JPH0748223A - 化粧料原料及びこれを含有する化粧料 - Google Patents

化粧料原料及びこれを含有する化粧料

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JPH0748223A
JPH0748223A JP19126293A JP19126293A JPH0748223A JP H0748223 A JPH0748223 A JP H0748223A JP 19126293 A JP19126293 A JP 19126293A JP 19126293 A JP19126293 A JP 19126293A JP H0748223 A JPH0748223 A JP H0748223A
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JP
Japan
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peak
hair
skin
cosmetic
endothermic
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JP19126293A
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English (en)
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Akira Mamada
明 儘田
Junko Katsuki
淳子 甲木
Eishin Takanabe
英信 高鍋
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 皮膚、毛髪に被膜を形成してこれを保護する
化合物であって、(1)示差走査熱量分析を行ったとき
に、融解に基づく吸熱ピーク以外に少なくとも一個の吸
熱ピークが観察され、全吸熱ピークの荷重平均温度が1
0〜40℃の範囲に存在し、両端に位置する吸熱ピーク
の示す温度の差が2℃以上であり、かつ、(2)動的粘
弾性測定による損失正接(tanδ)値が示差走査熱量
分析で得られた複数の吸熱ピークに対応して融解ピーク
の他に副ピーク又は肩ピークとして観察されるものであ
る皮膚、毛髪保護用化粧料原料及びこれを含有する化粧
料。 【効果】 外部ストレスから皮膚、毛髪を効率良く保護
することができ、使用感も良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚や毛髪の保護効果
に優れた化粧料原料及びこれを含有する化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】これま
で開発された化粧料は機能別にみると、(イ)皮膚、毛
髪上に被膜を形成して残存するファンデーション、メー
クアップ系の化粧料、(ロ)皮膚、毛髪上に形成された
被膜又は余分な皮脂、ほこり等を洗い流す洗浄系の化粧
料に大別される。今日では、いずれの化粧料においても
低刺激化が図られると共に、紫外線、冬季の乾燥、水仕
事の際に曝される界面活性剤等々の外部ストレスから皮
膚、毛髪を保護する機能が付与され、より高機能化され
た商品が上市されるようになっている。
【0003】このような商品に使用される皮膚、毛髪の
保護機能を有する原料は、次のような方法により評価さ
れ、選定されている。すなわち、人の皮膚の表面温度は
外部の環境温度に大きく左右されるが、おおよそ30℃
前後であるといわれており、この様な条件下、in v
itro評価法である豚皮によるSDS(ソジウムドデ
シルサルフェート)/色素水溶液浸透法により評価され
る。例えば、この方法により、高融点を有するn−パラ
フィンの皮膚、毛髪保護性能を評価すると、高い閉塞
性、すなわち色素浸透抑制能が認められる。しかしなが
ら、これらをスキンケアクリームに配合し、in vi
vo評価法である人前腕部における落屑細胞数測定及び
水溶液浸透抑制能(ニコチン酸メチル水溶液浸透抑制
能)測定を行うと、閉塞性は全く示されない。また、ポ
リアルキル(メタ)アクリレートのような基剤では高い
皮膚、毛髪保護性能は得られず、in vivo評価で
は皮膚が引きつるような感触であり、良好なものではな
かった。
【0004】このように、従来の評価方法において、i
n vivo評価法では手間がかかり、また測定の定量
化が容易でないため、in vitro評価法に頼らざ
るを得ないが、そのin vitro評価法では人の生
理活性、すなわち生理的活動に伴って発生する微小運
動、環境変化に追随する体表面温度の変化、経表皮水分
喪失量の変化等を充分に勘案できないなどの問題があっ
た。このため、外部ストレスからの皮膚、毛髪の保護は
重要な問題であるにもかかわらず、皮膚、毛髪に対して
高い保護機能を有する化粧料原料は開発されていなかっ
た。
【0005】従って、皮膚や毛髪の保護効果に優れた化
粧料原料が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、皮膚保護性能に求め
られる重要な因子は、(a)人の皮膚温である30℃近
傍で皮膚上に欠陥のない被膜を形成する能力と、(b)
微小な皮膚の運動に確実に追随する性質であり、SDS
水溶液に対する溶解性などの物性値は(a)及び(b)
により規定される物性値に従属するものであることを見
出した。そして、示差走査熱量分析及び動的粘弾性測定
を行ったときに、特定の特性を示す化合物が、外部スト
レスから皮膚、毛髪を保護する作用に優れることを見出
し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、皮膚、毛髪に被膜を
形成してこれを保護する化合物であって、(1)示差走
査熱量分析を行ったときに、融解に基づく吸熱ピーク以
外に少なくとも一個の吸熱ピークが観察され、全吸熱ピ
ークの荷重平均温度が10〜40℃の範囲に存在し、両
端に位置する吸熱ピークの示す温度の差が2℃以上であ
り、かつ、(2)動的粘弾性測定による損失正接(ta
nδ)値が示差走査熱量分析で得られた複数の吸熱ピー
クに対応して融解ピークの他に副ピーク又は肩ピークと
して観察されるものである皮膚、毛髪保護用化粧料原料
及びこれを含有する化粧料を提供するものである。
【0008】本発明において、皮膚、毛髪を保護すると
は、基剤が外部ストレスに対する閉塞性、すなわち人の
皮膚温である30℃近傍で、皮膚上に欠陥のない被膜を
形成する能力を有するとともに、人の皮膚の最も活発な
生理活動の一つである皮膚、毛髪の微小運動に対する追
随性を有することをいう。
【0009】本発明の化粧料原料は、まず(1)示差走
査熱量分析を行ったときに、融解に基づく吸熱ピーク以
外に少なくとも一個の吸熱ピークが観察され、全吸熱ピ
ークの荷重平均温度が10〜40℃の範囲に存在し、両
端に位置する吸熱ピークの示す温度の差が2℃以上であ
ることが必要である。ここで、全吸熱ピークの荷重平均
温度とは、下式で示されるものである。
【0010】
【数1】
【0011】(式中、T1、T2・・・・は吸熱ピーク
の極ピークの温度であり、S1、S2・・・・は、T
1、T2・・・・を各々極ピーク温度とするようにピー
ク分割を行ったときの面積値を示す)
【0012】本発明の化粧料原料においては、示差走査
熱量分析で、融解に基づく主ピークの他に副ピーク又は
肩ピークが存在するため、主ピークと副ピークの間の温
度領域では液体と固体の中間の性質、すなわち、液体の
有する「柔軟性」=微小な皮膚運動に確実に追随する能
力と、固体の有する「強固な被膜」=欠陥のない被膜を
形成する能力、を共有するような状態が発現する。そし
て、この様な状態が皮膚の上で発現するためには、その
荷重平均温度は人の皮膚が通常外気に曝されることによ
り取り得る範囲である10〜40℃、好ましくは20〜
40℃に存在することが必要である。また、両端に位置
する主ピークと副ピークとの温度差は2℃以上であるこ
とが必要である。温度差が2℃未満では上述したような
状態が安定に存在し得ず、また皮膚が外界に接している
ことを考慮すると、皮膚温度の2℃位の変動は容易に起
こり得るからである。
【0013】また、本発明の化粧料原料は、(2)動的
粘弾性測定による損失正接(tanδ)値が示差走査熱
量分析で得られた複数の吸熱ピークに対応して融解ピー
クの他に副ピーク又は肩ピークとして観察されることが
必要である。化粧料原料に前記したような液体と固体の
中間的な状態が熱力学的に観察されても、その力学物性
に反映されなければ、優れた皮膚保護性能は発現し得な
い。つまり、動的粘弾性測定によるtanδが少なくと
も示差走査熱量分析の吸熱ピークに対応した挙動をとる
ことが必要である。この条件を満足したものが、被膜強
度ひいては閉塞性と動的追随性を両立させることができ
るものである。
【0014】以上のような特性を有する化粧料原料の対
象となるものとしては、皮膚、毛髪に被膜を形成してこ
れを保護する化合物であればいずれでもよく、例えばア
ルキル変性、ポリエーテル変性、アミノ変性、フッ素変
性、エポキシ変性、カルボキシ変性などの変性シリコー
ン、又はこれらの共変性シリコーン;不飽和又は飽和の
直鎖又は分岐のパラフィン類、エステルワックス、アミ
ドワックスなどの炭化水素化合物又はその誘導体などが
挙げられる。これらのうち、分子量が5千〜100万、
特に5千〜50万、さらに5千〜20万のものが好まし
い。
【0015】本発明の化粧料は、前記化粧料原料を配合
し、通常の方法に従って製造することができる。化粧料
原料の配合量は、目的とする化粧料の種類などにより異
なり、特に制限されないが、全組成中に0.02〜50
重量%、特に0.05〜10重量%配合するのが好まし
い。
【0016】また、本発明の化粧料には、前記化粧料原
料の他に、通常の化粧料に用いられる成分、例えばエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、それ以上のポリエチレングリコール類、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、それ以
上のポリプロピレングリコール類、1,3−ブチレング
リコール、1,4−ブチレングリコール等のブチレング
リコール類、グリセリン、ジグリセリン、それ以上のポ
リグリセリン類、ソルビトール、マンニトール、キシリ
トール、マルチトール等の糖アルコール類、グリセリン
類のエチレンオキシド(以下、EOと略記)、プロピレ
ンオキシド(以下、POと略記)付加物、糖アルコール
類のEO、PO付加物、ガラクトース、グルコース、フ
ルクトース等の単糖類とそのEO、PO付加物、マルト
ース、ラクトース等の多糖類とそのEO、PO付加物な
どの多価アルコール;流動パラフィン、スクワラン、ワ
セリン、固形パラフィン等の炭化水素、オリーブ油、ホ
ホバ油、月見草油、ヤシ油、牛脂等の天然油、イソプロ
ピルミリステート、セチルイソオクタノエート、ジカプ
リン酸ネオペンチルグリコールなどのエステル油、メチ
ルシリコーン、メチルフェニルシリコーン等のシリコー
ン油、イソステアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸な
どの油性成分;POEアルキルエーテル、POE分岐ア
ルキルエーテル、POEソルビタンエステル、POEグ
リセリン脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、ソルビ
タンエステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステルなどの界面活性剤;ビタミン類、ト
リクロサン、トリクロロカルバン等の殺菌剤、グリチル
リチン酸ジカリウム、酢酸トコフェロール等の抗炎症
剤、ジンクピリチオン、オクトピロックス等の抗フケ
剤、賦活剤、紫外線吸収剤などの薬剤;メチルパラベ
ン、ブチルパラベン等の防腐剤、アルキルアミンオキサ
イド、脂肪酸アルカノールアミド等の増泡剤、無機塩
類、ポリエチレングリコールステアレートエタノール等
の粘度調整剤、パール化剤、香料、色素、酸化防止剤;
モンモリナイト、サポナイト、ヘクライト、ビーガム、
クニビア、スメクトンなどの水膨潤性粘土鉱物;カラギ
ーナン、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、プル
ラン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース等の多糖類、カルボキシビニルポリマー、ポ
リビニルピロリドン等の合成高分子などの他の高分子;
酸化チタン、カオリン、マイカ、セリサイト、亜鉛華、
タルク等の体質顔料、ポリメチルメタクリル酸、ナイロ
ンパウダー等の高分子粉体などの顔料等を、本発明の効
果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0017】本発明の化粧料は、液体状、クリーム状、
固型状等の任意の剤型とすることができ、例えばハンド
クリーム、スキンケアクリーム、ボディローション、口
紅、アイシャドウ、アイブロー、固型又は液状ファンデ
ーション、マスカラ、ほほ紅、マニキュア等の皮膚化粧
料;ヘアクリーム、ヘアローション、ヘアカラー、ヘア
スプレー、シャンプー、リンス、トリートメント、枝毛
コート剤等の毛髪化粧料などとすることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の化粧料原料は、示差走査熱量分
析の吸熱ピークと動的粘弾性の測定結果が対応する物性
を示すものであり、被膜強度を充足しかつ皮膚の微小運
動への動的追随性も満足するものである。従って、皮
膚、毛髪を外部ストレスから効率的に保護することがで
きる。そして、このような化粧料原料を含有する本発明
の化粧料は、優れた皮膚、毛髪保護効果を示し、使用感
も良好である。
【0019】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例において、示差走査熱量分析は、セイコー
電子(株)製、SSC−5000熱分析システム、DS
C−100を用い、測定条件は昇温速度2℃/分で行
い、動的粘弾性測定は、(株)オリエンテック製、振子
型粘弾性測定装置DDV−OPAを用い、測定条件は昇
温速度50℃/60分で行った。
【0020】実施例1 分子量10万、アルキル変性率50%、アルキル炭素数
が18のアルキル変性シリコーン(本発明品1)、分子
量10万、アルキル変性率50%、アルキル炭素数が2
2のアルキル変性シリコーン(比較品1)、分子量10
万、アルキル変性率50%、アルキル炭素数が22のア
ルキル変性シリコーンと分子量10万、アルキル変性率
50%、アルキル炭素数が14のアルキル変性シリコー
ンの重量比で1/1の混合物(比較品2)、及び融点が
155°Fのn−パラフィン(比較品3)について、そ
れぞれ示差走査熱量分析及び粘弾性測定を行った。結果
を図1〜図8に示す。また、これらの成分を用いて表1
に示す組成のハンドクリームを製造し、これらを使用し
たときの柔軟性、平滑性、油性感及び荒れ肌の保護効果
について評価した。結果を表1に示す。
【0021】(製法)精製水以外の成分を混合し、60
℃に加熱して溶解した後、同温度に加熱した精製水を加
え、ホモジナイズして乳化させた。その後、攪拌しなが
ら室温まで冷却して、w/oクリームを得た。
【0022】(評価方法) 柔軟性、平滑性、油性感:石鹸で良く洗浄した後、タオ
ルを用いて乾燥し、更に室温で10分間乾燥させた人前
腕内側の約50cm2 に、0.05mlのクリームを均一に
塗布し、柔軟性、平滑性及び油性感について、下記の基
準で官能評価を行った。 A:非常に良好である。 B:良好である。 C:やや悪い。 D:悪い。
【0023】荒れ肌の保護効果:人前腕部内側にアセト
ン/エーテル(体積比1:1)を入れたガラス製カップ
(内径2cm)を装着し、10分間脱脂処理を行い、荒れ
肌を誘発させた。荒れ肌にクリームを均一に塗布(20
μl/3.14cm2 )し、10分間かけて乾燥させた。
ついで界面活性剤溶液(0.1%ポリオキシエチレン
(40E.O.)硬化ヒマシ油)1.0mlを入れ、テフ
ロン棒で1分間皮膚表面をこする。処理液を回収後、剥
がれてきた角質細胞を塩基性フクシン−クリスタルバイ
オレットを用いて染色し、顕微鏡で細胞数を測定した。
【0024】
【表1】
【0025】本発明品1のC18アルキル変性シリコーン
は、示差走査熱量分析において約27℃と34℃に2本
の吸熱ピークを有し(図1)、動的粘弾性測定では、そ
の2本の吸熱ピークに対応して約25℃からの肩ピーク
と約34℃の主ピークが観察された(図2)。このよう
に、本発明品1は人の皮膚温である30℃近傍におい
て、2つの状態が存在し、これを含有するハンドクリー
ムは高い皮膚保護効果を示し、しかも使用感も良好であ
った。
【0026】これに対し、比較品1のC22アルキル変性
シリコーンは、本発明品1とほぼ同等の構造を有する
が、示差走査熱量分析では約56℃に1本の吸熱ピーク
しか示さず(図3)、動的粘弾性測定でも、その吸熱ピ
ークに対応する1本のピークしか観察されなかった(図
4)。また、比較品2のC22アルキル変性シリコーンと
14アルキル変性シリコーンを混合した場合、示差走査
熱量分析においては、各々のシリコーンの吸熱ピークに
対応した約53℃と約2℃にピークが観察されるが(図
5)、動的粘弾性測定では、C22アルキル変性シリコー
ンの吸熱ピークに対応する約56℃のピークしか観察さ
れなかった(図6)。更に、比較品3のn−パラフィン
は、示差走査熱量分析において、約57℃に1本の吸熱
ピークしか示さないが(図7)、動的粘弾性測定では主
ピークの近傍に肩ピークが観察された(図8)。そし
て、これらの比較品1〜3を含有するハンドクリーム
は、いずれも充分な皮膚保護効果が得られず、使用感も
悪かった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において、本発明品1の示差走査熱量
分析の結果を示す図である。
【図2】実施例1において、本発明品1の動的粘弾性測
定の結果を示す図である。
【図3】実施例1において、比較品1の示差走査熱量分
析の結果を示す図である。
【図4】実施例1において、比較品1の動的粘弾性測定
の結果を示す図である。
【図5】実施例1において、比較品2の示差走査熱量分
析の結果を示す図である。
【図6】実施例1において、比較品2の動的粘弾性測定
の結果を示す図である。
【図7】実施例1において、比較品3の示差走査熱量分
析の結果を示す図である。
【図8】実施例1において、比較品3の動的粘弾性測定
の結果を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚、毛髪に被膜を形成してこれを保護
    する化合物であって、(1)示差走査熱量分析を行った
    ときに、融解に基づく吸熱ピーク以外に少なくとも一個
    の吸熱ピークが観察され、全吸熱ピークの荷重平均温度
    が10〜40℃の範囲に存在し、両端に位置する吸熱ピ
    ークの示す温度の差が2℃以上であり、かつ、(2)動
    的粘弾性測定による損失正接(tanδ)値が示差走査
    熱量分析で得られた複数の吸熱ピークに対応して融解ピ
    ークの他に副ピーク又は肩ピークとして観察されるもの
    である皮膚、毛髪保護用化粧料原料。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の化粧料原料を含有する化
    粧料。
  3. 【請求項3】 皮膚、毛髪に被膜を形成してこれを保護
    する化合物を選定するに際し、(1)示差走査熱量分析
    を行ったときに、融解に基づく吸熱ピーク以外に少なく
    とも一個の吸熱ピークが観察され、全吸熱ピークの荷重
    平均温度が10〜40℃の範囲に存在し、両端に位置す
    る吸熱ピークの示す温度の差が2℃以上であり、かつ、
    (2)動的粘弾性測定による損失正接(tanδ)値が
    示差走査熱量分析で得られた複数の吸熱ピークに対応し
    て融解ピークの他に副ピーク又は肩ピークとして観察さ
    れる化合物を選定することを特徴とする皮膚、毛髪保護
    用化粧料原料の選定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7562661B2 (en) 2001-02-28 2009-07-21 Kao Corporation Hair warming tool and hair treating method
JP2010237098A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Shiseido Co Ltd 角層評価方法及び抗肌荒れ成分選別方法

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