JPH0747834A - 冷凍サイクル装置のブロックジョイント - Google Patents

冷凍サイクル装置のブロックジョイント

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JPH0747834A
JPH0747834A JP5238448A JP23844893A JPH0747834A JP H0747834 A JPH0747834 A JP H0747834A JP 5238448 A JP5238448 A JP 5238448A JP 23844893 A JP23844893 A JP 23844893A JP H0747834 A JPH0747834 A JP H0747834A
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pressure
low
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wall
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JP5238448A
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Inventor
Kiyotaka Nitta
清隆 新田
Akira Araki
的 荒木
Kiyoji Kutsuna
喜代治 沓名
Mitsuhiro Saka
光裕 坂
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0747834A publication Critical patent/JPH0747834A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B40/00Subcoolers, desuperheaters or superheaters

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Thermal Sciences (AREA)
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】オイルタンク又はサブクール用熱交換器又はレ
シーバを兼用可能な冷凍サイクル装置のブロックジョイ
ントを提供する。 【構成】コンデンサから出た高圧冷媒はブロックジョイ
ント70の高圧流入孔1a、高圧連通室a、高圧流出孔
1bを通過して膨張手段に送られ、エバポレータから出
た低圧冷媒はブロックジョイントの低圧流入孔2b、低
圧連通室b、低圧流出孔2aを通過して圧縮機に送られ
る。このブロックジョイントは、第1ブロック1及び第
2ブロック2と金属薄板からなる伝熱板3とにより構成
され、伝熱板3は第1ブロック1の高圧連通室aと第2
ブロック2の低圧連通室bとを良好伝熱可能に遮断す
る。低圧連通室bにオイルを貯溜でき、高圧連通室aに
高圧液冷媒を貯溜できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクル装置の配
管結合用のブロックジョイントに関する。
【0002】
【従来技術】従来の冷凍サイクル装置において、例えば
図7に示すように、冷媒配管の配設を簡単化するため
に、冷媒配管5a、6a、5b、6bをブロックジョイ
ント100で連結する場合がある。このブロックジョイ
ント100は、高圧冷媒貫通孔101及び低圧冷媒貫通
孔102を有し、自動車の車室とエンジンルームとの間
の隔壁に固定される。
【0003】高圧冷媒貫通孔101の両端にそれぞれ高
圧配管5a、6aが接続され、低圧冷媒貫通孔102の
両端にそれぞれ低圧配管5b、6bが接続される。ま
た、従来の冷凍サイクル装置において、エバポレータと
圧縮機との間にオイルタンクを介設することが知られて
いる。圧縮機直前にオイルタンクを配設することによ
り、圧縮機起動時において速やかに圧縮機内にオイル導
入が可能となり、圧縮機内部の潤滑不足を防止できる。
【0004】更に、コンデンサから出た高圧冷媒を更に
エバポレータから出た低圧冷媒により追加冷却するサブ
クール用熱交換器を配設するサブクール方式が知られて
いる。このようなサブクール用熱交換器を採用すると、
冷凍サイクル装置の能力向上(フラッシュガス発生の抑
制、液圧縮の抑制)を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなブロックジョイント、オイルタンク、サブクール用
熱交換器を設けることは、装置構成、配管引き回しの複
雑化を招き、冷凍サイクル装置の必要スペースの増大を
招く。ところが、例えば車両用冷凍サイクル装置では、
エンジンルーム内における上記スペース増大が実際上、
困難であり、このようなオイルタンクやサブクール用熱
交換器の増設が困難であった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、装置構成及び配管引き回しの複雑化を回避し、冷
凍サイクル装置の必要スペースの増大を回避しつつ、オ
イルタンク又はサブクール用熱交換器の増設が可能な冷
凍サイクル装置のブロックジョイントを提供すること
を、その目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明の冷凍サイクル
装置のブロックジョイントは、第1凹部を有する第1ハ
ウジングと、前記第1ハウジングの壁部に貫設されると
ともに、一端がコンデンサから延在する高圧配管に接続
され、他端が前記第1凹部に開口する高圧流入孔と、前
記第1ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端が
膨張手段から延在する高圧配管に接続され、他端が前記
第1凹部に開口する高圧流出孔と、第2凹部を有する第
2ハウジングと、前記第2ハウジングの壁部に貫設され
るとともに、一端がエバポレータから延在する低圧配管
に接続され、他端が前記第2凹部に開口する低圧流入孔
と、前記第2ハウジングの壁部に貫設されるとともに、
一端が圧縮機の冷媒吸入口から延在する低圧配管に接続
され、他端が前記第2凹部に開口する低圧流出孔と、前
記両ハウジング間に介設されて前記両ハウジングにより
全周縁を挟持されるとともに、前記両凹部を密閉して高
圧連通室及び低圧連通室と成す金属薄板からなる伝熱板
と、を具備することを特徴としている。
【0008】なお、レシーバは、コンデンサと第1ハウ
ジングとの間に配設してもよく、第1ハウジングと膨張
手段との間に配設されてもよい。圧縮機、コンデンサ、
膨張手段、エバポレータ、前記圧縮機は冷媒配管で連結
されて、周知の冷凍サイクル装置を構成する。第2発明
の冷凍サイクル装置のブロックジョイントは、互いに独
立する低圧連通室及び高圧連通室を有するハウジング
と、前記ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端
がエバポレータから延在する低圧配管に接続され、他端
が前記低圧連通室に開口する低圧流入孔と、前記ハウジ
ングの壁部に貫設されるとともに、一端が圧縮機の冷媒
吸入口から延在する低圧配管に接続され、他端が前記低
圧連通室に開口する低圧流出孔と、前記ハウジングの壁
部に貫設されるとともに、一端がコンデンサから延在す
る高圧配管に接続され、他端が前記高圧連通室に開口す
る高圧流入孔と、前記ハウジングの壁部に貫設されると
ともに、一端が膨張手段から延在する高圧配管に接続さ
れ、他端が前記高圧連通室に開口する高圧流出孔とを備
え、前記低圧流出孔の前記低圧連通室側の開口は、前記
低圧連通室の底部より所定高さだけ上方に形成されるこ
とを特徴としている。
【0009】第3発明の冷凍サイクル装置のブロックジ
ョイントは、互いに独立する低圧連通室及び高圧連通室
を有するハウジングと、前記ハウジングの壁部に貫設さ
れるとともに、一端がエバポレータから延在する低圧配
管に接続され、他端が前記低圧連通室に開口する低圧流
入孔と、前記ハウジングの壁部に貫設されるとともに、
一端が圧縮機の冷媒吸入口から延在する低圧配管に接続
され、他端が前記低圧連通室に開口する低圧流出孔と、
前記ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端がコ
ンデンサから延在する高圧配管に接続され、他端が前記
高圧連通室に開口する高圧流入孔と、前記ハウジングの
壁部に貫設されるとともに、一端が膨張手段から延在す
る高圧配管に接続され、他端が前記高圧連通室に開口す
る高圧流出孔とを備え、前記高圧流出孔の前記高圧連通
室側の開口から前記高圧連通室内に垂下する高圧液冷媒
吸い出し管を有することを特徴とする冷凍サイクル装置
のブロックジョイント。
【0010】好適な態様において、第1発明は、第2そ
して/又は第3発明とともに実施される。
【0011】
【作用】各発明において、コンデンサから出た高圧冷媒
はブロックジョイントの高圧流入孔、高圧連通室、高圧
流出孔を通過して膨張手段に送られ、エバポレータから
出た低圧冷媒はブロックジョイントの低圧流入孔、低圧
連通室、低圧流出孔を通過して圧縮機に送られる。
【0012】第1発明において、このブロックジョイン
トは、凹部を有する第1ハウジング及び第2ハウジング
と両凹部の隔壁をなす金属薄板からなる伝熱板とにより
構成される。そして、伝熱板で密閉された第1ハウジン
グの凹部が高圧連通室を形成し、伝熱板で密閉された第
2ハウジングの凹部が低圧連通室を形成する。このよう
にすれば、高圧連通室内の高圧冷媒は、低圧連通室内の
低圧冷媒により伝熱板を通じて良好に冷却される。すな
わちこのブロックジョイントはサブクール機能を有す
る。
【0013】第2発明において、低圧連通室側に開口す
る低圧流出孔の開口は低圧連通室の底部より所定高さだ
け上方に形成され、これにより低圧連通室の底部にはオ
イルが貯溜される。この貯溜オイルは圧縮機の起動時に
圧縮機内に吸入され、圧縮機の潤滑不足を防止する。す
なわちこのブロックジョイントはオイルタンク機能を有
する。
【0014】第3発明において、コンデンサから高圧流
入孔を通じて高圧連通室に高圧ガス冷媒が流入すると、
この高圧ガス冷媒は高圧連通室にて重力により気液分離
して上部に集まり、下部には高圧液冷媒が貯溜される。
この発明では、高圧液冷媒吸い出し管が、高圧流出孔の
高圧連通室側の開口から高圧連通室内に垂下しているの
で、高圧液冷媒のみが高圧流出孔から膨張手段へ送られ
る。すなわちこのブロックジョイントはレシーバ機能を
有する。
【0015】
【発明の効果】第1発明のブロックジョイントは、高圧
配管相互を連結し、低圧配管相互を連結するとともに、
高圧連通室と低圧連通室とを分断、区画する伝熱板を備
え、更にこの伝熱板が第1、第2ハウジングと別体の金
属薄板で構成されているので、簡単な構成で配管引き回
しも複雑化することなく、サブクール用熱交換器機能兼
用のブロックジョイントを実現することができる。
【0016】また、ブロックジョイントとサブクール用
熱交換器とを別設する場合に比較して、必要スペースの
削減、作業工程の短縮も実現できる。第2発明のブロッ
クジョイントは、低圧連通室側に開口する低圧流出孔の
開口が低圧連通室の底部より所定高さだけ上方に形成さ
れているので、簡単な構成で配管引き回しも複雑化する
ことなく、オイルタンクとしてオイルを貯溜することが
でき、その結果、オイルタンク兼用のブロックジョイン
トを実現することができ、スペースや組付け工程の節約
も図れる。
【0017】また、ブロックジョイントとオイルタンク
とを別設する場合に比較して、必要スペースの削減、作
業工程の短縮も実現できる。第3発明のブロックジョイ
ントは、高圧流出孔の高圧連通室側の開口から高圧連通
室内に垂下する高圧液冷媒吸い出し管を有するので、簡
単な構成で配管引き回しも複雑化することなく、レシー
バとして高圧液冷媒を貯溜することができ、その結果、
レシーバ兼用のブロックジョイントを実現することがで
き、スペースや組付け工程の節約も図れる。
【0018】
【実施例】
(第1実施例)以下、第1、第2発明の一実施例とし
て、オイルタンク及びサブクール用熱交換器兼用のブロ
ックジョイントを図1〜図3を参照して説明する。ま
ず、このブロックジョイント70を用いた車両用冷凍サ
イクル装置を図3に示す。ただし、図3は車両を透視し
た状態を示す説明図である。
【0019】エンジンルームに設置された圧縮機71か
ら出た高圧冷媒は高圧配管72を通じてコンデンサ73
に送られて凝縮し、レシーバ74にて貯溜される。レシ
ーバ74から出た高圧液冷媒は高圧配管5a、ブロック
ジョイント70、高圧配管(図3では図示せず)を通じ
て車室内に流入し、膨張弁75で膨張し、エバポレータ
76で蒸発する。エバポレータ76から出た低圧ガス冷
媒は低圧配管(図3では図示せず)、ブロックジョイン
ト70、低圧配管5bを通じてエンジンルームに戻り、
圧縮機71の吸入口に吸入される。
【0020】ブロックジョイント70は、図1に示すよ
うに第1ハウジング1と、第2ハウジング2と、伝熱板
3と、低圧流出管4とからなり、車室とエンジンルーム
との間を仕切る隔壁99に固定されている。両ハウジン
グ1、2は、第1凹部10、第2凹部20を個別に有す
る角箱状のアルミニウム部材からなり、第1ハウジング
1の壁部には各一端が第1凹部10に連通する高圧流入
孔1a、高圧流出孔1bが貫設されており、第2ハウジ
ング2の壁部には各一端が第2凹部20に連通する低圧
流出孔2a、低圧流入孔2bが貫設されている。
【0021】伝熱板3は、突起(リブ)30付のアルミ
薄平角板(厚さ約5mm)からなり、伝熱板3の全周縁
部の両面にはそれぞれ角輪状の突条35が突設されてい
る。両ハウジング1、2の開口を囲む壁部の先端面に
は、これら一対の角輪状の突条35に嵌合可能な角輪状
の条溝15、25が凹設されている。突条35を条溝1
5、25に嵌入することにより、第1凹部10及び第2
凹部20の開口が伝熱板3により遮蔽される。その結
果、第1凹部10が高圧連通室aとなり、第2凹部20
が低圧連通室bとなる。11はOリングである。
【0022】両ハウジング1、2の開口を囲む壁部の先
端部外周面には締結用のリブ16、26が各4個突設さ
れており、伝熱板3にもこれらリブ16、26と重なる
位置にてリブ36が突設されている。更に、これらリブ
16、36、26には、ねじ穴(図示せず)が形成さ
れ、これらねじ穴にねじ8を螺入することにより、両ハ
ウジング1、2及び伝熱板3が相互に締結されるととも
に、高圧連通室a及び低圧連通室bの密閉が確保され
る。
【0023】第2ハウジング2の低圧流出孔2aにはL
字状の低圧流出管4の基端部が圧入、ろう付けされてお
り、低圧流出管4の先端部は第2ハウジング2の底部2
8から所定距離H(ここでは3mm)上方に開口40を
有している。したがって、この開口40が、本発明でい
うところの低圧流出孔の低圧連通室側の開口を構成して
いる。
【0024】一方、レシーバ74から延在する高圧配管
5aと、圧縮機71の冷媒吸入口から延在する低圧配管
5bとは、金属厚板からなる第1ブロック5の各貫通孔
(図示せず)に嵌挿、固定されている。また、膨張弁
(本発明でいう膨張手段)75から延在する高圧配管6
aと、エバポレータ76から延在する低圧配管6bと
は、金属厚板からなる第2ブロック6の各貫通孔(図示
せず)に嵌挿、固定されている。これら各配管5a、5
b、6a、6bの各連結端部は、各孔1a、2a、1
b、2bに個別に嵌入され、この状態で、両ブロック
5、6の締結孔(図示せず)を第1ハウジング1の一対
のねじ穴19、及び、第2ハウジング2の一対のねじ穴
29に位置合わせし、ねじ8を個別に螺入することによ
り、両ブロック5、6がブロックジョイント70に締結
され、各配管5a、5b、6a、6bがブロックジョイ
ント70に連結される。
【0025】高圧連通室aにはレシーバ74から高圧配
管5aを介して高温高圧の液冷媒が流れ込み、高圧配管
6aから膨張弁75に液冷媒が流出する。また、低圧連
通室bには蒸発器76から低圧配管6bを介して低温低
圧のガス冷媒が流れ込み、パイプ4低圧配管5bを流
れ、圧縮機71に戻る。その時、高圧連通室aを流れる
高温液冷媒と、低連通室bを流れる低温ガス冷媒との間
で、セパレータ3を介して熱交換が行われる。また、リ
ブ30が熱交換性能を高めている。
【0026】更に、低圧連通室bにおいては、低温低圧
ガス冷媒に随伴して圧縮機71を潤滑するためのオイル
が流れ込み、オイルは低圧連通室bの底部に高さHまで
溜まる。以上説明したように、本実施例のブロックジョ
イント70は、車室とエンジンルームとの隔壁に固定さ
れて、両室間の気密性を保持し、配管配設作業を容易化
するとともに、オイルタンク及びサブクール用熱交換器
としての機能をも兼務するので、必要スペース、部品点
数及び組付け工数の増大を回避しつつ、冷凍サイクル装
置の能力向上を実現することができる。
【0027】すなわち、オイルタンク機能を兼務するこ
とにより、オイルタンクの増設なしに圧縮機71の潤滑
不足(時に起動初期)を防止でき、またサブクール用熱
交換器機能を兼務することにより、フラッシュガス発生
抑制と液圧縮の抑制を図ることができる。 (変形態様)上記実施例では、ブロックジョイント70
がオイルタンク及びサブクール用熱交換器の両方を兼務
する実施例を説明したが、どちらか一方を兼務すること
も可能である。 (第2実施例)以下、第1〜第3発明の一実施例とし
て、レシーバ兼用のブロックジョイントを図4、図5を
参照して説明する。ただし、理解を簡単とするために、
第1実施例のブロックジョイントと共通機能を有する構
成要素には同一符号を付す。
【0028】まず、このブロックジョイント70を用い
た車両用冷凍サイクル装置を図5に示す。ただし、図5
は車両を透視した状態を示す説明図である。この実施例
では、図3に示すレシーバ74を省略し、ブロックジョ
イント70がレシーバ機能を果たしている。ブロックジ
ョイント70は、図1に示す第1実施例のものと基本的
に同一構造、同一機能を有するが、以下の点が異なって
いる。
【0029】まず、伝熱板3の中央部が下方(すなわち
高圧連通室aから低圧連通室bへ凹んだ凹部からなる高
圧液冷媒貯溜室cとなっている。また、高圧液冷媒吸い
出し管80の上端が第1ハウジング1の内壁面にろう付
けされている。そして、高圧流出孔1bに連通する高圧
液冷媒吸い出し管80の下端はこの高圧液冷媒貯溜室c
の底部近傍まで垂下している。更に、高圧液冷媒貯溜室
cの上部には、一対のフィルタ90にサンドイッチされ
て乾燥剤91が充填され、フィルタ90及び乾燥剤91
は高圧連通室aと高圧液冷媒貯溜室cとを分離してい
る。そして、高圧液冷媒吸い出し管80は、これらフィ
ルタ90及び乾燥剤91を貫通して高圧液冷媒貯溜室c
内に垂下している。
【0030】次に、第1実施例とは異なる本実施例の特
徴をなす作用を説明する。高圧流入孔1aから高圧連通
室aに流入した高圧液冷媒に含まれる高圧ガス冷媒は高
圧連通室aにて重力により気液分離され、高圧液冷媒の
方はフィルタ90及び乾燥剤91を透過して高圧液冷媒
貯溜室cに流入し、その後、高圧液冷媒吸い出し管80
を通じて膨張弁75へ送られる。この時、フィルタ90
はごみなどを分離し、乾燥剤91は水分を吸着する。
【0031】また、万一、高圧液冷媒貯溜室cに高圧ガ
ス冷媒が混入したとしても、伝熱板3を通じて低圧連通
室bの低圧ガス冷媒により冷却され凝縮することができ
る。以上説明したように、本実施例のブロックジョイン
ト70は、車室とエンジンルームとの隔壁に固定され
て、両室間の気密性を保持し、配管配設作業を容易化す
るとともに、レシーバとしての機能をも兼務するので、
必要スペース、部品点数及び組付け工数の増大を回避し
つつ、冷凍サイクル装置の能力向上を実現することがで
きる。 (第3実施例)以下、第1〜第3発明の他実施例を図6
を参照して説明する。ただし、理解を簡単とするため
に、第1実施例のブロックジョイントと共通機能を有す
る構成要素には同一符号を付す。
【0032】このブロックジョイント70は、第2実施
例のブロックジョイントにおいてパイプ4及び高圧液冷
媒吸い出し管80を省略し、両ハウジング1、2にダイ
キャスト鋳造にて同時形成した低圧ガス冷媒吸い出し孔
49及び高圧液冷媒吸い出し孔89により、同一機能を
果たすものである。このようにすれば、別に加工したパ
イプ4及び高圧液冷媒吸い出し管8を両ハウジング1、
2にろう付けするという複雑な工程を省略することがで
きる。
【0033】なお上記各実施例では、高圧連通室aを上
側に配置したが、高圧連通室aを下側に配置してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍サイクル装置のブロックジョイン
トの一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のブロックジョイントの側面図である。
【図3】図1の冷凍サイクル装置の配置を示す透視平面
図である。
【図4】本発明の冷凍サイクル装置のブロックジョイン
トの他実施例を示す断面図である。
【図5】図4の冷凍サイクル装置の配置を示す透視平面
図である。
【図6】本発明の冷凍サイクル装置のブロックジョイン
トの他実施例を示す断面図である。
【図7】従来の冷凍サイクル装置のブロックジョイント
の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1は第1ハウジング(ハウジング)、1aは高圧流入
孔、1bは高圧流出孔、2は第2ハウジング(ハウジン
グ)、2bは低圧流入孔、2aは低圧流出孔(本発明で
いう低圧流出孔の一部)、3は伝熱板(ハウジング)、
4は低圧流出管(本発明でいう低圧流出孔の残部)、
5、6はブロック、5a、6aは高圧配管、5b、6b
は低圧配管、10は第1凹部、20は第2凹部、aは高
圧連通室、bは低圧連通室。80は高圧液冷媒吸い出し
管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂 光裕 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1凹部を有する第1ハウジングと、 前記第1ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端
    がコンデンサから延在する高圧配管に接続され、他端が
    前記第1凹部に開口する高圧流入孔と、 前記第1ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端
    が膨張手段から延在する高圧配管に接続され、他端が前
    記第1凹部に開口する高圧流出孔と、 第2凹部を有する第2ハウジングと、 前記第2ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端
    がエバポレータから延在する低圧配管に接続され、他端
    が前記第2凹部に開口する低圧流入孔と、 前記第2ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端
    が圧縮機の冷媒吸入口から延在する低圧配管に接続さ
    れ、他端が前記第2凹部に開口する低圧流出孔と、 前記両ハウジング間に介設されて前記両ハウジングによ
    り全周縁を挟持されるとともに、前記両凹部を密閉して
    高圧連通室及び低圧連通室と成す金属薄板からなる伝熱
    板と、 を具備することを特徴とする冷凍サイクル装置のブロッ
    クジョイント。
  2. 【請求項2】互いに独立する低圧連通室及び高圧連通室
    を有するハウジングと、 前記ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端がエ
    バポレータから延在する低圧配管に接続され、他端が前
    記低圧連通室に開口する低圧流入孔と、 前記ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端が圧
    縮機の冷媒吸入口から延在する低圧配管に接続され、他
    端が前記低圧連通室に開口する低圧流出孔と、 前記ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端がコ
    ンデンサから延在する高圧配管に接続され、他端が前記
    高圧連通室に開口する高圧流入孔と、 前記ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端が膨
    張手段から延在する高圧配管に接続され、他端が前記高
    圧連通室に開口する高圧流出孔とを備え、 前記低圧流出孔の前記低圧連通室側の開口は、前記低圧
    連通室の底部より所定高さだけ上方に形成されることを
    特徴とする冷凍サイクル装置のブロックジョイント。
  3. 【請求項3】互いに独立する低圧連通室及び高圧連通室
    を有するハウジングと、 前記ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端がエ
    バポレータから延在する低圧配管に接続され、他端が前
    記低圧連通室に開口する低圧流入孔と、 前記ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端が圧
    縮機の冷媒吸入口から延在する低圧配管に接続され、他
    端が前記低圧連通室に開口する低圧流出孔と、 前記ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端がコ
    ンデンサから延在する高圧配管に接続され、他端が前記
    高圧連通室に開口する高圧流入孔と、 前記ハウジングの壁部に貫設されるとともに、一端が膨
    張手段から延在する高圧配管に接続され、他端が前記高
    圧連通室に開口する高圧流出孔とを備え、 前記高圧流出孔の前記高圧連通室側の開口から前記高圧
    連通室内に垂下する高圧液冷媒吸い出し管を有すること
    を特徴とする冷凍サイクル装置のブロックジョイント。
JP5238448A 1993-06-02 1993-09-24 冷凍サイクル装置のブロックジョイント Pending JPH0747834A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007326389A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Sanden Corp 車両用空調システム
JP2009222313A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Denso Corp 冷凍サイクル装置および冷凍サイクル用の膨張弁、接続ブロック、内部熱交換器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007326389A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Sanden Corp 車両用空調システム
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