JPH07508815A - タンク排気制御組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 タンク排気制御組立体 発明の背景と要約 本発明は、タンク排気制御組立体に関し、そして詳細には、燃料タンクにおける 孔を通った燃料蒸気の流れを制御するための装置に関する。

さらに詳細には、本発明は、高タンク圧力条件の発生に応答して燃料蒸気圧を選 択的に放出し、真空条件の発生に応答して燃料タンクに空気を導入するためのタ ンク排気制御組立体に関する。

燃料蒸気は、燃料タンクと燃料ポンプからの液体燃料の間の温度差とともに、正 常車両動作中の燃料タンクのスロッシングと撹拌により、燃料タンクにおいて生 成される。新しい燃料蒸気の生成から発生する圧力蓄積は、適正に軽減されなけ ればならない。この理由のために、多くの車両燃料系統は、燃料タンクにおける 高圧条件の発生に応答して比較的多量の燃料蒸気を放出することができるタンク 排気制御組立体を装備する。

タンク排気制御組立体で達成される感度を最大にし、同時に、製造費用と組立て 上の困難を最小にすることが、長く望まれた。約１〜２インチ程度の水圧力差に 応答して燃料タンクから燃料蒸気を放出し始めるために十分な感度のタンク排気 制御組立体を設けることが望ましい。事実、これらの必要条件を満たす弁設計は 、開オリフィスに密接に擬態する。

いずれ埒せよ、感度の必要条件を満たすことは、比較的低い圧力差に応答して廖 較的高い作動力を発生することができる弁を要求し、長く、工学努力がこの領域 に集中された。

タンク排気制御組立体は、排気組立体を作動する圧力信号を設けるために燃料タ ンクからの少量の燃料蒸気の使用に基づき、燃料タンクから大容積の燃料蒸気の 放出を可能にする。そのような系統は、例えば、米国特許第４．９５３．５８３ 号と第５．０６５．７８２号において開示される。しかし、製造能力を妥協する ことな（、所望の感度を達成するようにそのような系統を設計することは、困難 であることが立証された。

高タンク圧力条件中燃料タンクから適度の燃料蒸気放出を設けるほかに、良設計 のタンク圧力制御組立体は、所定のレベル以下への燃料タンクの圧力の低減に応 答することができなければならない。これらのタンク真空条件は、通常、燃料タ ンクに環境空気を導入し、燃料タンクにおける燃料蒸気圧をほぼ大気圧にするこ とにより軽減される。しかし、タンク排気制御組立体を不必要に複雑化すること なく、適度のタンク真空逃し機能を設けることは、長く問題であった。

本発明により、燃料タンクにおける孔を通して燃料蒸気の排気を制御するための 装置が設けられる。装置は、部分的に、孔に取り付けたハウジングと、ハウジン グにおいて可動な弁とを具備する。ハウジングは、出口を含むように形成され、 燃料タンクと出口の間に燃料蒸気のための排気経路を規定する。弁は、燃料蒸気 の流れを阻止するロッキング位置と、排気経路に沿って燃料タンクと出口の間の 燃料蒸気の流れを許容する排気位置との間でハウジングにおいて可動である。バ ネが、阻止位置の方に弁を押肛する。

装置はま纒バネに抗して排気位置の方に弁を移動させるために、燃料タンクから の燃料蒸気を使用するための手段を具備する。使用手段は、燃料タンクからの燃 料蒸気を収容する排気制御室と、燃料タンクから排気制御室に燃料蒸気を連通さ せる導管とを含む。導管は、第１部分と、第１部分に関して可動な第２部分とを 有し、中間部分を規定する。

装置は、さらに、排気経路により排気する燃料蒸気が中間部分に侵入するのを防 止するための障壁を設けるために、導管の第１部分における弁の間に配設したた わみ仕切りを具備する。たわみ仕切りは、弁が阻止位置から排気位置の方に移動 する時、障壁を維持するために変形可能である。

都合の良いことに、発明の好ましい見地により、導管は、ハウジングの中実軸に 沿って配設される。組立体は、中実軸の回りで高度に対称的であり、製造と組立 てを簡易化にする。

さらに、本発明により、車両燃料タンクにおける孔による燃料蒸気の排気を制御 し、かつ、真空条件の発生に応答して燃料タンクへ空気を導入するための装置が 設けられる。装置は、部分的に、孔に取り付けたハウジングと、ハウジングにお いて可動な弁とを具備する。ハウジングは、出口を含むように形成され、燃料タ ンクと出口の間に燃料蒸気のための排気経路を規定する。弁は、排気経路に沿っ て燃料タンクと出口の間の燃料蒸気の流れを阻止する阻止位置と、排気経路に沿 うて燃料タンクと出口の間の燃料蒸気の流れを許容する排気位置との間で可動で ある。

装置は、さらに、ハウジングにおいて取り付けた弁作動器を具備する。

弁作動器は、弁に阻止位置を占めさせる静的位置と、排気位置の方に弁を付勢す るｆ’４位置との間で燃料タンクからの燃料蒸気圧に応答して可動である。

装置は、さらに、弁作動器を弁にすべり可能に結合するための手段を具備する。

すべり可能な結合手段は、所定レベル以下への燃料タンクの燃料蒸気圧の低減に 応答して、弁作動器を静的位置から作動位置に移動させることなく、弁を阻止位 置から排気位置に移動させる。

発明の付加的な目的、特徴及び利点は、現在認知された如〈発明を実施する最良 形態を例示する好ましい実施態様の次の詳細な説明の考察により、技術における 当業者には明らかになるであろう。

図面の簡単な説明 詳細な説明は、添付の図面を詳細に参照する。

第１図は、燃料タンクから排気経路に沿って出口への燃料蒸気の流れを阻止する 阻止位置における弁を示す、本発明によるタンク排気制御装置の断面図である。

　第２図は、燃料タンクから排気経路に沿って出口への燃料蒸気の流れを許容す る排気位置へ移動された弁を示す、第１図のタンク排気制御装置の図である。

第３図は、燃料タンクにおける燃料蒸気圧が所定レベル以下に低減される時、静 的位置における隔壁組立体と、排気位置へ隔壁組立体に関して移動された弁とを 示す、第１図のタンク排気制御装置の図である。

図面の簡単な説明 本発明によるタンク排気制御装置の一つの好ましい実施態様が、第１図に示され る。装置１０は、ハウジング１２と、弁組立体１４と、燃料タンクから適切な処 理装置に過剰の燃料蒸気圧の排気を設けるために協働するたわみ仕切り１６とを 含むことが示される。

第１図に示建た如く、装置１０は、燃料タンクの頂壁２ｏにおいて形成した孔１ ８．ｌ、壬おいて取り付けられるように設計される。装置１ｏは、一般に、例え ば、木炭入り蒸気回復キャニスタである燃料蒸気処理装置２２に連結される。

ハウジング２２は、流れ遮蔽２８によって下方室２４と上方室２６に分割された 中空内部を含むように形成される。下方室２４は、ロールオーバ弁組立体３０を 収納し、上方室２６は、弁組立体１４と仕切り１６を収納する。

ハウジング１２は、燃料タンクからの燃料蒸気を上方室２６に通過させる複数の 入口又は窓３２を含むように形成される。入口３２は、比較的大容積の燃料蒸気 を上方室２６に通過させる大きさであり、続いて記載される如く、最終的に上方 室２６からキャニスタ２２へ排気する。ハウジング２２はまた、燃料タンクから の比較的小容積の燃料蒸気を下方室２４に侵入させる複数の比較的小径０人口３ ４を含むように形成される。この比較的小容積の燃料蒸気は、続いて記載される 如く、弁組立体１４を作動させるための圧力信号として役立つために上方室２６ に輸送される。

ハウジング１２はまた、ハウジング１２からキャニスタ２２への燃料蒸気の通過 を許容する出口３６を含むように形成される。特に、出口管３８は、ハウジング １２のカバー４０において形成される。カバー４０は、溝４２におけるはめ込み 係合のために設計される。０リング又は他めに設けられる。

ハウジング１２は、こうして、燃料タンクと出口３６の間に燃料蒸気の排気経路 を規定する。第２図に示された如く、矢印４Ｇによって指定された燃料蒸気：！ ３ハウジング１２によって規定された排気経路に沿って燃料タンクから知日３６ に流れる。

排気経路に沿った燃料蒸気の流れは、弁組立体１４によって制御される。弁組立 体１４は、弁４８と弁作動器５０を含む。弁４８は、一般に、「ポペット」弁と して公知な多様な弁である。

弁４８は、（第１図に示された）阻止位置と（第２〜３図に示された）排気位置 の間で可動である。阻止位置にある時、弁４８は、弁座を設ける仕切り５３の表 面５１に対して着座する。仕切り５３は、好ましくは、開口５５を含むように形 成された環状インサートである。ガスケット５７は、仕切り５３とハウジング１ ２の内壁の間の密封係合を保証するために設けられる。弁４８は、こうして着座 した時、排気経路に沿って燃料タンクと出口３６の間の燃料蒸気の流れを阻止す る。表面５１から排気位置へ移動された時、弁４８は、排気経路に沿って燃料タ ンクと出口３６の間の燃料蒸気の流れを許容する。弁組立体１４はまた、弁４８ を阻止位置の方に押圧するために、流れ遮蔽２８と弁４８の間に作用するバネ５ ２を含む。

弁４８は、内部領域５６を規定する転置カップ５４を含む。弁４８はまた、転置 カップ５４の中央位置から突出する直立スリーブ５８を含む。

カップ５４は、内部領域５６とスリーブ５８の内部を流体連通においてリンクす る開口６０を含むように形成される。開口６０は、スリーブ５８のための人口と して役立つ。

弁作動器５０は、燃料タンクの燃料蒸気圧が所定レベルを超える時、阻止位置か ら排気位置にバネ５２に抗して弁４８を移動させるように設けられる。燃料タン クからの燃料蒸気は、第２図に示された排気位置の方に弁４８を付勢する、弁作 動器５０を押し下げるために使用される。

弁作動器５．”６は、インサート６６とカバー４０の間に周囲縁を取り付けた隔 壁６４−又は他の適切な弾性密封材料を含む。インサート６６は、好ましくは、 上方円形支持部分６７と下方壁部分６９を有するリング形状支持部材である。上 方支持部分６７は、隔壁６４の周囲縁６３を収容するような大きさの溝７１を含 むように形成される。溝７１は、カバー４０において形成した類似の溝７３と整 列し、隔壁６４の周囲縁６３を収容し支持するための凹部を設けるために協働す る。

下方壁部分６９は、隔壁６４の下に室７５を規定するために隔壁６４の下側と協 働する。下方壁部分６９は、好ましくは、室７５からの燃料蒸気の制御された解 放のために、室７５のための出口孔として役立つ４つの等間隔矩形間ロア７を含 むように形成される。弁４８を通過して開口５５により排気される燃料蒸気は、 室７５に入り、ここで、矩形間ロア７を通って出口３６に達するまで一時的に保 持される。

隔壁６４は、圧力を隔壁６４に対して加えるために、下方室２４からの燃料蒸気 信号を受け使用するための排気制御室６２を規定するために、カバー４０と協働 する。カバー４０は、排気制御室６２を出口管３８と流体連通において連結する ためのブリード通路６５を含むように形成される。こうして、排気制御室６２に おいて集積する燃料蒸気は、最終的に、ブリード通路６５を通って出口管３８と こうして出口３６に消散する。

隔壁６４は、（第１図に示された如く）弁４８を弁座５１に着座した阻止位置に とどまらせる静的位置と、（第２図に示された）排気位置の方にバネ５２の押圧 に抗して弁４８を座５１から付勢する作動位置との間で排気制御室６２における 燃料蒸気圧の集積に応答して可動である。

都合の良いこ゛とに、室６９において一時的に保持された燃料蒸気は、燃料タン クからの排気がもはや必要でなく時、静的位置へ隔壁６４を戻すのを補助する。

一対の剛性プラスチック裏当て板７０と７２は、隔壁６４を挟み込む。

裏当て板７０は、一対の離間した直膨隆起７４を含む。隆起７４は、排気制御室 ６２の中央部分において燃料蒸気を一時的に捕捉する補助をし、燃料蒸気が排気 制御室６２の外側部分に消散し、排気制御室６２と出口管３８の間に形成したブ リード通路７６により出口管３８に漏れる代わりに、燃料蒸気圧が隔壁６４の中 央部分に作用することを保証する。

裏当て板７２は、従属スリーブ７８を含むように形成される。スリーブ７８の上 方部分８０は、隔壁６４において形成した中央開口を通って突出する。都合の良 いことに、スリーブ７８は、弁作動器５０を弁４８にすべり可能に結合するため の手段を設けるためにスリーブ５８と協働する。スリーブ７８は、直立スリーブ ５８の終端部分と嵌合する内側圧８２を含む。スリーブ７８の終端部分は、カッ プ５４における肩８４に係合する。こうして、弁作動器５０は、弁４８を阻止位 置から移動させるために、スリーブ５８とカップ５４に係合する。

さらに都合の良いことに、スリーブ５８と７８は、弁隔壁６４が静的位置から作 動位置に移動することなく、座５１から排気位置の方に弁４８を移動させるすべ り継手を設けるために協働する。この特徴は、弁４８を真空逃がし弁として機能 させる。すなわち、燃料タンクの燃料蒸気圧が所定レベル以下に低減される時、 弁４８は、燃料タンクをほぼ大気圧に復元するために、弁作動器５０によって作 動されることなく、その弁座から移ＩＩ！！ｌする。

スリーブ５８と７８の別の利点は、隔壁６２に作動信号を設けるために、排気制 御室６２への小容積の燃料蒸気の伝達のための導管の部分を設けるために協働す ることである。注記した如く、燃料蒸気信号は、その機能を行うために、下方室 ２４から排気制御室６２に輸送される。

装置１０は、こうして、ハウジング１２の中央縦軸に沿って整列した導管を備え る。この「同心」構成は、多数の利点を設ける。例えば、同心配置は、阻止位置 と排気位置の間の少量の移動を有する比較的大径のカップ５４を与える。これに より、開口５５の直径を拡大させることな（、迅速な応答が許容される。

加えて、本配置は、排気のための比較的大容積の室７５を設けることにより、開 口５５による燃料蒸気速度を低下させることができる。これは、高燃料蒸気速度 において、液体燃料の飛沫液滴が、開口５５により排出され最終的にキャニスタ ２２に通過し、その有効性を縮小する大きな傾向を有するために望ましい。本配 置は、さらに、低レベルのタンク圧力でさえも高度に感応性の比較的大径の隔壁 ６４の使用を許容し、同時に、比較的小径のハウジング１２を維持する。導管は 、第１部分と、第１部分に関して可動な第２部分とを含み、中間部分を規定する 。管８６は、導管の第１部分を設けるが、スリーブ５８と７８は、導管の第２部 分を設けるために協働する。

管８６は、ハウジング１２の中実軸に沿って流れ遮蔽２８から上方に突出する。

管８６は、管８６を下方室２４における燃料蒸気と流体連通させる入口８８を含 む。管８６は、出口９０において終端する。管８６にはまた、適正位置において 仕切り１６を保持する補助をするための押え突起８９を設置相あり、カップ５４ が、排気中、管８６に関して移動する時、仕切り１２′６が結束するのを防止す る。　第１図に示された如く、出口９０は、スリーブ５８の入口６０と整列され 、弁４８が阻止位置にある時、軸方向に離間した関係にあり、導管の中間部分９ ２を創設する。

対照的に、弁４８が、第２〜３図に示された如（排気位置に移動される時、管４ ８の終端部分は、カップ５４の内壁に当接し、こうして、出口９０と入口６０を 結合させる。

出口９０と入口６０が第１図に示された如く、離間している時、出口９０を通っ て中間部分９２に漏れる燃料蒸気は、もちろん、所望に応じて、入口６０に入る よりも、上方室２６において消散する。加えて、入口３２を通って上方室２６を 入る燃料蒸気は、中間部分９２に通過することができる。

これは、弁４８の「閉点」において特別に望ましくない衝撃、すなわち、弁４８ が一層の排気を防止するために排気位置から阻止位置に戻る圧力を有する。排気 燃料蒸気が、内部領域５６に入り、開口６０を通ってスリーブ５８．７８に通過 し、最終的に排気制御室６２に達するようにされるならば、そのような燃料蒸気 は、隔壁６４に非所望の作動力を加える。これは、静的位置への隔壁６４の移動 を遅らせ、こうして、阻止位置への弁４８の移動を遅らせる。たわみ仕切り１６ は、矢印４６によって示された排気経路に沿って上方室２６を通って排気される 燃料蒸気が中間部分９２に入るのを防止する障壁を設けることにより、この問題 を防止する補助をする。

たわみ仕切り１６は、好ましくは、低硬度耐液体エラストマーから成る円筒転勤 膜である。仕切り１６は、カップ５４の内面において形成した円筒座９８に密蓼 係合する外側周囲縁９６を含む。周囲縁９６は、バネ５２の力により＋Ｍｔ部分 的に座９８に保持される。それから、中間領域９２は、カップ５４の内壁と仕切 り９４によって規定される。

仕切り１６は、入口３２により上方室２６に入る燃料蒸気からの過剰燃料蒸気圧 にさらされる時、仕切り１６は、たわみ、極条件下で、座９８から外れ、排気経 路４６における燃料蒸気の非所望の混合を生じさせ、燃料蒸気は管８６の出口９ ０から出る。仕切り１６が座９８から外れるのを防止するために、円筒リブ１０ ０が、カップ５４の内壁から突出し仕切り１６に突き当たるように設けられる。

　装置１０はまた、前記の如くロールオーバ弁組立体を設けられる。多数の設計 の内の任意のものが使用されるが、好ましいロールオーバ弁組立体は、浮き弁１ ０２、又は浮き弁の慣性作動のための捕捉されたステンレス鋼ボール１０４を備 える他の液体弁別器を含む。浮き弁１０２は、下方室２４から入口８８を通った 燃料蒸気と液体燃料の流れを阻止するために、表面１０５に密封係合して着座す るニップル１０３を含む。類似のロールオーバ弁組立体の特徴と動作は、米国特 許第５．０６５．７８２号において記載され、その関連部分は、参照としてここ に取り入れられた。

特に、ロールオーバ弁組立体３０は、浮き弁１０２と捕捉されたボール１０４の ほかに、保持器１０８と支持組立体１１０を含む。浮き弁１０２は、ボール１０ ４が位置付けられた浮き室１０７を規定するために、支持組立体１１０と協働す る。保持器１０８は、ハウジング１２において形成した開口１１２に嵌め込むよ うに設計される。保持器１０８はまた、保持器１０８の周囲の回りに略等間隔で 位置付けられた複数の垂直フィン１１４を含む。保持器１０８は、さらに、液体 燃料が、燃料タンクにおいて特別に高い液体燃料レベルにおいて通過する円形開 口１１８を含むよう、１４形成された頂面１１６を含む。略等間隔で配置された ４つの垂直タブ１２０は、開口１１８の境界をなす。代替的に、連続リングが設 けられる。円形隆起１２２はまた、バネ１２６のための座として役立つための環 状溝１２４を形成するために、タブ１２０と離間関係において頂面１１６におい て形成される。タブ１２０は、溝１２４においてバネ１２６を適正位置に維持す る補助をする。

バネ１２６は、（上記の如く溝１２４に着座する）保持器１０８の頂面１１６と 支持組立体１１０において形成した４つの内部タブ１２８との間に張設される。

バネ１２６は、ボール１０４に対してカム作用するために、支持組立体１１０を 保持器１０８から移動させる補助をし、これにより、燃料タンクから入口８８を 通って燃料蒸気の流れを許容する開位置と、燃料タンクから入口８８を通った燃 料蒸気の流れを防止する閉位置からロールオーバ弁１０２を移動させる。

支持組立体１１０は、通常、頂面１１６に載上する円形面１３０において終端す る。支持組立体１１０は、浮き弁１０２に関して移動する如く、浮き弁１０２に おいて形成した開口１３２に嵌め込まれる。支持組立体１１０は、さらに、ボー ル１０４と支持組立体１１０の間の適正なカミング関係を保証するためにボール １０４のための座を設ける湾曲上面１３４を含む。湾曲上面１３４の曲率は、設 計考察により変形される。

例えば、曲率は、車両が所定量以下の勾配を受ける時、浮き弁１０２が開位置に ある如く変化する。随意的に、複数の開口（不図示）が、湾曲上面１３４の回り に略等間隔で支持組立体１１０上に形成され、限定量の燃料蒸気の通過を許容す る。

ロールオーバ弁組立体３０がまた、燃料蒸気が入口３４を通って下方室２４に通 過し、こうして入口８８に達する時、表面での液体燃料移動を設けられる。こう して、リング１０６は、管８６への液体燃料の排出を防止する補助をする。

加えて、浮き弁１０２には、その外面の回りに一様間隔の複数の縦向きリブ（不 図示）を設けても良い。そのようなリブは、浮き弁１０２とハウジング１２の内 壁の間の摩擦接触の領域を最小にする補助をする。

こうして、浮き弁１０２は、下方室２４の下方部分に入る液体燃料において適正 に浮遊し、燃料タンクが、車両転覆中等に、所定の角度を超えて傾斜される時、 入口８８を閉鎖するために移動する。

ロールオーバ弁組立体３０の性能に関する装置１０の別の特徴は、下方室２４と 流体連通しているハウジング１２において形成した複数の排気穴（不図示）であ る。排気穴は、液体燃料レベルが下方室２４の下方部分よりも上昇する時、発生 する「スタンドバイブＪ効果を防止する。

浮き弁１０２はまた、浮き弁１０２が再開するために十分な重量を保持しながら 、浮き高さを決定するための開口１３５を含むように形成される。

弁４８を阻止位置に据えた発明の例示の実施態様の動作が、第１図に示される。

弁４８は、燃料タンクにおける燃料蒸気圧が比較的低い時、図示の如く阻止位置 を占める。浮き弁１０２は、燃料タンクにおける液体燃料レベルが比較的高いな らば、入口８８を通った液体燃料と燃料蒸気の流れを阻止する図示の位置を占め る。そうでなければ、浮き弁１゜２は、燃料蒸気の通過を許容する人口８８がら 離れた位置に移動される。

浮き弁１０２が入口８８から移動された比較的低いタンク圧力により、小容積の 燃料蒸気力１（管８６とスリーブ５８．７８によって形成した導管を通って排気 制御−６２に到達し、隔壁６４のための圧力信号とじて役立つ。具体的に、下方 室２４における燃料蒸気は、入口８８を通って管８６に通過し、出口９０から放 出される。弁４８が阻止位置にある時、管８６は、スリーブ５８から軸方向に離 間される。すなわち、導管の第１部分は、導管の第２部分から離間され、中間部 分９２を規定する。出口９０において管８６を出る燃料蒸気は、中間部分９２に 通過する。

しかし、たわみ仕切り１６を適所に据えると、中間部分９２における燃料蒸気は 、消散して入口３２により上方室２６に入る燃料蒸気と混合するのを防止される 。代わりに、燃料蒸気は、開口６０を通ってスリーブ５８によって規定した通路 への通過のための中間部分９２において保持される。同様に、排気経路に沿って 排気するために上方室２６に入る燃料蒸気は、中間部分９２に入るのを防止され る。

燃料蒸気は、それから、スリーブ５８を通って直接に、スリーブ５８とすべり可 能に気密関係において位置付けられたスリーブ７８に通過する。最後に、燃料蒸 気は、スリーブ７８を出て排気制御室６２へ流れ、隆起７４の存在により最初に 中央部分において集積する。

しかし、低タンク圧力において、排気制御室６４において集積する燃料蒸気は、 第１図に示された如く、静的位置から隔壁６４を移動させるために十分な力を隔 壁６４に供給しない。弁４８は、こうして、排気経路４６に沿って上方室２６を 通った燃料蒸気の流れを防止する阻止位置にとどまる。

第２図に示された如く、高タンク圧力において、排気制御室６２における燃料蒸 気圧寄信号は、隔壁６４を作動位置に移動させるために十分な力を隔壁６４は加 え、順に阻止位置から排気位置に弁４８を移動させる。具体的に、十分な圧力が 排気制御室６２において蓄積され隔壁６４を押下する時、スリーブ７８が、スリ ーブ５８と、肩８４におけるカップ５４に対して直接に作用し、バネ５２の抑圧 に抗して座５１から弁４８を付勢する。

仕切り１６の周囲縁９６はカップ５４の座９８に対して着座するために、縁９６ は、カップ５４とともに移動するように付勢される。しかし、仕切り１６の管状 部分９４は、移動しないように固定された管８６に対して着座する。都合の良い ことに、仕切り１６は、中間部分９２における燃料蒸気を入口３２を通って上方 室２６に入る燃料蒸気から分離する障壁を維持するために屈曲する又は丸くなる ように設計される。第２図に示された屈曲は、装置１０の正常動作において考え られる以上の例示の目的のために幾らか誇張される。

比較的高容積の高加圧燃料蒸気が、入口３２により上方室２６に入る時、実質的 な力が、下面において、すなわち、弁４８の移動方向と反対方向において、たわ み仕切り１６に及ぼされる。都合の良いことに、円筒リブ１００が、図示の如く 仕切り１６に突き当たるように設けられ、この力により仕切り１６が座９８から 外れるのを防止する。

いったん弁４８が座５１からｆ付勢されたならば、燃料蒸気は、排気経路４６に ＩＯってハウジング１２を通って出口３６に流れ、こうして、図示の如く蒸気回 復キャニスタ２２に流れる。弁４８は、燃料タンクにおける燃料蒸気圧が許容レ ベルまで低減されるまで、この排気位置にとどまる。

燃料タンクがこおける燃料蒸気圧が排気を通して低減される時、排気制御室６２ の崖゛力は、もちろん、低減される。排気制御室６２における燃料蒸気によって 加えられた力は、隔壁６４を作動位置において維持するために不十分になる点ま で減少する。隔壁６４は、こうして、第１図に示された静的位置に戻り始める。

排気制御室６２において残る燃料蒸気は、ブリード通路６５を通って出口管３８ に押し出され、最終的に出口３６を通って出る。

加えて、弁４８が座５１の方に戻る時、仕切り１６は、第１図に示された位置に 戻るためにたわむ。こうして、仕切り１６は、中間部分９２における燃料蒸気と 入口３２により上方室２６に入る燃料蒸気の間に障壁を維持し続ける。

タンク真空条件中の装置１０の動作が、第３図に示される。燃料タンクにおける 燃料蒸気圧が、所定レベル以下に低減される時、出口３６から入口３２と、こう して燃料タンクへの排気経路４６に沿った大気圧における空気の逆流により、真 空逃がしを設けることが望ましい。排気経路４６に１９ったそのような逆流を生 じさせるために、弁４８は、もちろん、阻止位置から排気位置の方に移動されな ければならない。高タンク圧力条件下で、これは、排気制御室６２における圧力 蓄積によって達成され、弁４８を作動させるために隔壁６４を移動させる。

しかし、タンク真空条件下で、排気制御室６４の圧力は、明らかに、静的位置か ら作動位置に隔壁６４を移動させるために不十分である。しかし、弁４８での圧 力差は、弁４８を阻止位置から移動させるために十分である。出口管３８と、こ うして、カップ５４の外側部分における圧力は、はぼ大気圧であるが、カップ５ ４の下の圧力（燃料タンクにおける圧力）は、大気用よりも低い。

都合の良いこと（ゴ、弁４８は、この圧力差に反応するために弁作動器５０から 切り離すことができる。弁４８が座５１がら排気位置の方に付勢される時、スリ ーブ５８は、第３図に示された如く、スリーブ７８に関して滑動する。こうして 、弁４８は、排気位置に移動され、一方、隔壁６４は静的位置にとどまる。

それから、環境空気は、排気経路４６に沿って逆流し、燃料タンクに到達し、タ ンク真空条件を軽減する。燃料タンクにおける圧力がほぼ大気圧に戻る時、バネ ５２は、弁４８を座５１に対して着座した阻止位置に押圧させる。

ロールオーバ弁３０は、液体燃料が燃料タンクから下方室を通って排気制御室６ ２に通過するのを防止する目的と、燃料補給中燃料タンクへの過剰燃料の導入を 防止するために燃料注入ノズルにおいて設けた自動遮断機構をトリガーするため の十分な背圧を設ける目的のために設計される。ロールオーバ弁組立体３０はま た、液体燃料のスロッシング又は垂直サージにさらされた時、入口８８を通った 燃料蒸気と液体燃料の流れを防止する閉位置に迅速に移動するように設計される 。ここで使用された用語「スロッシング」は、車両振動又は揺動に応答して本質 的に水平に移動する波を形成する液体燃料の傾向を言う。

燃料タンクにおける液体燃料の比較的低いレベルによる正常車両動作中、浮き弁 １０２は、例えば、第２図と第３図に示された如く、燃料タンクから下方室２４ を通って排気制御室６２への燃料蒸気の流れを許容する開位置に移動される。し かし、装置１０が液体燃料１１のスロッシング又は垂直サージにさらされた時、 比較的大容積の液体燃料が、燃料蒸気において連行さも浮き弁１０２が、例えば 、第１図に示された如８８を通って排出されることが予期される。液体燃料の排 出を最小にするだめに、支持組立体１１０が、サージ又はスロッシングする燃料 の流路に直接に置かれる。すなわち、液体燃料は、開口１１８を通過し、支持組 立体１１０の湾曲上面１３４の下側に打ち当たる。バネ１２６によって供給され た上向き押圧力のほかに、サージ又はスロッシングする燃料によって設けられた 瞬時の上向き力は、ボール１０４に対してカム作用するように支持組立体１１０ を移動させるために作用する。ボール１０４は、順に、浮き弁１０２の表面１０ ５に対してカム作用し、入口８８を通った燃料蒸気と液体燃料の流れを防止する 閉位置へ浮き弁１０２を移動させる。

同様に、ロールオーバ弁組立体３０は、車両が事故中に転覆するか又は極度の勾 配を受ける時の如く、車両が所定角度以上に傾斜される時、閉じるように設計さ れ、液体燃料が燃料タンクから排気制御室６２と潜在的にキャニスタ２２に漏れ るのを防止する。車両が所定の角度を越えて傾斜される時、ボール１０４は、湾 曲上面１３４に関して転回する。

ボール１０４のこの横変位は、こうして、浮き弁１０２の表面１０５に対するボ ール１０４のカミング係合により、浮き弁１０２の垂直引上げに変換される。転 覆中、車両が完全な転倒に近付く時、バネ１２６は、支持組立体１１０を上方に 押しやる補助をし、浮き弁１０２を閉位置に移動させる補助をする。

ロールオーバ組立体３０は、好ましくは、車両動作による慣性効果に応答するよ うに設計される。具体的には、車両の極度の加速又は減速中、ボール１０４は、 湾曲上面１３４において横に移動し、浮き弁１０２を閉位置の方に移町させる。

　ロールオーバ組立体３０はまた、燃料補給材補給中、浮き弁１０２は、液体燃 料の所定レベルにお（Ａで閉じ、入口８８から排気制御室６２への燃料蒸気の漏 れを防止し、こ相こより、燃料蒸気が隔壁６４に対して作用するのを防止する。

燃料蒸気が、こうして、燃料補給中燃料タンクにおいて保持される時、蒸気プラ ンナ・ソトカ犬、燃料タンクの頂部において形成され、燃料タンクが液体燃料で 完全（こ満たされる前に、燃料タンクへの液体燃料の流れを遮断する燃料ノズル 遮断機構をトリガーするために十分な背圧を設ける。これは、燃料タンクが高温 を受けたならば、液体燃料の膨張のための空間を燃料タンク内１こ残すために望 ましい。

液体燃料が燃料タンクにおいて比較的高いレベルに達する時、液体燃料は、保持 器１０８の開口１１８を通過し、浮き室１０７に達するために支持組立体１１０ における穴（不図示）を通過する。浮き室１０７１こおける液体燃料によって生 成された浮力は、ボール１０４と支持組立体１１０に独立に、浮き弁１０２を閉 位置に引上げるために十分になる。

発明が好ましい実施態様を参照して詳細に記載されたが、変形と修正が、次のフ レイムにおいて記載され規定された如く、発明の範囲及び精

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. １．燃料タンクにおける孔を通して燃料蒸気の排気を制御するための装置におい て、 孔において取り付けられ、出口を含むように形成されたハウジングであり、燃料 タンクと出口の間の燃料蒸気のための排気経路を規定するハウジングと、 ハウジングにおいて取り付けられ、弁と弁作動器を含む弁組立体であり、弁は、 排気経路に沿った燃料タンクと出口の間の燃料蒸気の流れを阻止する阻止位置と 、排気経路に沿った燃料タンクと出口の間の燃料蒸気の流れを許容する排気位置 との間で可動であり、弁作動器は、圧力を弁作動器に加え、弁作動器が、排気位 置の方に弁を付勢するように、燃料タンクから燃料蒸気を収容する排気制御室を 含む、弁組立体と、燃料タンクから排気制御室に燃料蒸気を連通する導管であり 、第１部分と、第１部分に関して中間部分を規定する可動の第２部分とを含む、 導管と、 排気経路を通って排気する燃料蒸気が中間部分に入るのを防止するための障壁を 提供するように、弁と第１部分の間に配設されたたわみ仕切りとを具備すること を特徴とする装置。
2. ２．弁が、内部領域を規定する転置カップを含み、導管の第１部分が、第１部分 とカップの間の環状空間を規定するために内部領域に突出し、そしてたわみ仕切 りが、環状空間に広がる請求の範囲１に記載の装置。
3. ３．転置カップが、座を規定する内部円筒リングを含み、そしてたわみ仕切りが ■座に対して着座する周囲縁を含む請求の範囲２に記載の装置。
4. ４．たわみ仕切りが、中央開口と、第１部分を出る燃料蒸気が中央開口を通過す る如く、導管の第１部分に密封関係において嵌装するような大きさの、中央開口 と連通する従属管状部分とを含むように形成される請求の範囲１に記載の装置。
5. ５．弁が、内部領域を規定し、そしてたわみ仕切りが排気経路における燃料蒸気 の力により弁から外れるのを防止するために、たわみ仕切りの少なくとも部分を 支持するように内部領域に突出する円筒リブを含む請求の範囲１に記載の装置。
6. ６．弁が、内部領域を規定する転置カップを含み、バネが、内部領域に突出し、 そしてたわみ仕切りが、内部領域においてバネと転置カップの間に入れ子状に収 められる請求の範囲１に記載の装置。
7. ７．弁作動器が、弁に阻止位置を占めさせる静的位置と弁を排気位置の方に付勢 する作動位置の間の移動のためにハウジングにおいて取り付けられ、そして装置 は、さらに、燃料タンクにおける燃料蒸気圧が所定レベル以下に低減される時、 弁作動器を静的位置から作動位置に移動させることなく、かつ、第１及び第２部 分の間の流体連通を破壊することなく、弁が阻止位置から排気位置の方に移動す る如く、導管の第１及び第２部分を流体連通において維持するために、弁作動器 を弁にすべり可能に結合するための手段を具備する請求の範囲１に記載の装置。
8. ８．導管の第１部分が、弁作動器において形成され、そして第２部分が、弁にお いて形成され、燃料タンクにおける圧力が所定レベル以下に低減される時、弁作 動器に関して弁を移動させるために第１部分内ですべり可能である請求の範囲７ に記載の装置。
9. ９．第１部分が、座を含み、そして第２部分が、燃料タンクにおける燃料蒸気圧 が少なくとも正常レベルである時、座に密封係合する面において終端する請求の 範囲８に記載の装置。
10. １０．弁作動器が、隔壁を含み、そして第１部分が、隔壁を貫通し、そして第２ 部分が弁において形成される請求の範囲７に記載の装置。
11. １１．弁が、弁部材を含み、弁部材においてシール確立表面を有し、結合手段が 、弁部材に結合した第１ステムを含み、そして第１ステムが、第１流路を含むよ うに形成される請求の範囲７に記載の装置。
12. １２．弁作動器が、ハウジングにおいて形成した燃料蒸気収容室を覆う隔壁を含 み、結合手段が、さらに、隔壁に結合した第２ステムを含み、そして第２ステム が、第２流路を含むように形成される請求の範囲１１に記載の装置。
13. １３．第１及び第２ステムが、第１及び第２ステムの相対移動中、第１及び第２ 流路を流体連通において維持するために、入れ子式関係において互いに係合する 請求の範囲１２に記載の装置。
14. １４．弁部材が、車両燃料タンクと連通する内部領域を規定する転置カップを含 み、そして第１ステムが、第１流路の入口を転置カップの内部領域と流体達通さ せるように転置カップに結合される請求の範囲１１に記載の装置。
15. １５．ハウジングが、上方室と下方室を含むように形成され、上方室が、弁と、 弁作動器と、結合手段とを含み、ハウジングが、さらに、上方及び下方室を分離 し、燃料タンクから転置カップの内部領域に燃料蒸気を連通させる導管を設ける 固定仕切りと、導管を開閉させるために下方室において可動なロールオーバ弁と 、排気経路を通って排気される燃料蒸気が転置カップの内部領域に入るのを防止 するための障壁を設けるために転置カップと固定仕切りの間に配設されたたわみ 仕切りとを含み、たわみ仕切りは、弁が排気位置の方にハウジングにおいて移動 する時、障壁を維持するために変形可能である請求の範囲１４に記載の装置。
16. １６．第２部分が、弁に関して可動な直立スリーブと、弁作動器に関して可動で 、直立スリーブにすべり可能に係合する従属スリーブとを含み、その結果、弁が 、所定レベル以下への燃料タンクにおける圧力低減に応答して弁作動器から排気 位置の方に移動する請求の範囲１に記載の装置。
17. １７．弁作動器が、隔壁を含み、第１部分が、隔壁を貫通し、そして第２部分が 弁において形成される請求の範囲１に記載の装置。