JPH0748937A - 既存露出防水層の上に形成する独立屋根および 既存露出防水層の上に独立屋根を形成する方法 - Google Patents
既存露出防水層の上に形成する独立屋根および 既存露出防水層の上に独立屋根を形成する方法Info
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- JPH0748937A JPH0748937A JP18581292A JP18581292A JPH0748937A JP H0748937 A JPH0748937 A JP H0748937A JP 18581292 A JP18581292 A JP 18581292A JP 18581292 A JP18581292 A JP 18581292A JP H0748937 A JPH0748937 A JP H0748937A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】既存露出防水層の無撤去にも拘らず完璧な防水
を図ることができる既存露出防水層の上に形成する独立
屋根および既存露出防水層の上に独立屋根を形成する方
法を提供する。 【構成】既存露出防水層Aの上に形成する独立屋根1
は、既存コンクリート層Cに挿入固定された多数の連結
材2をラス材7と部分結束させると共に、連結材2を埋
設した多数のコア6を介して既存コンクリート層Cと連
結させた軽量セメントモルタル層8と、軽量セメントモ
ルタル層8の上面に、網材Nをポリマーセメントモルタ
ルMに埋設することで形成した板状性を有するポリマー
セメントモルタル層9と、からなり、既存露出防水層A
を撤去する事なく、既存露出防水層Aの上に、独立屋根
1を施工形成する。
を図ることができる既存露出防水層の上に形成する独立
屋根および既存露出防水層の上に独立屋根を形成する方
法を提供する。 【構成】既存露出防水層Aの上に形成する独立屋根1
は、既存コンクリート層Cに挿入固定された多数の連結
材2をラス材7と部分結束させると共に、連結材2を埋
設した多数のコア6を介して既存コンクリート層Cと連
結させた軽量セメントモルタル層8と、軽量セメントモ
ルタル層8の上面に、網材Nをポリマーセメントモルタ
ルMに埋設することで形成した板状性を有するポリマー
セメントモルタル層9と、からなり、既存露出防水層A
を撤去する事なく、既存露出防水層Aの上に、独立屋根
1を施工形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既存露出防水層の上に
形成する独立屋根および既存露出防水層の上に独立屋根
を形成する方法に関し、特に既存露出防水層の無撤去に
も拘らず完璧な防水を図ることができる既存露出防水層
の上に形成する独立屋根および既存露出防水層の上に独
立屋根を形成する方法に関するものである。
形成する独立屋根および既存露出防水層の上に独立屋根
を形成する方法に関し、特に既存露出防水層の無撤去に
も拘らず完璧な防水を図ることができる既存露出防水層
の上に形成する独立屋根および既存露出防水層の上に独
立屋根を形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既存コンクリート建築物の屋根に形成さ
れたアスファルト等からなる既存露出防水層が、紫外
線、温度変化及び乾湿等による収縮や地震等の外力の挙
動等によって、経年により、防水能力が低下し、そのま
ま放置すると雨漏れ等の不具合を生ずるという問題点が
あった。
れたアスファルト等からなる既存露出防水層が、紫外
線、温度変化及び乾湿等による収縮や地震等の外力の挙
動等によって、経年により、防水能力が低下し、そのま
ま放置すると雨漏れ等の不具合を生ずるという問題点が
あった。
【0003】また、これら既存露出防水層の防水能力の
低下が、アスファルト等からなる既存露出防水層下側の
コンクリート層を劣化する引金になる虞があるという問
題点があった。
低下が、アスファルト等からなる既存露出防水層下側の
コンクリート層を劣化する引金になる虞があるという問
題点があった。
【0004】そこで、従来これらの対処方法として、既
存コンクリート建築物の屋根に形成されたアスファルト
等からなる既存露出防水層を剥して該既存露出防水層下
側のコンクリート層を露出させた後、新たな諸々の防水
処理をして該コンクリート層の上に新たな露出防水層を
形成する方法が採られたが、下記のような問題点がある
為、問題点を解決するには至らなかった。 (1)既存露出防水層の撤去作業が工数を要して、時間
と経費がかかる。 (2)既存露出防水層の撤去作業は、現住者にとって、
騒音が大であるばかりでなく、雨漏れがし、しかも危険
である為、工事期間中は住むことができず、引越しする
必要があり、経費がかかる等煩雑な面がある。 (3)撤去した既存露出防水層が、産業廃棄物となる
為、その処理が煩雑となる。 (4)コンクリート層を露出させた後、新たな防水施工
をする際、下地造りをする必要があり、時間と経費が大
となる。 (5)既存露出アスファルト防水層の無撤去施工をする
場合、新たなアスファルトを塗付して露出防水層を形成
する際に、熱を加える必要があるが、消防法上問題があ
り、事実上施工が困難である。
存コンクリート建築物の屋根に形成されたアスファルト
等からなる既存露出防水層を剥して該既存露出防水層下
側のコンクリート層を露出させた後、新たな諸々の防水
処理をして該コンクリート層の上に新たな露出防水層を
形成する方法が採られたが、下記のような問題点がある
為、問題点を解決するには至らなかった。 (1)既存露出防水層の撤去作業が工数を要して、時間
と経費がかかる。 (2)既存露出防水層の撤去作業は、現住者にとって、
騒音が大であるばかりでなく、雨漏れがし、しかも危険
である為、工事期間中は住むことができず、引越しする
必要があり、経費がかかる等煩雑な面がある。 (3)撤去した既存露出防水層が、産業廃棄物となる
為、その処理が煩雑となる。 (4)コンクリート層を露出させた後、新たな防水施工
をする際、下地造りをする必要があり、時間と経費が大
となる。 (5)既存露出アスファルト防水層の無撤去施工をする
場合、新たなアスファルトを塗付して露出防水層を形成
する際に、熱を加える必要があるが、消防法上問題があ
り、事実上施工が困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、下記構成
とすることによって、上述した問題を解決することを目
的とする。 すなわち、 (1)既存露出防水層の上に、連結材を埋戻固定した多
数のコアを介して部分連結されたラス材を一体形成した
軽量セメントモルタル層と、網材埋設により板状性を持
たせたポリマーセメントモルタル層と、からなる独立屋
根を形成させることで、既存露出防水層の無撤去施工を
可能として、無公害施工に寄与せしめる。 (2)既存露出防水層の一面全体に面積当たり均等にな
るように、連結材で部分結束させることで、既存露出防
水層下側の既存コンクリート層と独立屋根とを部分結合
させ、防水施工向上に寄与せしめる。
とすることによって、上述した問題を解決することを目
的とする。 すなわち、 (1)既存露出防水層の上に、連結材を埋戻固定した多
数のコアを介して部分連結されたラス材を一体形成した
軽量セメントモルタル層と、網材埋設により板状性を持
たせたポリマーセメントモルタル層と、からなる独立屋
根を形成させることで、既存露出防水層の無撤去施工を
可能として、無公害施工に寄与せしめる。 (2)既存露出防水層の一面全体に面積当たり均等にな
るように、連結材で部分結束させることで、既存露出防
水層下側の既存コンクリート層と独立屋根とを部分結合
させ、防水施工向上に寄与せしめる。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、既存コンクリート建築物の屋根に形成され
たアスファルト等からなる既存露出防水層の下側の既存
コンクリート層の上部に到達するように、所定間隔で均
等に該既存露出防水層に形成された所定深さの円筒状等
の多数の筒状穴には、底部中央の既存コンクリート層に
穿設された所定深さの小径の連結穴と、該連結穴に接着
剤を介して軸体が挿入固定されると共にワイヤ等の接続
部材が接続されたT型ピン等の連結材とを備え、該T型
ピン等の連結材を上記筒状穴と共にポリマーセメントモ
ルタルで埋戻固定した多数のコアと、上記アスファルト
等からなる既存露出防水層の上面に敷設されると共に上
記接続部材を介して上記連結材と連結したZラス等のラ
ス材に、軽量セメントモルタルを一体に形成した所定厚
さの軽量セメントモルタル層と、該軽量セメントモルタ
ル層の上面に塗付されたポリマーセメントモルタルと、
その表面に点付け後に金鏝等で押圧してポリマーセメン
トモルタルに埋設された網材とからなる板状性を持たせ
た所定厚さのポリマーセメントモルタル層と、からなる
ことを特徴とする既存露出防水層の上に形成する独立屋
根、および既存コンクリート建築物の屋根に形成された
アスファルト等からなる既存露出防水層に、該既存露出
防水層下側の既存コンクリート層の上部に到達する所定
深さの円筒状等の筒状穴を所定間隔で均等に多数形成
し、次に、該筒状穴の底部中央の既存コンクリート層に
所定深さの小径の連結穴を穿設した後、ワイヤ等の接続
部材を接続したT型ピン等の連結材の軸体を連結穴に接
着剤を介して挿入固定し、つづいて、該T型ピン等の連
結材を上記筒状穴と共にポリマーセメントモルタルで埋
戻固定して多数のコアを形成し、次に上記アスファルト
等からなる既存露出防水層の上面にZラス等のラス材を
敷設すると共に、該敷設したラス材を上記接続部材を介
して連結材と連結した後、該ラス材と軽量セメントモル
タルを一体形成させることにより、既存露出防水層の上
面に該ラス材と一体となる所定厚さの軽量セメントモル
タル層を形成し、さらに該軽量セメントモルタル層の上
面にポリマーセメントモルタルを塗付し、つづいてその
表面に網材を点付けし、金鏝等で押圧して該網材をポリ
マーセメントモルタルに埋設させることにより、板状性
を持たせた所定厚さのポリマーセメントモルタル層を形
成することを特徴とする既存露出防水層の上に独立屋根
を形成する方法を提供することにより達成される。
明によれば、既存コンクリート建築物の屋根に形成され
たアスファルト等からなる既存露出防水層の下側の既存
コンクリート層の上部に到達するように、所定間隔で均
等に該既存露出防水層に形成された所定深さの円筒状等
の多数の筒状穴には、底部中央の既存コンクリート層に
穿設された所定深さの小径の連結穴と、該連結穴に接着
剤を介して軸体が挿入固定されると共にワイヤ等の接続
部材が接続されたT型ピン等の連結材とを備え、該T型
ピン等の連結材を上記筒状穴と共にポリマーセメントモ
ルタルで埋戻固定した多数のコアと、上記アスファルト
等からなる既存露出防水層の上面に敷設されると共に上
記接続部材を介して上記連結材と連結したZラス等のラ
ス材に、軽量セメントモルタルを一体に形成した所定厚
さの軽量セメントモルタル層と、該軽量セメントモルタ
ル層の上面に塗付されたポリマーセメントモルタルと、
その表面に点付け後に金鏝等で押圧してポリマーセメン
トモルタルに埋設された網材とからなる板状性を持たせ
た所定厚さのポリマーセメントモルタル層と、からなる
ことを特徴とする既存露出防水層の上に形成する独立屋
根、および既存コンクリート建築物の屋根に形成された
アスファルト等からなる既存露出防水層に、該既存露出
防水層下側の既存コンクリート層の上部に到達する所定
深さの円筒状等の筒状穴を所定間隔で均等に多数形成
し、次に、該筒状穴の底部中央の既存コンクリート層に
所定深さの小径の連結穴を穿設した後、ワイヤ等の接続
部材を接続したT型ピン等の連結材の軸体を連結穴に接
着剤を介して挿入固定し、つづいて、該T型ピン等の連
結材を上記筒状穴と共にポリマーセメントモルタルで埋
戻固定して多数のコアを形成し、次に上記アスファルト
等からなる既存露出防水層の上面にZラス等のラス材を
敷設すると共に、該敷設したラス材を上記接続部材を介
して連結材と連結した後、該ラス材と軽量セメントモル
タルを一体形成させることにより、既存露出防水層の上
面に該ラス材と一体となる所定厚さの軽量セメントモル
タル層を形成し、さらに該軽量セメントモルタル層の上
面にポリマーセメントモルタルを塗付し、つづいてその
表面に網材を点付けし、金鏝等で押圧して該網材をポリ
マーセメントモルタルに埋設させることにより、板状性
を持たせた所定厚さのポリマーセメントモルタル層を形
成することを特徴とする既存露出防水層の上に独立屋根
を形成する方法を提供することにより達成される。
【0007】
【作用】このような本発明によれば、以下の作用があ
る。
る。
【0008】すなわち、本発明によれば、 (1)既存露出防水層の上に、連結材を埋戻固定した多
数のコアを介して部分連結されたラス材を一体形成した
軽量セメントモルタル層と、網材埋設により板状性を持
たせたポリマーセメントモルタル層と、からなる独立屋
根を形成した為、既存露出防水層の経時劣化にも拘らず
完璧な防水を図ることができる。 (2)既存コンクリート層に挿入固定された連結材をラ
ス材と部分結束させる為、該連結材が埋設されたコアを
介して軽量セメントモルタル層と既存コンクリート層と
が連結され、既存露出防水層の上に形成する独立屋根と
既存コンクリート層とが一体結合される。 (3)既存露出防水層を撤去する事なく施工する為、公
害を生じない施工を行うことができる。 (4)既存露出防水層の経時劣化の如何に拘らず、既存
露出防水層の一面全体に施工する為、既存露出防水層の
経時劣化のチェックが不要となる。 (5)既存露出防水層を撤去する事なく既存露出防水層
の上に独立屋根を形成し、平滑性に富んだ独立屋根を得
ることができる為、該独立屋根上にさらに防水層を施す
際に必要な下地調整が合わせて出来ることになる。
数のコアを介して部分連結されたラス材を一体形成した
軽量セメントモルタル層と、網材埋設により板状性を持
たせたポリマーセメントモルタル層と、からなる独立屋
根を形成した為、既存露出防水層の経時劣化にも拘らず
完璧な防水を図ることができる。 (2)既存コンクリート層に挿入固定された連結材をラ
ス材と部分結束させる為、該連結材が埋設されたコアを
介して軽量セメントモルタル層と既存コンクリート層と
が連結され、既存露出防水層の上に形成する独立屋根と
既存コンクリート層とが一体結合される。 (3)既存露出防水層を撤去する事なく施工する為、公
害を生じない施工を行うことができる。 (4)既存露出防水層の経時劣化の如何に拘らず、既存
露出防水層の一面全体に施工する為、既存露出防水層の
経時劣化のチェックが不要となる。 (5)既存露出防水層を撤去する事なく既存露出防水層
の上に独立屋根を形成し、平滑性に富んだ独立屋根を得
ることができる為、該独立屋根上にさらに防水層を施す
際に必要な下地調整が合わせて出来ることになる。
【0009】
【実施例】以下に添付の図面を参照して、本発明を特定
の実施例について詳述する。
の実施例について詳述する。
【0010】図1は、本発明の既存露出防水層の上に形
成する独立屋根の第一実施例を示し、既存コンクリート
建築物の屋根に形成されたアスファルト等からなる既存
露出防水層Aの上に形成する独立屋根1は、既存コンク
リート層Cに挿入固定された多数の連結材2をラス材7
と部分結束させると共に、該連結材2を埋設した多数の
コア6を介して既存コンクリート層Cと連結させた軽量
セメントモルタル層8と、該軽量セメントモルタル層8
の上面に、網材NをポリマーセメントモルタルMに埋設
することで形成した板状性を有するポリマーセメントモ
ルタル層9と、からなる。
成する独立屋根の第一実施例を示し、既存コンクリート
建築物の屋根に形成されたアスファルト等からなる既存
露出防水層Aの上に形成する独立屋根1は、既存コンク
リート層Cに挿入固定された多数の連結材2をラス材7
と部分結束させると共に、該連結材2を埋設した多数の
コア6を介して既存コンクリート層Cと連結させた軽量
セメントモルタル層8と、該軽量セメントモルタル層8
の上面に、網材NをポリマーセメントモルタルMに埋設
することで形成した板状性を有するポリマーセメントモ
ルタル層9と、からなる。
【0011】上記アスファルト等からなる既存露出防水
層Aと、該既存露出防水層Aの下側の既存コンクリート
層Cの上部には、直径が5cm、深さが既存コンクリー
ト層Cの上部に5mm程度到達する円筒状の筒状穴S
が、面積当たり均等となるように一面全体に所定間隔
(例えば45cm程度)で、多数の形成されている。
層Aと、該既存露出防水層Aの下側の既存コンクリート
層Cの上部には、直径が5cm、深さが既存コンクリー
ト層Cの上部に5mm程度到達する円筒状の筒状穴S
が、面積当たり均等となるように一面全体に所定間隔
(例えば45cm程度)で、多数の形成されている。
【0012】また、該筒状穴Sの底部中央の既存コンク
リート層Cには、直径が6.5mm、深さが既存コンク
リート層Cに25mm以上到達する小径円筒状の連結穴
Hが穿設されており、該連結穴Hには、接着剤を介して
軸体3が挿入固定された上記連結材2が設けられてい
る。
リート層Cには、直径が6.5mm、深さが既存コンク
リート層Cに25mm以上到達する小径円筒状の連結穴
Hが穿設されており、該連結穴Hには、接着剤を介して
軸体3が挿入固定された上記連結材2が設けられてい
る。
【0013】また、該連結材2には、ワイヤ等の接続部
材5が接続されている。
材5が接続されている。
【0014】さらに、上記多数の筒状穴Sは、該連結材
2と共にポリマーセメントモルタルMで埋戻固定される
ことで円筒状のコア6が形成されている。
2と共にポリマーセメントモルタルMで埋戻固定される
ことで円筒状のコア6が形成されている。
【0015】また、上記既存露出防水層Aの上面には、
該コア6を介して、Zラス等の板状のラス材7が敷設さ
れている。 該ラス材7は、上記接続部材5を介して上
記連結部材2と部分結束されている。
該コア6を介して、Zラス等の板状のラス材7が敷設さ
れている。 該ラス材7は、上記接続部材5を介して上
記連結部材2と部分結束されている。
【0016】さらに、上記既存露出防水層Aの上面に
は、ラス材7と一体に形成される所定厚さの軽量セメン
トモルタルKを設けることで、軽量セメントモルタル層
8が形成されている。 該軽量セメントモルタルKは、
比重が1前後に形成されている。
は、ラス材7と一体に形成される所定厚さの軽量セメン
トモルタルKを設けることで、軽量セメントモルタル層
8が形成されている。 該軽量セメントモルタルKは、
比重が1前後に形成されている。
【0017】また、該軽量セメントモルタル層8の上面
には、網材NがポリマーセメントモルタルMに埋設され
ることで板状性を有する所定厚さのポリマーセメントモ
ルタル層9が形成されている。
には、網材NがポリマーセメントモルタルMに埋設され
ることで板状性を有する所定厚さのポリマーセメントモ
ルタル層9が形成されている。
【0018】前記連結材2は、図1に良く示されている
ように、鋼材等の金属材からなり、軸体3と該軸体3の
一端部に略直交して連結形成された杆体4とからなり、
T型ピン状に形成されている。 該軸体3は、小径角柱
状に形成されている。 また、該杆体4は、平坦な板状
に形成されている。
ように、鋼材等の金属材からなり、軸体3と該軸体3の
一端部に略直交して連結形成された杆体4とからなり、
T型ピン状に形成されている。 該軸体3は、小径角柱
状に形成されている。 また、該杆体4は、平坦な板状
に形成されている。
【0019】また、上記接続部材5は、ワイヤ等の金属
線からなり、上記連結材2の杆体4に一端が係合される
と共に、他端がラス材7に係合され、該連結材2とラス
材7とを部分結束している。
線からなり、上記連結材2の杆体4に一端が係合される
と共に、他端がラス材7に係合され、該連結材2とラス
材7とを部分結束している。
【0020】図2は、本発明の既存露出防水層の上に形
成する独立屋根の第二実施例を示す。
成する独立屋根の第二実施例を示す。
【0021】本実施例にあっては、既存露出防水層の上
に形成する独立屋根11は、ラス材であるZラス7と連
結材2とが、接続部材5を介することなく、直接連結す
ることで構成している点のみが、上記第一実施例と異な
り、その他は、上記第一実施例と同一構成である。
に形成する独立屋根11は、ラス材であるZラス7と連
結材2とが、接続部材5を介することなく、直接連結す
ることで構成している点のみが、上記第一実施例と異な
り、その他は、上記第一実施例と同一構成である。
【0022】すなわち、上記既存露出防水層Aの上面に
は、Zラス等の板状のラス材7が敷設されていると共
に、該敷設されたラス材7の上面に連結材2の杆体4を
係合連結させた状態で、連結材2の軸体3が筒状穴Sの
底部中央の連結穴Hに、接着剤を介して挿入固定される
ことで、既存露出防水層Aの下側の既存コンクリート層
Cに連結材2が設けられており、該連結材2を埋設した
コア6を介して既存コンクリート層Cと軽量セメントモ
ルタル層8とが、連結されている。
は、Zラス等の板状のラス材7が敷設されていると共
に、該敷設されたラス材7の上面に連結材2の杆体4を
係合連結させた状態で、連結材2の軸体3が筒状穴Sの
底部中央の連結穴Hに、接着剤を介して挿入固定される
ことで、既存露出防水層Aの下側の既存コンクリート層
Cに連結材2が設けられており、該連結材2を埋設した
コア6を介して既存コンクリート層Cと軽量セメントモ
ルタル層8とが、連結されている。
【0023】次に、本発明に係る既存露出防水層の上に
独立屋根を形成する方法を図1と図3〜図10に基づい
て説明する。
独立屋根を形成する方法を図1と図3〜図10に基づい
て説明する。
【0024】以下に添付の図面を参照して、本発明を特
定の実施例について詳述する。
定の実施例について詳述する。
【0025】図1と図3〜図10とは、本発明の既存露
出防水層の上に独立屋根を形成する方法の第一実施例を
示す。
出防水層の上に独立屋根を形成する方法の第一実施例を
示す。
【0026】すなわち、 第1工程 まず、図3に良く示されているように、既存コンクリー
ト建築物の屋根に形成されたアスファルト等からなる既
存露出防水層Aの一面全体に、面積当たり均等となるよ
うに所定間隔(例えば45cm程度)で、多数の施工点
Pをマーキングする。
ト建築物の屋根に形成されたアスファルト等からなる既
存露出防水層Aの一面全体に、面積当たり均等となるよ
うに所定間隔(例えば45cm程度)で、多数の施工点
Pをマーキングする。
【0027】次に、図4に良く示されているように、該
マーキングした各施工点Pに、直径が5cm、深さが既
存露出防水層Aの下側の既存コンクリート層Cに5mm
程度到達する円筒状の筒状穴Sを形成する。
マーキングした各施工点Pに、直径が5cm、深さが既
存露出防水層Aの下側の既存コンクリート層Cに5mm
程度到達する円筒状の筒状穴Sを形成する。
【0028】第2工程 つづいて、図5に良く示されているように、該筒状穴S
の底部中央の既存コンクリート層Cに、直径が6.5m
m、深さが既存コンクリート層Cに25mm以上到達す
る小径円筒状の連結穴Hを穿設する。
の底部中央の既存コンクリート層Cに、直径が6.5m
m、深さが既存コンクリート層Cに25mm以上到達す
る小径円筒状の連結穴Hを穿設する。
【0029】第3工程 まず、上記連結穴H内に接着剤を充填する。
【0030】次に、図6に良く示されているように、予
め接続部材であるワイヤ5を連結材2の杆体4に接続し
た後、該連結材2の軸体3を連結穴H内に挿入して、接
着剤を介して固定することで、既存露出防水層Aの下側
の既存コンクリート層Cに連結材2を挿入固定する。
め接続部材であるワイヤ5を連結材2の杆体4に接続し
た後、該連結材2の軸体3を連結穴H内に挿入して、接
着剤を介して固定することで、既存露出防水層Aの下側
の既存コンクリート層Cに連結材2を挿入固定する。
【0031】第4工程 つづいて、図7に良く示されているように、上記連結穴
Hに連結材2の軸体3を挿入設置した後、上記筒状穴S
を該連結材2と共に、ポリマーセメントモルタルMで埋
戻固定させることで、多数のコア6を形成する。
Hに連結材2の軸体3を挿入設置した後、上記筒状穴S
を該連結材2と共に、ポリマーセメントモルタルMで埋
戻固定させることで、多数のコア6を形成する。
【0032】第5工程 まず、図8に良く示されているように、上記アスファル
ト等からなる既存露出防水層Aの上面に、ラス材である
Zラス7を敷設した後、該敷設したラス材7を前記接続
部材5を介して連結材2と連結する。
ト等からなる既存露出防水層Aの上面に、ラス材である
Zラス7を敷設した後、該敷設したラス材7を前記接続
部材5を介して連結材2と連結する。
【0033】つづいて、図9に良く示されているよう
に、既存露出防水層Aの上面に、上記ラス材7と一体に
形成される所定厚さの軽量セメントモルタルKを設ける
ことで、該ラス材7と一体となる軽量セメントモルタル
層8を形成する。
に、既存露出防水層Aの上面に、上記ラス材7と一体に
形成される所定厚さの軽量セメントモルタルKを設ける
ことで、該ラス材7と一体となる軽量セメントモルタル
層8を形成する。
【0034】第6工程 まず、図10に良く示されているように、該軽量セメン
トモルタル層8の上面に、ポリマーセメントモルタルM
を塗付する。
トモルタル層8の上面に、ポリマーセメントモルタルM
を塗付する。
【0035】つづいて、図10に良く示されているよう
に、その表面に網材Nを点付けした後、図1に良く示さ
れているように、金鏝等で押圧して該網材Nをポリマー
セメントモルタルMに埋設させることにより、板状性を
持たせた所定厚さのポリマーセメントモルタル層9を形
成する。
に、その表面に網材Nを点付けした後、図1に良く示さ
れているように、金鏝等で押圧して該網材Nをポリマー
セメントモルタルMに埋設させることにより、板状性を
持たせた所定厚さのポリマーセメントモルタル層9を形
成する。
【0036】このようにして、図1に良く示されている
ように、既存コンクリート建築物の屋根に形成されたア
スファルト等からなる既存露出防水層Aの上には、既存
コンクリート層Cに挿入固定された多数の連結材2をラ
ス材7と部分結束させると共に、該連結材2を埋設した
多数のコア6を介して既存コンクリート層Cと連結させ
た軽量セメントモルタル層8と、該軽量セメントモルタ
ル層8の上面に、網材NをポリマーセメントモルタルM
に埋設することで形成した板状性を有するポリマーセメ
ントモルタル層9と、からなる独立屋根1を形成するこ
とが出来る。
ように、既存コンクリート建築物の屋根に形成されたア
スファルト等からなる既存露出防水層Aの上には、既存
コンクリート層Cに挿入固定された多数の連結材2をラ
ス材7と部分結束させると共に、該連結材2を埋設した
多数のコア6を介して既存コンクリート層Cと連結させ
た軽量セメントモルタル層8と、該軽量セメントモルタ
ル層8の上面に、網材NをポリマーセメントモルタルM
に埋設することで形成した板状性を有するポリマーセメ
ントモルタル層9と、からなる独立屋根1を形成するこ
とが出来る。
【0037】図2は、本発明の既存露出防水層の上に独
立屋根を形成する方法の第二実施例によって形成された
独立屋根を示す。
立屋根を形成する方法の第二実施例によって形成された
独立屋根を示す。
【0038】本実施例にあっては、上記第一実施例の施
工方法と第3工程〜第5工程のみ異なり、ラス材である
Zラス7と連結材2とを接続部材5を介することなく、
直接連結形成するものであり、その他の工程(第1工
程、第2工程、及び第6工程)は上記第一実施例と同一
である。
工方法と第3工程〜第5工程のみ異なり、ラス材である
Zラス7と連結材2とを接続部材5を介することなく、
直接連結形成するものであり、その他の工程(第1工
程、第2工程、及び第6工程)は上記第一実施例と同一
である。
【0039】すなわち、 第3工程 まず、上記連結穴H内に接着剤を充填する。
【0040】次に、アスファルト等からなる既存露出防
水層Aの上面に、ラス材であるZラス7を敷設する。
水層Aの上面に、ラス材であるZラス7を敷設する。
【0041】つづいて、該敷設したラス材7の上面に連
結材2の杆体4を係合連結させた状態で、連結材2の軸
体3を上記連結穴Hに接着剤を介して軸体3を挿入固定
することで連結材2を挿入設置する。
結材2の杆体4を係合連結させた状態で、連結材2の軸
体3を上記連結穴Hに接着剤を介して軸体3を挿入固定
することで連結材2を挿入設置する。
【0042】第4工程 さらに、上記筒状穴Sを該連結材2と共に、ポリマーセ
メントモルタルMで埋戻固定させることで、多数のコア
6を形成する。
メントモルタルMで埋戻固定させることで、多数のコア
6を形成する。
【0043】第5工程 次に、既存露出防水層Aの上面に、上記ラス材7と一体
に形成される所定厚さの軽量セメントモルタルKを設け
ることで、該ラス材7と一体となる軽量セメントモルタ
ル層8を形成する。
に形成される所定厚さの軽量セメントモルタルKを設け
ることで、該ラス材7と一体となる軽量セメントモルタ
ル層8を形成する。
【0044】引続いて、前記第1実施例の第6工程を施
工することで、該軽量セメントモルタル層8の上面に、
網材NをポリマーセメントモルタルMに埋設させ、板状
性を持たせた所定厚さのポリマーセメントモルタル層9
を形成する。
工することで、該軽量セメントモルタル層8の上面に、
網材NをポリマーセメントモルタルMに埋設させ、板状
性を持たせた所定厚さのポリマーセメントモルタル層9
を形成する。
【0045】このようにして、図2に良く示されている
ように、既存コンクリート建築物の屋根に形成されたア
スファルト等からなる既存露出防水層Aの上には、Zラ
ス等の板状のラス材7が敷設されていると共に、ラス材
であるZラス7と連結材2とが、接続部材5を介するこ
となく、直接連結されることで、既存コンクリート層C
に挿入固定された多数の連結材2をラス材7と部分結束
させると共に、該連結材2を埋設した多数のコア6を介
して既存コンクリート層Cと連結させた軽量セメントモ
ルタル層8と、該軽量セメントモルタル層8の上面に、
網材NをポリマーセメントモルタルMに埋設することで
形成した板状性を有するポリマーセメントモルタル層9
と、からなる独立屋根11を形成することが出来る。
ように、既存コンクリート建築物の屋根に形成されたア
スファルト等からなる既存露出防水層Aの上には、Zラ
ス等の板状のラス材7が敷設されていると共に、ラス材
であるZラス7と連結材2とが、接続部材5を介するこ
となく、直接連結されることで、既存コンクリート層C
に挿入固定された多数の連結材2をラス材7と部分結束
させると共に、該連結材2を埋設した多数のコア6を介
して既存コンクリート層Cと連結させた軽量セメントモ
ルタル層8と、該軽量セメントモルタル層8の上面に、
網材NをポリマーセメントモルタルMに埋設することで
形成した板状性を有するポリマーセメントモルタル層9
と、からなる独立屋根11を形成することが出来る。
【0046】次に、本実施例に係る既存露出防水層の上
に形成する独立屋根、および既存露出防水層の上に独立
屋根を形成する方法の作用について説明する。
に形成する独立屋根、および既存露出防水層の上に独立
屋根を形成する方法の作用について説明する。
【0047】このように本発明にあっては、既存露出防
水層を撤去することなく、計画的に既存露出防水層の一
面全体を対象に所定間隔で均等に連結材で部分結束させ
ると共に、該既存露出防水層の上に軽量セメントモルタ
ル層とポリマーセメントモルタル層とからなる独立屋根
を形成することにより、既存露出防水層の無撤去にも拘
らず完璧な防水を図るという考え方であり、 (1)既存露出防水層の劣化が進んでいても、完全な防
水施工を期することが出来る。 (2)多数の連結材で既存コンクリート層とラス材を部
分結束させる為、既存露出防水層の上に形成する独立屋
根と既存コンクリート層とを部分結合できる。 (3)既存露出防水層を撤去する事なく施工する為、産
業廃棄物の発生が阻止され、作業が簡易となると共に、
公害を生じない施工を行うことが出来る。 (4)既存露出防水層の経時劣化の如何に拘らず、既存
露出防水層の一面全体に施工する為、既存露出防水層の
経時劣化のチェックが不要となる。 (5)既存露出防水層を撤去する事なく既存露出防水層
の上に独立屋根を形成し、平滑性に富んだ独立屋根を得
ることができる為、該独立屋根上にさらに防水層を形成
するための下地調整が合わせて出来る。 (6)既存露出防水層の上に独立屋根を形成する為、ム
ーブメントに対する分散吸収が図れる。 (7)既存露出防水層の上に独立屋根を形成する為、断
熱層が形成される。
水層を撤去することなく、計画的に既存露出防水層の一
面全体を対象に所定間隔で均等に連結材で部分結束させ
ると共に、該既存露出防水層の上に軽量セメントモルタ
ル層とポリマーセメントモルタル層とからなる独立屋根
を形成することにより、既存露出防水層の無撤去にも拘
らず完璧な防水を図るという考え方であり、 (1)既存露出防水層の劣化が進んでいても、完全な防
水施工を期することが出来る。 (2)多数の連結材で既存コンクリート層とラス材を部
分結束させる為、既存露出防水層の上に形成する独立屋
根と既存コンクリート層とを部分結合できる。 (3)既存露出防水層を撤去する事なく施工する為、産
業廃棄物の発生が阻止され、作業が簡易となると共に、
公害を生じない施工を行うことが出来る。 (4)既存露出防水層の経時劣化の如何に拘らず、既存
露出防水層の一面全体に施工する為、既存露出防水層の
経時劣化のチェックが不要となる。 (5)既存露出防水層を撤去する事なく既存露出防水層
の上に独立屋根を形成し、平滑性に富んだ独立屋根を得
ることができる為、該独立屋根上にさらに防水層を形成
するための下地調整が合わせて出来る。 (6)既存露出防水層の上に独立屋根を形成する為、ム
ーブメントに対する分散吸収が図れる。 (7)既存露出防水層の上に独立屋根を形成する為、断
熱層が形成される。
【0048】尚、本発明の既存露出防水層の上に形成す
る独立屋根、および既存露出防水層の上に独立屋根を形
成する方法は、上記各実施例に限られることなく、多く
の変形例が考えられる。
る独立屋根、および既存露出防水層の上に独立屋根を形
成する方法は、上記各実施例に限られることなく、多く
の変形例が考えられる。
【0049】
【発明の効果】このように本発明にあっては、既存露出
防水層を撤去することなく、計画的に既存露出防水層の
一面全体を対象に所定間隔で均等に多数の連結材で部分
結束させると共に、該既存露出防水層の表面に軽量セメ
ントモルタル層とポリマーセメントモルタル層とからな
る独立屋根を形成することにより、既存露出防水層の無
撤去にも拘らず完璧な防水を図るという考え方であり、 (1)既存露出防水層の無撤去にも拘らず、完全な防水
施工を期することができる利点がある。 (2)多数の連結材で既存コンクリート層とラス材を部
分結束させる為、既存露出防水層の上に形成する独立屋
根と既存コンクリート層とを結合できる利点がある。 (3)既存露出防水層を撤去する事なく施工する為、産
業廃棄物の発生が阻止され、作業が簡易となると共に、
公害を生じない施工を行うことができる利点がある。 (4)既存露出防水層の経時劣化の如何に拘らず、既存
露出防水層の一面全体に施工する為、既存露出防水層の
経時劣化のチェックが不要となる利点がある。 (5)既存露出防水層を撤去する事なく既存露出防水層
の上に独立屋根を形成し、平滑性に富んだ独立屋根を得
ることができる為、該独立屋根上にさらに防水層を形成
するための下地調整が合わせて出来、工期の短縮・総工
事費の節減に役立つ利点がある。 (6)既存露出防水層の撤去作業を不要とした為、工数
が大幅に減少し、時間と経費を節減できる利点がある。 (7)既存露出防水層の撤去作業を不要とした為、騒
音、粉塵、雨漏れの虞もなく、工事期間中も住むことが
でき、引越しの必要もなく、経費が節減できるばかりで
なく、日常生活を保持できる利点がある。 (8)既存露出防水層の上に独立屋根を形成する為、断
熱層が生じる利点がある。
防水層を撤去することなく、計画的に既存露出防水層の
一面全体を対象に所定間隔で均等に多数の連結材で部分
結束させると共に、該既存露出防水層の表面に軽量セメ
ントモルタル層とポリマーセメントモルタル層とからな
る独立屋根を形成することにより、既存露出防水層の無
撤去にも拘らず完璧な防水を図るという考え方であり、 (1)既存露出防水層の無撤去にも拘らず、完全な防水
施工を期することができる利点がある。 (2)多数の連結材で既存コンクリート層とラス材を部
分結束させる為、既存露出防水層の上に形成する独立屋
根と既存コンクリート層とを結合できる利点がある。 (3)既存露出防水層を撤去する事なく施工する為、産
業廃棄物の発生が阻止され、作業が簡易となると共に、
公害を生じない施工を行うことができる利点がある。 (4)既存露出防水層の経時劣化の如何に拘らず、既存
露出防水層の一面全体に施工する為、既存露出防水層の
経時劣化のチェックが不要となる利点がある。 (5)既存露出防水層を撤去する事なく既存露出防水層
の上に独立屋根を形成し、平滑性に富んだ独立屋根を得
ることができる為、該独立屋根上にさらに防水層を形成
するための下地調整が合わせて出来、工期の短縮・総工
事費の節減に役立つ利点がある。 (6)既存露出防水層の撤去作業を不要とした為、工数
が大幅に減少し、時間と経費を節減できる利点がある。 (7)既存露出防水層の撤去作業を不要とした為、騒
音、粉塵、雨漏れの虞もなく、工事期間中も住むことが
でき、引越しの必要もなく、経費が節減できるばかりで
なく、日常生活を保持できる利点がある。 (8)既存露出防水層の上に独立屋根を形成する為、断
熱層が生じる利点がある。
【図1】本発明に基づく第一実施例の既存露出防水層の
上に形成する独立屋根を示す断面図である。
上に形成する独立屋根を示す断面図である。
【図2】本発明に基づく第二実施例の既存露出防水層の
上に形成する独立屋根を示す断面図である。
上に形成する独立屋根を示す断面図である。
【図3】本発明に基づく第一実施例の既存露出防水層の
上に独立屋根を形成する方法のうち既存露出防水層に多
数の施工点をマーキングする方法を示す断面図である。
上に独立屋根を形成する方法のうち既存露出防水層に多
数の施工点をマーキングする方法を示す断面図である。
【図4】本発明に基づく第一実施例の既存露出防水層の
上に独立屋根を形成する方法のうち既存露出防水層とコ
ンクリート層とに筒状穴を形成する方法を示す断面図で
ある。
上に独立屋根を形成する方法のうち既存露出防水層とコ
ンクリート層とに筒状穴を形成する方法を示す断面図で
ある。
【図5】本発明に基づく第一実施例の既存露出防水層の
上に独立屋根を形成する方法のうち筒状穴の底部に連結
穴を形成する方法を示す断面図である。
上に独立屋根を形成する方法のうち筒状穴の底部に連結
穴を形成する方法を示す断面図である。
【図6】本発明に基づく第一実施例の既存露出防水層の
上に独立屋根を形成する方法のうち連結穴に接着剤を介
して連結材を挿入固定する方法を示す断面図である。
上に独立屋根を形成する方法のうち連結穴に接着剤を介
して連結材を挿入固定する方法を示す断面図である。
【図7】本発明に基づく第一実施例の既存露出防水層の
上に独立屋根を形成する方法のうち筒状穴を埋戻してコ
アを形成する方法を示す断面図である。
上に独立屋根を形成する方法のうち筒状穴を埋戻してコ
アを形成する方法を示す断面図である。
【図8】本発明に基づく第一実施例の既存露出防水層の
上に独立屋根を形成する方法のうちラス材を既存露出防
水層の上面に敷設後、該ラス材を接続部材を介して連結
材と連結する方法を示す断面図である。
上に独立屋根を形成する方法のうちラス材を既存露出防
水層の上面に敷設後、該ラス材を接続部材を介して連結
材と連結する方法を示す断面図である。
【図9】本発明に基づく第一実施例の既存露出防水層の
上に独立屋根を形成する方法のうち既存露出防水層の上
面にラス材と一体となる軽量セメントモルタル層を形成
する方法を示す断面図である。
上に独立屋根を形成する方法のうち既存露出防水層の上
面にラス材と一体となる軽量セメントモルタル層を形成
する方法を示す断面図である。
【図10】本発明に基づく第一実施例の既存露出防水層
の上に独立屋根をする方法のうち軽量セメントモルタル
層の上面にポリマーセメントモルタル層を形成する方法
を示す断面図である。 1 既存露出防水層の上に形成する独立屋根(第一
実施例) 2 連結材 3 軸体 4 杆体 5 接続部材 6 コア 7 ラス材 8 軽量セメントモルタル層 9 ポリマーセメントモルタル層 11 既存露出防水層の上に形成する独立屋根(第二
実施例) A 既存露出防水層 C 既存コンクリート層 P 施工点 S 筒状穴 H 連結穴 K 軽量セメントモルタル M ポリマーセメントモルタル N 網材
の上に独立屋根をする方法のうち軽量セメントモルタル
層の上面にポリマーセメントモルタル層を形成する方法
を示す断面図である。 1 既存露出防水層の上に形成する独立屋根(第一
実施例) 2 連結材 3 軸体 4 杆体 5 接続部材 6 コア 7 ラス材 8 軽量セメントモルタル層 9 ポリマーセメントモルタル層 11 既存露出防水層の上に形成する独立屋根(第二
実施例) A 既存露出防水層 C 既存コンクリート層 P 施工点 S 筒状穴 H 連結穴 K 軽量セメントモルタル M ポリマーセメントモルタル N 網材
Claims (2)
- 【請求項1】既存コンクリート建築物の屋根に形成され
たアスファルト等からなる既存露出防水層の下側の既存
コンクリート層の上部に到達するように、所定間隔で均
等に該既存露出防水層に形成された所定深さの円筒状等
の多数の筒状穴には、底部中央の既存コンクリート層に
穿設された所定深さの小径の連結穴と、該連結穴に接着
剤を介して軸体が挿入固定されると共にワイヤ等の接続
部材が接続されたT型ピン等の連結材とを備え、該T型
ピン等の連結材を上記筒状穴と共にポリマーセメントモ
ルタルで埋戻固定した多数のコアと、上記アスファルト
等からなる既存露出防水層の上面に敷設されると共に上
記接続部材を介して上記連結材と連結したZラス等のラ
ス材に、軽量セメントモルタルを一体に形成した所定厚
さの軽量セメントモルタル層と、該軽量セメントモルタ
ル層の上面に塗付されたポリマーセメントモルタルと、
その表面に点付け後に金鏝等で押圧してポリマーセメン
トモルタルに埋設された網材とからなる板状性を持たせ
た所定厚さのポリマーセメントモルタル層と、からなる
ことを特徴とする既存露出防水層の上に形成する独立屋
根。 - 【請求項2】既存コンクリート建築物の屋根に形成され
たアスファルト等からなる既存露出防水層に、該既存露
出防水層下側の既存コンクリート層の上部に到達する所
定深さの円筒状等の筒状穴を所定間隔で均等に多数形成
し、次に、該筒状穴の底部中央の既存コンクリート層に
所定深さの小径の連結穴を穿設した後、ワイヤ等の接続
部材を接続したT型ピン等の連結材の軸体を連結穴に接
着剤を介して挿入固定し、つづいて、該T型ピン等の連
結材を上記筒状穴と共にポリマーセメントモルタルで埋
戻固定して多数のコアを形成し、次に上記アスファルト
等からなる既存露出防水層の上面にZラス等のラス材を
敷設すると共に、該敷設したラス材を上記接続部材を介
して連結材と連結した後、該ラス材と軽量セメントモル
タルを一体形成させることにより、既存露出防水層の上
面に該ラス材と一体となる所定厚さの軽量セメントモル
タル層を形成し、さらに該軽量セメントモルタル層の上
面にポリマーセメントモルタルを塗付し、つづいてその
表面に網材を点付けし、金鏝等で押圧して該網材をポリ
マーセメントモルタルに埋設させることにより、板状性
を持たせた所定厚さのポリマーセメントモルタル層を形
成することを特徴とする既存露出防水層の上に独立屋根
を形成する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18581292A JPH0772445B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 既存露出防水層の上に形成する独立屋根および 既存露出防水層の上に独立屋根を形成する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18581292A JPH0772445B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 既存露出防水層の上に形成する独立屋根および 既存露出防水層の上に独立屋根を形成する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0748937A true JPH0748937A (ja) | 1995-02-21 |
JPH0772445B2 JPH0772445B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=16177327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18581292A Expired - Fee Related JPH0772445B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 既存露出防水層の上に形成する独立屋根および 既存露出防水層の上に独立屋根を形成する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0772445B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105019677A (zh) * | 2015-07-29 | 2015-11-04 | 北京中联天盛建材有限公司 | 一种即有屋面的节能环保式防水保温施工方法 |
CN105484434A (zh) * | 2015-12-16 | 2016-04-13 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 大跨度锥形屋面找平层结构及其施工方法 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP18581292A patent/JPH0772445B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105019677A (zh) * | 2015-07-29 | 2015-11-04 | 北京中联天盛建材有限公司 | 一种即有屋面的节能环保式防水保温施工方法 |
CN105484434A (zh) * | 2015-12-16 | 2016-04-13 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 大跨度锥形屋面找平层结构及其施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0772445B2 (ja) | 1995-08-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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