JPH07507295A - Hle阻害活性を有するラクタムジペプチド - Google Patents

Hle阻害活性を有するラクタムジペプチド

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JPH07507295A JP6500366A JP50036694A JPH07507295A JP H07507295 A JPH07507295 A JP H07507295A JP 6500366 A JP6500366 A JP 6500366A JP 50036694 A JP50036694 A JP 50036694A JP H07507295 A JPH07507295 A JP H07507295A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 HLE阻害活性を有するラクタムジペプチド本発明は、ヒト好中球エラスターゼ (HNE)としても知られるヒト白血球エラスターゼ(HLE)の阻害剤である 、HLEが関係している哺乳動物における疾患の薬学的、診断上のおよび関連の 研究並びに治療での探求手段などのためのこのような阻害が望まれる時にはいつ でもそれらを有効にさせるある種のアミド誘導体、特に、ある種のピリド[3, 4−b]インドール−2−イルアセトアミドに関する。例えば、HLEは、急性 呼吸窮迫症候群(ARDS) 、慢性関節リウマチ、アテローム硬化症、肺気腫 、並びに慢性気管支炎および嚢胞性線維症のような増加したおよび異常な気道分 泌を特徴とする気道炎症性疾患を含む他の炎症性疾患の発病に関係している。更 に、HLEは、例えば、急性非リンパ性白血病に関係した出血、更には、例えば 、アンギナおよび不完全骨折などの冠状動脈栓崩壊および血管形成術に関係した ものなどの損傷された再潅流状態に関係した再潅流損傷において好中球の関与が 必要とされるまたは関係しているある種の血管症および関連症状(およびそれら の治療法)に関係している。本発明は、更に、これらのアミド誘導体の合成にお いて有用な中間体、該アミド誘導体の製造法、このようなアミド誘導体を含む薬 剤組成物およびそれらの使用法を包含する。
ICIアメリカズ・インコーホレーテッド(Americas Inc、)(現 在はゼネカ・インコーホレーテッド(ZENECA Inc、))に譲渡された 1990年3月20日の米国特許第4.910.190号明細書において、HL E阻害剤である一連のペプチドイルトリフルオロメタン誘導体が開示されている 。本明細書中に開示されているのは、一連の置換2− (1,2−ジヒドロ−1 −オキソピリド[3,4−b]インドール−2−イル”) −N−[3,3,3 −トリフルオロ−1−(低級アルキル)−2−オキソプロビルコアセトアミド誘 導体であり、意外にも、それらはHLEに対する阻害性を有し、本発明の根拠を 提供する。
本発明により、式I (ローマ数字で示された他の式と一緒に、実施例の後に記 載された式) [式中、ROは(1〜5C)アルキルであり。
R1は、シア人カルバモイル、ホルミル、ヒドロキシ、(1〜4C)アルコ水 素であり:または R1は水素であり;R2は、水素、xCOORhおよびXC0NRiRjから成 る群より選択され;そしてR3は、水素、ハロゲノ、ヒドロキシ、(1〜4C) アルコキシ、(Rk O) 2 P (0) 、COORmおよびC0NRnR pから成る群より選択され; Rは水素であり;そしてR5およびR6は、独立して、水素、(1〜6C)アル キル、(3〜6C)シクロアルキルまたは弐B、 Y−(式中、Bは、アリール またはへテロアリールであり且つアリールまたはヘテロアリール置換基を有して いてよいし、そして更に、BまたはB上のアリール若しくはヘテロアリール置換 基は、独立して、アミノ、ハロゲノ、ニトロ、(1〜6C)アルキル、(3〜6 C)シクロアルキル、トリフルオロメチル、シアノ、ヒドロキシ、(1〜4C) アルコキン、低級アシルオキシ、S O2Ra SCOORb 1CON Rc  Rdから成る群より選択される1個若しくはそれ以上の置換基を有していてよ い)を有する基から成る群より選択され;またはRおよびRは−緒に二重結合を 形成し、そしてR6は前記に定義の通りであり、そしてそこにおいて、 Rb−RdXRf、Rh−RjおよびRm−Rpは、独立して、水素または(1 〜4C)アルキルであり。
ReおよびRkは、独立して、水素、メチルまたはエチルから選択され:Raお よびRgは、独立tで、(1〜4C)アルキルであり:Xは、直接結合であるか またはメチレンであり;そしてYは、直接結合、メチレン、エチレンまたはトラ ンス−ビニレンである]を有する化合物:または 酸性または塩基性である式Iを有する化合物のためのその薬学的に許容しうる塩 である本発明の化合物を提供する。
本明細書中において、特に断らない限り以下の定義を用いる。ハロゲノは、フル オロ、クロロ、ブロモまたはヨードである。アルキル、アルコキシ等は、直鎖お よび分岐状両方の基を意味するが; 「プロピル」のような個々の基の意味は、 直鎖(「ノルマル」)基のみを含み、「イソプロピルjなどの分岐状鎖異性体は 具体的に言及される。低級アシルオキシは、1個〜約5個の炭素原子を有する基 を意味する。アリールは、フェニル基または、少なくとも一方の環が芳香族であ る約9個〜10個の環原子を有するオルト縮合二環式炭素環状基を意味する。ヘ テロアリールは、酸素、硫黄および窒素から成る群より選択される1個〜4個の へテロ原子と炭素とから成る5個または6個の環原子を有する単環式芳香族環の 環炭素によって結合した基、並びにそれに由来する約8個〜10個の環原子を有 するオルト縮合」式複素環の基、特に、ベンズ誘導体または、それに対してプロ ペニレン、トリメチレン若しくはテトラメチレンジラジカルを縮合させることに よって誘導されたもの、更には、その安定なN−オキシドを含む。
式Iにおいて「*」で示されたキラル中心において無対称的に置換された炭素原 子のために、式■を有する化合物は、光学活性体およびラセミ体で存在しうるし 且つ単離されうろことは理解される。式■を有する化合物が更に別のキラル元素 を有する場合、式lを有するこのような化合物は、ジアステレオマー混合物の形 でまたは単一のジアステレオ−として存在しうるし且つ単離されうる。本発明が 、式■を有する化合物をジアステレオマーの混合物として、更には個々のジアス テレオマーの形で含むということ、および本発明が、式Iを有する化合物を鏡像 異性体の混合物として、更には個々の鏡像異性体の形で含むということは理解さ れるべきである。ROがイソプロピルである場合、式■を有する化合物は、バリ ルトリフルオロメタン誘導体と考えることができる。概して、L−バリル立体配 置に対応する、「*」で示されたキラル中心において(S)立体配置を有する式 lの化合物は、対応する(R)異性体よりも効力があるので好ましい。しだがっ て、例えば、少なくとも95%、98%または99%鏡像異性体過剰(e e) で(S)形を含むように特徴付けられている形の式■の化合物を用いることは好 ましいことがある。しかしながら、式Iにおいて「*」で示されたキラル中心の 容易なエピマー化による(S)異性体および(R)異性体の相互変換能力のため に、式■において「*」で示された中心における(S)および(R)異性体の混 水されたキラル中心を越えた分子中にキラリティーを有する追加の元素を含まな いし導入もしないことが好ましい。それは、更に、R5およびR6が同様の意味 を有するように、R4およびR5が一緒に二重結合を形成しない場合、これが追 出業者に理解されるように、式Iを有するトリフルオロメチルケトンは溶媒化合 物、特に、水和物として存在することができ:そして式1を有する化合物のこの ような溶媒化合物は本発明に包含される。
式Iを有する化合物は冬型性を示すことがある。化合物は、上述のケトン溶媒化 合物の他にも溶媒化合物を生成することができる。化合物は、2種類以上の互変 異性体で存在しつる。したがって、本発明が、HLEに対する阻害性を有する任 意のラセミ体若しくは光学活性体、任意の多型体、任意の互変異性体若しくは任 意の溶媒化合物またはそれらの任意の混合物を含むことは理解されるべきであり 、光学活性体をどのように製造するか(例えば、ラセミ体の分割によるかまたは 光学活性出発物質からの合成による)および以下に記載の標準的な試験によって HLEに対する阻害性をどのように決定するかということは当該技術分野におい て周知である。
詳細な意味を、単に例示するために、基、置換基および範囲について以下に記載 するが、それらは、基および置換基についての他の定義された意味または定義さ れた範囲内の他の意味を除外しない。
式夏を有する一群の化合物は、R1か、シアノ、カルバモイル、ホルミル、メリ :またはR1は水素であり;R2は、水素、XCOORhおよびXC0NRiR jから成る群より選択され:そしてR3は、水素、ハロゲノ、ヒドロキシ、 ( 1〜4C)アルコキシ、 (RkO) 2P (0) 、C○ORmおよびC0 NRnRpから成る群より選択され;そして他の基の意味は前記に定義の通りで あるものである。
ROの具体的な意味は、エチルまたはイソプロピルである。
(1〜4C)アルキルの具体的な意味は、メチル、エチル、プロピル、イソプロ ピル、ブチル、イソブチルまたはt−ブチルである。(1〜6C)アルキルの具 体的な意味は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル 、t−ブチル、ペンチル、3−メチルブチル、1−エチルプロピル、ヘキシルま たは4−メチルペンチルである。(3〜6C)シクロアルキルの具体的な意味は 、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。アリールの具 体的な意味は、フェニル、インデニルまたはナフチルである。ヘテロアリールの 具体的な意味は、フリル、イミダゾリル、テトラゾリル、ピリジル(またはその N−オキシド)、チェニル、ピリミジニル(またはそのN−オキシド)、インド リルまたはキノリニル(またはそのN−オキシド)である。低級アシルオキシの 具体的な意味はアセトキシである。(1〜4C)アルコキシの具体的な意味は、 メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロキシまたはt−ブトキシである。
ハロゲノの具体的な意味は、ブロモ、クロロまたはフルオロである。
R1の具体的な意味は、水素、カルボキシ、ホルミルまたはメチルスルホニルで ある。R2の具体的な意味は、水素、カルボキシメチルまたはメトキシであるR Oの更に具体的な意味はイソプロピルである。R1の更に具体的な意味は、水素 またはカルボキシである。R3の更に具体的な意味は、水素またはジメトキシホ スホリルである。R6の更に具体的な意味は、水素またはフェニルである。
式Iを有する具体的な群の化合物は、Rがイソプロピルであり、R1がカルたは 2個のハロゲノ、トリフルオ、ロメチル、メチル、ヒドロキシ、メトキシ、t− ブトキシ、メトキシカルボニルまたはカルボキシ置換基を有していてよいし:そ して更に詳しくは、R6はフェニルであるものである。
式Iを有する別の具体的な群の化合物は、ROがイソプロピルであり、R1が水 素であり、R−Rが、前記に定義の意味のいずれかを有し、モしてR6がフェニ ルであり、そこにおいて、該フェニルは、1個または2個のハロゲノ、トリフル オロメチル、メチル、ヒドロキシ、メトキシ、t−ブトキシ、メトキシ力式■を 有する具体的な化合物を下記の実施例において記載する。
式■を有する酸性化合物の薬学的に許容しうる塩としては、アルカリ金属塩(特 に、リチウム、ナトリウムおよびカリウム)、アルカリ土類金属塩(特に、カル シウムおよびマグネシウム)、アルミニウム塩およびアンモニウム塩、並びに、 トリエチルアミン、モルホリン、ピペラジンおよびトリエタノールアミンなどの 適当な有機塩基から製造される塩がある。式1を有する塩基性化合物の薬学的に 許容しつる塩としては、薬学的に許容しつる陰イオンを与える強酸、例えば、塩 酸、硫酸またはリン酸によって製造されたものなどの酸付加塩がある。
式1を有する化合物は、構造的に類似の複素環式およびペプチド化合物の製造に ついて化学技術分野において知られている方法を含む方法によって製造すること ができる。前記に定義の式Iを有する化合物の製造のためのこのような方法およ び中間体を、本発明のもう一つの特徴として提供し、そして総称の基の意味が前 記に定義の通りである以下の手順によって例証する。
(A)式IIを有する対応するアルコールの酸イし好都合な方法は、例えば、実 施例1に記載のように、過剰のジメチルスルホキシドおよび水溶性カルボジイミ ドを、触媒としてのジクロロ酢酸と一緒にトルエンなどの不活性溶媒中において ほぼ室温で用いることである。有用でありうる他の方法としては、アルカリ性過 マンガン酸カリウム水溶液の使用、塩化オキサリル、ジメチルスルホキシドおよ び第三アミンの使用;無水酢酸およびジメチルスルホキシドの使用:塩化メチレ ン中の三酸化クロムピリジン錯体の使用、並びにベリオデイナンなどの過多原子 価ヨウ素試薬、例えば、1. 1. 1−1−リアモトキシ−2,1−ベンズオ キシド−ルー3(3H)−オンを、ジクロロメタン中においてトリフルオロ酢酸 と一緒に用いることがある。
(B)アリール基またはへテロアリール基上にヒドロキシ置換基を有する式Iの 化合物については、アリール基またはへテロアリール基上に(1〜4C)アルコ キシまたは低級アルコキシ置換基を有する対応する式■の化合物のアルキルエー テルまたはアシルオキシエステルの開裂。好都合な方法としては、例えば、三臭 化ホウ素を用いるメトキシ基の開裂、トリフルオロ酢酸を用いるt−ブトキシの 開裂、およびアシルオキシ基の酸性またはアルカリ性加水分解がある。
(C)式C00RbSCOORf、COORhまたi;IlCooR(式中、R b、Rf、RhまたはRmは水素である)を有する基(カルボキシ基)を有する 式Iの化合物については、好都合に除去される酸保護基によって製造された対応 するエステルのエステル基の分解。分解は、有機化学において周知の種々の方法 のいずれか、例えば、水酸化リチウム若しくは水酸化ナトリウムを用いる塩基性 加水分解償施例3の場合と同様)またはベンジルエステルの水素化分解を用いて 行なうことができる。
(D)R4およびR5が一緒に二重結合を形成している式Iを有する化合物につ いては、慣用的な試薬、例えば、2.3−ジクロロ−5,6−ジシアツー1゜4 −ベンゾキノンなどを用いる(実施例6の場合と同様)、R4およびR5か両方 とも水素である式Iの対応する化合物の脱水素。
(E)アミノN−H残基を有する式Iの化合物については、慣用法、例えば、水 素化分解によるベンジルオキシカルボニル基の除去、ジクロロメタンなどの不活 性溶媒中において強酸、例えば、トリフルオロメタンスルホン酸を用いる処理に よるベンジルオキシカルボニル基若しくはt−ブトキシカルボニル基の除去、ま たはトリフルオロアセチル基の塩基性加水分解を用いることによる、慣用的な窒 素保護基を有する対応する化合物からの窒素保護基の除去。
(F)へテロアリールN−オキシド基を有する式Iの化合物については、慣用的 な酸化体、例えば、アセト・ン中のジオキシランなどを用いる、ヘテロアリール 基を有する式Iの対応する化合物の酸化。
(G)第一アミレ基を有する式■の化合物については、例えば、パラジウム触媒 上の水素化分解または塩化スズ(I I)による還元などの慣用的な還元法を用 いる、ニトロ基を有する対応する化合物の還元。
次に、上記手順のいずれについても、式Iを有する酸性または塩基性化合物の薬 学的に許容しつる塩が必要とされる場合、それは、式■を有するこのような化合 物の酸性または塩基性形と、生理学的に許容しうる対イオンを与える塩基または 酸とを反応させることによってまたは任意の他の慣用法によって得ることができ る。
商業的に入手不能な場合、上記手順に不可欠な出発物質は、複素環式化学および ペプチド化学の標準的な技法、既知の構造的に類似の化合物の合成と同様の技法 並びに前記の手順または実施例に記載の手順と同様の技法から選択される手順に よって製造することかできる。均一性および透明性のために、本明細書中の化合 物は、1−ヒドロキシ互変異性体よりもむしろ1−オキソ互変異性体として表わ される。
当業者に明らかであるように、出発物質の製造のためには、スキームIおよびス キームII(実施例の後に記載された)に示されたものを含む種々の順序か利用 可能である。
概して、式IIIを有するインドールエステルは、実施例1.b、て記載された のと同様の条件を用いて、保護された後に加水分解されて、式IV(式中、Pg は、例えば、ペンシルなどのインドール窒素保護基である)を有する酸を生しる ことかできる。例えば、実施例1.c、て記載されたのと同様の条件を用いる、 鎖酸と、式■を有する適当なアミンとの結合は、式Vlを有するアミドを生じる 。例えば、実施例1.d、て記載されたのと同様の条件を用いる、式Vlを有す る化合物の環化は、式Vllを有するラクタムを生じる。式Vllを有する化合 物は、例えば、実施例1.e、〜10g、でそれぞれ記載されたのと同様の工程 を用いて、酸化されて式VNIを宵する酸を生型結合して式IXを有するアミド を生じ、そして脱保護されて式11を有するアルコールを生しることかてきる。
式Xを有するアントラニル酸エステルの、式XIII(式中、Pzは、例えば、 ベンジルなどのインドール窒素保護基である)を有する保護されたアミンへの変 換は、スキームIIで概説されたように、実施例4.a、〜4.b、で記載され たのと同様の条件を用いて行なうことができる。式XIIIを有する化合物と、 示されているようなヨウ化物との結合は、式XIV (式中、Paは、例えば、 t−ブチルジメチルシリルなどのアルコール保護基である)を有する化合物を生 じる。例えば、実施例4.d、で記載されたのと同様の条件を用いる二重結合の 導入は、式Xvを有する化合物を生じる。例えば、実施例4.e、で記載された のと同様の条件を用いるアルコール官能基の脱保護は、式IIを有する化合物を 生じる。
或いは、R4およびR5がそれぞれ水素である式IIを有するアルコールは、保 護基PzおよびF’aの除去によって式XIVを有する化合物から直接的に得る ことができる。
上記の合成経路に必要なトリフルオロメチルアミノアルコールは、既知の方法に よって製造することができる。例えば、便宜上、3−アミノ−1,L、1−トリ フルオロ−4−メチル−2−ペンタノール(その塩酸塩として)は、米国特許第 4.910,190号明細書において実施例4(単一ジアステレオマーとして) または実施例6(単一ジアステレオマーの単一鏡像異性体として)で記載のよう に得ることができる。式Iを有する化合物のキラル合成を実施することか望まし い場合、実質的に鏡像異性体として純粋な形の単一鏡像異性体の使用並びに式I において「*」で示された中心でのエピマー化を避ける方法および条件の使用は 、このような合成を提供する。
場合により、前記の全工程またはその一部分の際に保護基を用いることが望まし いことかあり:次に、最終化合物または必要な出発物質を生成する場合に、その 保護基を除去することができる。当業者に明らかであるように、本発明の出発物 質および生成物をもたらす配列順での工程順序は、結合法、ラセミ化、脱保護法 等に関連して適切に考慮するならば、変更することができる。
本発明の化合物またはその薬学的に許容しつる塩(以下、集合的に「化合物」と 称する)の有用性は、以下に記載されたものを含む標準的な試験および臨床実験 によって実証することができる。
阻害測定。
低分子量ペプチド基質メトキシ−スクシニル−アラニル−アラニル−プロリル− バリン−p−ニトロアニリドに対するヒト白血球エラスターゼ(OL E)の阻 害剤として作用する化合物の力価は、米国特許第4,910,190号明細書に 記載のように決定される。阻害剤の力価は、阻害剤とHLEとの相互作用から形 成された複合体の解離定数K の速度論的測定値を得ることによって評価される 。化合物かHLEの「遅い結合」阻害剤であることが分かった場合、HLEの阻 気腫の動物モデルは、肺を徐々に漸進的破壊的に損傷させるエラスチン分解プロ テアーゼの気管内(i、t、)投与を含む。これらの損傷は、通常、最初の損傷 置数週間〜数か月間評価される。しかしながら、これらのプロテアーゼは、最、 初の数時間で明らかになる損傷も引起こす。初期の損傷は、最初に出血し、初め の24時間の終わりまでに炎症性損傷へと進行し、そして損傷後第1週で消散す る。この初期の損傷を利用して、以下のモデルを用いた。
最初に、ハムスターにブレビタールで軽く麻酔する。次に、単独かまたはヒト白 血球エラスターゼ(HL E)を含むリン酸緩衝溶液(PBS)pH7,4を気 管中に直接投与する。24時間後、被験動物を層殺し、そしてその肺を取出し且 つ外側に付着した組織を注意深く切り取る。湿潤肺重旦を測定後、肺をPBSて 洗浄し、そして回収された全部の洗浄される赤血球および白血球を測定する。湿 潤肺重量、全洗浄赤血球および全洗浄白血球の値は、HLEの投与後に用量依存 方式で評価される。有効なエラスターゼ阻害剤である化合物は、酵素に誘導され た1a(Iの苛酷さを予防するかまたは減少させることかでき、結果としてHL  IEの単独投与に相対して低い湿潤肺重量並びに赤血球および白血球両方の全 洗浄細胞についての減少した値を生じる。化合物は、それらをPBS中溶液また は懸濁液としてHLE試験投与(400μg)と−緒にかまたはその前の種々の 時間に気管内投与することによって、またはそれらを溶液として)ILF−試験 投与(100μg)前の種々の時間に静脈内または経口投与することによって評 価されて、HLE損傷を予防する場合のそれらの有用性を決定することができる 。化合物の溶液は、便宜上、10%ポリエチレングリコール400/PBSまた は10%ポリエチレングリコール400/水を用いて製造される。酸性または塩 基性である化合物については、塩基(例えば、水酸化ナトリウム溶液)または酸 (例えば、塩酸)を指示通りに加えて溶液を達成することができる。製造された 本発明の化合物は、HLE単独に相対して湿潤肺重量および全洗浄細胞を統計的 に有意に減少この検定は、ヒト好中球エラスターゼ(HNE)の気管内投与後の 肺における出血量だけを監視することにたよる。出血は、肺洗浄液中に回収され た赤血球を破壊し且つハムスター全血の希釈度とそれを比較することによって定 量される。
77に記載されたのと同様のスクリーニングプロトコルは、以下の通りである。
インビトロてのHNE阻害剤であることが実証された化合物は、便宜上、急性肺 損傷モデルに関して前記に記載されたように投与するために製造される。次に、 化合物を、雄のシリアン(Syrian)ハムスターに対して、リン酸緩衝溶液 (PBS)pH7,4300μl中のHNE50μg/被験動物を気管内投与す る前の一定時間に、例えば、30分または90分に経口によって投与する。酵素 投与の4時間後に、被験動物をベントパルビタールナトリウムの過剰投与によっ て層殺し、胸部を開き、そして肺および気管を取出す。切り取った肺を、気管カ ニユーレを経由して規定食塩水2mlを3回交換することによって洗浄する。
回収された洗浄液をプールし、その量(約5mL)を記録し、そして洗浄液を検 定するまで4℃で貯蔵する。各試料中の血液量の計算のために、解凍した洗浄液 およびハムスター全血試料を超音波処理して赤血球を破壊し、そして96ウ工ル 微量滴定プレートの一つ一つのウェル中に適当に希釈する。破壊された洗浄液お よび血液試料の光学濃度(OD)を405nmで測定する。(血液相当量μL) /(洗ftI液mL)は、試験試料のODと、ハムスター全血から作成された標 準曲線のODとを比較することによって決定される。回収された全血液相当量μ Lは、回収された洗浄液量に各試料の(血液相当量μL)/(洗浄液mL)を乗 じることによって決定される。結果は、規定の用量で且っHNE投与前の時間に 試験化合物を与える場合、PBSで処理された対照に関する出血阻害%として報 告される。
本発明の化合物を上記インビボ試験で投与した場合、明白な毒性は観察されなか った。
急性肺損傷モデルまたは急性出血検定における化合物の活性の意味は、気腫に制 限されないが、むしろ、試験がHLEの一般的なインビボ阻害の根拠を提供する ことが理解される。
試験された本発明の化合物は、阻害測定、急性肺損傷モデルおよび急性出血検定 に基く前記の試験の少なくとも一つにおいて活性を示した。阻害測定試験におい てに、値として測定される化合物の活性と、急性肺損傷モデル試験において得ら れたHLE単独の投与に相対して減少した全洗浄細胞および湿潤肺重量の値また は急性出血検定における出血阻害との間に、直接的相関関係は必ずしも存在しな かったということに注目すべきである。
本発明のもう一つの特徴により、薬学的有効量の化合物および薬学的に許容しう る希釈剤または担体を含む薬剤組成物を提供する。前述のように、本発明のもう 一つの特徴は、哺乳動物、特に、ヒトにおいてHLEが関係している疾患または 症状の治療における本発明の化合物の使用法である。
本発明の化合物は、HLEか関係している疾患の治療のためにそれを必要として いる温血動物、特に、ヒトに対して、例えば、概して米国特許第4.9LO。
190号明細書に開示されたような慣用的薬剤組成物の形で投与することかでき る。好ましい投与方法は、粉末または液体エアゾル剤によることかできる。粉末 エアゾル剤の場合、本発明の化合物は、マサチューセッツ州ヘットフォートのフ ィノンス・コーポレーション(Fisons’ Corp、)から入手された[ スピンハラ−(Spinhaler)J (商標)ターボ吸入装置によってクロ モリンナトリウムと同様の方法において約0. 1〜50mg/カプセルの割合 で投与することができ、平均的なヒトに対して毎日1〜8カプセル投与される。
ターボ吸入器で用いられるカプセルはそれぞね、必要量の本発明の化合物を含み 、カプセル20mgの内の残りの部分はラクトドースなどの薬学的に許容しうる 担体である。液体エアゾル剤の場合、本発明の化合物は、例えば、「レテク(R etec)J (商標)噴霧器のような、液剤を圧縮空気によって噴霧する噴霧 器を用いて投与することができる。エアゾル剤は、例えば、以下のように1日に 1〜約8回の割合で投与することがてきる。すなわち、噴霧器に化合物の溶液、 例えば、10mg/mL含有溶液3.5mLを充填し:噴霧器中の溶液を圧縮空 気によって噴霧し:そして患者は口中で噴霧器を用いて8分間正常に(1回呼吸 量)呼吸する。
或いは、投与方法は経口であるかまたは浸透ポンプによる皮下沈着物を含む非経 口でありうる。本発明の化合物は、例えば、米国特許第3.755,340号明 細書て記載の認可された薬剤診療で要求される慣用的なビヒクル、賦形剤、結合 剤、保存剤、安定化剤、着香剤または類似のものと一緒に単位用量当たり約10 〜250mgを配合することによって経口または非経口投与用で慣用的に処方す ることかできる。非経口投与用には、本発明の化合物的0.02mg〜10mg /kg(体重)を含む静脈内、筋向または皮下注射剤1〜10mLを、1日3回 または4回投与されるであろう。注射剤は、本発明の化合物を、場合により、フ ェノールなどの保存剤またはエチレンジアミン四酢酸(EDTA)などの可溶化 剤と一緒に、本性等張滅菌溶液または懸濁液中に含むであろう。
非経口投与またはエアゾル剤での使用のために、酸性化合物の水性製剤10mg /mLは、例えば、化合物(LOmg)、二塩基リン酸ナトリウム七水和物、米 国薬局方(11,97mgL−塩基リン酸ナトリウム、米国薬局方(0,74m g)、塩化ナトリウム、米国薬局方(4,50mg)および、pH7,0〜7. 5を達成するのに十分なIN水酸化ナトリウム溶液または0.05M−塩基リン 酸ナトリウム溶液を、1.OmL (1,OLg)を与えるのに十分な注射剤用 常水、米国薬局方中に溶解した後、無菌濾過し、そして標準的な方法を用いて滅 菌貯蔵することによって製造することかできる。
概して、本発明の化合物は、ヒトに対して、例えば、エアゾル剤で化合物を5〜 100mg若しくは静脈内に50〜L 000mgの範囲またはそれら二つの組 合せの1日用量で投与される。しかしなから、治療中の疾患の性状および苛酷さ 、同時療法並びに治療を受けている患者の年齢、体重および性別を考慮する周知 の診療にしたがって投与される化合物の用量を変更することが不可欠でありうる ことは容易に理解される。同様に、化合物の薬学的に許容しつる塩の一般的同等 量を用いて−もよいことは理解される。HLE阻害剤の投与および患者の評価の ためのプロトコルは、嚢胞性線維症、ARDS、気管支炎および、急性非リンパ 性白血病またはその療法に関係した出血のそれぞれの治療または予防に関する欧 州特許出願公開第458535号明細書、第458536号明細書、第4585 37号明細書および第463811号明細書で記載されており、そして本発明の 化合物は、同様に、このような疾患および症状の治療のために単独でかまたは、 特定の症状の治療のために慣例的に指示された別の治療薬と併用して用いること ができる。好中球か関与しているまたは関係している哺乳動物における血管症ま たは関連症状の治療的または予防的処置のために、本発明の化合物を、便室上、 非経口経路によって単独でかまたは、症状に対して慣例的に投与される他の治療 用活性剤を同時に若しくは逐次的に用いて投与することができる。
ここで、本発明を以下の非制限実施例によって例証するが、ここにおいて、特に 断らない限り、 (i)温度は摂氏度(℃)で与えられ1作業は室温または周囲温度で、すなわち 、18〜25℃の範囲の温度で行なっていて。
(冒)有機溶液は無水硫酸マグネシウム上で乾燥されていて、溶媒の蒸発は、減 圧下(600〜4000パスカル;4.5〜30mmHg)でロータリーエバポ レーターを用いて最大60℃までの浴温度で行なわれていて。
(i i i)クロマトグラフィーは、メルク・キーセルケル(MerckKi eselgel)(E、メルク、ダルムシュタット、ドイツの製品9385)上 で行なわれた「フラッシュ20マドグラフイ刊 (ステイル(Still)の方 法)を意味し、段階および傾斜両方の勾配を用いる溶離は、「勾配」という挿入 語に最初と最後の溶媒比率を伴って示され、薄層クロマトグラフィー(TLC) は、0.25mmのシリカゲルGHLFプレート(アナルテク(Anajtec h)、=ニーアーク、DE、米国の製品21521)上で実施されていて: (IV)概して、反応経過はTLCによって追跡されていて、反応時間は例示の ためにのみ与えられ: (V)融点は不正確であり、(dec)は分解を示し;与えられた融点は、記載 のように製造された材料について得られたものであり;各型性は、若干の製法に おいて融点か異なる材料の単離を引起こすことがあり:(vi)最終生成物は納 得のいく核磁気共鳴(NMR)スペクトルを有していて:そして検査された場合 、HPLCによって実質的に純粋であって:(vii)収率は単に例示のために 与えられ、高度な方法の開発によって得ることかできるものを必要としているの ではなく:更に多くの材料が必要とされる場合、製法を反復していて。
(viii)与えられた場合のNM’Rデータは、内部標準としてのテトラメチ ;シグナル形に慣用的な略語を用い、ABスペクトルに関して直接的に観察され たシフトを報告し; (IX)化学記号はそれらの通常の意味を有し、SI単位および記号を用い;( X)減圧は絶対圧としてパスカル(P a)で与えられ:高圧はゲージ圧として バールで与えられ: (xi)溶媒比は容量、容Wk (V/V)関係て与えられ;そして(xii) 質量スペクトル(MS)は、直接暴露プローブを用いる化学イオン化方式で70 エレクトロンボルトの電子エネルギーを用いて実験を行なっていて、そこにおい て、指示されたイオン化は電子衝撃(E I)または高速原子衝撃(FAB)に よってもたらされていて;概して、親質量を示すピークのみを報告している。
実施例り、 2−(8−シアノ−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロ ピリド[3,4−bコインドール−2−イル) −N−(3,3,3−トリフル オロ−1−イソプロピル−2−オキソプロピル)アセトアミド。
2−(8−シアノ−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロピリド[3, 4−b]コインドール2−イル) −N−(3,3,3−)リフルオロ−2−ヒ ドロキシ−1−イソプロピルプロピル)アセトアミド(0,3g)の、ジメチル スルホキシド(2mL)およびトルエン(2mL)中溶液に対して、1−(3− ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(1,4g)およ びジクロロ酢酸(領 23mL)を加え、そして得られた溶液を2時間撹拌した 。混合物を酢酸エチル中に注加し且つ洗浄しくIN塩酸、H2C)、乾燥させ、 そして蒸発させた。得られた物質を、溶離剤としてメタノール:ジクロロメタン (3:97)を用いるクロマトグラフィーで分離して、表題化合物(0,23g )を黄色固体として生じた。
TLC:Rf=0.5、メタノールニジ知ロメタン(5:95);NMR(DM SO/H20) :8.40 (d、 1)、 7.91 (d、 1)。
7、 42 (s、5) 、7. 33 (t、1)、7. 02 (s、1) 、4. 59(m、2)、4.01(d、1)、2.18(m、1)、0.80 (d、3)。
0、 74 (d、3) ; MS :m/z=495 (M+1)。
C26I]21F3N403の分析: 計算値:C,63,16;H,4,28,N、11.33;実測値・C,61, 89;H,4,53;N、io、62゜中間体アルコールを以下のように製造し た。
a、 7−シアノインドール−2−カルボン酸エチル。
7−オキソ−3a、8a、4. 5. 6. 7−へキサヒドロインドール−2 −カルボン酸エチル(18,3g)の25℃でのベンゼン(50mL)中溶液に 対して、シアン化トリメチルシリル(13mL)およびヨヴ化亜鉛(0,7g) を加えた。得られた溶液を4時間撹拌し、そしてピリジン(125mL)で希釈 した。オキシ塩化リン(25mL)を加え、そして混合物を80℃で3時間加熱 し、室温まで冷却し、氷およびIN塩酸の溶液中に注意深く注加し、そしてエー テル中に抽出した。エーテル溶液を乾燥させ且つ溶媒を蒸発させた。粗製物質を ジオキサン(200mL)中に溶解させ、そしてこれに対して2.3−ジクロロ −5,6−ジチアツー1.4−ベンゾキノン(22g)を加えた。3時間後、混 合物をエーテル中に注加し、洗浄しく飽和重炭酸ナトリウム水溶液、ブライン) 、乾燥させ、そして蒸発させた。得られた物質を、溶離剤としてエーテル:ヘキ サンを用いるクロマトグラフィーによって精製して、インドール(15g)をオ フホワイト固体として生じた。
TLC:Rf=0.4、エーテル:へキサン(50:50);MS :m/z= 215 (M+1)。
b、 1−ベンジル−7−シアノインドール−2−カルボン酸。
7−ジアツインドールー2−カルボン酸エチル(0,54g)のN、 N−ジメ チルホルムアミド(10mL)中溶液に対して、水素化ナトリウム(0,155 g1油中60%分散液)を加え、そしてその溶液を0. 5時間撹拌した。臭化 ベンジル(0,33mL)を溶液に加え、混合物を一晩中撹拌した。溶液を飽和 塩化アンモニウム水溶液中に注加し、そしてエーテル中に抽出した。エーテル層 を洗浄しくIN塩酸、H2O1ブライン)、乾燥させ、そして蒸発させて油を生 じ、それをテトラヒドロフラン(4mL) 、メタノール(2mL)およびH2 0(2mL)中に溶解させた。水酸化リチウム(0,18g)を加えた。1時間 後、溶媒を蒸発させ、残留物をH2Cで希釈し、そしてIN塩酸を加えることに よってpH2まで酸性にした。この溶液を酢酸エチルで抽出し、そして有機層を 乾燥させ且つ蒸発させて、1−ベンジル化合物(0,38g)を白色固体として 生じた。
TLC:Rf=0.15、メタノール:ジクロロメタン(10:90)。
c、 N−アリル−1−ベンジル−7−ンアノーN−(2,2−ジェトキシ−1 −フェニルエチル)−2−インドールカルボキサミド。
1−ベンジル−7−シアノインドール−2−カルボン酸(0,38g)のジクロ ロメタン(5mL)中溶液に対して、塩化オキサリル(0,24mL)およびN 、 N−ジメチルホルムアミド(1滴)を加えた。得られた溶液を0.5時間撹 拌し、溶媒を蒸発させた。残留物をジクロロメタン(5mL)中に溶解させ、そ してこれに対してN−アリル−2,2−ジェトキシ−1−フェニルエチルアミン (366mg)およびトリエチルアミン(0,4mL)を加えた。得られた溶液 を一晩中撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、洗浄しくIN塩酸、H2C、 ブライン)、乾燥させ、そして蒸発させた。粗製物質を、溶離剤としてエーテル :へキサン(30ニア0)を用いるクロマトグラフィーによって精製して、アミ ド(0,44g)を油として生じた。
TLC:Rf=0.3、エーテル:ヘキサン(30ニア0);MS :m/z= 508 (M+1)。
中間体N−アリル−2,2−ジェトキシ−1−フェニルエチルアミンを以下のよ うに製造した。
2.2−ジェトキシアセトフェノン(42,38g)、 アリルアミン(42゜ 38g)および活性3Aモレキユラーシーブのエタノール(500mL)中溶液 に対して、pHが6.5になるまでエーテル性塩酸を加えた。得られた懸濁液を 3時間撹拌した。この溶液に対してシアノホウ水素化ナトリウム(11,69g )を加え、得られた溶液を一晩中撹拌した。反応を、IN NaOHでpH8ま で塩基性にし、そして濾過した。溶媒を蒸発させ、得られた物質をエーテルで希 釈し、洗浄しくIN水性Na0H)、そして乾燥させた。溶媒を蒸発させ、得ら れた物資を、溶離剤としてエーテル:ヘキサン(勾配、10 : 90.80: 10)を用いるクロマトグラフィーで分離して、アミン(36,5g)を黄色油 として生じた。
TLC:Rf=0.3、エーテル、ヘキサン(20・80);MS :m/z= 250 (M+1)。
d、 2−アリル−9−ベンジル−8−シアノ−3−フェニルピリド[3,4− b]コインドール1 (2H)−オン。
N−アリル−1−ベンンルー7−ンアノーN−(2,2−ジェトキシ−1−フェ ニルエチル)−2−インドールカルボキサミド(10,4g)の25°でのエー テル(200mL)中溶液に対して、濃硫酸(3mL)を加え、得られた溶液を 3時間撹拌した。反応を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液を加えることによって急 冷し、酢酸エチルで希釈し、モしてH2Cで洗浄した。溶液を乾燥させ、溶媒を 蒸発させて黄色固体を生じた。この固体を集め且っヘキサンで洗浄して、ピリド インドール(7,5g)を黄色固体として生じた。
TLC:Rf=0.4、エーテル:ヘキサン(40:60);NMR:8.56 (d、1)、7.96(d、1)、7.52(s、1)。
7.37(t、1)、7.28(m、9)、6.97(d、1)、5.75(m 、3) 、5. 0 (d、1) 、4. 70 (d、1) 、4. 57  (d、1) ;MS :m/z=416 (M+1)。
e、 9−ベンジル−8−シアノ−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒド ロピリド[3,4−b]コインドール2−イル酢酸。
2−アリル−9−ベンジル−8−シアノ−3−フェニルピリド[3,4−b]コ インドール1(2H)−オン(1,09g)のテトラヒドロフラン(26mL) およびH20(3m L)中溶液に対して、4−メトキシモルホリン−N−オキ シド(0,34g)および触媒量の四酸化オスミウム(H20中4%溶液)を加 えた。得られた溶液を一晩中撹拌した。反応を、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液 を加えることによって急冷し、そして珪藻土を介して濾過した。溶媒を蒸発させ た。残留物を酢酸エチルで希釈し、洗浄した(IN塩酸、H2C)。溶液を蒸発 させ、得られた物質をエタノール(30mL)中に溶解さ也そしてH2C(10 mL)中の過ヨウ素酸ナトリウム(0,73g)を加えた。溶媒を蒸発させ、残 留物を酢酸エチルで希釈し、洗浄しくH2C)、乾燥させ、そして蒸発させた。
粗製物質をテトラヒドロフラン(10mL)中に溶解させ、そしてt−ブチルア ルコール(25mL)および2−メチル−2−ブテン(5,8mL)を、亜塩素 酸ナトリウム(3,15g)および1ル酸二水素ナトリウムのH2C(10mL )中溶液と一緒に0℃で加えた。溶液を0.5時間撹拌し、飽和チオ硫酸ナト! 功ム水溶液を加えることによって急冷し、そして蒸発させた。残留物をH20中 に溶解させ、pHをIN塩酸によってpt−taまで調整した。溶液をジクロロ メタンで抽出した。ジクロロメタン抽出物を乾燥させ且つ蒸発させて油を生じ、 それを、エーテルを加えることによって晶出させて、酸(0,88g)を黄色固 体として生じた。
TLC:R=Q、4、メタノールニジクロロメタン(15:85)。
f f、 2−(9−ベンジル−8−シアノ−1−オキソ−3−フェニル−1,2− ジヒドロピリド[3,4−b]コイントール2−イル) −N−(3,3,3− トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプロピルプロピル)アセトアミド。
9−ベンジル−8−シアノ−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロビ’ ) )’ [3,4−b] イ:/F−ルー2−イル酢酸(0,9g) 、3− 7ミ/−1゜1、 1−1−リフルオロ−4−メチル−2−ペンタノール塩酸塩 (0,65g)、1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾール(0,57g)およびト リエチルアミン(0,6mL)のN、N−ジメチルホルムアミド(10mL)中 溶液に対して、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミ ド塩酸塩(0,5g)を加え、得られた溶液を一晩中撹拌した。反応混合物をエ ーテル中に注加し黄色油を生じ、それを晶出させて、アルコール(0,9g)を 黄色固体として生じた。
TLC:Rf=0.5、エーテル: ヘキtン(80: 20) ;MS :m /z−587(M+1)。
g、 2−(8−シアノ−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロピリド [3,4−bコインドール−2−イル) −N−(3,3,3−1−リフルオロ −2〜ヒドロキシ−1−イソプロピルプロピル)アセトアミド。
2−(9−ベンジル−8−シアノ−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒド ロピリド[3,4−bコインドール−2−イノリーN−(3,3,3−トリフル オロ−2−ヒドロキシ−1−イソプロピルプロピル)アセトアミド(2,0g) の室温でのベンゼン(15mL)中溶液に対して、塩化アルミニウム(1゜81 g)を加え、得られた混合物を1時間撹拌した。追加の塩化アルミニウム(1g )を加え、そして出発物質か残留しなくなるまで混合物を撹拌した。溶液をH2 O中に注加し、そしてジクロロメタン中に抽出した。有機抽出物を乾燥させ且つ 蒸発させた。得られた物質を、溶離剤としてジクロロメタン:メタノール(勾配 、too:o、0・100)を用いるクロマトグラフィーによって精製して、脱 保護されたアミン(1,4g)を白色固体として生じた。
TLC:Rf=0.4、メタノール、ジクロロメタン(5:95);MS :m /z=497 (M+1)。
実施例2. 2−(8−ホルミル−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒド ロピリド[3,4−b]コイントール2−イル)−N−(3,3,3−4リフル オロ−1−イソプロピル−2−オキソプロピル)アセトアミド。
2−(8−ホルミル−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロピリド[3 ,4−b]コイントール2−イル) −N−(3,3,3−トリフルオロ−2− ヒドロキシ−1−イソプロピルプロピル)アセトアミド(0,1g)の、ジメチ ルスルホキシド(1mL)およびトルエン(1mL)中溶液に対して、1” ( 3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0,46g )およびジクロロ酢酸(0,1mL)を加えた。得られた溶液を2時間撹拌した 。
混合物を酢酸エチル中に注加し、洗浄しくIN塩酸、H2C)、乾燥さ也そして 蒸発させた。得られた物質を、溶離剤としてエーテル:酢酸エチル(勾配、1: 1.0:1)を用いるクロマトグラフィーで分離して、表題化合物(0,1g) を白色固体として生じた。
TLC:Rf=0.5、メタノール:ジクロロメタン(5:95);300 M Hz NMR(D M S O/ H20) =10.39 (s 、1 )  、8.48(d、1)、8. 10(d、1)、7. 45(m、6)、4.  57(m、2)。
4、 03(d、1)、2. 20(m、1)、0. 82(d、3)、0.  76(d、3) ; MS :m/z=498 (M+1)。
026H22F3N3°4′)分析゛ 計算値:C,62,70;H,4,45;N、8.44゜実測値:C,60,0 3:H,4,37,N、8. 22゜中間体アルコールを以下のように製造した 。
2−(8−シアノ−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロピリド[3、 4−b]コイントール2−イル) −N−(3,3,3−1−リフルオロ−2− ヒドロキシ−1−イソプロピルプロピル)アセトアミド(0,5g)および次亜 リン酸ナトリウム水和物(0,35g)のピリジン(3mL) 、酢酸(1,5 mL)およびH20(1−5m L )中溶液に対して、少量のラニーニッケル (水中50%スラリー、pH9より大)を加え、得られた混合物を60℃で1時 間加熱した。追加の次亜リン酸ナトリウム水和物(0,1g)を加え、混合物を 600Cで1時間加熱した。反応混合物をメタノールで希釈し、珪藻土を介して 濾過し、蒸発させ、そして酢酸エチルで希釈した。得られた溶液をIN塩酸で洗 浄し、乾燥させ、そして蒸発させて、アルデヒド(0,4g)を黄色固体として 生した。
TLC:Rf=0.45、メタノール、ジクロロメタン(5:95);NMR: 11.99 (S、1.インドール NH)、10.53 (s、1. CHO )。
実施例3. 1(8−カルボキン−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒド ロピリド耳3. 4−b]コイントール2−イル) −N−(3,3,3−トリ フルオロ−1〜イソプロピル−2−オキソプロピル)アセトアミド。
実施例3.b、からの生成物(0,17g)のテトラヒドロフラン(7mL)お よびH2C(1,5mL)中溶液に対して、LiOH水和物(0,04g)を加 え、得られた溶液を3時間撹拌した。溶液を、IN塩酸を加えることによってp H3まで酸性にし、そしてジクロロメタンで抽出した。有機層を乾燥させ、溶媒 を蒸発させてオフホワイト固体を生じた。この物質を、溶離剤としてメタノール :ジクロロメタン(勾配、5:95.10:90)を用いるクロマトグラフィー で分離して、表題化合物(0,1g)を黄褐色固体として生じた。
TLC:Rf=0.3、メタノール:ジクロロメタ:/(10:90);NMR (DMSO/D20) :8.12 (d、 1)、 7.94 (d、 1) 。
7、 41 (s、5)、7. 24 (dd、1)、7. 02 (s、1) 、4. 6(広幅 s、2)、3.98(広幅 s、1)、2. 15 (m、 1)、0. 76(m、6) ; MS : m/’z =514 (M+ 1)。
実施例3て用いられる中間体エステルを以下のように製造した。
a、2−(8−メトキシカルボニル−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ノヒ トロピリト[3,4−b]コイントール2−イル) −N−(3,3,3−トリ フルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプロピルプロピル)アセトアミド。
2−(8−ホルミル−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジヒドロピリド[3 ,4−bコイントール−2−イル’I −N−(3,3,3−1−リフルオロ− 2−ヒドロキシ−1−イソプロピルプロピル)アセトアミド(0,26g)のt −ブチルフルコール(7mL) 、テトラヒドロフラン(3mL)および2−メ チル−2−ブテン(1,3mL)中溶液に対して、亜塩素酸ナトリウム(0,5 g)および1ル酸二水素ナトリウム(0,61g)のH20(2m L )中溶 液を加えた。得られた溶液を0.5時間撹拌し、そしてテトラヒドロフランを蒸 発によって除去した。溶液をH2Cて希釈し、そしてIN塩酸を加えることによ ってpH3まで酸性にした。溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を乾燥させ 且つ蒸発させた。残留物をエーテル(10mL)およびメタノール(3mL)中 に溶解させ、そして黄色が存続するまで溶液をエーテル性ンアゾメタンで処理し た。過剰のジアゾメタンを、酢酸を加えることによって消失させ、そして溶媒を 蒸発させた。得られた物質を、溶離剤としてメタノール、ジクロロメタン(1: 99)を用いるクロマトグラフィーで分離して、エステル(0,185g)を生 した。
TLC:Rf=0.3、メタノール・ジクロロメタン(1:99);NMR:1 0.91 (s、1.インドール NH)、 4.00 (s、 3゜C02C H3)・ b、 2−(8−メトキシカルボニル−1−オキソ−3−フェニル−1,2−ジ ヒトロピリド[3,4−bコインドール−2−イル) −N−(3,3,3−ト リフルオロ−1−イソプロピル−2−オキソプロピル)アセトアミド。
実施例3.a、からの生成物(0,1g)のジメチルスルホキシド(1mL)お よびトルエン(1mL)中溶液に対して、1−(3−ジメチルアミノプロピル) −3−エチルカルボンイミド塩酸塩(0,34g)およびジクロロ酢酸(0゜0 6mL)を加え、そして得られた溶液を2時間撹拌した。混合物を酢酸エチル中 に注加し、洗浄しくIN塩酸、H2C)、乾燥さ也そして蒸発させた。得られた 物質を、溶離剤としてエーテルを用いるクロマトグラフィーで分離して、ケトン (0,90g)を白色固体として生した。
TLC:Rf=0.65、メタノール:ジクロロメタン(2:98);MS : m/z=528 (M+4)。
実施例3.b、の生成物が本発明の化合物でもあることを注記する。
実施例4. 2−(8−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロピリド[3,4 −b]コインドール2−イル)−N−(3,3,3−トリフルオロ−1−イソプ ロピル−2−オキソプロピル)アセトアミド。
2−(8−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロピリド[3,4−blインド ール−2−イル) −N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1− イソプロピルプロピル)アセトアミド(0,57g)のジメチルスルホキシド( 6功ム) およびトルエン(6功ム)中溶液に対して、1−(3−ジメチルアミ ノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(2,3g)およびジクロロ酢 酸(0,43mL)を加え、そして得られた溶液を2時間撹拌した。反応混合物 をを用いるクロマトグラフィーによって精製した。得られた固体を酢酸エチルか ら再結晶させて、表題化合物(0,41g)を生じた。
mp 218〜219℃ 022H21F3N3°5′7)分析。
計算値:C,56,77;H,4,76;N、9.03;実測値:C,56,6 8,H,4,72,N、8.77゜中間体アルコールを以下のように製造した。
a、 1−オキソ−1,2,3,4−jトラヒドロピリド[3,4−b]コイン ドール8−カルボン酸エチル。
を、IN塩酸(75mL)を加えることによってpH4まで酸性にし且つ水浴中 で冷却した。この溶液に対して、H20(50m L )中の亜硝酸ナトリウム (15g)を濃塩酸(40mL)、氷(100g)および2−アミノ安息香酸エ チル(23mL)のスラリーに加えることによって製造された塩化アリールジア ゾニウムの溶液を加えた。0℃で1,5時間撹拌後、溶液を室温まで加温し且つ 3時間撹拌した。生成された沈殿を集め、そしてエチルアルコールから再結晶さ せてヒドラゾン(33,7g)を生じた。この物質の5g部分をエタノール(9 0mL)および濃硫酸(L OmL)中に溶解させ、そして6時間還流しながら 加熱した。溶液を氷および重炭酸ナトリウム(40g)のスラリー中に注加し、 そしてジクロロメタンで抽出した。溶液を乾燥させ且つ蒸発させた。得られた物 質を、溶離剤としてメタノール:ジクロロメタン(10:90)を用いるクロマ トグラフィーで分離して、インドール(2,0g)を生じた。
TLC:R,=0.5、酢酸エチル。
b、 1−オキソ−9−[2−(トリメチルシリノリエトキシメチル]−1゜2 、 3. 4−テトラヒドロピリド[3,4−b]コインドール8−カルボン酸 エチル。
1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,4−blインドール− 8−カルボン酸エチル(1,29g)の0℃でのテトラヒドロフラン(500m L)中溶液に対して、水酸化ナトリウム(0,2g、鉱油中60%分散液)を加 え、得られた溶液を0.5時間撹拌した。この溶液に対して塩化2−(トリメチ ルシリル)エトキシメチル(0,9功ム)を加え、そして得られた溶液を一晩中 撹拌した。反応を、塩化アンモニウムの飽和溶液を加えることによって急冷し、 酢酸エチルで抽出し、そして合わせた有機層を乾燥させ且つ蒸発させた。得られ た油を、溶離剤としてジクロロメタン:酢酸エチル(60:40)を用いるクロ マトグラフィーで分離して、アルキル化アミン(1,13g)を生じ、それを放 置によって晶出させた。
126、 9. 124. 3. 121. 3. 119. 8. 119.  2. 73. 3゜63、 9. 60. 9. 20. 2. 16. 8 . 14. O,−1,66ppm0c、2−[8−エトキシカルボニル−9− [2−(トリメチルシリル)エトキシメチル] −1,2,3,4−テトラヒド ロピリド[3,4−b]コインドール2−イル] −N−(2−t−ブチルジメ チルシリルオキシ−3,3,3−トリフルオロ−1−イソプロピルプロピル)ア セトアミド。
1−オキソ−9−[’2−(トリメチルシリル)エトキシメチル]−1,2,3 ,4−テトラヒドロピリド[3,4−b]コインドール8−カルボン酸エチル( 0,97g)の0℃でのテトラヒドロフラン中溶液に対して、水酸化ナトリウム (0,12g、鉱油中60%分散液)を加え、得られた溶液を0.5時間撹拌し た。この溶液に対して、N−(2−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3,3゜ 3−トリフルオロ−1−イソプロピルプロピル)−2−ヨードアセトアミド(1 ,2g)を加え、そして得られた溶液を一晩中撹拌した。反応を、塩化アンモニ ウムの飽和溶液を加えることによって急冷した。溶液を酢酸エチルで抽出し、そ して合わせた有機層を乾燥させ且つ蒸発させた。得られた油を、溶離剤として酢 酸エチル:ジクロロメタン(勾配、10 : 90.20 : 80)を用いる クロマトグラフィーによって精製して、アセトアミド(1,65g)を透明油と して生じた。
TLC:Rf=16、酢酸エチル ジクロロメタン(10:90)。
d、 2−(8−エトキシカルボニル−9−(2−(トリメチルシリル)エトキ シメチル]−1,2−ジヒドロピリド[3,4−b]コインドール2−イル)− N−(2−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3,3,3−)リフルオロ−1− イソプロピルプロピル)アセトアミド。
2−(8−エトキシカルボニル−9−[2−(トリメチルシリル)エトキシメチ ルコー1. 2. 3. 4−テトラヒドロピリド[3,4−bコインドール− 2−イル]−N−(2−t−プチルジメチルンリルオキシー3. 3. 3−1 −リフルオロ−1−イソプロピルプロピル)アセトアミド(17,8g)のジオ キサン(200mL)中溶液に対して、2.3−ジクoo−5,6−ジシアツー 1.4−ベンゾキノン(7,95g)を加え、反応を100時間撹拌した。溶媒 を蒸発によって除去し、得られた残留物をエーテル中に溶解させ、そして洗浄し た(IN水酸化ナトリウム、H2C)。溶液を乾燥させ且つ溶媒を蒸発させて、 3.4−デヒドロ化合物(16,9g)を黄色曲として生じた。
TLC:R=o、6、酢酸エチル、ジクロロメタン(10・90)。
e、2−(8−エトキシカルボニルー1.2−ンヒドロピリド[3,4−b]コ インドール2−イル)−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1 −イソプロピルプロピル)アセトアミド。
2−(8−エトキシカルボニル−9−(2−()リメチルシリル)エトキシメチ ル]−1,2−ジヒドロピリド[3,4−bコインドール−2−イル)−N−( 2−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3,3,3−)リフルオロ−1−イソプ ロピルプロピル)アセトアミド(3,4g)のアセトニトリル(20mL)中溶 液に対して、H20(L Om L )中40%HFの溶液を加え、得られた溶 液を一晩中撹拌した。反応を、重炭酸ナトリウム溶液中に注加することによって 急冷した。混合物を酢酸エチルで抽出し且つ乾燥させた。溶媒を蒸発させ、そし て得られた物質を、溶離剤としてジクロロメタン:酢酸エチル(勾配、2:1. 1:1)を用いるクロマトグラフィーによって精製して、アルコール(1,07 g)を白色固体として生じた。
NMR:10.6(s、1)、8.4(d、1)、8.0(d、1)、7.97 (d、1)、7. 39(m、2)、7. 1(d、1)、6. 56(d、1 )。
4、 91 (d、1)、4. 65 (d、1)、4. 46 (q、2)、 4. 15(m、1)、3.84(t、1)、1.85(m、1)、1.40( t、3)。
0、 93 (m、6)。
実施例4.C6て用いられる中間体N−(2−t−ブチルジメチルシリルオキシ −3,3,3−トリフルオロ−1−イソプロピルプロピル)−2−ヨードアセト アミドを以下のように製造した。
f、 2−クロロ−N−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1−イ ソブロピルプロビル)アセトアミド。
3−アミノ−1,1,1)リフルオロ−4−メチル−2−ペンタノール塩酸塩( 20g)の窒素下の蒸留テトラヒドロフラン(480mL)中溶液に対して4− メチルモルホリン(21,8功ム)を加えて、白色沈殿を生じさせた。塩化クロ ロアセチル(7,7功ム)の蒸留テトラヒドロフラン(40mL)中溶液を1時 間にわたって滴加し、そして混合物を一晩中撹拌した。混合物を酢酸エチルで希 釈し且つ濾過して、不溶固体を除去した。濾液を、10%塩酸、水、飽和重炭酸 ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄した。濾過された固体を水に溶解させ、 水性相を酢酸二チルで抽出しく2回)、そして抽出物を、最初の抽出物で行なっ たのと同様に洗浄した。有機相を合わせ、乾燥させ、そして蒸発させて、2−ク ロローN−(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプロピルプ ロピル)アセトアミドを油(23,8g)として生じた。
g、N−(2−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3,3,3−4リフルオロ− 1−イソプロピルプロピル)−2−クロロアセトアミド。
前記のように製造され(23,79g)且つ直接的に用いられた2−クロロ−N −(3,3,3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプロピルプロピル) アセトアミドをジクロロメタン(96mL)中に溶解させ、2.6−ルチジン( 22,5mL)を加えた。t−ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホ ネート(33mL)を速やかに滴加した。反応は激しく発熱して白煙を生じた。
冷却するのが賢明である。混合物を一晩中撹拌し;酢酸エチル(500mL)で 希釈し;そして10%塩酸(2回)、飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびブライ ンで洗浄した。酢酸エチル溶液をシリカゲル(120mL)上に蒸発によって吸 着させ、そしてヘキサン:酢酸エチル(勾配、100 : 0193ニア、85 :15および80:20)で溶離するクロマトグラフィーで分離して、N−(2 −t−ブチルジメチルシリルオキシー3. 3. 34リフルオロ−1−イソプ ロピルプロピル)−2−クロロアセトアミドを白色固体(20,49g)として 生じた。
h、 N−(2−t−ブチルジメチルシリルオキシー3. 3. 3−トリフル オロ−1−イソプロピルプロピル)−2−ヨードアセトアミド。
N−(2−t−ブチルジメチルシリルオキシー3. 3. 3−1−リフルオロ −1−イソプロピルプロピル)−2−クロロアセトアミド(15,56g)を、 Na I (19,3g)のアセトン(130mL)中溶液に対して加えた。混 合物を一晩中撹拌し、そして黄色反応混合物を水(180mL)で希釈した。得 られた沈殿を濾過し、水および飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液で洗浄し;そして 真空下において40℃で一晩中乾燥させた。スペクトルデータによって出発物質 の存在が示された後、生成物に、前記反応条件をもう1回繰り返して行なった。
それ以後の処理は、チオ硫酸ナトリウム洗浄を行なわなかったこと以外は同一で あった。ヘキサン:酢酸エチル(勾配、80 : 20および50:50)で溶 離するクロマトグラフィーによる精製および真空下での乾燥は、N−(2−t− ブチルジメチルシリルオキシ−3,3,3−4リフルオロ−1−イソプロピルプ ロピル)−2−ヨードアセトアミド(17,91g)を生じた。
実施例5. 2−(8−カルボキシ−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3 ,4−b]コインドール2−イル) −N−(3,3,3−トリフルオロ−1− イソプロピル−2−オキソプロピル)アセトアミド。
2−(8−カルボキン−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,4−b]コ インドール2−イル’) −N−(3,3,3−1−リフルオロ−2−ヒドロキ シ−1〜イソプロピルプロピル)アセトアミドに、実施例4で記載されたのと同 様の手順を施し、酢酸エチルから再結晶後に表題化合物を生じた。
mp 246℃ MS :m/z=440 (M+1)。
中間体アルコールを以下のように製造した。
実施例4 c からの生成物C’J、、65g)のテトラヒドロフラン(10m L)中溶液に対して、フッ化テトラブチルアンモニウム(7m L sテトラヒ ドロフラン中LM)を加えた。得られた溶液を120℃で24時間加熱した。混 合物を酢酸エチルで希釈し、洗浄しく水)、乾燥させ、そして蒸発させて固体を 生じ、それを酢酸エチルで7砕して、2−(8−カルボキシ−1,2,3,4− テトラヒドロピリド[3,4−b]コインドール2−イル) −N−(3,3, 3−トリフルオロ12−ヒドロキシ−1−イソプロピルプロピル)アセトアミド (0,45g)を白色固体として生した。
MS :m/z−442(M+1)。
実施例6. 2−(8−カルボキシ−1,2−′)ヒドロピリドC3,4−bコ インドール−2−イル) −N−(3,3,3−トリフルオロ−1−イソプロピ ル−2−オキソブロピノリアセトアミト。
2−(8−カルボキン−1,2,3,4−テトラヒドロピリド[3,4−b]コ インドール2−イル) −N−(3,3,3−トリフルオロ−1−イソプロピル −2−オキソプロピル)アセトアミド(0,14g)をジオキサン(50mL) 中に溶解させ、そして2.3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキ ノン(0,45g)を加えた。得られた溶液を一晩中撹拌した。酢酸エチル(1 50mL)を加え、そして溶液を洗浄しくH20,ブライン)、乾燥させ、そし て蒸発させた。得られた固体をを酢酸エチルから再結晶させて、表題化合物(0 ,056g)を生じた。
mp 260−262℃ C2□H工8F3N305の分析。
計算値:C,54,92,H,4,15,N、9.61;実測値:C,54,3 6,H,4,24,N、9. 27゜実施例7. 2−(8−カルバモイル−1 ,2−ジヒドロピリド[3,4−b]・インドール−2−イル) −N−(3, 3,3−トリフルオロ−1−イソプロピル−2−オキソプロピル)アセトアミド 。
2−(8−カルバモイル−1,2−ジヒドロピリド[3,4−b]インドール= 2−イル’)−N−(3,3,3−4リフルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプ ロピルプロピル)アセトアミドに、実施例4で記載されたのと同様の手順を施し た。得られた物質を、溶離剤としてメタノール:ジクロロメタンを用いるクロマ トグラフィーで分離して、表題化合物を生した。
mp 316℃。
>iS :m%z:=−437(M+1)。
中間体アルコールを以下のように製造した。
a、2−(8−カルボキシー1.2−ジヒドロピリド[3,4−b]コインドー ル2−イル) −N−(3,3,:3−トリフルオロ−2−ヒドロキシ−]−イ ソプロピルプロピル)アセトアミド。
2−(8−エトギノカルボニルー1.2−ンヒトロビリド[3,4−b]コイン ドール2−イル)−N−(3,3,3−4−リフルオロ−2−ヒドロキシ−1− イソプロピルプロピル)アセトアミドに、実施例3で概説されたのと同様の加水 分解手順を施して、表題化合物を白色固体として生じた。
NMR:10.4(s、1)、8.36(d、1)、8.05(m、2)。
7、 35(m、2)、7. 09(d、1)、4. 86(d、1)、4.  63(d、1)、4. 11 (m、1)、3. 82(t、1)、1. 77 (m、i、)。
0、 90 (m、6)。
b、 2−(8−カルバモイル−1,2−ジヒドロピリド[3,4−b]コイン ドール2−イル) −N−(3,3,3−)リフルオロ−2−ヒドロキシ−1− イソプロピルプロピル)アセトアミド。
2−(8−力ルホキシー1.2−ジヒドロピリド[,3,4−blインドール− 2−イル)−N〜(3,3,3−1−リフルオロ−2−ヒドロキシ−1−イソプ ロピルプロピル)アセトアミド(0,6g)のジメチルホルムアミド(10mL )中溶液に対して、アンモニア ヒドロキシベンゾトリアゾールの錯体(0,3 8g)および1−(3−ジメチルアミノプロビル)−3−エチルカルボジイミド 塩酸塩(0,54g)を加えた。得られた溶液を12時間撹拌した。混合物を酢 酸エチルで希釈し、洗浄しく飽和塩化アンモニウム、飽和N a HCO3、R 20)、乾燥さ也そして蒸発させて、2−(8−カルバモイル−1,2−ジヒド ロピリド[3,4−b]コインドール2−イル)−N−(3,3,3−4リフル オロ−2−ヒドロキシ−1−イソプロピルプロピル)アセトアミド(0,4g) を生じた。
MS :m/z−439Gvi+1)。
実施例8〜13 実施例4で記載され且つスキーム冊で概説されたのと同様の順序を用いて、以下 の式I (式中、ROは旬プロピルであり、R2は水素であり、R6は水素であ り、そしてR1、R3、R4およびR5は示された意味を有する)を有する化合 物を製造した。
実施例8. R1−水素、R3−水素、R4=水素、R5=5=水素p 1.9 9−201℃。
C19H2oF3N303の分析 計算値:C,57,72,H,5,101N、10.63;実測値:C+ 57 . 87;H,5,11,N、10. 61゜実施例9.R=水素、R3=クロ ロ、R4=水素、R5=水素;mp 242℃。
C19H19CIF3N303の分析:計算値:C,53,09;H,4,46 ;N、9.78;実測値:C,52,78,)(,4,54;N、9.67゜実 施例10.R=水素、R3=メトキシ、R4=水素、R5=水素;mp 244 〜245℃。
C2oH22F3N304の分析: 計算値:C+ 56.47;H,5,21,N、9.88;実測値:C+ 56 .50.H,5,36,N、9.93゜実施例11.R=水素、R3=水素、R 4およびR5が一緒に=二重結合;mり 278℃。
019H18F3N3°3′)分析0 計算値:C,58,01,H,4,61,N、10.68;実測値:C,58, 03;H,4,56;N、10. 55゜実施例12.R=水素、R3=クロロ 、R4およびR5が一緒に=二重結合;mp 293〜295℃。
C19H17CIF3N303・0.5H20の分析:計算値:C,52,24 ,H,4,15;N、9.62;実測値:C,52,20,H,3,95;N、 9.60゜実施例13.R=水素、R3=メトキシ、R4およびR5が一緒に一 二重結合;mp 248〜250℃。
CHFNo ・0.3H20の分析: 計算値:C,55,94,H,4,85,N、9.79:実測値:C,55,9 7,H,4,73,N、9.70゜実施例14〜26 実施例1で記載され且つスキーム■で概説されたのと同様の順序を用いて、以実 施例14.R=水素、R=エトキシカルボニル、R3=水素、R6=水素;mp  255〜256℃。
C22H22F3N305・0.6H20の分析:計算値:C,55,48;H ,4,91;N、s、82;実測値:C,55,52,H,4,84,N、8. 69゜1 2 、3 実施例15.R=水素、R=カルボキン、R=水素、R6=水素;mp 281 〜283℃。
020H18F3N3°5′)分析2 計算値:C,54,92,H,4,14;N、13.03;実測値:(,54, 80,H,4,01;N、12.88゜実施例16.R=水素、R=水素、R3 =水素、R6=イソプロピル;mp 256℃。
022H24F3N3°3′)分析0 計算値:(,60,68;H,5,55;N、9.64;実測値:C,60,5 1、H,5,41、N、9. 35゜実施例17.R=水素、R=水素、R3= 水素、R6=フーニル;mp 317〜319℃。
C2s H22F a N a Oa ” o、3 H20)分析:計算値:C ,63,23;H,4,79;N、s、84;実測値:(、63,09,H,4 ,61,N、8. 52゜実施例18. R1=メチルスルホニル、R2=水素 、R3=水素、R6=フェニル;mp 255〜256℃。
C26H24F3N306Sの分析: 計算値:C,55,41,H,4,29,N、7.46;実測値:C,55,0 8,H,4,41,N、7. 27゜027H24F3N306′)分析2 計算値:C,59,67;H,4,45,N、7.73゜実測値:C,59,5 7;H,4,57;N、?、61゜mp 244〜246℃。
CHFNo ・0.25H20の分析=計算値:C,61,96,H,4,90 ;N、s、34゜実測値:C,61,86,H,5,04,N、8. 27゜ル 。
CHON F −L 0H20ノ分析:計算値:C,55,53,H,5,26 ,N、8.44゜実測値:C,55,31,H,5,09,N、8.29゜C2 3H23F3N403の分析゛ 計算値:C,59,99,H,5,03,N、12.16゜実測値 C,59, 57,H,5,12,N、11 86゜エニル;mp 228〜231℃。
C27H24F3N305の分析゛ 計算値・C,61,47,H,4,38,N、7.96;実測値:C,61,3 6,H,4,74,N、7.75゜ml) 344℃。
CHFNO・0.3H20の分析: 計算値:C,61,17,H,4,68,N、8.56;フェニル;mp 14 9〜150℃。
C27H27N3F306Pの分析・ 計算値:C,56,05;H,4,87,N、7.26;実測値:C,55,8 9,H,4,72,N、7. 11゜実施例26.R=水素、R=水素、R3= ジメトキシホスホリル、R6=フェニル;mp 248〜250℃。
C27H27N3F306Pの分析: 計算値:C,56,05;H,4,87,N、7.26;実測値:C,55,7 1;H,4,61、N、7. 05゜■ II スキームI ■ スキームII フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、0A(BF、BJ、CF、CG、 CI、 CM、 GA、 GN、 ML、  MR,NE、 SN。
TD、TG)、AT、AU、BB、BG、BR,CA。
CH,CZ、DE、DK、ES、FI、GB、HU、JP、 KP、 KR,L K、 LU、 MG、 MN、 MW、 NL、No、NZ、PL、PT、RO ,RU、SD、SE。
SK、UA (72)発明者 ウォラニン、ドナルド・ジョンアメリカ合衆国コネチカット州 06477、オレンジ、ロングメドウ・ロード 320

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式I(以下に記載された式) [式中、R0は(1〜5C)アルキルであり;R1は、シアノ、カルバモイル、 ホルミル、ヒドロキシ、(1〜4C)アルコキシ、メタンスルホニルオキシ、メ タンスルホニル、(ReO)2P(O)、COORfおよびRgOCOOから成 る群より選択され;そしてR2およびR3は水素であり;または R1は水素であり;R2は、水素、XCOORhおよびXCONRiRjから成 る群より選択され;そしてR3は、水素、ハロゲノ、ヒドロキシ、(1〜4C) アルコキシ、(RkO)2p(O)、COORmおよびCONRnRpから成る 群より選択され; R4は水素であり;そしてR5およびR6は、独立して、水素、(1〜6C)ア ルキル、(3〜6C)シクロアルキルまたは式B.Y−(式中、Bは、アリール またはヘテロアリールであり且つアリール置換基またはヘテロアリール置換基を 有していてよいし、そして更に、BまたはB上のアリール置換基若しくはヘテロ アリール置換基は、独立して、アミノ、ハロゲノ、ニトロ、(1〜6C)アルキ ル、(3〜6C)シクロアルキル、トリフルオロメチル、シアノ、ヒドロキシ、 (1〜4C)アルコキシ、低級アシルオキシ、SO2Ra、COORb、CON RcRdから成る群より選択される1個若しくはそれ以上の置換基を有していて よい)を有する基から成る群より選択され;またはR4およびR5は一緒に二重 結合を形成し、そしてR6は前記に定義の通りであり;そしてここにおいて、 Rb〜Rd、Rf、Rh〜RjおよびRm〜Rpは、独立して、水素または(1 〜4C)アルキルであり; ReおよびRkは、独立して、水素、メチルまたはエチルから選択され;Raお よびRgは、独立して、(1〜4C)アルキルであり;Xは、直接結合であるか またはメチレンであり;そしてYは、直接待合、メチレン、エチレンまたはトラ ンス−ビニレンである]を有する化合物;または 酸性または塩基性である式Iを有する化合物のためのその薬学的に許容しうる塩 。
  2. 2.R1は、シアノ、カルバモイル、ホルミル、メタンスルホニルオキシ、メタ ンスルホコル、(ReO)2P(O)、COORfおよびRgOCOOから成る 群より選択され;そしてR2およびR3は水素であり;またはR1は水素であり ;R2は、水素、XCOORhおよびXCONRiRjから成る群より選択され ;そしてR3は、水素、ハロゲノ、ヒドロキシ、(1〜4C)アルコキシ、(R kO)2p(O)、COORmおよびCONRnRpから成る群より選択される 請求項1に記載の化合物。
  3. 3.R0は、エチルまたはイソプロピルであり;(1〜4C)アルキルは、メチ ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチルまたはt−ブチルで あり;(1〜6C)アルキルは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ チル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、3−メチルブチル、1−エチルプロ ピル、ヘキシルまたは4−メチルペンチルであり;(3〜6C)シクロアルキル は、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルであり;アリールは 、フェニル、インデニルまたはナフチルであり;ヘテロアリールは、フリル、イ ミダゾリル、テトラゾリル、ピリジル(またはそのN−オキシド)、チエニル、 ピリミジニル(またはそのN−オキシド)、インドリルまたはキノリニル(また はそのN−オキシド)であり;低級アシルオキシはアセトキシであり;(1〜4 C)アルコキシは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロキシまたはt− ブトキシであり;そしてハロゲノは、ブロモ、クロロまたはフルオロであり;R 1は、水素、カルボキシ、ホルミルまたはメチルスルホニルであり;R2は、水 素、カルボキシメチルまたはメトキシであり;R3は、水素、ジメトキシホスホ リルまたはクロロであり;そしてR6は、水素、フェニルまたはイソプロピルで ある請求項1または2に記載の化合物。
  4. 4.R0はイソプロピルであり;R1は水素またはカルボキシであり、R3は水 素またはジメトキシホスホリルであり;そしてR6は水素またはフェニルである 請求項3に記載の化合物。
  5. 5.R0はイソプロピルであり、R1はカルボキシであり、R4およびR5は水 素であるかまたは一緒に二重結合を形成し、そしてR6は水素またはフェニルで あり、ここにおいて、該フェニルは、1個または2個のハロゲノ、トリフルオロ メチル、メチル、ヒドロキシ、メトキシ、t−ブトキシ、メトキシカルボニルま たはカルボキシ置換基を有していてよい請求項1〜4のいずれか1項に記載の化 合物。
  6. 6.R0はイソプロピルであり、R1は水素であり、そしてR6はフェニルであ り、ここにおいて、該フェニルは、1個または2個のハロゲノ、トリフルオロメ チル、メチル、ヒドロキシ、メトキシ、t−ブトキシ、メトキシカルボニルまた はカルボキシ置換基を有していてよい請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合 物。
  7. 7.(a)式Iを有する酸性化合物については、アルカリ金属塩、アルカリ土類 金属塩、アルミニウム塩、アンモニウム塩、または適当な有機塩基から製造され る塩;および (b)式Iを有する塩基性化合物については、薬学的に許容しうる陰イオンを与 える酸によって製造された酸付加塩 から選択される請求項1に記載の塩。
  8. 8.請求項1〜7のいずれか1項に記載の式Iを有する化合物またはその薬学的 に許容しうる塩の製造法であって、(A)式IIを有する対応するアルコールの 酸化;(B)アリール基またはヘテロアリール基上にヒドロキシ置換基を有する 式Iの化合物については、アリール基またはヘテロアリール基上に(1〜4C) アルコキシ置換基または低級アルコキシ置換基を有する式Iの対応する化合物の アルキルエーテルまたはアシルオキシエステルの開裂;(C)式COORb、C OORf、COORhまたはCOORm(式中、Rb、Rf、RhまたはRmは 水素である)を有する基(カルボキシ基)を有する式Iの化合物については、好 都合に除去される酸保護基によって製造された対応するエステルのエステル基の 分解; (D)R4およびR5が一緒に二重結合を形成している式Iを有する化合物につ いては、R4およびR5が両方とも水素である式Iを有する対応する化合物の脱 水素; (E)アミノN−H残基を有する式Iの化合物については、慣用的な窒素保護基 を有する対応する化合物からの窒素保護基の除去;(F)ヘテロアリールN−オ キシド基を有する式Iの化合物については、ヘテロアリール基を有する式Iの対 応する化合物の酸化;(G)第一アミノ基を有する式Iの化合物については、ニ トロ基を有する対応する化合物の還元;および 次に、上記手順のいずれについても、式Iを有する酸性または塩基性化合物の薬 学的に許容しうる塩が必要とされる場合、式Iを有するこのような化合物の酸性 若しくは塩基性形と、生理学的に許容しうる対イオンを与える塩基若しくは酸と を反応させることによりまたは任意の他の慣用法、によることを特徴とし;そし てここにおいて、 化学式IおよびIIは以下に記載されており;そしてR0〜R6、Ra〜Rkお よびRm〜Rpはそれぞれ、更に特定して記載されている場合を除き、請求項1 〜7のいずれか1項に定義の意味を有することを特徴とする上記方法。
  9. 9.R0〜R6、Ra〜RkおよびRm〜Rpが、請求項1の場合と同様に定義 される式II(以下に記載された)を有する化合物またはその塩。
  10. 10.請求項1に定義の化合物またはその薬学的に許容しうる塩および薬学的に 許容しうる希釈剤または担体を含む薬剤組成物。 式▲数式、化学式、表等があります▼I▲数式、化学式、表等があります▼II 発明の詳細な説明
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