JPH074718A - 空調装置 - Google Patents
空調装置Info
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- JPH074718A JPH074718A JP5148798A JP14879893A JPH074718A JP H074718 A JPH074718 A JP H074718A JP 5148798 A JP5148798 A JP 5148798A JP 14879893 A JP14879893 A JP 14879893A JP H074718 A JPH074718 A JP H074718A
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- Japan
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- air
- value
- air conditioner
- air conditioning
- conditioning target
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 空調対象域1aへの給気Sxを温度調整する
空調機2Xと、空調対象域1aへの給気量qを調整する
風量調整手段12と、空調対象域1aの域内環境値を検
出する検出手段13aと、その検出手段13aの検出情
報に基づいて風量調整手段12を制御する操作手段Aと
を備える空調装置において、検出手段13aは、空調対
象域1aの熱的快適性に関与する複数種の環境値ta,
pa,tmr,vを検出する構成にし、操作手段Aは、
それら複数種の環境値ta,pa,tmr,vと特定の
相関関係を有する変数として設定した快適指標αを検出
手段13aの検出情報に基づいて演算する演算手段13
bと、その演算手段13bの演算結果に基づいて、演算
快適指標αが目標値mαになるように風量調整手段12
を制御する制御手段13cとを備える構成にしてある。 【効果】 給気量調整により高い快適性を安定的に確保
できる。
空調機2Xと、空調対象域1aへの給気量qを調整する
風量調整手段12と、空調対象域1aの域内環境値を検
出する検出手段13aと、その検出手段13aの検出情
報に基づいて風量調整手段12を制御する操作手段Aと
を備える空調装置において、検出手段13aは、空調対
象域1aの熱的快適性に関与する複数種の環境値ta,
pa,tmr,vを検出する構成にし、操作手段Aは、
それら複数種の環境値ta,pa,tmr,vと特定の
相関関係を有する変数として設定した快適指標αを検出
手段13aの検出情報に基づいて演算する演算手段13
bと、その演算手段13bの演算結果に基づいて、演算
快適指標αが目標値mαになるように風量調整手段12
を制御する制御手段13cとを備える構成にしてある。 【効果】 給気量調整により高い快適性を安定的に確保
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空調装置に関し、詳しく
は、空調対象域への給気を温度調整する空調機と、前記
空調対象域への給気量を調整する風量調整手段と、前記
空調対象域の域内環境値を検出する検出手段と、その検
出手段の検出情報に基づいて前記風量調整手段を制御す
る操作手段とを備える空調装置に関する。
は、空調対象域への給気を温度調整する空調機と、前記
空調対象域への給気量を調整する風量調整手段と、前記
空調対象域の域内環境値を検出する検出手段と、その検
出手段の検出情報に基づいて前記風量調整手段を制御す
る操作手段とを備える空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記形式の空調装置においては、
検出手段により検出する空調対象域の域内環境値として
温度ta(域内空気温度)を検出対象とし、そして、こ
の温度検出情報に基づき、空調対象域の温度taが目標
温度になるように、操作手段により風量調整手段を制御
して空調対象域への給気量を自動調整する構成としてい
た。
検出手段により検出する空調対象域の域内環境値として
温度ta(域内空気温度)を検出対象とし、そして、こ
の温度検出情報に基づき、空調対象域の温度taが目標
温度になるように、操作手段により風量調整手段を制御
して空調対象域への給気量を自動調整する構成としてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、空調対象域の
熱的快適性に関与する環境値、すなわち、熱的な面で域
内者の快適感に影響を与える環境値は温度taに限られ
るものではなく、温度taの他にも湿度・平均輻射温度
・気流速といったものが熱的快適性に大きく関与するこ
とから、上記の従来装置の如く単に給気量調整により空
調対象域の温度taを目標温度に調整するだけでは、高
い快適性を確実かつ安定的に得る上で不十分な面があっ
た。
熱的快適性に関与する環境値、すなわち、熱的な面で域
内者の快適感に影響を与える環境値は温度taに限られ
るものではなく、温度taの他にも湿度・平均輻射温度
・気流速といったものが熱的快適性に大きく関与するこ
とから、上記の従来装置の如く単に給気量調整により空
調対象域の温度taを目標温度に調整するだけでは、高
い快適性を確実かつ安定的に得る上で不十分な面があっ
た。
【0004】本発明の目的は、合理的な制御形態を採用
することで、給気量調整により域内環境を調整する形態
の特質を活かして、高い快適性を確実かつ安定的に得ら
れるようにする点にある。
することで、給気量調整により域内環境を調整する形態
の特質を活かして、高い快適性を確実かつ安定的に得ら
れるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による空調装置の
第1特徴構成は、空調対象域への給気を温度調整する空
調機と、前記空調対象域への給気量を調整する風量調整
手段と、前記空調対象域の域内環境値を検出する検出手
段と、その検出手段の検出情報に基づいて前記風量調整
手段を制御する操作手段とを備える構成において、前記
検出手段は、前記空調対象域の熱的快適性に関与する複
数種の環境値を検出する構成にし、前記操作手段は、そ
れら複数種の環境値と特定の相関関係を有する変数とし
て設定した快適指標を前記検出手段の検出情報に基づい
て演算する演算手段と、その演算手段の演算結果に基づ
いて、演算快適指標が目標値になるように前記風量調整
手段を制御する制御手段とを備える構成にしてあること
にある。
第1特徴構成は、空調対象域への給気を温度調整する空
調機と、前記空調対象域への給気量を調整する風量調整
手段と、前記空調対象域の域内環境値を検出する検出手
段と、その検出手段の検出情報に基づいて前記風量調整
手段を制御する操作手段とを備える構成において、前記
検出手段は、前記空調対象域の熱的快適性に関与する複
数種の環境値を検出する構成にし、前記操作手段は、そ
れら複数種の環境値と特定の相関関係を有する変数とし
て設定した快適指標を前記検出手段の検出情報に基づい
て演算する演算手段と、その演算手段の演算結果に基づ
いて、演算快適指標が目標値になるように前記風量調整
手段を制御する制御手段とを備える構成にしてあること
にある。
【0006】本発明による空調装置の第2特徴構成は、
前記快適指標は、前記の複数種の環境値と域内者の状態
を表す人体状態値とに対し特定の相関関係を有する変数
として設定し、前記の人体状態値を指定する指定手段を
設け、前記演算手段は、前記検出手段により検出される
複数種の環境値と前記指定手段により指定される人体状
態値とに基づいて快適指標を演算する構成としてあるこ
とにある。
前記快適指標は、前記の複数種の環境値と域内者の状態
を表す人体状態値とに対し特定の相関関係を有する変数
として設定し、前記の人体状態値を指定する指定手段を
設け、前記演算手段は、前記検出手段により検出される
複数種の環境値と前記指定手段により指定される人体状
態値とに基づいて快適指標を演算する構成としてあるこ
とにある。
【0007】本発明による空調装置の第3特徴構成は、
前記空調対象域として、前記空調機からの給気を分配供
給する複数の空調対象域を設け、それら複数の空調対象
域の夫々に対して前記の風量調整手段・検出手段・演算
手段・制御手段を設けてあることにある。
前記空調対象域として、前記空調機からの給気を分配供
給する複数の空調対象域を設け、それら複数の空調対象
域の夫々に対して前記の風量調整手段・検出手段・演算
手段・制御手段を設けてあることにある。
【0008】本発明による空調装置の第4特徴構成は、
前記空調機は、給気を冷却温調する冷房立ち上げモード
と、給気を冷却除湿するとともに続いて再熱温調する冷
房除湿モードとを選択実施できる構成にし、前記空調対
象域の演算快適指標とその目標値との偏差、又は、複数
の空調対象域夫々の演算快適指標とそれらの目標値との
偏差の平均値が、所定の閾値に縮小するまでは前記空調
機を冷房立ち上げモードで運転し、かつ、その所定閾値
よりも縮小した状態では前記空調機を冷房除湿モードで
運転する空調機制御手段を設けてあることにある。
前記空調機は、給気を冷却温調する冷房立ち上げモード
と、給気を冷却除湿するとともに続いて再熱温調する冷
房除湿モードとを選択実施できる構成にし、前記空調対
象域の演算快適指標とその目標値との偏差、又は、複数
の空調対象域夫々の演算快適指標とそれらの目標値との
偏差の平均値が、所定の閾値に縮小するまでは前記空調
機を冷房立ち上げモードで運転し、かつ、その所定閾値
よりも縮小した状態では前記空調機を冷房除湿モードで
運転する空調機制御手段を設けてあることにある。
【0009】
【作用】つまり、空調対象域の熱的快適性とそれに関与
する環境値とについて考えた場合、例えば環境値として
温度と湿度の二種を考えてみても経験的にも理解される
ように、温度が比較的高温であっても湿度が低ければ快
適と感じられ、また逆に、湿度が高くても温度が低けれ
ばやはり快適と捉えられる。
する環境値とについて考えた場合、例えば環境値として
温度と湿度の二種を考えてみても経験的にも理解される
ように、温度が比較的高温であっても湿度が低ければ快
適と感じられ、また逆に、湿度が高くても温度が低けれ
ばやはり快適と捉えられる。
【0010】すなわち、熱的快適性の度合い(換言すれ
ば不快の度合い)は、それに関与する種々の環境値の相
対的関係によって決まるものであり、このことから、熱
的快適性に関与する複数種の環境値と特定の相関関係を
有する変数として、熱的快適性の度合いを示す快適指標
といったものを考えることができる。
ば不快の度合い)は、それに関与する種々の環境値の相
対的関係によって決まるものであり、このことから、熱
的快適性に関与する複数種の環境値と特定の相関関係を
有する変数として、熱的快適性の度合いを示す快適指標
といったものを考えることができる。
【0011】この点に着目して本発明の上記第1特徴構
成では、熱的快適性の度合いとそれに関与する複数種の
環境値との相関関係を種々の実験等により特定し、これ
ら環境値に対しその特定の相関関係を有する変数とし
て、熱的快適性の度合いを示す快適指標を設定してお
く。
成では、熱的快適性の度合いとそれに関与する複数種の
環境値との相関関係を種々の実験等により特定し、これ
ら環境値に対しその特定の相関関係を有する変数とし
て、熱的快適性の度合いを示す快適指標を設定してお
く。
【0012】そして、上記の複数種の環境値を検出手段
により検出し、その検出情報に基づき演算手段において
特定相関関係から快適指標を演算させ、これに対し、そ
の演算快適指標が目標値となるように、制御手段により
風量調整手段を制御して空調対象域に対する給気量を調
整する。
により検出し、その検出情報に基づき演算手段において
特定相関関係から快適指標を演算させ、これに対し、そ
の演算快適指標が目標値となるように、制御手段により
風量調整手段を制御して空調対象域に対する給気量を調
整する。
【0013】換言すれば、給気量調整により環境値の一
つである空調対象域の温度を主として調整する空調形態
において、その給気量調整による温度を主とした調整に
より、対象とする複数種の環境値の全体としての相対的
関係を変化させて、その相対的関係を快適指標が目標値
となる関係(すなわち、目標の快適性度合いが得られる
関係)に調整する。
つである空調対象域の温度を主として調整する空調形態
において、その給気量調整による温度を主とした調整に
より、対象とする複数種の環境値の全体としての相対的
関係を変化させて、その相対的関係を快適指標が目標値
となる関係(すなわち、目標の快適性度合いが得られる
関係)に調整する。
【0014】第2特徴構成では、温度・湿度・平均輻射
温度・気流速等の環境値以外に、域内者自身の状態(例
えば、活動状態や着衣状態)も熱的な面で、その域内者
の快適感に影響を与える要素となることを考慮し、熱的
快適性の度合いと、それに関与する複数種の環境値と、
域内者の状態を表す人体状態値(例えば、活動状態を表
す代謝量や着衣状態を表す着衣の熱抵抗値)との相関関
係を種々の実験等により特定し、熱的快適性の度合いを
示す前記の快適指標を、これら複数種の環境値と人体状
態値とに対しその特定の相関関係を有する変数として設
定しておく。
温度・気流速等の環境値以外に、域内者自身の状態(例
えば、活動状態や着衣状態)も熱的な面で、その域内者
の快適感に影響を与える要素となることを考慮し、熱的
快適性の度合いと、それに関与する複数種の環境値と、
域内者の状態を表す人体状態値(例えば、活動状態を表
す代謝量や着衣状態を表す着衣の熱抵抗値)との相関関
係を種々の実験等により特定し、熱的快適性の度合いを
示す前記の快適指標を、これら複数種の環境値と人体状
態値とに対しその特定の相関関係を有する変数として設
定しておく。
【0015】そして、前記の検出手段により検出される
複数種の環境値と指定手段により指定される人体状態値
とに基づき、演算手段において上記の特定相関関係から
快適指標を演算させ、この演算快適指標が目標値となる
ように、制御手段により風量調整手段を制御して空調対
象域に対する給気量を調整する。すなわち、給気量調整
により環境値の一つである空調対象域の温度を主として
調整することで、対象とする複数種の環境値と人体状態
値との全体としての相対的関係を変化させて、その相対
的関係を快適指標が目標値となる関係(すなわち、目標
の快適性度合いが得られる関係)に調整する。
複数種の環境値と指定手段により指定される人体状態値
とに基づき、演算手段において上記の特定相関関係から
快適指標を演算させ、この演算快適指標が目標値となる
ように、制御手段により風量調整手段を制御して空調対
象域に対する給気量を調整する。すなわち、給気量調整
により環境値の一つである空調対象域の温度を主として
調整することで、対象とする複数種の環境値と人体状態
値との全体としての相対的関係を変化させて、その相対
的関係を快適指標が目標値となる関係(すなわち、目標
の快適性度合いが得られる関係)に調整する。
【0016】第3特徴構成では、空調機からの給気を分
配供給する複数の空調対象域の夫々に上記の風量調整手
段・検出手段・演算手段・制御手段を設けることで、そ
れら空調対象域の夫々について演算快適指標が目標値と
なるように、それら空調対象域に対する給気量を個別に
調整する。
配供給する複数の空調対象域の夫々に上記の風量調整手
段・検出手段・演算手段・制御手段を設けることで、そ
れら空調対象域の夫々について演算快適指標が目標値と
なるように、それら空調対象域に対する給気量を個別に
調整する。
【0017】第4特徴構成では、給気量調整による温度
を主とした調整において、空調対象域の演算快適指標と
その目標値との偏差が所定の閾値に縮小するまで、ある
いは、空調機からの給気を分配供給する複数の空調対象
域夫々の演算快適指標とそれらの目標値との偏差の平均
値が所定の閾値に縮小するまでは、冷房立ち上げ負荷が
大きくて給気に対する冷却負荷が大きい状態(換言すれ
ば、調整給気量が大きい状態)であることから、空調機
は、給気冷却に反する給気の再熱を実施せずに給気を冷
却温調するだけの冷房立ち上げモードで運転する。
を主とした調整において、空調対象域の演算快適指標と
その目標値との偏差が所定の閾値に縮小するまで、ある
いは、空調機からの給気を分配供給する複数の空調対象
域夫々の演算快適指標とそれらの目標値との偏差の平均
値が所定の閾値に縮小するまでは、冷房立ち上げ負荷が
大きくて給気に対する冷却負荷が大きい状態(換言すれ
ば、調整給気量が大きい状態)であることから、空調機
は、給気冷却に反する給気の再熱を実施せずに給気を冷
却温調するだけの冷房立ち上げモードで運転する。
【0018】そして、上記の偏差、又は、偏差の平均値
が所定閾値より縮小した状態では、冷房立ち上げ負荷が
既に解消、ないし、充分に減少して給気に対する冷却負
荷が小さくなった状態(換言すれば、調整給気量が小さ
くなった状態)であるとして、空調機は、余裕の生じた
冷却出力をもって給気を冷却除湿するとともに、その冷
却除湿した給気を続いて再熱温調する冷房除湿モードで
運転する。
が所定閾値より縮小した状態では、冷房立ち上げ負荷が
既に解消、ないし、充分に減少して給気に対する冷却負
荷が小さくなった状態(換言すれば、調整給気量が小さ
くなった状態)であるとして、空調機は、余裕の生じた
冷却出力をもって給気を冷却除湿するとともに、その冷
却除湿した給気を続いて再熱温調する冷房除湿モードで
運転する。
【0019】
【発明の効果】本発明の第1特徴構成によれば、実験等
により特定した複数種の環境値と快適性の度合いとの相
関関係に基づいて、それら熱的快適性に関与する複数種
の環境値も考慮した状態で、目標の快適性度合いが得ら
れるように(すなわち、演算快適指標が目標値となるよ
うに)給気量調整による域内環境調整を行うから、給気
量調整により単に空調対象域の温度を目標温度に調整す
るだけの従来装置に比べ、より高い快適性を確実かつ安
定的に得ることができる。
により特定した複数種の環境値と快適性の度合いとの相
関関係に基づいて、それら熱的快適性に関与する複数種
の環境値も考慮した状態で、目標の快適性度合いが得ら
れるように(すなわち、演算快適指標が目標値となるよ
うに)給気量調整による域内環境調整を行うから、給気
量調整により単に空調対象域の温度を目標温度に調整す
るだけの従来装置に比べ、より高い快適性を確実かつ安
定的に得ることができる。
【0020】また、演算快適指標が目標値になるように
域内環境を調整するのに、給気量調整によらず、別法と
して、給気量は一定とした状態で空調対象域に供給する
給気の温度を調整することで、演算快適指標が目標値に
なるように域内環境を調整したり、あるいは、冷熱や温
熱の放射により空調対象域を冷暖房する放射式空調形態
において、その放射量を調整することで、演算快適指標
が目標値になるように域内環境を調整するといった形態
が考えられるが、本発明の第1特徴構成によれば、演算
快適指標を目標値にする上で高い冷暖房強度が必要とな
るほど(換言すれば、空調対象域の冷暖房負荷が大きい
ほど)、空調対象域に対する給気量が大になって空調対
象域における空気対流効果が高くなることから、域内者
に対し冷暖房負荷に応じた冷風や温風の空気対流感を与
えることができ、この点で前記の別法に比べ、快適性の
向上を一層効果的に達成できる利点がある。
域内環境を調整するのに、給気量調整によらず、別法と
して、給気量は一定とした状態で空調対象域に供給する
給気の温度を調整することで、演算快適指標が目標値に
なるように域内環境を調整したり、あるいは、冷熱や温
熱の放射により空調対象域を冷暖房する放射式空調形態
において、その放射量を調整することで、演算快適指標
が目標値になるように域内環境を調整するといった形態
が考えられるが、本発明の第1特徴構成によれば、演算
快適指標を目標値にする上で高い冷暖房強度が必要とな
るほど(換言すれば、空調対象域の冷暖房負荷が大きい
ほど)、空調対象域に対する給気量が大になって空調対
象域における空気対流効果が高くなることから、域内者
に対し冷暖房負荷に応じた冷風や温風の空気対流感を与
えることができ、この点で前記の別法に比べ、快適性の
向上を一層効果的に達成できる利点がある。
【0021】本発明の第2特徴構成によれば、複数種の
環境値とともに快適性に影響を与える人体状態値も快適
指標のパラメータとして組み入れることで、所望の高快
適性をより的確に得ることができる。
環境値とともに快適性に影響を与える人体状態値も快適
指標のパラメータとして組み入れることで、所望の高快
適性をより的確に得ることができる。
【0022】本発明の第3特徴構成によれば、複数の空
調対象域の夫々における熱的環境条件の相違等にかかわ
らず、各々の空調対象域で高い快適性を確実に得ること
ができる。
調対象域の夫々における熱的環境条件の相違等にかかわ
らず、各々の空調対象域で高い快適性を確実に得ること
ができる。
【0023】本発明の第4特徴構成によれば、空調対象
域の演算快適指標とその目標値との偏差、又は、複数の
空調対象域夫々の演算快適指標とそれらの目標値との偏
差の平均値を所定閾値に縮小させるまでの冷房立ち上げ
を短時間で行うことができ、高い快適性を冷房運転の開
始後、迅速に得ることができる。
域の演算快適指標とその目標値との偏差、又は、複数の
空調対象域夫々の演算快適指標とそれらの目標値との偏
差の平均値を所定閾値に縮小させるまでの冷房立ち上げ
を短時間で行うことができ、高い快適性を冷房運転の開
始後、迅速に得ることができる。
【0024】また、冷房立ち上げの後は、空調対象域に
対する給気量調整で演算快適指標を目標値に調整するこ
とによる快適性の確保と、空調機を冷却除湿モードで運
転して空調対象域に対し除湿を併せ施すことによる快適
性向上とが相まって、快適性の向上をより一層効果的に
達成できる。
対する給気量調整で演算快適指標を目標値に調整するこ
とによる快適性の確保と、空調機を冷却除湿モードで運
転して空調対象域に対し除湿を併せ施すことによる快適
性向上とが相まって、快適性の向上をより一層効果的に
達成できる。
【0025】
【実施例】次に実施例を説明する。
【0026】図1において、1X,1Yはインテリジェ
ントビルにおけるインテリアゾーン、及び、ペリメータ
ゾーンであり、また、2はヒートポンプ式のセパレート
型エアコンである。
ントビルにおけるインテリアゾーン、及び、ペリメータ
ゾーンであり、また、2はヒートポンプ式のセパレート
型エアコンである。
【0027】上記エアコン2は、インテリアゾーン用空
調機としての第1室内器2X、ペリメータゾーン用空調
機としての第2室内器2Y、及び、それら両室内器2
X,2Yと渡り冷媒配管3で接続した室外器2Zを備
え、図3に示す如く、各室内器2X,2Yには、各ゾー
ン1X,1Yからの還気Rx,Ryの器内経路に上流側
熱交換器4x,4yと下流側熱交換器5x,5yを装備
するとともに、それら熱交換器4x,4y,5x,5y
で調整した空気を各ゾーン1X,1Yに対する給気S
x,Syとして送出する給気ファン6x,6yを装備
し、また、室外器2Zには、外気Oを熱授受対象とする
室外熱交換器7、冷媒圧縮機8、並びに、室外熱交換器
7に対する外気通風ファン9を装備してある。
調機としての第1室内器2X、ペリメータゾーン用空調
機としての第2室内器2Y、及び、それら両室内器2
X,2Yと渡り冷媒配管3で接続した室外器2Zを備
え、図3に示す如く、各室内器2X,2Yには、各ゾー
ン1X,1Yからの還気Rx,Ryの器内経路に上流側
熱交換器4x,4yと下流側熱交換器5x,5yを装備
するとともに、それら熱交換器4x,4y,5x,5y
で調整した空気を各ゾーン1X,1Yに対する給気S
x,Syとして送出する給気ファン6x,6yを装備
し、また、室外器2Zには、外気Oを熱授受対象とする
室外熱交換器7、冷媒圧縮機8、並びに、室外熱交換器
7に対する外気通風ファン9を装備してある。
【0028】これら上流側熱交換器4x,4y・下流側
熱交換器5x,5y・室外熱交換器7・冷媒圧縮機8は
ヒートポンプの主要構成装置であり、この圧縮機8によ
り各熱交換器4x,4y,5x,5y,7にわたって冷
媒を循環させる。
熱交換器5x,5y・室外熱交換器7・冷媒圧縮機8は
ヒートポンプの主要構成装置であり、この圧縮機8によ
り各熱交換器4x,4y,5x,5y,7にわたって冷
媒を循環させる。
【0029】インテリアゾーン1Xは第1空調対象域1
aと第2空調対象域1bとに区分し、また、ペリメータ
ゾーン1Yは第3空調対象域1cと第4空調対象域1d
とに区分してあり、インテリアゾーン1Xの第1及び第
2空調対象域1a,1bへは、第1室内器2Xからイン
テリアゾーン用給気ダクト10Xを介して給送されるイ
ンテリアゾーン用の給気Sxを第1及び第2分岐ダクト
10a,10bにより分配供給し、ペリメータゾーン1
Yの第3及び第4空調対象域1c,1dへは、第2室内
器2Yからペリメータゾーン用給気ダクト10Yを介し
て給送されるペリメータゾーン用の給気Syを第3及び
第4分岐ダクト10c,10dにより分配供給するよう
にしてある。
aと第2空調対象域1bとに区分し、また、ペリメータ
ゾーン1Yは第3空調対象域1cと第4空調対象域1d
とに区分してあり、インテリアゾーン1Xの第1及び第
2空調対象域1a,1bへは、第1室内器2Xからイン
テリアゾーン用給気ダクト10Xを介して給送されるイ
ンテリアゾーン用の給気Sxを第1及び第2分岐ダクト
10a,10bにより分配供給し、ペリメータゾーン1
Yの第3及び第4空調対象域1c,1dへは、第2室内
器2Yからペリメータゾーン用給気ダクト10Yを介し
て給送されるペリメータゾーン用の給気Syを第3及び
第4分岐ダクト10c,10dにより分配供給するよう
にしてある。
【0030】一方、上記の調整空気供給に伴いインテリ
アゾーン1Xにおける第1及び第2空調対象域1a,1
bの夫々から排出する域内空気は合流させて、インテリ
アゾーン用還気ダクト11Xによりインテリアゾーン1
Xからの還気Rxとして第1室内器2Xに戻し、この還
気Rxを、インテリアゾーン1Xへ循環供給する給気S
xとして第1室内器2Xで調整する構成としてある。
アゾーン1Xにおける第1及び第2空調対象域1a,1
bの夫々から排出する域内空気は合流させて、インテリ
アゾーン用還気ダクト11Xによりインテリアゾーン1
Xからの還気Rxとして第1室内器2Xに戻し、この還
気Rxを、インテリアゾーン1Xへ循環供給する給気S
xとして第1室内器2Xで調整する構成としてある。
【0031】同様に、ペリメータゾーン1Yにおける第
3及び第4空調対象域1c,1dの夫々から排出する域
内空気は合流させて、ペリメータゾーン用還気ダクト1
1Yによりペリメータゾーン1Yからの還気Ryとして
第2室内器2Yに戻し、この還気Ryを、ペリメータゾ
ーン1Yへ循環供給するペリメータゾーン用の給気Sy
として第2室内器2Yで調整する。
3及び第4空調対象域1c,1dの夫々から排出する域
内空気は合流させて、ペリメータゾーン用還気ダクト1
1Yによりペリメータゾーン1Yからの還気Ryとして
第2室内器2Yに戻し、この還気Ryを、ペリメータゾ
ーン1Yへ循環供給するペリメータゾーン用の給気Sy
として第2室内器2Yで調整する。
【0032】なお、各ゾーン1X,1Yからの還気R
x,Ryの一部は排気Ex,Eyとして廃棄し、これに
対し、各室内器2X,2Yへ戻して調整する残りの還気
Rx,Ryには排気量とほぼ同量の外気Oを混合し、こ
れにより、各ゾーン1X,1Yの空調対象域1a〜1d
に対し温湿度調整とともに換気を施す。
x,Ryの一部は排気Ex,Eyとして廃棄し、これに
対し、各室内器2X,2Yへ戻して調整する残りの還気
Rx,Ryには排気量とほぼ同量の外気Oを混合し、こ
れにより、各ゾーン1X,1Yの空調対象域1a〜1d
に対し温湿度調整とともに換気を施す。
【0033】第1ないし第4分岐ダクト10a〜10d
の夫々には、各空調対象域1a〜1dに対する給気量q
(q1〜q4)を個別に調整する風量調整手段としての
自動ダンパ12を装備してあり、また、第1ないし第4
空調対象域1a〜1dの夫々には、図2に示す如く検出
部13a・演算部13b・制御部13cを備える集積セ
ンサ13を配備するとともに、在域者の活動状態及び着
衣状態を適当な指示形態で人為設定する設定器14を配
備してある。
の夫々には、各空調対象域1a〜1dに対する給気量q
(q1〜q4)を個別に調整する風量調整手段としての
自動ダンパ12を装備してあり、また、第1ないし第4
空調対象域1a〜1dの夫々には、図2に示す如く検出
部13a・演算部13b・制御部13cを備える集積セ
ンサ13を配備するとともに、在域者の活動状態及び着
衣状態を適当な指示形態で人為設定する設定器14を配
備してある。
【0034】集積センサ13の検出部13aは、空調対
象域1a〜1dの熱的快適性に関与する複数種の環境値
として、対応する空調対象域1a〜1dの温度ta・水
蒸気分圧pa・平均輻射温度tmrt・気流速vを検出
する検出手段であり、また、設定器14は、各空調対象
域1a〜1dにおける在域者の状態を示す人体状態値と
して、活動状態を表す代謝量Mと着衣状態を表す着衣の
熱抵抗Iclとを上記の適当指示形態での人為設定に応
じて集積センサ13の演算部13bに対し指定する指定
手段である。
象域1a〜1dの熱的快適性に関与する複数種の環境値
として、対応する空調対象域1a〜1dの温度ta・水
蒸気分圧pa・平均輻射温度tmrt・気流速vを検出
する検出手段であり、また、設定器14は、各空調対象
域1a〜1dにおける在域者の状態を示す人体状態値と
して、活動状態を表す代謝量Mと着衣状態を表す着衣の
熱抵抗Iclとを上記の適当指示形態での人為設定に応
じて集積センサ13の演算部13bに対し指定する指定
手段である。
【0035】これに対し、集積センサ13の演算部13
bは、対応する空調対象域1a〜1dについて、検出部
13aにより検出される温度ta・水蒸気分圧pa・平
均輻射温度tmrt・気流速vと、設定器14から指定
される代謝量M・着衣の熱抵抗Iclとに基づき、快適
指標としてのPMV値αを演算する演算手段であり、集
積センサ13の制御部13cは、対応の空調対象域1a
〜1dについて、演算部13bによる演算PMV値αに
基づき自動ダンパ12を制御する制御手段であり、これ
ら演算部13bと制御部13cとが、検出手段である検
出部13aの検出情報に基づいて風量調整手段としての
各空調対象域1a〜1dの自動ダンパ12を制御する操
作手段Aを構成する。
bは、対応する空調対象域1a〜1dについて、検出部
13aにより検出される温度ta・水蒸気分圧pa・平
均輻射温度tmrt・気流速vと、設定器14から指定
される代謝量M・着衣の熱抵抗Iclとに基づき、快適
指標としてのPMV値αを演算する演算手段であり、集
積センサ13の制御部13cは、対応の空調対象域1a
〜1dについて、演算部13bによる演算PMV値αに
基づき自動ダンパ12を制御する制御手段であり、これ
ら演算部13bと制御部13cとが、検出手段である検
出部13aの検出情報に基づいて風量調整手段としての
各空調対象域1a〜1dの自動ダンパ12を制御する操
作手段Aを構成する。
【0036】演算部13bが演算するPMV値αは、上
記の複数種の環境値ta・pa・tmrt・v、及び、
人体状態値M・Iclと、特定の相関関係を有する変数
として設定されており、具体的には下記の〔数1〕で定
義される(国際規格ISO7730,空気調和衛生工学
便覧第11版参照)。
記の複数種の環境値ta・pa・tmrt・v、及び、
人体状態値M・Iclと、特定の相関関係を有する変数
として設定されており、具体的には下記の〔数1〕で定
義される(国際規格ISO7730,空気調和衛生工学
便覧第11版参照)。
【0037】
【数1】
【0038】 但し、L:人体熱負荷〔kcal/h・m2 〕 M:代謝量〔kcal/h〕 W:外部仕事〔kcal/h〕 η:外部仕事の効率(固定的設定値) ts:皮膚温〔℃〕 pa:水蒸気分圧〔mmHg〕 Esw:発汗による蒸発放熱量〔kcal/h〕 Adu:人体の体表面積〔m2 〕(固定的設定値) ta:温度(気温)〔℃〕 tcl:着衣の表面温度〔℃〕 Icl:着衣の熱抵抗(クロ値)〔clo〕 fcl:人体の着衣表面積率 tmrt:平均輻射温度〔℃〕 hc:人体の対流熱伝達率〔kcal/m2 ・h・℃〕 v:気流速〔m/s〕
【0039】演算部13bで演算される上記のPMV値
αに対し、集積センサ13の制御部13cは、自動ダン
パ12に対する具体的制御として、対応する空調対象域
1a〜1dにつき、演算PMV値α(α1〜α4)が夫
々の目標値mα(mα1〜mα4)になるように、自動
ダンパ12を制御して空調対象域1a〜1dへの給気量
q(q1〜q4)を調整する構成としてあり、そして、
各空調対象域1a〜1dにおける演算PMV値α(α1
〜α4)の目標値mα(mα1〜mα4)としては、例
えばmα=0や−0.5≦mα≦+0.5といった値・
範囲を採用するようにしてある。
αに対し、集積センサ13の制御部13cは、自動ダン
パ12に対する具体的制御として、対応する空調対象域
1a〜1dにつき、演算PMV値α(α1〜α4)が夫
々の目標値mα(mα1〜mα4)になるように、自動
ダンパ12を制御して空調対象域1a〜1dへの給気量
q(q1〜q4)を調整する構成としてあり、そして、
各空調対象域1a〜1dにおける演算PMV値α(α1
〜α4)の目標値mα(mα1〜mα4)としては、例
えばmα=0や−0.5≦mα≦+0.5といった値・
範囲を採用するようにしてある。
【0040】つまり、給気量調整により環境値の一つで
ある域内温度taを主として調整する空調形態におい
て、その給気量調整による域内温度taを主とした調整
により、空調対象域1a〜1dの夫々で複数種の環境値
ta・pa・tmrt・v、及び、人体状態値M・Ic
lの全体としての相対的関係を変化させて、その相対的
関係を演算PMV値α(α1〜α4)が夫々の目標値m
α(mα1〜mα4)となる関係に自動調整するように
してある。
ある域内温度taを主として調整する空調形態におい
て、その給気量調整による域内温度taを主とした調整
により、空調対象域1a〜1dの夫々で複数種の環境値
ta・pa・tmrt・v、及び、人体状態値M・Ic
lの全体としての相対的関係を変化させて、その相対的
関係を演算PMV値α(α1〜α4)が夫々の目標値m
α(mα1〜mα4)となる関係に自動調整するように
してある。
【0041】なお、PMV値αはその指標特性として、
一般の多数被験者のうち快適と感じる人の割合が最大と
なる環境においてPMV値αが0となり、これに対し、
低温側で不快と感じる人の割合が増大するほどPMV値
αは負側に減少し、また、高温側で不快と感じる人の割
合が増大するほどPMV値αは正側で増大する。
一般の多数被験者のうち快適と感じる人の割合が最大と
なる環境においてPMV値αが0となり、これに対し、
低温側で不快と感じる人の割合が増大するほどPMV値
αは負側に減少し、また、高温側で不快と感じる人の割
合が増大するほどPMV値αは正側で増大する。
【0042】集積センサ13の演算部13bは上記のP
MV値αを演算することに加え、検出部13aにより検
出される温度taと水蒸気分圧paとに基づき、各空調
対象域1a〜1dの相対湿度ψ(ψ1〜ψ4)を演算す
る機能も備えており、これに対し、エアコン2の運転制
御(すなわち、インテリアゾーン用空調機としての第1
室内器2X、及び、ペリメータゾーン用空調機としての
第2室内器2Yの運転制御)を司る空調機制御手段とし
てのエアコン制御器15は、各集積センサ13の演算部
13bから付与される各空調対象域1a〜1dの演算P
MV値α(α1〜α4)と演算相対湿度ψ(ψ1〜ψ
4)とに基づいて次の如きエアコン制御を実行する。
MV値αを演算することに加え、検出部13aにより検
出される温度taと水蒸気分圧paとに基づき、各空調
対象域1a〜1dの相対湿度ψ(ψ1〜ψ4)を演算す
る機能も備えており、これに対し、エアコン2の運転制
御(すなわち、インテリアゾーン用空調機としての第1
室内器2X、及び、ペリメータゾーン用空調機としての
第2室内器2Yの運転制御)を司る空調機制御手段とし
てのエアコン制御器15は、各集積センサ13の演算部
13bから付与される各空調対象域1a〜1dの演算P
MV値α(α1〜α4)と演算相対湿度ψ(ψ1〜ψ
4)とに基づいて次の如きエアコン制御を実行する。
【0043】エアコン制御器15は、冷房の空調運転開
始指令が与えられると、先ず冷房立ち上げモードでのエ
アコン運転を実施し、この冷房立ち上げモードでは、同
図3に示すように、第1及び第2室内器2X,2Y夫々
の上流側熱交換器4x,4yを蒸発器として機能させ、
かつ、室外器2Zの室外熱交換器7を凝縮器として機能
させる冷房立ち上げ用冷媒経路に、ヒートポンプの冷媒
流れ経路をバルブ操作により切り換え、これにより、室
外熱交換器7を通風外気Oに対し放熱作用させながら、
第1室内器2Xの上流側熱交換器4xによりインテリア
ゾーン1Xに対する給気Sx(第1及び第2空調対象域
1a,1bに対する給気)を冷却温調するとともに、第
2室内器2Yの上流側熱交換器4yによりペリメータゾ
ーン1Yに対する給気Sy(第3及び第4空調対象域1
c,1dに対する給気)を冷却温調する。
始指令が与えられると、先ず冷房立ち上げモードでのエ
アコン運転を実施し、この冷房立ち上げモードでは、同
図3に示すように、第1及び第2室内器2X,2Y夫々
の上流側熱交換器4x,4yを蒸発器として機能させ、
かつ、室外器2Zの室外熱交換器7を凝縮器として機能
させる冷房立ち上げ用冷媒経路に、ヒートポンプの冷媒
流れ経路をバルブ操作により切り換え、これにより、室
外熱交換器7を通風外気Oに対し放熱作用させながら、
第1室内器2Xの上流側熱交換器4xによりインテリア
ゾーン1Xに対する給気Sx(第1及び第2空調対象域
1a,1bに対する給気)を冷却温調するとともに、第
2室内器2Yの上流側熱交換器4yによりペリメータゾ
ーン1Yに対する給気Sy(第3及び第4空調対象域1
c,1dに対する給気)を冷却温調する。
【0044】すなわち、圧縮機8から吐出される高圧蒸
気冷媒(図中、黒塗りの太線で示す)を室外熱交換器7
に供給して、この室外熱交換器7で凝縮させ、続いて、
室外熱交換器7から送出される凝縮冷媒(図中、ハッチ
ングを施した太線で示す)を、第1膨張弁ex1及び第
2膨張弁ex2を介し第1室内器2Xの上流側熱交換器
4xと第2室内器2Yの上流側熱交換器4yとに対し分
配供給して、これら上流側熱交換器4x,4yで蒸発さ
せ、その後、これら上流側熱交換器4x,4yから送出
される低圧蒸気冷媒(図中、白抜きの太線で示す)を圧
縮機8に吸入させる。なお、図中、黒塗りのバルブは閉
弁状態を示す。
気冷媒(図中、黒塗りの太線で示す)を室外熱交換器7
に供給して、この室外熱交換器7で凝縮させ、続いて、
室外熱交換器7から送出される凝縮冷媒(図中、ハッチ
ングを施した太線で示す)を、第1膨張弁ex1及び第
2膨張弁ex2を介し第1室内器2Xの上流側熱交換器
4xと第2室内器2Yの上流側熱交換器4yとに対し分
配供給して、これら上流側熱交換器4x,4yで蒸発さ
せ、その後、これら上流側熱交換器4x,4yから送出
される低圧蒸気冷媒(図中、白抜きの太線で示す)を圧
縮機8に吸入させる。なお、図中、黒塗りのバルブは閉
弁状態を示す。
【0045】そして、上記の冷房立ち上げ用冷媒経路に
おいて、エアコン制御器15は、図4に示すように、第
1給気温センサ16xにより検出するインテリアゾーン
用給気Sxの温度txが所定の目標温度mtxになるよ
うに圧縮機8の出力を調整(すなわち、インテリアゾー
ン用給気Sxに対する冷却出力を調整)するとともに、
別途のセンサにより検出する圧縮機吸入側の冷媒過熱度
SHが所定の目標過熱度mSHとなるように、第1膨張
弁ex1及び第2膨張弁ex2の開度を互いに等しい開
度変化率で変化させる形態で調整し、さらに、第2給気
温センサ16yにより検出するペリメータゾーン用給気
Syの温度tyが所定の目標温度mtyになるように、
第1膨張弁ex1と第2膨張弁ex2の開度比を調整
(すなわち、ペリメータゾーン用給気Syに対する冷却
出力を調整)する。
おいて、エアコン制御器15は、図4に示すように、第
1給気温センサ16xにより検出するインテリアゾーン
用給気Sxの温度txが所定の目標温度mtxになるよ
うに圧縮機8の出力を調整(すなわち、インテリアゾー
ン用給気Sxに対する冷却出力を調整)するとともに、
別途のセンサにより検出する圧縮機吸入側の冷媒過熱度
SHが所定の目標過熱度mSHとなるように、第1膨張
弁ex1及び第2膨張弁ex2の開度を互いに等しい開
度変化率で変化させる形態で調整し、さらに、第2給気
温センサ16yにより検出するペリメータゾーン用給気
Syの温度tyが所定の目標温度mtyになるように、
第1膨張弁ex1と第2膨張弁ex2の開度比を調整
(すなわち、ペリメータゾーン用給気Syに対する冷却
出力を調整)する。
【0046】また、この冷房立ち上げモードでの運転に
おいて、前述の集積センサ13及び自動ダンパ12によ
る給気量調整制御の結果として、第1空調対象域1aの
演算PMV値α1とその目標値mα1との偏差Δα1、
及び、第2空調対象域1bの演算PMV値α2とその目
標値mα2との偏差Δα2について、それら偏差Δα
1,Δα2の平均値(Δα1+Δα2)/2(すなわ
ち、インテリアゾーン側におけるPMV値についての平
均偏差)が所定の閾値sαx(例えばsαx=0.5)
にまで縮小し、かつ、第3空調対象域1cの演算PMV
値α3とその目標値mα3との偏差Δα3、及び、第4
空調対象域1dの演算PMV値α4とその目標値mα4
との偏差Δα4について、それら偏差Δα3,Δα4の
平均値(Δα3+Δα4)/2(すなわち、ペリメータ
ゾーン側におけるPMV値についての平均偏差)が所定
の閾値sαy(例えばsαy=0.5)にまで縮小する
と、エアコン制御器15はその後、各空調対象域1a〜
1dの演算PMV値α1〜α4を夫々の目標値mα1〜
mα4に安定収束させるための設定延長時間Taだけ冷
房立ち上げモードでの運転を継続し、上記のPMV値に
ついてのインテリアゾーン側及びペリメータゾーン側夫
々の平均値(Δα1+Δα2)/2,(Δα3+Δα
4)/2がそれらの所定閾値sαx,sαyよりも縮小
した状態が、この設定延長時間Taにわたって保たれる
ことを条件として、冷房立ち上げモードでの運転を終了
し、次の冷房除湿モードでの除湿立ち上げ運転、及び、
調湿運転へ移行する。
おいて、前述の集積センサ13及び自動ダンパ12によ
る給気量調整制御の結果として、第1空調対象域1aの
演算PMV値α1とその目標値mα1との偏差Δα1、
及び、第2空調対象域1bの演算PMV値α2とその目
標値mα2との偏差Δα2について、それら偏差Δα
1,Δα2の平均値(Δα1+Δα2)/2(すなわ
ち、インテリアゾーン側におけるPMV値についての平
均偏差)が所定の閾値sαx(例えばsαx=0.5)
にまで縮小し、かつ、第3空調対象域1cの演算PMV
値α3とその目標値mα3との偏差Δα3、及び、第4
空調対象域1dの演算PMV値α4とその目標値mα4
との偏差Δα4について、それら偏差Δα3,Δα4の
平均値(Δα3+Δα4)/2(すなわち、ペリメータ
ゾーン側におけるPMV値についての平均偏差)が所定
の閾値sαy(例えばsαy=0.5)にまで縮小する
と、エアコン制御器15はその後、各空調対象域1a〜
1dの演算PMV値α1〜α4を夫々の目標値mα1〜
mα4に安定収束させるための設定延長時間Taだけ冷
房立ち上げモードでの運転を継続し、上記のPMV値に
ついてのインテリアゾーン側及びペリメータゾーン側夫
々の平均値(Δα1+Δα2)/2,(Δα3+Δα
4)/2がそれらの所定閾値sαx,sαyよりも縮小
した状態が、この設定延長時間Taにわたって保たれる
ことを条件として、冷房立ち上げモードでの運転を終了
し、次の冷房除湿モードでの除湿立ち上げ運転、及び、
調湿運転へ移行する。
【0047】冷房立ち上げモードに続く冷房除湿モード
において、エアコン制御器15は先ず除湿立ち上げ運転
を実施し、この冷房除湿モードでの除湿立ち上げ運転で
は、図5に示すように、第1及び第2室内器2X,2Y
夫々の上流側熱交換器4x,4yを蒸発器として機能さ
せ、かつ、第1及び第2室内器2X,2Y夫々の下流側
熱交換器5x,5yと室外器2Zの室外熱交換器7を凝
縮器として機能させる冷房除湿用冷媒経路に、ヒートポ
ンプの冷媒流れ経路をバルブ操作により切り換え、これ
により、室外熱交換器7を通風外気Oに対し放熱作用さ
せながら、第1及び第2室内器2X,2Yの夫々におい
て、上流側熱交換器4x,4yにより対応ゾーン1X,
1Yへの給気Sx,Syを冷却除湿するとともに、その
冷却除湿した給気Sx,Syを下流側熱交換器5x,5
yにより再熱温調する。
において、エアコン制御器15は先ず除湿立ち上げ運転
を実施し、この冷房除湿モードでの除湿立ち上げ運転で
は、図5に示すように、第1及び第2室内器2X,2Y
夫々の上流側熱交換器4x,4yを蒸発器として機能さ
せ、かつ、第1及び第2室内器2X,2Y夫々の下流側
熱交換器5x,5yと室外器2Zの室外熱交換器7を凝
縮器として機能させる冷房除湿用冷媒経路に、ヒートポ
ンプの冷媒流れ経路をバルブ操作により切り換え、これ
により、室外熱交換器7を通風外気Oに対し放熱作用さ
せながら、第1及び第2室内器2X,2Yの夫々におい
て、上流側熱交換器4x,4yにより対応ゾーン1X,
1Yへの給気Sx,Syを冷却除湿するとともに、その
冷却除湿した給気Sx,Syを下流側熱交換器5x,5
yにより再熱温調する。
【0048】すなわち、圧縮機8から吐出される高圧蒸
気冷媒(黒塗りの太線)を第1及び第2室内器2X,2
Y夫々の下流側熱交換器5x,5yと室外熱交換器7と
の三者に分配供給して、これら下流側熱交換器5x,5
y及び室外熱交換器7の夫々で凝縮させ、続いて、室外
熱交換器7から送出される凝縮冷媒(ハッチングを施し
た太線)の一部と第1室内器2Xの下流側熱交換器5x
から送出される凝縮冷媒(ハッチングを施した太線)と
を、第1膨張弁ex1を介し第1室内器2Xの上流側熱
交換器4xに供給するとともに、室外熱交換器7から送
出される凝縮冷媒(ハッチングを施した太線)の残部と
第2室内器2Yの下流側熱交換器5yから送出される凝
縮冷媒(ハッチングを施した太線)とを、第2膨張弁e
x2を介し第2室内器2Yの上流側熱交換器4xに供給
して、第1及び第2室内器2X,2Y夫々の上流側熱交
換器4x,4yで凝縮冷媒を蒸発させ、その後、これら
上流側熱交換器4x,4yから送出される低圧蒸気冷媒
(白抜きの太線)を圧縮機8に吸入させる。
気冷媒(黒塗りの太線)を第1及び第2室内器2X,2
Y夫々の下流側熱交換器5x,5yと室外熱交換器7と
の三者に分配供給して、これら下流側熱交換器5x,5
y及び室外熱交換器7の夫々で凝縮させ、続いて、室外
熱交換器7から送出される凝縮冷媒(ハッチングを施し
た太線)の一部と第1室内器2Xの下流側熱交換器5x
から送出される凝縮冷媒(ハッチングを施した太線)と
を、第1膨張弁ex1を介し第1室内器2Xの上流側熱
交換器4xに供給するとともに、室外熱交換器7から送
出される凝縮冷媒(ハッチングを施した太線)の残部と
第2室内器2Yの下流側熱交換器5yから送出される凝
縮冷媒(ハッチングを施した太線)とを、第2膨張弁e
x2を介し第2室内器2Yの上流側熱交換器4xに供給
して、第1及び第2室内器2X,2Y夫々の上流側熱交
換器4x,4yで凝縮冷媒を蒸発させ、その後、これら
上流側熱交換器4x,4yから送出される低圧蒸気冷媒
(白抜きの太線)を圧縮機8に吸入させる。
【0049】そして、この冷房除湿用冷媒経路におい
て、エアコン制御器15は、図6に示すように、圧縮機
8の出力を最大出力に調整し、また、第1膨張弁ex1
と第2膨張弁ex2の開度比は前記の冷房立ち上げモー
ドでの運転の終了時における開度比に保った状態で、別
途のセンサにより検出する圧縮機吸入側の冷媒過熱度S
Hが所定の目標過熱度mSHになるように、第1膨張弁
ex1及び第2膨張弁ex2の開度を互いに等しい開度
変化率で変化させる形態で調整するとともに、第1給気
温センサ16xにより検出するインテリアゾーン用給気
Sxの温度txがその目標温度mtxになり、かつ、第
2給気温センサ16yにより検出するペリメータゾーン
用給気Syの温度tyがその目標温度mtyになるよう
に、第1ないし第3流量調整弁V1〜V3の開度比を調
整(すなわち、インテリアゾーン用給気Sx、及び、ペ
リメータゾーン用給気Syの夫々に対する再熱出力を調
整)する。
て、エアコン制御器15は、図6に示すように、圧縮機
8の出力を最大出力に調整し、また、第1膨張弁ex1
と第2膨張弁ex2の開度比は前記の冷房立ち上げモー
ドでの運転の終了時における開度比に保った状態で、別
途のセンサにより検出する圧縮機吸入側の冷媒過熱度S
Hが所定の目標過熱度mSHになるように、第1膨張弁
ex1及び第2膨張弁ex2の開度を互いに等しい開度
変化率で変化させる形態で調整するとともに、第1給気
温センサ16xにより検出するインテリアゾーン用給気
Sxの温度txがその目標温度mtxになり、かつ、第
2給気温センサ16yにより検出するペリメータゾーン
用給気Syの温度tyがその目標温度mtyになるよう
に、第1ないし第3流量調整弁V1〜V3の開度比を調
整(すなわち、インテリアゾーン用給気Sx、及び、ペ
リメータゾーン用給気Syの夫々に対する再熱出力を調
整)する。
【0050】また、この冷房除湿モードでの除湿立ち上
げ運転において、圧縮機8の出力を最大とした状態での
各室内器2X,2Yにおける上流側熱交換器4x,4y
での冷却除湿の結果として、第1空調対象域1aの演算
相対湿度ψ1と第2空調対象域1bの演算相対湿度ψ2
との平均値(ψ1+ψ2)/2(すなわち、インテリア
ゾーン側における相対湿度の平均値)が所定の目標相対
湿度値mψx(例えばmψx=50%)にまで低下し、
かつ、第3空調対象域1cの演算相対湿度ψ3と第4空
調対象域1dの演算相対湿度ψ4との平均値(ψ3+ψ
4)/2(すなわち、ペリメータゾーン側における相対
湿度の平均値)が所定の目標相対湿度値mψy(例えば
mψy=50%)にまで低下すると、エアコン制御器1
5はその後、各ゾーン1X,1Yの相対湿度平均値(ψ
1+ψ2)/2,(ψ3+ψ4)/2を夫々の目標相対
湿度値mψx,mψyに安定収束させるための設定延長
時間Tbだけ冷房除湿モードでの除湿立ち上げ運転を継
続し、これら各ゾーン1X,1Yの相対湿度平均値(ψ
1+ψ2)/2,(ψ3+ψ4)/2が夫々の目標相対
湿度値mψx,mψy以下に低下した状態が、この設定
延長時間Tbにわたって保たれることを条件として、除
湿立ち上げ運転を終了し、次の冷房除湿モードでの調湿
運転へ移行する。
げ運転において、圧縮機8の出力を最大とした状態での
各室内器2X,2Yにおける上流側熱交換器4x,4y
での冷却除湿の結果として、第1空調対象域1aの演算
相対湿度ψ1と第2空調対象域1bの演算相対湿度ψ2
との平均値(ψ1+ψ2)/2(すなわち、インテリア
ゾーン側における相対湿度の平均値)が所定の目標相対
湿度値mψx(例えばmψx=50%)にまで低下し、
かつ、第3空調対象域1cの演算相対湿度ψ3と第4空
調対象域1dの演算相対湿度ψ4との平均値(ψ3+ψ
4)/2(すなわち、ペリメータゾーン側における相対
湿度の平均値)が所定の目標相対湿度値mψy(例えば
mψy=50%)にまで低下すると、エアコン制御器1
5はその後、各ゾーン1X,1Yの相対湿度平均値(ψ
1+ψ2)/2,(ψ3+ψ4)/2を夫々の目標相対
湿度値mψx,mψyに安定収束させるための設定延長
時間Tbだけ冷房除湿モードでの除湿立ち上げ運転を継
続し、これら各ゾーン1X,1Yの相対湿度平均値(ψ
1+ψ2)/2,(ψ3+ψ4)/2が夫々の目標相対
湿度値mψx,mψy以下に低下した状態が、この設定
延長時間Tbにわたって保たれることを条件として、除
湿立ち上げ運転を終了し、次の冷房除湿モードでの調湿
運転へ移行する。
【0051】冷房除湿モードでの調湿運転おいてエアコ
ン制御器15は、ヒートポンプの冷媒流れ経路を前記の
除湿立ち上げ運転と同様の図5に示す冷房除湿用冷媒経
路に保った状態で、図7に示すように、インテリアゾー
ン1Xの相対湿度平均値(ψ1+ψ2)/2がその目標
相対湿度値mψxになるように、圧縮機7の出力を調整
(すなわち、インテリアゾーン用給気Sxに対する冷却
除湿出力を調整)するとともに、別途のセンサにより検
出する圧縮機吸入側の冷媒過熱度SHが所定の目標過熱
度mSHになるように、第1膨張弁ex1及び第2膨張
弁ex2の開度を互いに等しい開度変化率で変化させる
形態で調整する。
ン制御器15は、ヒートポンプの冷媒流れ経路を前記の
除湿立ち上げ運転と同様の図5に示す冷房除湿用冷媒経
路に保った状態で、図7に示すように、インテリアゾー
ン1Xの相対湿度平均値(ψ1+ψ2)/2がその目標
相対湿度値mψxになるように、圧縮機7の出力を調整
(すなわち、インテリアゾーン用給気Sxに対する冷却
除湿出力を調整)するとともに、別途のセンサにより検
出する圧縮機吸入側の冷媒過熱度SHが所定の目標過熱
度mSHになるように、第1膨張弁ex1及び第2膨張
弁ex2の開度を互いに等しい開度変化率で変化させる
形態で調整する。
【0052】また、ペリメータゾーン1Yの相対湿度平
均値(ψ3+ψ4)/2がその目標相対湿度値mψyに
なるように、第1膨張弁ex1と第2膨張弁ex2の開
度比を調整(すなわち、ペリメータゾーン用給気Syに
対する冷却除湿出力を調整)するとともに、第1給気温
センサ16xにより検出するインテリアゾーン用給気S
xの温度txがその目標温度mtxになり、かつ、第2
給気温センサ16yにより検出するペリメータゾーン用
給気Syの温度tyがその目標温度mtyになるよう
に、第1ないし第3流量調整弁V1〜V3の開度比を調
整(すなわち、インテリアゾーン用給気Sx、及び、ペ
リメータゾーン用給気Syの夫々に対する再熱出力を調
整)し、そして、エアコン制御器15は以降、空調運転
の停止指令が与えられるまで、この冷房除湿モードでの
調湿運転を継続する。
均値(ψ3+ψ4)/2がその目標相対湿度値mψyに
なるように、第1膨張弁ex1と第2膨張弁ex2の開
度比を調整(すなわち、ペリメータゾーン用給気Syに
対する冷却除湿出力を調整)するとともに、第1給気温
センサ16xにより検出するインテリアゾーン用給気S
xの温度txがその目標温度mtxになり、かつ、第2
給気温センサ16yにより検出するペリメータゾーン用
給気Syの温度tyがその目標温度mtyになるよう
に、第1ないし第3流量調整弁V1〜V3の開度比を調
整(すなわち、インテリアゾーン用給気Sx、及び、ペ
リメータゾーン用給気Syの夫々に対する再熱出力を調
整)し、そして、エアコン制御器15は以降、空調運転
の停止指令が与えられるまで、この冷房除湿モードでの
調湿運転を継続する。
【0053】なお、蛇足ではあるが、集積センサ13及
び自動ダンパ12により各空調対象域1a〜1bdへの
給気量q(q1〜q4)を調整して、各空調対象域1a
〜1dの演算PMV値α(α1〜α4)を夫々の目標値
mα(mα1〜mα4)に調整・維持する制御は、上述
の冷房立ち上げ運転、除湿立ち上げ運転、並びに、調湿
運転の全期間を通じて実施するものである。
び自動ダンパ12により各空調対象域1a〜1bdへの
給気量q(q1〜q4)を調整して、各空調対象域1a
〜1dの演算PMV値α(α1〜α4)を夫々の目標値
mα(mα1〜mα4)に調整・維持する制御は、上述
の冷房立ち上げ運転、除湿立ち上げ運転、並びに、調湿
運転の全期間を通じて実施するものである。
【0054】図中17は、各空調対象域1a〜1dにお
ける在域者の好み等に応じて、各空調対象域1a〜1d
におけるPMV値αの目標値mα(mα1〜mα4)を
人為操作により変更補正する目標値補正器である。
ける在域者の好み等に応じて、各空調対象域1a〜1d
におけるPMV値αの目標値mα(mα1〜mα4)を
人為操作により変更補正する目標値補正器である。
【0055】本実施例におけるエアコン2は暖房も実施
でき、暖房においてエアコン制御器15は、図8に示す
ように、第1及び第2室内器2X,2Y夫々の上流側熱
交換器4x,4yを凝縮器として機能させ、かつ、室外
器2Zの室外熱交換器7を蒸発器として機能させる暖房
用冷媒経路に、ヒートポンプの冷媒流れ経路をバルブ操
作により切り換え、これにより、室外熱交換器7を通風
外気Oに対し吸熱作用させながら、第1及び第2室内器
2X,2Yの夫々において、上流側熱交換器4x,4y
により対応ゾーン1X,1Yへの給気Sx,Syを加熱
温調する。
でき、暖房においてエアコン制御器15は、図8に示す
ように、第1及び第2室内器2X,2Y夫々の上流側熱
交換器4x,4yを凝縮器として機能させ、かつ、室外
器2Zの室外熱交換器7を蒸発器として機能させる暖房
用冷媒経路に、ヒートポンプの冷媒流れ経路をバルブ操
作により切り換え、これにより、室外熱交換器7を通風
外気Oに対し吸熱作用させながら、第1及び第2室内器
2X,2Yの夫々において、上流側熱交換器4x,4y
により対応ゾーン1X,1Yへの給気Sx,Syを加熱
温調する。
【0056】すなわち、圧縮機8から吐出される高圧蒸
気冷媒(黒塗りの太線)を第1及び第2室内器2X,2
Y夫々の上流側熱交換器4x,4yに分配供給して、こ
れら上流側熱交換器4x,4yで凝縮させ、続いて、こ
れら上流側熱交換器4x,4yから送出される凝縮冷媒
(ハッチングを施した太線)を合流させた上で第3膨張
弁ex3(冷房では第3流量調整弁V3)を介し室外用
熱交換器7に供給して、この室外用熱交換器7で凝縮冷
媒を蒸発させ、その後、室外用熱交換器7から送出され
る低圧蒸気冷媒(白抜きの太線)を圧縮機8に吸入させ
る。
気冷媒(黒塗りの太線)を第1及び第2室内器2X,2
Y夫々の上流側熱交換器4x,4yに分配供給して、こ
れら上流側熱交換器4x,4yで凝縮させ、続いて、こ
れら上流側熱交換器4x,4yから送出される凝縮冷媒
(ハッチングを施した太線)を合流させた上で第3膨張
弁ex3(冷房では第3流量調整弁V3)を介し室外用
熱交換器7に供給して、この室外用熱交換器7で凝縮冷
媒を蒸発させ、その後、室外用熱交換器7から送出され
る低圧蒸気冷媒(白抜きの太線)を圧縮機8に吸入させ
る。
【0057】そして、この暖房においても、各空調対象
域1a〜1dでは、集積センサ13及び自動ダンパ12
により各空調対象域1a〜1bdへの給気量q(q1〜
q4)を調整して、各空調対象域1a〜1dの演算PM
V値α(α1〜α4)を夫々の目標値mα(mα1〜m
α4)に調整・維持する制御を、冷房の場合と同様に実
施する。
域1a〜1dでは、集積センサ13及び自動ダンパ12
により各空調対象域1a〜1bdへの給気量q(q1〜
q4)を調整して、各空調対象域1a〜1dの演算PM
V値α(α1〜α4)を夫々の目標値mα(mα1〜m
α4)に調整・維持する制御を、冷房の場合と同様に実
施する。
【0058】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。
【0059】(1)空調対象域1a〜1dの熱的快適性
に関与する複数種の環境値ta・pa・tmrt・vを
検出する検出手段は、前述の実施例の如き集積センサ1
3で構成するに代えて、各環境値ta・pa・tmrt
・vを個別に検出する複数のセンサで構成してもよい。
に関与する複数種の環境値ta・pa・tmrt・vを
検出する検出手段は、前述の実施例の如き集積センサ1
3で構成するに代えて、各環境値ta・pa・tmrt
・vを個別に検出する複数のセンサで構成してもよい。
【0060】(2)複数種の環境値ta・pa・tmr
t・vと特定の相関関係を有する変数として設定する快
適指標αはPMV値に限定されるものではなく、種々の
環境値に対する一定の相関関係を実験等により特定でき
て、快適性を度合いを表現できるものであれば、それら
環境値に対しどのような形態の相関関係を有する変数で
も快適指標として採用できる。
t・vと特定の相関関係を有する変数として設定する快
適指標αはPMV値に限定されるものではなく、種々の
環境値に対する一定の相関関係を実験等により特定でき
て、快適性を度合いを表現できるものであれば、それら
環境値に対しどのような形態の相関関係を有する変数で
も快適指標として採用できる。
【0061】(3)また、検出対象とする複数種の環境
値も温度ta・水蒸気分圧pa・平均輻射温度tmrt
・気流速vの組み合わせに限定されるものではなく、検
出対象の環境値は、採用する快適指標αの形態に応じて
選定すればよい。
値も温度ta・水蒸気分圧pa・平均輻射温度tmrt
・気流速vの組み合わせに限定されるものではなく、検
出対象の環境値は、採用する快適指標αの形態に応じて
選定すればよい。
【0062】(4)複数種の環境値を検出する検出手
段、快適指標αを演算する演算手段、及び、風量調整手
段を制御する制御手段を、前述の実施例の如く集積セン
サ13で一体的に構成するに代えて、これら各手段を別
装置で構成してもよい。
段、快適指標αを演算する演算手段、及び、風量調整手
段を制御する制御手段を、前述の実施例の如く集積セン
サ13で一体的に構成するに代えて、これら各手段を別
装置で構成してもよい。
【0063】(5)快適指標αとしてPMV値を採用す
るにしても、また、それ以外の形態の快適指標αを採用
するにしても、域内者の状態を表す人体状態値はパラメ
ータとして扱わない形態、あるいは、人体状態値を単な
る固定値として扱う状態で、検出手段により検出される
複数種の環境値のみに基づき快適指標αを演算する構成
としてもよい。
るにしても、また、それ以外の形態の快適指標αを採用
するにしても、域内者の状態を表す人体状態値はパラメ
ータとして扱わない形態、あるいは、人体状態値を単な
る固定値として扱う状態で、検出手段により検出される
複数種の環境値のみに基づき快適指標αを演算する構成
としてもよい。
【0064】(6)快適指標αの演算において人体状態
値をパラメータとして採用する場合、その人体状態値は
代謝量M・着衣熱抵抗Iclに限定されるものではな
く、域内者の状態を表す各種の状態値を採用できる。
値をパラメータとして採用する場合、その人体状態値は
代謝量M・着衣熱抵抗Iclに限定されるものではな
く、域内者の状態を表す各種の状態値を採用できる。
【0065】(7)人体状態値を指定する指定手段を構
成するに、人為指令に基づき人体状態値を演算手段に指
定する形態を採用するに代えて、各時期に応じた人体状
態値をカレンダタイマによる時期判定に基づき自動的に
演算手段に対し指定する形態を採用してもよく、また、
在域者の活動状態や着衣状態等の各種状態を検出するセ
ンサを設けて、このセンサにより検出される在域者状態
に応じた人体状態値を自動的に演算手段に指定する形態
を採用してもよい。
成するに、人為指令に基づき人体状態値を演算手段に指
定する形態を採用するに代えて、各時期に応じた人体状
態値をカレンダタイマによる時期判定に基づき自動的に
演算手段に対し指定する形態を採用してもよく、また、
在域者の活動状態や着衣状態等の各種状態を検出するセ
ンサを設けて、このセンサにより検出される在域者状態
に応じた人体状態値を自動的に演算手段に指定する形態
を採用してもよい。
【0066】(8)空調機により調整した給気を供給す
る空調対象域は、単一域であってもよく、また、前述の
実施例の如く空調機により調整した給気を分配供給する
複数の空調対象域であってもよい。
る空調対象域は、単一域であってもよく、また、前述の
実施例の如く空調機により調整した給気を分配供給する
複数の空調対象域であってもよい。
【0067】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】装置の全体構成図
【図2】集積センサのブロック図
【図3】冷房立ち上げモードでの冷媒流れ経路を示すヒ
ートポンプ回路図
ートポンプ回路図
【図4】冷房立ち上げモードの制御フローチャート
【図5】冷房除湿モードでの冷媒流れ経路を示すヒート
ポンプ回路図
ポンプ回路図
【図6】冷房除湿モードにおける除湿立ち上げ運転の制
御フローチャート
御フローチャート
【図7】冷房除湿モードにおける調湿運転の制御フロー
チャート
チャート
【図8】暖房における冷媒流れ経路を示すヒートポンプ
回路図
回路図
1a,1b 空調対象域 2X 空調機 12 風量調整手段 13a 検出手段 13b 演算手段 13c 制御手段 14 指定手段 15 空調機制御手段 A 操作手段 M,Icl 人体状態値 Sx 給気 mα(mα1,mα2) 目標値 q 給気量 sαx 閾値 ta,pa,tmr,v 環境値 α(α1,α2) 快適指標 Δα(Δα1,Δα2) 偏差
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】
【数1】
Claims (4)
- 【請求項1】 空調対象域(1a)への給気(Sx)を
温度調整する空調機(2X)と、前記空調対象域(1
a)への給気量(q)を調整する風量調整手段(12)
と、前記空調対象域(1a)の域内環境値を検出する検
出手段(13a)と、その検出手段(13a)の検出情
報に基づいて前記風量調整手段(12)を制御する操作
手段(A)とを備える空調装置であって、 前記検出手段(13a)は、前記空調対象域(1a)の
熱的快適性に関与する複数種の環境値(ta,pa,t
mr,v)を検出する構成にし、 前記操作手段(A)は、 それら複数種の環境値(ta,pa,tmr,v)と特
定の相関関係を有する変数として設定した快適指標
(α)を前記検出手段(13a)の検出情報に基づいて
演算する演算手段(13b)と、 その演算手段(13b)の演算結果に基づいて、演算快
適指標(α)が目標値(mα)になるように前記風量調
整手段(12)を制御する制御手段(13c)とを備え
る構成にしてある空調装置。 - 【請求項2】 前記快適指標(α)は、前記の複数種の
環境値(ta,pa,tmr,v)と域内者の状態を表
す人体状態値(M,Icl)とに対し特定の相関関係を
有する変数として設定し、 前記の人体状態値(M,Icl)を指定する指定手段
(14)を設け、 前記演算手段(13b)は、前記検出手段(13a)に
より検出される複数種の環境値(ta,pa,tmr,
v)と前記指定手段(14)により指定される人体状態
値(M,Icl)とに基づいて快適指標(α)を演算す
る構成としてある請求項1記載の空調装置。 - 【請求項3】 前記空調対象域として、前記空調機(2
X)からの給気(Sx)を分配供給する複数の空調対象
域(1a),(1b)を設け、 それら複数の空調対象域(1a),(1b)の夫々に対
して前記の風量調整手段(12)・検出手段(13a)
・演算手段(13b)・制御手段(13c)を設けてあ
る請求項1又は2記載の空調装置。 - 【請求項4】 前記空調機(2X)は、給気(Sx)を
冷却温調する冷房立ち上げモードと、給気(Sx)を冷
却除湿するとともに続いて再熱温調する冷房除湿モード
とを選択実施できる構成にし、 前記空調対象域(1a)の演算快適指標(α)とその目
標値(mα)との偏差(Δα)、又は、複数の空調対象
域(1a),(1b)夫々の演算快適指標(α1),
(α2)とそれらの目標値(mα1),(mα2)との
偏差(Δα1),(Δα2)の平均値が、所定の閾値
(sαx)に縮小するまでは前記空調機(2X)を冷房
立ち上げモードで運転し、かつ、その所定閾値(sα
x)よりも縮小した状態では前記空調機(2X)を冷房
除湿モードで運転する空調機制御手段(15)を設けて
ある請求項1,2又は3のいずれかに記載の空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5148798A JPH074718A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5148798A JPH074718A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 空調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074718A true JPH074718A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15460947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5148798A Pending JPH074718A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074718A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7259955B2 (en) | 2002-09-27 | 2007-08-21 | Tsukuba Seiko Ltd. | Electrostatic holding device and electrostatic tweezers using the same |
WO2021079547A1 (ja) * | 2019-10-21 | 2021-04-29 | 株式会社Lixil | 制御装置及び制御プログラム |
WO2023286355A1 (ja) * | 2021-07-12 | 2023-01-19 | 株式会社麹町エンジニアリング | エアハンドリングユニットの制御方法 |
CN118089197A (zh) * | 2024-04-19 | 2024-05-28 | 山东港华积成能源服务有限公司 | 一种用于空调节能的智慧能源管理系统 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP5148798A patent/JPH074718A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7259955B2 (en) | 2002-09-27 | 2007-08-21 | Tsukuba Seiko Ltd. | Electrostatic holding device and electrostatic tweezers using the same |
WO2021079547A1 (ja) * | 2019-10-21 | 2021-04-29 | 株式会社Lixil | 制御装置及び制御プログラム |
JP2021067391A (ja) * | 2019-10-21 | 2021-04-30 | 株式会社Lixil | 制御装置及び制御プログラム |
WO2023286355A1 (ja) * | 2021-07-12 | 2023-01-19 | 株式会社麹町エンジニアリング | エアハンドリングユニットの制御方法 |
JP2023011209A (ja) * | 2021-07-12 | 2023-01-24 | 株式会社麹町エンジニアリング | エアハンドリングユニットの制御方法 |
CN118089197A (zh) * | 2024-04-19 | 2024-05-28 | 山东港华积成能源服务有限公司 | 一种用于空调节能的智慧能源管理系统 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040107 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |