JPH0744682B2 - 契約テレビ信号のデスクランブリング方法及び装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、契約テレビ、詳しくは、正当な受信ステーシ
ョンでのみテレビを表示し得るように、テレビ信号をス
クランブリングおよびデスクランブリングする方法およ
び装置に関する。

本発明は、特に、テレビ信号の帰線期間の信号を抑圧
し、後で映像波形の適当な位置に同期信号を再挿入する
スクランブリングおよびデスクランブリング方式に適用
するのに適している。本発明の特徴は、他の形式のスク
ランブリングに応用可能であり、また割増料金付番組を
許可なく受信することを防止するために、情報をスクラ
ンブリングする高レベルの解読不能のコード化が望まれ
ている所にはどこでも適用可能であるということにあ
る。

（従来技術） 契約テレビ番組が許可なく受信されるのを防止するのに
使用されるコード化手段を組み込んだ種々の方法が提案
されてきたが、高レベルのコード化を最小のハードウエ
アで行なうという問題が残っている。テレビ信号の垂直
帰線期間の間に音声搬送波上に変調されたマルチビット
のコード化データワードを送出する装置のハードウエア
は複雑なものとなっている。このコード化データは、特
定の受信機のデスクランブラーを作動させるチャンネル
番号および情報を含んでいる。このような装置は、1975
年11月11日に発行された米国特許第3,919,462号に開示
されている。他の装置には、テレビ信号の帯域外の搬送
波を使用しているものもある。この搬送波は、正当な受
信人の受信機のチャンネルを識別する情報を含むマルチ
ビットのパターン、例えば信号音で変調されている（19
65年５月18日発行の米国特許第3,184,537号参照）。マ
ルチビットコードの送信には、コードワードの送信用の
正確な遠隔測定が必要である。また、福雑なコード化器
およびコード解読器も必要である。帯域外の搬送波で符
号を送信する装置でもその搬送波に同調した別の受信機
が必要である。割増料金付契約テレビ番組を許可なく受
信することを防げ、かつ防止するために高レベルのコー
ド化が望ましいものであるにもかかわらず、高レベル符
号化のハードウエアの複雑さおよびその価格によって高
レベル符号化は採用されていなかった。

また、割増料金付番組用に広く使用されている同期信号
抑圧式スクランブリングおよびデスクランブリング装置
と適合し得る割増料金付番組の高レベルのコード化手段
を設けておくことが好ましいものである。このような装
置は、Robert O.Bankerの名前で1981年12月23日に発行
され、本願と同じ譲受人に譲渡された米国特許出願第33
4,040号（米国特許4,466,017号、特願昭58−500654号）
に記載されている。このような同期信号抑圧式スクラン
ブル装置においては、振幅変調され、帯域が制限された
タイミングパルスを音声搬送波上に送信している。これ
らのタイミングパルスは、水平帰線期間と同期し、音声
信号に同伴している映像信号上の適当な位置に抑圧され
た水平同期信号を再挿入する時間を調整するのに使用さ
れている。

（発明の構成） 本発明による方法および装置においては、タグパルスと
呼ばれる付加パルスが、所定の走査線の走査期間に音声
搬送波上に送出される。この付加パルスは、テレビ信号
のコード化と組み合わされて、チャンネル識別のため
に、受信契約者がいる受信ステーションのデスクランブ
ラーを遠隔的に作動させたり、作動させなかったりす
る。

本発明によれば、付加タグパルスは、少なくとも１つの
水平帰線期間に音声搬送波上に送出され、各画像フィー
ルドの中で繰返される。タグパルスは、タグパルスに関
連している走査線番号（タイムスロット）により受信し
た信号のチャンネル番号を識別する。一映像フィールド
は少なくとも262の走査線（垂直帰線期間ごとの水平ス
イープ）を有しているので、１つの付加タグパルスは26
2の中の１つを識別することができる。フィールド内の
異なる走査線上に付加タグパルスを送出することによ
り、コード化をさらに増すことができる。例えば、フィ
ールド内の２つの異なる走査線上に２つのパルスを送出
すれば、34,191個のコードを作ることができる。

本発明を実施するには、垂直同期パルスによってリセッ
トされる計数手段を使用して、送出されて来るタグパル
スが付加された水平走査線までの水平走査線の数を計数
することにより実施できる。同期信号抑圧装置において
は、デスクランブラーを制御するタイミングパルスを使
用して、走査線カウンタを作動し計数動作をさせること
ができる。タグパルスの発生およびタグパルスが発生し
た時の計数値によりチャンネルが識別される。プログラ
マブルリードオンリーメモリ（PROM）のような記憶手段
を使用して、受信したコード化情報が正しいものである
ことを確認し、デスクランブリングを許可することがで
きる。カウンタの状態はPROMのアドレスとして使用する
ことができる。所定の走査線番号に対応する所定のアド
レスにおけるPROMからの出力とその走査線上で受信した
タグパルスが一致することによりデスクランブラーは作
動させられる。タグパルスを受信した時、カウンタによ
って示されたアドレスのPROMの内容が許可された正しい
走査線番号でない場合には、デスクランブラーは作動を
やめ、映像信号は間欠的に切断されて分裂され、さらに
テレビ受信機上の表示がゆがめられる。このようにし
て、割増料金付番組を許可なく見ることを妨害する高レ
ベルのコード化を容易に達成することができるのであ
る。

従って、本発明の目的は、テレビ信号をスクランブリン
グおよびデスクランブリングする改良された方法および
装置を提供するにある。

本発明の他の目的は、最小のハードウエアによってテレ
ビ信号を高レベルでコード化する改良された装置および
方法を提供するにある。

本発明の別の目的は、複雑はコードワードを送出する必
要がなく、テレビ信号をスクランブリングおよびデスク
ランブリングする改良された装置および方法を提供する
にある。

本発明の更に別の目的は、高度の符号化効率および最小
のハードウエアで同期信号抑圧テレビ信号を符号化する
ことができ、この同期信号抑圧テレビ信号を送信する改
良された装置および方法を提供するにある。

（発明の具体的開示） 本発明を実施するにあたって、現在知られている最良の
モードおよび本発明の現在における好適実施例のみなら
ず本発明の前述したおよび他の目的、特徴、利点は、添
付図面に関連して行なわれる以下の説明を読むことによ
り一層明らかとなろう。

第１図に示すスクランブルラー装置は、ケーブルシステ
ムの中枢部側に設けられている。割増料金付番組のベー
スバンド映像入力は、ケーブルシステムの中枢部側にお
いて、入力コンバータ10によってIF周波数に変換されて
いる。付随する音声信号も同様に変換されている。水平
同期検出器12は水平同期パルスを検出する。スクランブ
ラータイミングパルス発生器14は、水平同期パルスに対
して遅延したタイミングパルスを発生する。このタイミ
ングパルスは、タイミングパルスの間を除いて、音声IF
信号のFM搬送波を減衰させることによって、該FM搬送波
を効果的に振幅変調する可変減衰器16に印加されてい
る。

また、スクランブラータグパルス発生器18も水平同期パ
ルスに応答し、所定の水平走査線の走査期間内でのタイ
ミングパルスの少し前にタグパルスを出力している。タ
グパルス発生器18は、垂直同期パルスによってリセット
され、水平同期パルスを計数するカウンタを有してもよ
い。画像フィールド内の選択された水平走査線の番号に
等しい計数の後、タグパルスが発生される。また、この
タグパルスは可変減衰器16に供給されていて、タグパル
スが供給されている間、減衰器に減衰動作を行なわせな
いようにしている。従って、フィールドの所定の走査線
上においては、音声IF信号はタイミングパルスに先行し
てタグパルスを有している。タグパルス発生器18は、水
平走査線カウンタおよび詳細に後述する第３図に示すデ
スクランブリング装置に使用されるものと同様なPROM装
置によりタグパルスを発生してもよい。水平同期パルス
の周期（水平走査線の周期）が符号化情報の送信におけ
る基本データ周期として使用され、この周期をタグパル
スを付加して変えるという点において水平周期パルスの
周期は、本装置に固有のものであるということに注意さ
れたい。

スクランブル用抑圧パルス発生器20は、水平帰線期間と
同時に抑圧パルスを発生する。抑圧パルスおよびタイミ
ングパルス両者のタイミングは、映像信号の同期パルス
から引出されているので、抑圧パルスのタイミングの選
択された時間関係は、テレビ信号の各走査線の間維持さ
れている。スクランブラー抑圧パルス発生器20は、映像
音声IFチャンネルにおける遅延差を形成するに十分な遅
延を有した抑圧パルスを発生する。映像IFチャンネルの
他の可変減衰器22は、水平同期信号を抑圧し、中枢部側
の変調器である出力結合および変調器24にスクランブル
された映像IF信号を出力する。この出力結合および変調
器は、割増料金付番組に割当てられたRFチャンネルの映
像信号に隣接してFM音声信号を設けている。このRF信号
は、ケーブルテレビシステムの中枢部側のケーブルに供
給され得るものである。従って、このようにしてテレビ
信号はスクランブルされ、それからFM音声信号上のタイ
ミングパルスおよびタグパルスとともに符号化されるも
のである。

契約テレビを受信するようになっている各受信ステーシ
ョンは、一般に第２図に示す装置を備えている。ケーブ
ルからのRF入力は、契約番組を表示するテレビ受信機の
標準チャンネル周波数帯域にケーブルチャンネルを変換
するセットトップコンバータ26に供給されている。勿
論、他のチャンネルをコンバータ26によって選択するよ
うにしてもよい。音声信号と映像信号を結合したテレビ
信号は、割増料金付チャンネルが選択されると、可変減
衰器28を介してテレビ受信機の入力端子（アンテナ端
子）に供給される。可変減衰器28とデスクランブリング
用の他の回路は、セットトップコンバータ26に設けても
よい。スクランブラータイミングおよびタグパルスは、
タイミングパルスおよびタグパルスパルス検出器30によ
りテレビ信号のFM音声成分から検出される。この検出器
30は、テレビ信号の音声成分用の通常のトラップおよび
フィルタとダイオードを用いたAM検波器とを有していて
もよい。タイミングパルスは、復元パルス発生器32に供
給されている。この発生器32は、タイミングパルスをそ
の次に続く水平同期パルスに対して前記スクランブラー
タイミングパルス発生器14によってなされた遅延時間に
相当する遅延時間だけ遅らせるようにしている。この遅
延されたタイミングパルスは、割増料金付チャンネルの
出力を復元し、デスクランブルするために、水平同期パ
ルスと同時に復元用パルスを発生する時間を調整するの
に使用されている。

しかしながら、復元用パルス発生器32は、タグパルス検
出器34にタグパルスが検出された時のみ有効となるよう
になっている。特定の水平走査線の走査期間だけは、ダ
グパルスがタイミングパルスの前に先行するようになっ
ている。従って、タグパルス検出器34は、所定の水平走
査線の走査期間またはタイムスロットの間のみ出力を発
生する。この出力は、タイミングパルスを計数する許可
コード検出器36に供給されている。タイミングパルスの
計数値に対応した所定の水平走査線の走査期間にタグパ
ルス検出器34の出力が現われた時のみ、前記許可コード
検出器36は復元用パルス発生器32を有効にする。所定の
走査線番号が知られてない場合には、許可コードは検出
されず、スクランブルされたテレビ信号は、セットトッ
プコンバータのRF出力からテレビ受信機に送られる。許
可コードは、更に割増料金付番組を許可なく使用するこ
とを妨害するために、時々変更してもよい。

従って、本発明の方法および装置は、スクランブルさ
れ、タグパルスとともに受信ステーションに送出される
テレビ信号の各画像フィールド内に少なくとも１つの所
定の走査線に対応した期間にタグパルスを発生するよう
になっていることがわかるであろう。受信ステーション
側においては、対応する走査線上にタグパルスが受信さ
れ、その時、すなわちその時のみテレビ信号が受信ステ
ーションでデスクランブルされるのである。

次に第３図を参照すると、セットトップコンバータから
の割増料金付チャンネル入力が可変減衰器として作用す
る利得切替可能な増幅器40に供給されている。この増幅
器は、各水平走査線の信号がある部分の間利得0dBで固
定されて信号を通過させている。水平同期パルス（同期
チップに帰線消去パルスを加えたもの）が発生する水平
帰線期間の間は、増幅器40の利得は6dBだけ増加する。
この利得の増加は、水平帰線期間の間の信号の正しいレ
ベルを復元する。復元用パルスは、以下に説明するタイ
ミングパルスに応答する回路によって形成される。スク
ランブラー（第１図）の可変減衰器22は、同期チップを
典型的な画像レベル以下に効果的に低下させるために、
信号を6dBだけ減衰させている。従って、対応する6dBだ
け利得を増加させることによって、画像レベルに対して
正しい同期信号を復元できる。タイミングパルスおよび
タグパルスを検出するために、音声搬送波AM復調および
パルス検出回路42が設けられている。この復調器42は、
映像信号スペクトルを分離するために、音声搬送波周波
数に同調し、識別しているのである。音声キャリヤ上に
変調されたタイミングパルスおよび所定の水平走査線上
においてタイミングパルスに先行しているタグパルス
は、復元用パルスを利得切替可能な増幅器40に供給する
のに使用するためおよびスクランブリングが正当なもの
であるかどうかを決定する解読用に検出されている。

AM復調およびパルス検出器42からの出力パルスは、水平
同期信号挿入遅延タイマ44をトリガーする。このタイマ
は、遅延時間を形成するカウンタを有したデジタル論理
回路かまたはワンショットマルチバイブレータであって
よい。このタイマは、水平帰線消去期間と並んだ11マイ
クロ秒のパルスを出力する。このパルスが増幅器40を6d
Bの利得状態に切替え、テレビ信号をデスクランブルす
る復元用パルスである。ANDゲート46は、復元用パルス
を増幅器40に供給するのを制御している。この復元用パ
ルスは、デスクランブリング装置が許可され、割増料金
付チャンネルの番組をデスクランブルする場合のみ供給
される。

許可コード検出器36は、第３図に示す残りの回路の大部
分によって形成されている。所定の水平走査線の間のタ
イミングパルスの前方にタグパルスを送出することによ
り許可コードが送出されない場合には、ANDゲート46は
禁止された状態にあり、利得切替増幅器40はテレビ信号
をデスクランブルすることができない。

２つのＤフリップフロップ回路50および52で構成されて
２ビットシフトレジスタ48は、タイミングパルスの前方
にタグパルスがあるかどうかを検出する。レジスタ48の
第１段50は、最初のパルスを受信した時、「高レベル」
の状態に設定される。レジスタ48の第２段52は、同じ水
平走査線の間に第２のパルスを受信した場合のみ「高レ
ベル」に設定される。これは、水平走査線（すなわち、
水平同期パルス周期）の終りにおいて遅延タイマ44の出
力によってワンショットマルチバイブレータ54内で形成
される１マイクロ秒の出力によってシフトレジスタ48が
リセットされるためである。

９ビットのバイナリカウンタ56は、最後の垂直帰線の時
から（すなわち、画像フィールドの開始から）現在まで
の水平走査線を計数する。垂直帰線期間検出タイマ58
は、垂直帰線期間の間にタイミングパルスがないことを
検出し、新しい画像フィールドが始る直前にカウンタ56
を「０」にリセットする。カウンタ56は「０」に設定さ
れて、その計数入力にレジスタ48の第１段50から供給さ
れるタイミングパルスおよびタグパルスを計数する。第
１段のフリップフロップ回路50は、計数を確実にするた
めに急峻に変化している。

カウンタ56の各段の出力は、プログラマブルリードオン
リーメモリ（PROM）60用のアドレスコードとして使用さ
れている。このメモリには、アドレスロケーション１な
いし262の間の各アドレスロケーションに「０」または
「１」がプログラムされている。「１」は特定のチャン
ネルがデスクランブルされるべく許可されることを意味
し、「０」は許可されないことを意味している。

タグパルスが発生し、水平走査線カウンタ56によって指
定されるアドレスに「１」が記憶されている場合には、
デスクランブリングは許可され、タグパルスによって形
成される許可コードが発生する。タグパルスがPROM60内
の許可アドレスと一致しない場合には、デスクランブラ
ーは無効のままである。PROMからの許可出力は、所望に
より直接ANDゲート46に供給されてもよい。

しかしながら、雑音を除去し、タグパルスが失われた
り、雑音の多い信号状況において作動するために、外部
からタグパルスが追加されるようなことを極力さけるた
めに、デジタル積分器62を使用することが望ましい。デ
ジタル積分器62は、16の画像フィールドにわたる許可指
令信号を平均化する４ビットのバイナリアップダウンカ
ウンタ64を使用している。この積分器は、ANDゲート68
を通して16個の正しい指令信号を受取った後のみセット
されるラッチフリップフロップ66を有している。積分器
62の他のANDゲート70を介して少なくとも16の正しくな
い指令信号を受信するまでリセットされないということ
がわかるであろう。このようにして、許可コードを迅速
に取得し、それからデスクランブラーを動作状態に維持
するのである。テレビ信号がスクランブルされてなく、
タイミングパルスが不在の場合には、垂直帰線期検出タ
イマリセット58は「高レベル」の状態に留まっている。
利得切替可能な増幅器40は、0dBの利得状態に維持され
ていて、スクランブルされていない信号の中で抑圧され
なかった同期パルスが適当な振幅でチャンネルの出力へ
と通過するようになっている。

更に、電子スイッチ72,ORゲート74および６ビットカウ
ンタ76は、許可コードがない場合、信号をスクランブル
する。垂直帰線期間検出タイマ58は、１秒周期（1/2秒
「高レベル」および1/2秒「低レベル」）を有する矩形
波パルス列を発生するようにカウンタ76を駆動する。こ
の矩形波は、ORゲート74を通過してスイッチ72を1/2秒
間隔で開閉し、テレビ信号を断続して、さらにスクラン
ブルする。許可コードが検出されると、ラッチフリップ
フロップ回路66が「高レベル」になるので、断続矩形波
信号は無視される。フィールド周期パルス検出器78は、
「高レベル」すなわち付勢出力を発生し、断続矩形波を
無効にする。この検出器78は、スクランブルされないま
たは通常の信号が割増料金付チャンネル上に送出され、
タイミングパルスがない場合であるように、垂直帰線期
間検出タイマが連続的に「高レベル」の状態にある場合
「高レベル」を維持するタイマ（ワンショット）を有す
るトリガー可能なフリップフロップ回路であってもよ
い。

前述した記載から、高レベルのコード化を最小のハード
ウエアで可能にした割増料金付契約テレビ番組をスクラ
ンブルおよびデスクランブルする改良された装置を提供
することは明らかであろう。本発明の範囲内においてこ
こに記載した装置を変形し、修正することは、疑いもな
く当業者によって考えられることであろう。従って、前
述した記載は例示的なものとして解釈すべきであり、限
定的な意味に解釈すべきでない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による同期信号抑圧スクランブリング
装置を一般的な様式で示したブロック図、 第２図は、本発明による同期信号抑圧デスクランブリン
グ装置を一般的な様式で示したブロック図、 第３図は、本発明を実施したデスクランブリング装置を
より詳細に示したブロック図である。

フロントページの続き (56)参考文献 米国特許4338628（ＵＳ，Ａ) 米国特許4115807（ＵＳ，Ａ) 米国特許4068264（ＵＳ，Ａ) 米国特許4091417（ＵＳ，Ａ)

Claims (18)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】水平同期信号を抑圧してテレビ信号をスク
   ランブルし、抑圧された水平同期信号を復元して該テレ
   ビ信号をデスクランブルする方法であって、 テレビ信号の走査線の周期で繰返し反復するタイミング
   パルスを発生させると共に、画像フィールドの少なくと
   も１つの特定の走査線の走査期間中にタグパルスを発生
   させ、 前記タイミングパルスと前記タグパルスとを音声搬送波
   に載せて伝送し、 前記タグパルスと該タグパルスに続くタイミングパルス
   とに応答して出力信号を発生させ、 各画像フィールドの間に発生する前記タイミングパルス
   の数を計数し、 別に記憶手段に所定の数を記憶させ、 該記憶されている前記所定の数と前記計数値との一致が
   認識され、かつ前記出力信号が発生したときに、前記タ
   イミングパルスにより前記抑圧された水平同期信号を復
   元し、 該スクランブルされたテレビ信号をデスクランブルする
   段階を含むことを特徴とする契約テレビ信号のデスクラ
   ンブリング方法。
2. 【請求項２】特許請求の範囲第１項に記載の方法であっ
   て、前記タグパルスは前記特定の走査線に同期して発生
   することを特徴とする方法。
3. 【請求項３】特許請求の範囲第２項に記載の方法であっ
   て、走査線に同期して各タイミングパルスを発生させ、
   特定の水平走査線の走査期間に前記タグパルスを発生さ
   せる段階を有し、前記計数段階は、前記タイミングパル
   スを計数し、前記特定の走査線の発生を検出する段階を
   含むことを特徴とする方法。
4. 【請求項４】特許請求の範囲第３項に記載の方法であっ
   て、前記特定の走査線の発生を示す所定の数の前記タイ
   ミングパルスが計数され、前記タグパルスが前記特定の
   走査線の帰線期間に受信されたとき、前記タイミングパ
   ルスに対して所定の時間関係で前記水平同期信号の振幅
   を復元することを特徴とする方法。
5. 【請求項５】特許請求の範囲第４項に記載の方法であっ
   て、送信ステーションにおいて、前記テレビ信号の音声
   信号を前記タイミングパルスおよび前記タグパルスで変
   調し、受信ステーションにおいて前記音声信号を復元
   し、前記タイミングパルスおよび前記タグパルスを取り
   出すことを特徴とする方法。
6. 【請求項６】特許請求の範囲第１項に記載の方法であっ
   て、少なくとも１つの特定の走査線の走査期間に発生す
   るタグパルスを有するテレビ信号を、前記タグパルスが
   前記特定の走査線の走査期間に検出されたときにデスク
   ランブルすることを特徴とする方法。
7. 【請求項７】特許請求の範囲第６項に記載の方法であっ
   て、前記タグパルスが前記特定の走査線の走査期間に発
   生しなかった場合、前記テレビ信号をデスクランブルす
   ることを防止することを特徴とする方法。
8. 【請求項８】特許請求の範囲第５項に記載の方法であっ
   て、前記特定の走査線の走査期間に前記タグパルスが検
   出されないとき、さらに前記テレビ信号をスクランブル
   すべく前記テレビ信号を断続することを特徴とする方
   法。
9. 【請求項９】水平同期信号を抑圧することによりスクラ
   ンブルされるテレビ信号であって、走査線の周期で反復
   するタイミングパルスと、各画像フィールドの少なくと
   も１つの特定の走査線の走査期間中に発生されるタグパ
   ルスとによって音声搬送波が変調されたテレビ信号を受
   信し、該音声搬送波を復調して前記タイミングパルスお
   よび前記タグパルスを求め、抑圧された水平同期信号を
   復元してテレビ信号をデスクランブルする装置におい
   て、 各前記画像フィールドにおいて前記タイミングパルスの
   数を計数する計数手段と、 前記タグパルスと該タグパルスに続く前記タイミングパ
   ルスとに応答して第１の出力を発生する第１手段と、 所定の数を記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶されている前記所定の数と前記計数手
   段の計数値とが一致した時に第２の出力を発生する第２
   手段と、 前記第１の出力および第２の出力が同時に発生した時に
   第３の出力を発生する第３手段と、 前記第３の出力に応答して、前記タイミングパルスから
   前記抑圧された水平同期信号を復元して前記テレビ信号
   をデスクランブルする手段と、 を具備することを特徴とする契約テレビ信号のデスクラ
   ンブリング装置。
10. 【請求項１０】特許請求の範囲第９項に記載の装置であ
    って、前記タイミングパルスは前記テレビ信号の水平同
    期信号に対して遅延されたパルスであり、前記第１手段
    は、前記タグパルスと前記タイミングパルスとに対応す
    る信号が記憶されたときに前記タイミングパルスと前記
    タグパルスとに応答して前記第１の出力を発生するシフ
    トレジスタ手段と、前記水平同期信号の発生と同時に前
    記シフトレジスタ手段をリセットする手段と、前記タイ
    ミングパルスに応答して前記水平同期信号の振幅を復元
    し、前記第３の出力が発生したときに前記テレビ信号を
    デスクランブルする手段とを有することを特徴とする装
    置。
11. 【請求項１１】特許請求の範囲第９項に記載の装置であ
    って、前記計数手段は、各画像フィールドでの走査線の
    数よりも多く計数する能力を有するカウンタと、各画像
    フィールドの開始前に前記カウンタをリセットする手段
    とを有することを特徴とする装置
12. 【請求項１２】特許請求の範囲第11項に記載の装置であ
    って、前記リセット手段は前記テレビ信号の垂直帰線期
    間を検出する能力を有し、前記記憶手段は、前記計数手
    段からの計数値によってアドレスされ、且つ前記所定の
    数に相当するアドレスが供給されたときに前記第２の出
    力を発生するようにプログラムされたPROMであることを
    特徴とする装置。
13. 【請求項１３】特許請求の範囲第11項に記載の装置であ
    って、前記第１の出力および前記第２の出力が連続する
    画像フィールドの間に平均して所定の回数だけ発生する
    ならば前記デスクランブリング手段を作動状態に維持す
    るデジタル積分手段を有することを特徴とする装置。
14. 【請求項１４】特許請求の範囲第11項に記載の装置であ
    って、パルスを分周する手段と、前記テレビ信号をデス
    クランブリングできないときに前記分周手段に応答し
    て、前記テレビ信号を断続させ、さらに前記テレビ信号
    をスクランブルする手段とを有することを特徴とする装
    置。
15. 【請求項１５】特許請求の範囲第９項に記載の装置であ
    って、受信ステーションにおいて受信した前記タグパル
    スが前記特定の走査線上にあることを識別する手段を有
    し、受信したタグパルスが前記特定の走査線上にあるこ
    とが識別されたときに前記受信ステーションにおいて前
    記テレビ信号をデスクランブルすることを特徴とする装
    置。
16. 【請求項１６】特許請求の範囲第15項に記載の装置であ
    って、前記タグパルスは前記特定の走査線に同期して発
    生されていることを特徴とする装置。
17. 【請求項１７】特許請求の範囲第16項に記載の装置であ
    って、前記タイミングパルスに対して所定の時間関係で
    前記テレビ信号の水平同期信号が抑圧され、前記デスク
    ランブル手段は、前記所定の数のタイミングパルスが計
    数され、前記特定の走査線が発生したこと、及び、前記
    タグパルスが前記特定の走査線中に受信されたことを示
    すとき、前記タイミングパルスに対して所定の時間関係
    で前記水平同期信号の振幅を復元する手段を有すること
    を特徴とする装置。
18. 【請求項１８】特許請求の範囲第17項に記載の装置であ
    って、前記タグパルスを検出する手段と、前記検出され
    たタグパルスが前記特定の走査線上にあることを識別す
    る手段と、前記タグパルスが前記特定の走査線上にある
    と識別されたときに前記テレビ信号をデスクランブルす
    る手段とを有することを特徴とする装置。