JPH07502754A - フラボペレイリンに基づく組成物及びそのhivウイルスの処置におけるその使用 - Google Patents

フラボペレイリンに基づく組成物及びそのhivウイルスの処置におけるその使用

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JPH07502754A
JPH07502754A JP6504224A JP50422494A JPH07502754A JP H07502754 A JPH07502754 A JP H07502754A JP 6504224 A JP6504224 A JP 6504224A JP 50422494 A JP50422494 A JP 50422494A JP H07502754 A JPH07502754 A JP H07502754A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 フラボペレイリンに基づく組成物及びそのHIVウィルスの処置におけるその使 用 本発明はフラボベレイリン(f 1avopereirine)の抗菌的使用( antiviral usage)に関する。特に、本発明は唯一の活性成分が フラボペレイリンである医薬製剤及びヒトのウィルス感染、−特に、ヒト免疫不 全ウィルス(HIV)によって誘発されるウィルス感染のごときウィルス感染の 処置における上記の製剤の使用に関する。
フラボペレイリンはベーター−カルボリン類(beta−carbolinec lass)のアルカロイドである。フラボペレイリンは慣用的に”II又はPB  100化合物” (” Hor PB 100 composition)と も呼ばれており、250−254及び306 r+mにおいてUV放射蛍光(U V emission fluorescence)を示す。
フラボペレイリンはパオ ベレイラ ゲイソスペルマム ベロシイ−パイロン  アボシナセアエ(Pao Pereira Geissospermumvel losii−Bajllon Apocynaceae)の皮から取得し得る[ 0. Rapoport等(J、 Am、 Chem、 Soc、 80.16 01−1608(1958)) ;及びM、 Bel janski及び1、B ugiel:フランス特許請求(patent request)780715 5に対する追加# 790583の第一認証(first cirtifica te)についての請求及び文献EP−A−059817参照]。
フラボベレイリンは200−600μgの投与量又は2.5−500 mg/日 の投与量、好ましくは、30mg7日の投与量で内皮投与した場合、ショープフ ィブローム(Shope fibrome)型のウィルス又はワクチンウィルス の場合、ウィルスの丘疹(papule)の出現と進展が抑制されることも知ら れている。
フラボペレイリンは生体内でインフルエンザ(RNA)ウィルスに対して作用す ること及び更に、フラボペレイリンはタバコモザイクウィルス(TMV)と短時 間接触した後にはこのウィルスの増殖を抑制し得ることも知られている。
更に、文献EP−^−0059817からフラボペレイリンはインフルエンザウ ィルスに対して活性を示すことが明らかにされている;しかしながら、この種の 第4級ベーター−カルボリンの半減期は余りにも短く、その効果を遅延させた微 小顆粒以外のガレン製剤の形ではヒトに効果的に投与し得ない。
文献FR8815845にはヒトにおける(RN^ウィルス−特にAIDS及び DNAウィルスに対する)免疫不全を改善するための系が記載されている。この 文献によれば、問題のウィルスの増殖の抑制は、フラボペレイリンが唯一の物質 ではない4種の物質の組合せによって可能である。この文献に記載の医薬組成物 はこれらの4つのカテゴリーの活性成分の各々の代表的のものの少なくとも一つ を含有していなければならない。この組合せに含まれるフラボペレイリンは0、 25g/日の投与量で、好ましくは、経口的に投与される。
今般、驚くべきことに、フラボペレイリンは、それ自体で、ヒトを包含する哺乳 動物におけるIIIVウィルスの撲滅において効果的な活性物質を構成すること が発見された。特に、フラボペレイリンはそれ自体で、生体内及び生体外で、H IVウィルスの感染に対して、特に、HIV−1に感染した患者についての選択 的な活性成分であることが認められた。
従って、本発明は唯一の活性成分としてのフラボペレイリンを、好ましくは、単 位投与当り、約500mgのフラボベレイリン又はフラボベレイリン塩又は他の 薬理学的に許容される適当な誘導体の一つを含有する固体の形で含有することを 特徴とする特にHIVウィルスの感染の処置おいて医薬として使用するための医 薬組成物をその第一の目的とする。
本発明は、更に、旧Vの抗菌的処置のための医薬を調製するための、フラボベレ イリンに基つくかかる医薬製剤の使用を目的とする。
この目的及び他の目的は本明細書において明らかになるであろう。
本明細書に記載される試験及び実験は例示的なものに過ぎず、本発明の範囲を限 定するものではない。
フラボペレイリンはヒトを包含する哺乳動物において毒性及び副作用を示さない 。スプラグ−ドウレイ(Sprague−Dawley) EOPSラットにお けるLD 5oは経口投与の場合、10.45 g/kg (安全限界:9.6 3−11、35)であり、腹腔内投与の場合、2.45g/kg (安全限界: 2.35−2、55)である。動物は経口投与又は腹腔内投与から30〜60分 以内に呼吸停止により死亡する。その後の14日の間には死亡率に変化は認めら れなかった。
雄及び雌スプラグードウレイラット(OP^)における亜慢性経口役において毒 性がないことを示した。これらの投与量においては体重又は食物の摂取に変化は 認められなかった。血球数に変化は認められず、肝機能及び腎機能は正常なまま であった。肝臓、腎臓、十二指腸、心筋、牌、甲状腺及び上皮小体線(para thyroid gland)、コラガン又は卵巣の病変(lesion)は顕 微鏡によっては認められなかった。
10 mgのフラボペレイリン製剤を経口的に投与した雄CDIマウスにおいて は、髄液(encephalic)フラボペレイリン含有量が約7μg(即ち、 0.5gの脳を有する20gのマウスについて、14gg/gの濃度)であると いう事実によって示されるごとく、フラボペレイリンは血液髄液関門(hema to−encephalic barrier)に浸透する。
本発明において使用するために、フラボペレイリンの調製は、実験においては、 ゲインスペルマム ベロシイ粉末をINHCJ中、100℃で加水分解しKOH により中和し、エタノールにより抽出しついで蒸留により濃縮することにより行 われる。ついで、蒸留残渣をクロロホルムに再溶解し、過剰の塩をエタノールの 存在下、冷却して沈殿させることにより除去しついで主としてフラボペレイリン を含有する残渣を濃縮する。
本発明の目的のためには、フラボペレイリンは製造されたものをそのままで使用 するか、又は、その塩又は薬理学的に許容される誘導体の形で使用し得る。
前記した治療的な目的に関連する下記の薬理学的試験を行った。
試験は添付図面によって補足されている:図面において、第1図は感染後の時間 数と、1当りの細胞数との関係の比較を示すグラフである:フラボベレイリンの 添加(”H”の標識が付されている)は感染から12時間後に行った。
第2図は化合物Hを添加しない場合と30及び60μg7m1.の割合で添加を 行った場合の、感染後の時間数と感染単位(infectious unit) (10/■)との関係を示すグラフである。
第3図は健康なドナーからのヒト単核(monocyte)によるインターロイ キン−6の生成に対する、化合物H(フラボペレイリン)の影響を示すグラフで ある。
第4図は1(IV−陽性(HIV−positive)患者からのヒト単球によ るインターロイキン−6の自然的生成に対する、化合物Hの影響を示すグラフで ある。
旧■に対するフラボペレイリンの抗菌効果正常な又は健康な細胞に対する影響を 伴わない、生体外培養細胞(in vitro culture cell)内 でのHIVの破壊を、Paul EhrlichInstitute(ドイツ、 フランクフルト)のDr、R,Ga1loから入手したかツIn5titute  fur Medizinische Mjkrobiologic und  Hygine(スイス、ベルン大学)によって増殖されたT4リンパ球のH−9 コロニーを使用することにより示した。
1(IVは叶、Ga11oからHTLV−IIIとして入手し、前記したEl− 9細胞内で増殖させた。感染Fl−9細胞培養によって生成された表面物質を− 80℃で貯蔵した。この物質は使用の時点で106IU/m/の濃度を有してい た。fl−9細胞をフアシヨン(Falcon)ビン(25cm3)内の、1v nl当り、15%のウシ胎児血清、0.002μmのグルタミン及び100IU のペニシリンを含有するRPMI 1640培地中で培養した。ビン1個当り、 8〜20mj!培地を使用した。ビンを垂直にして37℃でインキュベートした 。培養はH−9細胞濃度が1ml当り2xlO”個の濃度で開始し、細胞数が1 m1当り1xlO6個に到達したときに分割した。感染及び非感染[1−9細胞 の培養におけるフラボペレイリンを試験するために、マイクロタイトレージョン プレートを使用した。これらの場合には、培養は細胞数が1ml当り6xlO” 個の濃度で開始した。23時間、インキュベーションを行った後、102工Uの 旧Vを含有する0、 1mlのRPM11640培地を、0.1mAの細胞懸濁 物を含有する各々のウェル(well)に添加した。これは1.6xlO’の感 染増殖(infection multiplication)、即ち、細胞5 00当り、1感染単位(infection unit)に相当する。感染から 16時間後、フラボペレイリンを含有しているか又は含有していない0.1a+ 1のRPMI 1640培地を感染及び非感染ウェルに添加した。
フラボペレイリンは30μg7ml及び60μg/rnlの濃度で使用した。マ イクロタイトレージョンプレートをアメルシャム(Amersham)プレート カバーで覆い、37℃でインキュベートした。細胞数はノイバウエル室(Neu bauer chamber)内で測定した。tlIV抗原の全量は^bbot tLaboratoriesから提供されるHIV抗原キットを使用して測定し た。
分析のために、10μlの容量(マイクロタイトレージョンプレートのウェルの 各々から採取)を1 rnlのRPMI 1640培地中で稀釈した。
この原液(stack)に基づいて、1〜3及び1〜5のそれぞれの系列で8個 の稀釈物を調製した。0.1mlの容量の各稀釈物を取出し、1m7当り、5  X 10”個の細胞を含有するI(−9細胞の予備インキ−ベート培地の0.2 m7Iに添加した。37℃でインキュベーションを行った後、^bbott L aboratoriesから提供されるHIV抗原キットを使用してHIV抗原 の存在を測定した。
第1図にグラフの形で示されている結果は、フラボペレイリンは非感染細胞の増 殖には影響を与えないことを示している。これに対して、フラボペレイリンが存 在する場合、感染細胞の量は約40%低い。
より顕著なことは(第3図に示す結果により示されるごとく)、非処理感染細胞 のウィルス粒子は時間と共に増大するが、この特定の試験の制限内において、フ ラボペレイリン(30μg又は60μg)で処理した感染細胞の系列においては 3000以上の感染単位の存在を検出することができなかったことである。この ことは感染の抑制率は非常に小さい場合でも99%を越えることを示している。
MT4細胞に対するHIVウィルスの細胞変性効果を検討することによりフラボ ペレイリンの抗菌効果の評価も行い、HIV−1の感染から4−6日後にシンジ チア(融合細胞) (syncytia)の形成が観察され、ついて細胞が死亡 するという結果が得られた。
フラボベレイリンはアルコール溶液(アルコール100μl中に40mg)の形 で使用した。RPMI媒体を使用して稀釈して、Fe210%、PSN 1%及 びグルタミン1%とした。10μlのフラボペレイリン溶液について3xlO5 個の細胞を含有するフラボペレイ1ルの連続稀釈物を使用して、MT4細胞を3 7℃で2時間予備インキュベートした。
溶液は4−6日以内にンンシチア形成を生ずる、旧Vウィルスの10−4稀釈物 の1.00μlを添加することにより得た。37℃で1時間インキュベートした 後、感染MT4細胞をRPMI溶液で3回洗浄しついでフラボペレイリンの種々 の稀釈物の存在下、培地に接種した(24個のウェルを有するマイクロプレート 中、1mA’当り細胞3 x 10 ”個)。シンジチアの数を毎日、重複して 数えた。その結果は下記の表工、エエ及びIIIに要約されている。
表■ Hd3 d4 d6 d7 400 Pg/ml Tox Tox loo TOX TOX so (+) (+1 (+)(+) −−−−10+ + + (+) +  ++ ++++1 + (+) + + ++ ++ ++バ++/T100n g/ml ++ + + 4444 ++/T++/TVIH−1単独 + +  + + ++ ++ ++ ++/T表II Hd3 d4 d5 d6 d7 d10100Q/ml Tox Tax l −−+ + + ++++++ ++++/丁1100n/ml −(+)  + + + + ++ 44 ++ ++VIH−1jl独−−(+) +  + ++ ++ ++ ++/T ++/T表III Hd3 d4 d5 d6 d7 10(+)−(+)(+)十(+)++++++++1 (÷) (リ (+)  (+) (+) (+) ++ + ++ 十+1100n/ml −(+)  (+) (+) + (+) + ++ ++ ++VIH−1単独 (÷)  (+) (+) (+) + + ++ ++ ++ ++表■に100及び 400μg/mIのフラボペレイリンの細胞毒性が示されている。50μg/m lにおいては、培養7日後にはシンジチアは形成されなかった。10.czg/ mA 〜100 r+g/mlにおいては、対照HIV−1におけるごとく、シ ンジチアが観察された。
表IIから、50μgirdのフラボペレイリンにより保護が行われることが確 認され、表IIIからもこのような結果が確認される=60μg7mlにおいて は、培養7日後にもシンジチアは形成されず、一方、30μg7mlの投与にお いては、2日後にシンジチアが少量観察された。
ウィルス感染試験(P24抗原の測定)HIV−1の一次単離物(primar y 1solate)、BREI (無症候患者から)及びTlG2 (AID S患者から)の1ナノグラムを、5人の無作為的に選択したHIV−陰性(HI V−negative)ドナーから採取した、PHAで刺激した106個の末梢 血液単核細胞(peripheral blood mononuclear  cell)(PBMC)と共にインキュベートした。2時間インキュベートした 後、細胞を2回洗浄しついで1ml当り、20 IUのIL−2(ドイツ、マン ハイム、Boehringer)、1 ml当り、2μgのポリブレン(pol ybrene)(ヘキサジメトリンブロマイド)(米国、ミズリー州、セントル イス、Sigma)及び1 rnl当り、1O−7IUの、ヒト アルファーイ ンターフェロンに作用するヤギ抗血清(ベルギー、ビールス、Janssen) を含有する、1 mlのRPMI 1640中で培養した。72時間後に培養液 の半分を交換し、その後、30日口重で、48時間毎に交換した。培養液の表面 物質を抗原P24(米国、イリノイ州、シカゴ、Abbott)の生成について の酵素抗体法(ELIS^)により試験しかつ得られる色の光学密度を1. L u及びJ、−帽AndrieuによりJournal of Virology 、66(1):334−340(1992)に記載されたごとき標準計算図表か らP24濃度に変換した。
flIV−1の感染能力に対するフラボベレイリンの効率の試験1)第1実験: PHAによって刺激されたPBMC[幼若細胞(blastcell)]中のウ ィルスのインキュベーションの前に、細胞外ウィルスストック(viral 5 tock)を1 mA’当り30又は60μgのフラボペレイリンにより2時間 3回重複して予備処理した。
2)第2実験:幼若細胞をl ml当り30又は60μgのフラボベレイリンに より2時間3回重複して予備処理し、2回洗浄しついでウィルス接種物に暴露し た。
静止(at rest)PBMC中及び幼若細胞中のフラボペレイリンの細胞毒 性 5人の無作為的に選択された、健全なHIV−陰性ドナーから採取した、予備洗 浄した、新しいかつ幼若な(blastic)PBMCを、アルコール溶液1  rnl当り30又は60μgのフラボペレイリンにより2時間、3回処理した。
2回洗浄後、細胞培地(celluar culture medium)中で 15日口重で培養した。各々の群の細胞の生存率をトリパンブルーを使用する色 素排除(exclusion coloring)試験と定量分析(quant iコetric anlysis)により測定した。フラボベレイリンを使用し ない)IIV−陰性PBMCの培地を対照として使用した。
化合物Hによる増殖性(productive)tlIV−1感染の抑制御)化 合物l(によるHIV−1の予備処理(30又は60 μgfinlの割合)に より、症候(symptomatic)及び非症候(asymptomatic )患者から採取した一次旧v−1単離物による標的PBMCの感染は完全に予防 (prevent)された(後記表V参照)。
2)シかしながら、60μg/ml!を使用して標的PBilCを予備処理した 場合だけ、増殖性ウィルスの感染が完全に抑制(inhibit)された。
静止ヒトPBMC及びPH1八により刺激された幼若細胞に対する化合物Hの細 胞毒性 1)静止PBMCの生存率は60μg/Il]lを使用して処理した細胞の群に おいては著しく減少したが(p<0.05)、30μg/mlの化合物Hを使用 して処理した細胞の群においてはこのことは認められなかった(表VI参照)。
2)幼若細胞の生存率は化合物日への暴露に依存するように思われる(表■V、  V及びVI参照)。
化合物Hの使用による、HIV−1による増殖性感染の抑制旧v−1を化合物H (10,30,60,100,200μg7mlの投与)を予備処理することに より、投与量の応じて、ウィルスによる標的PBMCの感染が抑制された(後記 表VII参照)。1ml当り60μgに等しいか又はそれ以上の化合物+1の投 与量が、増殖性ウィルス感染を完全に抑制するのに必要な濃度であると考えられ る。
−次ヒトPMBC培養系においては、抑制試験の前に50%のヒト血清を含有す る培地中にインキュベーションのために医薬を存在させた場合、野生復旧v−1 の抑制に対する化合物Hの効率は変化しなかった(表VIII参照)。
PHAによって刺激されたヒトPMBC中での化合物Hの細胞毒性幼若PMBC の生存率は200μg7mlを使用して処理した細胞の群においては著しく減少 したが(p< 0.001)、100.60.30及び10μg/mlの化合物 Hを使用して処理した細胞の群においてはこのことは認められなかった(表IX 参照)。
HIV−1の複製は1 ml当り60−100μgの化合物Hにより完全に抑制 された。これらの濃度は細胞毒性濃度より2〜4倍低い。この効果はヒト血清の 成分によって影響されないと思われる。
1iIV−1−陽性患者から採取した正常単球による一次(IL(β及びTNF −α)及び二次(IL−6)サイトカイニンの生成に対する化合物Hの影響 使用した接着性単球(adhesive monocyte)は2つの型のドナ ーの血液から採取したニ ー正常ドナー−フランス、バリー、Pitie−3alpetriere病院の 血液バンクに提供している自発的血液提供者;−医薬審議団体(medical  consultation)からのHIV−1−陽性ドナー。これらの個体は IIIV感染の初期段階にあり、血液を採取した時点では何等の処置も受けてい なかった。危険要因(risk factor)として存在したものは、ドナー の6人については静脈内医薬の乱用であり、3人については性的伝搬(sexu al transmission)であり、1人の患者については輸注(blo od transfusion) (Zaireにおける)であった。危険要因 と実験結果の間には関連は認められなかった。旧V−陽性ドナーの場合、多数の 異常性(anomaly)が認められた;これらは主として、多核白血球(po lynuclear)及びリンパ球(Iymphocytic)系列に関係する ;−10人中4人において、ハイポセグメント(hypersegmented )又はハイポセグメント(hyposegmented) (Pe Iger型 )多核白血球(polynuclear)。
一10人中4人において(上記と同一のケースではない)、過好塩基性(hyp erbasophi 1ic)リンパ球も発見された。
これらの異常性と実験において得られた結果の間には関連は認められなかった。
免疫表現型的(immunophenotypic21)分析においては、検討 した分化抗原(differentiation antigen)(CD34 . CD33.CD13及びCD11b)の発現は不完全であることは認められ なかった。
■、 正常なドナー これらの実験における10人のドナーは結果についてのかなりの一貫性(coh erence)を示した。
−一次サイトカイニン(IL−Iβ及びTNF−α)又は二次サイトカイニン( インターロイキン−6)自然的生成(spontaneous product ion)はないニ ーインターフェロン(1,0000/+n/ )による48時間に亘る単球の刺 激により、ドナー#10におけるIL−Iβを除いて、−次サイトカイニン、は 生成せず、また、ドナー#1及び5の場合を除いて、二次サイトカイニンは生成 しなかった。
一子測されたごと<、LPS(リボポリサツカリド)又はインターフェロン−γ ↓LPSの組合せにより得られる刺激はドナー毎にその大きさが相違した;この 刺激は常に大きく、二重刺激(doublestimulation)の場合に は相乗効果を示す。
化合物Hの効果 これらの実験では、化合物Hを、水11111当り、20μg以上の割合では使 用しなかったが、これは、これ以上の割合では正味の(net)の毒性を示さな かったからである。4人のドナーは実質的に全細胞毒性を示す30.50.10 0μg/rn1で予め検査した=30μg/miでは40%であり、この割合以 上では100%であった(培地表面物質の分析は行わなかった)。
最初の2人のドナーについての結果から5μg/m1以下の投与量では不活性で あることが示されたので、第2のシリーズの実験から、5.10及び20μg/ lr+1の投与量を選択した。
化合物Hの直接的活性 一一次サイトカイニンの生成について:*−投与においてだけ、TNF−αの生 成が増大(ドナー#7);この効果はIFN−γに対する応答においても検出さ れた。
* IL−Iβの生成が増大し、投与効果を示すが(ドナー#3.5及び6)、 この効果は二次的であった(marginal)。しかしながら、ドナー#10 は10及び20μg/rnlの投与に対して良好に応答した。
−二次サイトカイニン(インターロイキン−6)の生成について:*応答におけ る変化は認められなかった。
化合物Hの間接的活性 一一次サイトカイニンの生成について:* TNF−αの生成:生成が明確に減 少したが、これは化合物Hを多量に投与した場合でけである(20 ug/rn ll )(P<0.05)。
* IL−Iβの生成二LPS又はIFN−γ+LPSに対する応答に重大な変 化はなかった。
一二次サイトカイニン(インターロイキン−6)の生成について:* IL−6 の生成は明らかに減少した;この抑制は全体的なものではなく、TNF−αの場 合と異なり、投与量−依存性であった(p<0.05)。
これらの種々の結果は第3図及び第4図に示されている。これらの図において測 定投与量はサイトカイニンのμg/ll1lで示されており、標準変差は、これ らは常に平均値より10%低いので正確ではない。
II、 IIIV−陽性ドナ一 種々のIIIV−陽性ドナーから採取した単球の応答を自然応答(sponta neous response)について試験した。受容された細胞(rece ived cell)の量は少なく (ドナーはシタフエレシー(cytaph eresy)によって影響されなかった)、従って、実験は利用し得る細胞の数 によって制限された。
化合物Hの直接的活性 一一次サイトカイニンの生成について。
TNF−α又はIL−Iβについて、塩基(base)の生成に変化はなかつt こ。
−二次サイトカイニンの生成について:10人のドナー中の8人がインターロイ キン−6における大きな自然的応答を示した。
化合物Hの間接的活性 一一次サイトカイニンの生成に対する影響。
健康なドナーについて得られた結果と同一の結果が得られた。即ち、TNF−α の生成が殆ど全体的に減少しく20μg7mlの投与量(こおいてのみ)また使 用した3種の投与量におけるインターロイキン−1の生成に対する影響はなかっ た(P < 0.05)。
−インターロイキン−6の生成に対する影響。
化合物Hと同時にインターロイキン−4を使用した;その理由はこれらの実験以 前にこのサイトカイニンはある種のHIv−陽性患者においてはインターロイキ ン−6の自然的生成が封鎖されることが示されていたことにある。
5つのケースの場合には比較のためインターロイキン−9を使用した;その理由 はこのインターロイキン−9もLPSによって刺激された正常な単球における比 −6の生成を封鎖するからである。
得られた結果は下記の通りであった: *インターロイキンー4はIL−6の生成を抑制したが、こび抑制は全体的では なかった(P<0.05)。
*インターロイキンー9は自然的生成を部分的に(最大で50%まで)抑制した ;インターロイキン−9はインターロイキン−4の効果に追加的な効果を示さな かった(実際に、5つのケースの内、2つにおいては、これらの効果の中和を生 じた;これらの結果は表には示されていない)。
*化合物Hは抑制効果を示し、投与量の影響(dose effect)は非常 に明確であった(約< 0.05)。しかしながら、この化合物はIL−6の自 然的生成に対する全体的な抑制はもたらさなかった。これに対して、インターロ イキン−4が存在する場合には、増幅効果が常に得られ(#4の場合を除()、 化合物Hの投与量が3μg/llInの場合に(しばしば、1μg7ml)から の場合でも)生成が全体的に消滅した。
結論ニ ー化合物Hはこれらの実験の構成内で使用された細胞、例えば、健康なドナー及 び非症候性HIV−陽性ドナーから採取されたヒト単球に対して、生体外で20 μg7mlより高い投与量において毒性であることが認められた; −化合物Hはサイトカイニンの生成を調整(modulate) L得ることが 認められた:このことは一次サイトカイニンについては直接的にあてはまるが、 この効果は小さかった;間接的にはこの変性はTNF−α及びIL−6の場合に は認められたが、IL−1の場合には認められなかった。化合物Hは若干のHI V−陽性患者において示されるIL−6の自然的生成も抑制した。これらの実験 においては全体的でないこれらの抑制効果は比−4の存在により増幅された。
−IL−1の生成の抑制の場合を除いて、HIV−陽性患者におけるIL−6及 びTNF−α応答の正常化(normalization)は極めて大であった ;その理由は化合物Hは単球とリンパ球の間の潜在的免疫関係又は骨髄のストッ ク細胞の刺激及び一般的水準についての防御反応の形成ごとき生存に必要な大部 分の炎症反応を変性しないからである。
フラボペレイリンの臨床耐性(clinical toleraance)及び 効率。
0、2−0.4x109/lの絶対値の全741ルパ球数を有する24人のHI V陽性患者について臨床試験を行った。使用されている活性成分と試験の時に使 用されている他の抗レトロウイルス医薬を全ての患者に知らせた。患者の選択は T4リンパ球の絶対数に基づいて行った:90%に等しいか又はそれ以上のカル ノフスキー指数(Karnofsky 1ndex)を有する、2回の連続的試 験(ELISA法)においテCDC87分i中ノ群CDCII、 CDCIII 、 CDCIV C2、CDCIV Eがラノ抗−FIIV I抗体の存在を示 す、100−120 ge1以上のヘモグロビン、1.5 x 109/1以上 の好中球多核白血球(neutorophilepolynuclear)、8 0x109/I以上の血小板数、0.2 x 10” /I以下及び0.4 x  109/1以上の741ルパ球数を有する、そして、特に、^ZTによる抗レ トロウイルス療法を行っていない18才以上の男子及び女子。
20人の患者は上記の基準に基づいて受容された。検査を行う前に、各々の患者 に予備臨床検査を行った:臨床後(postclinical)及び治療履歴( history)、熱、食欲欠乏及び吐気、頭痛、かゆさくpruitus)  、咳及び咳、下痢、線区(adenopathy)、頬真菌症(buccal  mycose)、脂漏性皮膚炎及びカボジ病(Kaposios 1esion )。
生物学的試験も行った;この試験は赤血球(red corpuscles)、 血小板、リンハサフークルーフ(CD2、CD4、VD8、CD19、CD4/ 8)、抗原P24及びマイクログロブリン ベーター−2の測定、DEIL [ 脱水素ラクテート(dehydrogenated 1actate)] 、プ ラズマフェリチン(plasmatic ferritin)、^LAT(アラ ニン−アミノトランスフェラーゼ) 、ASAT (アスパレートーアミノトラ ンスフェラーゼ)及びプラズマクレアチニンの測定を包含していた。
フラボペレイリン(化合物H)は600 mgカプセルの形で、1日当り1〜3  g、好ましくは、少なくとも、約1gの投与量(この投与量は通常1日間有効 である)を投与した。平均的処置期間は43±11週であった。副作用は僅かで あり、最初の3か月間だけ生じた。血液毒性も腎臓毒性も観察されなかった;^ LAT及びASATにおける重大な変化はなかった。CDC分類(CDCcla ssification)における劣化及び感染は認められなかった。全ての場 合においてカルノフスキー指数は約100の水準のままであり、患者の部分につ いての物理的な及び特定の活性(professional activity )は完全に正常なままであった。
処理に対する免疫応答は、主として、CDJ+細胞の顕著な増大(P < 0. 05)並びにCD19+細胞の顕著な増大(P< 0.05)として表現された 。CD4の負の勾配(negative decline)は19人の患者中、 18人において逆転した(P < 0.05)。
生体外及び生体内での全ての結果はフラボペレイリン化合物はヒト細胞において は生体外で、HIV−1感染患者においては生体内で、BIVのウィルス感染能 力に対して大きい抑制効果を発揮することを明らかに示している。
1年に亘って処置を受けた患者の10人においては、以下のごとき顕著な変化が 更に認められたニ ー9か月での赤色細胞(red cell)の増加;−9か月でのヘモグロビン の増加; −9か月及び12か月での全リンパ球塊(lymphocyte mass)の 増加ニー9か月でのCD2の増加。
−12か月でのCD4の増加。
−9か月てのCD8の増加; −6−9月及び12か月てのCD19の増加;−3−6月及び12か月でのマイ クログロブリンの増加。
実際には、例えば、錠剤又はカプセルのごとき固体の形で、理想的には経口投与 することが推奨される。約250〜5oo mgの活性成分の単一投与が特に好 ましい。
上記の結果及び毒性の指標から、推奨される投与量は約1〜3gであり、これは 通常1日間活性を示す量(g/d)であり、そして、好ましくは少なくとも約1  g/dであり、−日のコースに亘って連続的な間隔を置いて摂取することが最 も適当である。
しかしながら、投与量及び/又は保持されるガレン製剤は患者の状態及び処置さ れるウィルスによる発病の段階に従って変動し得る。
特定の処置に関連する特定の場合への適合は専門家により、その経験にもとづい て、必要ならば、日常的な予備検査を行って、達成し得る。これに関して、半減 期を決定するために、及び、必要に応じて、投与のための医薬製剤の形を適合さ せるために、投与される活性成分について行われた薬力学的研究によって提供さ れるデーターに十分な注意を払うことが特に推奨される。医薬製剤は例えば徐放 性(time−release)ガレン製剤の形を取り得る。
活性成分又はその塩又は他の誘導体の他に、投与するための単位投与医薬は少な くとも1種の支持体(support)又はベクター並びに賦形剤、担体及び標 準的な香料及び/又は着色剤を含有している。
表Iv 化合物I+によるウィルスイノキュラムの予備処理(3回の重複試験)ウィルス  Hで2時間 BIV P24の感染後の生成ストック 予備処理した (pg /m*)(]、ng/mI) IIIV d3 d5 d14 d21 d30 111V−L A、。 対照 250+25 >1500HIv−t Aids  対照 575±1295人の無作為的に選択された、健康なIIIV−陰性ド ナーから採取した、再単一化した末梢血液単核細胞(PBMC)表■ 化合物11による標的細胞の予備処理(3回の重複試験)ウィルス ■で2時間  111V P24の感染後の生成ストック 予備処理した (pg/m/)( Ing/m/) PBMC*d3 、d5 dl4 d21 d301(IV− I As、、 対照 250±25 >1500(ストックBr、、t ) + 30 u g/ rx1113±7 >1500+60μg/rnl −−−m − 111V−I Aids 対照 575±129 >1500(ストy りTi 、r) +30 μg/ ml 515 +103 >1500* 5人の無作 為的に選択された、健康なIIIV−陰性ドナーから採取した、再単一化したP BMC 表v■ 静止中のヒトPBMC及びPFI^により刺激されたPBMC(幼若)における 化合物Hの細胞毒性(試験は5回反復) 標的細胞 +1で処理した 化合物11に暴露後のPBMCの生存率(%)細胞 (2時間) d3 d7 dl、1 dl3 d15+30 μg/ ml 9 5±4 93±2 88±7 82±10 81±11+60 ttg7 ml  56±623±417±412±525±8幼若細胞°° 対照 86±58 4±676±475±568±7+30 μg7 m188±385±771± 376±969±8+60 μg/ ml 79±474±570±471±8 63±7・ 5人の無作為的に選択された、健康なIIIV−陰性ドナーから採 取した、再単一化したPBMC。
・・ 5人の無作為的に選択された、健康なnIV−陰性ドナーから採取した、 PIT^により刺激された幼若細胞。
表VTI ヒトへBO血清の不存在下での化合物Hによるウィルスイノキュラムの予備処理 (試験は5回反復) II テ2時間111V中Tf7) P24ノ生成(pg/al)予備処理した 旧V d4 dlo dl4 d21 +200μg/ ml −−−− +30 ug/ ml 173±102 > 1500+IOt1g/ ml  388±124 > 15005人の無作為的に選択された、健康なIIIV− 陰性ドナーから採取した、再単一化した末梢血液単核細胞(PBMC)表VII I ヒトAB群血清の存在下での化合物+1によるウィルスイノキュラムの予備処理 (試験は3回反復) ■で2時間 50%の nIV中でのP24の生成(pg/ vat )予備処 理した AB血清 H■vノ存在/ d4 dlo dl4 d21対照 510±235 > 1 500 +30μg/ml + 275±98 > 1500no μg/ ral+  384±83 > 15005人の無作為的に選択された、健康なIIIV−陰 性ドナーから採取した、再単一化した末梢血液単核細胞(PBMC)表IX ヒト八B群血清の存在下又は不存在下での、PH^で刺激されたヒトPBMC( 幼若) に対する化合物Hの細胞毒性(試験は5回反復)Hで処理 50%の  PBMC*に!露した後の化合物11の細胞毒性した細胞 ^B血清の d4  dlo d14 d21(2時間) 存在/不存在 (+/−) +200μg7ml −45±6.3 33±7.8 24±7.6 15±5 .4+100μg/ll1l−84±1.6 79±3.1 73±5.3 7 4±4.7+60μg/lll −86±1.5 82±2.4 82±2.6  80±3.3+30 ug/ rol −81±2.8 83±2.6 80 ±3.9 78±4.5+IOttg7 ml −87±1.2 86±1.4  84±1.5 81±2.3+200μg/ ml + 37±6.8 24 ±6.6 17±7.9 11±5.6+1.OOμg/ rnl + 83± 2.3 80±4.5 77±5.6 73±4.4+60 μg/ ml +  85±1.2 84±1.7 82±2.1 79±3.5+30 μgZI Ill+88±1.3 84±2.5 82±3.7 81±4.6+10μg /のl + 87±1.1 88±1.4 84±3.2 82±3.1* 5 人の無作為的に選択された、健康なHIV−陰性ドナーから採取した、PFI^ により刺激された幼若細胞。
** 生存細胞のパーセンテージ(平均上標準変差)。
国際膿杏輔牛 、 、陶PCT/I’1193100761

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    【特許請求の範囲】
  1. 1.唯一の活性成分としてのフラポペレイリンを、単位投与当り、約250〜5 00mgのフラポペレイリン又はフラポペレイリン塩又は他の薬理学的に許容さ れる適当な誘導体を含有する固体の形で含有することを特徴とする、HIVウイ ルスに対する医薬として使用するための医薬組成物。
  2. 2.錠剤又はカプセルの形である、請求の範囲1に記載の組成物。
  3. 3.徐放性ガレン製剤の形である、請求の範囲1又は2に記載の組成物。
  4. 4.フラポペレイリンはパオペレイラゲイソスペルムペロシイーパイロンの根か ら抽出する、請求の範囲1に記載の組成物。
  5. 5.HIVウイルスの抗菌的処置に使用する医薬を提供するための、単一の活性 成分としてのフラポペレイリンを含有する医薬製剤の利用。
  6. 6.フラポペレイリンは請求の範囲1〜4に記載の特定の製剤の形で提供される 請求の範囲5に記載の利用。
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