JPH07509794A - コンピュータに割り当てられたリソースを管理する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 コンピュータに割り当てられたリソースを管理する方法発明の分野 本発明は、コンピュータに割り当てられたリソースを管理する方法であって、割 り当てられたリソースを時間監視により維持又は解除するような方法に係る。

先行技術の説明 コンピュータシステムにおいて特定のタスクを実行する場合には、ハードウェア 、ソフトウェア及び／又はメモリリソースを繰り返し使用することに基づいて多 数のリソース間を共働させることがしばしば必要である。従って、リソースの使 用は、コンピュータンステムの部分がコンピュータのハードウェアに属するか計 算能力に属するか又は記憶能力に属するかに係わりなく、特定のタスクを実行す るようにこれら部分を割り当てることに基づく。

リソース割り当てシステムは、既知のコンピュータが、割り当てられたリソース を監視するための特に進歩したシステムを備えていないという点で、問題がある 。特に、コンピュータに指定されたタスクを完了した後に、例えば、機能不良や 、プログラミングエラー等の何らかの理由で、全ての又は幾つかのリソースが解 除されないことがある。実際に、このような問題があると、システムがある種の リソースを長期間使用できなかったり、又はシステムにおいて不必要に長期間割 り当てられたリソースが存在することが起き易い。これは、ひいては、能力を低 減すると共に、かなり前に完了した１つ以上のタスクにある形式の全てのリソー スが割り当てられたままである場合には最終的にオペレーションの停止を招くこ とになる。

この問題に対する１つの解決策は、一定時間監視であり、これは、リソースによ って実行されるべきタスクの最大時間中を決定できる場合に使用することができ る。リソースは、この最大時間に対して割り当てられ、その後、もしリソースが 解除されなかった場合にはそれ自身で解除する。不定時間について割り当てられ るリソース、又は非常に長時間割り当てられるリソースには、周期的な監視が使 用されている。従って、システムの全てのリソースがタスクを変化させたことが 断続的にチェックされる。このようなことが起きなかった場合には、メインタス クがシステムを通じてまだ完了していないかどうかがチェックされ、それに基づ いて、リソースが解除されるか又は不変のままとされる。この手順の１つの用途 は、あるメモリがページ（リソース）に分割されそして異なるメモリページの使 用がプログラムの実行中に監視されるような仮想メモリ管理である。未使用のペ ージは、必要なときに大量メモリからの新たなページと交換される。この周期的 監視の欠点は、システムに負荷をかけると共に、複雑なことである。というのは 、割り当てられた全てのリソースをチェックする監視手順を間欠的にスタートさ せねばならず、且つシステムがチェックルーチンと並列に動作すべき場合には常 時新たなリソースが割り当てられる一方で古いリソースが解除されるので非常に 複雑な管理アルゴリズムになるからである。加えて、長いタスクの一定時間監視 において、平均所要割り当て時間が全タスクに必要な時間の一部分に過ぎないた めに監視時間内に不必要にリソースの割り当てが生じる場合には、監視頻度と実 行との間に優先順位の競合が生じる。例えば、仮想メモリ管理において交換され るべきメモリページは、必要とされるまで即ち主として中央メモリがいっばいに なるまで解除されず、これは、例えば、仮想メモリを使用しないバックグランド ルーチンの実行中にシステムの能力を低減する。

発明の要旨 本発明の目的は、リソースが不定の時間中に不必要に割り当てられたままである 場合にリソースの割り当てを排除することによりリソース管理問題を解消するこ とである。これを達成するために、本発明の方法は、実行されるへきタスクに対 して必要とされるリソースを管理するためにタスクコントローラを割り当て、 上記タスクコントローラによりタスクを実行するのに必要なリソースを割り当て 、 上記コントローラにより各リソースにおいて時間監視をスタートし、タスクによ り必要とされる場合には各時間監視周期が終了する前に上記コントローラにより リソースの割り当てを更新し、そして上記タスクの完了後に上記タスクに割り当 てられた全てのリソースを上記コントローラにより解除する、 という段階を特徴とする。

従って、本発明によるタスクコントローラは、特定のタスクの実行に対してリソ ースを割り当てるときに、そのタスクの性質に適合するときには最大割り当て時 間に等しい時間周期についてリソースがそれ自身で時間監視をスタートするよう に要求するか、又は不定の時間周期についてリソースを割り当てるように動作し 、この割り当て時間は、例えば、全てのケースの９０％（統計学的に）がその割 り当て時間内に処理されるような使用の分配に基づくものである。本発明による 方法は、ハードウェアリソース（ＨＷ）及びソフトウェアリソース（ＳＷ、例え ば、メモリバッファ）の両方の管理に適している。本発明の方法は、その動作が 時間監視に基づいており且つ全てのエラー状態を単に再スタートによって処理で きるので、動作上の信頼性が非常に高い。又、本発明による方法は、異なるリソ ース間の通信に信頼性がないような環境においても作用し得る。本発明の方法は 、近代的なモジュラ−及びオブジェクト指向のプログラミング方法も良好にサポ ートする。

本発明による方法の他の好ましい実施例は、請求の範囲に開示されたことを特以 下、添付図面を参照し、本発明を一例として説明する。

図１ａないしｌｃは、通常のケースにおける本発明による方法のリソース管理シ ーケンスを示す図である。

図２は、リソースの割り当ての更新を示す図である。

図３ａないし３ｃは、種々のリソース割り当て解除状態を示す図である。

好ましい実施例の説明 図１ａにおいて、中央ユニット２のようなコンピュータシステム、即ち実行され るべきタスクという観点から外部環境は、タスクに対してコントローラｌを割り 当てる。このコントローラは、ハードウェア又はメモリエリアリソースであって 、他のリソースを整合された仕方で制御できるものである。このコントローラは 、外部環境２がこれを個別に更新しない場合には一定時間の経過後にそれ自身を 自発的に解除するようにスケジュールすることもできるし、或いは外部環境２の みによって解除することもできる。

図１ｂにおいて、コントローラｌは、コンピュータシステムからの必要なリソー スを割り当て、この場合には、キーボード（図示せず）の読み取り回路３及びメ モリバッファ４をハードウェアリソースとして割り当てる。従って、コントロー ラに指定されたタスクは、キーボードからメモリバッファへキャラクタを読み取 ることである。更に、コントローラは、キーボード読み取り回路及びメモリバッ ファ４において個別の時間監視をスタートする。この時間監視の周期は、リソー スごとに異なり、例えば、読み取り回路３において６０秒でありそしてメモリバ ッファ４において１２０秒である。上記のように、リソースは、タスクに指定さ れた最大時間又はタスクの見込み時間中に基づいて割り当てることができる。

その後、リソースの時間監視は、コントローラもコンピュータシステムの他の部 分も緊張を与えず、各リソースはこの点についてそれ自体を監視する。時間監視 は、例えば、簡単な時間カウンタプログラムによって実現することができ、この プログラムは、各リソースの動作を制御するプログラムに取り付けられるか、或 いはプログラム又はハードウェアリソースにおいて作動される。

図１ｃにおいて、システムは、割り当てられたリソースを使用することにより所 与のタスクを実行し、そしてタスクが完了した後に、全てのリソースが直ちに解 除される。リソースとの通信は、コントローラｌを経て行われる。コントローラ が一定時間割り当てられた場合には、その考えられる更新を、コントローラ自体 の時間監視の解除の前に行わねばならない。

図２は、タスクを完了するためにリソースの更新が必要とされるケースを示して いる。図１ｂにおいて割り当てられたリソースが５０秒間割り当てられそしてタ スクがまだ完了しない場合には、コントローラｌは、更に６０秒間の更新要求ａ により読み取り回路３の割り当てを更新する。これにより、バッファ３は、コン トローラに対する更に別の割り当てを確認する（矢印ｂ）か、又はその更新要求 を受け入れず／それに応答せず、コントローラそれ自体が解除することができる 。

本発明によるハンドシェーク動作は、リソースが、特定リソースの時間監視の中 以上に不必要に割り当てられたままとならないよう確保する。リソースは、タス クの完了後にコントローラにより解除されないときだけ、即ちリソースが不定の 時間割り当てられたままとなるときだけ、時間監視に基づいて解除され、割り当 ての更新は、例えば、全てのケースの１０％という所与の使用分配パラメータに 基づいて稀に要求されるだけである。従って、リソース管理は、本発明による方 法においてほとんど容量を束縛しない。

システムの信頼性及び使用できる容量にもよるが、時間監視の巾を最小にするこ とと、更新要求の回数を最小にすることは、互に相反するものであり、従って例 えば、中央ユニットに特定の固定のパラメータ又は各タスクに対して最適化され たコンピュータパラメータのようなパラメータによって必要な妥協が決定される 。

これに対応して、図２のメモリバッファ４の割り当ては、もし必要であれば、タ スクのスタートから１１０秒後に更新することができる。割り当ての更新後、図 １ｃに示す状態に復帰し、タスクの完了を待機する。

図３ａは、システムの一部分（この特定の場合は読み取り回路３）がダメージを 受けるか及び／又は通信不能であるような状態を示している。従って、タスクコ ントローラ１の割り当てのその後の更新要求ａは欠陥となり（確認すが受け取ら れない）、従って、コントローラｌは、おそらくタスクの欠陥の指示Ｃをその開 始部（中央ユニット）へ送った後に、それ自身解除する。

図３ｂに示す状態では、メモリバッファ４の一定時間監視が解除され、メモリエ リアが解放される。この状態は、一般に、図３ａについて述べたハードウェア欠 陥又はコントローラの機能不良から生じる。従って、たとえリソース間の通信に 信頼性がなくても、各々の時間監視が解除されたときに全てのリソースが解除さ れる。

図３０は、タスクコントローラが欠陥となるか又はその所定時間の割り当てが更 新されずそれが解除されるケースを示している。その後、更新要求がない場合に は、他の全ての割り当てられたリソースがそれら自身の時間監視手順に基づいて 解除される。

本発明の種々の実施例は、上記した解説のための実施例に限定されるものではな く、請求の範囲内で変更し得ることが当業者に明らかであろう。

ＦＩＧ、１ａ ＦＩＧ、１ｃ ＦＩＧ、　３ａ Ｆｌｏ、３ｃ フロントページの続き （８１）指定回　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＰＴ、ＳＥ） 、０Ａ（ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、　ＣＩ、　ＣＭ、　ＧＡ、　ＧＮ、　ＭＬ、 　ＭＲ，ＮＥ、ＳＮ。

ＴＤ、ＴＧ）、ＡＴ、ＡＵ、ＢＢ、ＢＧ、ＢＲ，ＢＹ。

ＣＡ、ＣＨ，ＣＺ、ＤＥ、ＤＫ、ＥＳ、ＦＩ、ＧＢ、ＨＵ、ＪＰ、ＫＰ、ＫＲ， ＫＺ、ＬＫ、ＬＵ、ＭＧ、ＭＮ、ＭＷ、ＮＬ、Ｎｏ、ＮＺ、ＰＬ、ＰＴ、Ｒ○、 　ＲＵ。

ＳＤ、ＳＥ、ＳＫ、ＵＡ、ＵＳ、ＶＮ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．コンピュータに割り当てられたリソースを管理する方法であって、割り当て られたリソースを時間監視により維持又は解除するような方法において、実行さ れるべきタスクに対して必要とされるリソースを管理するためにタスクコントロ ーラ（１）を割り当て、 タスクを実行するのに必要なリソース（３，４）を上記タスクコントローラ（１ ）により割り当て、 上記コントローラにより各リソースにおいて時間監視をスタートし、タスクによ り必要とされる場合には各時間監視周期が終了する前に上記コントローラにより リソースの割り当てを更新し、そして上記タスクの完了後に上記タスクに割り当 てられた全てのリソースを上記コントローラ（１）により解除する、 という段階を特徴とする方法。
2. ２．上記タスクコントローラ（１）は、時間監視が設けられたリソースとして形 成される請求項１に記載の方法。
3. ３．各リソース（１，３，４）の時間監視周期が更新なしに終了するときには、 リソースが自発的に解除される請求項１又は２に記載の方法。
4. ４．各リソース（１，３，４）の時間監視周期は、タスクの最大実行時間に基づ いて決定される請求項１、２又は３に記載の方法。
5. ５．各リソース（１，３，４）の時間監視周期は、タスクの実行見込み時間に基 づいて決定される請求項１、２又は３に記載の方法。