JPH074574Y2 - 試料導入装置 - Google Patents

試料導入装置

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JPH074574Y2
JPH074574Y2 JP2002790U JP2002790U JPH074574Y2 JP H074574 Y2 JPH074574 Y2 JP H074574Y2 JP 2002790 U JP2002790 U JP 2002790U JP 2002790 U JP2002790 U JP 2002790U JP H074574 Y2 JPH074574 Y2 JP H074574Y2
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JP
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sample container
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analysis
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JP2002790U
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研治 平井
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ガスクロマトグラフや液体クロマトグラフ
等の分析機器に試料を導入するための試料導入装置に関
する。
〔従来の技術〕
容器中に密閉された液体や固体試料の揮発成分をガスク
ロマトグラフにより分析する場合、従来の試料導入装置
であるヘッドスペースガスサンプラは第4図に示すよう
に、試料を密閉した試料容器23をターンテーブル21の上
に設置し、該ターンテーブル21の上側には容器保温ブロ
ック26を、下側にはエアシリンダ22、24を配置した構成
としてある。そして一定時間周期で前記ターンテーブル
21を回転させ試料容器23を前記エアシリンダ22で保温ブ
ロック26に押し上げ一定時間保持した後シリンジ25で前
記試料容器のヘッド部分のガスを採取し、ガスクロマト
グラフ27へ注入して分析した後は該試料容器23をターン
テーブル21に戻すという仕組みになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記するような従来のヘッドスペースガスサンプラでは
試料の分析に要する時間は分析時間が5分、保温時間は
25分とする場合ターンテーブル21上に二列の同心円状に
試料容器を設置したとしても1時間に4分析の能力であ
る。更に保温時間に40〜50分を要する試料となると1時
間にせいぜい2〜3分析が可能となるのみである。従っ
て従来の分析方法、装置では分析効率が良いとは言えな
い。この考案はかかる課題を解決するためになされたも
のであり、その目的とする所はヘッドスペースガスサン
プラのように試料分析に際し使用される試料導入装置を
改良することにより分析処理能力を向上させ、更に試料
容器の保管能力を向上させることにある。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、この考案は試料導入装置を構成する手段が、同心
円状に試料容器を複数列配置可能とし間欠駆動機構によ
り回転駆動されるターンテーブルと、前記ターンテーブ
ルの回転駆動装置の移動機構と、前記ターンテーブルの
下側に配設され複数個の試料容器を収容可能とした加熱
ブロックと、固定部に設置され前記ターンテーブル上の
試料容器を前記加熱ブロックに移す試料容器移動手段
と、仕切板で仕切られた複数個のスペースを設けると共
に駆動機構により上下、横方向に往復動する試料容器移
動板と、前記加熱ブロックの最終端部の試料容器を除去
する手段と、より構成されることを特徴とする。
〔作用〕
ターンテーブルの上の一番外側の列の試料容器が試料容
器移動手段により移動され加熱ブロックに装着される。
予め定めた分析時間間隔で試料容器移動板が定められた
上下、横方向に往復動することにより加熱ブロック内の
試料容器を移動させる。一方、1ピッチ分ターンテーブ
ルが廻り、試料容器が移動手段により加熱ブロックに装
着される。このような動作が前記時間間隔で繰り返され
る。こうして順番に加熱ブロック内の試料容器は最終位
置へ移動される。試料容器の試料が分析機器へ導入され
分析が終了すると前記加熱ブロックの最終端部の試料容
器を除去する手段が動作して試料容器が除去され、次々
に分析が行われる。そしてターンテーブルの一つの列に
配置された試料容器の分析処理が終了すると該ターンテ
ーブルの回転駆動装置の移動機構が動作して回転中心位
置が代わり、次の列に配置された試料容器の試料分析が
開始される。こうしてターンテーブル上の複数列の全て
の試料容器の分析処理が行われる。
〔実施例〕
以下、この考案の具体的実施例について図面を参照して
説明する。
第1図はこの考案にかかるヘッドスペースガスサンプラ
の平面図、第2図はX矢視正面図、第3図はY矢視側面
図である。1はターンテーブルであって3列(一番外側
からA列、B列、C列とするが、3列に限られない)の
同心円上に保管ケース2が同一角度ピッチで配置され
(図示例の場合1列に36個の保管ケースが配置されてい
る)該保管ケース2内には試料を密閉した試料容器3が
嵌入されている。
前記ターンテーブル1はモータ4の回転駆動されるが、
1ピッチずつ回転して停止するようになっている。この
場合該モータ4の間欠回転駆動は位置決め用センサ(図
示せず)等で行う。5はターンテーブル1移動用のシリ
ンダであって前記保管ケース2の列を変える時前記モー
タ4の回転中心位置をO0、O1、O2というように移動させ
る際に使用する。6は加熱ブロックであって前記ターン
テーブル1上の試料容器3を複数個保持し保温するため
のものであるが、図示例では10個保持可能としてある。
7は各列の保管ケース2に嵌入してある試料容器3を前
記加熱ブロック6の各保持室へ装着させるためのシリン
ダであり、フレーム8に固定されている。
次に9は試料容器移動板であって幾つかの試料容器3を
保持出来るよう仕切板9b、9b……で仕切った複数のスペ
ース9a、9a……が設けられている。該試料容器移動板9
は二つのシリンダ10、11により第2図の矢印、、
、の如く動作するようにしてあるが、この動作につ
いては後述する)。12はL字形(この形状に限られな
い)の試料容器保持板であって前記加熱ブロック6の下
部に設置される。最終的には試料容器3はこの試料容器
保持板12に設置された状態で試料を抜き取られる。該試
料容器保持板12はシリンダ13の軸13aに連結され、分析
済の試料容器3は該シリンダ13の動作により試料容器回
収筒14に排出される。
15は前記試料容器3のヘッドスペースより試料を採取し
ガスクロマトグラフ(図示せず)へ導入するためのガス
タイトシリンジである。
この考案にかかるヘッドスペースガスサンプラは以上の
ような構成から成るが、次にこれらの全体的な一連の動
作について説明する。今、分析時間5分、保温時間25分
の試料を考える。
(1)第1図において一番外側のA列のD4の位置で試料
容器3A1が加熱ブロック6に装着される。
(2)5分後、試料容器移動板9がD3の位置に試料容器
3A1を移動させる。
(3)ターンテーブル1が廻り、試料容器3A2が加熱ブ
ロック6に装着される。
*5分毎に(1)〜(3)の動作が繰り返される。尚、
試料容器移動板9は試料容器3をD4の位置からD3の位置
へ、更にD2へと移して行くがその動きは第2図に示した
矢印、、、の動作の通りである。即ち、 :シリンダ10の動作により試料容器移動板9が上に移
動し加熱ブロック6より試料容器3をスペース9aに保持
する。
:試料容器移動板9を試料容器3を保持した状態でシ
リンダ11により横に移動させ、同時に仕切板9bで加熱ブ
ロック6内の試料容器3を隣へ押して移動させる。
:試料容器移動板9をシリンダ10により下へ移動させ
るがこの時に試料容器3を加熱ブロック6内に置く。
:試料容器移動板9をシリンダ11により横へ移動させ
元の位置に戻る。
こうして乃至の動作を繰り返しつつ5分おきに試料
容器3を加熱ブロック6内で順番に最終位置D0へ移動さ
せて行く。
(4)ガスタイトシリンジ9により加熱ブロック6のD0
へ到着した試料容器3からヘッドスペースガスが採取さ
れ、ガスクロマトグラフへ導入され分析が行われる。
(5)分析終了後、シリンダ13が作動し、試料容器保持
板12の上に置かれた分析済みの試料容器3は試料容器回
収筒14に排出される。
(6)ターンテーブル1が1回転し、外側のA列の試料
容器3が無くなるとシリンダ5を動作させて該ターンテ
ーブル1の回転中心をO0からO1へ移動させる。即ち、D4
の位置に3B1が来る。その後上記した場合と同様に試料
容器3は3B2、3B3、……と次々に加熱ブロック6に装着
され加熱され分析が行われる。同様にB列が終わるとC
列の試料容器3も同様に装着される。
以上説明したように、従来よりもかなり多くの試料容器
の試料分析が可能となり、上記従来例で比較すると、分
析時間5分、保温時間25分の場合4分析/時間であった
ものが、12分析/時間となる。尚、図の実施例の場合保
管ケースには全部で36×3=108個の試料容器が保管可
能である。また、分析時間6分、保温時間54分の試料の
分析を考える。この場合、ターンテーブル1の回転中心
をE8へ加熱ブロックのD4〜D8の距離分平衡移動させる。
こうして上記したような動作を6分間隔で繰り返すと従
来なら1〜2分析/時間であったものが、10分析/時間
の処理が可能となる。
この考案にかかる試料導入装置の一実施例は以上のよう
であるが、更に変形実施例として加熱ブロック9は冷却
ブロックに替えても良いし、恒温水槽ブロックとしても
実施することが出来る。更にまたこの考案ではヘッドス
ペースガスサンプラとして説明してが、試料を一定時間
恒温状態に保つ必要のある分析にも使用することが出来
る。
〔考案の効果〕
この考案にかかる試料導入装置は以上詳述したような構
成としたので、一定時間の試料の保温、一定時間の分析
等、分析時間と保温時間を定めて分析するような場合の
試料導入装置として大幅な時間の短縮化、合理化を図る
ことが出来る。また、加熱ブロックとターンテーブルの
組合せを上記したような構成としたので、保温時間が初
期始動時間を除き処理能力と無関係になり試料分析の目
的に合わせて分析時間と保温時間を変更し多くの試料を
短時間に処理することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる試料導入装置の平面図、第2
図はX矢視正面図、第3図はY矢視側面図、第4図は従
来の試料導入装置(ヘッドスペースガスサンプラ)の構
成例図である。 1……ターンテーブル、2……保管ケース、3……試料
容器、4……モータ、5……ターテーブル移動用シリン
ダ、6……加熱ブロック、7……シリンダ、9……試料
容器移動板、9a……スペース、9b……仕切板、10、11…
…シリンダ、12……試料容器保持板、13……シリンダ、
15……ガスタイトシリンジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同心円状に試料容器を複数列配置可能とし
    間欠駆動機構により回転駆動されるターンテーブルと、
    前記ターンテーブルの回転駆動装置の移動機構と、前記
    ターンテーブルの下側に配設され複数個の試料容器を収
    容可能とした加熱ブロックと、固定部に設置され前記タ
    ーテーブル上の試料容器を前記加熱ブロックに移す試料
    容器移動手段と、仕切板で仕切られた複数個のスペース
    を設けると共に駆動機構により上下、横方向に往復動す
    る試料容器移動板と、前記加熱ブロックの最終端部の試
    料容器を除去する手段と、より構成されることを特徴と
    する試料導入装置。
JP2002790U 1990-02-27 1990-02-27 試料導入装置 Expired - Lifetime JPH074574Y2 (ja)

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JP2002790U JPH074574Y2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27 試料導入装置

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JP2002790U JPH074574Y2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27 試料導入装置

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JPH03110368U JPH03110368U (ja) 1991-11-12
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ID=31523123

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102246018B (zh) * 2008-12-10 2013-05-08 株式会社岛津制作所 顶空试料导入装置
JP5500027B2 (ja) * 2010-09-29 2014-05-21 株式会社島津製作所 試料容器搬送装置
US10119926B2 (en) * 2013-12-02 2018-11-06 Shimadzu Corporation Analytical device and autosampler used in the same
WO2019163039A1 (ja) * 2018-02-22 2019-08-29 株式会社島津製作所 試料導入装置

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