JPH07504333A - C型肝炎ウイルスに対するモノクローナル抗体及び抗イディオタイプ抗体 - Google Patents

C型肝炎ウイルスに対するモノクローナル抗体及び抗イディオタイプ抗体

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JPH07504333A JP6507580A JP50758094A JPH07504333A JP H07504333 A JPH07504333 A JP H07504333A JP 6507580 A JP6507580 A JP 6507580A JP 50758094 A JP50758094 A JP 50758094A JP H07504333 A JPH07504333 A JP H07504333A
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アクゾ・ノベル・エヌ・ベー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 名称=C型肝炎ウィルスに対するモノクローナル抗体及び抗イデイオタイプ抗体 本発明は、C型肝炎ウィルス抗原と特異的に免疫反応を示すモノクローナル抗体 、該抗体を分泌する細胞系、該抗体を含む免疫診断試薬、並びにHCV検出のた めの方法及び検査キットに関する。
本発明は更に、抗イデイオタイプ抗体、該抗イデイオタイプ抗体を分泌する細胞 系、該抗イデイオタイプ抗体を含む免疫診断試薬、並びに抗イデイオタイプ抗体 を用いて試料中の抗■Cv抗体を検出するための検査キットに関する。
C型肝炎ウィルス(1’1(J) ハ、NANB (非A非B) 型肝炎を引き 起こす因子のひとつとして認識された、9.4kbの一本鎖ポリアデニル化RN ^ウィルスである。HCVは急性及び慢性の肝臓疾患を引き起こし、また肝細胞 ガンに関係する。
非A非B型肝炎は、他の形態のウィルス関連肝臓疾患[例えば、公知の肝炎ウィ ルス、即ちA型肝炎ウィルス(HAJ) 、B型肝炎ウィルス(HBV)及びδ 型肝炎ウィルス(IIDV)によって引き起こされる疾患、並びにサイトメガロ ウィルス(CMV)又はエプスタイン−パールウィルス(EBY)によって誘発 される肝炎]と区別することができる。
疎水性プロット及び配列相同性に基づ(証拠から、HCVがフラビウイルス(F laviviridae)ファミリーと僅かに関連初めて同定された。ヒトから チンパンジーへの伝搬及びチンパンジーでの連続継代によって、非A非B型肝炎 が伝搬性感染因子によるものであることが実証された。
疫学的証拠は、非A非B型肝炎には水系感染(water−b。
rne)流行性型、血液又は針関連型及び散発発生(集団獲得)型の3つの型が あることを示唆している。HCvのウィルスゲノムは、広範囲(extensi ve)の翻訳後プロセッシングを受ける約3010アミノ酸のポリタンパク質を コードする。ウィルス構造領域は非構造領域の上流に位置し、保存性の高い19 kDaのヌクレオカプシドタンパク質、及び広範囲にグリコジル化された2個の エンベローブボリベブチドgp 33(El)、gp72(E2/N5I)を含 むと推定される。最近の研究では、E2/NSIのN末端領域に、実質的に全て のHCV単離物間で実質的な配列不均一性が存在することが指摘されている。こ のことは、IICvエンベロープのこの領域が強い免疫選択下にあり得ることを 示唆している。様々な推定上の非構造タンパク質が、残余の■Cvポリタンパク 質からプロセシングされるが、そのような非構造タンパク質には、膜結合23k Daタンパク質NS2、及びウィルスヘリカーゼに相当し、現在NSタンパク質 のプロセシングに関与すると考えられているN末端セリンプロテアーゼドメイン を含み得る約60kDaの可溶性タンパク質NS3が含まれる。NS4タンパク 質の機能は現在判明していないが、このタンパク質は免疫優性抗体結合部位を含 む5−1−1断片を含んでいる0:uo G、等、Set露すると、抗−clo o−3(NS3のC末端及びNS4タンパク質の一部分を包含する組換えタンパ ク質)に血清転換(5eroconversion)する数週間前にウィルス核 タンパク質の保存領域及びNS3に対する抗体が出現し得ることが臨床研究で判 明した。従って、保存性の高いIIcVヌクレオカプシドタンパク質及びNS3 を包含する血清アッセイは急性■Cv感染の有用な診断マーカーになる。
HCvウィルスのNS3タンパク質と特異的に反応し、また臨床検体でのHCV の存在の有無を検出するための免疫診断検査で特に有用な新規なモノクローナル 抗体を提供することが本発明の目的である。
本発明は、92121609の受託番号でEuropean Co11ect4 onof Animal Ce1l Cu1tures、 Porton Do wn(UK)に寄託されたエプスタイン−バールウィルス形質転換ヒトBリンパ 球細胞系によって分泌されるモノクローナル抗体によって特異的に認識される、 C型肝炎ウィルスのNS3タンパク質のエピトープに結合するモノクローナル抗 体を提供する。
本発明の好ましいモノクローナル抗体は、92121609の受託番号でEur opean Co11ection of Animal Ce1l Cu1t ures。
Porton Down(UK)に寄託されたエプスタイン−バールウィルス形 質転換ヒトBリンパ球細胞系によって分泌される。
本発明のモノクローナル抗体によって認識されるN5−3エピトープを含むペプ チドは、同時係属中である同−所有権者の特許出願PCT/EP9310347 8に記載されている。この明細書の内容は参考として本明細書の一部を構成する ものとする。
前述の細胞系は、1977年のブダペスト条約の規定に基づき1992年12月 16日にECACCに寄託された。
これらのモノクローナル抗体を分泌し得る細胞系も本発明の一部である。
モノクローナル抗体を産生ずる細胞系は例えば、エプスタイン−バールウィルス による形質転換、KQhler及びMilsteinの技術(K5her及びM ilsteinは、モノクローナル抗体産生ハイブリドーマを作製する技術を考 案した(G、KQhlerの直接形質転換技術、ヒトBリンパ球と融合パートナ −(ヒト若しくはマウス−ヒトハイブリッド骨髄腫細胞系)との直接融合、又は EBV形質転換B細胞系と前記骨髄腫細胞系との直接融合によって製造され得る 。
本発明の好ましい細胞系は、C型肝炎ウィルスのNS3タンパク質上のエピトー プと結合するモノクローナル抗体を分泌し得るエプスタイン−バールウィルス形 質転換ヒトBリンパ球クローン細胞系である。この細胞系は、92121609 の受託番号でEuropean Co11ection of Animal  Ce1l Cu1tures、 Porton Down(UK)に寄託されて いる。
エプスタイン−バールウィルス(EBY)は、ヒトBリンパ球の形質転換及び不 死化を可能とする。エプスタイン−バールウィルスを用いれば、パートナ−たる 骨髄腫細胞を用いずに不死化したヒトBリンパ球を得ることができる。工プスタ インーバールウイルスは種々の供給源から得ることができる。最もよ(使用され ているEBV源は、B95−8マーモセツト細胞系である。B95−8細胞系は 自発的にエプスタイン−バールウィルスを培地中に放出する。
EBV形質転換細胞のクローニングのために良好な支持細胞層を提供するため、 様々な細胞型が提案されている。最もよ(使用されているのは、末梢血単核細胞 (PBMC)及び線維芽細胞である。
PBIICは単球と、Tリンパ球と、8928球(5〜10%)とからなる。全 ての8928球が的確な特異性を有する抗体を提供するわけではないので、適切 な細胞についてPBMCを増やすことが有利である。EBV形質転換細胞に対す る細胞障害性T細胞が生成しないように、(例えばEBV産生可能なり95−8 細胞系由来の上清による) EBV感染の前に、細胞を洗浄済ヒツジ赤血球で処 理してTリンパ球を除去することができる(In:“Antibodies V ol、 l、 a practicle approach”、 Editor : Catty D、 IRL Press、 0xford、 Englan d。
198g、 Ch、 4)。
本発明の不死化B細胞系は、以下の要件に適う場合、モノクローナルであるとみ なした: 1)経時的な(〉6力月)抗体分泌の安定性、2)僅か1個のIgG(II及び L)機能分子の分泌、3)連続して行う少なくとも2回のサブクローニング手順 後の抗体分泌の特異性及び安定性(成長するコロニーの100%は、親糸と同一 の遺伝子表現型及び特異性を有するIgGを分泌する)。
本発明のモノクローナル抗体は、検査試料中のBCv又は■Cv断片を検出する ためのいわゆるイムノアッセイで使用するのに極めて適している。
本発明の抗体を含む免疫診断試薬及び試料中のHCvを検出するための検査キッ トも本発明の一部である。
用いるアッセイシステムによって生起する免疫化学反応は、いわゆるサンドイッ チ反応であってもよく、凝集反応であってもよく、競合反応であってもよく、又 は阻害反応であってもよい。
以下のアッセイシステムは単に例示的であって、本発明を制限するものではない 。
検査試料中のHCv検出のために例えばサンドイッチ反応を実施する場合、使用 すべき検査キットは、固相担体(例えばマイクロテストウェルの内壁)上にコー ティングされた本発明のモノクローナル抗体、及び結合体としての標識モノクロ ーナル抗体又はその断片を含む。
使用できる担体は例えば、マイクロテストウェル若しくはキュベツトの内壁、管 若しくは毛細管、膜、フィルター、テストストリップ又は粒子(例えばラテック ス粒子、赤血球、色素ゾル、金属ゾル、若しくはゾル粒子としての金属化合物、 BSA若しくはKLHのような担体タンパク質)の表面である。
使用できる標識物質はとりわけ、放射性同位体、蛍光化合物、酵素、色素ゾル、 金属ゾル又はゾル粒子としての金属化合物若しくは他のゾルである。HCVの検 出に使用できる他のイムノアッセイの例は、標識試薬としてヒトモノクローナル 抗体を用いる阻害アッセイである。この試薬と固相上の抗原との結合は試験試料 中の抗体と競合し得る。
前述した如く本発明のモノクローナル抗体は診断に非常に適しているが、これら の中和抗体は受動免疫療法で非常に有用である。
本発明のモノクローナル抗体を使用して、抗イデイオタイプ抗体を産生ずること もできる。
抗イデイオタイプ抗体は免疫グロブリンの可変部分に対する抗体である。抗イデ イオタイプ抗体の亜集団(5ub−p。
pulation)は“抗イデイオタイプβ”又は“内部像(internal  io+ages)”として知られている。これらの抗イデイオタイプβ抗体は 抗原との間に構造的又は三次元的類似性をデルで感染症に対するワクチンとして 広範に使用されていセイで使用するために、抗イデイオタイプ抗体を多量に作製 することができる。
抗イデイオタイプ抗体を産生ずるための技術は当業界で公知である。以下の実施 例は例示的であって、本発明を制限するものではない。本発明の抗イデイオタイ プ抗体は、標準的な文献の手順に従ってグルタルアルデヒドでKLHに結合し、 フロイント完全アジュバントと混合したモノクローナル抗体でB A L B  / cマウスを免疫感作して得ることができる。これらのマウスの牌臓細胞を不 死化することができ、このようにして得られたハイブリドーマを、抗イデイオタ イプ抗体産生についてスクリーニングすることができる。例えばHCvペプチド を固相(マイクロタイタープレートのウェル)に結合し、成長するハイブリドー マの培養上清及び、西洋わさびペルオキシダーゼ(HRP)に結合した本発明の モノクローナル抗体と共に固相をインキュベートしてハイブリドーマをスクリー ニングすることができるが、これに限定はされない。固相上にコーティングされ た)ICVペプチドと本発明のモノクローナル抗体との結合が阻害されれば、培 養上清中に抗イデイオタイプ抗体が存在することになる。
前述した如き本発明のモノクローナル抗体と反応を示す抗イデイオタイプ抗体は 本発明の一部である。
特に内部像を示す抗イデイオタイプ抗体は、診断検査で抗原模倣物質として使用 することができる。抗イデイオタイプ抗体は、診断検査での使用の他に、非A非 B型肝炎の予防及び/又は治療、並びにHCV抗原の重要なエピトープ領域の解 明でも有用である。
本発明の好ましい抗イデイオタイプ抗体は、93122307(+1CVID、  0T2A)、93122308()ICVID、 0T2B)、931223 09(ITCVID、 0T2C)、93122310(IIcVID、 0T 2D)、93122311(IICVID、 0T2E)、93122312( IIcVID、 0T2I)、9312231.3(HCVID、 0T2J) 、93122314(lic%’ID、OT2輩)、 93122315(HC VID、0T2P)、 93122316(HCVID、0T2Q)、9312 2317(■CVID、0T3A)、93122318(HCVID、 0T3 D)、93122319(HCVID、 0T3E)、93122320(HC VID、0T3B)、93122321(IICVID、 0T3L)及び93 122322(HCVID、 0T30)の受託番号でEuropean Ca 1lection of Animal Ce1l Cu1tures(ECA CC)、Porton Down(UK)に寄託されている細胞系によって分泌 される抗イデイオタイプ抗体である。
本発明の抗イデイオタイプ抗体は好ましくは、本発明のモノクローナル抗体との 結合のためにエピトープと競合し得る抗イデイオタイプ抗体である。このエピト ープは、92121609の受託番号でEuropean Co11ectio n of Ania+al Ce1lCultures(ECACC)、 Po rton Down(UK)に寄託されたエプスタイン−バールウィルス形質転 換ヒトBリンパ球細胞系によって分泌されるモノクローナル抗体によって認識さ れるエピトープである。
本発明の抗イデイオタイプ抗体を含む免疫診断試薬及び、抗イデイオタイプ抗体 を含む免疫診断試薬を用いて試料中の抗+icv抗体を検出するための検査キッ トも本発明の一部分である。
前述した如き本発明のモノクローナル抗体と反応を示す抗イデイオタイプ抗体を 分泌し得る不死化細胞系は本発明の一部である。
抗イデイオタイプ抗体を産生ずる細胞系は例えば、エプスタイン−バールウィル スによる形質転換、Kohler及びMUsteinの技術(KOher及びM ilsteinは、モノクローナル抗体産生ハイブリドーマを作製する技術を考 案した( G、KOhle球の直接形質転換技術、ヒトBリンパ球と融合パート ナ−(ヒト若しくはマウス−ヒトハイブリッド骨髄腫細胞系)との直接融合、又 はEBV形質形質転換権細胞系記骨髄腫細胞系との直接融合によって製造され得 る。
本発明の好ましい細胞系は、93122307(flc%’rD、 0T2A) 、93122308()IcVID、 0T2B)、93122309(IIc VID、 0T2C)、93122310(+1CVID、 0T2D)、93 12231’1(IICVID、 0T2E)、93122312(HCVID 、 OT2■)、93122313(IIcVID、 0T2J)、93122 314(IICVID、 072M)、93122315(licVID、 0 T2P)、93122316(HCVID、 0T2Q)、93122317( IIcVID、O’r3A)、93122318(IIcVID、 0T3D) 、93122319(HCVID、 0T3E)、93122320(ITCV ID、 0T3H)、93122321(HCvID、 0T3L)及び931 22322(HCVID、 0T30)の受託番号でEuropean Co1 1ection of Animal Ce1l Cu1tures、 Por ton Down(UK)に寄託されている。
本発明の抗イデイオタイプ抗体を含む免疫診断試薬及び試料中のII(j’を検 出するための検査キットも本発明の一部である。
以下の実施例で本発明を更に詳しく説明する。
実施例1は、本発明のモノクローナル抗体を産生ずる細胞系の誘導方法を示す。
実施例2は、本発明のモノクローナル抗体の特異的免疫反応性を更に詳しく説明 する。
実施例3は、抗イデイオタイプ抗体の産生及び、これらの抗イデイオタイプ抗体 の、免疫優性MS−3エピトープを模倣する特異的能力を説明する。
実施例 実施例1:B細胞系クローンの調製 組換えタンパク質c22−3 (ウィルス核タンパク質)と、HCvゲノムのN S3及びNS4領域によってコードされる組換え非構造タンパク質C200とを 含む市販のアッセイ(Ortho HCVEIJSA Te5t System 、第2世代)と患者血清との反応性によって示されるように、cloo−3/N S4 (IICV第1世第1体rtho Diagnostic System s,Raritan,NJ)ではなく HCVのNS3及びヌクレオカプシドタ ンパク質に対する抗体を循環している慢性HCVに感染したー患者から末梢血単 核細胞(PBilC)を得た。
熱不活性化してプールした10%ヒト血清を含み、10%ヒト内皮培養上清(H EC3) +201/ mlのrIL6を加えたRPMI−1640培地にPR ICを再度懸濁させ、5%CO!中にて、25.125及び625ng/勤l濃 度の組換えNS3タンパク質(Organon Teknika)の存在下、2 5cm”のフラスコ中、4xlOE6/mlの濃度にて37℃で6日間培養した 。
洗浄後、Cerino^等がJ、 Immunol、、 147. p2692 .1991に記載する方法で、5−(2−アミノ−エチル)−イソチオウロニウ ムーブロマイドーヒドロブロマイド処理したヒツジ赤血球と共にTリンパ球を除 去して細胞中の8928球の割合を増加し、EBV産生可能なり95−8細胞系 由来の上清を加えて感染させた。
一晩インキユベートした後、細胞をU底96ウエルマイクロタイタープレートに 3X 10’/ウエルの密度で播種した。
20〜30日間培養した後、3000 R照射した同種異系PBMCを支持細胞 層として、固相NS3タンパク質と反応する抗体を分泌する培養物をU底つェル 中、ウェル1個当たり12〜50個の細胞で継代培養した。更に特性分析を行う 前に、B細胞系を少なくとも2回線代培養した。
Cerino A等がJ、Immunol、、 147. p2692.199 1に記載する方法でIgGの重鎖及び軽鎖(L)を決定した。端的に言えば、B 細胞系の上清をNS3をコーティングしたウェル上にて37℃で1時間インキュ ベートし、洗浄後、ヒトIgGサブクラス特異的マウスaAbを1時間で加え、 次いでペルオキシダーゼ結合ウサギ抗マウスIgを更に1時間で加えた。
IgGのし鎖を決定するために、直接アッセイでペルオキシダーゼ結合ウサギ抗 ヒトIgに又はλ鎖を使用した。いずれの場合も、オルトフェニレンジアミン/  211C1を基質として用いて反応を生起させた。
結果: 25ng/ml及び125ng/mlのrNS3でin vitro刺激した後 に抗NS3がかなり産生したが、最大Ag濃度を用いると対照培養に比べて^b の産生に増加は見られなかった。合計480個のウェルに、25ng/ml及び 125ng/mlのNS3を含む培養物に由来する細胞を播種した。これらの細 胞系のうち3つがかなりの量(^411> 1)の抗NS3を分泌し、更なる特 性分析を行うに十分す時間安定テアツタ。−細胞系HCVHU、 OT3 (9 2121609)受託番号でECACCに寄託)は、モノクローン性の基準を満 たした。実際、このような系を2度継代培養して、同量の特異抗体を分泌するク ローンを得た。これを連続培養で6力月以上保持した。更には、クローンHCV HU、 OT3は専らIgG1(k)を産生じた。
実施例2:B細胞系の抗NS3産生に関する検査以下の試薬を用いて、オリゴク ローナル及びモノクローナルIgGを含む上清の特異性を更に検査した:1)大 腸菌で発現される組換え精製HCV核タンパク質(Organon Tekni ka)。
2)大腸菌で発現される組換え精製NS3タンパク質(Organon Tek nika)。
3)大腸菌で発現される組換え精製MS−5タンパク質。
4)組換えイムノプロットアッセイ(RIBA II世代、0rtho Dia gnostics) oこれは、4個の組換え■CV抗原ニー N5−4タンパ ク質由来のcloo−3−cloo−3の42アミノ酸断片である5−1−1、 −NS3タンパク質由来のc33c −ウィルス核タンパク質由来のc22−3を含むニトロセルロースペースのアッ セイである。
ヒトスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)も対照としてニトロセルロースス トリップ上に存在する。
結果: クローンIICVHU、 OT3由来の上演の特異性を前述した方法で分析した 。
図1は、本発明の抗体の特異的結合能力を示す。本発明の抗体(HCVHU、  0T3)とHCv由来の種々のタンパク質との結合をそれぞれ、HCvコア及び NS4タンパク質に特異的な抗体の結合と比較する。図1で分かるように、本発 明のモノクローナル抗体(HCVHU、 0T3)は組換えNS3タンパク質調 製物を認識し、0rtho II世代アッセイでは明らかな陽性反応を示したが 、組換えHCVコア及びN5−5タンパク質との結合を認めることはできなかっ た。HCVHU、 OT3上清を組換えイムノプロット(RIBA II世代) で分析すると、c33cポリペプチドとだけ明らかに結合することが判明し、更 には図2で分かるようにmAbの特異性が実証された。図中のレーン2は本発明 の抗体(flcVHU、 0T3)を示す。
実施例3:抗イデイオタイプ抗体の産生92121609の受託番号でEuro pean Co11ection of、 AnimalCell Cu1tu res、 Porton Down(UK)に寄託された細胞系の培養上清から モノクローナルヒトIgG (H(JHU、0T3)を精製しフロインドアジュ バント又はQuil Aと混合して4匹のマウス及び4匹のラットに注射した。
表1の方式で免疫感作を行った。2回免疫感作した後に、最も血清力価が高いマ ウ示すアッセイで更に、推定上の抗イデイオタイプ抗体を分泌するクローンを検 出した。このようにして、このアッセイでよく反応する16個のクローンを得た 。標準的な手法に従って、推定上の抗イデイオタイプ抗体を分泌するクローンを 培養し、100%のクローン度(clonality)までサブクロモノクロー ナル抗体のうち12個はマウス由来であり、6個がラット由来であった。種々の 抗体のアイソタイプを表2に示す。
表2 HCV Hu、OT3に対するモノクローナル抗イデイオタイプ抗体のリスト 細胞系をより高い細胞密度に成長させ、血清を含まない培地で5日間培養した。
プロティンA−セファロース1カラムを用いて培養上清から抗体を精製した。製 造業者(pharmacia−Ll[B)の指示に従りて精製した。
2個のラットモノクローナル抗体からは、純粋な抗イデイオタイプ抗体を得るこ とはできなかった( IICVIItl、 0T311及びHCVBLl、0T 3E)。
ヒトモノクローナル抗体BCVHU、 OT3によって認識されるN5−3エピ トープを模倣する抗イデイオタイプ抗体の能力を更に分析した。そのために、A ctiz)ve−ペルオキシダーゼキット(Zymed 1aboratori es)を用いて精製モノクローナル抗体をIII?Pに結合した。この結合手段 は製造業者の指示に従った。
MS−3エピトープを模倣する能力の分析手順を以下で更に詳しく説明する。
標準的な手順(0,05M炭酸塩緩衝液中1μg/m1SpH=9.6.4℃で 一晩インキュベート)で、(HCVゲノムのアミノ酸1192〜1457を含む )C33−β−ガラクトシダーゼを96ウエルマイクロELIS^プレート上に 固定させた。抗イデイオタイプ抗体の産生についてスクリーニングすべき細胞の 培養上清又はマウス若しくはラットの血清試料をBCVIIU、 0T3−HR Pと混合し、37℃で1時間インキュベートした。その後、この混合物をC33 −β−ガラクトシダーゼで十分にコーティングした。0.05%Tween20 °を加えたPBSで徹底的に洗浄した後にBCVIIU、 OT3に対する抗イ デイオタイプ抗体の結合を検出した。
抗イデイオタイプ抗体がucvnu、 0T3−BRPに結合した場合、シグナ ルはバックグラウンド値まで減少した。
この材料を用いて、一方で96ウエルマイクロELISAプレートの1個のウェ ルに固定したモノクローナル抗イデイオタイプ抗体の1つと、他方でHRPで標 識した同じモノクローナル抗体の溶液とからなるサンドイッチアッセイを実施し た(図4)。
推定上の抗イデイオタイプ抗体を確認するためのアッセイ手順を以下で更に詳し く説明する。
標準的な手順(lhg/■l、 0.05M炭酸塩緩衝液、pn= 9.6.4 ℃で一晩インキュベート)で、96ウエルマイクロELISAプレート上に推定 上の抗イデイオタイプ抗体を固定した。
血清希釈物又は1icLHU、OT3希釈物をウェルに加え、次いで37℃で1 時間インキュベートした。
0.05%Tveen20”を加えたPBSで徹底的に洗浄した後に(4回)  、HRP標識した推定上の抗イデイオタイプ抗体を加えた。
その後、プレートを37℃で1時間インキュベートし、次いで0,05%Twe en20’を加えたPBSで(4回)洗浄した。
その後、HRP用基質を加えた。
図4に示すアッセイを用いて、モノクローナル抗イデイオタイプ抗体の特異性に ついて更に実証が得られた。抗イデイオタイプ抗体は、HCVIIU、 OT3 と、HCVIIU、OT3と同シアイソタイプに属する無関係のヒトモノクロー ナル抗体とを区別することができた。図5に、この特異性の代表例を示す。
同一アッセイ(図5)で、抗イデイオタイプ抗体がHCvに感染したヒト患者の 血清中の抗体と特異的に結合し得るかどうかを確定した。このため、市販のRI BAアッセイ(chiron Corporation Emaeryvill e)による測定によりHCV MS−3抗原に対する抗体を含むことが知られて いるヒト血清パネルを選択した。
図5では、HCVHU、 OT3との反応を黒イ棒で示し、ucvnu、 。
T3と同じサブクラスに属する無関係のヒトモノクローナル抗体との反応を斜線 の入った棒で示す。他のモノクローナル抗イデイオタイプ抗体でも、匹敵し得る 結果が得られた。
ヒトモノクローナルIICVHU、 OT3によって規定されるような免疫優性 MS−3エピトープを模倣する前述の方法で産生じた抗イデイオタイプ抗体の疑 噸、能力を表3に示す。
表3は、■Cv感染患者及び正常対照由来のヒト血清と抗イデイオタイプ抗体1 1CVID、0T2A、 HCVID、0T2Iとの反応性を示す。
表3 HCV感染患者及び正常人対照由来のヒト血清と抗イデイオタイプ抗体11CV ID、0T2ASHCVID、0T2Iとの反応性零〇D=450nmでの光学 密度 木本N、 R,=規格化応答。カットオフ値で割った血清試料の0D450とし て計算。
カットオフ値は平均正常血清(n−20) +3倍標準偏差である。
図面の簡単な説明 図1は、NS3タンパク質に対するモノクローナル抗体HCVBU、 OT3の 結合特異性を示すグラフである。
図2は、組換えイムノプロットアッセイの写真である。
A−Gの文字は以下のタンパク質を示す;A:高Ig対照 B : 5−1−1(5−1−1 (: cloo−3(MS−4) D : c33c(MS−3) E : c22−3(コア) Fニスパーオキシドジスムターゼ G:低Ig対照。
レーン1は陰性対照血清を示す。
レーン2は抗N5−3モノクローナル抗体(HCYHU、 0T3)を示す。
レーン3は抗コアモノクローナル(HCVIIU、 0T2)を示す。
レーン4は■Cv感染患者由来のポリクローナル血清を示す。
図3は、血清中及びモノクローナル抗体産生細胞の培養土清中でヒトモノクロー ナル抗体[ICVHU、 OT3に対する抗イデイオタイプ抗体を検出するため に使用するスクリーニング手順を示す。
図4は、図3に示すスクリーニング手順で得られた推定上の抗イデイオタイプ抗 体を確認するために用いるアッセイ手順を示す。
図5は、6個の異なる抗イデイオタイプ抗体(2^、 2B、 2I。
2P、2Q、3A) (7)HCV)111,0T31.:対tル特異性ヲ決定 t6タメ(7)(図4に示すような)サンドイッチアッセイを示す。
HCV)IIl、 OT3との反応は黒い棒で示す。II(JHU、 OT3と 同じサブクラスに属する無関係のヒトモノクローナル抗体との反応を斜線入りの 棒で示す。他のモノクローナル抗イデイオタイプ抗体でも匹敵し得る結果が得ら れた。
、 −一 A: 高IG対照 −B: 5−1−1 (NS4) −C: C100−3(NS4) −□D: C33C(NS3) □ E: C22−3(コ ア) F: スーパーオキシドジスムターゼ G: 低IG対照 LANE l: 陰性対照血清 LANE 2: aNs3 MAB (HCVHU、0T3)LANE 3:  acORE MAB (HCVHU、0T2)LANE 4: HCV感染患者 血清 (ポリクローナル)αID−AB HRP標識HCVHU、0T3C33 −B−GAL HRP標識αID−AB HU−αNS3 ABBi 2イデイオタイプ抗体の特異性 −HCVHU、OT3との反応 2羽 IRR,MABとの反応 図5 フロントページの続き (51) Int、 C1,’ 識別記号 庁内整理番号CI 2 Q V2O 9453−48 GOIN 33153 D 8310−2J331569 L 9015−2J 331576 Z 9015−2J 331577 B 9015−2J //A61K 39/395 S 9284−4C(C12P 21108 C12R1:91) (72)発明者 モンデツリ、マリオ・ウシベルトイタリー国、20122・ミ ラノ、ビア・ピタリ・1 I

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.C型肝炎ウイルスのNS3タンパク質のエピトープに結合するモノクローナ ル抗体であって、前記エビトープが、92121609の受託番号でEurop ean Collection of Animal Cell Cultur es(ECACC),Porton Down(UK)に寄託されたエプスタイ ン−バールウイルス形質転換ヒトBリンパ球細胞系によって分泌されるモノクロ ーナル抗体によって認識されることを特徴とする、前記モノクローナル抗体。
  2. 2.92121609の受託番号でEuropean Collection  of Animal Cell Cultures(ECACC),Porto n Down(UK)に寄託されたエプスタイン−パールウイルス形質転換ヒト Bリンパ球細胞系によって分泌されることを特徴とする、請求項1に記載のモノ クローナル抗体。
  3. 3.請求項1に記載の抗体を分泌し得る不死化細胞系。
  4. 4.92121609の受託番号でECACCに寄託された細胞系。
  5. 5.試料を請求項1又は2に記載のモノクローナル抗体と接触させ、モノクロー ナル抗体とC型肝炎抗原との間で形成された免疫複合体を検出することからなる 、試料中のC型肝炎ウイルスの検出方法。
  6. 6.請求項1又は2に記載のモノクローナル抗体を含む免疫診断試薬。
  7. 7.請求項6に記載の免疫診断試薬を含んでなる、試料中のC型肝炎ウイルス検 出用の検査キット。
  8. 8.請求項1に記載の抗体に対し反応性を示す抗イディオタイプ抗体。
  9. 9.93122307、93122308、93122309、9312231 0、93122311、93122312、93122313、9312231 4、93122315、93122316、93122317、9312231 8、93122319、93122320、93122321又は931223 22の受託番号でEuropean Collection of Anima l Cell Cultures(ECACC),Porton Down(U K)に寄託されたハイプリドーマ細胞系によって分泌されることを特徴とする、 請求項8に記載の抗イディオタイプ抗体。
  10. 10.請求項1に記載のモノクローナル抗体との結合のためにエビトープと競合 し得る請求項8又は9に記載の抗イディオタイプ抗体であって、前記エピトープ が、92121609の受託番号でEuropean Collection  of Animal Cell Cultures(ECACC),Porto n Down(UK)に寄託されたエブスタイン−バールウイルス形質転換ヒト Bリンパ球細胞系によって分泌されるモノクローナル抗体によって認識されるエ ピトープであることを特徴とする、前記抗イディオタイプ抗体。
  11. 11.請求項8から10のいずれか一項に記載の抗イディオタイプ抗体を分泌し 得る不死化細胞系。
  12. 12.93122307、93122308、93122309、931223 10、93122311、93122312、93122313、931223 14、93122315、93122316、93122317、931223 18、93122319、93122320、93122321又は93122 322の受託番号でEuropean Conection of Anima l Cell Cu1tures(ECACC),Porton Down(U K)に寄託された細胞系。
  13. 13.試料を請求項8から10のいずれか一項に記載の抗イディオタイプ抗体と 接触させ、抗イディオタイプ抗体と抗HCV抗体との間で形成された免疫複合体 を検出することからなる、試料中の抗HCV抗体の検出方法。
  14. 14.請求項8から10のいずれか一項に記載の抗イディオタイプ抗体を含む免 疫診断試薬。
  15. 15.請求項14に記載の免疫診断試薬を含んでなる、試料中の抗HCV抗体検 出用の検査キット。
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