP 278590U JP H0751434 Y2 JPH0751434 Y2 JP H0751434Y2
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JP
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air
anchor
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anchor rope
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一夫 小堀
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Achilles Corp
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アンカーの引下げや引上げを容易にすると同
時に、該引下げや引上げの際や投錨中(アンカリング
中)等におけるアンカーロープによるエアーチューブの
損傷を防止すると共に、美的外観をも向上し得るエアー
ボートに関する。
〔従来の技術〕
エアーボートは、船底の周囲に円筒形状のエアーチュー
ブが取り付けられており、該エアーチューブ内にエアー
を充填させて水面を走行等(実使用)するものであり、
船体全体が硬質素材により構成された通常のボート同
様、海,河川,湖沼等において、魚釣り,遊覧,スキン
ダイビング等の各種リクリエーション或いは沿岸巡回,
海洋研究等の各種業務に使用される。
そして、このようなエアーボートでは、実使用の際に船
体を一定位置に停止されておくべく、アンカリングして
おくことが多い。
アンカリングは、アンカーロープの一端に取り付けられ
たアンカーを引下げて水底に沈め、アンカーロープの他
端を船内において船底等に繋止することにより行われ
る。
第5図は、エアーボートの舷側部分の説明図である。
同図において、エアーチューブ2は、船底1の周囲に取
り付けられている。
エアーチューブ2の素材としては、軟質合成樹脂,ゴ
ム,ゴム引布等、或いはこれらの積層体等が使用され
る。
エアーボートは、船体全体が硬質素材により構成されて
いる通常のボートに比較して軽量であるため、移動等に
便利であり、近年、小型のものから大型のものまで広く
使用されるに至っている。
なお、エアーボートには、エアーチューブが環状に船底
の周囲に取り付けられたエンドクローズド型のものと、
エアーチューブが船尾を除く船底の周囲に取り付けられ
たエンドオープン型のものとがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、エアーボートにおいてアンカーを使用する場
合、通常、第5図に示すように、アンカロープ4をエア
ーチューブ2の側端に沿わせてアンカー5の引下げ、引
上げ作業を行う。
しかし、アンカーロープ4としては、ナイロンロープ,
金属ワイヤー等が使用されるため、アンカーロープ4と
エアーチューブ2の側面とが擦過して、エアーチューブ
2を損傷させるという不都合がある。
また、アンカリング中においては、潮流,風,波浪等に
よりエアーボートは水平方向及び垂直方向に揺動し、ア
ンカーロープ4がエアーチューブ2の側端を擦りつつ前
後方向に振れ、或いはアンカーロープ4に急激な張力が
加わることが多いが、この場合においても、アンカーロ
ープ4とエアーチューブ2の側面とが擦過してエアーチ
ューブ2を損傷させることがある。
このようなエアーチューブ2の損傷はエアー漏れに直結
し、このエアー漏れがエアーボートの実使用時に生じた
場合には浸水に至るため、安全確保の上で問題がある。
また、エアーチューブ2の上記損傷を回避するために
は、アンカーロープ4がエアーチューブ2に接触しない
ように、アンカー5の引下げ、引上げを行わなければな
らず、煩わしいものであった。
更に、潮流等によりエアーボートが揺動する場合等にお
いては、該揺動によるアンカロープ4とエアチューブ2
との接触を防止するために、布等をアンカーロープ4と
エアーチューブ2との間に当てがうことも行われるが、
これはエアーボートの美的外観を損ねる結果となる。
本考案は、上記問題点を解決するために提案されたもの
であって、周囲にエアーチューブが取り付けられたエア
ーボートにおいて、アンカーの引下げや引上げの際やア
ンカリング中等におけるアンカーロープによるエアーチ
ューブの損傷を防止すると同時に、アンカーの引下げや
引上げ作業を容易にすると共に、エアーボートの美的外
観を向上し得るエアーボートを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するために、 周囲にエアーチューブが取り付けられて成るエアーボー
トにおいて、 アンカーロープの案内溝を有する磨耗防止帯を、エアー
チューブの外側周面の一以上の箇所に、少なくともエア
ーチューブの頂部から最外側の端部に亘り、エアーチュ
ーブの周方向に設けて成ることを特徴とする。
〔作用〕
本考案のエアーボートでは、アンカー引下げ時において
は、アンカーロープのアンカーに近い部分をエアーボー
トの内部側で把持し、該アンカーロープを、エアーチュ
ーブの外側周面に設けた磨耗防止帯の案内溝に沿わせた
状態で、上記アンカーロープの把持を徐々に解除するこ
とによりアンカーを引き下げる。このアンカーロープを
エアーボート内で繋止することにより、エアーボートが
アンカリングされる。
アンカー引上げ時においては、アンカーロープを前記磨
耗防止帯の前記案内溝に沿わせた状態で繰り上げ、アン
カーを引き上げる。
上記アンカーの引下げ、引上げ時においては、アンカー
ロープはアンカーの重さによる張力を受けているので、
アンカーロープは前記磨耗防止帯の前記案内溝に嵌入し
た状態で溝の底部を押圧しつつ滑動する。
このように、一端にアンカーが取り付けられているアン
カーロープは、前記案内溝に案内された状態で、エアー
チューブと擦過し合うことなく、上下動するため、エア
ーチューブの損傷に何ら配慮することなく、アンカーの
引下げ、引上げ作業をスムーズに行うことができる。
また、アンカリング中において、潮流等によりエアーボ
ートが揺動しても、アンカーロープは前記案内溝に嵌入
しているので、アンカーロープがエアーチューブの軸方
向に振れることもない。
更に、アンカーロープに前記揺動により極端な引張力が
加わった場合において、磨耗防止帯が該引張力を負担す
るので、エアーチューブが損傷を受けることもない。
そして、前記磨耗防止帯は、エアーボートのデザイン要
素の一部としても利用され、アンカーの使用時、非使用
時にかかわらずエアーボート自体の美的外観が高められ
る。
〔実施例〕
第1図は本考案のエアーボートの一実施例を示してい
る。
同図においては、エンドオープン型のエアーボートが例
示されている。
このエアーボート周囲には、船底1の後部を除く部分に
エアーチューブ2が取り付けられている。
そして、前記船底1の後部には、必要に応じて図示しな
い船外駆動機が取り付けられる背板3が設けられてい
る。また、アンカーロープ4の一端は、エアーボート内
において繋止されており、このアンカーロープ4の他端
には、アンカー5が取り付けられている。
また、エアーチューブ2の外側周面の少なくとも一か所
(第1図では、一方の舷側の前部の一か所)には、アン
カーロープ4の案内溝6aを有する磨耗防止帯6が、エア
ーチューブ2の周方向に設けられている。
上記磨耗防止帯6の素材としては、硬質ゴム,硬質ポリ
塩化ビニル,アルミニウムやステンレス等の金属類等、
滑り摩擦係数の比較的小さな素材が用いられる。
この磨耗防止帯6の幅方向の断面は、第2図に示すよう
に、裾部がテーパ状の広がりを持った略台形状をしてお
り、案内溝6aを挟んで両側に立ち上り部6bを有してい
る。
第3図は、第2図に示す磨耗防止帯6をエアーチューブ
2に取り付け、案内溝6a内にアンカーロープ4を嵌入し
てアンカー5を釣り下げた状態を示す説明図である。
案内溝6aの両側の立ち上り部6bにより、アンカーロープ
4の案内溝6aへの嵌入が確保される。従って、アンカー
ロープ6は、エアーチューブ2の軸方向にずれることは
ないので、アンカー5の引下げ、引上げをスムーズに行
うことができると共に、潮流等によりエアーボートが揺
動しても、アンカーロープ4がエアーチューブ2の軸方
向に振れることもない。
また、第1図において、これらの磨耗防止帯6は、エア
ーチューブ2の頂部から最外側の端部に亘り設けられて
いるが、アンカーロープ4の繋止位置が、例えば、磨耗
防止帯6の近傍である場合において、アンカーロープ4
はエアーチューブ2のエアーボート内部側にも接触する
おそれがあるときには、磨耗防止帯6をエアーチューブ
2の更に内側にまで亘るように設けてもよい。
更に、例えば、アンカリングの際、あそびを持たせてア
ンカロープ4を繋止した場合において、アンカーロープ
4がエアーチューブ2の底面側と接触するおそれがある
場合には、磨耗防止帯6をエアーチューブ2の更に底面
側にまで亘るように設けてもよい。
第4図(A),(B)は、磨耗防止帯の他の態様を示す
説明図である。
第4図(A)は、第2図に示す案内溝6aの底面に複数の
凸状の曲率面を形成し、アンカーロープ4が上記曲率面
の頂部と当接するように、磨耗防止帯6を形成したもの
である。
同図の磨耗防止帯6を用いる場合には、アンカー5の引
下げ、引上げの際、アンカロープ4と磨耗防止帯6との
摩擦抵抗が小さくなるので、一層上記引下げ、引上げが
容易となる。
第4図(B)は、円柱を均等に二分した形状の半円柱部
材の複数本を並行に配置して磨耗防止帯6′を形成した
ものである。
同図の磨耗防止帯は、半円柱間に案内溝が複数個形成さ
れるので、アンカーロープ4は任意の隣接する半円柱部
材の間に配置すればよく、アンカーロープ4の案内溝へ
の嵌入が容易となる。
なお、第1図においては、一方の舷側の前部の一か所
に、磨耗防止帯6を設けたが、磨耗防止帯6を設ける位
置はこれに限定されるものではなく、例えば、エアーボ
ートの先端部に設けることもできる。また、例えば、両
舷側それぞれの前部又は後部、或いは両舷側それぞれの
前部及び後部の複数箇所に設けることもできる。
このように、両舷側の前部又は後部、或いは両舷側の前
部及び後部に磨耗防止帯6を設けた場合には、各磨耗防
止帯6がエアーボートのデザインと融合し、エアーボー
トの美的外観を向上させる。
加えて、上記磨耗防止帯6は接岸時等におけるエアーボ
ートの舷側を保護する防舷部材としての役割も果たし、
また水泳やスキンダイビング等の際にエアーボートへの
乗降に用いるラダーを取り付ける際の保護部材としても
使用できる。
また、第1図においては、エンドオープン型のエアーボ
ートを例示したが、エンドクローズド型のエアーボート
についても本考案が適用されることは言うまでもない。
〔考案の効果〕
本考案のエアーボートでは、エアーチューブの外側周面
の一以上の箇所に、少なくともエアーチューブの頂部か
ら最外側の端部にかけ、エアーチューブの周方向に、ア
ンカーロープの案内溝を有する磨耗防止帯を設けたの
で、アンカーの引下げ、引上げ作業において、アンカー
ロープとエアーチューブの側面との擦過により生ずるエ
アーチューブの損傷を防止することができる。
また、アンカリング中においては、潮流,風,波浪等に
よるエアーボートの水平方向及び垂直方向の揺動により
生ずる、アンカーロープとエアーチューブの側面との擦
過により生ずるエアーチューブの損傷を防止することが
できる。
この結果、上記擦過による損傷に起因する、エアーチュ
ーブのエアー漏れを防止できるので、安全性の高いエア
ーボートが実現できる。
更に、上記案内溝の低部に複数の凸状の曲率面を設けた
場合には、アンカーの引下げ、引上げ時における、アン
カーロープと案内溝低部との摩擦抵抗を小さいものとす
ることができるため、アンカーの引下げを一層容易にす
ることができる。
磨耗防止帯を半円柱部材の複数本を並行に配置して形成
した場合には、半円柱間に案内溝が複数個形成されるの
で、アンカーロープの案内溝への嵌入が容易となる。
また、潮流等によりエアーボートが揺動する場合等にお
いては、該揺動によるアンカーロープとエアーチューブ
との接触を防止するために、布等をアンカーロープとエ
アーチューブとの間に当てがう必要も無く、むしろ、磨
耗防止帯を適宜箇所に設けた場合には、該磨耗防止帯が
エアーボートのデザインと融合してエアーボートの美的
外観を向上させることができる。
加えて、上記磨耗防止帯は接岸時等における防舷効果を
有する他、水泳やスキンダイビング等の際にエアーボー
ト乗降に用いるラダー取り付け部の保護部材としても使
用できるので、その利用価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のエアーボートの一実施例を示す説明
図、第2図は第1図のエアーボートに使用した磨耗防止
帯の断面図、第3図は第2図に示す磨耗防止帯の使用態
様を詳細に示す説明図、第4図(A),(B)は磨耗防
止帯の他の態様を例示する説明図、第5図は従来のエア
ーボートの舷側の断面を示す説明図である。 2……エアーチューブ 4……アンカーロープ 6,6′……磨耗防止帯 6a……案内溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲にエアーチューブが取り付けられて成
    るエアーボートにおいて、 アンカーロープの案内溝を有する磨耗防止帯を、エアー
    チューブの外側周面の一以上の箇所に、少なくともエア
    ーチューブの頂部から最外側の端部に亘り、エアーチュ
    ーブの周方向に設けて成ることを特徴とするエアーボー
    ト。
JP278590U 1990-01-17 1990-01-17 エアーボート Expired - Fee Related JPH0751434Y2 (ja)

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