JPH0746877Y2 - 回動式光線透過窓 - Google Patents

回動式光線透過窓

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JPH0746877Y2
JPH0746877Y2 JP2172893U JP2172893U JPH0746877Y2 JP H0746877 Y2 JPH0746877 Y2 JP H0746877Y2 JP 2172893 U JP2172893 U JP 2172893U JP 2172893 U JP2172893 U JP 2172893U JP H0746877 Y2 JPH0746877 Y2 JP H0746877Y2
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JP
Japan
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fluid
transparent body
glass
container
ball valve
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JP2172893U
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JPH0676799U (ja
Inventor
伸夫 清水
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NIHON KLINGAGE CO Ltd
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NIHON KLINGAGE CO Ltd
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  • Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はボイラー、貯水槽、化
学反応塔や燃料ガスタンクなどの流体容器や配管内を外
部から検するための光線透過窓に係り、特に透過窓構造
に損傷が生じた場合には直ちに流体の漏洩を遮断して大
規模な流体突出事故を未然に防止できる回動操作式の光
線透過窓に関する。
【0002】
【従来の技術】圧力流体容器の覗き窓としては、既に本
出願人が先に提案した例えば特開平1−150819号
公報記載のものが有る。この従来の技術は、金属製円環
体の内周面の一端に中心に向う第1の傾斜面を形成し、
この第1の傾斜面と円環体の端面との交角を45度内外
の鋭角とし、かつ前記円環体の前記第1の傾斜面に連接
した内周面を内方向に緩く傾斜させて第2の傾斜面とす
るとともに、前記円環体の内周面に剥離性を有する厚さ
のガラス融着防止被膜を形成し、前記円環体内に前記ガ
ラス融着防止被膜を介在させて高温下において軟化した
ガラスをこのガラスの端面が前記円環体の端面とほぼ同
一平面になるよう嵌め込んでガラス体を形成したことを
特徴とする圧力流体容器の覗窓用ガラス構成体である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、ガラスと金属製円環体との圧嵌が完全で、しかも金
属製円環体1 の内周面2 に生成したガラス融着防止被膜
の滑性作用により、ガラス体の温度変形や取付設置時に
おける外力によるガラス体のヒビ割れ、破損が生じるこ
とが極めて少なく、したがって生産原価を著しく低減さ
せることができるし、使用装置の運転コストを低減でき
るという利点が有る。
【0004】ところがこの従来例のものでは覗き用ガラ
ス体の損傷やその状態は目視により判るが、破損部分か
らの流体の流出を迅速に遮断できないし、軽度の損傷で
あっても損傷の進行を阻止できないため大規模な流体突
出事故につながる危険が有るという問題点があった。
【0005】この考案は前記した各問題点を除去するた
めに、光線透過用ガラス体が損傷し始めたような場合に
ガラス体を圧嵌したボールバルブを操作して流体通路を
遮断することでガラス体破損部分の広がりを防ぐと共
に、この破損部分からの流体流出を直ちに阻止すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記したこの考案の目的
は、流体容器に連通して設けたボールバルブ1 の可動ボ
ール2 の流路3 に連通する複数の流体通路 1a,1aのう
ちの少くとも一つの流体通路 1aを硬質の透明体4 で密
閉することで達成できる。
【0007】
【作用】流体容器の側壁などの孔に連通して設けたボー
ルバルブにおける可動ボールの流路に連通した複数の流
体通路のうちの少くとも一つの流体通路に螺着等の手段
で定着したリングに圧嵌めした硬質の透明体を経て流体
容器内の液体または気体の状態や液面などを透視した
り、流体容器内に前記透明体を経て光線を照射して他の
窓部材や容器天井の孔から底深い容器の内部を詳細に検
することができる。
【0008】そして特にこの考案では前記透明体が損傷
し始めたような場合にボールバルブを操作して複数の流
体通路間を可動ボールで密閉することで、ガラス体破損
部分からの流体流出を直ちに遮断することができると共
に、透明体の損傷の進行を食い止めることができるし、
ボールバルブを流体容器から外さないで硬質透明体を新
しいものと交換することができる。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。先
ずこの考案の基本構成は図1、図2に示すように、周知
のボールバルブ1 における可動ボール2 の流路3 に連通
する二つの流体通路 1a,1aのうちの一つの雌ねじ部 1
bにガラスやファインセラミックスなどの硬質の透明体
4 を周知の焼き嵌め手段などでキツク圧嵌め密閉した金
属製のリング 4aをその雄ねじ部で気密を保ちキツク螺
着したものである。
【0010】なお各図において、符号5 で示すものはバ
ルブ上部に枢支した回転軸で、この軸はその下部突片 5
aを可動ボール2 の上部溝 2aに係合させてボールバル
ブ1にねじnやワッシャwなどでハンドル6 と共に枢支
してあり、このハンドル6 の回動で可動ボール2 を図2
の状態から図3のように水平方向に90°だけ回動して
流体通路 1a,1a間を閉塞可能に構成してある。
【0011】また上記各図において、符号7 で示すもの
は可動ボール2 に密着させて挟み設けた対をなす弁座、
符号8 はボールバルブ1 の流体通路 1aの雌ねじ部 1b
に螺入した弁座押さえ用雄ねじリングであり例えばその
6角レンチ孔 8aに周知の6角レンチ棒を差込んで雌ね
じ部 1bに弁座7 方向に螺入してキツク締め付ける。
【0012】なおリング 4aにはその外側面にリング状
回転ドライバーなどの回転工具を係入できる溝を削設し
てあり、回転工具でパッキングPを介し雌ねじ部 1bに
気密的に螺着する。またこの螺着個所は図5のように雄
ねじリング8 が存する側の雌ねじ部 1bに螺着してもよ
い。
【0013】この考案は以上のような構成をなし、これ
を例えばボイラーや貯水槽などの流体容器に取付けて使
用するには、図4に示すように流体容器の側壁9 などの
透視孔 9aの周囲部分に溶着した取付用扁平リング 9b
にねじnで突設した雄ねじリング 9cを前記ボールバル
ブ1 の流体通路 1aの内周に削設した雌ねじ部 1bにパ
ッキングPを介しきつく螺入して使用する。
【0014】なお金属製リング8 を流体通路 1aに定着
する手段としては前記の螺着以外に圧嵌めや接着の溶着
等適宜の気密定着手段を採用でき、また図6のように流
体通路 1aの一部に小径部 1cを形成してこの小径部に
透明体4 を圧嵌めしてもよい。
【0015】そして使用に当っては、ボールバルブ1 に
おける可動ボール2 の流路に連通した流体通路 1aを硬
質の透明体4 で密閉したので、流体容器の側壁9 などの
孔 9aに連通して設けたボールバルブ1 における流体通
路 1aに圧嵌めしたリング 4aの硬質の透明体4 と可動
ボール2 の流路3 を経て図4のように流体容器内の液体
または気体の状態や液面などを透視したり、流体容器内
に前記透明体4 を経て光線を照射して他の窓部材や容器
天井の孔から底深い容器の内部を詳細に検することがで
きる。
【0016】そして特にこの考案では前記透明体4 が損
傷し始めたような場合には可動ボール2 を操作して複数
の流体通路 1a,1a間を図3のように遮断することでガ
ラス体破損部分からの流体流出を直ちに阻止することが
できると共に、透明体の損傷の進行を食い止めることが
でき、しかも図4に示すようにボールバルブ1 を閉じる
だけでバルブ1 自体を流体容器から外すことなく透明体
4 をリング 4aと共に新しいものと交換することができ
るので、補修作業を迅速に実行できる。
【0017】なおこの考案はフランジ型ボールベアリン
グを用いても当然に実施できる。
【0018】
【考案の効果】この考案は以上説明したように構成した
ので、以下に記載の効果を奏する。流体容器に連通して
設けたボールバルブ1 の可動ボール2 の流路3 に連通す
る複数の流体通路 1a,1aのうちの少くとも一つの流体
通路 1aに硬質の透明体4で密閉した弁座押さえリング8
を気密定着しただけの簡単かつ安価な構成で、常時ま
たは所望時だけハンドル操作により、前記透明体4 を経
て流体容器内の液体または気体の状態や液面などを透視
したり、流体容器内に前記透明体を経て光線を照射して
他の窓部材や容器天井の孔から底深い容器の内部を詳細
に検することができるという第1の効果が有る。
【0019】そして特にこの考案では、透明体4 が損傷
し始めたような場合には、ボールバルブを操作して複数
の流体通路 1a,1a間を可動ボール2 で密閉することで
ガラス体破損部分からの流体流出を直ちに遮断すること
ができると共に、透明体の損傷の進行を食い止めること
ができ、大規模な流体突出事故を確実に防止できるとい
う第2の効果も有るし、ボールバルブ1 を流体容器に付
けたまま閉じるだけでガラス等の透明体4 を前記のよう
に交換することができ、修復作業を迅速に遂行できると
いう第3の効果も有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例を示す要部切欠斜視図
【図2】本考案実施例を示す要部縦断側面図
【図3】図2に示すものと状態を異にした縦断側面図
【図4】図2に示すものの使用例を示す縦断側面図
【図5】透明体の定着手段の他の例を示す断面図
【図6】透明体の定着手段の他の例を示す断面図
【符号の説明】
1 ボールバルブ 1a 流体通路 1b 雌ねじ部 2 可動ボール 3 可動ボールの流路 4 硬質の透明体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体容器に連通して設けたボールバルブ
    1 の可動ボール2 の流路3 に連通する複数の流体通路 1
    a,1aのうちの少くとも一つの流体通路 1aを硬質の透
    明体4 で密閉してなる回動式光線透過窓。
JP2172893U 1993-04-01 1993-04-01 回動式光線透過窓 Expired - Lifetime JPH0746877Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2172893U JPH0746877Y2 (ja) 1993-04-01 1993-04-01 回動式光線透過窓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2172893U JPH0746877Y2 (ja) 1993-04-01 1993-04-01 回動式光線透過窓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0676799U JPH0676799U (ja) 1994-10-28
JPH0746877Y2 true JPH0746877Y2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=12063141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2172893U Expired - Lifetime JPH0746877Y2 (ja) 1993-04-01 1993-04-01 回動式光線透過窓

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Publication number Publication date
JPH0676799U (ja) 1994-10-28

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