JPH074947A - シート厚み自動測定装置 - Google Patents

シート厚み自動測定装置

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JPH074947A
JPH074947A JP6028595A JP2859594A JPH074947A JP H074947 A JPH074947 A JP H074947A JP 6028595 A JP6028595 A JP 6028595A JP 2859594 A JP2859594 A JP 2859594A JP H074947 A JPH074947 A JP H074947A
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堯夫 川村
Yuji Nogami
雄司 野上
Takashi Chino
貴史 千野
Kenzo Kaminaga
賢三 神永
Atsushi Tsutsumi
淳 堤
Takashi Kimura
喬 木村
Masaaki Suzuki
正明 鈴木
Keisuke Kato
敬介 加藤
Masaru Takeuchi
勝 竹内
Hideo Yoshikoshi
英夫 吉越
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、加熱された混練ロールに
倦回されたシートの厚みを自動的に検出することのでき
るシート厚み自動測定装置を提供することにある。 【構成】 この発明のシート厚み自動測定装置は、混練
ロールに向かって前後進可能な基台に所定間隔を設けて
配置された少なくとも2基の測定子と、この測定子の移
動変位量を電気信号として出力する変位量検出部と、シ
ートを巻き付けていない混練ロール表面に前記測定子が
接触したときに変位量検出部から出力されるデータを記
憶するメモリーと、混練ロールに巻き付けられたシート
に前記測定子が接触したときに変位量検出部から出力さ
れるデータと前記メモリーから読み出されたデータとに
基づいてシートの厚みを算出する演算制御部とを有する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシート厚み自動測定装
置に関し、更に詳しくは、高温度に加熱された混練ロー
ルに倦回されたシートの厚みを自動的に測定することの
できるシート厚み自動測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般に合
成樹脂等を製造した場合、製造元としてはその品質管理
上、合成樹脂中にフィシュアイ等が発生していないか否
かをチェックする必要がある。
【0003】また、製造元から入手した合成樹脂を加工
して様々な製品に加工する加工メーカーにおいても、入
手した合成樹脂をあらかじめチェックして、フィシュア
イ等の有無をチェックする必要があり、また所定の加工
条件で加工した場合にフィッシュアイ等がどの程度発生
するのかを検討する必要がある。もし、そのようなフィ
ッシュアイ等が存在すると、合成樹脂成形品の表面に凸
部が生じ、成形品が透明シートやフィルムである場合に
は、外観異常になり、その表面に印刷を行ってもインク
の飛びが起こり、最終的に印刷不良になり、実用的な観
点からして不良品とせざるを得ない場合が頻発する。
【0004】合成樹脂にフィッシュアイ等の発生の有無
を検査するための検査用シートもしくは検査用フィルム
を作成するための装置としてテストロール装置がある。
【0005】このテストロール装置は、一対の平行に配
置された加熱混練ロールを有する。この一対の加熱混練
ロールは、その相互の間隙を自由に調節することがで
き、またその回転方向および回転速度も自由に調節する
ことができ、更に加熱混練ロールの温度も自由に設定す
ることができるようになっている。この場合、一対の加
熱混練ロールの間隙は、一対の加熱混練ロールの間隙を
目視により所定の寸法になるように、たとえば一方の加
熱混練ロールの軸芯を他方の加熱混練ロールの軸芯に向
かって前後進させるモータなどの駆動源を運転あるいは
停止することにより、調整される。また、原始的な方法
によると、一対の加熱混練ロールの間隙が所定の寸法に
なるように、たとえば一方の加熱混練ロールの軸芯を他
方の加熱混練ロールの軸芯に向かって前後進させるスク
リュウー軸を手動で回転させることにより、一対の加熱
混練ロールの間隙が調整される。
【0006】この加熱混練ロールを用いて次のようにし
てテスト用の樹脂シートが作成される。なお、この明細
書において使用される「シート」はフィルムを含む概念
である。
【0007】このテストロール装置でテスト用の樹脂シ
ートを製造する場合、最初は、その一対の加熱混練ロー
ル間には所定の間隙が設けられている。次いで、その加
熱混練ロールを所定の温度に加熱する。前記加熱混練ロ
ールの間に所定の樹脂粉末を所定量供給する。前記一対
の加熱混練ロール間に間隙を生じているから、一部の樹
脂粉末がその間隙から落下することがあったとしても、
大部分の樹脂粉末はその一対の加熱混練ロールの間隙で
上方に貯留される。
【0008】そこで、この一対の加熱混練ロールを、互
いに異なる回転速度あるいは同じ回転速度で回転させる
ことにより、加熱混練ロール上の樹脂粉末に剪断と熱エ
ネルギーとを与える。加熱混練ロールによる剪断力の付
与によって樹脂粉末は自らも発熱する。
【0009】樹脂粉末自らの発熱と加熱混練ロールによ
る加熱とによって半溶融状態になった樹脂を、一対の加
熱混練ロールの更にわずかに広げた間隙からシート状に
垂らし、そのシート状に垂らした先端部を加熱混練ロー
ルの回転によって更に垂らし、シート状に垂らしたその
先端部を加熱混練ロールに巻き付ける。その結果、一対
の加熱混練ロールにおいては、半溶融状態ないし溶融状
態になった樹脂が1基の加熱混練ロールにシート状に巻
き付いた状態となり、しかも一対の加熱混練ロールの間
隙には、溶融した樹脂が溜りとなって存在する有様とな
る。
【0010】この有様のまま、シートが所定の厚みにな
るように加熱混練ロールの間隙を調節して所定の時間を
かけて加熱混練ロールによる混練を行う。更に所定時間
の混練時間が経過した後に、加熱混練ロールの間隙を調
節して、加熱混練ロールに倦回されたシートが所定の厚
みになるようにし、その後、加熱混練ロールを回転させ
たままあるいは加熱混練ロールによる回転を停止し、加
熱混練ロールから樹脂シートを分離する。
【0011】樹脂シートを分離するには、回転中の加熱
混練ロールに巻き付いている樹脂シートまたは静止した
加熱混練ロールに巻き付いている樹脂シートをその加熱
混練ロールの軸線に沿って切断し、回転しながら樹脂シ
ートの切断端部を引っ張りまたは、加熱混練ロールを
回転させながら、停止中にすでに切断されている樹脂シ
ートの切断端部を引っ張り、加熱混練ロールから樹脂シ
ートを分離する。
【0012】このようにしてテストロール装置により製
造された樹脂シート用いて、次のようにして所定の厚み
に調整された樹脂シート中のフィッシュアイの存在を検
査している。
【0013】すなわち、前述のようにして得られた樹脂
シートを適宜の手段により張設し、樹脂シート裏側から
光を照射し、樹脂シートの表側から目で見て観察をす
る。樹脂シートにフィッシュアイ等が存在すると、その
部分が白く光って見えるので、白く光る点をカウントす
るなり、あるいはフィッシュアイ等をスペース付きルー
ペ等で大きさを計るなりして、樹脂シート中に存在する
フィッシュアイ等を検出し、あるいは計測する。なお、
前述のように、フィッシュアイは、フィシュアイを有す
るシートの裏側から光を当ててシートの表側からシート
表面を観察すると、フィッシュアイが白く光り、魚の目
のような印象を与えるので、この種の技術分野ではそれ
を「フィッシュアイ」と称している。このフィッシュア
イのことを、工場現場などでは「ゲル」、「ジェル」あ
るいは「ブツ」と称することもあるようである。
【0014】以上に説明した従来のテストロール装置を
用いる場合、加熱混練ロールの周面に巻き付けられた樹
脂シートの厚みは、巻き付けられた樹脂シートの一部を
適宜の道具たとえばシュパチュラ等で切り取り、得られ
た樹脂シートの断片をたとえばダイヤルゲージで測定す
ることにより、求められていた。
【0015】しかしながら、回転する加熱混練ロールか
ら手作業により樹脂シートの一部を切り取るのには、作
業者に火傷を負わせたり、加熱混練ロール間に手指が挟
まれるなどの大きな危険が伴っていた。しかも、手作業
によりダイヤルゲージを使用するのでシートの厚み計測
値に個人差を生じるという問題もあった。
【0016】この発明の目的は前記事情に基づいて完成
されたものである。この発明の目的は上述した従来のテ
ストロール装置を初めとして従来の加熱混練装置が有す
る問題点を解消することにある。この発明の目的は、加
熱混練ロールで形成されたシートを手作業によることな
く、自動的に、安全に、かつ正確に計測することのでき
るシート厚み自動測定装置を提供することにある。この
発明の目的は、加熱されたロールの熱歪みにより生じる
誤差を補正して、加熱された混練ロールに巻き付けられ
たシートの厚みを正確に測定することのできるシート厚
み自動測定装置を提供することにある。この発明の目的
は、加熱された混練ロールに巻き付けられているシート
の厚みを測定することにより、そのシートの厚みに応じ
て一対の加熱ロールの間隙を自動調整することのできる
シート厚み自動測定装置を提供することにある。
【0017】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ためのこの発明は、前記基台と共にまたは前記基台とは
独立に混練ロールにおけるシート形成領域に向かって前
後進可能に基台に設けられ、かつ混練ロールに向かって
所定の付勢力で付勢されている第1測定子と、前記第1
測定子に対して平行に配置され、前記基台と共にまたは
前記基台とは独立に混練ロールにおけるシート非形成領
域に向かって前後進可能に基台に設けられ、かつ混練ロ
ールに向かって所定の付勢力で付勢されている第2測定
子と、第1測定子の移動量を電気信号として出力する第
1変位量検出部と、第2測定子の移動量を電気信号とし
て出力する第2変位量検出部と、混練ロールのシート形
成領域に巻き付けられたシートに前記第1測定子が接触
したときに第1変位量検出部から出力されるデータと混
練ロールにシートが巻き付けられていない非シート形成
領域に前記第2測定子が接触したときに第2変位量検出
部から出力されるデータとに基づいてシートの厚みを算
出する演算制御部とを有することを特徴とするシート厚
み自動測定装置である。
【0018】
【作用】この発明の自動測定装置の基本的な原理は、加
熱された混練ロールに倦回されたシートの厚みを測定す
るために、混練ロールにおけるシートの形成されない領
域すなわちシート非形成領域に直接に第2測定子を接触
させることにより第2変位量検出部から出力されるとこ
ろの、第2測定子の移動量と、加熱された混練ロールに
倦回されたシートに第1測定子を直接に接触させること
により第1変位量検出部から出力されるところの、第1
測定子の移動量とで、加熱ロールに倦回されたシートの
厚みを演算制御部で算出することを基礎とする。
【0019】第1測定子と第2測定子との初期位置が既
知であると、それぞれの位置を示すデータと共に前記第
1測定子および第2測定子の移動量とで、加熱ロールに
倦回されたシートの厚みが演算制御部で計算される。
【0020】また、加熱された混練ロールにシートが倦
回される以前に、その混練ロールのシート形成領域に第
1測定子を接触させる。このときに第1測定子の移動量
を示す電気信号が第1変位量検出部から演算制御部に出
力され、このデータを、第1測定子の初期位置を示すデ
ータA0 とする。第1測定子が混練ロールのシート形成
領域に接触しているときに、第2測定子を混練ロールの
シート非形成領域に接触させる。このときに第2測定子
の移動量を示す電気信号が第2変位量検出部から演算制
御部に出力され、このデータを、第2測定子の初期位置
を示すデータB0 とする。第1測定子および第2測定子
を混練ロールから退避した後に、混練ロールにより樹脂
粉末の混練を行う。一対の混練ロールの内の一方の混練
ロールに樹脂シートが巻き付いた状態になっときに、第
1測定子を加熱ロールにおけるシートに接触させる。こ
のときに第1測定子の移動量を示す電気信号が第1変位
量検出部から演算制御部に出力され、このデータを、第
1測定子の位置を示すデータA1 とする。第1測定子が
混練ロールのシート形成領域に接触しているときに、第
2測定子を混練ロールのシート非形成領域に接触させ
る。このときに第2測定子の移動量を示す電気信号が第
2変位量検出部から演算制御部に出力され、このデータ
を、第2測定子の初期位置を示すデータB1 とする。
【0021】演算制御部は前記データを入力して|A1
−A0 |−|B1 −B0 |の演算を行うことにより、混
練ロールに巻き付けられたシートの厚みを算出する。
【0022】このように、樹脂シートを製造する前の加
熱された混練ロールのシート形成領域に第1測定子を接
触させ、また、加熱された混練ロールのシート非形成領
域に第2測定子を接触させて、第1測定子および第2測
定子の初期位置を示すデータを取ることにより、加熱さ
れた混練ロールによる装置自体の熱歪みに基づく誤差を
除去することができ、シート厚みの測定値をより一層正
確にすることができる。
【0023】なおここで、第1測定子および第2測定子
それぞれの数は、1基に限定されるものではない。たと
えば、シート形成領域に接触する第1測定子が複数個設
けられていても良い。具体的には、第1の測定子に関し
ては、混練ロールに巻き付けられたシートの中央部に接
触する第1測定子およびシートの両端近傍に接触する2
個の第1測定子の都合3個の第1測定子、あるいは混練
ロールに巻き付けられたシートの中央部に接触する第1
測定子とシートの両端近傍に接触する2個の第1測定子
とシートの中央部とシートの端部との間のシート部分に
接触する2個の第1の測定子とからなる都合5個の第1
測定子などを挙げることができる。
【0024】また、第2の測定子に関しては、加熱ロー
ルにおけるシート非形成領域であってシート形成領域の
ごく近傍に接触する1個の測定子、あるいは、加熱ロー
ルにおけるシート非形成領域であってシート形成領域の
両側に接触する都合2個の測定子を挙げることができ
る。
【0025】このように、シート厚み自動測定装置に第
1測定子が複数個設けられ、また第2測定子が少なくと
も1個設けられていると、演算制御部においては、混練
ロールに倦回されたシートの厚み平均値を算出すること
ができる。
【0026】第1測定子および第2測定子の混練ロール
またはシートに接触する部位が回転可能なローラで形成
されていると、混練ロールの表面やシートに傷を付ける
ことなく、また、正確に移動量を測定することができ
る。
【0027】また、シート厚み自動測定装置における演
算制御部は、複数の第1変位量検出部から出力されると
ころの、複数の第1測定子の移動量についてのデータお
よび第2変位量検出部から出力されるところの第1測定
子の移動量についてのデータに基づいて、混練ロールに
倦回されたシートの平均厚み、最小厚みおよび/または
最大厚みを算出することができる。
【0028】このシート厚み自動測定装置にロール駆動
手段およびこのロール駆動手段に駆動制御信号を出力す
るロール間隔調整制御部が設けられていると、前記演算
制御部が算出したシートの厚みを示すデータがロール間
隔調整制御部に出力され、ロール間隔調整制御部はその
シート厚みに応じて混練ロールの間隙を所定の値になる
ようにロール駆動手段に駆動制御信号を出力する。した
がって、混練ロールに倦回されたシートの厚みに応じて
適切な加熱ロール間間隙が自動調整される。
【0029】
【実施例】次にこの発明の第一の実施例について説明す
る。
【0030】図1に示すように、このシート厚み自動測
定装置1は、一対の立て枠2および一対の横枠3からな
るガイド枠4と、このガイド枠4における一対の横枠3
を貫通すると共に後端部にストッパ5を有する棒状の支
持体6と、この支持体6を前後進させる駆動源(図示せ
ず。)と、この支持体6の先端部に結合されると共に前
記横枠3と平行に配置される基台7と、この基台7に設
けられると共に所定の間隔で配置された、第1変位量検
出部としての第1ゲージ8aおよび第2変位量検出部と
しての第2ゲージ8bと、この第1ゲージ8aに結合さ
れた第1測定子9aと、第2ゲージ8bに結合された第
2測定子9bとを備えてなる。
【0031】上述のように、この実施例においては、第
1測定子9aおよび第2測定子9bは基台7に適宜の支
持枠(支持部材あるいは支持フレームと称されても良
い。)を介して固定され、この基台7の前後進により第
1測定子9aおよび第2測定子9bが同時に前後進可能
になっている。
【0032】第1測定子9aは、シート巻き付けロール
10に倦回されたシートの中央部当接するように、第
2測定子9bはシート巻き付けロール10に倦回された
シートの端部から外れたシート巻き付けロールの表面で
あって前記シートの近傍に当接するように、位置決めさ
れている。第1測定子9aおよび第2測定子9bをこの
ような位置関係で設けておくと、後述するようにシート
端部の厚みおよび中央部の厚みを同時に測定することが
でき、シートの厚みの均一性を確認することができる。
【0033】なおここで、シート巻き付けロール10の
周面においてシートが巻き付けられる領域がシート形成
領域10aであり、このシート形成領域10a以外の周
面がシート非形成領域10bである。また、前記シート
巻き付けロール10および対向ロール11を合わせて混
練ロールと称されることがある。
【0034】この2基の測定子すなわち第1測定子9a
および第2測定子9bにおける、ロール10に接触する
部位には、たとえば回転ローラが設けられている。この
回転ローラはたとえば耐熱性およびロール10の表面を
傷付けない程度の硬度を有するたとえばシリコンゴムな
どの材質で形成される。このような材質の回転ローラが
測定子9に設けられていると、ロール10と測定子9と
の接触が円滑になり、また測定子9がロール10に接触
してもロール10の表面における傷付きが防止される。
【0035】前記第1ゲージ8aは第1測定子9aを対
象物すなわちシート巻き付けロール10の周面またはシ
ート巻き付けロール10に倦回したシートに当接したと
きにその第1測定子9aの変位量を検出し、検出した変
位量を電気信号として出力することのできる限り種々の
公知の装置たとえば測微器あるいはリニアゲージやロー
タリーエンコーダである。また第2ゲージ8bは、第2
測定子9bがシート巻き付けロール10におけるシート
非形成領域に当接したときにその第2測定子9bの変位
量を検出し、検出した変位量を電気信号として出力する
ことのできる限り種々の公知の装置たとえば測微器ある
いはリニアゲージやロータリーエンコーダである。
【0036】この発明のシート厚み自動測定装置1は、
シート巻き付けロール10とこれに軸線を平行にし、か
つ相対向して配置された対向ロール11を少なくとも有
する加熱混練ロールの前記シート巻き付けロール10に
向かって前記支持体6が前後進することができるように
配置される。
【0037】このシート厚み自動測定装置1は、図2に
示すように、更に、演算制御部12およびメモリ13を
有しており、この演算制御部12は、前記一対のゲージ
すなわち第1ゲージ8aおよび第2ゲージ8bから出力
されるデータに基づいてシートの厚みを演算する。な
お、この演算制御部12に内部メモリーが備えられてい
るときに、しかもその内部メモリーの記憶容量が十分に
大きいときは前記メモリ13を必要としない。
【0038】すなわち、シート巻き付けロール10にシ
ートが巻き付けられていない状態で先ず第1測定子9a
および第2測定子9bをシート巻き付けロール10の表
面に接触させ、このときの第1測定子9aの移動量を第
1ゲージ8aにより検出し、また第2測定子9bの移動
量を第2ゲージ8bにより検出し、この第1ゲージ8a
および第2ゲージ8bから出力されるデータを初期デー
タとして演算制御部12に出力し、この初期データを一
旦メモリ13に格納しておく。なお、この場合、シート
巻き付けロール10およびその対抗ロール11は、所定
の間隙を有し、その軸線を互いに平行にして配置され、
かつ所定の温度たとえば樹脂粉末を溶融させるのに十分
に高い温度に加熱されている。
【0039】次いで前記シート巻き付けロール10に倦
回されたシートに第1測定子9aおよび第2測定子9b
を接触させ、これによって前記第1ゲージ8aおよび第
2ゲージ8bから出力されるデータを測定データとして
演算制御部12に出力する。演算制御部12において
は、入力された測定データからメモリ内の初期データを
減算することにより第1ゲージ8aで測定されたシート
の厚みおよび第2ゲージ8bで測定されたシートの厚み
を算出し、算出した値を出力表示部14に出力する。
【0040】このシート厚み自動測定装置1の作用につ
いて説明する。
【0041】初期状態としてこのシート厚み自動測定装
置1においては、前記基台7が前記ガイド枠4における
横枠3近傍にまで退避している。シート巻き付けロール
10が十分に加熱されると、シート巻き付けロール10
および対向ロール11の間隙に樹脂粉末を供給する前
に、図示しない駆動源によって基台7がシート巻き付け
ロール10に向かって前進し、第1測定子9aをシート
巻き付けロール10におけるシート形成領域に接触さ
せ、第2測定子9bをシート巻き付けロール10の表面
におけるシート非形成領域に接触させる。第1測定子9
aおよび第2測定子9bがシート巻き付けロール10の
表面に接触することによって、第1ゲージ8aおよび第
2ゲージ8bから測定子9の移動変位量を検出し、移動
変位量を初期位置データとする電気信号を演算制御部1
2に出力する。なお、第1ゲージ8aから出力されたデ
ータを入力する演算制御部12はその初期位置を示す初
期位置データA0 をメモリー13に転送し一旦格納し、
また第2ゲージ8bから出力されたデータを入力する演
算制御部12はその初期位置を示す初期位置データB0
をメモリー13に転送し一旦格納する。シート巻き付け
ロール10にシートを巻き付ける前に、換言するとシー
ト巻き付けロール10と対向ロール11とで樹脂粉末の
混練を行う前に、第1測定子9aおよび第2測定子9b
による測定が終了すると、基台7が後進して測定子9
は、シート巻き付けロール10から離れ、基台7は元の
初期状態に戻る。
【0042】次いで、シート巻き付けロール10と対向
ロールとの間隙に所定量の樹脂粉末を供給し混練ロール
を回転させて樹脂粉末を混練し、シート巻き付けロール
10の表面に樹脂シートを形成させる。所定時間の経過
後に、前記基台7を前進させて第1測定子9aをシート
巻き付けロール10上のシートに接触させ、第2測定子
9bをシート巻き付けロール10のシート非形成領域に
接触させる。シートに第1測定子9aが接触することに
より第1ゲージ8aから第1測定子9aの移動変位量を
測定データA1 とする電気信号が演算制御部12に出力
され、また第2ゲージ8bから第2測定子9bの移動変
位量を測定データB1 とする電気信号が演算制御部12
に出力される。測定データが演算制御部12に出力され
ると、前記基台7は後退して初期状態に戻る。
【0043】演算制御部12では、入力する測定データ
1 およびB1 とメモリ13から読み出した初期位置デ
ータA0 およびB0 とから、|A1 −A0 |−|B1
0|の演算を行うことにより、混練ロールに巻き付け
られたシートの厚みを算出する。算出されたシートの厚
みは、出力表示部14に表示される。
【0044】以上、この発明の一実施例について説明し
たが、この発明のシート厚み自動測定装置は、第二の実
施例として次のような構造を有することもできる。
【0045】図3は、図2に示すシート厚み自動測定装
置に対して、新たに、ロール間隔調整駆動部15および
ロール間隔調整制御部16が付加されている。
【0046】このロール間隔調整駆動部15は、混練ロ
ールの間隙を調整する機構を有する。具体的には、シー
ト巻き付けロール10の軸芯を対向ロール11の軸芯に
向かって近接させ、あるいは離反させる駆動源たとえば
モータを備える態様、シート巻き付けロール10の軸芯
に向かって対向ロール11の軸芯を近接させ、あるいは
離反させる駆動源たとえばモータを備える態様、および
シート巻き付けロール10の軸芯および対向ロール11
の軸芯をそれぞれ移動させ、それらを互いに近接し、あ
るいは離反させる駆動源たとえばモータを備える態様を
挙げることができる。この実施例では、ロール間隙調整
駆動部15は対向ロール11の軸芯を移動させるモータ
を備えてなる構造を有するものとする。
【0047】ロール間隙調整制御部15は、演算制御部
12から出力されるシート厚みについてのデータを入力
して、対向ロール11の軸芯を移動させるに必要な駆動
制御信号をロール間隔調整駆動部15に出力するのであ
れば種々の構成を採用することができ、たとえば、その
内部にシート厚みとそのシート厚みにするために必要な
混練ロールの間隙との対応テーブルを格納したメモリー
と前記第一の実施例における演算制御部12から出力さ
れるシート厚みを示すデータを入力し、入力したデータ
と前記対応テーブルとを突き合わせて必要な混練ロール
の間隙を選択し、選択した混練ロールの間隙にするに必
要な対向ロール11の軸芯の移動量を算出し、算出した
移動量に必要なモータの駆動量を指令する駆動制御信号
をモータに出力する制御部とを有する。
【0048】この実施例においては、前記第一の実施例
におけるのと同様にしてシート巻き付けロール10に倦
回されたシートの厚みを自動測定することができる。も
し、第1ゲージ8aで測定されたシートの厚みと第2ゲ
ージ8bで測定されたシートの厚みとが誤差範囲を超え
て大きく相違するときには、シート巻き付けロール10
と対向ロール11との間隙を微調整する。
【0049】この微調整は、演算制御部12から出力さ
れるシートの厚みについてのデータを入力するロール間
隔調整制御部16において、そのシート厚みに対応する
混練ロール間隙を検索し、現在の混練ロールの間隙と比
較し、混練ロールの間隙を所定の値にするに必要な対向
ロール11の軸芯の移動量を算出し、その算出結果に応
じて対向ロール11の軸芯を移動させる駆動制御信号を
ロール間隔調整駆動部15に出力する。ロール間隔調整
駆動部15は、そのモータを駆動して対向ロール11の
軸芯を移動させ、混練ロールの間隙を所定の寸法の間隙
にする。そして、再度前記第一の実施例におけるのと同
じ動作によってシート巻き付けロール10上のシートの
厚みを測定する。その測定の結果として、第1ゲージ8
aにより測定されたシートの厚みと第2ゲージ8bによ
り測定されたシートの厚みとが誤差範囲内で一致する
と、その状態で所定の時間をかけて混練をした後にシー
ト巻き付けロール10からシートを取り外す。
【0050】前記実施例に係るシート厚み自動測定装置
は、第1測定子9aが1基および第2測定子9bが1基
である場合について説明したが、この発明のシート厚み
自動測定装置は、第1測定子が複数基および第2測定子
が少なくとも1基備えているシート厚み自動測定装置を
含む。
【0051】複数基の第1測定子9aを備えてなるシー
ト厚み自動測定装置においては、その複数の第1測定子
9aの配置の態様として、たとえば、シート巻き付けロ
ール10におけるシート形成領域10aの中心部(図1
においては、シート巻き付けローラ10に示された一点
鎖線間の中間部である。)に当接する第1測定子および
シート形成領域10aの端部にそれぞれ当接する2基の
第1測定子からなる3基の第1測定子を挙げることがで
きる。また、場合によっては、シート形成領域の混練ロ
ーラ軸線に平行な方向に等間隔で適宜の数の第1測定子
を配列してなる態様であっても良い。
【0052】シート厚み自動測定装置に複数の第1測定
子および複数の第2測定子が設置されている場合、各第
1測定子に対応して第1変位量検出部としての第1ゲー
ジが設けられ、また各第2測定子に対応して第2変位量
検出部としての第2ゲージが設けられる。そして、演算
処理部においては、複数基の第1測定子の移動量を検出
する複数の第1ゲージから出力される変位量データを入
力してそれら変位量データの平均値を算出する。
【0053】この場合、前記演算制御部は、複数の第1
変位量検出部から出力されるところの、十分に加熱さ
れ、かつシートが巻き付けらる以前の混練ロールにおけ
るシート形成領域に複数の第1測定子が接触したときの
それら複数の第1測定子の移動量についてのデータA01
〜A0n(ただし、nは第1測定子の数を示し、2以上の
整数である。)を平均して平均値データav0 を算出
し、第2ゲージから出力されるところの、十分に加熱さ
れ、かつシートが巻き付けられる以前の混練ロールにお
けるシート非形成領域に第2測定子が接触したときの第
2測定子の移動量についてのデータB01〜B0N(ただ
し、Nは第2測定子の数を示し、1以上の整数であ
る。)を平均して平均値データav0 を算出し、複数の
第1ゲージから出力されるところの、十分に加熱され、
かつシートが巻き付けられた混練ロールにおけるそのシ
ートに複数の第1測定子が接触したときのそれら複数の
第1測定子の移動量についてのデータA11〜A1n(ただ
し、nは前記と同様の意味を表す。)を平均して平均値
データav1 を算出し、第2ゲージから出力されるとこ
ろの、十分に加熱され、かつシートが巻き付けられた混
練ロールにおけるシート非形成領域に第2測定子が接触
したときの第2測定子の移動量についてのデータB11
1N(ただし、Nは前記と同様の意味を表す。)を平均
して平均値データav1を算出し、|av1av0
−|av1av0 |の演算を行うことにより、混練ロ
ールに巻き付けられたシートの平均厚みを算出する。
【0054】この算出されたシートの厚みに基づき、混
練ロールの間隙を自動調整することができる。
【0055】シート厚み自動測定装置に複数の第1測定
子および複数の第2測定子が設置されている場合、次の
ようにして、シートにおける最大厚み、最小厚みを演算
処理部で計算することもできる。
【0056】すなわち、前記演算制御部は、複数の第1
変位量検出部から出力されるところの、十分に加熱さ
れ、かつシートが巻き付けられる以前の混練ロールにお
けるシート形成領域に複数の第1測定子が接触したとき
のそれら複数の第1測定子の移動量についてのデータA
01〜A0n(ただし、nは第1測定子の数を示し、2以上
の整数である。)と、第2ゲージから出力されるところ
の、十分に加熱され、かつシートが巻き付けられる以前
の混練ロールにおけるシート非形成領域に第2測定子が
接触したときの第2測定子の移動量についてのデータB
01〜B0Nと、複数の第1ゲージから出力されるところ
の、十分に加熱され、かつシートが巻き付けられた混練
ロールにおけるそのシートに複数の第1測定子が接触し
たときのそれら複数の第1測定子の移動量についてのデ
ータA11〜A1nと、第2ゲージから出力されるところ
の、十分に加熱され、かつシートが巻き付けられた混練
ロールにおけるシート非形成領域に第2測定子が接触し
たときの第2測定子の移動量についてのデータB11〜B
1Nとから、各第1測定子が接触したシート部分の厚みを
演算し、その演算結果を一旦メモリーに格納し、次いで
各第1測定子が接触したシート部分の厚みをメモリーか
ら読み出して相互にこれを比較し、シートの最大厚みお
よびシートの最小厚みを選択する。また同時に第1測定
子が接触したシート部分の厚みの平均値を前述したよう
にして演算することもできる。
【0057】この発明においては、前記実施例において
開示された構造の外に、たとえば、基台は固定されて変
位せず、その基台から測定子が前後進可能になるよう
に、基台に対して測定子が適宜の支持部材に支持された
構造を有していても良い。
【0058】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明による
と、シート巻き付けロール上のシートの厚み、その平均
厚み、あるいは最大厚み、最小厚みを自動的に測定する
ことができ、したがって、操作者が加熱ロールに接触す
ることによる火傷やロール間に手指を挟んだりなどの人
身事故を皆無にすることのできる安全なシート厚み自動
測定装置を提供することができる。
【0059】しかもこのシート厚み自動測定装置は、人
手によらずにシートの厚みを計測するので、測定データ
に作業者による誤差がなくなり、正確にシートの厚みを
計測することができる。
【0060】このシート厚み自動測定装置はシート巻き
付けロール上のシートの厚みを少なくとも2点測定する
ので、このシート厚み自動測定装置と混練ロールとを組
み合わせることにより、シートの厚みの測定ごとに混練
ロール間の間隙を微調整して均一な厚みのシートを容易
に製造することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明のシート厚み自動測定装置を示
す概略説明図である。
【図2】図2はこの発明のシート厚み自動測定装置にお
けるデータ処理の概要を示すブロック図である。
【図3】図3はこの発明のシート厚み自動測定装置にお
ける他のデータ処理の概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 シート厚み自動測定装置 2 縦枠 3 横枠 4 ガイド枠 5 ストッパ 6 支持体 7 基台 8a 第1ゲージ 8b 第2ゲージ 9 測定子 10 シート巻き付けロール 11 対向ロール 12 演算制御部 13 メモリ 14 出力表示部 15 ロール間隔調整駆動部 16 ロール間隔調整制御部
フロントページの続き (72)発明者 千野 貴史 東京都渋谷区恵比寿3−43−2 日機装株 式会社内 (72)発明者 神永 賢三 東京都東村山市野口町2−16−2 日機装 株式会社東村山製作所内 (72)発明者 堤 淳 東京都東村山市野口町2−16−2 日機装 株式会社東村山製作所内 (72)発明者 木村 喬 東京都東村山市野口町2−16−2 日機装 株式会社東村山製作所内 (72)発明者 鈴木 正明 東京都東村山市野口町2−16−2 日機装 株式会社東村山製作所内 (72)発明者 加藤 敬介 東京都東村山市野口町2−16−2 日機装 株式会社東村山製作所内 (72)発明者 竹内 勝 茨城県鹿島郡神栖町大字東和田1番地 信 越化学工業株式会社鹿島工場品質保証部内 (72)発明者 吉越 英夫 茨城県鹿島郡神栖町大字東和田1番地 信 越化学工業株式会社鹿島工場品質保証部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前記基台と共にまたは前記基台とは独立
    に混練ロールにおけるシート形成領域に向かって前後進
    可能に基台に設けられ、かつ混練ロールに向かって所定
    の付勢力で付勢されている第1測定子と、前記第1測定
    子に対して平行に配置され、前記基台と共にまたは前記
    基台とは独立に混練ロールにおけるシート非形成領域に
    向かって前後進可能に基台に設けられ、かつ混練ロール
    に向かって所定の付勢力で付勢されている第2測定子
    と、第1測定子の移動量を電気信号として出力する第1
    変位量検出部と、第2測定子の移動量を電気信号として
    出力する第2変位量検出部と、混練ロールのシート形成
    領域に巻き付けられたシートに前記第1測定子が接触し
    たときに第1変位量検出部から出力されるデータと混練
    ロールにシートが巻き付けられていない非シート形成領
    域に前記第2測定子が接触したときに第2変位量検出部
    から出力されるデータとに基づいてシートの厚みを算出
    する演算制御部とを有することを特徴とするシート厚み
    自動測定装置。
  2. 【請求項2】 第1変位量検出部および第2変位量検出
    部それぞれから出力されるデータを格納し、演算制御部
    の指令に応じて前記データを演算制御部に出力するメモ
    リーを有してなる前記シート厚み自動測定装置。
  3. 【請求項3】 前記演算制御部は、十分に加熱され、か
    つシートが巻き付けられる以前の混練ロールにおけるシ
    ート形成領域に接触した第1測定子の移動量について
    の、第1変位量検出部から出力されるデータA0 と、十
    分に加熱され、かつシートが巻き付けられる以前の混練
    ロールにおけるシート非形成領域に接触した第2測定子
    の移動量についての、第2変位量検出部から出力される
    データB0と、十分に加熱され、かつ混練ロールに巻き
    付けられたシートに接触した第1測定子の移動量につい
    ての、第1変位量検出部から出力されるデータA1 と、
    十分に加熱され、かつシートを巻き付けた混練ロールに
    おけるシート非形成領域に接触した第2変位量検出部か
    ら出力されるデータB1 とに基づき、|A1 −A0 |−
    |B1 −B0 |の演算を行うことにより、混練ロールに
    巻き付けられたシートの厚みを算出する前記請求項1ま
    たは2に記載のシート厚み自動測定装置。
  4. 【請求項4】 前記第1測定子が複数設けられ、前記第
    1測定子それぞれに対応する第1変位量検出部が複数配
    置されてなり、前記第2測定子が少なくとも1基設けら
    れ、前記第2測定子に対応する第2変位量検出部が少な
    くとも1基配置されてなる前記請求項1または2に記載
    のシート厚み自動測定装置。
  5. 【請求項5】 前記演算制御部は、複数の第1変位量検
    出部から出力されるところの、十分に加熱され、かつシ
    ートが巻き付けらる以前の混練ロールにおけるシート形
    成領域に複数の第1測定子が接触したときのそれら複数
    の第1測定子の移動量についてのデータA01〜A0n(た
    だし、nは第1測定子の数を示し、2以上の整数であ
    る。)を平均して平均値データav0 を算出し、第2変
    位量検出部から出力されるところの、十分に加熱され、
    かつシートが巻き付けられる以前の混練ロールにおける
    シート非形成領域に第2測定子が接触したときの第2測
    定子の移動量についてのデータB01〜B0N(ただし、N
    は第2測定子の数を示し、1以上の整数である。)を平
    均して平均値データav0 を算出し、複数の第1変位量
    検出部から出力されるところの、十分に加熱され、かつ
    シートが巻き付けられた混練ロールにおけるそのシート
    に複数の第1測定子が接触したときのそれら複数の第1
    測定子の移動量についてのデータA11〜A1n(ただし、
    nは前記と同様の意味を表す。)を平均して平均値デー
    av1 を算出し、第2変位量検出部から出力されると
    ころの、十分に加熱され、かつシートが巻き付けられた
    混練ロールにおけるシート非形成領域に第2測定子が接
    触したときの第2測定子の移動量についてのデータB11
    〜B1N(ただし、Nは前記と同様の意味を表す。)を平
    均して平均値データav1 を算出し、|av1av0
    |−|av1av0 |の演算を行うことにより、混練
    ロールに巻き付けられたシートの厚みを算出する前記請
    求項4に記載のシート厚み自動測定装置。
  6. 【請求項6】 前記演算制御部は、複数の第1変位量検
    出部から出力されるところの、十分に加熱され、かつシ
    ートが巻き付けられる以前の混練ロールにおけるシート
    形成領域に複数の第1測定子が接触したときのそれら複
    数の第1測定子の移動量についてのデータA01〜A
    0n(ただし、nは第1測定子の数を示し、2以上の整数
    である。)と、第2変位量検出部から出力されるところ
    の、十分に加熱され、かつシートが巻き付けられる以前
    の混練ロールにおけるシート非形成領域に第2測定子が
    接触したときの第2測定子の移動量についてのデータB
    01〜B0Nと、複数の第1変位量検出部から出力されると
    ころの、十分に加熱され、かつシートが巻き付けられた
    混練ロールにおけるそのシートに複数の第1測定子が接
    触したときのそれら複数の第1測定子の移動量について
    のデータA11〜A1nと、第2変位量検出部から出力され
    るところの、十分に加熱され、かつシートが巻き付けら
    れた混練ロールにおけるシート非形成領域に第2測定子
    が接触したときの第2測定子の移動量についてのデータ
    11〜B1Nとから、混練ロールに巻き付けられたシート
    の平均厚みならびに最大厚みおよび/または最小厚みを
    算出する前記請求項4または5に記載のシート厚み自動
    測定装置。
  7. 【請求項7】 前記混練ロールはシートを巻き付ける加
    熱ロールを有する一対のロールからなり、この一対のロ
    ールの少なくともいずれかを他方のロールに向かって移
    動させるロール駆動手段を備え、前記演算制御部から出
    力されるシートの厚みを示すデータを入力して、前記一
    対のロールの間隙が所定の値になるように、前記ロール
    駆動手段に駆動制御信号を出力するロール間隔調整制御
    部を備えてなる前記請求項1〜7のいずれかに記載のシ
    ート厚み自動測定装置。
  8. 【請求項8】 前記第1測定子および第2測定子は、そ
    れらにおける加熱ロールの表面または加熱ロールにおけ
    るシートに接触する部位が回転可能なローラで形成され
    てなる前記請求項1〜7のいずれかに記載のシート厚み
    自動測定装置。
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JPS5262602U (ja) * 1975-11-05 1977-05-09
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JPS5724749A (en) * 1980-07-22 1982-02-09 Korona Giken Kk Prefabricated building and ventilator
JP2000292106A (ja) * 1999-04-08 2000-10-20 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 皮膜厚さ測定モニター装置

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